JP6567345B2 - リフト車 - Google Patents

リフト車 Download PDF

Info

Publication number
JP6567345B2
JP6567345B2 JP2015137439A JP2015137439A JP6567345B2 JP 6567345 B2 JP6567345 B2 JP 6567345B2 JP 2015137439 A JP2015137439 A JP 2015137439A JP 2015137439 A JP2015137439 A JP 2015137439A JP 6567345 B2 JP6567345 B2 JP 6567345B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base
bucket
rail
base member
slider
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015137439A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017019612A (ja
Inventor
基篤 藤原
基篤 藤原
洋文 浅井
洋文 浅井
阿部 哲也
哲也 阿部
茂 星山
茂 星山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sankyo Co Ltd filed Critical Sankyo Co Ltd
Priority to JP2015137439A priority Critical patent/JP6567345B2/ja
Publication of JP2017019612A publication Critical patent/JP2017019612A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6567345B2 publication Critical patent/JP6567345B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)

Description

本発明はリフト車に関し、建築物の組み立て作業において用いられる足場用部材や建材を高所作業場へ運搬するためのリフト車に関するものである。
建物の建築や補修などの工事において、建材などを荷揚げする作業が必要となる場合がある。特に、建築物の高階層化に伴い、荷物のリフトが必要となる建築現場は増加する傾向にある。
通常、このリフト作業には高所作業車などが用いられており、例えば、特許文献1(実公平5−44398号公報)や特許文献2(特開平4−367671号公報)に示すように、伸縮自在に構成された梯子部材を車両に傾斜旋回可能に取り付け、当該梯子部材に対しスライド可能に設けられた荷台を取り付けたリフト車が知られている。
これらのリフト車は、伸縮自在の梯子部材を荷上げしたい場所まで延ばし、荷物を積み込んだ荷台を当該梯子部材に沿って梯子部材の先端方向に移動させ、梯子部材の先端で荷台を水平に傾斜させた状態で荷物を積み下ろしする構成を有している。
特に特許文献1のリフト車は、荷台の載置面を梯子部材の傾斜にあわせて水平方向にも傾斜できるように構成されており、例えば、パネルなどの大きい荷物も安定した状態に荷上げすることができる。
実公平5−44398号公報 特開平4−367671号公報
しかし、この構成のリフト車は、荷台から荷物の積み下ろしを行うにあたり、作業者が身を乗り出して行う必要があった。梯子部材は使用時においては傾斜した状態に配置されることとなるため、荷台の下方向に向かうにつれて荷下ろし場所からの水平距離も大きくなる。そのため、作業者は荷下ろし場所から大きく身を乗り出す必要があり、転落の危険性があった。
この問題を防止するためには、荷台を梯子部材の先端側へ延長させ、荷下ろし場所により近い位置まで荷物を到達できるように構成すればよいが、単に荷台を先延ばしするだけでは、梯子部材の傾斜角度によっては、荷台や荷物の先端側が梯子部材と干渉するため、単に先延ばしするだけでは不十分である。
したがって、本発明が解決しようとする技術的課題は、梯子部材を用いたリフト車において、荷台に積まれた荷物をより安全に搬入出させることができるリフト車を提供することである。
本発明は、上記技術的課題を解決するために、以下の構成のリフト車を提供する。
本発明の第1態様によれば、
運転キャビンを有して自走可能な車体と、
前記車体に、先端側が上下動及び旋回運動可能に固定され、多段のブームにより伸縮自在に構成された伸縮梯子部材と、
前記伸縮梯子部材に沿って上下にスライド可能に設けられたスライダと、
前記スライダに固定された荷台と、
前記スライダの角度を変更可能とする傾斜角変更機構とを有するリフト車であって、
前記荷台は、前記傾斜角変更機構に連結するベース部材と、
前記ベース部材に設けられ互いに平行に構成された一対のガイドレールと、
前記ガイドレールに沿って初期位置と引き出し位置の間で移動可能に係合し、前記ベース部材上側に配置された有底箱状のバケット部材と、を有することを特徴とする、、リフト車を提供する。
本発明の第1態様によれば、運転キャビンを有して自走可能な車体と、
前記車体に、先端側が上下動及び旋回運動可能に固定され、多段のブームにより伸縮自在に構成された伸縮梯子部材と、
前記伸縮梯子部材に沿って上下にスライド可能に設けられたスライダと、
前記スライダに固定された荷台と、
前記スライダの角度を変更可能とする傾斜角変更機構とを有するリフト車であって、
前記荷台は、前記傾斜角変更機構に連結するベース部材と、
前記ベース部材に設けられ互いに平行に構成された一対のガイドレールと、
前記ガイドレールに沿って初期位置と引き出し位置の間で移動可能に係合し、前記ベース部材上側に配置された有底箱状のバケット部材と、を有し、
前記ベース部材は、前記ガイドレールを支持して前記バケット部材とスライド可能に接続されたベース上方部材と、前記傾斜角変更機構に連結するベース下方部材と、前記ベース上方部材とベース下方部材との間に設けられ両者を互いに平行かつ前記両者の主面に直交する回転軸周りに回転可能に支持する軸受とを有することを特徴とする、リフト車を提供する。

