JP6353750B2 - 局所施肥機 - Google Patents

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Description

本発明は、局所施肥機に関する。
例えば特許文献1に記載されているように、栽培樹木の根を切断又は損傷させず、肥料による環境負荷を軽減可能な発明として、回転駆動する接地走行手段と、接地走行手段より前方に設けられる穿孔ドリル及び肥料投入手段とを備える局所施肥機があった。
特開2012−187012号公報
しかしながら、特許文献1に記載の発明では、穿孔ドリル及び肥料投入手段が接地走行手段より前方に設けられるので、作業者は穿孔ドリルによる穿孔、及び肥料投入手段による肥料の投入が接地走行手段に隠されて視認することが難しかった。
よって、本発明が解決しようとする課題は、穿孔及び肥料投入等の作業状況が視認し易い局所施肥機を提供することである。
前記課題を解決するための手段として、本発明に係る局所施肥機は、駆動力を発生する本体と、本体に設けられ、回転することで本体を移動可能にする走行部材と、本体に設けられ、上下動することで圃場を穿孔可能な穿孔部材と、本体に設けられ、圃場に向かって開口する供給口を有し、穿孔部材によって形成される孔内に供給口を介して肥料を供給可能な肥料供給部材と、本体から後方に向かって延在し、作業者が把持するハンドルと、を備え、穿孔部材及び肥料供給部材の供給口は、走行部材より後方側で、ハンドルを把持した作業者の前方側に近接して配置される。
本発明に係る局所施肥機において、走行部材と穿孔部材とは、走行部材が通過する領域と、穿孔部材により穿孔される領域との少なくとも一部が重なるように配置されることが好ましい。
本発明に係る局所施肥機において、走行部材及び穿孔部材は、本体の左右方向両側に一対ずつ設けられることが好ましい。
本発明に係る局所施肥機において、肥料供給部材は、肥料を収容する肥料収容部を有し、供給口は、肥料収容部から圃場に近接して延在する筒状の突出部の先端部に設けられ、車体前方から走行部材、穿孔部材及び供給口の順で配置され、肥料は、突出部及び供給口を通過し、供給口から落下して孔内に供給されることが好ましい。
本発明に係る局所施肥機において、本体は、本体に設けられるエンジンに連動して駆動し、駆動力を発生する油圧ポンプを有し、走行部材、穿孔部材、及び肥料供給部材は、油圧ポンプで発生する油圧によって駆動することが好ましい。
本発明によると、穿孔部材及び肥料供給部材が走行部材の後方側に配置されているので、穿孔部材による孔の形成、及び肥料供給部材による肥料の供給を作業者が視認し易い局所施肥機を提供することができる。
図1は、本発明に係る局所施肥機の一実施形態を示す概略図である。図1(A)は、局所施肥機を側方視したときの概略図である。図1(B)は、局所施肥機を俯瞰したときの概略図である。 図2は、穿孔部材のみを後方から見た場合の概略図である。 図3は、肥料供給部材のみを後方から見た場合の概略図である。図3(A)は肥料供給部材を左側から見た場合の概略図であり、図3(B)は肥料供給部材を後方から見た場合の概略図であり、図3(C)は肥料供給部材を俯瞰した場合の概略図である。 図4は、走行部材と穿孔部材により形成される孔との位置関係を示す模式図である。 図5は、茶畑における局所施肥機の使用形態を示す模式図である。 図6は、局所施肥機における油圧系に含まれる各部材の接続形態を示すブロック図である。 図7は、局所施肥機における油圧系を介した各部材の制御形態を示すフローチャートである。 図8は、局所施肥機における油圧系を介した各部材の制御形態を示すフローチャートである。 図9は、本発明に係る局所施肥機の他の実施形態における走行部材と穿孔部材により形成される孔との位置関係を示す模式図である。
本発明に係る局所施肥機の一実施形態について、図面を参照しつつ説明する。図1は、本発明に係る局所施肥機の一実施形態を示す概略図である。図1(A)は、局所施肥機1を側方視したときの概略図である。図1(B)は、局所施肥機1を俯瞰したときの概略図である。
なお、以下において、本体の左右方向と本体の幅方向とは同一方向である。
図1に示すように、局所施肥機1は、本体2、走行車輪3、ドリル4、及び肥料供給部材5を備える。なお、図1(B)においては、ドリル4の一部を省略して示している。
本体2は、駆動力を発生する油圧ポンプ6を有する。なお、図1(A)及び図1(B)においては、本体2の輪郭を二点鎖線で示している。
油圧ポンプ6は、無端プーリ等を介してエンジン7に連動して駆動し、駆動力として油圧を発生する部材である。エンジン7としては、ガソリン、バイオエタノール、軽油又は重油等を燃料として駆動する既存のエンジンを用いることができ、燃料の燃焼によって生じるトルクを油圧ポンプ6に伝達可能となっている。油圧ポンプ6の前方にはバッテリ8が設けられ、バッテリ8はエンジン7の始動、及びその他の部材の駆動を補助するための電源として用いることができる。
