JP6349135B2 - ダイヤフラム真空ポンプ - Google Patents

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本発明は、ダイヤフラム真空ポンプに関し、詳しくは、一対のポンプ室を有するダイヤフラム真空ポンプユニットを複数連結したダイヤフラム真空ポンプに関する。
ダイヤフラム真空ポンプとして、回転軸に設けたクランク機構によって往復動するコネクティングロッドに取り付けられたダイヤフラムにより拡縮するポンプ室と、該ポンプ室に連通する吸気通路及び排気通路と、前記ポンプ室から前記吸気通路への流体の逆流を規制する吸気側逆止弁と、前記排気通路から前記ポンプ室への流体の逆流を規制する排気側逆止弁とを備えたものがある(例えば、特許文献1参照。)。また、一つのモータの両側の回転軸に二つのクランク機構を設け、各クランク機構によって往復動するコネクティングロッドの両端にダイヤフラムをそれぞれ取り付け、各ダイヤフラムにより拡縮するポンプ室を合計4室設けるとともに、各ポンプ室を直列に接続したものがあった(例えば、特許文献2参照。)。
特開平4−224286号公報 特開平6−185466号公報(図2,図3)
しかし、上述の特許文献2に記載されたものでは、構造が複雑であり、ポンプ室を接続するチューブがケーシング内に設けられているため、用途が到達真空度の向上のみに限られており、また、モータの両側にポンプ室を設けているため、設置面積が大きいという問題があった。
そこで本発明は、設置面積を小さくすることができ、構造の簡略化も図れるとともに、到達真空度の向上だけでなく、排気速度の向上も図れるダイヤフラム真空ポンプを提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明のダイヤフラム真空ポンプは、両端部がケーシングに回転可能に支持されたカムシャフトと、該カムシャフトの回転によって作動するクランク機構と、該クランク機構によって前記カムシャフトの軸線に直行する水平方向に往復動するコネクティング部材と、該コネクティング部材の両端部にそれぞれ取り付けられたダイヤフラムと、該ダイヤフラムの作動により容積が拡縮する一対のポンプ室と、各ポンプ室に連通する吸気通路及び排気通路と、前記ポンプ室から前記吸気通路への流体の逆流を規制する吸気側逆止弁と、前記排気通路から前記ポンプ室への流体の逆流を規制する排気側逆止弁とを備えたダイヤフラム真空ポンプユニットを形成し、該ダイヤフラム真空ポンプユニットを上下方向に複数段積み重ね、上下に隣接する前記ダイヤフラム真空ポンプユニットの前記カムシャフト同士を歯付きベルトで連結すると共に、一つのダイヤフラム真空ポンプユニットの前記カムシャフトをモータに接続したことを特徴としている。
また、一方のポンプ室の前記排気通路と他方のポンプ室の前記吸気通路とを、コ字状に形成した透明で耐薬品性を備える樹脂製のパイプで形成され、両端部にシール部材を介して前記吸気通路又は前記排気通路に着脱可能に接続される連結部がそれぞれ一体に設けられた連結管で接続すると好適である。
本発明のダイヤフラム真空ポンプによれば、ダイヤフラム真空ポンプユニットは、一対のポンプ室を水平方向に並設し、モータにより回転する回転軸と一体に回転する1つのクランク機構で前記一対のダイヤフラムを作動させることから、ダイヤフラム真空ポンプユニットを小型化することができる。また、ダイヤフラム真空ポンプは、ダイヤフラム真空ポンプユニットを上下方向に重ねて連結して形成されることにより、排気量及び到達真空度の向上を図ることができると共に、装置全体を小型化し、設置面積を小さくすることができる。さらに、上下に隣接するダイヤフラム真空ポンプユニットの前記回転軸を、歯付きベルトで連結することにより、1台のモータで複数のポンプ室を良好に作動させることができる。
また、一方のポンプ室の排気通路と他方のポンプ室の吸気通路を繋ぐ連結管を、コ字状に形成した透明で耐薬品性の高いフッ素樹脂等の樹脂製のパイプで形成したことにより、連結管を排気通路と吸気通路とに簡便に接続できるとともに、シール部材を備えた連結部により高いシール性を確保することができる。さらに、運転時におけるポンプ室内部の結露や汚れの状態を把握できることから、メンテナンスのタイミングを確認することができる。
さらに、連結管は、複数の吸気通路と複数の排気通路に対して任意に接続可能であることにより、連結管の接続を適宜組み替えることにより、使用目的に合わせて排気量と真空度を変更することができる。
