JP6350258B2 - 電気自動車 - Google Patents

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Description

本明細書が開示する技術は、走行用のモータを備える電気自動車に関する。なお、本明細書における「電気自動車」には、エンジンを備えず走行用のモータだけを備える電気自動車と、走行用のモータとエンジンを共に備えるハイブリッド車の双方を含む。
特許文献1に、メインバッテリと、メインバッテリに接続されたメイン電源配線と、メイン電源配線の電圧を平滑化する平滑コンデンサを備える電力制御ユニットと、メインバッテリと電力制御ユニットの間で、メイン電源配線の導通と非導通を切り換えるスイッチと、メインバッテリより低電圧のサブバッテリと、サブバッテリに接続されたサブ電源配線と、スイッチよりも電力制御ユニット側のメイン電源配線とサブ電源配線の間を接続しており、サブ電源配線からメイン電源配線へ昇圧して電力を供給する昇圧動作が可能なDC−DCコンバータを備える電気自動車が開示されている。
上記のような電気自動車において、スイッチを非導通から導通へ切り換える際に、メインバッテリの電圧と、電力制御ユニットの平滑コンデンサの電圧が相違していると、スイッチが導通に切り換わった直後に、メイン電源配線に大きな突入電流が流れる。そこで、スイッチを非導通から導通に切り換える前に、メインバッテリの電圧と平滑コンデンサの電圧が一致するように、平滑コンデンサのプリチャージを行う必要がある。特許文献1の電気自動車では、スイッチが非導通から導通に切り換わる前に、DC−DCコンバータが昇圧動作を行うことによって、サブバッテリから電力を供給して平滑コンデンサのプリチャージを行うことができる。この場合、DC−DCコンバータでは内部のインダクタやトランスによって出力電流の急変が抑制されているため、平滑コンデンサに大きな突入電流が流れることはない。
特開2007−318849号公報
サブバッテリからの電力供給によって平滑コンデンサにプリチャージする場合、サブバッテリからはそれほど大きな電力を供給することができないため、プリチャージに長時間を要する。本明細書では、平滑コンデンサのプリチャージに要する時間を短縮することが可能な技術を提供する。
本明細書が開示する電気自動車は、メインバッテリと、メインバッテリに接続されたメイン電源配線と、メイン電源配線の電圧を平滑化する平滑コンデンサを備える電力制御ユニットと、メインバッテリと電力制御ユニットの間で、メイン電源配線の導通と非導通を切り換えるスイッチと、メインバッテリより低電圧のサブバッテリと、サブバッテリに接続されたサブ電源配線と、スイッチよりも電力制御ユニット側のメイン電源配線とサブ電源配線の間を接続しており、サブ電源配線からメイン電源配線へ昇圧して電力を供給する昇圧動作が可能な第1DC−DCコンバータと、スイッチよりもメインバッテリ側のメイン電源配線とサブ電源配線の間を接続しており、メイン電源配線からサブ電源配線へ降圧して電力を供給する降圧動作が可能な第2DC−DCコンバータを備えている。第1DC−DCコンバータの許容入力電流が、第2DC−DCコンバータの最大出力電流とサブバッテリの最大出力電流の合計よりも大きい。
上記の電気自動車では、第1DC−DCコンバータが昇圧動作を行うことで、サブ電源配線から電力制御ユニット側のメイン電源配線に電力を供給して、平滑コンデンサのプリチャージを行うことができる。この際に、上記の電気自動車では、第1DC−DCコンバータの許容入力電流が、第2DC−DCコンバータの最大出力電流とサブバッテリの最大出力電流の合計よりも大きい。このため、上記の電気自動車では、サブバッテリから第1DC−DCコンバータを介して平滑コンデンサに電力が供給されるだけでなく、第2DC−DCコンバータが降圧動作を行うことで、メインバッテリから第2DC−DCコンバータと第1DC−DCコンバータを介して平滑コンデンサに電力を供給することが可能である。このような構成とすることによって、サブバッテリのみから電力を供給して平滑コンデンサをプリチャージする場合に比べて、プリチャージに要する時間を短縮することができる。
実施例の電気自動車2の電気系統のブロック図である。 実施例の第1DC−DCコンバータ28および第2DC−DCコンバータ30の概略の構成を示す図である。 実施例の電気自動車2における平滑コンデンサ14のプリチャージの様子を示す図である。