なお、本体2は、本発明に係る局所施肥機における本体の一例である。
走行車輪3は、本体2に設けられる部材であり、油圧ポンプ6の駆動力を受けて回転することで本体2を移動可能にするタイヤである。具体的には、走行車輪3は走行用油圧モータ9に接続されている。走行用油圧モータ9は、油圧ポンプ6に接続され、トルクを発生する部材である。つまり、油圧ポンプ6の油圧を制御することによって、走行用油圧モータ9の駆動を制御することができ、結果として走行車輪3の回転を制御することができる。
図1(B)に示すように、後側の走行車輪3は本体2の左右方向両側に一対設けられる。また、本体2の前方において、本体2の幅方向略中央部には、補助輪10が一つ設けられる。補助輪10は、走行部材の一つであり、走行用油圧モータ9には接続されずにかつ回転可能に設けられ、走行車輪3が回転することによって局所施肥機1が圃場Gを進むときに、圃場Gとの摩擦によって従動的に回転する部材である。
本体2における補助輪10の上方には電磁弁11が配置されている。電磁弁11は、油圧ポンプ6から走行車輪3、ドリル4及び肥料供給部材5の各部材に対する油圧の作用状態及び遮断状態を切り換える弁体である。電磁弁11の切り換えは、自動で行うように設定されていても良く、本体2から後方に向かって延在するハンドル12の間に配設されて成る操作パネル13において手動で行っても良い。
ハンドル12は、局所施肥機1を操舵するために作業者が把持する部材である。施肥作業は設定によって自動で行うことができるが、安全のためにハンドル12を常に把持しておくのが好ましい。なお、局所施肥機1の圃場Gへの出し入れ、及び施肥領域までの走行等については、ハンドル12に適宜に設けられるスロットルレバー、ブレーキレバー等を操作して作業者が手動で行うのが良い。
操作パネル13においては、適宜の押ボタン等を設けて施肥作業開始及び停止を入力可能に形成することができる。
ドリル4は、本体2に設けられ、油圧ポンプ6の駆動力を受けて上下動することで圃場Gを穿孔可能な部材である。ここで、ドリル4について、図2を参照しつつ詳述する。
なお、図2は、ドリル4のみを後方から見た場合の概略図である。
図2に示すように、ドリル4は、ドリル昇降シリンダ14、ドリル用油圧モータ15及び穿孔部16を有する。
ドリル昇降シリンダ14は、油圧を駆動源として伸縮動することによって、ドリル用油圧モータ15及び穿孔部16を、本体2の上下方向に昇降させる部材である。また、穿孔部16は、下端部が円錐形状を成す棒状部材であり、その軸を中心として回転可能である。穿孔部16は、その上端部に取付けられるドリル用油圧モータ15によって回転する。ドリル用油圧モータ15は、図1に示した油圧ポンプ6に接続され、トルクを発生する部材である。
ドリル用油圧モータ15及び穿孔部16は、本体2の左右方向両側に一対ずつ設けられている。右側及び左側のドリル用油圧モータ15及び穿孔部16は、左右両側に配設される一対の案内部17にそれぞれ取付けられている。案内部17は、ドリル用油圧モータ15及び穿孔部16が上下動する際に軌道を案内するレール状部材である。
図2に示す実施形態において、ドリル用油圧モータ15、穿孔部16及び案内部17は、各部材の下側が本体2の幅方向外側に向かって傾斜するように配置されている。これにより、本体2の外装体の左右方向における幅よりも大きい間隔を以って圃場Gに孔Hを形成することができる。
なお、本実施形態において孔Hの形成方向は、施肥を行う圃場Gにおける栽培樹木の根の延在方向に応じて決定すれば良く、例えば局所施肥機1が通過する領域にまで栽培樹木の根が張り出している場合は、孔Hの形成方向が上下方向に沿っていても良い。
続いて、図1に示すように肥料供給部材5は、本体2に設けられ、圃場Gに向かって延在する筒状の突出部18の先端部に開口する供給口51を有し、ドリル4によって形成される孔H内に供給口51を介して肥料を供給可能な部材である。ここで、肥料供給部材5について、図3を参照しつつ詳述する。
図3は、肥料供給部材5のみを後方から見た場合の概略図である。具体的には、図3(A)は肥料供給部材5を左側から見た場合の概略図であり、図3(B)は肥料供給部材5を後方から見た場合の概略図であり、図3(C)は肥料供給部材5を俯瞰した場合の概略図である。なお、図3では肥料ホッパ19を破線で示し、肥料排出口20は図3(A)のみに示すこととした。
図3に示すように、肥料供給部材5は、突出部18と、肥料ホッパ19と、肥料排出口20と、供給用シャッタ21と、シャッタ枠22と、供給量調整部23とを有する。
