JP6109544B2 - スライド式開閉テントの天部格納案内機構 - Google Patents
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Description
しかしながら、実際には補助支承フレーム27′の支承部27′aとテント本体4との間は、互いに固定されていないことから、所望の格納状態が得られず、結果的にテント本体の垂れ下がりが大きくなったり、格納時のコンパクトさが得られない状態となる場合もあった。
まずベースフレーム1は、図1に示す実施例にあってはパレット台車10の荷台11とほぼ一体化したものであって、パレット台車10自体は、例えば製鉄プラントの近くの港湾荷役施設近くにほぼ定置され、その内部にスチールコイル等の金属素材製品を一例とした被収納物Aを保管する。因みにこの実施例におけるスライド式開閉テントTが適用されるパレット台車10は、図1から図4に示すように前後に操縦キャビンを具え、横走行もできるような大型特殊トラック状の走行台車Vをあたかも潜り込ませるように組み合わせ、この走行台車V により、パレット台車10が幾分か浮揚するように支持され、生産工場と搬出港湾近くの定置場所との間を移動するような使い方がされる。
もちろん本発明の適用されるスライド式開閉テントTは、このような特殊な用途のほか、一般の公道走行を行うトラック、トレーラの荷台用幌装置として利用したり、テント倉庫として利用したりすることが可能である。
そして前記各可動フレーム21の間に一例としてX形のパンタグラフ状の中継リンクロッド24を設けるものであり、このものは固定ピボット25を前記可動フレーム21における側柱部21b下方に位置させるとともに、上方をスライドピボット26として上下方向のずれが許容されるような構成をとる。なお符号24aは中継リンクロッド24の交点ピボットである。またこの中継リンクロッド24は、可動フレーム21相互の間だけではなく、これと端部フレーム20、及び駆動フレーム23との間にも設けられている。
もちろん結束ストラップ42は、単なる組紐状のもの、バックルを用いたバンドタイプのもの、面ファスナーによる固定を行うもの等、どのような形態であってもよい。
<1.閉鎖状態(始発状態)>
まず図1に示すテントの閉鎖状態を始発状態とする。この始発状態では駆動フレーム23が、端部フレーム20から最も前方の隔たった位置に移動しており、これに伴い可動フレームの相互の間隔も最も拡開した状態となっている。
これによりテント本体4も充分に拡開案内された状態であり、その内部に収納スペースを設け、例えば被収納物Aを収容している。このとき、前記補助支承フレーム27は、前記支承案内リンクロッド28がその交差ピボット28aを中心にして側面寸法を最も大きく開いた状態となっている。このとき、補助支承フレーム27には、支承案内リンクロッド28の一方の上部ピボット28bが固定されると共に、他の上部ピボット28bは可動フレーム21においても固定位置で回動自在とされていることから、後述する可動フレーム21の移動(伸縮、収縮動作)があっても高さ寸法は変わらず、補助支承フレーム27の上端位置は常に一定の状態となっている。この実施例では、幾分か可動フレーム21の高さより低くなるような設定を採る。従って、テント本体4の天部40を見ると、側面視で幾分か凹凸が繰り返されるような形態を採っている。
前述した閉鎖状態からテント本体4を開放する状態を説明する。適宜の駆動機構3により駆動フレーム23が端部フレーム20に向かって後方に走行を開始すると、この走行の開始により各可動フレーム21と補助支承フレーム27との間が接近してゆく。具体的には、中継リンクロッド24と、支承案内リンクロッド28が側面視で幅狭状に折り畳まれながら格納されていく。このとき支承案内リンクロッド28は、その上部ピボット28bの位置は変わらずに、下部ピボット28cが回動しながら下方にずれるような移動を行い、その折り畳みを許容している。もちろん交差ピボット28aも幾分か下方に下がって行く。因みに中継リンクロッド24については、上方のスライドピボット26が上方に移動してゆく。
このとき、補助支承フレーム27の補助支承ビーム27aは、そのテント本体4の天部40と結束ストラップ42により適宜固定されているから、隣り合う二基の可動フレーム21で視ると、それらの間に張られたテント本体4の天部40の伸縮方向の中心位置は、常に保持された状態となっている。このような状態であるから、可動フレーム21の相互の接近に従い、テント本体4の天部40は、図6に示すように正確に補助支承ビーム27aと可動フレーム21の支承ビーム21aとの間に、均等に折り畳まれるように垂れ下がってゆく。
このような可動フレーム21の動きが進行すると、最終的に駆動フレーム23が端部フレーム20が最接近した状態、すなわち多くの場合、可動フレーム21の下端に設けられた車輪22がほぼ接する限界まで最接近した状態となる。このとき補助支承フレーム27の補助支承ビーム27aは、端部フレーム20の支承ビーム21aより、幾分か下がった位置に格納されており、可動フレーム21の最接近状態を妨げることがない状態を出現させている。即ち図1、図3、図6等にこの部分の拡大図に示すとおり、まず可動フレーム21同士の最接近状態における間隙G1は、補助支承ビーム27aの直径Dの寸法よりも充分狭くなっている。また支承ビーム21aと補助支承ビーム27aとの最接近間隙G2は、テント本体4の2枚重ねの厚みを通すことができる寸法設定となっている。
なお実線で示す状態では補助支承ビーム27aの上端高さレベルL2は、可動フレーム21の支承ビーム21aの上端高さレベルL1より高くなっており、あたかも隣り合う支承ビーム21aの下方に形成されたスペースに補助支承ビーム27aが半ば潜り込んだ状態となっており、これを補助支承ビーム27aが、支承ビーム21aより幾分下がった状態あるいはやや下がった状態と表現している。しかしながら、設計如何では仮想線で示すように補助支承ビーム27aの上端高さL3を支承ビーム21aの上端高さレベルL1より下方となるような形態とすることももとより差し支えない。
この状態では、テント本体4の天部40は、図6(b)に示すように均整に、且つ可動フレーム21の最接近状態を妨げることがない状態で折り畳まれている。結果的に格納状態で長さ方向寸法が約80%少なくすることができた。
なおこのような状態で、例えば適宜の荷役装置により被収納物Aの荷役が行われる。パレット台車10に積貨する場合には、外部から被収納物Aを搭載し、また出荷等によりパレット台車10に積貨した被収納物Aを取り出す場合には、適宜の荷役装置クレーン等で取り出しがなされる。
≪支承案内リンクロッドの変形例≫
本発明は以上述べた実施の形態を一つの基本的な技術思想とするものであり、可動フレーム21によって支持されるテント本体4の特に天部40の折り畳み状態を均整にするものである。そのために主要な果たす部材である補助支承フレーム27と支承案内リンクロッド28については、更に次のような改変が考えられる。
即ち既に述べた実施例では、二基の可動フレーム21の間に設けられる補助支承フレーム27の両側部においてそれぞれX字状の交差した支承案内リンクロッド28を設けていたが、これに代えて図7に示すようにそれぞれ上下に分断されたような支承案内リンクロッド28が適用し得る。
即ち上部リンク281は側面視でV字状を成し、その上部ピボット28bについては、可動フレーム21との接続部位を上方に採り、補助支承フレーム27との回動位置を下方に採ったものである。これら三点のピボットは、それぞれ上部ピボット28bとして定義する。一方下部リンク282は、逆V字状の山型に形成されており、補助支承フレーム27における補助支承支柱27bをスライドタイプとし、下部ピボット28cを可動フレーム21に対して位置を固定したピボットとして構成したものである。このような構成によっても、図7(1)に示すように拡開状態、収縮状態とにおいて既に述べた実施例と同様の作用がなしうる。この実施例の場合には、可動フレーム21の接近・離反に伴い、補助支承フレーム27は幾分か上下に移動するものであるが、少なくとも可動フレーム21が最接近した場合には、補助支承フレーム27の補助支承ビーム27aは、下方に幾分か下がり、可動フレーム21の最接近状態の妨げにならないように位置している。なおこの図7(1)に示す実施例における下部リンク282は、必ずしも逆V字状とせずに図7(2)に示すようにV字状とし、上部リンク281と並行に近いような形態であってももとより差し支えない。なおこの上部リンク281と下部リンク282とを完全に平行に配置した場合、下部リンク282においてもスライドピボットを必要とせず、固定的なピボットでも差し支えない。
