JP6349806B2 - 液体吐出装置、及び、液体吐出装置の駆動方法 - Google Patents

液体吐出装置、及び、液体吐出装置の駆動方法 Download PDF

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Description

本発明は、例えばプリンター等の液体吐出装置、及び、液体吐出装置の駆動方法に関する。
プリンターヘッド(以下、ヘッドという。)を駆動する駆動制御部が、ヘッドと共にキャリッジに搭載されている構成のプリンターが知られている。以下、このような態様のプリンターにおいて、キャリッジとその搭載物を除く部分を「本体部」という。
上述した構成のプリンターでは、その本体部側からキャリッジ側へ印刷信号を伝送する必要があるため、本体部とキャリッジとは、屈曲性の高いフレキシブルフラットケーブル(以下、FFC(Flexible Flat Cable)という。)で連結されている。このFFCは、本体部の電源ユニットから、キャリッジの駆動制御部への電力供給にも用いられる。
ここでキャリッジは、例えば主走査方向に移動する部材であるため、その移動の際に、FFCが機構上の物理的障害となり易い。また、FFCを通じて印刷信号等の制御信号にノイズが乗り易い。これらの問題が存在するため、FFCを用いずに液体吐出装置を構成する技術が望まれている。
上述した事情から、特許文献1には、キャリッジを往復移動させるタイミングベルトを金属等の導電性物質で構成し、タイミングベルトとプーリーとを介してキャリッジの駆動制御部に電力供給を行う液体吐出装置が提案されている。また、この特許文献1に提案されている液体吐出装置では、制御信号については無線通信技術を用いてキャリッジに供給する。
特開2011−46118号公報
しかしながら、導電性物質で構成されたタイミングベルトを用いる場合、通電中のタイミングベルトにミスト化したインク等の異物が付着した場合、短絡による発熱等の危険性がある。また、タイミングベルトにおいて静電気放電(Electro Static Discharge;ESD)と称される放電現象に起因する静電気ノイズが生じた場合、キャリッジへ供給する電力に変動が生じ、電子回路たる駆動制御部の動作が影響を受けてしまう可能性がある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、FFCを用いずに本体部からキャリッジへ電力を供給することを可能とし、且つ、電力の供給に係る部材に液体等の異物が付着した場合であっても安全性が確保される液体吐出装置を提供することを目的とする。
以上の課題を解決するために、本発明に係る液体吐出装置の一態様は、第1プーリーと、第2プーリーと、液体を吐出するヘッドユニットと、前記ヘッドユニットが設置されたキャリッジと、前記キャリッジを駆動するための動力を発生するモーターと、前記ヘッドユニットから液体を吐出させる為の電力を供給する電力源と、前記第1プーリーと前記第2プーリーとに掛けられ、前記モーターから供給される前記動力により前記キャリッジを駆動させ、前記電力を前記ヘッドユニットに伝達するためのベルトと、を備え、前記ベルトは、前記電力源と前記ヘッドユニットとを電気的に接続するための第1部材と、前記第1部材の電気抵抗率よりも高い電気抵抗率の第2部材と、を含むことを特徴とする。
この態様によれば、ベルトが送電に適した導電性の部材(第1部材)を備えるため、ベルトを用いたヘッドユニットへの電力供給が可能になり、従来電力供給等に用いられていたFFCが不要となる。また、ベルト全体を導電性材料で構成した場合と比較して、異物の付着等による短絡等の危険性が大きく低減される。すなわち、第1部材にミスト化したインク等の異物が付着しない限り安全性が確保される。また、ベルト全体を導電性材料で構成する場合、強度が高い材料であっても非導電性の材料を用いることができないが、本態様によれば、非導電性材料を用いてベルトの強度を補強することができる。
上述した液体吐出装置の一態様において、前記ベルトの表面積のうち、前記第1部材が占める面積は、前記第2部材が占める面積よりも小さいことを特徴とする。
この態様によれば、ベルトの表面積のうち、ミスト化したインク等の異物が付着しても比較的安全な第2部材の占める割合が、第1部材のそれよりも大きいため、漏電や異物付着等の危険性がより低減される。
上述した液体吐出装置の一態様において、前記動力は、前記第1プーリーを通して前記ベルトに伝達され、前記第2部材上には前記第1プーリーから前記動力が伝達される動力伝達溝部が形成されており、前記第1プーリーには前記動力伝達溝部に前記動力を伝達するための動力伝達突部が形成されていることを特徴とする。
この態様によれば、モーターによる動力は第1プーリーを介してベルトに伝達される。具体的には、第1プーリーに形成された動力伝達突部と、ベルトに形成された動力伝達溝部とによって動力がベルトに伝達される。ここで動力伝達溝部はベルトのうち電力の供給に用いられない第2部材上に形成されるため、第1プーリーとベルトとの間の摩擦で生じるESDに係るノイズが供給電力へ与える影響を抑制することができる。なお、動力伝達突部と動力伝達溝部とは、第1プーリー側からベルト側への電位の供給経路から絶縁されていることが好ましい。
上述した液体吐出装置の一態様において、前記電力は、前記第1プーリー及び前記第2プーリーのうち少なくとも一方を通して前記ベルトに伝達され、前記第1部材上には、前記第1プーリー及び前記第2プーリーのうち少なくとも一方から前記電力が伝達されるベルト側係合部が形成されており、前記第1プーリー及び前記第2プーリーのうち少なくとも一方には、前記ベルト側係合部に電力を伝達するためのプーリー側係合部が形成されていることを特徴とする。
この態様によれば、互いに係合するベルト側係合部とプーリー側係合部とによって、プーリー側からベルト側へ電力が伝達されるため、例えばプーリーの外周面においてタイミングベルトがプーリーの厚み方向にずれて電力の伝達が断たれてしまうことが防止される。
上述した液体吐出装置の一態様において、前記第1部材と、前記第2部材と、前記第1プーリーと、前記第2プーリーとは、同極性に帯電する特性を有する材料から成る、ことを特徴とする。