突出部18は、本体2の左右方向両側に一対設けられ、図1に示したように下端部が圃場Gに近接して延在する筒状部材である。突出部18の下方先端部の開口部は上記供給口51として形成されている。該供給口51は、本体2の左右方向においてドリル4の穿孔部16が圃場Gに接触する位置と略同位置に配置される。肥料は、突出部18を通過し、突出部18の下端開口部から落下して、圃場Gに形成される孔H内に供給される。なお、本実施形態においては、突出部18内に肥料を積極的に送出する部材を設けずに、自由落下によって肥料の供給がなされるようになっているが、必要であれば孔Hに向かって噴射、放射又は注入する適宜の部材を付設しても良い。
また、肥料ホッパ19は、上方及び下方が開放され、下方に向かって縮径する筒状体であり、シャッタ枠22の上方に取り付けられることによって、内部に肥料を収容可能になる部材である。
なお、肥料供給部材5は本発明に係る局所施肥機における肥料供給部材の一例であり、突出部18は本発明における突出部の一例であり、肥料ホッパ19は本発明における肥料収容部の一例である。
肥料排出口20は、施肥作業完了後に肥料ホッパ19内に肥料が残存している場合、及び、施肥作業中に施肥する肥料を別種に交換する場合に、肥料ホッパ19内に残存している肥料を排出するための筒状体である。肥料排出口20は通常、油圧駆動又は手動で適宜のシャッタ等を用いて閉鎖状態に維持され、必要に応じて肥料排出のために開放状態にされる。
シャッタ枠22は、上下方向に沿って形成される4つの筒状の計量部24を、左右方向に沿って並設して成る枠状部材である。シャッタ枠22の計量部24の上下端部には、それぞれ供給用シャッタ21がスライド可能に設けられている。つまり、供給用シャッタ21を閉鎖状態にした計量部24は一定の内容積を有するので、該計量部24内に肥料を満たすことにより適宜の量の肥料を量り取ることができる。供給用シャッタ21は、油圧ポンプ6で発生する油圧を駆動力としてスライドするようになっている。
なお、本実施形態においては、右端の計量部24と左端から2番目の計量部24とを用いることとし、残りの計量部24における上側の供給用シャッタ21を閉塞状態としているが、突出部18の数を4本に増設する場合は全ての計量部24を用いて肥料を量り取ることもできる。
また、計量部24の後方側の一部に開口部が形成され、該開口部から計量部24内に供給量調整部23が挿入されている。供給量調整部23は、後方に設けられる摘みを回転させることによって計量部24に対して挿抜可能であり、計量部24内の空隙の容積を増減させる部材である。すなわち、供給量調整部23によって、計量部24で量り取る肥料量を調整することができる。
シャッタ枠22の上方は計量部24の上方開口部が4つ並設されている。該上方開口部はシャッタ枠22の上方に取付けられる肥料ホッパ19内に対して開口している。また、シャッタ枠22の下方は計量部24の下方開口部が4つ併設されている。該下方開口部のうちの2つには突出部18の上端部が接続されている。
肥料供給部材5による肥料の供給は、例えば次の通りに行うことができる。
供給用シャッタ21は、肥料供給前において、下方のシャッタが閉鎖され、上方のシャッタが開放される。これにより、供給量調整部23によって内容積が調整されて成る計量部24内に、肥料ホッパ19から肥料が落下して満たされる。
次いで、供給用シャッタ21の下方のシャッタは閉鎖状態を維持されつつ、上方のシャッタが閉鎖される。これにより、計量部24の内容積だけ肥料が量り取られる。
更に、量り取った肥料を供給するには、供給用シャッタ21の上方のシャッタが閉鎖状態を維持されつつ、下方のシャッタが開放される。これにより、量り取られた計量部24内の肥料がその自重によって下方に延在する突出部18内に進入すると共に、意図した量以上の肥料ホッパ19からの肥料の供給を防止することができる。
上述した局所施肥機1は、特に図1に示すように、ドリル4における左右一対の穿孔部16及び肥料供給部材5における左右一対の突出部18及び供給口51が、左右一対の走行車輪3よりそれぞれ後方側に配置されている。
更に、走行車輪3とドリル4との位置関係について、図4を参照しつつ詳述する。図4は、走行車輪3とドリル4により形成される孔Hとの位置関係を示す模式図である。
図4に示すように、局所施肥機1において、走行車輪3とドリル4とは、走行車輪3が通過する領域Tと、ドリル4により穿孔される領域、つまり孔Hが形成される領域との少なくとも一部が重なるように配置されている。この位置関係は、例えば施肥作業を行う領域において許容される局所施肥機1の大きさ、及び、圃場Gにおいて施肥を要する部位等によって決定される。
ここで、局所施肥機1の使用形態の一例を図5に示す。図5は、茶畑における局所施肥機1の使用形態を示す模式図である。
