JP6349198B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Description

本発明は、空気入りタイヤに関するものである。
従来、サイドウォール部の外表面に、円環状その他の形状の印刷層からなる装飾部を形成した空気入りタイヤ(以下、単にタイヤとも称する)が種々提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2013−237292号公報
ここで、タイヤに上記のような印刷層からなる装飾部を設けた場合、走行時のタイヤの変形に起因する歪みによって、当該装飾部にクラックが発生する場合があり、従って装飾部の耐久性を向上させることが求められている。また、タイヤが縁石等と接触する際に、印刷層が剥がれてしまう場合があり、このため印刷層を有する装飾部の耐外傷性を向上させることも求められている。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、サイドウォール部の装飾部の耐久性及び耐外傷性を向上させた、空気入りタイヤを提供することを目的とする。
本発明の要旨構成は、以下の通りである。
本発明の空気入りタイヤは、サイドウォール部の外表面に、印刷層と該印刷層のタイヤ外側に位置する保護層とを有する装飾部を備え、
前記装飾部は、前記印刷層と前記保護層との間に中間層をさらに備え、
前記印刷層、前記保護層、及び前記中間層の貯蔵弾性率を、それぞれ、E1´、E2´、E3´とするとき、関係式、
E2´>E3´>E1´
を満たすことを特徴とするものである。
本発明の空気入りタイヤによれば、サイドウォール部の装飾部の耐久性及び耐外傷性を向上させることができる。
ここで、本明細書において、「貯蔵弾性率」とは、JIS K7244に準拠し、温度25℃で測定したものをいうものとする。
ここで、本発明の空気入りタイヤにあっては、前記印刷層の厚さd1は、前記保護層の厚さd2及び前記中間層の厚さd3より厚いことが好ましい。
この構成によれば、装飾部の耐久性をさらに向上させることができる。
なお、本明細書において、「層の厚さ」は、それぞれの層の最大厚さ位置における厚さをいい、タイヤを適用リムに装着し、規定内圧を充填し、無負荷状態として測定されるものとする。ここで、「適用リム」とは、タイヤが生産され、使用される地域に有効な産業規格であって、日本ではJATMA(日本自動車タイヤ協会) YEAR BOOK、欧州ではETRTO(European Tyre and Rim Technical Organisation) STANDARD MANUAL、米国ではTRA(THE TIRE and RIM ASSOCIATION INC.)YEAR BOOK等に規定されたリムを指し、「規定内圧」とは、適用サイズのタイヤにおけるJATMA等の規格のタイヤ最大負荷能力に対応する空気圧(最高空気圧)を指す。
また、本発明の空気入りタイヤでは、E2´/E3´<E3´/E1´、を満たすことが好ましい。
上記の関係式を満たすことにより、装飾部の耐久性及び耐外傷性をより一層向上させることができる。
さらに、本発明の空気入りタイヤにおいては、E2´/E1´≧5、を満たすことが好ましい。
上記の関係式を満たすことにより、装飾部の耐久性を及び耐外傷性をより一層向上させることができる。
ここでまた、本発明の空気入りタイヤでは、前記印刷層の厚さd1、前記保護層の厚さd2、及び前記中間層の厚さd3は、関係式、
d2/d1≦1/2、且つ、d3/d1≦1/2
を満たすことが好ましい。
上記の関係式を満たすことにより、装飾部の耐久性をより一層向上させることができる。
さらに、本発明の空気入りタイヤにあっては、前記中間層の隠蔽率は、前記印刷層の隠蔽率及び前記保護層の隠蔽率より小さいことが好ましい。
これによれば、中間層と印刷層との間の接着性をより高めることができる。
ここで、「隠蔽率」とは、タイヤ表面の単位面積当たりの塗料面積を意味するものであり、例えば顕微鏡を用いて、画像処理を行い、塗料が塗布された面積を測定することにより求めることができる。
また、本発明の空気入りタイヤにおいては、前記装飾部に隣接するサイドゴムの貯蔵弾性率をE4´とするとき、
E1´<E4´、且つ、E3´<E4´
を満たすことが好ましい。
上記の関係式を満たすことにより、装飾部の耐久性をさらに向上させることができる。
本発明によれば、サイドウォール部の装飾部の耐久性及び耐外傷性を向上させた、空気入りタイヤを提供することができる。
本発明の一実施形態にかかる空気入りタイヤのタイヤ幅方向断面図である。 本発明の一実施形態にかかる空気入りタイヤをリムに組み付けた、タイヤ・リム組み立て体の側面図である。 装飾部及びサイドウォール部を概略的に示す部分断面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に例示説明する。
