JP6349289B2 - 幌付荷台のガイドレール取付構造 - Google Patents

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Description

本発明は、積載貨物の風雨等による損傷を防止するため貨物車両の荷台上を覆う幌、例えば、前後方向に収縮、伸長可能なアコーディオン式幌、を付設する幌付荷台において、幌フレームの下端を移動可能に案内、支持するガイドレールの取付構造に関する。
従来から、貨物車両であるトラックの荷台、あるいはトラクタが牽引する搬送台車等の荷台に対して、該荷台を覆う、例えば、車両前後方向に収縮、伸長可能なアコーディオン式幌を設けることが知られている。一例として、積載貨物としての金属製の重量製品等の搬送に用いられる搬送台車では、搬送時、あるいは保管時に、当該貨物が風雨に曝され錆や傷の原因となることを防止すべく、搬送台車上を幌により覆い、当該搬送台車に対して該貨物の積み降ろし作業を行うときは、該幌を車両前方にたたみ、搬送台車上部を開放するような構成が知られている(特許文献1を参照)。
特許文献1に記載された従来技術では、搬送台車の荷台フロアの左右両側に、前後方向に沿って上方に突出した固定レール15を配設し、該固定レールの上部にベアリングを介して、スライドレール14(ガイドレール)を取り付け、幌に覆われた逆U字型(門型)の幌骨(幌フレーム)の下端に設けられたローラが該スライドレール14に係合させられる。これらの構成を有することにより、作業者は容易に幌をスライドレール14に沿って幌を車両前後方向に収縮、伸長させることが可能となっている(上記符号は特許文献1の符号を参照)。
また、他の従来技術として、特許文献2には、荷台を囲う中アオリ6の上端部にガイドレール7を設け、アコーディオン式幌部材がガイドレール7により支持される構成とし、荷台の前後方向に沿って該アコーディオン式幌を移動可能とする構造が開示されている(上記符号は特許文献2の符号を参照)。
特許第3216058号公報 特許第4187450号公報
しかし、特許文献1に記載された幌付の搬送台車では、貨物の積み降ろしをする場合、荷台フロアの左右両側でフロア上部へ突出するように固定レールが配設されていることから、後方からの積み降ろしや、クレーンを用いた上方からの積み降ろしには障害とならないものの、左右方向からの荷物の積み降ろし作業時に該固定レールが障害となり作業効率を悪化させる、という問題があった。
また、特許文献2に記載された従来の幌付荷台では、中アオリ上端部にレールを設けていることから、アオリを開いて荷台の左右を開放して貨物の積み降ろし作業を行うためには、幌を荷台から外した上でアオリを開閉する等の手間がかかり、また、アオリ自体が変形、破損した場合には幌の使用が不可能になり、作業効率の悪化や修理費用などが掛かる等の問題があった。
さらに、荷台上にガイドレールを設置する他の方法として、荷台のフロア上に直接幌のガイドレールを設置する構造も考えられるが、フロア上の前後方向左右に突起物として設置されることになるため、荷台上で作業者が作業を行う際につまずきの原因となったり、左右方向からフォークリフトによる荷積み作業時に、フォークリフトのフォーク(爪)が衝突したりして変形、破損する恐れが高いという問題が生じる。
本発明の課題は、貨物車両の荷台上に幌を付設するに際し、該幌を支持する複数の幌フレームを車両前後方向に移動可能にすべく設けられるガイドレールを、貨物の積み降ろし時に支障をきたしたり、作業者の作業効率の悪化を招いたりすることがないようにして、前述の問題点等を解決することにある。
上記の課題に鑑み、本発明によれば、貨物車両の荷台の上方を覆う幌を支持し、前後方向に沿って移動することにより収縮、伸長可能に設置される複数の幌フレームを支持するガイドレールを該荷台に備えた幌付荷台において、
該荷台の車幅方向両側部に、該荷台のフロア面よりも低くなる段差部が形成され、
該段差部に対して、該幌フレームの下端に設けられるローラを支持し、且つ該ローラの前後方向への移動を案内する平行な一対のガイドレールが取付けられ、
該ガイドレールの上面部の高さと、該荷台のフロアの上面とが面一に設定されることを特徴とする、幌付荷台のガイドレール取付構造が提供される。
該ガイドレールは、車幅方向の断面形状が中空の矩形形状であって、その内部にはローラが収納され、且つ該ガイドレールの上面部に、該幌フレームと該ローラとを連結する連結軸が前後方向に沿って移動可能な開口部を有している構造とすることができる。