図5に示すように、茶畑において局所施肥機1を使用する場合、栽培樹木A1と隣接する栽培樹木A2との間に形成される畝間を局所施肥機1が走行し、孔Hが栽培樹木A1及びA2のそれぞれ近傍に形成される。
圃場Gにおいて孔Hを形成する好適な領域としては、例えば栽培樹木A1及びA2において最も左右方向(通路側)に張り出したへり部分から圃場Gに対して垂下した領域である雨落ち部Xを挙げることができる。雨落ち部X等のように栽培樹木A1及びA2の幹から若干離れた位置に施肥することにより、栽培樹木A1及びA2の根は、土壌中で雨落ち部X近傍まで成長して張り出してくる。よって、雨落ち部Xに孔Hが形成されていると、成長した根の近傍に肥料を長期に亘って安定的に供給することができ、栽培樹木A1及びA2の成長を促すことができる。
なお、圃場Gにおける局所施肥機1が走行する領域は、基本的に土壌であるので舗装路に比べて走行するには不安定である。よって、局所施肥機1における右側の走行車輪3との左側の走行車輪3との間隔を狭めすぎると、基本的に舗装路よりも走行安定性が低下し易い圃場Gにおいて、局所施肥機1の走行安定性が著しく低下する。上述したように、孔Hを形成する領域を雨落ち部Xに設定するのであれば、局所施肥機1が良好な走行安定性を確保する事が必要である。したがって、左右の走行車輪3は、ある程度の間隔を以って配設されることが必要である。
従来においては、孔Hを形成する好適な領域と走行安定性との両立を図るために、走行車輪3の通過する領域と、孔Hが形成される領域とが、重なっていた。更に、ドリル4が走行車輪3より前方に配置されていた。これにより、従来の局所施肥機では、穿孔部材による穿孔及び肥料供給部材による肥料の供給を作業開始から完了まで作業者が視認しようとしても走行車輪3によって隠されてしまい、視認が困難であった。
なお、従来の局所施肥機において、ドリルを外側に張り出すように設けることによって、走行車輪の通過する領域に孔が形成される領域が重ならないようにすることもできるが、局所施肥機全体が大型化してしまうので好ましくない。
上述した走行安定性の確保の観点から左右の走行車輪の間隔を狭め過ぎるのは好ましくない。更に、走行車輪は装置全体でも寸法の大きい部材であるので、走行車輪を本体の幅方向内側に配置変更しようとすると、走行車輪の間に配置されていた部材及び園周辺の部材の大幅な配置変更が必要であった。
従来においては、ドリルの上下動及び肥料の供給を機械式の機構によって駆動させていた。これにより、適宜のギヤ類、カム、及び連結部材等を複数個組合せて用いていたので、部品点数が多く、各部材の製造時及び組付け時に高い寸法精度が要求され、構造が複雑化し、装置が大型化していた。また、機械式の機構は、部材の配置変更が困難であるので、装置の小型化及び軽量化が妨げられていた。
したがって、従来においては、局所施肥機の良好な走行安定性を確保すると共に、栽培樹木の根が畝間等の施肥領域側に張り出してくるように施肥を行うために、走行車輪の通過する領域と孔を形成する領域とが重なるように走行車輪とドリルとが配置されることは避け難かった。しかしながら、従来の機械式装置のレイアウトの変更の困難さと、施肥作業状況の視認の必要性とは、背反する課題であった。
上述の従来の課題に対して局所施肥機1は、上述したように、ドリル4と肥料供給部材5の供給口51とが走行車輪3より後方側に配置されている。これにより、孔Hを図5に示した雨落ち部Xに形成することができ、更に栽培樹木A1及びA2の間において許容される左右の走行車輪3の最大間隔を有するように走行車輪3を配置することができる。このとき、走行車輪3が通過する領域Tとドリル4により孔Hが形成される領域との一部が重なるように配置されていても、ドリル4及び供給口51が走行車輪3より後方側に配置されているので問題無い。
つまり、局所施肥機1は、孔Hの形成及び肥料の供給等の施肥作業状況が走行車輪3によって隠されず視認性が良好であるので、施肥作業開始から完了まで作業状況を作業者が視認することができる。また、局所施肥機1は、左右の走行車輪3の最適な間隔に起因する最も良好な走行安定性と、栽培樹木A1及びA2の根がそれぞれ畝間等の施肥領域側に張り出してくるような最適な位置への施肥とを、両立することができる。
図1〜5に示した局所施肥機1は、油圧式の機構であるので、油圧を伝達するオイル用配管を延在させるだけで容易に部材の配置変更が可能であり、部品点数の少数化、装置の簡素化を図ることができる。また、電磁弁11による油圧の制御のみで各部材の駆動制御、例えば走行車輪3による走行、ドリル4による穿孔、及び、肥料供給部材5による肥料の供給等が容易に実現可能である。
