JP6350542B2 - 集配電リング及び電動機 - Google Patents

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Description

本発明は、複数相の巻線に対して集配電を行う集配電リング、及びその集配電リングを備えた電動機に関する。
従来、電動機の集配電リングとして、固定子の鉄心に巻き回された巻線にそれぞれ結線される複数の導電部材を備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1に記載の集配電リングは、第1乃至第4の導電部材と、これらの導電部材を保持する環状の保持部材(結線基板)とを有して構成された結線部を備えている。第1乃至第3の導電部材はそれぞれ、線状体を屈曲してなり、給電端子が接続される接続部と、保持部材の周方向に沿って環状に形成された環状部とを有して形成され、第4の導電部材は、線状体を円弧状に屈曲して形成されている。
第1の導電部材は、接続部及び環状部が保持部材の軸方向における一側に配置されている。第2及び第3の導電部材は、接続部が保持部材の軸方向における一側に、環状部がその他側(固定子側)に、それぞれ配置されている。第4の導電部材は、第1の導電部材と同様に、保持部材の軸方向における一側に配置されている。第1乃至第3の導電部材の各接続部は、軸方向に沿って固定子とは反対側に向かって延出するように形成されている。
国際公開第2009/025144号
特許文献1に記載の集配電リングにおける第1乃至第3の導電部材では、接続部及び環状部が、保持部材を軸方向に挟んで一側と他側にそれぞれ配置されているため、第1乃至第3の導電部材の成形が複雑化するといった問題や第1乃至第3の導電部材を組み付ける際の作業が煩雑になるといった問題があった。そこで、本願発明者は、接続部及び環状部を保持部材の軸方向における一側にまとめて配置すること、つまり、第2及び第3の導電部材における接続部及び環状部を、保持部材の軸方向における固定子側に、第1の導電部材及び中性相用導電部材における接続部及び環状部を、保持部材の軸方向における固定子とは反対側に、それぞれ配置すると共に、第4の導電部材として中性相用の導電電部材を用いることを考えた。
しかしながら、このような第1乃至第3の導電部材の接続部及び環状部の配置、及び第4の導電部材として中性相用の導電部材を用いることを考慮すると、第1乃至第3の導電部材におけるそれぞれの接続部が集配電リングの径方向外側又は内側に配置される端子台に接続される場合に、その引き回しが困難になるといった問題が生じることとなる。
そこで、本発明は、小型化に寄与しながらも、給電端子が接続される接続部を簡易に形成することが可能な集配電リング及び電動機を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決することを目的として、三相交流電動機の回転子の回転軸線方向に固定子と並列して配置される集配電リングであって、前記回転軸線を中心とする同心円状に配置され、前記固定子の各相の巻線が接続される第1乃至第3のバスリング及び中性相バスリングと、前記第1乃至第3のバスリングのそれぞれに接続されると共に、前記回転軸線に直交する方向において前記第1乃至第3のバスリング及び前記中性相バスリングよりも外側に設けられる端子台に接続される給電端子とを備え、前記第1乃至第3のバスリングは、前記回転軸線を中心とする環状に形成された環状部、及び前記環状部と前記給電端子とを接続する接続部を有し、前記中性相バスリングは、前記給電端子との接続のための接続部を有することなく環状に形成され、前記第1乃至第3のバスリング及び前記中性相バスリングは、前記第1のバスリングと前記中性相バスリングとが前記回転軸線方向に並んで配置されると共に、前記第2のバスリングと前記第3のバスリングとが前記回転軸線方向に並んで配置され、前記第1のバスリング及び前記中性相バスリングは、前記第2のバスリング及び前記第3のバスリングよりも前記回転軸線側に配置された集配電リングを提供する。
また、本発明は、上記課題を解決することを目的として、三相交流電動機の回転子の回転軸線方向に固定子と並列して配置される集配電リングであって、前記回転軸線を中心とする同心円状に配置され、前記固定子の各相の巻線が接続される第1乃至第3のバスリング及び中性相バスリングと、前記第1乃至第3のバスリングのそれぞれに接続されると共に、前記回転軸線に直交する方向において前記第1乃至第3のバスリング及び前記中性相バスリングよりも内側に設けられる端子台に接続される給電端子とを備え、前記第1乃至第3のバスリングは、前記回転軸線を中心とする環状に形成された環状部、及び前記環状部と前記給電端子とを接続する接続部を有し、前記中性相バスリングは、前記給電端子との接続のための接続部を有することなく環状に形成され、前記第1のバスリングと前記中性相バスリングとが前記回転軸線方向に並んで配置されると共に、前記第2のバスリングと前記第3のバスリングとが前記回転軸線方向に並んで配置され、前記第1のバスリング及び前記中性相バスリングは、前記回転軸線に直交する方向において前記第2のバスリング及び前記第3のバスリングよりも外側に配置された集配電リングを提供する。
また、本発明は、上記課題を解決することを目的として、固定子と、前記固定子に対して回転する回転子と、前記回転子の回転軸線方向に前記固定子と並列して配置された集配電リングとを備え、前記集配電リングは、前記回転軸線を中心とする同心円状に配置され、前記固定子の各相の巻線が接続される第1乃至第3のバスリング及び中性相バスリングと、前記第1乃至第3のバスリングのそれぞれに接続されると共に、前記回転軸線に直交する方向において前記第1乃至第3のバスリング及び前記中性相バスリングよりも外側に設けられる端子台に接続される給電端子とを備え、前記第1乃至第3のバスリングは、前記回転軸線を中心とする環状に形成された環状部、及び前記環状部と前記給電端子とを接続する接続部を有し、前記中性相バスリングは、前記給電端子との接続のための接続部を有することなく環状に形成され、前記第1乃至第3のバスリング及び前記中性相バスリングは、前記第1のバスリングと前記中性相バスリングとが前記回転軸線方向に並んで配置されると共に、前記第2のバスリングと前記第3のバスリングとが前記回転軸線方向に並んで配置され、前記第1のバスリング及び前記中性相バスリングは、前記第2のバスリング及び前記第3のバスリングよりも前記回転軸線側に配置された電動機を提供する。
また、本発明は、上記課題を解決することを目的として、固定子と、前記固定子に対して回転する回転子と、前記回転子の回転軸線方向に前記固定子と並列して配置された集配電リングとを備え、前記集配電リングは、前記回転軸線を中心とする同心円状に配置され、前記固定子の各相の巻線が接続される第1乃至第3のバスリング及び中性相バスリングと、前記第1乃至第3のバスリングのそれぞれに接続されると共に、前記回転軸線に直交する方向において前記第1乃至第3のバスリング及び前記中性相バスリングよりも内側に設けられる端子台に接続される給電端子とを備え、前記第1乃至第3のバスリングは、前記回転軸線を中心とする環状に形成された環状部、及び前記環状部と前記給電端子とを接続する接続部を有し、前記中性相バスリングは、前記給電端子との接続のための接続部を有することなく環状に形成され、前記第1のバスリングと前記中性相バスリングとが前記回転軸線方向に並んで配置されると共に、前記第2のバスリングと前記第3のバスリングとが前記回転軸線方向に並んで配置され、前記第1のバスリング及び前記中性相バスリングは、前記回転軸線に直交する方向において前記第2のバスリング及び前記第3のバスリングよりも外側に配置された電動機を提供する。
本発明に係る集配電リング及び電動機によれば、小型化に寄与しながらも、給電端子が接続される接続部を簡易に形成することが可能である。