本発明の第3態様によれば、
前記ベース部材は、対向する2側面に沿って前記ガイドレールを支持する矩形状に構成され、
前記バケット部材は、
前記底面から下方に伸び、前記ベース部材の側方を被覆するように前記ガイドレールに係合するレール連結部を有し、
前記固定機構は、前記レール連結部に設けられた連結部側固定孔と、前記バケット部材初期位置にある場合において、前記連結部側固定孔と一致する位置に設けられたレール側固定穴と、前記レール連結部の表面側から前記連結部側固定孔と前記レール側固定穴に同時挿入されるストッパ部材とを備えることを特徴とする、第2態様のリフト車を提供する。
本発明の第4態様によれば、
前記ガイドレールは、前記ベース部材の左右両側方の側面に設けられ、
前記バケット部材は、前記ベース部材に対して前側領域側にスライド可能に構成されていることを特徴とする、第3態様のリフト車を提供する。
本発明によれば、自走可能な車体に上下及び旋回可能で伸縮自在に構成された梯子部材を備えているため、物資の搬送位置に梯子を延ばした状態で、軽量小型なスライダを昇降させることで物資の繰り返し輸送が可能となる。また、バケット部材は、スライダに対してガイドレールに沿って移動可能に構成されているため、階上でのバケット部材を引き出すことで荷物を荷下ろし作業者に近づけることができるため、荷下ろし作業を安全に行うことができる。
本発明のリフト車の概略構成を示す図である。 図1のリフト車のスライダの移動機構を示す模式図である。 図1のリフト車のスライダ及び傾斜角変更機構の構成を示す斜視図である。 図1のリフト車に用いられるバケット部材の構成を示す斜視図である。 図4のバケット部材の分解斜視図である。 図5のバケット部材のVI−VI線における断面図である。 バケット部材の側壁を展開し、バケット部材をスライドさせた状態の荷台の構成を示す斜視図である。 バケット部材をベース部材に対して回転させた状態を示す斜視図である。 荷台を階上に接近させた状態を模式的に示す図である。 別方向からみた荷台を階上に接近させた状態を模式的に示す図である。 荷物を降ろしやすくするために、バケット部材を手前に引き出した状態を模式的に示す図である。 本発明の第2実施形態にかかるリフト車の荷台の構成を示す図であり、(a)は通常時の状態、(b)はバケット部材を引き出した状態を示す図である。
以下、本発明の実施形態に係るリフト車について、図面を参照しながら説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明のリフト車の概略構成を示す図である。図1に示すリフト車1は、車体2と、この車体2に対し揺動可能に支持される梯子部材の一例としての伸縮梯子3とを備える。その車体2は前後車輪4,5により支持され、前部に運転室を覆うキャビン6が取り付けられ、自走可能に構成されている。また、後部には地面に対し法線方向の縦軸を中心に回転可能なターンテーブル7を有する。そのターンテーブル7には、伸縮梯子3が連結軸部材9を介して傾斜角度を変更可能に設けられており、結果として、伸縮梯子3は、地面に対し、旋回及び傾斜角度を変化可能に車体に取り付けられている。
伸縮梯子3は、固定単位梯子3aと複数の可動単位梯子3b、3cとを梯子長手方向にスライド可能に連結することで全体として伸縮可能に構成されている。
図1に示すように、第3の可動単位梯子3cの先端には、自由回転可能に構成されたタイヤ3eが設けられており、伸張時に対象となる建築物などの壁面に接触して伸縮梯子3の先端の保護及び建築物の損傷を防止すると共に、角度調整などにおいて、梯子先端が壁面に沿って移動しやすくすることができる。なお、タイヤ3eは必ずしも設けられている必要はなく、例えば、先端及び建築物を保護できるような他の部材を設けてもよい。
伸縮梯子3の傾斜角度を変更可能に支持するターンテーブル7は、支持部材8と固定単位梯子3aの受け部材11を接続する油圧シリンダ10に接続される。油圧シリンダ10の本体部10aは、支持部材8に連結され、油圧シリンダ10の伸縮ロッド10bが伸縮することで、固定単位梯子3aの傾斜角度を変更することができる。
なお、車体2には、伸縮梯子3が最下位置にあるとき、固定単位梯子3aを支持する支柱13が設けられており、収納時における伸縮梯子3が不用意に動くことを防止する。
また、車体2にはアウトリガー12が設けられている。アウトリガー12は車体2の前後左右に4箇所設けられており、伸縮梯子3の使用時において車体2を地面に支持することができる。