更に、従来の施肥機は穿孔用部材及び肥料供給部材が作業者から離れた部位に設けられていることが多かったのに対して、部材の配置変更が容易な局所施肥機1はドリル4及び肥料供給部材5が作業者に近接して設けられている。これにより、局所施肥機1による穿孔過程、及び肥料の供給過程が作業者から視認し易いので、作業者が施肥作業の進行状況、及び不具合の発生状況等を容易に判別することができる。よって、従来に比べて、より一層状況に応じた操作が可能となるので好ましい。
ここで、油圧式を採用した局所施肥機1における各部材の接続形態及び制御形態について、一例を図6〜図8に示す。
図6は、局所施肥機1における油圧系に含まれる各部材の接続形態を示すブロック図である。図7及び図8は、局所施肥機1における油圧系を介した各部材の制御形態を示すフローチャートである。
図6に示すように、コントローラ25が各部材に電気的に接続されている。
操作パネル13は、コントローラ25に対して施肥作業の開始及び停止に係る信号を入力する。走行車輪3は、走行車輪3の回転数を検出する回転数検出器26に接続されている。回転数検出器26は、コントローラ25に対して検出した走行車輪3の回転数を入力する。コントローラ25は、電磁弁11に対して、各部材へ油圧を作用させる開弁信号又は油圧を遮断する閉弁信号を入力する。
例えばコントローラ25は、電磁弁11に対して走行用油圧モータ9の駆動に係る信号を入力することによって、走行車輪3が回転駆動することができる。また、コントローラ25は、電磁弁11に対してドリル用油圧モータ15の駆動に係る信号を入力することによって、ドリル4の穿孔部16が回転駆動することができる。更に、コントローラ25は、電磁弁11に対してドリル昇降シリンダ14の伸縮に係る信号を入力することによって、ドリル4のドリル用油圧モータ15及び穿孔部16を上下動させることができる。コントローラ25は、電磁弁11に対して供給用シャッタ21の開閉に係る信号を入力することによって、肥料の計量と突出部18及び供給口51を介した肥料の供給とを行うことができる。
ドリル昇降シリンダ14及び供給用シャッタ21は、ドリル用油圧モータ15及び穿孔部16の降下時間及び供給用シャッタ21の開放時間をそれぞれ検出する駆動時間検出器27に接続されている。駆動時間検出器27は、コントローラ25に対してドリル用油圧モータ15及び穿孔部16の降下時間及び供給用シャッタ21の開放時間をそれぞれ入力する。コントローラ25は、入力された降下時間及び開放時間に応じて、ドリル昇降シリンダ14を伸縮駆動させ、又は供給用シャッタ21を開閉駆動させるために、電磁弁11に対して適宜の信号を入力する。
ここで、図7及び図8を参照しつつ、局所施肥機1を用いた施肥作業工程について説明する。
まず、図7に示すように、局所施肥機1の操作パネル13において、施肥作業開始に係る操作が入力されない場合は、各部材は駆動しない(S101のNO)。操作パネル13において、施肥作業開始に係る操作が入力された場合は、走行車輪3の状態を検出する(S101のYES)。
走行車輪3の駆動状態及び停止状態を検出する方法としては、例えば上記回転数検出器26によって検出される走行車輪3の回転数が増加していればコントローラ25において走行車輪3が駆動状態と判断し、回転数が一定であれば走行車輪3が停止状態と判断する方法を挙げることができる。
本実施形態においては、走行車輪3が停止状態で穿孔及び肥料供給を行うので、走行車輪3が停止していない場合(S102のNO)は、走行車輪3を停止させる(S103)。走行車輪3の停止は、コントローラ25から電磁弁11に適宜の信号を入力して走行用油圧モータ9を停止させることによって達成される。走行車輪3が既に停止している場合(S102のYES)は、次に穿孔動作を行う。
次に、走行車輪3が停止した状態で穿孔部16を駆動する(S104)。穿孔部16の駆動は、コントローラ25から電磁弁11に適宜の信号を入力してドリル用油圧モータ15を駆動させることによって達成される。
更に、ドリル昇降シリンダ14を伸長駆動させる(S105)。これにより、ドリル用油圧モータ15及び回転駆動中の穿孔部16が降下し始める。
次いで、ドリル昇降シリンダ14の伸長駆動時間が予め設定された閾値を超えているか否かを判断する(S106)。この判断は、コントローラ25が、駆動時間検出器27によって検出されるドリル昇降シリンダ14の伸長駆動の継続時間と、予め設定された閾値とを比較することによって達成される。なお、該工程において用いる閾値は、例えばドリル昇降シリンダ14の伸長速度、穿孔部16の下方先端部と圃場Gとの距離、及び、所望の孔Hの深さ等に基づいて決定することができる。
ドリル昇降シリンダ14の伸長駆動時間が閾値を超えていない場合は、ドリル昇降シリンダ14の伸長駆動を継続する(S106のNO)。この場合、穿孔部16が圃場Gに達していない状態、又は孔Hが所望の深さに達していない状態であるので、ドリル4による穿孔が継続される。