この態様によれば、第1部材、第2部材、第1プーリー、及び第2プーリーが、摩擦等によって帯電した場合であっても同極性に帯電しているため、ESDに係るノイズが低減され、プーリーからベルトへの供給電位の安定性が向上する。
本発明に係る液体吐出装置の駆動方法の一態様は、第1プーリーと、第2プーリーと、液体を吐出するヘッドユニットと、前記ヘッドユニットが設置されたキャリッジと、前記キャリッジを駆動するための動力を発生するモーターと、前記ヘッドユニットから液体を吐出させる為の電力を供給する電力源と、前記電力源と前記ヘッドユニットとを電気的に接続するための第1部材と、前記第1部材の電気抵抗率よりも高い電気抵抗率の第2部材とを含み、前記第1プーリーと前記第2プーリーとに掛けられ、前記モーターから供給される前記動力により前記キャリッジを駆動させるベルトと、を備える液体吐出装置の駆動方法であって、前記電力を前記第1部材を介して前記ヘッドユニットに供給するステップと、前記電力を供給された前記ヘッドユニットが液滴を吐出するステップと、を有することを特徴とする。
この態様によれば、ベルトが送電に適した導電性の部材(第1部材)を備えるため、ベルトを用いたヘッドユニットへの電力供給が可能になり、従来電力供給等に用いられていたFFCが不要となる。また、ベルト全体を導電性材料で構成した場合と比較して、異物の付着等による短絡等の危険性が大きく低減される。すなわち、第1部材にミスト化したインク等の異物が付着しない限り安全性が確保される。また、ベルト全体を導電性材料で構成する場合、強度が高い材料であっても非導電性の材料を用いることができないが、本態様によれば、非導電性材料を用いてベルトの強度を補強することができる。
なお、本発明に係る液体吐出装置は、さらに下記の態様を含む。
本発明に係る液体吐出装置の一態様は、第1プーリーと、第2プーリーと、前記第1プーリーと前記第2プーリーとに掛けられたベルトと、液滴を吐出するヘッドユニットが設けられ、前記ベルトに接続されたキャリッジと、レベルが第1電位となる第1電源信号を出力する電源と、を備え、前記ベルトは、前記第1電源信号が供給され、前記ヘッドユニットと電気的に接続される第1部材と、前記第1部材の電気抵抗率よりも高い電気抵抗率の第2部材と、を含む、ことを特徴とする。
この態様によれば、ベルトが送電に適した導電性の部材(第1部材)を備えるため、ベルトを用いたヘッドユニットへの電力供給が可能になり、従来電力供給等に用いられていたFFCが不要となる。また、ベルト全体を導電性材料で構成した場合と比較して、異物の付着等による短絡等の危険性が大きく低減される。すなわち、第1部材にミスト化したインク等の異物が付着しない限り安全性が確保される。また、ベルト全体を導電性材料で構成する場合、強度が高い材料であっても非導電性の材料を用いることができないが、本態様によれば、非導電性材料を用いてベルトの強度を補強することができる。
上述した液体吐出装置の一態様において、前記ベルトの表面積のうち、前記第1部材が占める面積は、前記第2部材が占める面積よりも小さい、ことを特徴とすることを特徴とする。
この態様によれば、ベルトの表面積のうち、ミスト化したインク等の異物が付着しても比較的安全な第2部材の占める割合が、第1部材のそれよりも大きいため、漏電や異物付着等の危険性がより低減される。
上述した液体吐出装置の一態様において、前記第1プーリー及び前記第2プーリーのうち少なくとも一方の外周面には、前記第1電源信号が供給される導電部と前記ベルトに向かって突出した動力伝達突部とが形成され、前記ベルトのうち前記外周面と接触する面には、前記動力伝達突部と噛合する動力伝達溝部が形成され、前記動力伝達突部と前記導電部とは、前記外周面のうち異なる領域に設けられている、ことを特徴とする。
この態様によれば、プーリーとベルトとにおいて、動力伝達に係る部位とは別個に(異なる領域に)、所定電位の供給に係る部位が設けられるため、所定電位の供給においてプーリーとベルトとの間の摩擦で生じるESDに係るノイズの供給電位への影響が低減される。なお、歯状部たる動力伝達突部と動力伝達溝部とは、プーリー側からベルト側への電位の供給経路から絶縁されていることが好ましい。
上述した液体吐出装置の一態様において、前記第1部材及び前記導電部のうち一方は他方に向かって突出する突出部材に形成され、前記第1部材及び前記導電部のうち前記他方は前記突出部材と係合する係合部材に形成されている、ことを特徴とする。
この態様によれば、ベルトとプーリーとが、互いに係合する部位を備えるため、プーリーの外周面においてタイミングベルトがプーリーの厚み方向にずれてしまうことが防止される。
上述した液体吐出装置の一態様において、前記第1部材と、前記第2部材と、前記第1プーリーと、前記第2プーリーとは、同極性に帯電する特性を有する材料から成る、ことを特徴とする。
この態様によれば、第1部材、第2部材、第1プーリー、及び第2プーリーが、摩擦等によって帯電した場合であっても同極性に帯電しているため、ESDに係るノイズが低減され、プーリーからベルトへの供給電位の安定性が向上する。
上述した液体吐出装置の一態様において、前記キャリッジを移動可能に支持する支持部を更に備え、前記電源は、レベルが第2電位となる第2電源信号を出力し、記支持部には前記第2電源信号が供給され、前記ヘッドユニットには、前記キャリッジを介して前記支持部から前記第2電源信号が供給される、ことを特徴する。
この態様によれば、ヘッドユニットに対して、キャリッジを支持する支持部から第2電源信号が供給される。従って、第2電源信号をヘッドユニットに対して供給するための部材を新たに設ける必要がないため、より簡易な構成が実現する。ここで、「第2電源信号が供給され」とは、支持部を筐体に固定する固定部材を介して、支持部と筐体が電気的に接続される態様を含む概念である。この場合、筐体の電位である第2電源信号が、筐体→固定部材→支持部の経路で支持部に供給される。
上述した液体吐出装置の一態様において、前記第2電源信号が供給される筐体を備えることを特徴とする。この態様によれば、ヘッドユニットから支持部と固定部材とを通じて筐体へと放電される放電経路が実現する。