また、該ガイドレールは、車幅方向の断面形状がI型形状であって、且つ該ガイドレールの上方辺の上側面、又は下方辺の上側面において該ローラを支持する構造とすることができる。
該ガイドレールの車幅方向外端は、該段差部の車幅方向外端と一致するように設定されることが好ましい。
該ガイドレールは、該荷台のフロアの車幅方向両側部に対して、段曲げ加工により該段差部を形成したサイドレールを介して取り付けられることが好ましい。
本発明が、トラクタが牽引する搬送用荷台に適用される場合においては、該ガイドレールの前端部に延長用ガイドレールを回動可能に立設し、該幌フレームが車両前端側に収縮される際には、該延長用ガイドレールを該荷台前方に回動して該段差部に備えられたガイドレールから連続するガイドレールの延長部を構成し、収縮された該幌フレームのすべてを、該ガイドレールの延長部上に収容することが好ましい。
本発明による幌付荷台のガイドレール取付構造によれば、貨物車両の荷台の車幅方向両側部に、該荷台のフロア面よりも低くなる段差部を形成し、該段差部に対して、幌フレームの下端に設けられるローラを支持し、且つ該ローラの前後方向への移動を案内する平行な一対のガイドレールを取付け、該ガイドレールの上面部の高さと、該荷台のフロアの上面とを面一に設定する。これにより、該ガイドレールを含めた荷台上のフロア全面が平坦となり、作業者が荷台フロア上で作業を行う場合であってもガイドレールが邪魔になることはなく、また、フォークリフト等により積載貨物の積み降ろし作業を行う場合であっても、左右、後方いずれの方向からも該ガイドレールが障害になることはない。
本発明の一実施形態では、ガイドレールは、車幅方向の断面形状が中空の矩形形状であって、その内部には該ローラが収納され、且つ該ガイドレールの上面部に、該幌フレームと該ローラとを連結する連結軸が前後方向に沿って移動可能な開口部を有している。これにより、ガイドレールが段差部に嵌め込まれた形となり、比較的簡単な構造によって荷台の両側の強度及び剛性が向上するとともに、荷台フロア、段差部、及びガイドレールが一体となり、より平坦な荷台が構成され、作業者による作業性が向上する。
本発明の別の実施形態では、該ガイドレールは、車幅方向の断面形状がI型形状をなし、且つ該ガイドレールの上方辺の上側面、又は下方辺の上側面において該ローラを支持する。この実施形態では、ガイドレールを矩形形状に形成して閉空間を構成する前述のものと比べ、内部にごみ等が溜まることを抑制でき、該ガイドレールと段差部との間の清掃も容易に行うことができる。
また、本発明では、該ガイドレールの車幅方向外端は、該段差部の車幅方向外端と一致するように設定されることが好ましい。これによりガイドレール近傍に対する外部衝撃からガイドレールを保護することができ、損傷の発生を抑制することが可能となる。
さらに、該ガイドレールは、該荷台フロアの車幅方向両端部に対して、段曲げ加工により該段差部を形成したサイドレールを介して取り付けられていることが好ましい。こうすると、荷台フロアに対するガイドレールの取付けにおいて荷台フロアの車幅方向両側部を保護するサイドレールに取り付けられるので、該ガイドレールと、段差部を構成するサイドレールとが一体化し、より剛性を向上させることが可能となる。
本発明をトラクタが牽引する搬送用荷台に適用する場合においては、該ガイドレールの前端部に延長用ガイドレールを回動可能に立設し、該複数の幌フレームが車両前端側に折り畳まれる際には、該延長用ガイドレールを該荷台前方に回動して倒すように構成することができる。こうすると、該段差部に備えられたガイドレールから連続するガイドレールの延長部が構成されることとなり、収縮された該複数の幌フレームのすべてを、該ガイドレールの延長部上に収容することが可能であって、貨物が積載される荷台上すべてが解放されるため、該貨物の積み降ろしに際して、該複数の幌フレームが邪魔になることがない。
本発明の幌付荷台を備えた搬送台車を斜め後方から見た斜視図である。 図1の搬送台車の側面図であり、幌フレームを伸長、および収縮させた状態を示す図である。 図2(a)のA−A断面を示す図である。 図2のガイドレール部周辺の第1実施形態を示す図である。 図1のガイドレール部周辺を荷台のフロア内側から見た斜視図である。 本発明の搬送台車にフォークリフトにより荷物Aを積載する状態を示す図である。 本発明のガイドレール部周辺の第2、第3の実施形態を示す図である。 本発明のガイドレール部周辺の第4の実施形態を示す図である。
以下に、図面に基づいて、本発明の幌付荷台のガイドレール取付構造の第1の実施形態について説明する。