図1に、実施例の電気自動車2の電気系統のブロック図を示す。本実施例の電気自動車2は、エンジン(図示せず)の動力を利用して走行することもできるし、メインバッテリ4の電力を利用して走行することもできる、ハイブリッド車である。エンジンの動力を利用して走行する場合には、エンジンが発生させた動力の一部を駆動輪(図示せず)に伝達する一方、エンジンの動力の残りを用いて第1モータ6で発電し、第1モータ6で発電した電力で第2モータ8を駆動することで、駆動輪を回転させる。なお、エンジンを始動させる際には、メインバッテリ4からの電力を第1モータ6に供給し、第1モータ6をセルモータとして機能させる。メインバッテリ4の電力を利用して走行する場合には、メインバッテリ4からの電力で第2モータ8を駆動することで、駆動輪を回転させる。
メインバッテリ4は、ニッケル水素電池やリチウムイオン電池等の二次電池である。本実施例では、メインバッテリ4の電圧は300V程度である。電気自動車2は、エンジンの動力を用いて第1モータ6で発電し、第1モータ6で発電した電力をメインバッテリ4に充電することができる。また、走行中の電気自動車2が減速する際に、第2モータ8で回生発電し、第2モータ8で発電した電力をメインバッテリ4に充電することもできる。
メインバッテリ4は、メイン電源配線10を介して、電力制御ユニット(PCU)12に接続されている。メイン電源配線10は、メインバッテリ4の正極端子に接続された正極線10aと、メインバッテリ4の負極端子に接続された負極線10bを備えている。
PCU12は、メインバッテリ4と第1モータ6および第2モータ8の間に設けられている。PCU12は、平滑コンデンサ14と、コンバータ16と、インバータ18を備えている。平滑コンデンサ14は、メイン電源配線10の電圧を平滑化する。コンバータ16は、メインバッテリ4から供給される電力の電圧を、必要に応じて第1モータ6や第2モータ8の駆動に適した電圧まで昇圧する。また、コンバータ16は、第1モータ6や第2モータ8が発電した電力の電圧を、メインバッテリ4への充電に適した電圧まで降圧することもできる。本実施例では、第1モータ6や第2モータ8の駆動に用いる電圧は600V程度である。インバータ18は、メインバッテリ4から供給される直流電力を、第1モータ6や第2モータ8の駆動のための三相交流電力に変換する。また、インバータ18は、第1モータ6や第2モータ8が発電した三相交流電力を、メインバッテリ4へ充電するための直流電力に変換することもできる。
メインバッテリ4とPCU12の間には、システムメインリレー(SMR)20が設けられている。SMR20は、メイン電源配線10の正極線10aの導通と非導通を切り換えるスイッチ20aと、メイン電源配線10の負極線10bの導通と非導通を切り換えるスイッチ20bを備えている。すなわち、SMR20は、メイン電源配線10の導通と非導通を切り換える。
電気自動車2は、メインバッテリ4よりも低電圧のサブバッテリ22を備えている。サブバッテリ22は、鉛電池等の二次電池である。本実施例では、サブバッテリ22の電圧は13V〜14.5V程度である。サブバッテリ22は、サブ電源配線24を介して、パワーステアリングやエアコン等の補機26に接続されている。サブ電源配線24は、サブバッテリ22の正極端子に接続された正極線24aと、サブバッテリ22の負極端子に接続された負極線24bを備えている。サブ電源配線24の負極線24bは、接地電位を提供する。
SMR20よりもPCU12側のメイン電源配線10と、サブ電源配線24は、第1DC−DCコンバータ28を介して接続されている。第1DC−DCコンバータ28は、メイン電源配線10からサブ電源配線24へ降圧して電力を供給する降圧動作を行うこともできるし、サブ電源配線24からメイン電源配線10へ昇圧して電力を供給する昇圧動作を行うこともできる。第1DC−DCコンバータ28は、いわゆる双方向DC−DCコンバータであり、昇降圧DC−DCコンバータである。電気自動車2では、第1DC−DCコンバータ28が降圧動作を行うことで、SMR20の導通/非導通に関わらず、第1モータ6や第2モータ8が発電した電力をサブバッテリ22に充電することができる。また、電気自動車2では、第1DC−DCコンバータ28が昇圧動作を行うことで、SMR20の導通/非導通に関わらず、サブバッテリ22の電力を利用して第1モータ6や第2モータ8を駆動することができる。