本発明に係る液体吐出装置の駆動方法の一態様は、第1プーリーと、第2プーリーと、前記第1プーリーと前記第2プーリーとに掛けられ、第1部材と該第1部材よりも電気抵抗率が高い第2部材とを含むベルトと、液滴を吐出するヘッドユニットを含み、前記ベルトに対して固定されたキャリッジと、レベルが第1電位となる第1電源信号とレベルが第2電位となる第2電源信号とを出力する電源と、を備える液体吐出装置の駆動方法であって、前記第2電源信号を前記ヘッドユニットに供給する共に、前記ベルトの前記第1部材を介して、前記第1電源信号を前記ヘッドユニットに供給するステップと、前記第1電源信号及び前記第2電源信号により給電された前記ヘッドユニットが液滴を吐出するステップと、を有することを特徴とする。
この態様によれば、ベルトが送電に適した導電性の部材(第1部材)を備えるため、ベルトを用いたヘッドユニットへの電力供給が可能になり、従来用いられていたFFCが不要となる。また、ベルト全体を導電性材料で構成した場合と比較して、異物の付着等による短絡等の危険性が大きく低減される。すなわち、第1部材にミスト化したインク等の異物が付着しない限り安全性が確保される。また、ベルト全体を導電性材料で構成する場合、強度が高い材料であっても非導電性の材料を用いることができないが、本態様によれば、非導電性材料を用いてベルトの強度を補強することができる。
プリンターのシステム構成を示すブロック図。 プリンターの内部構成を示す斜視図。 図2に示すプリンターの側面断面図。 ヘッドにおけるノズルの配列を示す図。 ヘッドユニットが備えるヘッド駆動回路の説明図。 原駆動信号発生部の入出力関係を示す図。 原信号ODRV、印刷信号PRT(i)、及び、駆動信号DRV(i)の波形の一例を示す図。 本体部側(電源ユニット)からキャリッジ側(ヘッド駆動回路)への電力供給の一態様を示す模式図。 タイミングベルトの断面図。 第1プーリーを径方向に切断した断面の一部を示す図。 第1プーリーの外周面の一態様を示す図。 第2実施形態に係るプリンターにおけるタイミングベルトの断面図。 第2実施形態に係るプリンターにおける第1プーリーを径方向に切断した断面の一部を示す図。 第2実施形態に係るプリンターにおける第1プーリーの外周面の一態様を示す図。 第3実施形態に係るプリンターにおけるタイミングベルトの断面図。 第3実施形態に係るプリンターにおける第1プーリーを径方向に切断した断面の一部を示す図。 第3実施形態に係るプリンターにおける第1プーリーの外周面の一態様を示す図。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照して説明する。ただし、各図において、各部の寸法及び縮尺は、実際のものと適宜に異ならせてある。また、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの形態に限られるものではない。
[第1実施形態]
以下、本実施形態に係る液体吐出装置として、シリアル式のインクジェットプリンター(以下、プリンターという。)を例として説明する。
図1はプリンター1のシステム構成を示すブロック図である。図2はプリンター1の内部構成を示す斜視図である。図3は図2に示すプリンターの側面断面図である。
プリンター1は、図1に示すように外部装置であるコンピューター110に接続して使用される。即ち、プリンター1は、コンピューター110から送信された印刷データを受信すると、コントローラー10によって各部を制御し、記録用紙(以下、用紙という。)Sに画像を形成する。その際、プリンター1内の状況は検出器群50により監視され、その検出結果に基づいて、コントローラー10が各部を制御する。
筐体3は、各構成部材を収容する箱体と、その内側に設けられた金属等の導電性材料から成るメカフレーム3aとを備える。
電源ユニット5は、筐体3に対して固定されている。この電源ユニット5は、電気コード等を介して家庭用ACコンセント等に接続され、これにより42V等のDC電源として機能し、各部に電力を供給する。電源ユニット5は、電力供給用の出力端子として42Vの正極端子と、メカフレーム3aを介して電気的に接地されたグランド端子と、を備える。
なお、電源ユニット5が備える出力端子は必ずしも正極端子でなくともよく、レベルが負極性電位となる電源信号を出力する負極端子であってもよい。つまり、電源ユニット5は、レベルが所定電位となる第1電源信号と、レベルが基準電位(例えばグランド(GND)レベル)となる第2電源信号を出力する出力端子を備えていればよい。すなわち、電源ユニット5は、ヘッドユニット40のノズルから液体を吐出させる為の電力を供給する電力源として機能する。
本実施形態では、ヘッドユニット40のノズルから液体(インク滴)を吐出させるために圧電素子を用いるところ、圧電素子は充電と放電とによって変位する素子であるので、ヘッドユニット40(ヘッド駆動回路61)への給電経路は、圧電素子への充電経路であるともいえる。
電力は電圧と電流との積(電力P[W]=電圧E[V]・電流I[A])で算出されるところ、電力を伝送するには、電力を発生する電力源から負荷に向かって電流を流し込む給電経路と、負荷から電力源へ戻りの電流が流れる放電経路とが必要となる。即ち、電力源は給電経路及び放電経路を介して負荷に電気的に接続され、電力源は給電経路及び放電経路に電源電圧を印加する。より具体的には、給電経路に第1電源信号を供給し、放電経路に第2電源信号を供給することによって、第1電源信号と第2電源信号の電位差として与えられる電源電圧を給電経路及び放電経路に印加する。
本実施形態において、「電力を供給」とは、給電経路及び放電経路に電源電圧を印加すること、給電経路及び放電経路の少なくとも一方に電源信号を供給することを含む概念である。
コントローラー10も、筐体3に対して固設されている。そして、コントローラー10は、インターフェース部11と、CPU12と、メモリー13と、ユニット制御回路14と、送信機17とを有する。インターフェース部11は、コンピューター110とプリンター1との間でデータの送受信を行う。CPU12は、プリンター1全体の制御を行う演算処理装置であり、ユニット制御回路14を介して各部を制御する。メモリー13は、CPU12のプログラムを格納する領域や作業領域等を確保する。送信機17は、後述する印刷信号PRT等の種々の信号を無線送信する。
搬送ユニット20は、用紙Sを印刷可能な位置に送り込むとともに、印刷時に搬送方向に所定の搬送量で用紙Sを搬送するものであり、図2及び図3に示すように給紙ローラー21と、搬送モーター22と、搬送ローラー23と、プラテン24と、排紙ローラー25と、を有する。給紙ローラー21は、印刷すべき用紙Sを搬送ローラー23の位置まで送る。