本発明の第1形態例を示すダイヤフラム真空ポンプユニットの断面平面図である。 同じく連結管の要部説明図である。 同じくダイヤフラム真空ポンプユニットの作動状態を示す説明図である。 同じくダイヤフラム真空ポンプの正面図である。 図4のA−A矢視図である。 本発明の第1形態例を示すダイヤフラム真空ポンプの作動状態の説明図である。 本発明の第2形態例を示すダイヤフラム真空ポンプの作動状態の説明図である。 本発明の第3形態例を示すダイヤフラム真空ポンプの作動状態の説明図である。
図1乃至図6は、本発明のダイヤフラム真空ポンプの第1形態例を示す図で、本形態例のダイヤフラム真空ポンプ1は、ダイヤフラム真空ポンプユニット11a,11bを上下に2段積み重ねて連結することにより形成されている。
図1乃至図3に示されるように、本形態例のダイヤフラム真空ポンプ1における第1のダイヤフラム真空ポンプユニット11aは、モータ12と、該モータ12から水平方向に突出した出力軸12bに連結されて回転するカムシャフト12aと、該カムシャフト12aに設けられた偏心カム13aにより作動するクランク機構13と、該クランク機構13に取り付けられ、カムシャフト12aに直交する水平方向に往復動するコネクティング部材14と、該コネクティング部材14の両端部にそれぞれ取り付けられたダイヤフラム15,16と、該ダイヤフラム15,16の進退によって容積が拡縮する一対のポンプ室17,18と、各ポンプ室17,18に連通する吸気通路17a,18a及び排気通路17b,18bと、ポンプ室17,18から吸気通路17a,18aへの空気の逆流を規制する吸気側逆止弁17c,18cと、排気通路17b,18bからポンプ室17,18への空気の逆流を規制する排気側逆止弁17d,18dとを備えている。
クランク機構13は、カムシャフト12aに直交して取り付けられるとともに、該カムシャフト12aと一体となって回転する偏心カム13aと、該偏心カム13aの外周に第1ベアリング13bを介して回動可能に連結される従動部材13cと、該従動部材13cに、第2ベアリング13dと連結ピン13eとを介して連結される前記コネクティング部材14とを備えている。偏心カム13aは、カムシャフト12aの外周に取り付けられた円形の部材で、偏心カム13aの中心軸とカムシャフト12aの中心軸とは異なる位置に配置される。従動部材13cは、一端側に形成された大径部13fと、他端側に形成された小径部13gとを有する略ダルマ形状に形成され、大径部13fに形成された取付孔に取り付けられた前記第1ベアリング13bを介して偏心カム13aが連結され、小径部13gに形成された取付孔に取り付けられた第2ベアリング13dを介して連結ピン13eが取り付けられ、該連結ピン13eに前記コネクティング部材14が連結されている。
コネクティング部材14は、従動部材13cの一側面と両端面とを覆う枠部材14aと、従動部材13cの他側面を覆う板部材14bとを、従動部材13cを挟んで接合したもので、一端側には、カムシャフト12aを挿通すると共にコネクティング部材14の水平方向の移動を許容する長孔からなる挿通孔14cが形成され、他端側には、従動部材13cに連結される前記連結ピン13eを嵌合する連結ピン嵌合孔14dが形成されている。さらに、枠部材14aの両端部には、ダイヤフラム15,16を装着するための装着部14e,14eが設けられている。また、コネクティング部材14の水平方向の長さは、一方のダイヤフラム15が上死点のときに他方のダイヤフラム16が下死点となり、他方のダイヤフラム16が上死点のときに一方のダイヤフラム15が下死点となる長さに形成されている。
このように形成されたクランク機構13は、樹脂製の枠体で形成されたケーシング21内に収容される。ケーシング21のカムシャフト12aに直交する一対の側面21a,21aには、カムシャフト12aを回転可能に保持するベアリング22aをそれぞれ備えた軸受ハウジング22,22がそれぞれ設けられ、モータ12によって駆動されるカムシャフト12aの両端部が軸受ハウジング22,22に支持されて配置される。ケーシング21内に配置されたカムシャフト12aの略中央部には、前記クランク機構13が配置され、ケーシング21のカムシャフト12aに平行な一対の側面21b,21bには、ダイヤフラム取付部21c,21cが開口してそれぞれ設けられている。各ダイヤフラム取付部21cには、側面21bから外方に突出するリング状の外周突部21dと、外周突部21dの内周側に形成され、前記ダイヤフラム15の周縁を取り付ける周溝21eとがそれぞれ形成されている。
また、クランク機構13よりもモータ12側のカムシャフト12aには、歯付きベルト(コッグドベルト)2を装着するためのスプロケット23が取り付けられている。さらに、クランク機構13を挟んでスプロケット23と反対側のカムシャフト12aには、クランク機構13を安定して作動させるためのバランサー24が取り付けられている。