SMR20よりもメインバッテリ4側のメイン電源配線10と、サブ電源配線24は、第2DC−DCコンバータ30を介して接続されている。第2DC−DCコンバータ30は、メイン電源配線10からサブ電源配線24へ降圧して電力を供給する降圧動作のみを行うことができる。第2DC−DCコンバータ30は、いわゆる単方向DC−DCコンバータであり、降圧DC−DCコンバータである。電気自動車2では、SMR20が導通している際に、第1DC−DCコンバータ28が降圧動作を行い、かつ第2DC−DCコンバータ30が降圧動作を行うことで、メインバッテリ4からの電力や、第1モータ6や第2モータ8が発電した電力を、第1DC−DCコンバータ28と第2DC−DCコンバータ30の両方を介して、サブバッテリ22に充電することができる。この場合、第1DC−DCコンバータ28および第2DC−DCコンバータ30の何れか一方のみを介してサブバッテリ22に充電する場合に比べて、サブバッテリ22に供給される電流を大きくすることができ、サブバッテリ22の充電に要する時間を短縮することができる。
図2に、第1DC−DCコンバータ28と、第2DC−DCコンバータ30の概略の構成を示す。以下の説明では、第1DC−DCコンバータ28に関して、メイン電源配線10側(すなわち、PCU12側)を一次側といい、サブ電源配線24側(すなわち、サブバッテリ22側)を二次側という。同様に、第2DC−DCコンバータ30に関して、メイン電源配線10側(すなわち、メインバッテリ4側)を一次側といい、サブ電源配線24側(すなわち、サブバッテリ22側)を二次側という。
第1DC−DCコンバータ28は、一次側フィルタ32と、一次側回路34と、トランス36と、二次側回路38と、二次側フィルタ40と、制御回路42を備えている。第1DC−DCコンバータ28は、絶縁型DC−DCコンバータである。一次側フィルタ32と、一次側回路34と、トランス36と、二次側回路38と、二次側フィルタ40と、制御回路42は、筐体56内に収容されている。
一次側フィルタ32は、第1DC−DCコンバータ28のメイン電源配線10側でのノイズの発生を抑制する。本実施例では、一次側フィルタ32は、コンデンサ32aを備えている。
一次側回路34は、スイッチング素子34a、34b、34c、34dと、それぞれのスイッチング素子34a、34b、34c、34dに並列に接続された還流ダイオード34e、34f、34g、34hを備えている。スイッチング素子34aとスイッチング素子34bは直列に接続されており、スイッチング素子34cとスイッチング素子34dは直列に接続されている。一次側回路34は、スイッチング回路ということもできる。
トランス36は、一次側コイル36aと、二次側コイル36bを備えている。トランス36では、一次側コイル36aから二次側コイル36bへ降圧して電力を供給することもできるし、二次側コイル36bから一次側コイル36aへ昇圧して電力を供給することもできる。一次側コイル36aの一端は、スイッチング素子34aとスイッチング素子34bの間に接続されており、一次側コイル36aの他端は、スイッチング素子34cとスイッチング素子34dの間に接続されている。
二次側回路38は、スイッチング素子38a、38b、38c、38dと、それぞれのスイッチング素子38a、38b、38c、38dに並列に接続された還流ダイオード38e、38f、38g、38hと、インダクタ38iと、コンデンサ38jを備えている。スイッチング素子38aとスイッチング素子38bは直列に接続されており、スイッチング素子38cとスイッチング素子38dは直列に接続されている。二次側コイル36bの一端は、スイッチング素子38aとスイッチング素子38bの間に接続されており、二次側コイル36bの他端は、スイッチング素子38cとスイッチング素子38dの間に接続されている。二次側回路38は、スイッチング回路ということもできる。
二次側フィルタ40は、第1DC−DCコンバータ28のサブ電源配線24側でのノイズの発生を抑制する。本実施例では、二次側フィルタ40は、インダクタ40aとコンデンサ40bを備えている。
制御回路42は、一次側回路34のスイッチング素子34a、34b、34c、34dと、二次側回路38のスイッチング素子38a、38b、38c、38dの動作を制御する。