そして、搬送ローラー23の方へ送られた用紙Sの先端を、図1に示す検出器群50の一つである紙検出センサー51が検出すると、コントローラー10は搬送ローラー23を回転させ、用紙Sを印刷開始位置に位置決めする。
用紙Sが印刷開始位置に位置決めされたとき、ヘッド41の下面41aの少なくとも一部のノズルは、用紙Sと対向している。プラテン24は、ヘッド41の下面41aと対向可能な位置に設けられ、印刷中の用紙Sを下方から支持する。
キャリッジ32には、ヘッドユニット40と受信機37とが設けられている。
キャリッジ32は、筐体3に固定されたガイドレール36によって支持されると共に案内され、図2に示す搬送方向と交差する方向(キャリッジ移動方向)に往復移動する。具体的には、キャリッジ32は、筐体3に設けられたキャリッジモーター33を動力源とし、タイミングベルト35の一部が固定(接続)されており、該タイミングベルト35の送り出しによって移動する。
キャリッジ32の支持部として機能するガイドレール36は、例えば、キャリッジ32の移動方向を長手方向(軸方向)とする略柱状部材(軸体)である。ここでキャリッジ32には、その移動方向に貫通する貫通孔が形成されており、その貫通孔にガイドレール36は挿通される。
後に詳述するが、このガイドレール36は、ヘッド駆動回路61のグランド端子62Gと電気的に接続され、いわゆる放電経路として利用される。ガイドレール36は、筐体3(メカフレーム3a)に対して電気的に接続され、基準電位(例えばGNDレベルの電位)に設定されている。換言すれば、ガイドレール36には、レベルが基準電位となる第2電源信号が供給される。ここで、「ガイドレール36に第2電源信号が供給される」とは、ガイドレール36を筐体3(メカフレーム3a)に固定する固定部材(不図示)を介して、ガイドレール36と筐体3(メカフレーム3a)とが電気的に接続される態様を含む概念である。この場合、筐体3(メカフレーム3a)の電位となる第2電源信号が、筐体3(メカフレーム3a)→固定部材(不図示)→ガイドレール36の経路で、ガイドレール36に供給される。
なお、本実施形態では電力をタイミングベルト35を介してヘッドユニット40に供給すると共に、戻りの電流が流れる放電経路にはガイドレール36を用いているが、タイミングベルト35を放電経路としても用いてよい。つまり、タイミングベルト35を、給電経路及び放電経路の2経路として機能するように構成してもよい。
タイミングベルト35は、図2に示すように第1プーリー34aと第2プーリー34bとに掛けられ(掛け渡され)ており、それらを介してキャリッジモーター33の駆動力がタイミングベルト35に伝達されて送り出される。
ここでタイミングベルト35の一部はキャリッジ32に固定されているため、キャリッジモーター33によって第2プーリー34bが回転駆動されてタイミングベルト35が送り出されると、キャリッジ32がキャリッジ移動方向に移動する。すなわち、ヘッド41が用紙Sに対してキャリッジ移動方向に移動する。
受信機37は、コントローラー10の送信機17から無線送信された信号を受信してヘッドユニット40のヘッド駆動回路61へ供給する。具体的には、受信機37が受信する信号は、例えば印刷信号PRTや原信号生成用パラメーター(後述)等の、ヘッド41を駆動するための制御信号である。
ヘッドユニット40は、キャリッジ32に搭載されている。そして、用紙Sにインク滴を吐出するためのヘッド41と、ヘッド41のノズルからインク滴を吐出すべくヘッド41を駆動するヘッド駆動回路61(図5参照)とを有する。ヘッド41の下面41aには、ノズルが複数設けられ、各ノズルには、インクが入ったインク室と、インク室の容量を変化させてインク滴を吐出するための駆動素子としてピエゾ素子とが設けられている。そして、ヘッド駆動回路61が、印刷信号PRT等に基づいてピエゾ素子を駆動することにより、インク滴が吐出される。
検出器群50には、リニア式エンコーダー52(図2参照)やロータリー式エンコーダー53(図3参照)等が含まれる。リニア式エンコーダー52は、キャリッジ32の位置を検出する。ロータリー式エンコーダー53は、搬送ローラー23の回転量を検出する。
このような構成のプリンター1では、キャリッジ移動方向に沿って移動するヘッド41からインク滴を断続的に吐出させ、用紙S上にドットを形成するドット形成動作と、用紙Sを搬送方向に搬送する搬送動作と、を交互に繰り返す。そうすることで、先のドット形成動作により形成されたドット列(ラスタライン)とは搬送方向の異なる位置にドット列が形成され、これにより用紙S上に画像が完成する。
なお、このプリンター1は双方向印刷を行うこともでき、つまり、キャリッジ移動方向の往路及び復路において用紙Sに向けてインク滴を吐出して画像を形成することも可能である。その場合には、往路と復路とのドット形成動作の間に、用紙Sの搬送動作が行われる。
図4は、ヘッド41におけるノズルの配列を示す図である。ヘッド41の下面41aには、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の色毎にそれぞれ複数(例えば180ヶ)のノズル♯1〜♯nを含むノズル列411が設けられている。ノズル列411に含まれるノズル♯1〜♯nは、用紙Sの搬送方向に沿って所定のノズルピッチP(例えば180dpi)で直線状に整列されている。また、それらノズル列411は、相互にキャリッジ移動方向に間隔を隔てて平行に配置されている。
図5は、ヘッドユニット40が備えるヘッド駆動回路61の説明図である。同図において二点鎖線で囲まれた部材が、ヘッド駆動回路61に含まれる部材である。このヘッド駆動回路61は、例えばヘッドユニット40の各部を駆動制御する回路基板61aであり、キャリッジ32内に配置され、原駆動信号発生部63と駆動信号整形部65とを備えている。なお、何れも例えば電気回路で構成されている。
ヘッド駆動回路61は、各ノズル列411ごと、即ちブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)およびイエロ(Y)の各色のノズル列411ごとに設けられている。また、各ノズルごとにピエゾ素子の駆動が行われる。同図中において、各信号名の末尾に付された括弧内の数字は、当該信号が供給されるノズルの番号を示している。
