JP6349196B2 - シート剥離装置および剥離方法 - Google Patents
シート剥離装置および剥離方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6349196B2 JP6349196B2 JP2014161838A JP2014161838A JP6349196B2 JP 6349196 B2 JP6349196 B2 JP 6349196B2 JP 2014161838 A JP2014161838 A JP 2014161838A JP 2014161838 A JP2014161838 A JP 2014161838A JP 6349196 B2 JP6349196 B2 JP 6349196B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- adhesive sheet
- peeling
- peeling start
- adherend
- gripping
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Description
また、特許文献2に記載のシート剥離装置は、接着シートの端部に吸着パッドを当接させて吸引する構成であるため、接着シートが吸着パッドの形状に倣って円錐状に変形しようとすることで、被着体と接着シートとの間に空気が入らず、被着体と当該被着体を支持する支持面との間に空気が入ってしまう場合があり、被着体が接着シートとともに持ち上げられて破損してしまうおそれがある。
また、本発明の別の目的は、接着シートを剥離する際に、被着体が接着シートとともに持ち上げられて破損してしまうことを防止できるシート剥離装置および剥離方法を提供することにある。
本発明のシート剥離装置において、前記把持手段は、前記剥離開始部を把持する一対の把持部材を備え、当該一対の把持部材のうちの一方の把持部材は、前記剥離開始部が形成される領域を前記接着シートの所定の領域に抑制する剥離開始部抑制手段を備えていることが好ましい。
また、接着シートの端部に非接触で雰囲気を吸い込んで当該接着シートの端部を捲り上げるため、被着体が接着シートとともに持ち上げられて破損してしまうことを防止することができる。
さらに、一対の把持部材のうちの一方の把持部材が剥離開始部抑制手段を備えていれば、剥離開始部が無作為に広がってしまうことを抑制しつつ、当該剥離開始部を他方の把持部材とで簡単に把持することができる。
なお、以下において、基準となる図を挙げることなく、例えば、上、下、左、右、または、手前、奥といった方向を示した場合は、全て図1を正規の方向(付した番号が適切な向きとなる方向)から観た場合を基準とし、上、下、左、右方向が紙面に平行な方向であり、前が紙面に直交する手前方向、後が紙面に直交する奥側方向とする。
先ず、各部材が初期位置に配置された図1中実線で示す状態のシート剥離装置10に対し、作業者または図示しない搬送手段がテーブル42上にウエハWFを載置すると、移動手段40が図示しない減圧手段を駆動し、支持面42AでウエハWFを吸着保持する。次いで、移動手段40がリニアモータ41を駆動し、図1中二点鎖線で示すように、接着シートASの右端部が吸込ノズル22の下方所定位置に配置されるようにテーブル42を移動させる。次に、把持手段30が直動モータ31を駆動し、第1把持部材32を下降させ、同図中二点鎖線で示すように、ローラ35を接着シートASに接近させる。このとき、ローラ35は、接着シートASに当接してもよいし、当接しなくてもよい。
また、接着シートASの端部に非接触で雰囲気を吸い込んで当該接着シートASの端部を捲り上げるため、ウエハWFが接着シートASとともに持ち上げられて破損してしまうことを防止することができる。
剥離開始部形成手段20は、リニアモータ21のスライダ21Aに駆動機器としてのリニアモータを支持させ、当該リニアモータのスライダで吸込ノズル22を支持し、当該吸込ノズル22を前後方向に移動可能としてもよい。これにより、前後方向に亘って接着シートASが剥離しやすい状態としつつ、剥離開始部AS1を形成することができる。
剥離開始部形成手段20は、接着シートASを吸込ノズル22から切り離すときに、吸引口22Aから気体を噴き出す構成としてもよい。
剥離開始部形成手段20は、接着シートASの端部が吸引口22Aに当接するまで、つまり、剥離開始部AS1が形成されるまで、吹付ノズル23を前後方向に移動させてもよいし、上下方向に移動させてもよい。
吸引口22Aは、剥離開始部AS1の前後方向の両端幅と同じ幅でもよいし、両端幅よりも幅狭でもよいし幅広でもよい。
吹付ノズル23の吹き出し口は、剥離開始部AS1の前後方向の両端幅と同じ幅でもよいし、両端幅よりも幅狭でもよいし幅広でもよい。
吹付ノズル23が吹き付ける流体は、大気、単体ガス、および混合ガス等の気体、水やオイル等の液体、ジェル状体等であってもよい。
捲り上げ補助手段は、接着シートASの端部を引っ掛ける引っ掛け部が外周面に設けられた回転体や、ヘラ、スキージ、ブラシ等の部材を採用することができる。
把持手段30は、吹付ノズル23を移動させ、当該吹付ノズル23と第1把持部材32とで剥離開始部AS1を把持したり、当該吹付ノズル23と剥離開始部AS1を引き上げた状態の吸込ノズル22とで当該剥離開始部AS1を把持したりしてもよい。
剥離開始部抑制手段は、ブレード材、ゴム、樹脂、スポンジ等の部材を採用することができ、エア噴き付けにより接着シートASを押圧する構成も採用することができる。
剥離開始部抑制手段は、ローラ35とは別の部材で構成することができ、当該剥離開始部抑制手段に押し付けられた剥離開始部AS1を第1、第2把持部材32、34で把持してもよい。
把持手段30は、第1把持部材32を剥離開始部抑制手段としてもよく、この場合、ローラ35およびブラケット35Aを省略することができる。
移動手段40は、メカチャックやチャックシリンダ等のチャック手段や、静電チャック、接着剤、磁力等でウエハWFを保持する構成でもよい。
他の装置でウエハWFを搬送する場合、移動手段40はなくてもよい。
前記実施形態における駆動機器は、回動モータ、直動モータ、リニアモータ、単軸ロボット、多関節ロボット等の電動機器、エアシリンダ、油圧シリンダ、ロッドレスシリンダおよびロータリシリンダ等のアクチュエータ等を採用することができる上、それらを直接的又は間接的に組み合せたものを採用することもできる(実施形態で例示したものと重複するものもある)。
20 剥離開始部形成手段(剥離開始部形成装置)
22 吸込ノズル(雰囲気吸込手段)
23 吹付ノズル(捲り上げ補助手段)
30 把持手段
32 第1把持部材(把持部材)
34 第2把持部材(把持部材)
35 ローラ(剥離開始部抑制手段)
AS 接着シート
AS1 剥離開始部
WF ウエハ(被着体)
Claims (2)
- 被着体に貼付された接着シートの端部を捲り上げることで、当該接着シートに前記被着体から部分的に剥離した剥離開始部を形成する剥離開始部形成手段と、
前記剥離開始部を把持する把持手段とを備え、
前記剥離開始部形成手段は、前記接着シートの端部に非接触で雰囲気を吸い込んで当該接着シートの端部を捲り上げる雰囲気吸込手段を備え、
前記被着体と把持手段とが相対移動することで、前記被着体から前記接着シートを剥離することを特徴とするシート剥離装置。 - 被着体に貼付された接着シートの端部に非接触で雰囲気を吸い込んで当該接着シートの端部を捲り上げることで、当該接着シートに前記被着体から部分的に剥離した剥離開始部を形成する工程と、