ドリル昇降シリンダ14の伸長駆動時間が閾値を超えた場合(S106のYES)は、ドリル昇降シリンダ14の伸長駆動を停止する(S107)。このとき、孔Hが所望の深さに達した状態であるので、ドリル4の穿孔を停止しても良い。
続いて、ドリル昇降シリンダ14を収縮駆動させる(S108)。これにより、ドリル用油圧モータ15及び回転駆動中の穿孔部16が上昇し始める。
次いで、ドリル昇降シリンダ14の収縮駆動時間が予め設定された閾値を超えているか否かを判断する(S109)。この判断は、コントローラ25が、駆動時間検出器27によって検出されるドリル昇降シリンダ14の収縮駆動の継続時間と、予め設定された閾値とを比較することによって達成される。なお、該工程において用いる閾値は、ドリル昇降シリンダ14の伸長駆動時間と閾値との比較工程(S106)において用いた閾値を用いることができる。
ドリル昇降シリンダ14の収縮駆動時間が閾値を超えていない場合は、ドリル昇降シリンダ14の収縮駆動を継続する(S109のNO)。この場合、穿孔部16が孔Hから抜けていない状態、又はドリル用油圧モータ15及び穿孔部16が初期位置まで戻っていない状態であるので、ドリル用油圧モータ15及び穿孔部16の上昇が継続される。
ドリル昇降シリンダ14の収縮駆動時間が閾値を超えた場合(S109のYES)は、ドリル昇降シリンダ14の収縮駆動を停止する(S110)。このとき、ドリル昇降シリンダ14の伸長前の位置までドリル用油圧モータ15及び穿孔部16が戻っている状態であるので、ドリル用油圧モータ15の収縮駆動を停止しても良い。
更に、穿孔部16の回転駆動を停止する(S111)。穿孔部16の駆動開始工程(S104)から穿孔部16の停止工程(S111)までの各部材の動作によって、圃場Gに孔Hが形成される。
次に、図8に示すように、シャッタ枠22における下側の供給用シャッタ21を開放駆動する(S112)。これにより、肥料供給部材5におけるシャッタ枠22の計量部24に予め量り取られていた肥料が、突出部18及び供給口51を通って孔H内に落下することにより、肥料の供給が達成される。このとき、シャッタ枠22における上側の供給用シャッタ21は閉鎖状態を維持しておくことにより、肥料ホッパ19内に収容されている肥料が突出部18及び供給口51内へ進入不能であるので、結果として所定量を超えた過剰な肥料の供給を防止することができる。
続いて、供給用シャッタ21の開放時間が予め設定された閾値を超えているか否かを判断する(S113)。この判断は、コントローラ25が、駆動時間検出器27によって検出される供給用シャッタ21の開放駆動の継続時間と、予め設定された閾値とを比較することによって達成される。なお、該工程において用いる閾値は、例えば肥料が計量部24から突出部18及び供給口51を通って孔H内に落下するのに要する時間を予め計測しておき、余裕を持たせるために該計測時間に若干の余剰時間を足した時間を用いることができる。
供給用シャッタ21の開放時間が閾値を超えていない場合は、供給用シャッタ21の開放駆動を継続する(S113のNO)。この場合、供給しようとする肥料の全てが落下していない状態であるので、供給用シャッタ21の開放駆動が継続される。
供給用シャッタ21の開放時間が閾値を超えた場合(S113のYES)は、供給用シャッタ21を閉鎖駆動する(S114)。このとき、シャッタ枠22の計量部24はからの状態となっているので、次回の肥料供給工程に備えて、計量部24で新たな肥料を量り取っておくのが好ましい。具体的には、シャッタ枠22における下側の供給用シャッタ21を閉鎖状態に維持しつつ、上側の供給用シャッタ21を開放駆動することによって、肥料ホッパ19に収容されていた肥料が空の計量部24内に計量部24の内容積だけ入る。更に、上側の供給用シャッタ21を閉鎖駆動することによって、計量部24内に所定の量の肥料が入っている状態になるので、次回の肥料供給工程では下側の供給用シャッタ21を開放駆動するだけで、所定量の肥料を次の孔H内に供給することができる。
供給用シャッタ21が閉鎖された後に、走行車輪3を駆動する(S115)。走行車輪3の駆動は、コントローラ25から電磁弁11に適宜の信号を入力して走行用油圧モータ9を駆動させることによって達成される。
次いで、走行車輪3の回転数が予め設定された閾値を超えているか否かを判断する(S116)。この判断は、コントローラ25が、回転数検出器26によって検出される走行車輪3の回転数と、予め設定された閾値とを比較することによって達成される。なお、該工程において用いる閾値は、例えば走行車輪3の径、及び、局所施肥機1の進行方向に沿って孔Hを設ける間隔に基づいて決定することができる。該閾値は、次の孔Hの形成箇所に到達するために要する走行車輪3の回転数である。