各ノズルが備えるピエゾ素子は、その両端に設けられた電極間に所定時間幅の電圧が印加されると、電圧の印加時間に応じて伸張し、インクの流路の側壁を変形させる。これによって、インクの流路の体積がピエゾ素子の伸縮に応じて収縮し、この収縮分に相当するインク量が、インク滴となって各色の各ノズル♯1〜♯180から吐出される。
図5に示すように、第1プーリー34a及びタイミングベルト35は、キャリッジ32に搭載されたヘッド駆動回路61(図5参照)に給電するための給電系統としても機能する。これらの部材の詳細な構成等については後述する。
図6に示すように、原駆動信号発生部63には、原信号ODRVの波形形状等を規定する原信号生成用パラメーターが入力される。この原信号生成用パラメーターに基づいて、原駆動信号発生部63は、各ノズル#1〜#nに共通して用いられる原信号ODRVを生成する。ここでは、この原信号ODRVは、一画素分の期間内(キャリッジ32が一画素の間隔を横切る時間内)において、図7に示すように、第1パルスW1と第2パルスW2の2つのパルスを含む信号である。
他方、駆動信号整形部65には、図6に示すように、原駆動信号発生部63から原信号ODRVが入力されると共に、印刷データに基づいて印刷信号PRTが入力される。印刷信号PRTは、一画素に対して割り当てられている画素データに対応した信号である。つまり、印刷信号PRTは、印刷データに含まれる画素データに応じた信号である。
駆動信号整形部65は、各ノズル(i)に対応する印刷信号PRT(i)に基づいて、ノズル(i)毎に原信号ODRVを遮断したり通過させたりする。例えば、図7に示すように、印刷信号PRT(i)が2ビット信号で『00』の場合には、原信号ODRVの両パルスW1,W2を遮断し、また、印刷信号PRT(i)が同『01』の場合には、パルスW1のみを遮断してパルスW2は通過させ、印刷信号PRT(i)が同『10』の場合には、パルスW2のみを遮断してパルスW1は通過させ、印刷信号PRT(i)が同『11』の場合には、両パルスW1,W2を通過させる。
そして、駆動信号整形部65は、通過させたパルスを駆動信号DRV(i)として、各ノズル(i)のピエゾ素子に向けて出力する。各ノズル(i)のピエゾ素子は、駆動信号整形部65からの駆動信号DRV(i)に基づいて駆動してインク滴の吐出を行う。
以下、ヘッド駆動回路61への給電系統について説明する。ヘッド駆動回路61は例えば電気回路等によって構成され、供給された電力で作動する。
ヘッド駆動回路61の回路基板はキャリッジ32に設けられている。従来のプリンターでは本体部側の電源ユニットとキャリッジ側の回路基板とはFFCによって接続され、このFFCを介して電源ユニットから回路基板61aに電力が供給される。なお、従来のプリンターでは、FFCは、電力の他に制御信号等も本体部側(コントローラ)からキャリッジ側(ヘッド駆動回路)へ供給する。
一方、本実施形態に係るプリンター1は、以下説明する態様で本体部側(電源ユニット5)からキャリッジ32側(ヘッド駆動回路61)へ電力を供給することで、FFCを不用としている。
図8は、本体部側(電源ユニット5)からキャリッジ32側(ヘッド駆動回路61)への電力供給の一態様を示す模式図である。図9は、タイミングベルト35を厚み方向に切断した断面を示す図である。図10は、第1プーリー34aを回転中心軸を含む平面で切断した断面の一部(軸部材229を境にして一方側)を示す断面概略図である。換言すれば、図10は、第1プーリー34aを径方向に切断した断面の一部(軸部材229を境にして一方側)を示す図である。図11は、第1プーリー34aの外周面200の一態様を示す図である。
本実施形態に係るプリンター1では、キャリッジ32の移動に係る第1プーリー34a及びタイミングベルト35を、ヘッド駆動回路61への給電系統として併用する。なお、第2プーリー34bについては、非導電性材料で形成されていることが望ましい。
図2及び図8に示すように、一方のプーリー(本例では第1プーリー34a)は、キャリッジ32の往復移動経路の一端に設けられている。他方のプーリー(本例では第2プーリー34b)は、同往復移動経路の他端に設けられたキャリッジモーター33の駆動回転軸33bに同芯に固定されている。
なお、本例では説明の便宜上、第2プーリー34bをキャリッジモーター33の駆動回転軸33bに固定する構成としているが、第1プーリー34aに対してキャリッジモーター33の駆動回転軸33bを固定する構成としても勿論よい。また、第1プーリー34aと第2プーリー34bとの両方に対して各々キャリッジモーター33を設けて駆動回転軸33bを固定し、何れか一方のプーリーを駆動するように、動作させるキャリッジモーター33を適宜切り替えてもよい。
これら一対のプーリー34a,34bには無端のタイミングベルト35が掛け回されていると共に、タイミングベルト35の一部には、接続部を介してキャリッジ32が接続(固定)されている。この接続部は、例えばキャリッジ32側に固設された一対の把持部材であり、この把持部材がタイミングベルト35の一部を挟み込むことにより、タイミングベルト35とキャリッジ32とは相対移動不能に物理的に連結されている。よって、タイミングベルト35を介してキャリッジモーター33の駆動力をキャリッジ32に伝達し、これによりキャリッジ32は往復移動される。
タイミングベルト35は、図8及び図9に示すように導電性部材(以下、導電部材という。)101を備える。ここでタイミングベルト35自体は、導電部材101の電気抵抗率よりも高い電気抵抗率(例えば非導電性または絶縁性)の材料から成る。具体的には、タイミングベルト35は、インク等の液体が付着しても短絡等の危険性がほぼ無い材料から成る。導電部材101は、送電に適した電気抵抗率の材料から成るワイヤー状部材であり、具体的にはワイヤー状の金属(例えば鋼等)を挙げることができる。
すなわち導電部材101は、タイミングベルト35において、電源ユニット5から出力される電力(第1電源信号)をヘッドユニット40に供給する第1部材として機能する。また、タイミングベルト35自体は、この第1部材(導電部材101)の電気抵抗率よりも高い電気抵抗率の第2部材として機能する。