本発明の第1の実施の形態に係る電動機の一構成例を示す斜視図である。 本発明の第1の実施の形態に係る集配電リングの一構成例を示す斜視図である。 図2のA−A線断面図である。 保持部材の一構成例を示す斜視図である。 図4AのB矢視方向から見た側面図である。 第1の接続端子及びその周辺部を示す斜視図である。 中性接続端子及びその周辺部を示す斜視図である。 第2の接続端子及びその周辺部を示す斜視図である。 第3の接続端子及びその周辺部を示す斜視図である。 第1〜第3のバスリングの接続部の環状部に対する位置関係を示す模式図である。 第1の実施の形態の比較例における第1〜第3のバスリングの接続部の環状部に対する位置関係を示す模式図である。 本発明の第2の実施の形態に係る電動機の一構成例を示す斜視図である。 本発明の第2の実施の形態に係る集配電リングの一構成例を示す斜視図である。 図12のC−C線断面図である。 第2の実施の形態における第1〜第3のバスリングの接続部の環状部に対する位置関係を示す模式図である。
[第1の実施の形態]
本発明の第1の実施の形態に係る三相交流電動機は、例えば車両の走行用の駆動源として用いられ、車体に支持されている。
(電動機1の構成)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る電動機1の一構成例を示す斜視図である。なお、図1において、回転子22及び出力軸23の回転軸線Oを一点鎖線で示す。
この電動機1は、円筒状の固定子21と、固定子21の径方向内側に配置されて、固定子21に対して回転する回転子22と、回転子22の中心部を貫通して回転子22と一体に回転可能に支持された出力軸23と、回転子22の回転軸線O方向に固定子21と並列して配置された集配電リング11とを備えている。固定子21、回転子22、及び出力軸23は、回転軸線Oを中心とする同心円状に、内側から外側に向かって出力軸23、回転子22、固定子21の順に配置されている。
集配電リング11は、回転軸線Oを中心とする同心円状に配置され、固定子21の各相の巻線210(U相の巻線211、V相の巻線212、及びW相の巻線213)が接続される第1〜第3のバスリング31〜33及び中性相バスリング34と、第1〜第3のバスリング31〜33のそれぞれに接続されると共に、回転軸線Oに直交する方向において第1〜第3のバスリング31〜33及び中性相バスリング34よりも外側に設けられた端子台20にボルト20aで接続される第1〜第3の給電端子41〜43と、巻線210が接続される複数の第1〜第3の接続端子51〜53及び中性接続端子54と、第1〜第3のバスリング31〜33及び中性相バスリング34を保持する複数(本実施の形態では6つ)の保持部材30とを備えている。
端子台20には、一端部がインバータに接続されたワイヤハーネス(図略)が接続され、端子台20を介してワイヤハーネスの他端部と第1〜第3の給電端子41〜43とが電気的に接続される。インバータから出力される電流は、ワイヤハーネス及び第1〜第3の給電端子41〜43を介して電動機1に供給される。端子台20は、車体(図略)の固定部に固定されている。本実施の形態では、第1〜第3のバスリング31〜33及び中性相バスリング34は、回転軸線O方向において端子台20よりも固定子21側に配置されている。
複数(本実施の形態では4個)の第1の接続端子51は第1のバスリング31に、複数(本実施の形態では4個)の第2の接続端子52は第2のバスリング32に、複数(本実施の形態では4個)の第3の接続端子53は第3のバスリング53に、複数(本実施の形態では12個)の中性接続端子54は中性相バスリング34に、それぞれ設けられている。
また、複数の第1の接続端子51にはU相の巻線211の一端部が、複数の第2の接続端子52にはV相の巻線212の一端部が、複数の第3の接続端子53にはW相の巻線213の一端部が、例えばヒュージング等によりそれぞれ接続される。
一方、複数の中性接続端子54には、U相の巻線211、V相の巻線212、及びW相の巻線213の各他端部がそれぞれ接続される。これにより、U相の巻線211、V相の巻線212、及びW相の巻線213を流れる電流の回路は、中性相バスリング34によって閉じられる(閉回路)。すなわち、中性相バスリング34は、U相の巻線211、V相の巻線212、及びW相の巻線213における閉回路を構成するためのバスリングである。
(集配電リング11の構成)
図2は、本発明の第1の実施の形態に係る集配電リング11の一構成例を示す斜視図である。図3は、図2のA−A線断面図である。
第1〜第3のバスリング31〜33は、それぞれ中心導体310a,320a,330aと、中心導体310a,320a,330aを被覆する絶縁体310b,320b,330bとを有する絶縁電線を湾曲して形成され、回転軸線Oを中心とする環状に形成された環状部311,321,331、及び環状部311,321,331と第1〜第3の給電端子41〜43との間を接続する接続部312,322,332を有している。
中性相バスリング34は、中心導体340a及び絶縁体340bを有する絶縁電線を湾曲して形成され、給電端子41〜43との接続のための接続部を有することなく回転軸線Oを中心とする環状に形成されている。
中性相バスリング34は、前述のように、U相の巻線211、V相の巻線212、及びW相の巻線213における閉回路を構成するためのバスリングであるため、第1〜第3のバスリング31〜33の構成と異なり、端部に給電端子が接続されない。したがって、中性相バスリング34は、環状部341のみで構成されている。
ここで、「環状」とは、固定子21の周方向に沿って略一周するように延在している形状をいう。例えば、バスリングを構成する部分に径方向に突出する部分を含んでいる場合、すなわち、バスリングが多角形状に形成されている場合や、複数の円弧状の導電性部材を組み合わせて1つのバスリングが構成されている場合等でも、バスリング全体として固定子21の周方向に沿って略一周するように延在していれば、ここでいう「環状」に含まれる。
第1〜第3のバスリング31〜33及び中性相バスリング34は、第1のバスリング31と中性相バスリング34とが回転軸線O方向に並んで配置されると共に、第2のバスリング32と第3のバスリング33とが回転軸線O方向に並んで配置されている。さらに、第1のバスリング31及び中性相バスリング34は、第2のバスリング32及び第3のバスリング33よりも回転軸線O側に配置されている。
本実施の形態では、中性相バスリング34が、回転軸線O方向において第1のバスリング31と固定子21(図1参照)との間に配置され、第3のバスリング33が、回転軸線O方向において第2のバスリング32と固定子21との間に配置されている。すなわち、第3のバスリング33及び中性相バスリング34は、回転軸線O方向において第1のバスリング31及び第2のバスリング32よりも固定子21側に配置されている。
また、第1〜第3のバスリング31〜33及び中性相バスリング34は、回転軸線O方向から見た場合に、第1のバスリング31及び中性相バスリング34の少なくとも一部が重なると共に、第2のバスリング32及び第3のバスリング33の少なくとも一部が重なるように配置され、回転軸線Oに直交する方向から見た場合に、第1のバスリング31及び第2のバスリング32の少なくとも一部が重なると共に、第3のバスリング32及び中性相バスリング34の少なくとも一部が重なるように配置されている。
本実施の形態では、回転軸線Oに沿って端子台20(図1参照)側から見た場合に、中性相バスリング34が第1のバスリング31に、第3のバスリング33が第2のバスリング32に、それぞれ重なるように配置され、回転軸線Oに直交する方向において出力軸23(図1参照)側から見た場合に、第2のバスリング32が第1のバスリング31に、第3のバスリング33が中性相バスリング34に、それぞれ重なるように配置されている。
回転軸線Oに直交する方向において、第1のバスリング31と第2のバスリング32との間の距離、及び第3のバスリング33と中性相バスリング34との間の距離は、それぞれ第1〜第3のバスリング31〜33及び中性相バスリング34のそれぞれを構成する絶縁電線の直径よりも短く設定されている。
また、第1のバスリング31と中性相バスリング34との間の距離、及び第2のバスリング32と第3のバスリング33との間の距離は、それぞれ例えば車両の振動等により第1〜第3のバスリング31〜33及び中性相バスリング34がお互いに干渉し合わないように離れて配置されている。
第1のバスリング31の環状部311には、複数の第1の接続端子51が、第2のバスリング32の環状部321には、複数の第2の接続端子52が、第3のバスリング33の環状部331には、複数の第3の接続端子53が、中性相バスリング34の環状部341には、複数の中性接続端子54が、周方向にそれぞれ等間隔に並んで接続されている。