走行車輪3の回転数が閾値を超えていない場合は、走行車輪3の駆動を継続する(S116のNO)。この場合、次の孔Hを形成する箇所に局所施肥機1が到達していない状態であるので、走行車輪3の駆動による局所施肥機1の走行が継続される。
走行車輪3の回転数が閾値を超えた場合(S116のYES)は、走行車輪3を停止する(S117)。このとき、次の孔Hを形成する箇所に局所施肥機1が移動した状態であるので、次の穿孔及び肥料供給を開始する条件が整ったことになる。
走行車輪3を停止した後に、局所施肥機1の操作パネル13において、施肥作業停止に係る操作が入力されない場合(S118のNO)は、図7に示すように次の穿孔工程を開始する(S104)。
走行車輪3を停止した後に、局所施肥機1の操作パネル13において、施肥作業停止に係る操作が入力された場合は、次の穿孔工程を開始することなく施肥作業を完了する(S118のYES)。
したがって、本実施形態においては、穿孔、肥料供給、及び次の施肥予定箇所までの走行を含む施肥作業工程は、施肥作業停止に係る入力がなされない限り自動で継続されるように設定されている。
以上のように油圧式の局所施肥機1は、機械式の装置よりも簡素な構造であっても、適宜の設定により自動運転制御が可能であるので、効率的に施肥作業を行うことができる。
なお、局所施肥機1の安全性を考慮すると、施肥作業停止に係る入力は、如何なる時点であっても入力された時点で施肥作業を中断して各部材の駆動を停止するように設定されているのが好ましい。
また、走行車輪3が停止する工程(S102又はS117)の動作が行われているときに、穿孔工程における穿孔部16の駆動(S104)と、ドリル昇降シリンダ14の伸長駆動(S105)とは開始しておいても良い。具体的には、コントローラ25において走行車輪3の回転数が閾値に達しそうな状態である判断された時点で、穿孔部16の回転駆動と、ドリル用油圧モータ15及び穿孔部16の下降とを開始するようにコントローラ25から電磁弁11に対して適宜の信号を入力することができる。これにより、走行車輪3が停止して孔Hを形成する箇所に局所施肥機1が到達した時点で、穿孔部16が圃場Gに近接した状態となるので、穿孔を迅速に開始することができる。結果として、施肥作業の効率化及び所要時間短縮等を図ることができるので好ましい。
なお、走行車輪3の停止前に穿孔工程の一部を開始しておくために、コントローラ25に予め設定された走行車輪3の適宜の回転数である閾値に加えて、該閾値よりも若干少ない回転数の第2閾値を設定しておくことができる。これにより、走行車輪3の回転数が第2閾値に達した時点で穿孔部16の駆動等の穿孔工程の一部を開始し、更に走行車輪3の回転数が閾値に達した時点で上述したように走行車輪3を停止すれば、穿孔を迅速に開始することができる。
上述したように、ドリル昇降シリンダ14を収縮駆動させる時間は、ドリル用油圧モータ15及び穿孔部16がドリル昇降シリンダ14を伸長駆動させる前の位置に戻るまでの時間を閾値として設定している(S109)。
しかしながら、局所施肥機1は複数箇所において施肥する場合に用いられることが多いので、施肥作業停止に係る操作が入力されるまでは、ドリル用油圧モータ15及び穿孔部16を複数回間欠的に使用することが多い。
よって、ドリル昇降シリンダ14を収縮駆動させる時間として、穿孔部16の下方先端部が孔Hから抜け、圃場Gから若干離れた状態になるまでの時間を、施肥作業中に限って用いる特定の閾値として設定しておくのが良い。これにより、施肥作業中には、特定の閾値を用いることによって穿孔部16を圃場Gに近接した状態で維持することができる、迅速な穿孔が可能になる。更に、施肥作業停止に係る操作が入力されたときには、上述した通常通りの閾値を用いることによって図1に示した状態にまでドリル昇降シリンダ14が収縮するので、局所施肥機1の移動、撤去、及び保守等の別作業時に、上昇しているドリル用油圧モータ15及び穿孔部16が干渉することが少ないので好ましい。
更に、孔H内に供給する肥料が例えば乾燥状態で落下に要する時間が短時間である場合、穿孔工程の最終段階(S111)において穿孔部16の回転駆動を停止した後に、供給用シャッタ21の開放駆動(S112)が行われているときに、走行車輪3の駆動(S115)を開始しておいても良い。具体的には、穿孔部16の停止後にシャッタ枠22における下側の供給用シャッタ21を開放駆動すると略同時又は若干遅らせて、走行車輪3の駆動を低速で開始することができる。これにより、乾燥して迅速に落下する肥料の供給と、次の孔Hを形成する箇所への移動とを並行して行うことができる。