第1DC−DCコンバータ28の動作について説明する。第1DC−DCコンバータ28が降圧動作をする際には、制御回路42は、一次側回路34のスイッチング素子34a、34b、34c、34dの動作を制御することによって、一次側回路34において直流電力から交流電力へと変換し、トランス36において降圧して、二次側回路38において交流電力から直流電力へと変換する。なお、この場合には、二次側回路38ではスイッチング素子38a、38b、38c、38dは動作せず、還流ダイオード38e、38f、38g、38hによる整流と、インダクタ38iおよびコンデンサ38jによる平滑化がなされる。これによって、メイン電源配線10からサブ電源配線24へ降圧して電力を供給することができる。逆に、第1DC−DCコンバータ28が昇圧動作をする際には、制御回路42は、二次側回路38のスイッチング素子38a、38b、38c、38dの動作を制御することによって、二次側回路38において直流電力から交流電力へと変換し、トランス36において昇圧して、一次側回路34において交流電力から直流電力へと変換する。なお、この場合には、一次側回路34ではスイッチング素子34a、34b、34c、34dは動作せず、還流ダイオード34e、34f、34g、34hによる整流がなされ、一次側フィルタ32において平滑化がなされる。
なお、図2に示した第1DC−DCコンバータ28の一次側フィルタ32、一次側回路34、二次側回路38、二次側フィルタ40の具体的な回路構成はあくまでも一例であって、第1DC−DCコンバータ28としては、メイン電源配線10からサブ電源配線24へ降圧して電力を供給する降圧動作と、サブ電源配線24からメイン電源配線10へ昇圧して電力を供給する昇圧動作が可能であれば、どのような構成のものを用いてもよい。
第2DC−DCコンバータ30は、一次側フィルタ44と、一次側回路46と、トランス48と、二次側回路50と、二次側フィルタ52と、制御回路54を備えている。第2DC−DCコンバータ30は、絶縁型DC−DCコンバータである。一次側フィルタ44と、一次側回路46と、トランス48と、二次側回路50と、二次側フィルタ52と、制御回路54は、筐体58内に収容されている。
一次側フィルタ44は、第2DC−DCコンバータ30のメイン電源配線10側でのノイズの発生を抑制する。本実施例では、一次側フィルタ44は、コンデンサ44aを備えている。
一次側回路46は、スイッチング素子46a、46b、46c、46dと、それぞれのスイッチング素子46a、46b、46c、46dに並列に接続された還流ダイオード46e、46f、46g、46hを備えている。スイッチング素子46aとスイッチング素子46bは直列に接続されており、スイッチング素子46cとスイッチング素子46dは直列に接続されている。一次側回路46は、スイッチング回路ということもできる。
トランス48は、一次側コイル48aと、二次側コイル48bを備えている。トランス48では、一次側コイル48aから二次側コイル48bへ降圧して電力を供給することができる。一次側コイル48aの一端は、スイッチング素子46aとスイッチング素子46bの間に接続されており、一次側コイル48aの他端は、スイッチング素子46cとスイッチング素子46dの間に接続されている。
二次側回路50は、ダイオード50a、50b、50c、50dと、インダクタ50eと、コンデンサ50fを備えている。ダイオード50a、50b、50c、50dは、ブリッジ回路を構成している。
二次側フィルタ52は、第2DC−DCコンバータ30のサブ電源配線24側でのノイズの発生を抑制する。本実施例では、二次側フィルタ52は、インダクタ52aとコンデンサ52bを備えている。
制御回路54は、一次側回路46のスイッチング素子46a、46b、46c、46dの動作を制御する。
第2DC−DCコンバータ30の動作について説明する。第2DC−DCコンバータ30が降圧動作をする際には、制御回路54は、一次側回路46のスイッチング素子46a、46b、46c、46dの動作を制御することによって、一次側回路46において直流電力から交流電力へと変換し、トランス48において降圧して、二次側回路50において交流電力から直流電力へと変換する。この場合、二次側回路50ではダイオード50a、50b、50c、50dによる整流と、インダクタ50eおよびコンデンサ50fによる平滑化がなされる。これによって、メイン電源配線10からサブ電源配線24へ降圧して電力を供給することができる。
