JP6024779B2 - 印刷装置 - Google Patents
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そこで、本発明は、安全性の向上を図ることを目的とする。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
このような印刷装置によれば、安全性の向上を図ることができる。
このような印刷装置によれば、発熱部の駆動を早急に停止できる。
このような印刷装置によれば、より安全性の向上を図ることができる。
このような印刷装置によれば、安全性を保ちつつ、無駄にキャリッジを移動させなくてもよくなる。
<プリンターの構成>
図1は、プリンター1の全体構成を示すブロック図である。図2A及び図2Bはプリンター1の外観図である。また、図3A及び図3Bは、本実施形態のプリンター1の内部構成を示す図である。
コンピューター110はプリンター1に画像を印刷させるため、印刷させる画像に応じた印刷データをプリンター1に出力する。
筐体10は、プリンター1の各ユニット(後述する)を内部に収容するためのものである。なお、図2Bに示すように筐体10には開口部10aが設けられている。カバー11を閉じた状態(図2A)では開口部10aはカバー11に塞がれており、カバー11を開けた状態(図2B)になると開口部10aが現れる。
カバー11は、筐体10に開閉可能に設けられており、当該カバー11を開ける(開状態にする)ことによって、開口部10aを介して、プリンター1の内部空間を開放できるようになっている。
プリンター1は、搬送ユニット20と、キャリッジユニット30と、ヘッドユニット40と、検出器群50と、コントローラー60と、放熱ユニット80と、を有する。コントローラー60は、外部装置であるコンピューター110から受信した印刷データに基づいて各ユニットを制御し、媒体に画像を印刷する。プリンター1内の状況は検出器群50によって監視されており、検出器群50は検出結果をコントローラー60に出力する。コントローラー60は検出器群50から出力された検出結果に基づいて各ユニットを制御する。
搬送ユニット20は、媒体(例えば紙Sなど)を所定の方向(以下、搬送方向という)に搬送させるためのものである。ここで、搬送方向とは、後述するキャリッジ31の移動する方向(以下、移動方向という)と交差する方向である。搬送ユニット20は、給紙ローラー21と、搬送モーター22と、搬送ローラー23と、プラテン24と、排紙ローラー25とを有する(図3A及び図3B)。
キャリッジユニット30は、ヘッドユニット40が取り付けられたキャリッジ31を移動方向に移動(「走査」とも呼ばれる)させるためのものである。キャリッジユニット30は、キャリッジ31と、キャリッジモーター(不図示)とを有する(図3A及び図3B)。
ヘッドユニット40は、紙Sにインクを噴射するためのものである。ヘッドユニット40は、複数のノズルを有するヘッド41を備える。このヘッド41はキャリッジ31に設けられ、キャリッジ31が移動方向に移動すると、ヘッド41も移動方向に移動する。そして、ヘッド41が移動方向に移動中にインクを断続的に噴射することによって、移動方向に沿ったドットライン(ラスタライン)が紙に形成される。
検出器群50は、プリンター1の状況を監視するためのものである。検出器群50には、リニア式エンコーダー51、ロータリー式エンコーダー52、紙検出センサー53、及び光学センサー54等が含まれる(図3A及び図3B)。
コントローラー60は、プリンターの制御を行うための制御ユニット(制御部)である。コントローラー60は、インターフェイス部61と、CPU62と、メモリー63と、ユニット制御回路64と、ヘッド駆動回路65と、モータードライバー66と、を有する。
放熱ユニット80は、前述のヘッド駆動回路65やモータードライバー66等の発熱部で発生した熱を、周囲の大気中に放出させる放熱装置である。以下、前述した複数の発熱部のうち、印刷動作において最も高温となるヘッド駆動回路65に放熱ユニット80が設けられる場合について説明を行なう。なお、放熱ユニット80は前述した複数の発熱部のそれぞれについて設けられていてもよいし、発熱部同士がなるべく近くに配置されるように設計し、各発熱部に共通の放熱ユニット80を1つだけ設けてもよい。放熱ユニット80は、放熱体81を有する。
プリンター1の印刷動作について簡単に説明する。コントローラー60は、コンピューター110からインターフェイス部61を介して印刷命令を受信し、各ユニットを制御することにより、給紙処理・ドット形成処理・搬送処理等を行う。
次の紙に印刷を行う場合は同処理を繰り返し、行わない場合は、印刷動作を終了する。
図5は、放熱体81による放熱の様子を説明する図である。図ではプリント基板67上にヘッド駆動回路65(発熱部)が設けられ、ヘッド駆動回路65に接して放熱体81が設けられている。図中の矢印は放熱時における熱の流れを表している。
<比較例>
本実施形態について説明する前に、まず比較例について説明する。
図6は、比較例におけるキャリッジ31の停止位置の簡略説明図である。なお、同図は、プリンター1を上側から透過して見た図である。図に示すように、発熱部であるヘッド駆動回路65は、移動方向の位置が筐体10の開口部10aと重なるように設けられている。
この比較例では、ヘッド駆動回路65が異常温度になった場合、印刷を中止し、キャリッジ31をホームポジション(図の右側)に止めている。この場合、ユーザーが高温の放熱体81(特に最も温度が高いヘッド駆動回路65との接触部分)に触れるおそれがある。
図7は第1実施形態における異常時の処置の動作を示すフロー図である。なお、本実施形態では、ヘッド駆動回路65の近傍と、搬送モーター22(紙送りモーターに相当する)の近傍にそれぞれサーミスター(共に不図示)が設けられていることとする。
第1実施形態では、ヘッド駆動回路65が異常温度となった場合にキャリッジ31を開口部10a側から見て、ヘッド駆動回路65を覆うように止めていた。第2実施形態では、ヘッド駆動回路65の位置、及び、キャリッジ31を止める位置が第1実施形態と異なる。なお、それ以外の構成及び異常時の処理については第1実施形態と同様であるので説明を省略する。