本実施の形態では、第1〜第3の接続端子51〜53及び中性接続端子54は、回転軸線O方向に沿って端子台20(図1参照)側から見た場合、第1〜第3のバスリング31〜33及び中性相バスリング34の周方向に沿って時計回りに第1の接続端子51、中性接続端子54、第2の接続端子52、中性接続端子54、第3の接続端子53、中性接続端子54、第1の接続端子51…の順に配置されている。
第1のバスリング31の接続部312及び第2のバスリング32の接続部322は、基端部312a,322aと、基端部312a,322aから端子台20に向かって回転軸線O方向に延びる延出部312b,322bとを一体に有している。基端部312a,322aは、環状部311,321の各両端部と延出部312b,322bとの間において、それぞれ円弧状に屈曲されている。
第3のバスリング33の接続部332は、第1及び第2のバスリング31,32と同様に、基端部332a及び延出部332bを一体に有しているが、基端部332aの形状が第1のバスリング31の基端部312a及び第2のバスリング32の基端部322aの形状と異なる。この第3のバスリング33の基端部332aの形状については、後述する。
第1〜第3の給電端子41〜43は、端子台20(図1参照)に接続される平板状の接続片411,421,431と、第1のバスリング31の延出部312b、第2のバスリング32の延出部322b、及び第3のバスリング33の延出部332bのそれぞれの先端部において絶縁体310b,320b,330bから露出した中心導体310a,320a,330aを加締める加締め部412,422,432とを一体に有している。
接続片411,421,431は、加締め部412,422,432の端部の一部分を、第1〜第3のバスリング31〜33及び中性相バスリング34の径方向外側に向かって張り出すように屈曲して形成されている。接続片411,421,431には、第1〜第3の給電端子41〜43と端子台20とを接続するためのボルト20a(図1参照)を挿入するための貫通孔411a,421a,431aが、回転軸線Oに平行な方向に沿って貫通している。
(保持部材30の構成)
図4Aは、保持部材30の一構成例を示す斜視図である。図4Bは、図4AのB矢視方向から見た側面図である。
保持部材30は、例えば樹脂等の絶縁部材を用いて形成され、第1〜第3のバスリング31〜33及び中性相バスリング34の径方向内側に位置する内側壁部305と、径方向外側に位置する外側壁部306と、内側壁部305と外側壁部306との間に介在する中央壁部307とを一体に有している。内側壁部305、外側壁部306、及び中央壁部307は、第1〜第3のバスリング31〜33及び中性相バスリング34の形状に沿って緩やかな弧状に形成されている。
内側壁部305と中央壁部307との間には、第1のバスリング31を保持するための第1の保持溝301、及び中性相バスリング34を保持するための第4の保持溝304が、外側壁部306と中央壁部307との間には、第2のバスリング32を保持するための第2の保持溝302、及び第3のバスリング33を保持するための第3の保持溝303が、それぞれ形成されている。
保持部材30は、内側壁部305と中央壁部307との間に、第1の保持溝301と第4の保持溝304との間を仕切るための仕切り部308aを有すると共に、外側壁部306と中央壁部307との間に、第2の保持溝302と第3の保持溝303との間を仕切るための仕切り部308bを有している。
第1の保持溝301の内面には、第1のバスリング31が第1の保持溝301から抜け出すのを防止するための一対の凸部301a,301bが形成されている。同様に、第2の保持溝302の内面には一対の凸部302a,302bが、第3の保持溝303の内面には一対の凸部303a,303bが、第4の保持溝304の内面には一対の凸部304a,304bが、それぞれ形成されている。
図4Bに示すように、第1の保持溝301における一対の凸部301a,301bのうち一方の凸部301a、及び第4の保持溝304における一対の凸部304a,304bのうち一方の凸部304aは、内側壁部305側に、第1の保持溝301における他方の凸部301b、及び第4の保持溝304における他方の凸部304bは、中央壁部307側に、それぞれ形成されている。
第2の保持溝302における一対の凸部302a,302bのうち一方の凸部302a、及び第3の保持溝303における一方の凸部303aは、外側壁部306側に、第2の保持溝302における他方の凸部302b、及び第3の保持溝303における他方の凸部303bは、中央壁部307側に、それぞれ形成されている。
(第1〜第3の接続端子51〜53及び中性接続端子54の構成)
図5は、第1の接続端子51及びその周辺部を示す斜視図である。図6は、中性接続端子54及びその周辺部を示す斜視図である。図7は、第2の接続端子52及びその周辺部を示す斜視図である。図8は、第3の接続端子53及びその周辺部を示す斜視図である。なお、図6及び図8において、第1のバスリング31及び第2のバスリング32を二点鎖線で示している。
第1の接続端子51は、図5に示すように、第1のバスリング31の中心導体310aが露出した部分に加締め付けられた加締め部511と、加締め部511における第1のバスリング31の周方向の一端部側に設けられた基部512と、基部512の一端部から第1〜第3のバスリング31〜33及び中性相バスリング34の径方向に延在する延在部513と、延在部513における基部512とは反対側の端部に設けられて、U相の巻線211(図1参照)の一端部が接続される巻線接続部514とを一体に有している。
加締め部511は、第1のバスリング31の径方向内側から第1のバスリング31を回転軸線O方向に挟むようにして加締め付けられている。基部512は、回転軸線O方向に長辺を有し、第1〜第3のバスリング31〜33及び中性相バスリング34の周方向に短辺を有する長方形状に形成されている。
延在部513は、基部512の長辺方向における固定子21側の端部から第2のバスリング32の径方向外側に向かって延在している。すなわち、第1のバスリング31に接続された第1の接続端子51は、延在部513が、隣り合うバスリング(第2のバスリング32)を径方向に越えて延在している。
また、延在部513は、その延在方向の両端部(基部512側の端部及び巻線接続部514側の端部)が、回転軸線O方向における固定子21とは反対側(端子台20側)に向かって湾曲している。したがって、延在部513は、回転軸線O方向において、加締め部511及び巻線接続部514よりも固定子21側に位置している。
本実施の形態では、延在部513は、第1〜第3のバスリング31〜33及び中性相バスリング34の外周面と接触することなく、第1のバスリング31と中性相バスリング34との間、及び第2のバスリング32と第3のバスリング33との間に介在している。本実施の形態では、第1のバスリング31と延在部513との間、第2のバスリング32と延在部513との間、第3のバスリング33と延在部513との間、及び中性相バスリング34と延在部513との間は、それぞれ1〜5mmほど離間している。なお、延在部513は、少なくとも第2のバスリング32と第3のバスリング33との間に介在していればよい。
巻線接続部514は、第1〜第3のバスリング31〜33及び中性相バスリング34の径方向に延びる一対の直線部514a、及び円弧状に形成されて一対の直線部514aを連結する円弧部514bを一体に有している。本実施の形態では、円弧部514bは、第1〜第3のバスリング31〜33及び中性相バスリング34の径方向において、加締め部511側に位置している。したがって、巻線接続部514は、第2のバスリング32及び第3のバスリング33の径方向外側に向けて開口するように形成されている。
中性接続端子54は、図6に示すように、中性相バスリング34の中心導体340aが露出した部分に加締め付けられた加締め部541と、加締め部541における中性相バスリング34の周方向の一端部側に設けられた基部542と、基部542の一端部から第1〜第3のバスリング31〜33及び中性相バスリング34の径方向に延在する延在部543と、延在部543における基部542とは反対側の端部に設けられて、U相の巻線211、V相の巻線212、及びW相の巻線213(図1参照)の各他端部が接続される巻線接続部544とを一体に有している。