なお、本発明における「幌付荷台」とは、以下に示す実施形態のトラクタが牽引する搬送台車に限らず、トラック等の一般的な貨物車両の荷台を含むものである。また、以下に示す実施形態では、複数の幌フレームに幌部材を一体化し、幌フレームと共に、幌部材が収縮、伸長するアコーディオン式幌を示しているが、本発明は、幌フレームと幌部材が別体であって伸長した幌フレームの外側から幌部材を掛けゴムバンド等で絞り止めする幌装置のガイドレールにも適用できることは明らかである。
本発明を適用した搬送台車を斜め後方から見た状態を示す図1にあるように、搬送台車1には、車両の前後方向に収縮、伸長可能に構成されるアコーディオン式幌2が備えられており、該アコーディオン式幌2は、荷台上を覆う防水加工を施した布状の幌部材50と、該幌部材50を内側から支持する複数の幌フレーム3から構成されている。なお、図1では、説明の都合上、アコーディオン式幌2の荷台後方側の幌部材50の一部を切欠いて示している。
該幌フレーム3は、車両前後方向からみて、門型(逆U字型)の形状をなしており、幌部材50を取り除いた状態を示す図2(a)に示されているように、前後に隣り合う幌フレーム3は、その中心で連結されX形状をなす2本のリンクロッド4により、少なくとも車幅方向左右両側において連結されている。2本のリンクロッド4は、その中心と、上部連結部5、下部連結部6とにおいて回動可能に支持されており、上部連結部5、及び下部連結部6は、幌フレーム3においてアコーディオン式幌2が車両前後方向に伸長した時に互いに近づくように、また、収縮した(畳まれた)ときに上下に離れるようにスライド可能に支持されている。
図2(a)のA−Aで切断した断面部の一部を図3に示す。搬送台車1の車幅方向に配置されるクロスメンバー9の上面には、車両の前後方向に延びる複数の木製板材を連結して構成される荷台フロア8が備えられている。また、荷台フロア8の車幅方向両側部には、フロア上面よりも一段低くなるように設定された段差部を有する、鋼材等の板部材を段曲げ加工することにより得られるサイドレール10が前後方向に沿って取り付けられている。なお、図3では、図2で省略した幌部材50が示されており、幌部材50は、幌連結部51を有し、幌フレーム3を構成する縦フレーム22に連結されている。
サイドレール10により設けられた段差部には、幌フレーム3の下端に設けられるローラ25を前後方向に沿って案内するガイドレール11が備えられている。そして図2(b)に示されているように、該荷台に設けられるガイドレール11の前端部には、複数の幌フレーム3が伸長して荷台上部を覆っている状態では立設され、幌フレーム3を収縮させて折りたたむ際には、該ガイドレール前端部における連結部Pを中心にして前方に回動してガイドレール11を前方に延長する延長用ガイドレール12が設けられている。なお、図2(b)では、畳まれた状態の複数の幌フレーム3が示されているが、リンクロッド4は省略されている。
ガイドレール11は、その周辺部を拡大した図4に示すように、断面形状において中空の矩形形状をなし、且つガイドレール11の上面部に、幌フレーム3の縦フレーム22とガイドレール11内部に収納されたローラ25とを連結する連結軸23が前後方向に沿って移動可能な開口部13を有している(図5も合わせて参照)。ガイドレール11は、鋼材等の曲げ加工などにより形成され、荷台1のフロア8の車幅方向両側部の段差部を設けたサイドレール10に対して溶接等の方法により取り付けられる。さらに、ガイドレール11は、その上面部と該荷台1のフロア8の上面とが面一に設定されると共に、ガイドレール11の車幅方向外端が、該段差部を構成するサイドレール10の車幅方向外端と一致するように形成される。
縦フレーム22の下端には、連結軸23を介してガイドレール11内に収容されるローラ25、及び該ローラ25の位置をガイドレール11内で案内するガイドプレート24が備えられている。
搬送台車1上に設置される本発明のガイドレール11が上記のように構成されていることにより、作業者が幌フレーム3をガイドレール11に沿って車両前後方向に容易に移動させることができるだけでなく、ガイドレール11が、荷台1の車幅方向両側部に形成される段差部にちょうど収まるように配設され、荷台1の上方、側方側のいずれにもガイドレール11が突出しない状態で取り付けられるため、アコーディオン式幌2を収縮させ折り畳んだ状態では、搬送台車1上は、略平坦な状態となる。