タイミングベルト35は、その内部に長手方向に沿って導電部材101が配設(埋設)されると共に、その導電部材101の少なくとも一部が外部に露出するように切り欠き部35cが形成されている。また、タイミングベルト35には、第1プーリー34a及び第2プーリー34bの外周面に形成された歯状部199(動力伝達突部)と噛合する歯状部99(動力伝達溝部)が形成されている。
この切り欠き部35cは、図9に示すようにタイミングベルト35の裏面(第1プーリー34a,第2プーリー34bに接する側の面)に形成されている。これにより、異物が切り欠き部35cを通じて導電部材101に付着してしまうことが抑制される。
なお、切り欠き部35cを通じた導電部材101への異物の付着を、より確実に防止するために、タイミングベルト35の裏面を覆うカバー部材39(図8参照)を更に設けても勿論よい。
上述したようにタイミングベルト35を構成することで、タイミングベルト35を用いた送電が可能になる上に、タイミングベルト35全体を導電性の材料で構成した場合に比べて安全性が大きく高まる。ここで、導電部材101のうち外部に露出している部位の面積(以下、導電露出面積という。)と、タイミングベルト35のうち外部に露出している部位の面積(以下、非導電面積という。)との和の面積において、導電露出面積が占める割合は、非導電面積が占める割合よりも小さいことが好ましい。これにより、導電部材101からの漏電や導電部材101への異物付着等の危険性がより低減される。
図11に示すように、第1プーリー34aのうちタイミングベルト35と接触する外周面200には、タイミングベルト35の切り欠き部35cに挿入されて導電部材101と接触する導電突起部201(導電部)と、タイミングベルト35から動力が伝達される歯状部199(突部)とが形成されている。第1プーリー34aの外周面200及び導電突起部201は、例えば金属等の導電性材料で形成されている。導電突起部201は、第1プーリー34aの外周面200に垂直な方向に凸の突起部である。このように、第1プーリー34aの外周面200には、電位の供給に利用される導電部たる導電突起部201と、動力の伝達に利用される突部たる歯状部199とが互いに独立して形成される。
ここで第1プーリー34aの導電突起部201は、上述した電源ユニット5の正極端子と電気的に接続されている。具体的には、例えば電源ユニット5の正極端子と電気的に接続されたブラシ部材(不図示)が、導電性を有する第1プーリー34aの外周面200に摺接しており、この外周面200を介して電源ユニット5の正極端子から導電突起部201に電力(第1電源信号)が供給される。
なお、第1プーリー34aのうち軸部材229から導電突起部201に至る部位が導電性を有する材料から成る場合、例えば軸部材229を介して電源ユニット5から導電突起部201に電力(第1電源信号)を供給してもよい。
また、図5に示すヘッド駆動回路61の回路基板61aの電力供給用端子62P(例えば正極端子)は、タイミングベルト35内の導電部材101に接触するように、キャリッジ32とタイミングベルト35との接続部位まで延長され、導電部材101と電気的に接続される。
上述した構成によって、電源ユニット5から、第1プーリー34aの外周面200に設けられた導電突起部201と、タイミングベルト35の導電部材101とを介して、電力(第1電源信号)が電力供給用端子62Pに供給される。
ところで、本実施形態に係るプリンター1では、ヘッド駆動回路61のグランド端子62Gを電気的に接地するために、ガイドレール36を利用する。具体的にはガイドレール36の長手方向に沿って略全長に亘って導電性部分を設け、この導電性部分を、筐体3のメカフレーム3aに対して電気的に接続して接地する。そして、このガイドレール36の導電性部分に対して、ヘッド駆動回路61のグランド端子62Gを、ブラシ部材等を介して摺接させる。これにより、ガイドレール36とヘッド駆動回路61のグランド端子62Gとが電気的に接続され、ヘッド駆動回路61から戻りの電流が流れる放電経路が構成される。
なお、ガイドレール36の導電性部分に対してミスト化したインク等の異物が付着したとしても、この導電性部分に供給される第2電源信号のレベルがGNDレベルである場合、そうでない場合に比べてより安全性が増す。
以上説明したように、本発明の第1実施形態によれば、FFCを用いることなくヘッド駆動回路61への給電経路(第1電源信号の供給経路)と、放電経路(第2電源信号の供給経路)とを構成することができ、本体部側からキャリッジ32側への送電が可能になる。また、送電に用いられるタイミングベルト35自体は、高い電気抵抗率を有する部材(例えば非導電性の部材)であるため、インク等の液体が付着しても安全である。
なお、上述の例では、タイミングベルト35によって従動回転する方の第1プーリー34aに電源ユニット5を電気的に接続し、この第1プーリー34a経由でヘッド駆動回路61へ給電しているが、このような態様に限られるものではなく、キャリッジモーター33によって駆動回転する方の第2プーリー34bに電源ユニット5を電気的に接続して、第2プーリー34b経由でヘッド駆動回路61へ給電しても勿論良い。但し、どちらの場合も、電源ユニット5に接続しない方のプーリーについては、非導電性材料で形成されていることが望ましい。
また、上述した給電経路と放電経路とを互いに逆の態様で構成してもよい。すなわち、第1プーリー34a及びタイミングベルト35を放電経路(第2電源信号の供給経路)として用い、ガイドレール36を給電経路(第1電源信号の供給経路)として用いてもよい。この場合、第1プーリー34a及び第2プーリー34bの両プーリーを導電性材料で形成してもよい。
なお、タイミングベルト35と、導電部材101と、第1プーリー34aと、第2プーリー34bとは同極性に帯電する特性を有する材料で構成されていることが好ましい。これにより、それらが摩擦等によって帯電した場合であっても同極性に帯電しているため、ESDに係るノイズが低減され、タイミングベルト35へ供給される電位の安定性が向上する。
また、第1プーリー34aの導電部たる導電突起部201は、タイミングベルト35に設けられた導電部材101(第1部材)に向かって突出する部位に形成され、この導電部材101(第1部材)は、第1プーリー34aの導電部たる導電突起部201が挿入される切り欠き部35cに形成される。そして、タイミングベルト35の切り欠き部35cと、この切り欠き部35cに挿入された第1プーリー34aの導電突起部201とが係合し、タイミングベルト35の位置規制が為される。従って、第1プーリー34aの外周面200に縁部222を設けずとも、タイミングベルト35が第1プーリー34aの厚み方向にずれることはないため、第1プーリー34aの外周面200には縁部222を必ずしも設けなくてもよい。