図のように第2実施形態では、ヘッド駆動回路65と開口部10aの移動方向の位置がずれている。具体的には、ヘッド駆動回路65は、開口部10aよりも図の左側の筐体10と移動方向の位置が重なるように設けられている。
この第2実施形態の場合、コントローラー60は、ヘッド駆動回路65が異常温度になると(閾値を超えると)、キャリッジ31を開口部10a側から見て開口部10aの左側を覆う位置に移動させて止める。
この場合、ヘッド駆動回路65とキャリッジ11の移動方向の位置はずれているが、ユーザーが開口10aから手を入れても、放熱体81における最も温度の高い部分(ヘッド駆動回路65との当接部分)に触れ難くすることができる。よって、安全性の向上を図ることができる。
第3実施形態では、ヘッド駆動回路65の位置、及び、キャリッジ31を止める位置が前述の実施形態と異なる。なお、それ以外の構成及び処理については前述の実施形態と同様であるので説明を省略する。
図のように第3実施形態では、ヘッド駆動回路65は、第2実施形態よりもさらに左側(開口部10aから離れた位置)に設けられている。
この第3実施形態では、コントローラー60は、ヘッド駆動回路65が異常温度になると(閾値を超えると)、ヘッド駆動回路65と開口部10aの間にキャリッジ31の少なくとも一部が位置するようにキャリッジ31を止める。この図10の場合では、キャリッジ31の停止位置(移動方向の位置)は、ヘッド駆動回路65とも開口部10aの間である。つまり、キャリッジ31の移動方向の位置は、ヘッド駆動回路65(発熱部)とも開口部10aとも重なっていないが、この位置でキャリッジ31を止めることによって、ユーザーが、放熱体81の最も温度の高い部分に触れ難くすることができる。
よって、この第3実施形態においても、安全性の向上を図ることができる。
一実施形態としてのプリンター等を説明したが、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは言うまでもない。特に、以下に述べる実施形態であっても、本発明に含まれるものである。
前述の実施形態では、媒体を搬送方向に搬送する搬送動作と、ヘッドを移動方向に移動させながらノズルからインクを噴射することによって媒体にドットを形成するドット形成動作を繰り返し行なうプリンター(シリアルプリンター)であったが、これには限られない。例えば、媒体幅方向に媒体幅以上の長さのノズル列を備え、媒体を搬送方向に搬送させながらノズル列の各ノズルからインクを噴射させることで媒体に画像を印刷するラインプリンターでも良い。
前述の実施形態では、ピエゾ素子を用いてインクを噴射していた。しかし、液体を噴射する方式は、これに限られるものではない。例えば、熱によりノズル内に泡を発生させる方式など、他の方式を用いてもよい。
Claims (3)
- 筐体と、
電源と、
液体を吐出するヘッドが搭載され、前記筐体の内部を移動するキャリッジと、
前記ヘッドを駆動するヘッド駆動回路と、
紙を搬送するための搬送モーターと、
前記ヘッド駆動回路の温度を検出する第1の温度センサーと、
前記搬送モーターの温度を検出する第2の温度センサーと、
前記キャリッジと前記ヘッド駆動回路と前記搬送モーターとを制御するコントローラーと、
を備え、
前記コントローラーは、
前記第1の温度センサーが検出した前記ヘッド駆動回路の温度が閾値を超え、且つ、前記第2の温度センサーが検出した前記搬送モーターの温度が前記閾値以下である場合、
前記キャリッジの移動を止め、前記ヘッドによって印刷されていた紙を排紙する制御
を行い、
前記第1の温度センサーが検出した前記ヘッド駆動回路の温度が閾値を超え、且つ、前記第2の温度センサーが検出した前記搬送モーターの温度が前記閾値を超える場合、
前記キャリッジの移動を止め、前記ヘッドによって印刷されていた紙を排紙することなく前記電源をオフにする制御を行う
ことを特徴とする印刷装置。 - 請求項1に記載の印刷装置であって、
前記コントローラーは、前記ヘッドからインクを吐出することなく前記キャリッジを移動させた後、前記キャリッジの移動を止める制御を行う
ことを特徴とする印刷装置。 - 請求項1または請求項2に記載の印刷装置であって、
前記筐体に設けられたカバーをさらに備え、
前記コントローラーは、前記カバーが開けられている場合に、前記制御を行う
ことを特徴とする印刷装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015042097A JP6024779B2 (ja) | 2015-03-04 | 2015-03-04 | 印刷装置 |
Related Parent Applications (1)
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Related Child Applications (1)
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Publication Number | Publication Date |
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JP6024779B2 true JP6024779B2 (ja) | 2016-11-16 |
Family
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JP2006007701A (ja) * | 2004-06-29 | 2006-01-12 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
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2015
- 2015-03-04 JP JP2015042097A patent/JP6024779B2/ja active Active
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JP2015098182A (ja) | 2015-05-28 |
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