なお、第2DC−DCコンバータ30としては、図2に示すような、一次側回路46がスイッチング素子46a、46b、46c、46dを備えており、制御回路54が一次側回路46の動作を制御する構成に限らず、二次側回路50がスイッチング素子を備えており、制御回路54が二次側回路50の動作を制御する構成としてもよいし、一次側回路46と二次側回路50のそれぞれがスイッチング素子を備えており、制御回路54が一次側回路46と二次側回路50のそれぞれの動作を制御する構成としてもよい。図2に示した第2DC−DCコンバータ30の一次側フィルタ44、一次側回路46、二次側回路50、二次側フィルタ52の具体的な回路構成はあくまでも一例であって、第2DC−DCコンバータ30としては、メイン電源配線10からサブ電源配線24へ降圧して電力を供給する降圧動作が可能であれば、どのような構成のものを用いてもよい。
図1に示す電気自動車2において、SMR20を非導通から導通へ切り換える際に、メインバッテリ4の電圧と、PCU12の平滑コンデンサ14の電圧が相違していると、SMR20が導通に切り換わった直後にメイン電源配線10に大きな突入電流が流れる。そこで、電気自動車2においては、SMR20を非導通から導通へ切り換える前に、メインバッテリ4の電圧と平滑コンデンサ14の電圧の差を所定値(例えば0)以下とするために、平滑コンデンサ14のプリチャージを行う。
図3に示すように、本実施例の電気自動車2では、平滑コンデンサ14へのプリチャージの際には、第1DC−DCコンバータ28が昇圧動作を行うとともに、第2DC−DCコンバータ30が降圧動作を行う。この場合、第1DC−DCコンバータ28のサブ電源配線24側には、サブバッテリ22から出力される電流Iに加えて、メインバッテリ4から第2DC−DCコンバータ30を介して出力される電流Iも入力される。第2DC−DCコンバータ30を介して出力される電流Iは、主にメインバッテリ4の電圧及び第2DC−DCコンバータ30のデューティ比によって変化する。サブバッテリ22から出力される電流Iは、主に第1DC−DCコンバータ28のデューティ比及び第2DC−DCコンバータ30のデューティ比によって変化する。第1DC−DCコンバータ28は、第2DC−DCコンバータ30から出力される電流Iの最大値I1maxとサブバッテリ22から出力される電流Iの最大値I2maxの合計の電流I1max+I2maxよりも大きな電流が入力されることを許容する構成を有する。第1DC−DCコンバータ28の入力許容電流は、第1DC−DCコンバータ28に含まれる各要素34e,38a等によって決まる。
上記の構成では、平滑コンデンサ14には、サブバッテリ22から第1DC−DCコンバータ28を介して電力が供給されるだけでなく、メインバッテリ4からも第2DC−DCコンバータ30と第1DC−DCコンバータ28を介して電力が供給される。このような構成とすることによって、サブバッテリ22のみから電力を供給して平滑コンデンサ14のプリチャージを行う場合に比べて、プリチャージに要する時間を短縮することができる。
なお、平滑コンデンサ14のプリチャージを行う場合、サブバッテリ22の寿命を考慮して、サブバッテリ22から電力を利用しなくてもよい。例えば、第1DC−DCコンバータ28のデューティ比及び第2DC−DCコンバータ30のデューティ比を制御することによって、サブバッテリ22からの電力を利用せずに、メインバッテリ4から第2DC−DCコンバータ30と第1DC−DCコンバータ28を介して供給される電力のみで、平滑コンデンサ14のプリチャージを行ってもよい。
なお、平滑コンデンサ14のプリチャージに要する時間を短縮するうえでは、第1DC−DCコンバータ28で昇圧動作が可能であり、第2DC−DCコンバータ30で降圧動作が可能であればよい。従って、例えば、第1DC−DCコンバータ28を、サブ電源配線24からメイン電源配線10へ昇圧して電力を供給する昇圧動作のみが可能な、単方向の昇圧DC−DCコンバータとしてもよい。この構成によれば、第1DC−DCコンバータ28を双方向の昇降圧DC−DCコンバータとする場合に比べて、製造コストを低減することができる。
あるいは、第2DC−DCコンバータ30を、メイン電源配線10からサブ電源配線24へ降圧して電力を供給する降圧動作と、サブ電源配線24からメイン電源配線10へ昇圧して電力を供給する昇圧動作が可能な、双方向の昇降圧DC−DCコンバータとしてもよい。この場合、第2DC−DCコンバータ30が昇圧動作を行うことで、SMR20の導通/非導通に関わらず、サブバッテリ22の電力を利用してメインバッテリ4を充電することができる。また、第1DC−DCコンバータ28が降圧動作を行い、かつ第2DC−DCコンバータ30が昇圧動作を行うことで、SMR20の導通/非導通に関わらず、第1モータ6や第2モータ8が発電した電力をメインバッテリ4に充電することができる。