加締め部541は、中性相バスリング34の径方向内側から中性相バスリング34を回転軸線O方向に挟むようにして加締め付けられている。基部542は、回転軸線O方向に長辺を有し、第1〜第3のバスリング31〜33及び中性相バスリング34の周方向に短辺を有する長方形状に形成されている。
延在部543は、基部542の長辺方向における固定子21とは反対側の端部から第3のバスリング33の径方向外側に向かって延在している。すなわち、中性相バスリング34に接続された中性接続端子54は、延在部543が、隣り合うバスリング(第3のバスリング33)を径方向に越えて延在している。
また、延在部543は、その延在方向の両端部(基部542側の端部及び巻線接続部544側の端部)が、回転軸線O方向における固定子21側に向かって湾曲している。したがって、加締め部541及び巻線接続部544は、回転軸線O方向において延在部543よりも固定子21側に位置している。
本実施の形態では、延在部543は、第1の接続端子51の延在部513と同様に、第1〜第3のバスリング31〜33及び中性相バスリング34の外周面と接触することなく、第1のバスリング31と中性相バスリング34との間、及び第2のバスリング32と第3のバスリング33との間に介在している。本実施の形態では、第1のバスリング31と延在部543との間、第2のバスリング32と延在部543との間、第3のバスリング33と延在部543との間、及び中性相バスリング34と延在部543との間は、それぞれ1〜5mmほど離間している。なお、中性接続端子54についても第1の接続端子51と同様に、延在部543は、少なくとも第2のバスリング32と第3のバスリング33との間に介在していればよい。
巻線接続部544は、第1の接続端子51の巻線接続部514と同様に、第2のバスリング32及び第3のバスリング33の径方向外側に向けて開口するように、一対の直線部544a及び円弧部544bを一体に有している。
本実施の形態では、第1の接続端子51と中性接続端子54とが同一の形状であり、その配置の向きが異なっている。つまり、第1の接続端子51と中性接続端子54とは、加締め部511,541、基部512,542、延在部513,543、及び巻線接続部514,544の全てにおいて同一形状を有して構成されている。
第1の接続端子51は、回転軸線O方向において、加締め部511及び巻線接続部514に対して延在部513が固定子21側に位置するように第1のバスリング31に加締め付けられている。一方、中性接続端子54は、回転軸線O方向において、加締め部511及び巻線接続部514に対して延在部513が固定子21とは反対側に位置するように中性相バスリング34に加締め付けられている。
第1の接続端子51の延在部513及び中性接続端子54の延在部543は、第1〜第3のバスリング31〜33及び中性相バスリング54の径方向から見た断面が回転軸線O方向に短辺を有する長方形状である。
第2の接続端子52は、図7に示すように、第2のバスリング32の中心導体320aが露出した部分に加締め付けられた加締め部521と、加締め部521における第2のバスリング32の周方向の一端部側に設けられた基部522と、基部522において回転軸線O方向の固定子21側の一端部に設けられて、V相の巻線212(図1参照)の一端部が接続される巻線接続部523とを一体に有している。
加締め部521は、第2のバスリング32の径方向外側から第2のバスリング32を回転軸線O方向に挟むようにして加締め付けられている。基部522は、回転軸線O方向に長辺を有し、第1〜第3のバスリング31〜33及び中性相バスリング34の周方向に短辺を有している。
巻線接続部523は、第1の接続端子51の巻線接続部514及び中性接続端子54の巻線接続部544と同様に、第2のバスリング32及び第3のバスリング33の径方向外側に向けて開口するように、一対の直線部523a及び円弧部523bを一体に有している。
第3の接続端子53は、図8に示すように、第3のバスリング33の中心導体330aが露出した部分に加締め付けられた加締め部531と、加締め部531における第3のバスリング33の周方向の一端部側に設けられた基部532と、基部532において回転軸線O方向の固定子21とは反対側の一端部に設けられて、W相の巻線213(図1参照)の一端部が接続される巻線接続部533とを一体に有している。
加締め部531は、第3のバスリング33の径方向外側から第3のバスリング33を回転軸線O方向に挟むようにして加締め付けられている。基部532は、回転軸線O方向に長辺を有し、第1〜第3のバスリング31〜33及び中性相バスリング34の周方向に短辺を有している。
巻線接続部533は、第2の接続端子52の巻線接続部524と同様に、第2のバスリング32及び第3のバスリング33の径方向外側に向けて開口するように、一対の直線部533a及び円弧部533bを一体に有している。
本実施の形態では、第2の接続端子52及び第3の接続端子53は、第1の接続端子51及び中性接続端子54の構成と異なり、延在部を有していない。
また、本実施の形態では、第2の接続端子52と第3の接続端子53とが同一の形状であり、その配置の向きが異なっている。つまり、第2の接続端子52と第3の接続端子53とは、加締め部521,531、基部522,532、及び巻線接続部524,534の全てにおいて同一形状を有して構成されている。
第2の接続端子52は、回転軸線O方向において、加締め部521に対して巻線接続部524が固定子21側に位置するように第2のバスリング32に加締め付けられている。一方、第3の接続端子53は、回転軸線O方向において、加締め部531に対して巻線接続部533が固定子21とは反対側に位置するように第3のバスリング33に加締め付けられている。
(接続部312,322,332の構成)
図9は、第1〜第3のバスリング31〜33の接続部312,322,332の環状部311,321,331に対する位置関係を示す模式図である。なお、図9において、回転軸線Oを一点鎖線で示す。
接続部312,322の基端部312a,322aは、環状部311,321の両端部からそれぞれ回転軸線Oに平行な方向において固定子21とは反対側に向かって円弧を描きながら延びるように形成されている。そして、延出部312b,322bが、基端部312a,322aの端部から回転軸線Oに平行な方向において固定子21とは反対側に向かってさらに延びて形成されている。
すなわち、第1のバスリング31及び第2のバスリング32の接続部312,322は、基端部312a,322a及び延出部312b,322bが、回転軸線O方向に平行な方向に延出している。
一方、第3のバスリング33は、接続部332の基端部332aが、環状部331の両端部から第3のバスリング33の径方向外側に向かうと共に、回転軸線Oに平行な方向において固定子21とは反対側に向かって延びて形成されている。そして、延出部332bが、基端部332aの端部から回転軸線Oに平行な方向において固定子21とは反対側に向かってさらに延びて形成されている。したがって、接続部332は、回転軸線O方向から見た場合に、環状部331よりも径方向外側に位置している。
(比較例)
図10は、第1の実施の形態の比較例における第1〜第3のバスリング61〜63の接続部612,622,632の環状部611,621,631に対する位置関係を示す模式図である。なお、図10において、回転軸線Oを一点鎖線で示す。
本比較例に係る集配電リング10は、第1〜第3のバスリング61〜63及び中性相バスリング64の互いの位置関係、及び第1〜第3のバスリング61〜63の接続部612,622,632の形状が、第1の実施の形態に係る集配電リング11における第1〜第3のバスリング31〜33及び中性相バスリング34の互いの位置関係、及び第1〜第3のバスリング31〜33の接続部312,322,332の形状とは異なる。
図10において、第1の実施の形態に係る集配電リング11について説明したものと実質的に同一の機能を有する部位については共通する符号を付し、その重複した説明を省略する。
本比較例に係る集配電リング10は、第1〜第3のバスリング61〜63及び中性相バスリング64の互いの位置関係が、第1の実施の形態に係る第1〜第3のバスリング31〜33及び中性相バスリング34における互いの位置関係と異なる。