図1に示すように、伸縮梯子3には、スライダ15が取り付けられている。スライダ15は、伸縮梯子3の伸縮状態にかかわらず、伸縮梯子3に沿って移動可能に構成されている。
スライダ15は、例えば、図2に示すように、ドラム16に巻き掛けられたワイヤー18等に連結されている。ドラム16は、固定単位梯子3aに取り付けられており、回転駆動することにより、ワイヤー18の巻取り及び繰り出しを行う。ワイヤー18は、伸縮梯子3に沿って配置され、可動単位梯子3cの先端側に設けられたローラ17に巻き掛けられてスライダ15に連結する。ドラム16には、図示しないモータが設けられており、ドラム16を回転駆動させてワイヤーを巻き取ることで、スライダ15を伸縮梯子3の先端に向かって移動させることができる。また、スライダ15を下降させる場合は、ドラム16からワイヤーを繰り出すことにより、重力によってスライダ15が下降する。
図1及び図3に示すように、スライダ15には、荷台19の角度を変更する傾斜角変更機構20を介して荷台19が取り付けられている。
傾斜角変更機構20は、荷台19の傾斜角度を変更可能に連結させるためにスライダ15と荷台19とを前部連結部材22及び後部連結部材23を介して連結する。
荷台19とスライダ15は、荷台19の底面に設けられた前部連結部材22により連結される。前部連結部材22は、荷台19の底面から垂下するように設けられており、下端部分でスライダ15の先端と連結し、スライダの移動方向に対して直交する支持軸22aを中心として自由に回転することができる。
スライダ15には、図3に示すように、スライダ15内部を移動可能な角度調整部材28がネジ軸27に螺号されている。角度調整部材28の移動操作は、図示しない軸駆動モータを作動させることで行われ、ネジ軸27の回転に伴い、ネジ軸27と角度調整部材28との螺進位置が変化する。当該移動操作の操作装置は、伸縮梯子3の先端近傍や車体の操作パネルに設けられ、荷台19の傾斜角の操作は、地上及び階上においても行うことができる。
角度調整部材28には、後部連結部材23が連結されている。後部連結部材23は、前部連結部材22よりも長尺に構成され、荷台19の底面に連結する。荷台19と後部連結部材23とが連結する位置は、前部連結部材22が設けられているよりも後方位置であり、これにより、ベース部材とスライダ15とで4節リンクが形成される。
ネジ軸27により、角度調整部材28がスライダ15内で移動すると、図4に示すように、後部連結部材23の角度が変化し、これに伴い、荷台19のスライダ15に対する角度が変化する。すなわち、角度調整部材28のスライダ内15での位置が移動すると、その荷台19は前部連結部材22との支持軸22aを中心に傾斜角度が変化する。これにより、伸縮梯子3の起状角度に関係なく、荷台19の角度を任意に変更することができる。
図4乃至図6に荷台19の構成を示す。荷台19は、軽量化のため中空の棒状部材によって組み立てられた箱状の部材であり、ベース部材30とバケット部材31とで構成される。
ベース部材30とバケット部材31は、スライド可能に組み付けられており、後述するように、荷物の搬出入の際に手前に引き出すことで取出し作業を容易にすることができる。
ベース部材30は、ベース下方部材32とベース上方部材33とが積層するように配置されている。ベース下方部材32は、軽量化のために格子状に構成され、下面の前方端に傾斜角変更機構20の前部連結部材22が一体的に固定されており、また、後方側中間部分に後部連結部材23を連結する連結片23aが設けられている。また、その上面に一体的に構成される軸受34を介してベース上方部材33を回転可能に連結する。また、軸受34の近傍には、ベース上方部材33の回転の開放及び固定を切り替えるための回転固定機構35が設けられている。
軸受34は、図6に示すように、内輪34a側がベース下方部材32と連結し、外輪側34bがベース上方部材33と連結する。回転固定機構35は、外輪に34bの表面に設けられた固定穴35aと、当該固定穴35aに進退可能に設けられる棒状のストッパ35bを備える。固定穴35aは、任意の角度ごとに複数個設けられており、ストッパ35bの対応位置にある固定穴35aに挿入することにより、ベース上方部材33を所定の回転角度に固定することができる。棒状のストッパ35bは、階上での操作性を向上させるために下方部材32の前方側に設けられることが好ましい。