図6を用いて、当該構成により得られる作用効果についてさらに説明する。図6には、本発明が適用され後方から見た搬送台車1が示されており、アコーディオン式幌2が畳まれた状態で、フォークリフトFを用いて荷物Aを搬送台車1の左方から積載する際の状態を示す。フォークリフトFのフォーク100に荷物Aを乗せ、搬送台車1に積み込む場合、フォークリフトFのマストMに沿ってフォーク100を搬送台車1の荷台フロアの少し上方まで持ち上げる。そして、フォークリフトFを前進させて荷物Aを搬送台車1の所定の位置に位置付けると、フォーク100を下降させて、荷台1上に荷物Aを降ろす。この際、従来技術のように、ガイドレール11が荷台1上に突出する状態で設置されていると、フォークリフトFが前進して荷台に接近する際に、フォーク100の先端をガイドレール11に接触させてしまう恐れがある。また、荷台上でフォーク100を下降させた場合にフォーク100がガイドレール11に当たってしまい、荷物Aを搬送台車1上の所望の位置に降ろすことが困難となるばかりでなく、ガイドレール11を変形、もしくは損傷させる原因となる。
図6に示すように、本発明の上記実施形態においては、搬送台車1の該段差部を形成するサイドレール10に対して、幌フレーム3の下端に設けられるローラ25を支持し、且つローラ25の前後方向への移動を案内する平行な一対のガイドレール11が取付けられ、ガイドレール11の上面部の高さと、搬送台車1の荷台フロア8の上面とが面一に設定されている。これにより、上記したフォークリフトFによる作業を行う際も邪魔になることがなく荷物Aを荷台上に載置することが可能となる。
また、本発明では、ガイドレール11の車幅方向外端は、サイドレール10の車幅方向外端よりも突出しないように設定されるのが好ましく、殊に、図6の実施形態では、ガイドレール11の車幅方向外端がサイドレール10の車幅方向外端と一致するように構成されている。そのため、例えば、図中矢印のようにフォークリフトFが荷台1に近づくように前進した際に、フォーク100を上下動可能に支持するマストMが荷台1の側部に衝突しても、剛性の高い荷台1の車幅方向両側部の段差部を構成するサイドレール10に保護され、ガイドレール11の変形、損傷を最小限に抑えることができる。
なお、本発明のガイドレールの形状は、上記した第1実施形態のものに限らず、他の形状とすることも可能である。以下では、形状を変更した本発明の第2〜4の実施形態について、図7、8を参照しながら、第1の実施形態と相違する点を中心に説明するが、一致する点については説明を省略する。
図4に示した第1の実施形態では、ガイドレールの断面を中空の矩形形状として内部にローラを収納し、且つ上面部に、幌フレーム3の一部である縦フレーム22と該ローラとを連結する連結軸23が前後方向に沿って移動可能な開口部13を有する構成としたのに対し、図7(a)に示す第2の実施形態では、断面がI型形状をなし、上方辺21a、下方辺21bを備えたガイドレール21が、該段差部を構成するサイドレール10に取り付けられている。そして、幌フレーム3の一部である縦フレーム22の下端にローラ保持部材26を介してローラ27が2つ保持されており、2つのローラ27がガイドレール21を左右両側から挟むように設けられている。そして、ローラ27がI型断面の該ガイドレール21の下方辺21bの上側面に載り、幌フレーム3を車両の前後方向に移動可能に支持している。
第2の実施形態の該ガイドレール21においても、第1の実施形態と同様に、その上面部の高さと、荷台フロア8の上面とが面一に設定されており、また、ガイドレール21の車幅方向外端が、該段差部を構成するサイドレールの車幅方向外端とが一致するように形成されていることから、第1の実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
第3の実施形態について、図7(b)に基づいて説明する。当該実施形態におけるガイドレール31も、上記第2の実施形態と同様に、断面がI型形状をなしているが、第2の実施形態と異なり、I型断面の上方辺31aが、下方辺31bに比べて幅が短く形成されると共に、その上面が上方に凸となる曲面を形成しており、鉄道の軌条として知られたものと同様の形状となっている。幌フレーム3の一部をなす縦フレーム22の下端には、ローラ保持部材29を介して中央部が凹となる幅広のローラ28が保持されており、ガイドレール31の上方辺31aの上面側に載り、幌フレーム3を車両の前後方向に移動可能に支持している。ガイドレール31においても、第1、第2の実施形態と同様に、その上面部の高さと、荷台フロア8の上面とが面一に設定されていることから、第1、第2の実施形態と同様の作用効果を奏することができる。さらに、当該第3の実施形態においては、上方辺31aが下方辺31bに比べて短く形成されていることから、ガイドレール31と、サイドレール10との間に溜まったゴミなどをより除去しやすくなっている。