なお、必要に応じて、図5に示す例のようにDC−DCコンバーター67を設け、これにより、電源ユニット5の電圧を、ヘッド駆動回路61が必要とする適宜な電圧(同図に示す例では3.3V)に変圧して給電しても良い。
[第2実施形態]
以下、本発明の第2実施形態に係るプリンター1について説明する。説明の重複を避けるため、第1実施形態に係るプリンター1との相違点を説明し、第1実施形態との共通点については説明を省略する。
第1実施形態と第2実施形態との主な相違点は、第1プーリー34a側からタイミングベルト35側への電力の供給(第1電源信号の供給)を可能にするための、第1プーリー34a及びタイミングベルト35の構成である。
図12は、第2実施形態に係るプリンター1におけるタイミングベルト35を厚み方向に切断した断面を示す図である。図13は、第1プーリー34aを回転中心軸を含む平面で切断した断面の一部(軸部材229を境にして一方側)を示す断面概略図である。換言すれば、図13は、第1プーリー34aを径方向に切断した断面の一部(軸部材229を境にして一方側)を示す図である。図14は、第1プーリー34aの外周面200の一態様を示す図である。
第1実施形態では、タイミングベルト35の切り欠き部35cに対して、第1プーリー34aの導電突起部201を挿入することで、導電部材101と導電突起部201とを接触させて電力の供給(第1電源信号の供給)を可能としている。
一方、第2実施形態では図12に示すように、タイミングベルト35のうち第1プーリー34aと接触する面の一部にアルミニウムの蒸着等によって導電層101−1を設け、且つ、第1プーリー34aの外周面200のうち少なくとも導電層101−1と接触する部位を、図13及び図14に示すように導電部201−1として構成する。
すなわち導電層101−1は、タイミングベルト35において、電源ユニット5から出力される電力(第1電源信号)をヘッドユニット40に供給する第1部材として機能する。また、タイミングベルト35自体は、この第1部材(導電層101−1)の電気抵抗率よりも高い電気抵抗率の第2部材として機能する。
また、第1プーリー34aの外周面200には、電力(第1電源信号)が供給される導電部201−1と、タイミングベルト35の歯状部99(動力伝達溝部)と噛合する歯状部199(動力伝達突部)とが互いに独立して形成される。
ここで、導電層101を図12に示すように歯状部99とは別個に(互いに異なる領域に)設け、且つ、導電部201−1を図13に示すように歯状部199とは別個に(互いに異なる領域に)設けることで、第1プーリー34aの歯状部199と、タイミングベルト35の歯状部99との間の摩擦で生じるESDに係るノイズが、第1プーリー34a側からタイミングベルト35側へ供給される電力(第1電源信号)に与える影響を低減させることができる。なお、歯状部99,199は、第1プーリー34a側からタイミングベルト35側への電位の供給経路から絶縁されていることが好ましい。
第2実施形態では上述した構成により、第1プーリー34aの導電部201−1と、タイミングベルト35の導電層101−1とを介して、第1プーリー34a側からタイミングベルト35側への電力(第1電源信号)の供給を可能としている。
なお、タイミングベルト35の裏面(第1プーリー34a,第2プーリー34bと接する側の面)に導電層101−1を備えさせる方法としては、例えば下記の方法を挙げることができる。すなわち、導電性の材料で形成されたタイミングベルト35の表面に非導電性の被覆層を設ける方法、非導電性の材料で形成されたタイミングベルト35の裏面に導電性の被覆層を設ける方法、タイミングベルト35の表面側を導電性の材料で形成し且つ裏面側を非導電性の材料で形成する方法、及び、非導電性の材料で形成したタイミングベルト35の裏面側に露出するように導電性の部材をタイミングベルト35に埋設する方法等を挙げることができる。
[第3実施形態]
以下、本発明の第3実施形態に係るプリンター1について説明する。説明の重複を避けるため、第1実施形態に係るプリンター1との相違点を説明し、第1実施形態との共通点については説明を省略する。
図15は、第3実施形態に係るプリンター1のタイミングベルト35の断面図である。
図16は、第1プーリー34aを回転中心軸を含む平面で切断した断面の一部(軸部材229を境にして一方側)を示す断面概略図である。換言すれば、図16は、第1プーリー34aを径方向に切断した断面の一部(軸部材229を境にして一方側)を示す図である。図17は、第3実施形態に係るプリンター1における第1プーリー34aの外周面200の一態様を示す図である。
第1実施形態と第3実施形態との主な相違点は、第1プーリー34a側からタイミングベルト35側への電力(第1電源信号)の供給を可能にするための、第1プーリー34a及びタイミングベルト35の構造である。本第3実施形態では、図15及び図16に示すように、タイミングベルト35側に導電性の突起部(導電突起部101−2)を設け、第1プーリー34a側に導電性の溝部(導電溝部201−2)を設ける。
すなわち導電突起部101−2は、タイミングベルト35において、電源ユニット5から出力される電力(第1電源信号)をヘッドユニット40に供給する第1部材として機能する。また、タイミングベルト35自体は、この第1部材(導電突起部101−2)の電気抵抗率よりも高い電気抵抗率の第2部材として機能する。
また、第1プーリー34aの外周面200には、電力(第1電源信号)が供給される導電部たる導電溝部201−2と、タイミングベルト35の歯状部99(動力伝達溝部)と噛合する歯状部199(動力伝達突部)とが互いに独立して形成される。
ここでタイミングベルト35の第1部材たる導電突起部101−2は、第1プーリー34aの導電部たる導電溝部201−2に向かって突出する部位に形成され、第1プーリー34aの導電部たる導電溝部201−2はタイミングベルト35の第1部材たる導電突起部101−2と係合する部位に形成されている。