図1は、本発明の一実施形態にかかる空気入りタイヤのタイヤ幅方向断面図である。図1では、タイヤ赤道面CLを境界とするタイヤ幅方向一方の半部のみを図示しているが、図示しないタイヤ幅方向他方の半部についても同様の構成である。図1に示すように、この空気入りタイヤ1は、タイヤ周方向に連続する環状のトレッド部2と、トレッド部2の両側部のそれぞれに連続してタイヤ半径方向内側へ延びる一対(図1では片側のみ図示している)のサイドウォール部3と、該サイドウォール部3のタイヤ半径方向内側に連なる一対(図1では片側のみ図示している)のビード部4とを備えている。ここで、タイヤの内部構造については、特には限定しないが、図1に示す例では、このタイヤ1は、ビード部4に埋設された一対(図1では片側のみ図示している)のビードコア4aにトロイダル状に跨るカーカス5のタイヤ径方向外側に、この例で2層のベルト層からなるベルト6を有している。
図2は、本発明の一実施形態にかかる空気入りタイヤを適用リムに組み付けた、タイヤ・リム組み立て体の側面図である。図2に示すように、タイヤ1は、適用リムRに組み付けられており、サイドウォール部3の外表面3aにおいて、図示例では、環状の装飾部7を備えている。図示例では、装飾部7の周上の2箇所に、アルファベットからなる標章M1、M2が付されている。なお、装飾部7は、サイドウォール部3の周上の一部に設けてもよく、例えば、標章M1、M2を付している2箇所の部分に設けることもできる。
次に、図3は、装飾部7及びサイドウォール部3を概略的に示す部分断面図である。図3に示すように、装飾部7は、印刷層8と該印刷層8のタイヤ外側に位置し、該印刷層8を外傷から保護する保護層9とを有している。さらに、装飾部7は、印刷層8と保護層9との間に中間層10を備えている。
ここで、本実施形態において、印刷層8は、例えば、スクリーン印刷、インクジェット印刷、凸版印刷、その他の印刷により、サイドウォール部3の外表面3aにインク等の塗料が塗布されて形成されたものである。
なお、印刷層8は、白塗料層とそのタイヤ外側の着色塗料層(白色以外の色)との積層構造で構成することができ、発色性が良好な装飾部7とするために、白塗料層を着色塗料層より厚くすることが好ましい。このような積層構造は、印刷層8の周上の全体又は一部に適用することができる。着色塗料層は、白塗料層の表面に直接積層してもよく、あるいは、プライマー層を介して形成しても良い。
また、印刷層8とサイドウォール部3を構成するゴム層(サイドゴム)とは、直接接していてもよく、あるいは、プライマー層を介して接していても良い。印刷層8を、プライマー層を介してサイドゴムのタイヤ外側に配置する場合には、当該プライマー層を中間層10と同じ材料で構成しても良い。別々の材料(インク等)を用意する必要がなく、コストを抑えることができるからである。
また、本実施形態では、中間層10及び保護層9は、印刷層8が見えるようにするため、透明層としている。
さて、本実施形態の空気入りタイヤは、印刷層8、保護層9、及び中間層10の貯蔵弾性率を、それぞれ、E1´、E2´、E3´とするとき、関係式、
E2´>E3´>E1´
を満たすことを特徴とするものである。
以下、本実施形態の空気入りタイヤの作用効果について説明する。
まず、装飾部7の耐外傷性を高めるためには、貯蔵弾性率の高い保護層9を用いることが考えられる。しかしながら、保護層9と印刷層8との剛性段差が大きいと、ゴム物品であるタイヤの歪みによって、両者の界面でクラックが発生する懸念がある。本実施形態では、印刷層8と保護層9との間に、上記の関係式を満たす貯蔵弾性率を有する中間層10を配置しているため、印刷層8から保護層9までの間の剛性段差を緩和することができ、従って、耐外傷性に十分な貯蔵弾性率を有する保護層9を配置しつつも、装飾部7の耐久性も向上させることができる。従って、本実施形態のタイヤによれば、サイドウォール部の装飾部の耐久性及び耐外傷性を向上させることができる。
ここで、本発明の空気入りタイヤにあっては、比E2´/E3´及び比E3´/E1´は、関係式、
E2´/E3´<E3´/E1´
を満たすことが好ましい。
上記の剛性段差は、印刷層8のような軟らかい層があると、比較的緩和される傾向にある。このため、貯蔵弾性率が高い側である、保護層9と中間層10との間の貯蔵弾性率の比E2´/E3´よりも、貯蔵弾性率が低い側である、中間層10と印刷層8との間の貯蔵弾性率の比E3´/E1´を大きくとることにより、装飾部7全体として、より一層、耐久性及び耐外傷性を向上させることができる。
また、本発明の空気入りタイヤでは、比E2´/E1´は、関係式、
E2´/E1´≧5
を満たすことが好ましい。