具体的には、回転軸線O方向に並んで配置された第1のバスリング61及び第2のバスリング62が、回転軸線O方向に並んで配置された第3のバスリング63及び中性相バスリング64よりも回転軸線O側に配置されている。そして、第2のバスリング62が、回転軸線O方向において第1
のバスリング61と固定子21との間に配置され、第3のバスリング63が、回転軸線O方向において中性相バスリング64と固定子21との間に配置されている。
第1のバスリング61の接続部612は、基端部612aが、環状部611の両端部から回転軸線O方向における固定子21とは反対側に向かって延び、延出部612bが、基端部612aの端部から回転軸線O方向における固定子21とは反対側に向かってさらに延びている。
第2のバスリング62の接続部622は、基端部622a及び延出部622bの他に、延在部622cを有している。より具体的には、基端部622aは、環状部621の両端部から第2のバスリング62の径方向外側に向かうと共に、回転軸線O方向における固定子21側に向かって延び、延在部622cは、基端部622aの端部から第3のバスリング63の径方向外側に延在している。さらに、延出部622bが、延在部622cの端部から回転軸線O方向に平行な方向における固定子21とは反対側に向かって延出している。
第3のバスリング63の接続部632は、基端部632aが、環状部631の両端部からそれぞれ第3のバスリング63の径方向外側に向かうと共に、回転軸線O方向の固定子21とは反対側に向かって延びるように形成されている。そして、延出部632bが、基端部632aの端部から回転軸線O方向の固定子21とは反対側に向かってさらに延びて形成されている。
以上より、第2のバスリング62は、回転軸線O方向において第1のバスリング61よりも固定子21側に配置されると共に、第3のバスリング63よりも回転軸線O側に配置されているため、接続部622において第1〜第3のバスリング61〜63及び中性相バスリング64の径方向に第3のバスリング63を超える部分、すなわち延在部622cが必要となる。したがって、第2のバスリング62において、第2の給電端子42と環状部621との間の接続経路(取り回し)が煩雑になっている。
(第1の実施の形態の作用及び効果)
以上説明した第1の実施の形態によれば、以下のような作用及び効果が得られる。
(1)第1〜第3のバスリング31〜33及び中性相バスリング34は、第1のバスリング31と中性相バスリング34とが回転軸線O方向に並んで配置されると共に、第2のバスリング32と第3のバスリング33とが回転軸線O方向に並んで配置され、第1のバスリング31及び中性相バスリング34は、第2のバスリング32及び第3のバスリング33よりも回転軸線O側に配置されているため、比較例に係る集配電リング10と比べて、集配電リング11における回転軸線O方向及び回転軸線Oに直交する方向(径方向)の寸法を小さくすることを可能としながらも、回転軸線Oに直交する方向において第1〜第3のバスリング31〜33及び中性相バスリング34よりも外側に設けられた端子台20に接続される第1〜第3の給電端子41〜43までの配線の取り回し、すなわち接続部312,322,332の形状を簡易にすることができる。
(2)第1〜第3のバスリング31〜33及び中性相バスリング34は、回転軸線O方向において端子台20よりも固定子21側に配置され、第1〜第3のバスリング31〜33の接続部312,322,332は、端子台20に向かって回転軸線O方向に延びる延出部312b,322b,332bを有しているため、延出部312b,322b,332bの先端に接続された第1〜第3の給電端子41〜43と端子台20との接続距離を短くすることができる。
(3)回転軸線Oに直交する方向において、第1のバスリング31と第2のバスリング32との間の距離、及び第3のバスリング33と中性相バスリング34との間の距離が、それぞれ第1〜第3のバスリング31〜33及び中性相バスリング34のそれぞれを構成する電線(絶縁電線)の直径よりも短いため、集配電リング11の径方向の大きさを小さくすることができる。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態について、図11乃至図14を参照して以下説明する。
図11は、本発明の第2の実施の形態に係る電動機100の一構成例を示す斜視図である。なお、図11において、回転軸線Oを一点鎖線で示す。
第2の実施の形態に係る電動機100は、集配電リング12の構成が第1の実施の形態に係る集配電リング11の構成と異なり、それ以外の構成については第1の実施の形態に係る電動機1の構成と同様である。
図11乃至図14において、第1の実施の形態について説明したものと実質的に同一の機能を有する構成要素については、共通する符号を付してその重複した説明を省略する。
集配電リング12は、回転軸線Oを中心とする同心円状に配置され、固定子21の各巻線210(U相の巻線211、V相の巻線212、及びW相の巻線213)が接続される環状の第1〜第3のバスリング71〜73及び中性相バスリング74と、第1〜第3のバスリング71〜73にそれぞれ接続されると共に、回転軸線Oに直交する方向において第1〜第3のバスリング71〜73及び中性相バスリング74よりも内側に設けられた端子台200にボルト20aで接続される第1〜第3の給電端子81〜83と、巻線210が接続される複数の第1〜第3の接続端子91〜93及び中性接続端子94と、第1〜第3のバスリング71〜73及び中性相バスリング74を保持する複数(本実施の形態では6つ)の保持部材30とを備えている。
本実施の形態においても、第1の実施の形態と同様に、第1〜第3のバスリング71〜73及び中性相バスリング74は、回転軸線O方向において端子台200よりも固定子21側に配置されている。
図12は、本発明の第2の実施の形態に係る集配電リング12の一構成例を示す斜視図である。図13は、図12のC−C線断面図である。図14は、第2の実施の形態における第1〜第3のバスリング71〜73の接続部712,722,732の環状部711,721,731に対する位置関係を示す模式図である。なお、図14において、回転軸線Oを一点鎖線で示す。
第1〜第3のバスリング71〜73は、第1の実施の形態に係る第1〜第3のバスリング31〜33と同様に、中心導体710a,720a,730a及び絶縁体710b,720b,730bを有する絶縁電線から形成され、環状部711,721,731及び接続部712,722,732を有している。
中性相バスリング74は、第1の実施の形態に係る中性相バスリング34と同様に、中心導体740a及び絶縁体740bする絶縁電線から形成され、給電端子81〜83との接続のための接続部を有することなく、環状部741のみを有して環状に形成されている。
図13に示すように、第1〜第3のバスリング31〜33及び中性相バスリング34は、第1の実施の形態と同様に、第1のバスリング71と中性相バスリング74とが回転軸線O方向に並んで配置されると共に、第2のバスリング72と第3のバスリング73とが回転軸線O方向に並んで配置されている。一方、第1の実施の形態と異なり、第1のバスリング71及び中性相バスリング74は、回転軸線Oに直交する方向において第2のバスリング72及び第3のバスリング73よりも外側に配置されている。
本実施の形態では、第1の実施の形態と同様に、中性相バスリング74が、回転軸線O方向において第1のバスリング71と固定子21(図11参照)との間に配置され、第3のバスリング73が、回転軸線O方向において第2のバスリング72と固定子21との間に配置されている。
また、第1の実施の形態と同様に、回転軸線Oに直交する方向において、第1のバスリング71と第2のバスリング72との間の距離、及び第3のバスリング73と中性相バスリング74との間の距離は、それぞれ第1〜第3のバスリング71〜73及び中性相バスリング74のそれぞれを構成する絶縁電線の直径よりも短く設定されている。
第1〜第3の給電端子81〜83は、第1の実施の形態に係る第1〜第3の給電端子41〜43と同様に、貫通孔811a,821a,831aが形成された接続片811,821,831及び加締め部812,822,832を一体に有している。本実施の形態では、接続片811,821,831は、第1〜第3のバスリング71〜73及び中性相バスリング74の径方向内側に向かって張り出すように加締め部812,822,832の端部の一部分を屈曲させて形成されている。