ベース上方部材33は、後述する回転機能の便宜のため、ベース下方部材32に対してより正方形に近い形状に構成されている。その左右両側面に一対のガイドレール36を備えている。ガイドレール36は、ベース上方部材33よりも大きく構成されたバケット部材31の十分なスライド量を確保するために、後方にまで伸びるように構成されている。また、ガイドレール36の表面には、後述するスライド固定機構37を構成する固定穴37aが所定間隔ごとに設けられている。
バケット部材31は、棒状部材を格子状に組み合わせて構成された矩形の有底箱状の部材である。底板38には、格子の隙間からの荷物の落下を防止するために、透明樹脂などで構成された板張りが固定片38a及び固定穴38hにビス止めなどの手段で固定される。また、側板39f,39b,39sにも、透明樹脂などで構成された板張りが棒状部材に設けられた固定穴39hを介してビス止めされる。
底板38の周囲には、設けられている側板39f,39b,39sが、展開可能にそれぞれヒンジ結合されており、図7に示すように、必要な側板39f,39b,39sを展開させて、荷物の搬入出の作業負担を軽減することができる。なお、底板38の外周部には、側板39f,39b,39sの傾倒角度を制限するためのストッパ40が設けられている。
また、底板38の対向する2辺には、ガイドレール36に係合するための係合レール41を取り付けるレール連結部42が略全長にわたって設けられている。レール連結部42は、底板38の左右の側面に対し、下方に伸びるように構成され、内面側に係合レール41を有する。係合レール41は、ガイドレール36に係合して、ガイドレール36の長さ方向にスライド可能に係合に組み付けられる。
したがって、バケット部材31は、ベース部材30に対して、ガイドレール36の長さ方向にスライド可能となる。バケット部材31がベース部材30に対して最も近接する位置にあるときを初期位置とし、当該初期位置に対してガイドレール36の長さ方向に引き出された位置を引き出し位置とする。なお、引き出し位置は、初期位置に対して双方に設けられていてもよく、この場合は、バケット部材31は、初期位置に対して前方及び後方に移動する。
係合レール41とガイドレール36との相対移動を固定又は開放を切り替えるためにスライド固定機構37が設けられている。スライド固定機構37は、バケット部材31及びベース部材30に設けられる固定孔37a,41a及びこれらの固定孔に挿入される棒状の固定部材43とで構成される。
スライド固定機構37の固定孔37a,41aは、バケット部材31が初期位置にあるときに、両者の位置が一致するようにベース上方部材33の側面及びレール連結部42に設けられており、当該対応する固定孔に固定部材43を挿入することによって、バケット部材31及びベース部材30が相対移動することを防止する。したがって、バケット部材31が初期位置で固定される。
図7に示すように、ガイドレール36と係合レール41がスライド可能に係合することにより、バケット部材31はベース部材30に対し初期位置と引き出し位置の間でレールの延在方向にスライド可能となる。初期位置と引き出し位置間の距離、すなわち、バケット部材31の引き出し幅はガイドレール36と係合レール41の長さ寸法により適宜に設計することができ、上記のように、本実施形態では、当該スライド幅を大きくするために、ガイドレール36はベース上方部材33の後方側に張り出して配置されている。
また、荷台19は、ベース部材30のベース下方部材32とベース上方部材33が軸受34によって回転可能に構成されているため、図8に示すように、バケット部材31は、ベース下方部材32,すなわち、スライダ15に対して回転可能となる。
本実施形態にかかるリフト車1は次のようにして使用する。目的の場所に車両を位置決めする。当該位置決めには、アウトリガー12により、車両を地面にしっかりと支持する。
その後、荷物をリフトしたい場所に伸縮梯子3の先端が近接するように伸縮梯子3を操作する。次いで荷台に荷物を積載する。このときには、リフトしたい荷物や車両の設置スペース及び搬送先の作業スペースなどを考慮して、傾斜角変更機構20を操作して、荷台19を任意の角度とすることができる。なお、このとき、バケット部材31は、ベース部材30に対して初期位置に固定されている。
荷物を積載したのち、スライダ15を伸縮梯子3の先端に移動させた後、図9,図10に示すように、荷台19が階上のベランダ手摺りとほぼ同レベルとなるように、伸縮梯子の先端位置を調整する。
なお、荷下ろし場所の奥行きスペースが短い場合などは、荷台19のバケット部材31をスライダ15に対して所定角度回転させて、左右側壁39sを展開させることも可能である。荷台19の回転角度は、使用状況などに応じて、左右方向に90度程度までの任意の角度とすることができる。