比E2´/E1´を5以上とすることによって、貯蔵弾性率の高い保護層9で耐外傷性を向上させつつも、貯蔵弾性率の低い印刷層8で耐久性を確保するという機能分離をより発揮させることができ、装飾部7の耐久性及び耐外傷性をさらに向上させることができるからである。
なお、保護層9から印刷層8までの剛性段差を大きくしすぎないようにして、装飾部7の耐久性を確保する観点からは、上記比E2´/E1´は、関係式、
E2´/E1´≦100
を満たすことが好ましい。
さらに、本発明の空気入りタイヤでは、装飾部7のタイヤ内側に隣接するサイドゴム(サイドウォール部3を構成するゴム)の貯蔵弾性率をE4´とするとき、関係式、
E1´<E4´、且つ、E3´<E4´
を満たすことが好ましい。
上記の関係式を満たす場合、特にタイヤのサイドウォール部3が変形した際のサイドゴムの歪みに対し、印刷層8及び中間層10がより一層追従することができるようになり、装飾部7の耐久性をさらに向上させることができるからである。
より具体的には、貯蔵弾性率の高い保護層9で耐外傷性を向上させつつも、貯蔵弾性率の低い印刷層8で耐久性を確保する観点から、印刷層8の貯蔵弾性率E1´は、1.0×108(Pa)以下とすることが好ましく、保護層9の貯蔵弾性率E2´は、1.0×107(Pa)以上とすることが好ましい。
一方で、保護層9から印刷層8までの剛性段差を大きくしすぎないようにして、装飾部7の耐久性を確保する観点からは、印刷層8の貯蔵弾性率E1´は、1.0×106(Pa)以上とすることが好ましく、保護層9の貯蔵弾性率E2´は、5.0×108(Pa)以下とすることが好ましい。
ここで、本発明においては、印刷層8の材料としては、特には限定しないが、例えば、オリゴマー、モノマー、着色剤を主要成分とし、必要に応じて、光重合開始剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、光安定剤、接着促進剤、レオロジー調整剤、分散剤等を配合した活性エネルギー線硬化型インキを用いることができる。そして、印刷層8の貯蔵弾性率E1´は、上記の材料の配合量を調整することにより所定の範囲に制御することができる。より具体的には、印刷層8の材料としては、DNPファインケミカル社製UF−245インクシリーズ等を用いることができる。また、保護層9の材料としては、特には限定しないが、例えば、(メタ)アクリル酸系樹脂又はこの樹脂をシリコーン変性した樹脂を用いることができるし、またこれらの樹脂に加えてさらにウレタン系樹脂又はこの樹脂をカーボネート変性した樹脂を混合した樹脂も用いることができる。より具体的には、保護層9の材料としては、(メタ)アクリル酸系樹脂又はこの樹脂をシリコーン変性した樹脂としては、DNPファインケミカル社製「OP−SA13」、「OP−SA79」、「OP−SA355」、「OP−SA356」、ウレタン系樹脂又はこの樹脂をカーボネート変性した樹脂としては、DNPファインケミカル社製「OP−U354」等が挙げられる。保護層9の貯蔵弾性率E2´は、上記の材料の配合量を調整することにより所定の範囲に制御することができる。さらに、中間層10の材料としては、特には限定しないが、例えば、オリゴマー、モノマー、を主要成分とし、必要に応じて光重合開始剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、光安定剤、接着促進剤、レオロジー調整剤等を配合した活性エネルギー線硬化型の中間層形成用インキ用いることができる。より具体的には、中間層10の材料としては、DNPファインケミカル社製UF−64インクシリーズ等を用いることができる。そして、中間層10の貯蔵弾性率E3´は、上記の材料の配合量を調整することにより所定の範囲に制御することができる。なお、活性エネルギー線としては、α線、γ線、X線、紫外線、電子線等を用いることができる。
また、本発明の空気入りタイヤにあっては、印刷層8の厚さd1は、保護層9の厚さd2及び中間層10の厚さd3より厚いことが好ましい。
貯蔵弾性率が最も低く柔らかい印刷層8の厚さd1を最も厚くすることにより、装飾部7全体としての柔軟性が向上し、装飾部7の耐久性をさらに向上させることができるからである。
ここで、本発明の空気入りタイヤにおいては、比d2/d1、及び、比d3/d1が、関係式、
d2/d1≦1/2、且つ、d3/d1≦1/2
を満たすことが好ましい。
貯蔵弾性率が最も小さい印刷層8の厚さを上記の関係式を満たすように厚くして、その印刷層8でタイヤの歪みを受け持つことにより、装飾部7の耐久性をより一層向上させることができるからである。
同様の理由により、保護層9の厚さd2と中間層10の厚さd3との総和(d2+d3)が、印刷層8の厚さd1の1/2以下であることがさらに好ましい。
具体的には、装飾部7の耐久性と耐外傷性とをより両立させるために、印刷層8の厚さd1は、30〜60μmとすることが好ましく、保護層9の厚さd2は、10〜15μmとすることが好ましく、中間層10の厚さd3は、10〜20μmとすることが好ましい。
また、本発明の空気入りタイヤでは、中間層10の隠蔽率は、印刷層8の隠蔽率及び保護層9の隠蔽率より小さいことが好ましい。
中間層10の隠蔽率を低くすることにより、微視的な凹凸による引っかかりを形成して、中間層10と印刷層8との間の接着性をより高めることができるからである。また、中間層10と印刷層8との界面に、微視的に塗料が塗布されない領域ができるため、歪みを逃がして、装飾部7の耐久性をより向上させることができるからである。
本発明の効果を確かめるため、発明例1〜5にかかるタイヤと、比較例1にかかるタイヤとを試作し、装飾部の耐久性及び耐外傷性を評価する試験を行った。上記各タイヤは、図1に示すような共通の内部構造を有し、サイドウォール部の外表面に、印刷層、保護層、及び中間層を有する装飾部を備えたものである。各タイヤの諸元は、以下の表1に示してあり、表1に示さない諸元については、各タイヤで共通している。
<装飾部の耐久性>
上記各タイヤを適用リムに組み込み、規定内圧を充填して、車両に装着した。そして、実車で2万km走行した後に装飾部に発生するクラック延在長さを測定する試験を行い、装飾部の耐久性を評価した。評価は、比較例1にかかるタイヤを100とした際の指数で表し、数値が大きいほど装飾部の耐久性に優れている(クラック延在長さが短い)ことを示す。
<装飾部の耐外傷性>
上記各タイヤについて、装飾部を1200gの荷重条件の下、コインでスクラッチする試験を行い、装飾部の剥離が発生したときの回数により、装飾部の耐外傷性を評価した。評価は、比較例1にかかるタイヤを100とした際の指数で表し、数値が大きいほど装飾部の耐外傷性に優れている(剥離するまでの回数が多い)ことを示す。
これらの評価結果を以下の表1に示している。
Figure 0006349198
表1に示すように、発明例1〜5にかかるタイヤは、比較例1にかかるタイヤと比較して、装飾部の耐久性及び耐外傷性に優れていることがわかる。また、発明例1と発明例2との比較により、関係式、E2´/E3´<E3´/E1´、を満たす発明例1は、発明例2より装飾部の耐久性及び耐外傷性に優れていることがわかる。さらに、発明例1と発明例3との比較により、関係式、E2´/E1´≧5を満たす発明例1は、発明例3より装飾部の耐久性に優れていることがわかる。加えて、発明例1と発明例4との比較により、関係式、厚さd1が厚さd2及び厚さd3より大きい発明例1は、発明例4より装飾部の耐久性に優れていることがわかる。さらに、発明例1と発明例5との比較により、関係式、d2/d1≦1/2、且つ、d3/d1≦1/2、を満たす発明例1は、発明例5より装飾部の耐久性に優れていることがわかる。
1 空気入りタイヤ
2 トレッド部
3 サイドウォール部
4 ビード部
4a ビードコア
5 カーカス
6 ベルト
7 装飾部
8 印刷層
9 保護層
10 中間層

Claims (7)

  1. サイドウォール部の外表面に、印刷層と該印刷層のタイヤ外側に位置する保護層とを有する装飾部を備え、
    前記装飾部は、前記印刷層と前記保護層との間に中間層をさらに備え、
    前記印刷層、前記保護層、及び前記中間層の貯蔵弾性率を、それぞれ、E1´、E2´、E3´とするとき、関係式、
    E2´>E3´>E1´
    を満たすことを特徴とする、空気入りタイヤ。
  2. 前記印刷層の厚さd1は、前記保護層の厚さd2及び前記中間層の厚さd3より厚い、請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. E2´/E3´<E3´/E1´
    を満たす、請求項1又は2に記載の空気入りタイヤ。
  4. E2´/E1´≧5
    を満たす、請求項1〜3のいずれか一項に記載の空気入りタイヤ。
  5. 前記印刷層の厚さd1、前記保護層の厚さd2、及び前記中間層の厚さd3は、関係式、
    d2/d1≦1/2、且つ、d3/d1≦1/2
    を満たす、請求項1〜4のいずれか一項に記載の空気入りタイヤ。
  6. 前記中間層の隠蔽率は、前記印刷層の隠蔽率及び前記保護層の隠蔽率より小さい、請求項1〜5のいずれか一項に記載の空気入りタイヤ。
  7. 前記装飾部に隣接するサイドゴムの貯蔵弾性率をE4´とするとき、
    E1´<E4´、且つ、E3´<E4´
    を満たす、請求項1〜6のいずれか一項に記載の空気入りタイヤ。
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