第1のバスリング71に接続された第1の接続端子91、及び第2のバスリング72に接続された第2の接続端子92は、第1の実施の形態に係る第1のバスリング31に接続された第1の接続端子51の構成、及び第2のバスリング32に接続された第2の接続端子52の構成と同様の構成を有している(図5及び図6参照)。
一方、第3のバスリング73に接続された第3の接続端子93は、第1の実施の形態に係る中性相バスリング34に接続された中性接続端子54の構成と同様の構成を有し、中性相バスリング74に接続された中性接続端子94は、第1の実施の形態に係る第3のバスリング33に接続された第3の接続端子53の構成と同様の構成を有している。
すなわち、回転軸線Oに直交する方向において、本実施の形態に係る第3のバスリング73及び中性相バスリング74の配置関係が、第1の実施の形態に係る第3のバスリング33及び中性相バスリング34の配置関係と逆であるため、第3の接続端子93及び中性接続端子94の構成も、第1の実施の形態に係る第3の接続端子53及び中性接続端子54の構成と逆になる(図7及び図8参照)。
第1〜第3のバスリング71〜73の接続部712,722,732は、第1の実施の形態に係る第1〜第3のバスリング31〜33の接続部312,322,332と同様に、基端部712a,722a,732aと、基端部712a,722a,732aから回転軸線O方向における固定子21とは反対側に向かって延びる延出部712b,722b,73bとを一体に有している。
本実施の形態では、第1のバスリング71及び第2のバスリング72は、第1の実施の形態と同様に、基端部712a,722aが、環状部711,721の両端部からそれぞれ回転軸線O方向に平行な方向における固定子21とは反対側に向かって円弧を描きながら延びるように形成されている。
そして、延出部712b,722bが、基端部712a,722aの端部から回転軸線O方向に平行な方向における固定子21とは反対側に向かってさらに延びて形成されている。すなわち、接続部712,722の基端部712a,722a及び延出部712b,722bは共に、回転軸線O方向に平行な方向に延出している。
一方、第3のバスリング73は、基端部732aが、環状部731の両端部から第3のバスリング73の径方向内側に向かうと共に、回転軸線O方向の固定子21とは反対側に向かって延びて形成されている。そして、延出部732bが、基端部732aの端部から回転軸線O方向に平行な方向における固定子21とは反対側に向かってさらに延びて形成されている。したがって、第3のバスリング73は、回転軸線O方向から見た場合に、接続部732が環状部731よりも径方向内側に位置している。
(第2の実施の形態の作用及び効果)
以上説明した第2の実施の形態によれば、以下のような作用及び効果が得られる。
(1)第1〜第3のバスリング71〜73及び中性相バスリング74は、第1のバスリング71と中性相バスリング74とが回転軸線O方向に並んで配置されると共に、第2のバスリング72と第3のバスリング73とが回転軸線O方向に並んで配置され、第1のバスリング71及び中性相バスリング74は、回転軸線Oに直交する方向において第2のバスリング72及び第3のバスリング73よりも外側に配置されているため、回転軸線Oに直交する方向において第1〜第3のバスリング71〜73及び中性相バスリング74よりも内側に設けられる端子台200に接続される第1〜第3の給電端子81〜83までの配線の取り回し、すなわち接続部712,722,732の形状を簡易にすることができる。
(2)第1〜第3のバスリング71〜73及び中性相バスリング74は、回転軸線O方向において端子台200よりも固定子21側に配置され、第1〜第3のバスリング71〜73の接続部712,722,732は、端子台200に向かって回転軸線O方向に延びる延出部712b,722b,732bを有しているため、延出部712b,722b,732bの先端に接続された第1〜第3の給電端子81〜83と端子台200との接続距離を短くすることができる。
(3)回転軸線Oに直交する方向において、第1のバスリング71と第2のバスリング72との間の距離、及び第3のバスリング73と中性相バスリング74との間の距離は、それぞれ第1〜第3のバスリング71〜73及び中性相バスリング74のそれぞれを構成する電線(絶縁電線)の直径よりも短いため、集配電リング12の径方向の大きさを小さくすることができる。
(実施の形態のまとめ)
次に、以上説明した実施の形態から把握される技術思想について、実施の形態における符号等を援用して記載する。ただし、以下の記載における各符号等は、特許請求の範囲における構成要素を実施の形態に具体的に示した部材等に限定するものではない。
[1]三相交流電動機(1)の回転子(22)の回転軸線O方向に固定子(21)と並列して配置される集配電リング(11)であって、回転軸線Oを中心とする同心円状に配置され、固定子(21)の各相の巻線(211,212,213)が接続される第1乃至第3のバスリング(31〜33)及び中性相バスリング(34)と、第1乃至第3のバスリング(31〜33)のそれぞれに接続されると共に、回転軸線Oに直交する方向において第1乃至第3のバスリング(31〜33)及び中性相バスリング(34)よりも外側に設けられる端子台(20)に接続される給電端子(41〜43)とを備え、第1乃至第3のバスリング(31〜33)は、回転軸線Oを中心とする環状に形成された環状部(311,321,331)、及び環状部(311,321,331)と給電端子(41〜43)とを接続する接続部(312,322,332)を有し、中性相バスリング(34)は、給電端子(41〜43)との接続のための接続部を有することなく環状に形成され、第1乃至第3のバスリング(31〜34)及び中性相バスリング(34)は、第1のバスリング(31)と中性相バスリング(34)とが回転軸線O方向に並んで配置されると共に、第2のバスリング(32)と第3のバスリング(33)とが回転軸線O方向に並んで配置され、第1のバスリング(31)及び中性相バスリング(34)は、第2のバスリング(32)及び第3のバスリング(33)よりも回転軸線O側に配置された集配電リング(11)。
[2]第1乃至第3のバスリング(31〜33)及び中性相バスリング(34)は、回転軸線O方向において端子台(20)よりも固定子(21)側に配置され、第1乃至第3のバスリング(31〜33)の接続部(312,322,332)は、端子台(20)に向かって回転軸線O方向に延びる延出部(312b,322b,332b)を有し、中性相バスリング(34)は、回転軸線O方向において第1のバスリング(31)と固定子(21)との間に配置された、[1]に記載の集配電リング(11)。
[3]第1乃至第3のバスリング(31〜33)及び中性相バスリング(34)は、回転軸線O方向から見た場合に、第1のバスリング(31)及び中性相バスリング(34)の少なくとも一部が重なると共に、第2のバスリング(32)及び第3のバスリング(33)の少なくとも一部が重なるように配置され、回転軸線Oに直交する方向から見た場合に、第1のバスリング(31)及び第2のバスリング(32)の少なくとも一部が重なると共に、第3のバスリング(33)及び中性相バスリング(34)の少なくとも一部が重なるように配置された、[1]又は[2]に記載の集配電リング(11)。
[4]三相交流電動機(100)の回転子(22)の回転軸線O方向に固定子(21)と並列して配置される集配電リング(12)であって、回転軸線Oを中心とする同心円状に配置され、固定子(21)の各相の巻線(211,212,213)が接続される第1乃至第3のバスリング(71〜73)及び中性相バスリング(74)と、第1乃至第3のバスリング(71〜73)のそれぞれに接続されると共に、回転軸線Oに直交する方向において第1乃至第3のバスリング(71〜73)及び中性相バスリング(74)よりも内側に設けられる端子台(200)に接続される給電端子(81〜83)とを備え、第1乃至第3のバスリング(71〜73)は、回転軸線Oを中心とする環状に形成された環状部(711,721,731)、及び環状部(711,721,731)と給電端子(81〜83)とを接続する接続部(712,722,732)を有し、中性相バスリング(74)は、給電端子(81〜83)との接続のための接続部を有することなく環状に形成され、第1のバスリング(71)と中性相バスリング(74)とが回転軸線O方向に並んで配置されると共に、第2のバスリング(72)と第3のバスリング(73)とが回転軸線O方向に並んで配置され、第1のバスリング(71)及び中性相バスリング(74)は、回転軸線Oに直交する方向において第2のバスリング(72)及び第3のバスリング(73)よりも外側に配置された集配電リング(12)。
[5]固定子(21)と、固定子(21)に対して回転する回転子(22)と、回転子(22)の回転軸線O方向に固定子(21)と並列して配置された集配電リング(11)とを備え、集配電リング(11)は、回転軸線Oを中心とする同心円状に配置され、固定子(21)の各相の巻線(211,212,213)が接続される第1乃至第3のバスリング(31〜33)及び中性相バスリング(34)と、第1乃至第3のバスリング(31〜33)のそれぞれに接続されると共に、回転軸線Oに直交する方向において第1乃至第3のバスリング(31〜33)及び中性相バスリング(34)よりも外側に設けられる端子台(20)に接続される給電端子(41〜43)とを備え、第1乃至第3のバスリング(31〜33)は、回転軸線Oを中心とする環状に形成された環状部(311,321,331)、及び環状部(311,321,331)と給電端子(41〜43)とを接続する接続部(312,322,332)を有し、中性相バスリング(34)は、給電端子(41〜43)との接続のための接続部を有することなく環状に形成され、第1乃至第3のバスリング(31〜34)及び中性相バスリング(34)は、第1のバスリング(31)と中性相バスリング(34)とが回転軸線O方向に並んで配置されると共に、第2のバスリング(32)と第3のバスリング(33)とが回転軸線O方向に並んで配置され、第1のバスリング(31)及び中性相バスリング(34)は、第2のバスリング(32)及び第3のバスリング(33)よりも回転軸線O側に配置された電動機(1)。
[6]固定子(21)と、固定子(21)に対して回転する回転子(22)と、回転子(22)の回転軸線O方向に固定子(21)と並列して配置された集配電リング(12)とを備え、集配電リング(12)は、回転軸線Oを中心とする同心円状に配置され、固定子(21)の各相の巻線(211,212,213)が接続される第1乃至第3のバスリング(71〜73)及び中性相バスリング(74)と、第1乃至第3のバスリング(71〜73)のそれぞれに接続されると共に、回転軸線Oに直交する方向において第1乃至第3のバスリング(71〜73)及び中性相バスリング(74)よりも内側に設けられる端子台(200)に接続される給電端子(81〜83)とを備え、第1乃至第3のバスリング(71〜73)は、回転軸線Oを中心とする環状に形成された環状部(711,721,731)、及び環状部(711,721,731)と給電端子(81〜83)とを接続する接続部(712,722,732)を有し、中性相バスリング(74)は、給電端子(81〜83)との接続のための接続部を有することなく環状に形成され、第1のバスリング(71)と中性相バスリング(74)とが回転軸線O方向に並んで配置されると共に、第2のバスリング(72)と第3のバスリング(73)とが回転軸線O方向に並んで配置され、第1のバスリング(71)及び中性相バスリング(74)は、回転軸線Oに直交する方向において第2のバスリング(72)及び第3のバスリング(73)よりも外側に配置された電動機(100)。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、上記に記載した実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、実施の形態の中で説明した特徴の組合せの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない点に留意すべきである。
本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変形して実施することが可能である。例えば、上記実施の形態では、回転軸線Oに直交する方向において、巻線210が集配電リング11,12よりも外側に位置するように引き出されていたが、これに限らず、例えば回転軸線Oに直交する方向において、集配電リング11,12よりも内側に位置するように引き出されていてもよい。
また、上記実施の形態では、第1〜第3のバスリング31〜33,71〜73及び中性相バスリング34,74は、複数の保持部材30で保持されていたが、これに限らず、例えばモールド樹脂等で覆うことによって保持されていてもよい。
また、上記第1の実施の形態では、第1〜第3のバスリング31〜33の接続部312,322,332における延出部312b,322b,332bが、回転軸線O方向における固定子21とは反対側に設けられた端子台20に向かって延びていたが、これに限らず、例えば回転軸線O方向における固定子21側に設けられた端子台に向かって延びていてもよい。上記第2の実施の形態についても同様である。
また、上記第1の実施の形態では、第1〜第3の給電端子41〜43の接続片411,421,431が第1〜第3のバスリング31〜33及び中性相バスリング34の径方向外側に向かって張り出すように屈曲されていたが、これに限らず、例えば屈曲せずに回転軸線Oに平行な方向に延在していてもよい。上記第2の実施の形態についても同様である。
また、上記第1の実施の形態では、第1〜第3の接続端子51〜53及び中性接続端子54は、第1〜第3のバスリング31〜33及び中性相バスリング34とは別部材にて形成されていたが、これに限らず、例えば第1〜第3のバスリング31〜33及び中性相バスリング34を屈曲して接続端子に対応した部分を形成してもよい。上記第2の実施の形態についても同様である。
また、上記実施の形態では、第3のバスリング33,73が回転軸線O方向における固定子21側に配置されていたが、これに限らず、例えば第1のバスリング31,71又は第2のバスリング32,72が回転軸線O方向における固定子21側に配置されていてもよい。すなわち、中性相バスリング34,74以外の第1〜第3のバスリング31〜33,71〜73における互いの位置関係は、上記実施の形態に記載された位置関係に限定されない。
また、上記第1の実施の形態では、第1〜第3のバスリング31〜33及び中性相バスリング34に絶縁電線を用いたが、これに限らず、例えば裸線や平板の打ち抜き等により形成されたバスバーを用いることも可能である。上記第2の実施の形態についても同様である。
また、上記第1の実施の形態では、第1〜第3のバスリング31〜33及び中性相バスリング34は、円形状に形成されていたが、これに限らず、例えば楕円形状や多角形状に形成されていてもよい。上記第2の実施の形態についても同様である。
また、上記第1の実施の形態では、第1〜第3のバスリング31〜33及び中性相バスリング34として、1つの導電性部材(絶縁電線)を環状に折り曲げて形成したものを用いたが、これに限らず、例えば分割した複数の導電性部材を接続して環状に形成したものを用いてもよい。上記第2の実施の形態についても同様である。
1,100…電動機
10,11,12…集配電リング
20,200…端子台
21…固定子
22…回転子
31〜33,61〜63,71〜73…第1〜第3のバスリング
34,64,74…中性相バスリング
41〜43,81〜83…第1〜第3の給電端子
210…巻線
211…U相の巻線
212…V相の巻線
213…W相の巻線
311,321,331,341,611,621,631,711,721,731,741…環状部
312,322,332,612,622,632,712,722,732…接続部
312b,322b,332b,612b,622b,632b,712b,722b,732b…延出部
O…回転軸線

Claims (5)

  1. 三相交流電動機の回転子の回転軸線方向に固定子と並列して配置される集配電リングであって、
    前記回転軸線を中心とする同心円状に配置され、前記固定子の各相の巻線が接続される第1乃至第3のバスリング及び中性相バスリングと、
    前記第1乃至第3のバスリングのそれぞれに接続されると共に、前記回転軸線に直交する方向において前記第1乃至第3のバスリング及び前記中性相バスリングよりも外側に設けられる端子台に接続される給電端子とを備え、
    前記第1乃至第3のバスリングは、前記回転軸線を中心とする環状に形成された環状部、及び前記環状部と前記給電端子とを接続する接続部を有し、
    前記中性相バスリングは、前記給電端子との接続のための接続部を有さず、前記回転軸線を中心とする環状に形成された環状部を有し
    前記第1乃至第3のバスリングの前記接続部は、前記端子台に向かって前記回転軸線方向に延びる延出部を有し、
    前記第1乃至第3のバスリング及び前記中性相バスリングは、前記回転軸線方向において前記端子台よりも前記固定子側に配置され、前記第1のバスリングと前記中性相バスリングとが前記回転軸線方向に並んで配置されると共に、前記第2のバスリングと前記第3のバスリングとが前記回転軸線方向に並んで配置され、
    前記第1のバスリング及び前記中性相バスリングは、前記第2のバスリング及び前記第3のバスリングよりも前記回転軸線側に配置され、
    前記中性相バスリングは、前記回転軸線方向において前記第1のバスリングと前記固定子との間に配置されているとともに、前記第3のバスリングは、前記回転軸線方向において前記第2のバスリングと前記固定子との間に配置され、
    前記第1のバスリング及び前記第2のバスリングの前記延出部は、前記回転軸線に直交する方向から見た場合に、他のバスリングの前記環状部と重ならない、
    集配電リング。
  2. 前記第1乃至第3のバスリング及び前記中性相バスリングは、
    前記回転軸線方向から見た場合に、前記第1のバスリング及び前記中性相バスリングの少なくとも一部が重なると共に、前記第2のバスリング及び前記第3のバスリングの少なくとも一部が重なるように配置され、
    前記回転軸線に直交する方向から見た場合に、前記第1のバスリング及び前記第2のバスリングの少なくとも一部が重なると共に、前記第3のバスリング及び前記中性相バスリングの少なくとも一部が重なるように配置された、
    請求項1に記載の集配電リング。
  3. 三相交流電動機の回転子の回転軸線方向に固定子と並列して配置される集配電リングで
    あって、
    前記回転軸線を中心とする同心円状に配置され、前記固定子の各相の巻線が接続される第1乃至第3のバスリング及び中性相バスリングと、
    前記第1乃至第3のバスリングのそれぞれに接続されると共に、前記回転軸線に直交する方向において前記第1乃至第3のバスリング及び前記中性相バスリングよりも内側に設けられる端子台に接続される給電端子とを備え、
    前記第1乃至第3のバスリングは、前記回転軸線を中心とする環状に形成された環状部、及び前記環状部と前記給電端子とを接続する接続部を有し、
    前記中性相バスリングは、前記給電端子との接続のための接続部を有さず、前記回転軸線を中心とする環状に形成された環状部を有し
    前記第1乃至第3のバスリングの前記接続部は、前記端子台に向かって前記回転軸線方向に延びる延出部を有し、
    前記第1乃至第3のバスリング及び前記中性相バスリングは、前記回転軸線方向において前記端子台よりも前記固定子側に配置され、前記第1のバスリングと前記中性相バスリングとが前記回転軸線方向に並んで配置されると共に、前記第2のバスリングと前記第3のバスリングとが前記回転軸線方向に並んで配置され、
    前記第1のバスリング及び前記中性相バスリングは、前記回転軸線に直交する方向において前記第2のバスリング及び前記第3のバスリングよりも外側に配置され、
    前記中性相バスリングは、前記回転軸線方向において前記第1のバスリングと前記固定子との間に配置されているとともに、前記第3のバスリングは、前記回転軸線方向において前記第2のバスリングと前記固定子との間に配置され、
    前記第1のバスリング及び前記第2のバスリングの前記延出部は、前記回転軸線に直交する方向から見た場合に、他のバスリングの前記環状部と重ならない、
    集配電リング。
  4. 固定子と、
    前記固定子に対して回転する回転子と、
    前記回転子の回転軸線方向に前記固定子と並列して配置された集配電リングとを備え、
    前記集配電リングは、
    前記回転軸線を中心とする同心円状に配置され、前記固定子の各相の巻線が接続される第1乃至第3のバスリング及び中性相バスリングと、
    前記第1乃至第3のバスリングのそれぞれに接続されると共に、前記回転軸線に直交する方向において前記第1乃至第3のバスリング及び前記中性相バスリングよりも外側に設けられる端子台に接続される給電端子とを備え、
    前記第1乃至第3のバスリングは、前記回転軸線を中心とする環状に形成された環状部、及び前記環状部と前記給電端子とを接続する接続部を有し、
    前記中性相バスリングは、前記給電端子との接続のための接続部を有さず、前記回転軸線を中心とする環状に形成された環状部を有し
    前記第1乃至第3のバスリングの前記接続部は、前記端子台に向かって前記回転軸線方向に延びる延出部を有し、
    前記第1乃至第3のバスリング及び前記中性相バスリングは、前記回転軸線方向において前記端子台よりも前記固定子側に配置され、前記第1のバスリングと前記中性相バスリングとが前記回転軸線方向に並んで配置されると共に、前記第2のバスリングと前記第3のバスリングとが前記回転軸線方向に並んで配置され、
    前記第1のバスリング及び前記中性相バスリングは、前記第2のバスリング及び前記第3のバスリングよりも前記回転軸線側に配置され、
    前記中性相バスリングは、前記回転軸線方向において前記第1のバスリングと前記固定子との間に配置されているとともに、前記第3のバスリングは、前記回転軸線方向において前記第2のバスリングと前記固定子との間に配置され、
    前記第1のバスリング及び前記第2のバスリングの前記延出部は、前記回転軸線に直交する方向から見た場合に、他のバスリングの前記環状部と重ならない、
    電動機。
  5. 固定子と、
    前記固定子に対して回転する回転子と、
    前記回転子の回転軸線方向に前記固定子と並列して配置された集配電リングとを備え、
    前記集配電リングは、
    前記回転軸線を中心とする同心円状に配置され、前記固定子の各相の巻線が接続される第1乃至第3のバスリング及び中性相バスリングと、
    前記第1乃至第3のバスリングのそれぞれに接続されると共に、前記回転軸線に直交する方向において前記第1乃至第3のバスリング及び前記中性相バスリングよりも内側に設けられる端子台に接続される給電端子とを備え、
    前記第1乃至第3のバスリングは、前記回転軸線を中心とする環状に形成された環状部、及び前記環状部と前記給電端子とを接続する接続部を有し、
    前記中性相バスリングは、前記給電端子との接続のための接続部を有さず、前記回転軸線を中心とする環状に形成された環状部を有し
    前記第1乃至第3のバスリングの前記接続部は、前記端子台に向かって前記回転軸線方向に延びる延出部を有し、
    前記第1乃至第3のバスリング及び前記中性相バスリングは、前記回転軸線方向において前記端子台よりも前記固定子側に配置され、前記第1のバスリングと前記中性相バスリングとが前記回転軸線方向に並んで配置されると共に、前記第2のバスリングと前記第3のバスリングとが前記回転軸線方向に並んで配置され、
    前記第1のバスリング及び前記中性相バスリングは、前記回転軸線に直交する方向において前記第2のバスリング及び前記第3のバスリングよりも外側に配置され、
    前記中性相バスリングは、前記回転軸線方向において前記第1のバスリングと前記固定子との間に配置されているとともに、前記第3のバスリングは、前記回転軸線方向において前記第2のバスリングと前記固定子との間に配置され、
    前記第1のバスリング及び前記第3のバスリングの前記延出部は、前記回転軸線に直交する方向から見た場合に、他のバスリングの前記環状部と重ならない、
    電動機。
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