前記剥離開始部を把持手段で把持する工程と、
前記被着体と前記把持手段との相対移動によって、当該被着体から前記接着シートを剥離する工程とを備えていることを特徴とするシート剥離方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014161838A JP6349196B2 (ja) | 2014-08-07 | 2014-08-07 | シート剥離装置および剥離方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014161838A JP6349196B2 (ja) | 2014-08-07 | 2014-08-07 | シート剥離装置および剥離方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016039262A JP2016039262A (ja) | 2016-03-22 |
JP6349196B2 true JP6349196B2 (ja) | 2018-06-27 |
Family
ID=55530103
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014161838A Active JP6349196B2 (ja) | 2014-08-07 | 2014-08-07 | シート剥離装置および剥離方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6349196B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6921673B2 (ja) * | 2017-07-25 | 2021-08-18 | Pacraft株式会社 | ピックアップ方法及びピックアップ装置 |
DE102018110991A1 (de) * | 2018-05-08 | 2019-11-14 | Ima Klessmann Gmbh Holzbearbeitungssysteme | Streifenabzugsanordnung |
KR102456864B1 (ko) * | 2020-08-18 | 2022-10-21 | (주) 엔지온 | 반도체 칩 디라미네이션 장치 |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6250835A (ja) * | 1985-08-30 | 1987-03-05 | Somar Corp | 薄膜の剥離装置 |
JPH04313563A (ja) * | 1991-04-10 | 1992-11-05 | Canon Inc | 保護膜剥離装置 |
US6500298B1 (en) * | 2000-01-14 | 2002-12-31 | Kevin P. Wright | Stripping machine and method |
JP4210406B2 (ja) * | 2000-01-20 | 2009-01-21 | 大日本印刷株式会社 | 保護フィルム剥離装置およびその方法 |
US7846288B2 (en) * | 2006-05-10 | 2010-12-07 | Micron Technology, Inc. | Methods and systems for removing protective films from microfeature workpieces |
JP2008074413A (ja) * | 2006-09-19 | 2008-04-03 | Sato Corp | 貼付装置 |
JP5680870B2 (ja) * | 2010-04-09 | 2015-03-04 | 株式会社ディスコ | テープ貼着装置 |
-
2014
- 2014-08-07 JP JP2014161838A patent/JP6349196B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2016039262A (ja) | 2016-03-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6473359B2 (ja) | シート剥離装置 | |
JP6152275B2 (ja) | シート剥離装置および剥離方法 | |
JP6349196B2 (ja) | シート剥離装置および剥離方法 | |
JP6219197B2 (ja) | シート貼付装置および貼付方法 | |
JP6349194B2 (ja) | シート剥離装置 | |
JP6584983B2 (ja) | シート貼付装置および貼付方法 | |
JP7390124B2 (ja) | シート貼付装置およびシート貼付方法 | |
JP6559032B2 (ja) | 支持装置および支持方法 | |
JP2017135320A (ja) | シート剥離装置および剥離方法 | |
JP6368190B2 (ja) | シート剥離装置 | |
JP6349193B2 (ja) | シート剥離装置および剥離方法 | |
JP6349195B2 (ja) | シート剥離装置および剥離方法 | |
JP6476027B2 (ja) | シート剥離装置および剥離方法、並びに、シート転写装置 | |
JP6216606B2 (ja) | シート貼付装置 | |
JP2011233697A (ja) | シート剥離装置及び剥離方法 | |
JP6577813B2 (ja) | 処理装置 | |
JP6315784B2 (ja) | シート剥離装置および剥離方法 | |
JP7382719B2 (ja) | シート切断装置およびシート切断方法 | |
JP7009177B2 (ja) | シート剥離装置および剥離方法 | |
JP2014139086A (ja) | シート装着装置及びシート装着方法 | |
JP2014011354A (ja) | シート剥離装置およびシート剥離方法 | |
JP6211827B2 (ja) | シート貼付装置および貼付準備方法 | |
JP6297869B2 (ja) | シート貼付装置および貼付方法 | |
JP7133432B2 (ja) | シート貼付装置およびシート貼付方法 | |
JP7133430B2 (ja) | シート貼付装置およびシート貼付方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170601 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20180309 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180320 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180516 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20180529 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20180604 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6349196 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |