JP6321606B2 - 荷台用幌張枠装置 - Google Patents

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Description

この発明は、車両などの荷台に幌を設置可能とする骨格枠技術に関連するものであり、特に、必要に応じて幌の設置範囲を調節したり、折り畳み収納したりすることができる張枠装置を製造、提供する分野は勿論のこと、その輸送、保管、組み立ておよび設置に必要となる設備、器具類を提供、販売する分野から、それら資材や機械装置、部品類に必要となる素材、例えば、木材、石材、各種繊維類、プラスチック、各種金属材料等を提供する分野、それらに組み込まれる電子部品やそれらを集積した制御関連機器の分野、各種計測器の分野、当該設備、器具を動かす動力機械の分野、そのエネルギーとなる電力やエネルギー源である電気、オイルの分野といった一般的に産業機械と総称されている分野、更には、それら設備、器具類を試験、研究したり、それらの展示、販売、輸出入に係わる分野、将又、それらの使用の結果やそれを造るための設備、器具類の運転に伴って発生するゴミ屑の回収、運搬等に係わる分野、それらゴミ屑を効率的に再利用するリサイクル分野などの外、現時点で想定できない新たな分野までと、関連しない技術分野はない程である。
(着目点)
小型トラック、特に軽トラックは、我が国の農業に欠くことのできない作業車両であって、例えば、農作物の収穫に利用する場合、荷台に積み込んだ青物野菜類を輸送中の風雨雪や塵埃から保護したり、米や籾殻などを搬送中の風雨雪、塵埃から保護すると共に、周囲への飛散を防止したりするために、荷台内に丁度収まるよう全体をトンネル状に覆うパイプハウス型の幌を設置したものがあり、こうしたパイプハウス型の幌は、荷台上に固定するよう設置すると、急に荷台の横から搭載品を出し入れする必要が生じた時や、幌の高さを超える大きなものを乗せなければならない場合など、不都合を来してしまうという難点を残すものであった。
(従来の技術)
こうした状況を反映し、その打開策となるような提案も、これまでに散見されない訳ではない。
例えば、下記の特許文献1(1)に提案されているものに代表されるように、本願出願人が開発した、小型トラック荷台の前枠に対して接続具により脱着自在に固定される門型固定フレームと、該門型固定フレームと同形または相似する形状のフレームで、柱相当部下端にキャスターを取着してなる門型可動フレームとからなり、門型固定フレームの後方に多数の門型可動フレームを互いに並行にして立設させると共に、これら各フレーム相互を、連動した並行移動が可能となる如く接続リンクで接続するようにし、小型トラック荷台前枠を支持部とした門型固定フレームに対し、多数の門型可動フレームが連動式に平行移動自在となるようにして、荷台を雨水から保護する場合に、後方まで一杯に拡げることによって固定式の幌と同様の機能を果すものとし、幌が不要なときには、多数の門型可動フレームを門型固定フレームに寄せるよう折り畳むことができるようにしたものや、同特許文献1(2)に見られるようなトラック荷台に搭載し、籾殻を収納可能な収納部を設けておき、該トラック荷台の左右両側部に並列状に立設可能な縦杆部および該荷台の上方位置にして該左右の縦杆部間に設けた横杆部からなる複数個の枠杆体と、該並列する複数個の枠杆体の隣り合う縦杆部間に配設し、一対のリンク杆を中心枢軸により枢着してなるX状リンクとを備えるものとし、各枠杆体を近接離反移動することができ、保管時等の不使用時においては、各枠杆体を円滑に近接移動させて畳むことができ、荷台の長さサイズに対応することもでき、更に不可避的に荷台上に残った籾殻の掻き出しに当たっては、各枠杆体を近接移動させることにより、荷台が外部に露出した状態で掻き出すことが可能となり、それだけ作業性を高めることができると共に、使用の利便性も高めて、籾殻を収納部に良好に収納することができるようにした籾殻運搬用コンテナなどが散見される。
しかし、前者特許文献1(1)に示されているような小型トラック荷台用の可動式幌骨格は、柱相当部に摺動管を装着した門型可動フレーム、およびそれを挟み前後に配置した門型可動フレームを、平行な接続リンクによって連結し、該前後3個の門型可動フレームが、折り畳みの1単位となるものとなっているから、1個の門型可動フレームのみを折り畳むことはできないという課題を残すものであり、また、特許文献1(2)に代表する籾殻運搬用コンテナなどは、前後に隣接する枠杆部の全てに、上下2個の摺動筒体を有し、それら前後に対峙する上下摺動筒体間にX状に交叉し、交叉部を水平軸で連結したリンクの各端部を枢着し、同様のリンク機構によって前後端間に渡る全体を連結してなることから、一組みX状リンクを折り畳むと、これに連動して全体が同じ動作で折り畳まれてしまうこととなってしまい、例えば、1個の枠杆部だけを折り畳むという操作が不可能なものであった。
そして、同様の欠点を有するものとして、図12ないし図16に示す事例を参照すると、軽トラック7の荷台床70上に配した前後複数の門型枠20,20,……の左右夫々の前後柱部21,21間に、X状に交叉し、交叉部を水平軸にて相互軸着した、X状リンク9を配し、該X状リンク9をなす前傾リンク90および後傾リンク91の各上端を、前後に対応する柱部21,21上部に枢着し、同前傾リンク90および後傾リンク91の各下端を、摺動管92,92を介して前後に対応する柱部21,21下部に装着してなる幌張枠8があり、図13に示すように、各X状リンク9を前後長Lに展開すると、荷台全長に相当する寸法ALに延伸することができ、図15のように、該幌張枠8の後端がわを折畳もうとすると、全てのX状リンク9,9,…が連動して前後長Sとなり、前後長が中途前進寸法SLとなるよう折り畳まれてしまうこととなり、幌(図示せず)で囲まれた(床面上の)荷室内に、例えば籾殻などを搭載している場合には、貨物が各門型枠20,20,……柱部21,21,……に接触し、各門型枠20,20,……およびX状リンク9,9,…の円滑な動作を妨げてしまって、実質的に、全ての貨物を荷室から搬出した後でなければ、図15および図16に示すように、幌張枠8全体を折り畳むことができず、クレーンやフォークリフトなどを使用する場合には特に、幌および門型枠20,20,……が貨物搬出作業の邪魔になってしまうという致命的な欠点があった。
(1)特開平2−102820号公報 (2)特許第4470179号公報
(問題意識)
上述したとおり、従前までに提案のある各種荷台幌用の骨格装置などは、何れも前後に配した複数の門型可動フレームの中の、例えば後端に配した1個だけを単独で折り畳む操作ができず、荷台の後方から貨物を搬出して行く作業の場合に、荷台後方の貨物を搬出し終え、さらに前方の貨物を搬出しようとする際に、荷台後端に配置した門型可動フレームだけを1個単位に折り畳み、荷台床面を露出するように操作することができず、例えばクレーンやフォークリフト、ショベルカー、ベルトコンベア、ハーベスター、コンバインなどを利用した貨物の搬入、搬出の作業が困難である上、荷台の側部から貨物の上げ下ろしをする場合などにも対応するのが困難であるという欠点が残るものであり、永年、様々な利用者に対し、柔軟に対応して多種類の農業用機器、装置類の開発、提供に携わり、既に自らにおいて前記特開平2−102820号公報などを完成、提供し続けてきている中、それらから得られた様々な知見、およびユーザーからの情報などに基づき、台幌用の骨格のより柔軟な折り畳み機能上からは勿論のこと、製造工程上からも、その搭載、設置機能を向上し、搭載および利用の作業効率を、さらに高めるための構成につき、更なる改善の可能性を痛感するに至ったものである。
(発明の目的)
そこで、この発明は、荷台上に設置した幌を、その後端から順次、簡便に折り畳み、貨物の搬入および搬出作業性を高めることができる新たな荷台幌用の骨格技術の開発はできないものかとの判断から、逸速くその開発、研究に着手し、長期に渡る試行錯誤と幾多の試作、実験とを繰り返してきた結果、今回、遂に新規な構造の荷台用幌張枠装置を実現化することに成功したものであり、以下では、図面に示すこの発明を代表する実施例と共に、その構成を詳述することとする。
(発明の構成)
図面に示すこの発明を代表する実施例からも明確に理解されるように、この発明の荷台用幌張枠装置は、基本的に次のような構成から成り立っている。
即ち、設置対象荷台床の左右幅端に配した左右柱部の上端間に、梁部を横架してなる門型枠の複数からなる門型枠群を有し、当該門型枠群中の前後に隣接する前後門型枠の中、前柱部の下方寄りであって後柱部寄りにオフセットされた位置に後倒リンクの下端を、水平軸心回りに回動自在に軸着し、当該門型枠群中の前後に隣接する前後門型枠の中、後柱部の上方寄り適所に有って、上下摺動自在な下位スライド駒を介し、同後倒リンクの上端を前柱部寄りにオフセットされた位置に水平軸心回りに回動自在に軸着し、且つ、当該門型枠群中の前後に隣接する前後門型枠の中、後柱部の下方寄りであって前柱部寄りにオフセットされた位置に、前記後倒リンクと同一長の前倒リンク下端を水平軸心回りに回動自在に軸着し、当該門型枠群中の前後に隣接する前後門型枠の中、前柱部の前記下位スライド駒よりも上位に有って、上下摺動自在な上位スライド駒を介し、同前倒リンクの上端を後柱部寄りにオフセットされた位置に水平軸心回りに回動自在に軸着し、互いに交叉する後倒リンクおよび前倒リンク交叉点に、双方を水平軸心回りに回動自在に枢着する連結軸を設け、X字状に交叉した後倒リンクおよび前倒リンクからなる自律伸縮機構を設け、前後門型枠同士を連結して門型枠群を一体化すると共に、前後に隣接する自律伸縮機構の後倒リンク上端の下位スライド駒、および、前倒リンク上端の上位スライド駒が上下に分離、独立し、前後に隣接する門型枠間の自律伸縮機構が単独で折り畳み可能であり、門型枠の1個ずつが単独で隣接する門型枠に対して進退移動可能なものとした構成を要旨とする荷台用幌張枠装置である。
更に、この発明には、設置対象荷台床の左右幅端に配した左右柱部の上端間に、梁部を横架してなる門型枠の複数からなる門型枠群を有し、当該門型枠群中の前後に隣接する前後門型枠の中、前柱部の上方寄りであって後柱部寄りにオフセットされた位置に前倒リンクの上端を水平軸心回りに回動自在に軸着し、当該門型枠群中の前後に隣接する前後門型枠の中、後柱部の下方寄り適所に有って上下摺動自在な上位スライド駒を介し、同前倒リンクの下端を前柱部寄りにオフセットされた位置に水平軸心回りに回動自在に軸着し、且つ、当該門型枠群中の前後に隣接する前後門型枠の中、後柱部の上方寄りであって前柱部寄りにオフセットされた位置に、後倒リンクの上端を水平軸心回りに回動自在に軸着し、当該門型枠群中の前後に隣接する前後門型枠の中、前柱部の前記上位スライド駒よりも下位に有って、上下摺動自在な下位スライド駒を介し、同後倒リンクの下端を後柱部寄りにオフセットされた位置に水平軸心回りに回動自在に軸着し、互いに交叉する前倒リンクおよび後倒リンク交叉点に、双方を水平軸心回りに回動自在に枢着する連結軸を設け、X字状に交叉した前倒リンクおよび後倒リンクからなる自律伸縮機構を設け、前後門型枠同士を連結して門型枠群を一体化すると共に、前後に隣接する自律伸縮機構の前倒リンク下端の上位スライド駒、および、後倒リンク下端の下位スライド駒が上下に分離、独立し、前後に隣接する門型枠間の自律伸縮機構が単独で折り畳み可能であり、門型枠の1個ずつが単独で隣接する門型枠に対して進退移動可能なるものとした荷台用幌張枠装置が含まれている。
以上のとおり、この発明の荷台用幌張枠装置によれば、従前までのものとは違い、上記したとおりの固有の特徴ある構成から、門型枠群中の前後に隣接する門型枠が自律伸縮機構により、前後離間距離を所定間隔に保持可能となり、設置対象荷台床上に幌を張設することによって搭載貨物を風雨雪などの外部環境から保護することができ、門型枠を1個ずつ、前方に隣接する門型枠に近接するよう移動、折り畳み可能なものとしたから、設置対象荷台床の深部(前部)から後端まで順次貨物を積み込みながら、各門型枠を順次後進するよう展開して行くようにしたり、設置対象荷台床の後端がわから順次搭載貨物を搬出し、搬出作業の進行に伴い、最も後端がわの門型枠から1個ずつ前方に隣接する門型枠に近接するよう移動、折り畳みして行くように使用することが可能となり、貨物の搬入、搬出にクレーンやフォークリフト、ショベルカー、ベルトコンベア、ハーベスター、コンバインなどの重機類、農業用機械類等を有効利用可能とすることができる上、急に荷台の横から搭載品を出し入れする必要が生じた時や、幌の高さを超える大きなものを乗せなければならない場合などにも速やかに対応することができ、さらに、粒状物や粉状部などの物品を搬出する場合にも、設置対象荷台床の最も後端がわの門型枠より1個ずつ前方に移動して、順次折り畳むように操作し、貨物搬出作業の効率を格段に高めたものとすることができ、貨物容積に応じて自由に幌全長を調節可能としたから、貨物車両走行中の幌への横風抵抗を軽減し、より安全な走行を実現化できるものになるという秀でた特徴を発揮することができる。
設置対象荷台床の左右幅端に配した左右柱部の上端間に、梁部を横架してなる門型枠の複数からなる門型枠群を有し、当該門型枠群前後門型枠の中、前柱部の下方に後倒リンク下端を軸着し、当該門型枠群前後門型枠の中、後柱部の上方に、同後倒リンクの上端を上下摺動自在とする下位スライド駒を介して軸着し、且つ、当該門型枠群前後門型枠の中、後柱部の下方に前倒リンク下端を軸着し、当該門型枠群前後門型枠の中、前柱部の下位スライド駒よりも上位に、同前倒リンクの上端を上下摺動自在とする上位スライド駒を介して軸着し、後倒リンクおよび前倒リンク交叉点に連結軸を設けたものは、後倒リンクおよび前倒リンクの各下端夫々を上下動不能に固定し、該後倒リンクの上端に下位スライド駒を設け、前倒リンクの上端に上位スライド駒を設けたから、後倒リンクには下位スライド駒の自重による垂直下向き荷重が加わり、前倒リンクには上位スライド駒の自重による垂直下向き荷重が加わって、X字形の自律伸縮機構を展開姿勢に抑え込むよう作用するものとなり、設置対象荷台床に幌張設状態に展開した門型枠群の前後長寸法をより安定的に維持可能なものとする利点を有している。
また、門型枠群前後門型枠の中、後柱部の上方に、後倒リンク上端を軸着し、当該門型枠群前後門型枠の中、前柱部の下方に、同後倒リンクの下端を上下摺動自在とする下位スライド駒を介して軸着し、且つ、当該門型枠群前後門型枠の中、前柱部の上方に、前倒リンク上端を軸着し、当該門型枠群前後門型枠の中、後柱部の下方であって下位スライド駒よりも上位に、同前倒リンクの下端を上下摺動自在とする上位スライド駒を介して軸着し、後倒リンクおよび前倒リンク交叉点に連結軸を設け、X字状に交叉した後倒リンクおよび前倒リンクからなる自律伸縮機構を設けてなるものとすれば、前述したこの発明の基本的構成からなる荷台用幌張枠装置と略同様に、各門型枠を順次後進するよう展開して行くようにしたり、最も後端がわの門型枠から1個ずつ前方に隣接する門型枠に近接するよう移動、折り畳みして行くように使用したりすることが可能となり、貨物の搬入は搬出に伴い、速やかに幌を開閉操作可能とし、粒状物や粉状部などの物品を搬出する場合にも、後端がわの門型枠より1個ずつ畳み、貨物搬出作業の効率を格段に高め、貨物容積に応じて自由に幌全長を調節可能としたから、貨物車両走行中の幌への横風抵抗を軽減し、より安全な低燃費走行を実現化できる上、下位スライド駒および上位スライド駒の自重が、X字状に交叉した後倒リンクおよび前倒リンクを閉鎖するよう作用し、自律伸縮機構の折り畳み操作性を高め、より円滑な前後長短縮操作を実現化し得るという大きな効果を奏するものとなる。
加えて、自律伸縮機構のX字状に交叉した後倒リンクおよび前倒リンクの各端を、夫々該当する前・後柱部に連結する各軸心が、後柱部に連結する軸心を僅かに前柱部寄りにオフセットし、且つ、前柱部に連結する軸心を僅かに後柱部寄りにオフセットした配置関係としてなるものであれば、前倒リンクおよび後倒リンクを互いに同一長寸法とすることができるから、門型枠を展開または折り畳み操作する際に、各部の摩擦抵抗が略均等に分散され、門型枠群のより円滑な前後伸縮操作を実現化することができると共に、前倒リンク、後倒リンク、連結軸、それに付随する軸着部や下位・上位スライド駒を共通部品として使用することができ、生産効率を格段に高めるという特徴も有したものとなる。
自律伸縮機構が、門型枠群中の門型枠各柱部上下間の、少なくとも下位スライド駒の下止点に、該下位スライド駒の降下を規制する下止部を設けたものは、門型枠を後方に展開する場合に、下位スライド駒の降下量を下止点に規制し、後倒リンクの後倒角度を規制して後門型枠の後退量を制御可能とすることができ、さらに、必要に応じて上位スライド駒の上止点に、該上位スライド駒の上昇を規制する上止部を設けてなるものは、上位スライド駒の上昇量を上止点に規制し、前倒リンクの前倒角度を規制して後門型枠の後退量を制御可能とすることができるものとなり、門型枠群の不要な展開を一段と確実に防止できるものとなる。
そして、自律伸縮機構が、門型枠群中の門型枠各柱部上下間の、少なくとも下位スライド駒の下止点に、該下位スライド駒の降下を規制する下止部を配し、該下止部の上下位置を変更可能に仮固定する高さ調節部を設けてなるものとすれば、下位スライド駒の下止点を任意に調節、設定可能とし、後門型枠の後退量を任意に設定可能なものとすることができ、さらに、必要に応じて上位スライド駒の上止点に、該上位スライド駒の上昇を規制する上止部を配し、該上止部の上下位置を変更可能に仮固定する高さ調節部を設けるようにしたものは、上位スライド駒の上止点を任意に調節、設定可能とし、後門型枠の後退量を任意に設定可能なものなり、門型枠毎の展開前後長寸法をより自由に設定することができ、設置対象荷台床への幌張設範囲の前後長の設定自由度を格段に高めることとなって、荷物の積み降ろし作業に伴う門型枠毎の展開量の調節自由度を大幅に改善することができるという秀でた特徴を発揮することになる。
自律伸縮機構が、その下位スライド駒に、後柱部に対して任意に選択した高さ位置に仮固定可能とする摺動仮止め部、および、その上位スライド駒に、前柱部に対して任意に選択した高さ位置に仮固定可能とする摺動仮止め部を設けてなるものとすることにより、下位スライド駒および上位スライド駒を任意選択高さに仮固定するし、門型枠1個毎の後退位置を自由に設定し、そのまま仮固定することができるから、搭載車両が走行中にあっても、門型枠の不用意な前後移動、およびそれに伴う門型枠群前後長の不用意な短縮や展開などをより確実に防止し、格段に安定性および安全性を高めた荷台用幌張枠装置を提供することができるという利点も得られる。
上記したとおりの構成からなるこの発明の実施に際し、その最良もしくは望ましい形態について説明を加えることにする。
門型枠群は、荷台用幌を設置対象荷台床上の左右端間、および前後端間に所定高さの屋根付き貨物収納室を確保するよう張設可能とする機能を担うものであり、幌張設状態において設置対象荷台床上の前後端間にわたり、複数個の門型枠を適宜間隔置き毎に配列してなるものとしなければならず、荷台用幌を大きく弛ませることなく、充分な強度を持たせて支持、張設可能な形状および強度を有するものとすべきである。
門型枠は、設置対象荷台床上の前後方向に複数が配することにより、荷台床左右端上に夫々幌側壁面を支持し、荷台床上所定高さ位置に幌天面を支持可能とすると共に、該門型枠が一個単位で張設幌の前後間位置縦断面形状を充分な強度を持って支持、張設可能とする機能を有しており、設置対象荷台床の左右幅端夫々に、直立姿勢に配置可能な左右柱部、および、同左右柱部の上端間に、設置対象荷台床の左右幅に相当する長さの梁部を横架してなるものとしなければならず、左右柱部および梁部を一体のものとすることができる外、夫々を別部品とし、互いにネジ結合や嵌合部同士の結合などにより、分解可能に組み合わせてなるものとすることができ、各部品は金属製棒や金属製パイプ、各種繊維強化樹脂製の棒やパイプなどからなるものとするのが望ましい。
左右柱部は、荷台用幌の左右側壁面を支持、張設可能とすると共に、梁部左右端を所定高さ位置に支持可能とし、前後に配する門型枠間に、自律伸縮機構を配設可能とする機能を担い、設置対象荷台床上に直線棒状体を鉛直姿勢に配するものとすべきであるが、直線棒状体を荷台内外側の何れか一方に傾斜させてなるものとすることが可能であり、下端には夫々、設置対象荷台床左右幅端の前後方向にスライド移動を低摩擦化、円滑化する、低摩擦合成樹脂製の滑動用接地部品類や、転輪、自在キャスターなどの滑車類、案内レールなどの滑動機構等を設けてなるものとすることができる。
梁部は、荷台用幌の天面を支持、張設可能とすると共に、左右柱部上端間を設置対象荷台床の左右間幅相当の間隔をもって一体に連結可能とする機能を有し、その正面形状は一般的な幌骨格形状と同様のものとすることが可能であり、左右間幅の全体または中途適所に伸縮機構を組み込み、または、左右間幅寸法の異なる複数種を準備し、それらの中から適宜選択して組み込み可能なものとするなどして、門型枠左右間幅を調節可能なものとすることができ、例えば、切り妻屋根形とする凸折れ線棒状としたもの、片流れ屋根形とするよう左右柱部の何れか一方を長尺化して斜め線棒状としたもの、蒲鉾屋根形とするアーチ曲線棒状としたもの、後述する実施例にも示すように、フラットな屋根形とする水平直線棒状としたものなど、様々な形状のものとすることが可能である。
自律伸縮機構は、設置対象荷台床の前後端間に配した門型枠群の前後に隣接する門型枠の前後柱部同士を互いに連結すると共に、門型枠を隣接する門型枠に対し、単独で前後方向に移動可能とするよう折り畳み可能とする機能を担っており、門型枠群前後門型枠の中、後柱部の上方に、同後倒リンクの上端を上下摺動自在とする下位スライド駒を介して軸着し、且つ、当該門型枠群前後門型枠の中、後柱部の下方に前倒リンク下端を軸着し、当該門型枠群前後門型枠の中、前柱部の下位スライド駒よりも上位に、同前倒リンクの上端を上位スライド駒を介して軸着し、後倒リンクおよび前倒リンク交叉点に連結軸を設け、X字状に交叉した後倒リンクおよび前倒リンクからなるものすべきであり、または、門型枠群前後門型枠の中、後柱部の上方に、後倒リンク上端を軸着し、当該門型枠群前後門型枠の中、前柱部の下方に、同後倒リンクの下端を上下摺動自在とする下位スライド駒を介して軸着し、且つ、当該門型枠群前後門型枠の中、前柱部の上方に、前倒リンク上端を軸着し、当該門型枠群前後門型枠の中、後柱部の下方であって下位スライド駒よりも上位に、同前倒リンクの下端を上位スライド駒を軸着し、後倒リンクおよび前倒リンク交叉点に連結軸を設け、X字状に交叉した後倒リンクおよび前倒リンクからなるものとすることができる。
後倒リンクは、門型枠群前後門型枠間に前倒リンクと共にX字状に交叉・連結し、自律伸縮機構の一部を構成する機能を有し、前倒リンクと同一の長さ寸法のものとし、互いの両端間中央を連結軸によって回動自在に連結し、その下端を門型枠群前後門型枠の中、前柱部の下方に軸着し、その上端を門型枠群前後門型枠の中、後柱部の上方に、上下摺動自在とする下位スライド駒を介して軸着したものとすべきであり、また、その上端を門型枠群前後門型枠の中、後柱部の上方に軸着し、その下端を門型枠群前後門型枠の中、前柱部の下方に、上下摺動自在とする下位スライド駒を介して軸着してなるものとすることが可能である。
前倒リンクは、門型枠群前後門型枠間に後倒リンクと共にX字状に交叉・連結し、自律伸縮機構の一部を構成する機能を有し、後倒リンクと同一の長さ寸法のものとし、互いの両端間中央を連結軸によって回動自在に連結し、その下端を門型枠群前後門型枠の中、後柱部の下方に軸着し、その上端を門型枠群前後門型枠の中、前柱部の下位スライド駒よりも上位に、上位スライド駒を介して軸着したものとすべきであり、また、その上端を門型枠群前後門型枠の中、前柱部の上方に軸着し、その下端を門型枠群前後門型枠の中、後柱部の下方であって下位スライド駒よりも上位に、上下摺動自在とする上位スライド駒を介して軸着したものとすることができる。
後倒リンクおよび前倒リンクを互いに連結する連結軸は、後倒リンクおよび前倒リンクの双方を直立姿勢に近い状態と、水平姿勢に近い状態との間を開閉自在とするよう枢着可能とする機能の担い、後倒リンクおよび前倒リンク双方の長さ方向両端間の中央寄り適所を、充分な強度をもって回動自在に連結可能なものとしなければならず、換言すると、X字状に交叉した後倒リンクおよび前倒リンクの前・後柱部の中央に位置する交叉点に設けたものとしなければならず、双方を水平方向に貫く柱状または管状の軸からなるものとすることができ、後倒リンクおよび前倒リンクの何れか一方に一体化した軸部を、何れか他方の対応箇所に設けた軸受け部に組み合わせてなるものとすることが可能であり、さらに、すべり軸受や転がり軸受などの軸受け部品を組み込んでなるものとすることができる。
後倒リンクおよび前倒リンクを左右柱部に連結する軸着部は、門型枠群前後門型枠の中、前柱部の下方に後倒リンク下端を軸着し、後柱部の下方に前倒リンク下端を軸着するものとなるか、または、門型枠群前後門型枠の中、後柱部の上方に、後倒リンク上端を軸着し、前柱部の上方に、前倒リンク上端を軸着するものとなるかの何れか一方の機能を担っており、軸着対象となる後倒リンクおよび前倒リンク端部を充分な強度をもって回動自在に枢着可能なものとすべきであり、門型枠群中の前後に隣接する前後門型枠の中、前柱部の下方寄り適所に軸着した後倒リンク下端の軸心、同前柱部から僅かに同後柱部寄りにオフセットし、且つ、後柱部の下方寄り適所に軸着した前倒リンク下端の軸心を、同後柱部から僅かに同前柱部寄りにオフセットした配置関係とするのが望ましく、後述する実施例にも示すとおり、左右柱部の装着箇所に固着可能なブラケット、および該ブラケットの適所に設けた支軸を有し、後倒リンクおよび前倒リンクの連結端部分を回動自在に連結するものとするのが良い。
下位スライド駒および上位スライド駒は、自律伸縮機構を折り畳み・展開操作可能とするよう、後倒リンクおよび前倒リンクの対応端部を門型枠群前後門型枠の中、前・後柱部適所に上下摺動自在とするよう軸着可能とする機能を担っていて、門型枠群前後門型枠の中、後柱部の上方に、後倒リンクの上端を上下摺動自在とするよう軸着し、前柱部の下位スライド駒よりも上位に、同前倒リンクの上端を上下摺動自在とするよう軸着したものとすべきであり、また、門型枠群前後門型枠の中、前柱部の下方に、同後倒リンクの下端を上下摺動自在に軸着し、後柱部の下方であって下位スライド駒よりも上位に、同前倒リンクの下端を上下摺動自在とするよう軸着してなるものとすることが可能であり、さらにまた、前倒リンク上端の上位スライド駒の軸心が、同前柱部から僅かに同後柱部寄りにオフセットし、後倒リンクの下位スライド駒の軸心が、同後柱部から僅かに同前柱部寄りにオフセットした配置関係とすることが可能である外、前倒リンクの下端に設けた上位スライド駒の軸心が、同後柱部から僅かに同前柱部寄りにオフセットし、後倒リンクの下端に設けた下位スライド駒の軸心が、同前柱部から僅かに同後柱部寄りにオフセットしてなるものとすることができる。
より具体的なものとして示すと、下位スライド駒および上位スライド駒は、述する実施例にも示すように、下位スライド駒が、後後柱部の上方に上下摺動自在に嵌合するスライダ部と、該スライダ部の上端よりも突出し、同後柱部から僅かに同前柱部寄りにオフセットした配置関係としてなる水平枢着軸を有するオフセット支持部とを一体化してなるものとし、また、上位スライド駒が、前柱部の上方に、前記下位スライド駒よりも上位に上下摺動自在に嵌合するスライダ部と、該スライダ部の下端に垂下し、同前柱部から僅かに同後柱部寄りにオフセットした配置関係としてなる水平枢着軸を有するオフセット吊り部とを一体化してなるものとするのが望ましい。
スライダ部は、下位スライド駒および上位スライド駒を門型枠群前後門型枠の中、前柱部および後柱部の何れか一方の中途部適所に上下方向摺動移動自在とするよう装着可能とし、後倒リンクおよび前倒リンクの対応する端部を回動自在に軸着可能な水平枢着軸を所望の位置に一体化可能とする機能を担っており、環状、筒状、管状などの閉断面形状をなし、前・後柱部の何れか一方中途部適所に上下摺動自在に装着してなるものとすることができる外、C状断面形のように、門型枠柱部の周囲に上下摺動自在に嵌着してなるものとすることが可能であり、また、門型枠柱部の上下間適宜範囲に(柱部に平行に)縦設したレール、案内溝などに摺動自在に嵌合してなるものとすることができる。
自律伸縮機構は、門型枠群中の門型枠各柱部上下間の、少なくとも下位スライド駒の下止点に、該下位スライド駒の降下を規制する下止部を設け、必要に応じて上位スライド駒の上止点に、該上位スライド駒の上昇を規制する上止部を設けてなるものとするのが望ましく、該下止部は、下位スライド駒の下止点を規制して、後倒リンクの後倒角度を規制し、前後門型枠の展開前後間最大距離を規制可能とする機能を担うものであり、後述する実施例にも示すように、高さ調節部を有して前後門型枠の展開前後間最大距離を調節し、設置対象荷台床の前後長寸法に応じて門型枠群の前後展開長寸法を適宜調節、設定可能なものとすることができ、また、必要に応じて上位スライド駒の上止点に、該上位スライド駒の上昇を規制する上止部を設けたものとすることが可能であり、該上止部は、上位スライド駒の上止点を規制して、前倒リンクの前倒角度を規制し、前後門型枠の展開前後間最大距離を規制可能とする機能を担うものであり、後述する実施例にも示すように、高さ調節部を有して前後門型枠の展開前後間最大距離を調節し、設置対象荷台床の前後長寸法に応じて門型枠群の前後展開長寸法を適宜調節、設定可能なものとすることができる。
自律伸縮機構、下位スライド駒の下止部は、下位スライド駒をその上下摺動範囲の下止点付近より下方に移動しようとするのを規制可能とする機能を担い、各柱部上下間適所に一体化し凸部や、ネジやボルトなどによって組み込んだ環状部品やブロック状部品などとすることが可能であり、高さ調節部を追加したものとすることにより、下位スライド駒の降下量を規制し、自律伸縮機構の展開前後長を選択的に規制可能なものとすることができ、また、上位スライド駒の上止部は、上位スライド駒の上下摺動範囲の上止点付近を超えて上方に移動しようとするのを規制可能とする機能を担っていて、前述の下位スライド駒用のものと同様に、各柱部上下間適所に一体化し凸部や、蝶ネジやボルトなどによって組み込んだ環状部品やブロック状部品などとすることが可能であり、高さ調節部を追加したものは、上位スライド駒の上昇量を規制し、自律伸縮機構の短縮前後長を選択的に規制可能なものとすることができ、高さ調節部は、下止部または上止部を、柱部上下間適所にネジ止めや、抜け止め機構付きのピンの挿し込みなどによって仮固定可能なものとすることができる。
自律伸縮機構、下位スライド駒の摺動仮止め部は、下位スライド駒をその上下摺動範囲内の任意選択高さ位置に規制し、前・後柱部の中何れか装着する一方に対して仮固定し、自律伸縮機構の前後長寸法を仮固定可能とする機能を担い、下位スライド駒に柱部上下間適所にネジ止めや、抜け止め機構付きのピンの挿し込みなどによって仮固定可能なものとすることができ、上位スライド駒の摺動仮止め部は、上位スライド駒をその上下摺動範囲内の任意選択高さ位置に規制し、前・後柱部の中何れか装着する他方に対して仮固定し、自律伸縮機構の前後長寸法を仮固定可能とする機能を担い、下位スライド駒に柱部上下間適所に蝶ネジやボルトなどによるネジ止めや、抜け止め機構付きのピンの挿し込みなどによって仮固定可能なものとすることができる。
設置対象荷台床は、この発明の荷台用幌張枠装置の設置対象となるものであり、後述する実施例にも示すとおり、小型トラック、軽トラックの荷台床として示しているが、中型、大型トラック、トレーラー、鉄道用貨車などの平ボディ貨物車両の荷台とすることができる外、屋外などに設置した荷台状の物置施設などとすることが可能である。
以下では、図面に示すこの発明を代表する実施例と共に、その構造について詳述することとする。
図面は、この発明の荷台用幌張枠装置の技術的思想を具現化した代表的な幾つかの実施例を示すものである。
軽トラックに搭載した荷台用幌張枠装置を示す斜視図である。 荷台用幌張枠装置を示す側面図である。 縦断面化した荷台用幌張枠装置を示す正面図である。 荷台用幌張枠装置を示す平面図である。 後端の門型枠を前進移動する荷台用幌張枠装置を示す側面図である。 後端の門型枠を前進移動する荷台用幌張枠装置を示す平面図である。 後端から2番目の門型枠を前進移動する荷台用幌張枠装置を示す側面図である。 後端から2番目の門型枠を前進移動する荷台用幌張枠装置を示す平面図である。 3個の門型枠を前進移動した荷台用幌張枠装置を示す側面図である。 3個の門型枠を前進移動した荷台用幌張枠装置を示す平面図である。 一部を変えた荷台用幌張枠装置を示す側面図である。 軽トラックに搭載した従来型幌張枠を示す斜視図である。 展開状態の従来型幌張枠を示す側面図である。 縦断面化した従来型幌張枠を示す正面図である。 折り畳み途中の従来型幌張枠を示す側面図である。 完全に折畳んだ従来型幌張枠を示す側面図である。
図1ないし図10に示す事例は、設置対象荷台床70左右幅端に配した左右柱部21,21上端間に梁部22を横架した門型枠20の複数からなる門型枠群2を有し、当該門型枠群2前後門型枠20,20の中、前柱部21の下方に後倒リンク30下端を軸着し、後柱部21の上方に同後倒リンク30の上端を下位スライド駒5を介して軸着し、且つ、当該門型枠群2前後門型枠20,20の中、後柱部21の下方に前倒リンク31下端を軸着し、前柱部21の下位スライド駒5よりも上位に、同前倒リンク31の上端を上位スライド駒6を介して軸着し、後倒リンク30および前倒リンク31交叉点に連結軸32を設け、X字状に交叉した後倒リンク30および前倒リンク31からなる自律伸縮機構3を設けてなるものとした、この発明の荷台用幌張枠装置における代表的な一実施例を示すものである。
それら各図からも明確に把握できるとおり、この発明の荷台用幌張枠装置1は、軽トラック7の設置対象荷台床70の左右幅端夫々に、直立姿勢に配置可能な左右柱部21,21の上端間に、設置対象荷台床70の左右幅に相当する長さの梁部22を横架してなる亜鉛鍍金鋼管製、アルミニウム合金パイプ製などの門型枠20の複数が、前後隣接するもの同士、互いに同一高さとなる組み合わせとした門型枠群2をなすものとし、当該設置対象荷台床70への接地端となる各左右柱部21,21,……の下端には、合成樹脂製の接地および滑動用のキャップを夫々装着し、さらに、設置対象荷台床70の最も前方に配した1個の門型枠20を、同荷台70鳥居部適所に連結金具類(図示せず)を介して確り固定したものとしてある。
当該門型枠群2中の前後に隣接する前後門型枠20,20の中、前柱部21の下方寄り適所に、該前柱部21に外装する単筒部、および、該端筒部から前後何れか一方または前後双方に突出する舌片部を有するブラケット40を固着し、該ブラケット40舌片部に設けた支軸41を軸着部4とし、後倒リンク30の下端を水平軸心回りに回動自在に軸着し、当該門型枠群2中の前後に隣接する前後門型枠20,20の中、後柱部21の上方寄り適所に、該後柱部21に上下摺動自在に外嵌するスライダ部50、および、該スライダ部50前側壁から舌片状のオフセット支持部51を上方に向けて僅かに突設し、該オフセット支持部51上端に水平枢着軸52を設けた下位スライド駒5を装着し、該下位スライド駒5を介して後倒リンク30の上端を、該後柱部21の上方寄り適所に対し、上下上下摺動自在および回動自在に軸着したものとする。
当該門型枠群2中の前後に隣接する前後門型枠20,20の中、後柱部21の下方寄り適所に、該後柱部21に外装する単筒部、および、該端筒部から前後何れか一方または前後双方に突出する舌片部を有するブラケット40を固着し、該ブラケット40舌片部に設けた支軸41を軸着部4とし、前記後倒リンク30と同一長の前倒リンク31下端を水平軸心回りに回動自在に軸着し、当該門型枠群2中の前後に隣接する前後門型枠20,20の中、前柱部20の前記下位スライド駒5よりも上位となる上方寄り適所に、該前柱部20に上下摺動自在に外嵌するスライダ部60、および、該スライダ部60後側壁から舌片状のオフセット吊り部61を下方に向けて僅かに垂設し、該オフセット支持部61下端に水平枢着軸62を設けた上位スライド駒6を装着し、該上位スライド駒6を介して前倒リンク31の上端を、該後柱部21の上方寄り適所に対し、上下上下摺動自在および回動自在に軸着したものとする。
さらに、互いに交叉する後倒リンク30および前倒リンク31の上下端間中央の交叉点に、双方を水平軸心回りに回動自在に枢着する連結軸32を設け、X字状に交叉した後倒リンク30および前倒リンク31からなる自律伸縮機構3を設け、当該門型枠群2中の前後に隣接する門型枠20,20を折り畳みの1単位とし、自律伸縮機構3毎門型枠20の1個ずつが順次、前方に隣接する門型枠20に近接するよう単独移動、折り畳み可能なものとしてあり、該自律伸縮機構3は、門型枠群2中の門型枠20各柱部21上下間の、下位スライド駒5の折り畳み状態降下位置となる下止点に、該下位スライド駒5の降下を規制する環状の下止部33を外嵌し、該下止部33周壁に水平貫通するネジ孔、および該ネジ孔に外がわから螺着し、先端を柱部21に接合可能な長さのボルトからなり、下止部33の上下位置を変更可能に仮固定する高さ調節部34を設け、また、該上位スライド駒6の折り畳み状態上昇位置となる上止点に、該上位スライド駒6の上昇を規制する環状の上止部35を外嵌し、該上止部35周壁に水平貫通するネジ孔、および該ネジ孔に外がわから螺着し、先端を柱部21に接合可能な長さのボルトからなり、上止部35の上下位置を変更可能に仮固定する高さ調節部34を設けてなるものとし、当該門型枠群2の少なくとも最後尾に配する門型枠20、左右柱部21,21の軸着部4,4より下がわとなる適所に、軽トラック7設置対象荷台床70の煽り上端縁に嵌合可能な、横転L字形の断面形状とした曲げ板からなり、その曲げ板基部に柱部21に外嵌可能な短管の周壁に、ネジ孔を穿設し、ボルトを螺着し、前述と同様の高さ調節部34を有する係合金具23,23を設けたものとしてある。
図5に示すように、さらに、自律伸縮機構3の下位スライド駒5のスライダ部50の周壁適所にネジ孔を穿設し、該ネジ孔にボルトを螺着してなる摺動仮止め部36を設け、該摺動仮止め部36ボルトを締め付けて、装着した前・後柱部21,21の中何れか装着した一方に対して任意に選択した高さ位置に仮固定可能なものとし、また、上位スライド駒6のスライダ部60の周壁適所にネジ孔を穿設し、該ネジ孔にボルトを螺着してなる摺動仮止め部36を設け、該摺動仮止め部36ボルトを締め付けて、装着した前・後柱部21,21の中何れか装着した一方に対して任意に選択した高さ位置に仮固定可能なものとしてある。
以上のような構造とした荷台用幌張枠装置1により、当該門型枠群2を支持枠として幌(図示せず)を張設可能なものとする。
また、図11に示すように、この発明の荷台用幌張枠装置1は、門型枠群2前後門型枠20,20の中、後柱部21の上方に、後倒リンク30上端を軸着し、門型枠群2前後門型枠20の中、前柱部21の下方に、同後倒リンク30の下端を上下摺動自在とする下位スライド駒5を介して軸着し、且つ、当該門型枠群2前後門型枠20,20の中、前柱部21の上方に、前倒リンク31上端を軸着し、当該門型枠群2前後門型枠20,20の中、後柱部21の下方であって下位スライド駒5よりも上位に、同前倒リンク30の下端を上下摺動自在とする上位スライド駒6を介して軸着し、後倒リンク30および前倒リンク31交叉点に連結軸32を設け、X字状に交叉した後倒リンク30および前倒リンク31からなる自律伸縮機構3を設けてなるものとすることができる。
(実施例1の作用・効果)
以上のとおりの構成からなるこの発明の荷台用幌張枠装置1は、図1ないし図4に示すように、設置対象となる軽トラック7設置対象荷台床70に搭載し、門型枠群2最前に位置する門型枠20を、該軽トラック7鳥居部分に固定し、少なくとも最後位の門型枠20左右柱部21,21に設けた係合金具23,23を該軽トラック7煽り上端縁に係合すると、確りと荷台に固定することができ、さらに、門型枠群2左右夫々の前後に連なる各後倒リンク30および前倒リンク31からなる自律伸縮機構3,3,……を夫々拡張長さLに拡張し、その全長ALを、該拡張長さLに自律伸縮機構3,3,……数Nを掛けた長さ(AL=L×N)とし、図1および図4に示すように、設置対象荷台床70の全体をカバーすることができ、該荷台用幌張枠装置1の外がわに図示しない幌を張設することが可能となる。
図1、図5および図6に示すように、設置対象荷台床70の最後尾に配した1個の門型枠20を、同図中の白抜き矢印のとおり、前方に移動させると、最後尾の左右自律伸縮機構3,3だけが折り畳まれ、その折畳み前後長寸法を次第に折り畳み最小値Eまで縮めることとなり、さらにその後、図7および図8に示すように、後方から2番目の門型枠20を同様に前方に移動させて行き、図9および図10に示すとおり、全長ALを短縮全長SLとするよう、最終的に全ての自律伸縮機構3,3,……を最小値Eまで折畳むことが可能である。
したがって、例えば、籾殻などのような粒状貨物類を軽トラック7設置対象荷台床70に搭載し、輸送する場合に、図12ないし図16に示したような従来型の幌張枠8は、搭載した粒状貨物類を全て搬出するまで、同粒状貨物類が干渉して全く折畳むことができなかったが、こうした欠点を解消し、搭載した籾殻の量に応じて、図1ないし図10に示すように、門型枠群2の後端より設置全長ALを短縮全長SLに自在に調節することができ、搭載した籾殻の一部を荷台床70の後方より搬出し、さらに別の場所に移動する場合などは、貨物を搬出して空になった荷台床70後部を露出状とするよう後部の門型枠20を1個単位で支障無く前進移動させ、幌の後部を円滑に折畳むことができることから、横風抵抗を軽減し、より安全且つ経済的に輸送可能なものとなる。
高さ調節部34を有する下止部33は、下位スライド駒5の最大降下位置を、該下位スライド駒5の上下摺動範囲内の適所に任意選択的に設定することが可能とするから、後柱部21の後退量を適宜設定することが可能となり、後柱部21の不用意な後退による自律伸縮機構3の展開を防止することができ、また、高さ調節部34を有する上止部35は、上位スライド駒6の最大上昇位置を、該上位スライド駒6の上下摺動範囲内の適所に任意選択的に設定可能とし、後柱部21の不用意な前進による自律伸縮機構3の短縮を未然に防ぐものとなり、自律伸縮機構3の安全装置として作用し、自律伸縮機構3の破損やそれに伴う脱落などを、より確実に防止するものとなる。
図5に示すように、下位スライド駒5の摺動仮止め部36、および上位スライド駒6の摺動仮止め部36は、上・下位スライド駒5,6の夫々の上下摺動範囲内の任意に所望する高さ位置に、夫々仮固定可能とするものとなるから、自律伸縮機構3を任意の短縮前後長状態、完全折り畳み前後最短長状態、完全展開前後最大長状態の何れか1つの状態に確りと仮固定し、その仮固定状態を安全に保持することができ、自律伸縮機構3の展開状態および短縮状態に関わらず、設定した前後長任意寸法を確実に保持できるものとし、しかも必要に応じてその前後長任意寸法を簡単に変更することができるものとなる。
(結 び)
叙述の如く、この発明の荷台用幌張枠装置は、その新規な構成によって所期の目的を遍く達成可能とするものであり、しかも製造も容易で、従前からの幌用骨格技術に比較して貨物の搬入および搬出の作業性を大幅に改善し得ると共に、貨物量に応じて前後伸縮可能なものとしたから、地上などに設置する場合には省スペース化を達成し、貨物車両に搭載した場合には、走行安全性を高め、空気抵抗を減らして低燃費化して遥かに経済的なものとすることができるものとなることから、倉庫、物置、車庫などの外構設備製造業界および貨物車両を製造する自動車業界は勿論のこと、自動車部品業界や、貨物車両を利用する各種産業界においても高く評価され、広範に渡って利用、普及していくものになると予想される。
1 荷台用幌張枠装置
2 門型枠群
20 同 門型枠
21 同 左(右)柱部
22 同 梁部
23 同 係合金具
3 自律伸縮機構
30 同 後倒リンク
31 同 前倒リンク
32 同 連結軸
33 同 下止部
34 同 高さ調節部
35 同 上止部
4 軸着部
40 同 ブラケット
41 同 支軸
5 下位スライド駒(下位スライド駒)
50 同 スライダ部
51 同 オフセット支持部
52 同 水平枢着軸
6 上位スライド駒(上位スライド駒)
60 同 スライダ部
61 同 オフセット吊り部
62 同 水平枢着軸
7 軽トラック
70 同 設置対象荷台床
8 従来型の幌張枠
9 従来型X状リンク
90 同 従来型前傾リンク
91 同 従来型後傾リンク
92 同 摺動管
AL 門型枠群2の全長
SL 門型枠群2の短縮全長
L 自律伸縮機構3の拡張長さ
E 自律伸縮機構3の折り畳み最小値

Claims (5)

  1. 設置対象荷台床の左右幅端に配した左右柱部の上端間に、梁部を横架してなる門型枠の複数からなる門型枠群を有し、当該門型枠群中の前後に隣接する前後門型枠の中、前柱部の下方寄りであって後柱部寄りにオフセットされた位置に後倒リンクの下端を、水平軸心回りに回動自在に軸着し、当該門型枠群中の前後に隣接する前後門型枠の中、後柱部の上方寄り適所に有って、上下摺動自在な下位スライド駒を介し、同後倒リンクの上端を前柱部寄りにオフセットされた位置に水平軸心回りに回動自在に軸着し、且つ、当該門型枠群中の前後に隣接する前後門型枠の中、後柱部の下方寄りであって前柱部寄りにオフセットされた位置に、前記後倒リンクと同一長の前倒リンク下端を水平軸心回りに回動自在に軸着し、当該門型枠群中の前後に隣接する前後門型枠の中、前柱部の前記下位スライド駒よりも上位に有って、上下摺動自在な上位スライド駒を介し、同前倒リンクの上端を後柱部寄りにオフセットされた位置に水平軸心回りに回動自在に軸着し、互いに交叉する後倒リンクおよび前倒リンク交叉点に、双方を水平軸心回りに回動自在に枢着する連結軸を設け、X字状に交叉した後倒リンクおよび前倒リンクからなる自律伸縮機構を設け、前後門型枠同士を連結して門型枠群を一体化すると共に、前後に隣接する自律伸縮機構の後倒リンク上端の下位スライド駒、および、前倒リンク上端の上位スライド駒が上下に分離、独立し、前後に隣接する門型枠間の自律伸縮機構が単独で折り畳み可能であり、門型枠の1個ずつが単独で隣接する門型枠に対して進退移動可能なものとしてなることを特徴とする台用幌張枠装置。
  2. 設置対象荷台床の左右幅端に配した左右柱部の上端間に、梁部を横架してなる門型枠の複数からなる門型枠群を有し、当該門型枠群中の前後に隣接する前後門型枠の中、前柱部の上方寄りであって後柱部寄りにオフセットされた位置に前倒リンクの上端を水平軸心回りに回動自在に軸着し、当該門型枠群中の前後に隣接する前後門型枠の中、後柱部の下方寄り適所に有って上下摺動自在な上位スライド駒を介し、同前倒リンクの下端を前柱部寄りにオフセットされた位置に水平軸心回りに回動自在に軸着し、且つ、当該門型枠群中の前後に隣接する前後門型枠の中、後柱部の上方寄りであって前柱部寄りにオフセットされた位置に、後倒リンクの上端を水平軸心回りに回動自在に軸着し、当該門型枠群中の前後に隣接する前後門型枠の中、前柱部の前記上位スライド駒よりも下位に有って、上下摺動自在な下位スライド駒を介し、同後倒リンクの下端を後柱部寄りにオフセットされた位置に水平軸心回りに回動自在に軸着し、互いに交叉する前倒リンクおよび後倒リンク交叉点に、双方を水平軸心回りに回動自在に枢着する連結軸を設け、X字状に交叉した前倒リンクおよび後倒リンクからなる自律伸縮機構を設け、前後門型枠同士を連結して門型枠群を一体化すると共に、前後に隣接する自律伸縮機構の前倒リンク下端の上位スライド駒、および、後倒リンク下端の下位スライド駒が上下に分離、独立し、前後に隣接する門型枠間の自律伸縮機構が単独で折り畳み可能であり、門型枠の1個ずつが単独で隣接する門型枠に対して進退移動可能なるものとしてなることを特徴とする台用幌張枠装置。
  3. 自律伸縮機構が、その下位スライド駒が、後柱部の上方に上下摺動自在に嵌合するスライダ部と、該スライダ部の上端よりも上方に突出し、同後柱部から僅かに同前柱部寄りにオフセットした配置関係としてなる水平枢着軸を有するオフセット支持部とを一体化してなると共に、上位スライド駒が、前柱部の上方に、前記下位スライド駒よりも上位に上下摺動自在に嵌合するスライダ部と、該スライダ部の下端に垂下し、同前柱部から僅かに同後柱部寄りにオフセットした配置関係としてなる水平枢着軸を有するオフセット吊り部とを一体化し、前後に隣接する自律伸縮機構の双方が展開され、下位スライド駒の上端と上位スライド駒の下端とが接合した場合に、下位スライド駒の水平枢着軸、および、上位スライド駒の水平枢着軸が、互いに同一水平面上に並ぶように配されてなるものとした、請求項記載の荷台用幌張枠装置。
  4. 自律伸縮機構が、門型枠群中の門型枠各柱部上下間の下位スライド駒の下止点付近に、該下位スライド駒の降下を規制する下止部を配し、該下止部の上下位置を変更可能に仮固定する高さ調節部を設け、上位スライド駒の上止点付近に、該上位スライド駒の上昇を規制する上止部を配し、該上止部の上下位置を変更可能に仮固定する高さ調節部を設けてなるものとした請求項1ないし何れか一記載の荷台用幌張枠装置。
  5. 自律伸縮機構が、その下位スライド駒に、前・後柱部の中、何れか装着する一方に対して任意に選択した高さ位置に仮固定可能とする摺動仮止め部、および、その上位スライド駒に、前・後柱部の中、何れか装着する他方に対して任意に選択した高さ位置に仮固定可能とする摺動仮止め部を設けてなるものとした、請求項1ないし4何れか一記載の荷台用幌張枠装置。
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