さらに、第4の実施形態について、図8に基づいて説明する。図8(a)に示すように、当該実施形態におけるガイドレール41は、上面部に開口部を形成せず、上面部を平坦に形成し、荷台フロア8側の側面が該段差部と同一の高さに形成され、車幅方向の外方向側の側面が該上面部から垂下し該段差部の高さの半分程度の高さに形成される。そして、ガイドレール41の荷台フロア8側の側面がサイドレール10により形成される段差部に固着されることにより、該上面部が荷台フロア8と面一の高さとされ、車幅方向の外方向側に開口部42を有する閉空間が形成される。
図8(a)、(b)に示すように、幌フレーム3の縦フレーム22の下端には、連結軸23を介して、ローラ支持部材32が連結されている。ローラ支持部材32には、ガイドレール41上を走行するローラ33と、該閉空間に収納され該サイドレール10上を走行するローラ34、及びローラ34の該閉空間内における車幅方向への移動を規制する円形のガイドプレート35を支持するローラフレーム36が連結されており、ローラフレーム36は、ローラ支持部材32と共にガイドレール41の開口部42に沿って車両前後方向に移動可能になっている。
当該実施形態においても、ガイドレール41の上面部の高さと、荷台フロア8の上面とが面一に設定されていることから、上記第1〜3の実施形態と同様の作用効果を奏することができると共に、上面部に開口部が形成されないことから、サイドレール10とガイドレール41とにより形成される閉空間にゴミなどが入りづらくなり、メンテナンスが容易になるという効果を得ることができる。
なお、上記の実施形態では、サイドレール、ガイドレールを、鋼材を用いて形成する例を示したが、これに限定されず、種々の公知の材料を用いることができ、例えば、ステンレス等の特殊鋼や、アルミ材、あるいは硬質樹脂等も採用することができる。
1:搬送台車
2:アコーディオン式幌
3:幌フレーム
4:リンクロッド
5:上部連結部
6:下部連結部
8:荷台フロア
9:クロスメンバー
10:サイドレール(段差部)
11、21、31、41:ガイドレール
12:延長用ガイドレール
13:開口部
22:縦フレーム
23:連結軸
24、35:ガイドプレート
25、27、28、33、34:ローラ
26、29:保持部材
32:ローラ支持部材
36:ローラフレーム
50:幌部材

Claims (6)

  1. 貨物車両の荷台の上方を覆う幌を支持し、前後方向に沿って移動することにより収縮、伸長可能に設置される複数の幌フレームを支持するガイドレールを該荷台に備えた幌付荷台において、
    該荷台の車幅方向両側部に、該荷台のフロア面よりも低くなる段差部が形成され、
    該段差部に対して、該幌フレームの下端に設けられるローラを支持し、且つ該ローラの前後方向への移動を案内する平行な一対のガイドレールが取付けられ、
    該ガイドレールの上面部の高さと、該荷台のフロアの上面とが面一に設定されることを特徴とする、幌付荷台のガイドレール取付構造。
  2. 該ガイドレールは、車幅方向の断面形状が中空の矩形形状であって、その内部にはローラが収納され、且つ該ガイドレールの上面部に、該幌フレームと該ローラとを連結する連結軸が前後方向に沿って移動可能な開口部を有している、請求項1に記載の幌付荷台のガイドレール取付構造。
  3. 該ガイドレールは、車幅方向の断面形状がI型形状であって、且つ該ガイドレールの上方辺の上側面、又は下方辺の上側面において該ローラを支持する、請求項1に記載の幌付荷台のガイドレール取付構造。
  4. 該ガイドレールの車幅方向外端が、該段差部の車幅方向外端と一致する、請求項1ないし3のいずれかに記載の幌付荷台のガイドレール取付構造。
  5. 該ガイドレールは、該荷台のフロアの車幅方向両側部に対して、段曲げ加工により該段差部を形成したサイドレールを介して取り付けられる、請求項1ないし4のいずれかに記載の幌付荷台のガイドレール取付構造。
  6. 該貨物車両の荷台が、トラクタの牽引する搬送用荷台であって、該ガイドレールの前端部に延長用ガイドレールが回動可能に立設されており、該幌フレームが車両前端側に収縮される際には、該延長用ガイドレールを該荷台前方に回動して該段差部に備えられた該ガイドレール前端から連続する延長部を構成し、収縮された該幌フレームのすべてが、該延長用ガイドレール上に収容される、請求項1ないし5のいずれかに記載の幌付荷台のガイドレール取付構造。
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