次いで、図11に示すように、スライド固定機構37を操作し、初期位置にあるバケット部材31をベース部材30から前方に位置する引き出し位置に引き出す。これにより、荷台19の荷物100を積載する部分がスライド幅Aだけ手前に引き出されることで、荷物を建築物Bの荷下ろし作業を行う場所に近づけることができる。
(第2実施形態)
図12は、本発明の第2実施形態にかかるリフト車に使用されている荷台の構成を示す図であり、(a)は通常時の状態、(b)はバケット部材を引き出した状態を示している。荷台44は、軽量化のため中空の棒状部材によって組み立てられた箱状の部材であり、ベース部材45とバケット部材31とで構成される。バケット部材31は、第1実施形態の荷台19に用いられるバケット部材と同じ構成であるため、説明を省略する。
ベース部材45は、第1実施形態の荷台に用いられるベース部材30と比較して、回転機能を省略した構成であり、1つの板状の部材46の左右両側面に一対のガイドレール47を備えている。板状部材46は、バケット部材31の底面と同程度の大きさに構成されており、ガイドレール47は側面の略全長にわたり配置される。ガイドレール47の前方側端部近傍には、固定穴(図示なし)が設けられており、バケット部材の固定孔41と供に棒状の固定部材が挿入されることで、バケット部材31を初期位置に固定することができる。
ベース部材45は、スライダ15に設けられている傾斜角変更機構20によって、傾斜角度が変更可能にスライダ15に固定される。
ベース部材45に前後方向に延在して設けられたガイドレールには、バケット部材のレール連結部42の内側面に設けられた係合レール41が係合し、図12(b)に示すように、バケット部材31を前後方向に移動させることができる。
以上、本発明の各実施形態のリフト車1によれば、荷台19をスライダ15を介して伸縮梯子3の長手方向に沿って移動させることで、伸縮梯子3を移動させることなく荷台19のみを上下させることができる。これにより、同じ場所へ荷物を繰り返しリフトしたい場合などにおいて、操作を簡便にすることができる。
また、伸縮梯子3は、複数の単位伸縮梯子3a、3b、3cを梯子長手方向に相対移動可能に連結することで伸縮可能とされ、そのスライダ15は、全単位伸縮梯子3a、3b、3cに対して梯子長手方向に移動可能とされているので、荷台19の梯子長手方向の移動距離を長く取ることができ、高所への荷物の搬入を可能とする。
また、荷台19は、手前側に引き出すことができるため、荷台19を荷上げ場所である建築物Bに近接させることができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その他種々の態様で実施可能である。例えば、伸縮梯子3を構成する単位梯子の数は特に限定されるものではなく、伸張時に必要な長さに応じて決定される。また、伸縮梯子の長さは、車体2重量により支持可能な長さが決定される。例えば、1.0tの重量を有する車体には18mほど、2.0tの重量を有する車体には22mほど、4.0tの重量を有する車体には38mほどの伸縮梯子をそれぞれ取り付けることが可能である。
また、荷台のベース部材とバケット部材とは、ガイドレールとレール連結部を介してバケット部材が前後方向にスライド可能に構成されていればよく、ベース部材とバケット部材に設けられるガイドレールとレール連結部の取り付け位置及び構成等については実施形態に記載したものに限定されるものではない。
1 リフト車
2 車体
3 伸縮梯子
3a 固定単位梯子
3b,3c 可動単位梯子
3e タイヤ
4,5 車輪
6 キャビン
7 ターンテーブル
8 支持部材
9 連結軸部材
10 油圧シリンダ
10a 本体部
10b 伸縮ロッド
11 受け部材
12 アウトリガー
13 支柱
15 スライダ
16,17 ドラム
18 ワイヤー
19 荷台
20 傾斜角変更機構
22 前部連結部材
22a 支持軸
23 後部連結部材
23a 連結片
27 ネジ軸
28 角度調整部材
30,45 ベース部材
31 バケット部材
32 ベース下方部材
33 ベース上方部材
34 軸受
34a 内輪
34b 外輪
35 回転固定機構
35a 固定穴
35b ストッパ
36,47 ガイドレール
37 スライド固定機構
37a,41a固定孔
38 底板
38a 固定片
38h 固定穴
39f,39b,39s 側板
40 ストッパ
41 レール係合部
42 レール連結部
43 固定部材
46 板状部材
100 荷物