なお、第1DC−DCコンバータ28および第2DC−DCコンバータ30を電気自動車2に搭載する際には、種々の態様で搭載させることができる。例えば、図2に示すように、第1DC−DCコンバータ28と第2DC−DCコンバータ30を、それぞれ別個の筐体56,58に収容して電気自動車2に搭載してもよい。この場合、第1DC−DCコンバータ28と第2DC−DCコンバータ30を単一の筐体に収容する場合に比べて、個々の筐体56,58を小型化することができるので、電気自動車2への搭載の自由度を高めることができる。
あるいは、第1DC−DCコンバータ28と、第2DC−DCコンバータ30を、単一の筐体に収容して搭載してもよい。この場合、第1DC−DCコンバータ28と第2DC−DCコンバータ30を別個の筐体に収容する場合とは異なり、種々の構成要素の共通化を図り、製造コストを低減することができる。
以上のように、本実施例の電気自動車2は、メインバッテリ4と、メインバッテリ4に接続されたメイン電源配線10と、メイン電源配線10の電圧を平滑化する平滑コンデンサ14を備えるPCU12と、メインバッテリ4とPCU12の間で、メイン電源配線10の導通と非導通を切り換えるSMR20(スイッチに相当する)と、メインバッテリ4より低電圧のサブバッテリ22と、サブバッテリ22に接続されたサブ電源配線24と、SMR20よりもPCU12側のメイン電源配線10とサブ電源配線24の間を接続しており、サブ電源配線24からメイン電源配線10へ昇圧して電力を供給する昇圧動作が可能な第1DC−DCコンバータ28と、SMR20よりもメインバッテリ4側のメイン電源配線10とサブ電源配線24の間を接続しており、メイン電源配線10からサブ電源配線24へ降圧して電力を供給する降圧動作が可能な第2DC−DCコンバータ30を備えている。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
2:電気自動車、4:メインバッテリ、6:第1モータ、8:第2モータ、10:メイン電源配線、10a:正極線、10b:負極線、14:平滑コンデンサ、16:コンバータ、18:インバータ、20a:スイッチ、20b:スイッチ、22:サブバッテリ、24:サブ電源配線、24a:正極線、24b:負極線、26:補機、28:第1DC−DCコンバータ、30:第2DC−DCコンバータ、32:一次側フィルタ

Claims (1)

  1. メインバッテリと、
    前記メインバッテリに接続されたメイン電源配線と、
    前記メイン電源配線の電圧を平滑化する平滑コンデンサを備える電力制御ユニットと、
    前記メインバッテリと前記電力制御ユニットの間で、前記メイン電源配線の導通と非導通を切り換えるスイッチと、
    前記メインバッテリより低電圧のサブバッテリと、
    前記サブバッテリに接続されたサブ電源配線と、
    前記スイッチよりも前記電力制御ユニット側の前記メイン電源配線と前記サブ電源配線の間を接続しており、前記サブ電源配線から前記メイン電源配線へ昇圧して電力を供給する昇圧動作が可能な第1DC−DCコンバータと、
    前記スイッチよりも前記メインバッテリ側の前記メイン電源配線と前記サブ電源配線の間を接続しており、前記メイン電源配線から前記サブ電源配線へ降圧して電力を供給する降圧動作が可能な第2DC−DCコンバータを備え、
    前記第2DC−DCコンバータは、前記第1DC−DCコンバータと前記サブ電源配線を介して接続されており、
    前記サブバッテリは、前記第1DC−DCコンバータと前記第2DC−DCコンバータとの間の前記サブ電源配線に配置されており、
    前記平滑コンデンサのプリチャージでは、前記第1DC−DCコンバータが昇圧動作を行うとともに、前記第2DC−DCコンバータが降圧動作を行うことによって、前記メインバッテリ及び前記サブバッテリの両者から電力が供給され、
    前記第1DC−DCコンバータの許容入力電流が、前記第2DC−DCコンバータの最大出力電流と前記サブバッテリの最大出力電流の合計よりも大きい、電気自動車。


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