なお以上述べた実施例では、スライド式開閉テントTにおいて、一方の端部に端部フレーム20を固定的に配し、他端側に駆動フレーム23を移動可能に設けたものであるが、本発明のスライド式開閉テントTの開閉状態はこのようなタイプに限られない。即ち図示を省略するが、荷台の両端部に端部フレームを固定的に配し、その中間から外側に向かってテント本体が分割されて駆動フレームが両端に向かって開放されるようにしてもよい。なおこの分割装置は、荷台の長手方向中心であってもよいし、いずれかに寄って前後不均等にスライド式開閉テントが開放されるようにしてもよい。
また駆動フレームを荷台の両端に配して、荷台上をテントがアコーディオン状に自在に開閉できるようにしてもよい。この場合には駆動フレームの端面にシャッタやシート等の閉鎖手段を具えるようにする。
A 被収納物
V 走行台車
G1 間隙(稼動フレーム同士の間)
G2 間隙(支承ビームと補助支承ビームとの間)
L1 (支承ビームの)上端高さレベル
L2 (補助支承ビームの)上端高さレベル
L3 (補助支承ビームの)上端高さレベル
1 ベースフレーム
2 テントフレーム
3 駆動機構
4 テント本体
10 パレット台車
11 荷台
12 レール
20 端部フレーム
21 可動フレーム
21a 支承ビーム
21b 側柱部
22 車輪
23 駆動フレーム
24 中継リンクロッド
24a 交点ピボット
25 固定ピボット
26 スライドピボット
27 補助支承フレーム
27a 補助支承ビーム
27b 補助支承支柱
28 支承案内リンクロッド
28a 交差ピボット
28b 上部ピボット
28c 下部ピボット
281 上部リンク
282 下部リンク
40 天部
41 側部
42 結束ストラップ
Claims (2)
- 複数本の門型の可動フレームが互いにその側柱部において中継部材を介して接離自在に連係するとともに、この可動フレームにテント本体を支持させ、前記可動フレームを相互に拡開させた状態で前記テント本体によって一定の収納スペースを覆って閉鎖すると共に可動フレームを相互に接近させた状態でテント本体の格納状態を得るようにしたスライド式開閉テントにおいて、前記可動フレームの間には前記テント本体における天部を支持する門型の補助支承フレームが設けられ、この補助支承フレームは、互いに隣り合う可動フレームの側柱部上方において、両可動フレームの中間に位置するように支承案内リンクロッドにより支持され、且つこの補助支承フレームにおける補助支承ビームは、その上方においてテント本体を保持状態としていると共に格納状態において可動フレームにおける支承ビームの最接近を妨げないようにその下方に位置するように設けられる構成であり、前記支承案内リンクロッドは、上部ピボットを可動フレーム及び補助支承フレームに対し、固定位置で回動させると共に、下部ピボットは、少なくとも可動フレームと補助支承フレームのいずれか一方又は双方に対し、上下スライド回動自在に接続されることにより、補助支承ビームが可動フレームにおける支承ビームの最接近を妨げない下方位置に案内されることを特徴とするスライド式開閉テントの天部格納案内機構。
- 前記支承案内リンクロッドは、X状の交差リンクであり、それぞれ補助支承フレームの両隣の可動フレームの間に対称的に配置されることを特徴とする請求項1記載のスライド式開閉テントの天部格納案内機構。
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