Claims (4)

  1. 運転キャビンを有して自走可能な車体と、
    前記車体に、先端側が上下動及び旋回運動可能に固定され、多段のブームにより伸縮自在に構成された伸縮梯子部材と、
    前記伸縮梯子部材に沿って上下にスライド可能に設けられたスライダと、
    前記スライダに固定された荷台と、
    前記スライダの角度を変更可能とする傾斜角変更機構とを有するリフト車であって、
    前記荷台は、前記傾斜角変更機構に連結するベース部材と、
    前記ベース部材に設けられ互いに平行に構成された一対のガイドレールと、
    前記ガイドレールに沿って初期位置と引き出し位置の間で移動可能に係合し、前記ベース部材上側に配置された有底箱状のバケット部材と、を有し、
    前記ベース部材は、前記ガイドレールを支持して前記バケット部材とスライド可能に接続されたベース上方部材と、前記傾斜角変更機構に連結するベース下方部材と、前記ベース上方部材とベース下方部材との間に設けられ両者を互いに平行かつ前記両者の主面に直交する回転軸周りに回転可能に支持する軸受とを有することを特徴とする、リフト車。
  2. 前記荷台は、前記ベース部材に対する固定及び解放を切り替える固定機構を備えることを特徴とする請求項1に記載のリフト車。
  3. 前記ベース部材は、対向する2側面に沿って前記ガイドレールを支持する矩形状に構成され、
    前記バケット部材は、
    前記底面から下方に伸び、前記ベース部材の側方を被覆するように前記ガイドレールに係合するレール連結部を有し、
    前記固定機構は、前記レール連結部に設けられた連結部側固定孔と、前記バケット部材初期位置にある場合において、前記連結部側固定孔と一致する位置に設けられたレール側固定穴と、前記レール連結部の表面側から前記連結部側固定孔と前記レール側固定穴に同時挿入されるストッパ部材とを備えることを特徴とする、請求項2に記載のリフト車。
  4. 前記ガイドレールは、前記ベース部材の左右両側方の側面に設けられ、
    前記バケット部材は、前記ベース部材に対して前側領域側にスライド可能に構成されていることを特徴とする、請求項3に記載のリフト車。

JP2015137439A 2015-07-09 2015-07-09 リフト車 Active JP6567345B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015137439A JP6567345B2 (ja) 2015-07-09 2015-07-09 リフト車

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015137439A JP6567345B2 (ja) 2015-07-09 2015-07-09 リフト車

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017019612A JP2017019612A (ja) 2017-01-26
JP6567345B2 true JP6567345B2 (ja) 2019-08-28

Family

ID=57887643

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015137439A Active JP6567345B2 (ja) 2015-07-09 2015-07-09 リフト車

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6567345B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109334873B (zh) * 2018-12-05 2024-03-19 威海广泰空港设备股份有限公司 自行式船用舷梯车
CN113718724B (zh) * 2021-08-30 2023-08-15 长江国际水利水电工程建设有限公司 一种更换弧形闸门侧止水橡胶的操作平台及其施工方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017019612A (ja) 2017-01-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100984538B1 (ko) 화물용 양하역 장치
ES2691293T3 (es) Cargador de carga con mecanismo de ajuste para una aeronave
KR101046439B1 (ko) 농업용 덤프겸용 고소작업차량
JP2021504269A (ja) パレット棚装置
JP5963183B1 (ja) ベルトコンベヤー装置
WO2007041535A1 (en) Mobile lift device
JP5998103B2 (ja) 車両荷台のステップ付アオリ
JP6567345B2 (ja) リフト車
US9783217B2 (en) Hand-operated and rolling device for lifting and moving pallets with lifting effect by wheel camber change
JP2017030628A (ja) 荷受台昇降装置
US10118806B2 (en) Stabiliser
JP6976825B2 (ja) 高所作業車
NL2009495C2 (en) Lifting or hoisting system and method of stabilizing a mobile elevating work platform.
JP2014001034A (ja) リフト車
JP3178060U (ja) リフト車
JP6412373B2 (ja) リフト車
US3977550A (en) Side handling attachment
JP6507032B2 (ja) リフト車
EP4303170A1 (en) Mobility mule
JP6071403B2 (ja) 高所作業車
JP2018090352A (ja) 高所作業車
JP4734050B2 (ja) 高所作業車
JP6324046B2 (ja) 作業機
JP2020050131A (ja) 格納式荷受台昇降装置
JP3199217U (ja) スライド式ダンプトラック

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180521

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190418

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190423

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190621

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190702

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190731

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6567345

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250