具体的には、導電突起部101−2及び導電溝部201−2は、例えば金属等の導電性の材料で形成されている。ここで第1プーリー34aの導電溝部201−2に、タイミングベルト35の導電突起部101−2が挿入されることで、それら互いの導電部位が接触して電力(第1電源信号)の供給が可能となる。
ここで、導電突起部101−2を図15に示すように歯状部99とは異なる領域に設け、且つ、導電溝部201−2を図16に示すように歯状部199とは異なる領域に設けることで、第1プーリー34aの歯状部199と、タイミングベルト35の歯状部99との間の摩擦で生じるESDに係るノイズが、第1プーリー34a側からタイミングベルト35側へ供給される電力(第1電源信号)に与える影響を低減させることができる。
なお、上述の各実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはいうまでもない。特に、以下に述べる実施形態であっても、本発明に含まれるものである。
上述の各実施形態では、印刷信号PRT等の制御信号をコントローラー10からキャリッジ32のヘッド駆動回路61へと無線送信する方法として、電波による方法を用いたが、無線送信可能であれば何等これに限るものではない。例えば、制御信号を光伝送しても良い。すなわち、レーザー照射部をコントローラー10側に設け、光電変換部を、キャリッジ32側に設け、レーザー照射部から光電変換部へと、制御信号をレーザー光として伝送しても良い。なお、この場合には、レーザ照射部のレーザー光は、キャリッジ移動方向と平行に照射される。これにより、キャリッジ32の往復移動経路の全範囲に亘って、レーザー照射部は光電変換部にレーザー光を照射することができる。
上述の実施形態では、インクの吐出方式として、ピエゾ素子による圧電効果方式を例示したが、何等これに限るものではなく、例えば、インクを加熱し、そのインク中に生じる気泡によりインクをノズルから吐出するサーマルジェット方式でも良い。
1…プリンター、10…コントローラー、101…導電部材、101−1…導電突起部、101−2…導電層、11…インターフェース部、110…コンピューター、13…メモリー、14…ユニット制御回路、17…送信機、20…搬送ユニット、201…導電突起部、201−1…導電溝部、201−2…導電部、21…給紙ローラー、22…搬送モーター、222…縁部、23…搬送ローラー、24…プラテン、25…排紙ローラー、3…筐体、32…キャリッジ、33…キャリッジモーター、33b…駆動回転軸、34a…第1プーリー、34b…第2プーリー、35…タイミングベルト、35c…切り欠き部、36…ガイドレール、37…受信機、40…ヘッドユニット、41…ヘッド、411…ノズル列、5…電源ユニット、50…検出器群、51…紙検出センサー、52…リニア式エンコーダー、53…ロータリー式エンコーダー、61…ヘッド駆動回路、61a…回路基板、62G…グランド端子、62P…電力供給用端子、63…原駆動信号発生部、65…駆動信号整形部、67…コンバーター、99…歯状部。

Claims (4)

  1. 第1プーリーと、
    第2プーリーと、
    液体を吐出するヘッドユニットと、
    前記ヘッドユニットが設置されたキャリッジと、
    前記キャリッジを駆動するための動力を発生するモーターと、
    前記ヘッドユニットから液体を吐出させる為の電力を供給する電力源と、
    前記第1プーリーと前記第2プーリーとに掛けられ、前記モーターから供給される前記動力により前記キャリッジを駆動させ、前記電力を前記ヘッドユニットに伝達するためのベルトと、を備え、
    前記ベルトは、
    前記電力源と前記ヘッドユニットとを電気的に接続するための第1部材と、
    前記第1部材の電気抵抗率よりも高い電気抵抗率の第2部材と、を含み、
    前記動力は、前記第1プーリーを通して前記ベルトに伝達され、
    前記第2部材上には前記第1プーリーから前記動力が伝達される動力伝達溝部が形成されており、
    前記第1プーリーには前記動力伝達溝部に前記動力を伝達するための動力伝達突部が形成されている、
    ことを特徴とする液体吐出装置。
  2. 前記ベルトの表面積のうち、前記第1部材が占める面積は、前記第2部材が占める面積よりも小さい、
    ことを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
  3. 前記電力は、前記第1プーリー及び前記第2プーリーのうち少なくとも一方を通して前記ベルトに伝達され、
    前記第1部材上には、前記第1プーリー及び前記第2プーリーのうち少なくとも一方から前記電力が伝達されるベルト側係合部が形成されており、
    前記第1プーリー及び前記第2プーリーのうち少なくとも一方には、前記ベルト側係合部に電力を伝達するためのプーリー側係合部が形成されている、
    ことを特徴とする請求項に記載の液体吐出装置。
  4. 第1プーリーと、
    第2プーリーと、
    液体を吐出するヘッドユニットと、
    前記ヘッドユニットが設置されたキャリッジと、
    前記キャリッジを駆動するための動力を発生するモーターと、
    前記ヘッドユニットから液体を吐出させる為の電力を供給する電力源と、
    前記第1プーリーと前記第2プーリーとに掛けられ、前記モーターから供給される前記動力により前記キャリッジを駆動させ、前記電力を前記ヘッドユニットに伝達するためのベルトと、を備え
    前記ベルトは、
    前記電力源と前記ヘッドユニットとを電気的に接続するための第1部材と、
    前記第1部材の電気抵抗率よりも高い電気抵抗率の第2部材と、を含み、
    前記動力は、前記第1プーリーを通して前記ベルトに伝達され、
    前記第2部材上には前記第1プーリーから前記動力が伝達される動力伝達溝部が形成されており、
    前記第1プーリーには前記動力伝達溝部に前記動力を伝達するための動力伝達突部が形成されている、
    液体吐出装置の駆動方法であって、
    前記電力を前記第1部材を介して前記ヘッドユニットに供給するステップと、
    前記電力を供給された前記ヘッドユニットが液滴を吐出するステップと、
    を有することを特徴とする液体吐出装置の駆動方法。
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