このとき、走行車輪3の駆動によって局所施肥機1の移動中に、供給用シャッタ21の開放時間が閾値に達した場合(S113のYES)は、その時点で供給用シャッタ21を閉鎖駆動すれば良い(S114)。結果として、施肥作業の効率化及び所要時間短縮等を図ることができるので好ましい。
また、上述した実施形態においては、ドリル昇降シリンダ14の駆動を、駆動時間検出器27で検出される駆動時間に基づいて制御している。本実施形態の別の態様として、駆動時間検出器27に代えて、例えば案内部17等においてドリル用油圧モータ15及び穿孔部16の最大上昇位置及び最大下降位置に適宜のリミットスイッチ等を設けて上下動位置を直接検知するようにしても良い。
局所施肥機1は上述したように油圧式を採用しているので、各部材の配置変更が容易である。
ここで、走行部材等の配置の変形例を図9に示す。図9は、走行車輪301とドリルにより形成される孔Hとの位置関係を示す模式図である。
図9に示す実施形態においては、油圧ポンプ6の油圧を受けて回転可能な走行車輪301が、前方にかつ本体201の左右方向両側に一対設けられている。更に、図1〜図8に示した実施形態では2本であった穿孔部16を4本設けることによって、一挙に4つの孔Hを形成可能となっている。なお、図9に示す実施形態においても、図1〜図8に示した実施形態と同様に、走行車輪301が通過する領域T2と、孔Hが形成される領域との少なくとも一部が重なるように配置されている。
図9に示す実施形態では、図1〜図8に示した実施形態において走行車輪3が設けられていた領域に穿孔部16が増設されていることにより施肥箇所の数が増加するので、施肥効率の向上につながる。
本実施形態においては、本体2の左右両側に一対設けられたタイヤを走行車輪3として用いているが、本体2の幅方向略中央部に走行車輪3よりも幅広の無端ベルト等を採用したクローラーを走行車輪3に代えて用いても良い。
以上、本発明者によってなされた発明を適用した実施形態について説明したが、この実施形態による本発明の開示の一部をなす論述及び図面により、本発明は限定されることはない。すなわち、この実施形態に基づいて当業者等によりなされる他の実施形態、実施例及び運用技術等は全て本発明の範疇に含まれることは勿論であることを付け加えておく。
1:局所施肥機、2、201:本体、3、301:走行車輪、4:ドリル、5:肥料供給部材、51:供給口、6:油圧ポンプ、7:エンジン、8:バッテリ、9:走行用油圧モータ、10:補助輪、11:電磁弁、12:ハンドル、13:操作パネル、14:ドリル昇降シリンダ、15:ドリル用油圧モータ、16:穿孔部、17:案内部、18:突出部、19:肥料ホッパ、20:肥料排出口、21:供給用シャッタ、22:シャッタ枠、23:供給量調整部、24:計量部、25:コントローラ、26:回転数検出器、27:駆動時間検出器、A1及びA2:栽培樹木、H:孔、G:圃場、X:雨落ち部

Claims (5)

  1. 駆動力を発生する本体と、
    本体に設けられ、回転することで本体を移動可能にする走行部材と、
    本体に設けられ、上下動することで圃場を穿孔可能な穿孔部材と、
    本体に設けられ、圃場に向かって開口する供給口を有し、穿孔部材によって形成される孔内に供給口を介して肥料を供給可能な肥料供給部材と、
    本体から後方に向かって延在し、作業者が把持するハンドルと、を備え、
    穿孔部材及び肥料供給部材の供給口は、走行部材より後方側で、ハンドルを把持した作業者の前方側に近接して配置される、
    局所施肥機。
  2. 走行部材と穿孔部材とは、走行部材が通過する領域と、穿孔部材により穿孔される領域との少なくとも一部が重なるように配置される、
    請求項1に記載の局所施肥機。
  3. 走行部材及び穿孔部材は、本体の左右方向両側に一対ずつ設けられる、
    請求項1又は2に記載の局所施肥機。
  4. 肥料供給部材は、肥料を収容する肥料収容部を有し、
    供給口は、肥料収容部から圃場に近接して延在する筒状の突出部の先端部に設けられ、
    車体前方から走行部材、穿孔部材及び供給口の順で配置され、
    肥料は、突出部及び供給口を通過し、供給口から落下して孔内に供給される、
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の局所施肥機。
  5. 本体は、本体に設けられるエンジンに連動して駆動し、駆動力を発生する油圧ポンプを有し、
    走行部材、穿孔部材、及び肥料供給部材は、油圧ポンプで発生する油圧によって駆動する、
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の局所施肥機。
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