ダイヤフラム15,16は、コネクティング部材14に取り付けられる厚肉の中心部から外周側に向けて薄肉になる円盤状に形成され、外周側の薄肉部15a,16aの外周縁に、前記周溝21eに係合する係合突部15b,16bがそれぞれ形成されている。このように形成されたダイヤフラム15,16は、中央部がコネクティング部材14に取り付けられ、係合突部15b,16bを前記周溝21e,21eに嵌着し、外側からカバー部材25を装着することにより、係合突部15b,16bが周溝21e,21eに気密に取り付けられ、ダイヤフラム15,16の外面とカバー部材25の内面との間に前記ポンプ室17,18が形成される。
各カバー部材25は、ケーシング21の外周突部21dにシール材19を介して気密に取り付けられるフランジ部25aと、周溝21e,21eに嵌着したダイヤフラム15,16の係合突部15b,16bにそれぞれ当接して係合突部15b,16bを周溝21e,21e内に押圧する押圧部25bと、ダイヤフラム15,16の外面との間にポンプ室17,18をそれぞれ形成する球面状凹部25cと、吸気通路17a,18aをそれぞれ取り付ける吸気通路取付ボス部25dと、排気通路17b,18bをそれぞれ取り付ける排気通路取付ボス部25eと、吸気通路取付ボス部25dとポンプ室17,18とをそれぞれ連通させる吸気孔25fと、排気通路取付ボス部25eとポンプ室17,18とをそれぞれ連通させる排気孔25gとを備えている。
吸気通路17a,18aは、基端部に、吸気通路取付ボス部25dに嵌入される大径取付部を備えたL字管で形成され、大径取付部の内端部中央には、ポンプ室17,18から吸気通路17a,18aへの空気の逆流をそれぞれ規制する前記吸気側逆止弁17c,18cがシール材を介してそれぞれ一体に取り付けられている。吸気通路17a,18aは、大径取付部を吸気通路取付ボス部25d嵌入し、抑え板を介してカバー部材25に気密に取り付けられ、吸気通路17a,18aは、吸気側逆止弁17c,18cと吸気孔25f,25fとを介してポンプ室17,18に連通している。排気通路17b,18bは、吸気通路17a,18aと同一のL字管で形成されており、基端部には、排気通路取付ボス部25eに嵌入される大径取付部を備えている。この大径取付部の内端部中央には、排気通路17b,18bからポンプ室17,18への空気の逆流を規制する前記排気側逆止弁17d,18dがシール材を介してそれぞれ一体に取り付けられている。排気通路17b,18bは、大径取付部を排気通路取付ボス部25eに嵌入し、抑え板を介してカバー部材25に気密に取り付けられ、排気通路17b,18bは、排気側逆止弁17d,18dと排気孔25g,25gとを介してポンプ室17,18に連通している。また、吸気通路17a,18aと排気通路17b,18bとは、同一のL字管で形成されている。
一方のポンプ室17は、モータ側に吸気通路17aが、反モータ側に排気通路17bがそれぞれ設けられ、他方のポンプ室18は、モータ側に排気通路18bが、反モータ側に吸気通路18aがそれぞれ設けられ、通常は、一方のポンプ室17の排気通路17bと他方のポンプ室18の吸気通路18aとを連結管31によって連結した状態で用いられる。
連結管31は、吸気通路又は排気通路を構成するL字管の外径に対応した内径を有するコ字状のパイプで形成され、両端部には、前記L字管を接続するための連結部31aが取り付けられている。連結管31は、透明で耐薬品性を備える樹脂、例えばフッ素樹脂等で形成されている。連結部31aは、一端側開口内に連結管31の先端部が挿入されて気密に固着され、他端側開口部31bには、前記L字管の先端部を着脱可能な状態で気密に嵌入させるためのOリング31cが装着されている。
上述のダイヤフラム真空ポンプユニット11aを単独で用いて、減圧対象物からガスを吸引して排気する操作を行う際の作動図を図1乃至図3に基づいて説明する。なお図3は、説明の便宜上、ポンプ室を平面断面図、クランク機構を側面図で説明する。ダイヤフラム真空ポンプユニット11aは、一方のポンプ室17の排気通路17bと、他方のポンプ室18の吸気通路18aとを連結管31によって連結し、減圧対象物を一方のポンプ室17の吸気通路17aに連結した状態でモータ12を作動させる。まず、図1及び図3(A)に示されるように、一方のダイヤフラム15が下死点、他方のダイヤフラム16が上死点となる状態から、図3(B)に示されるように、カムシャフト12aと共に偏心カム13aが時計回りに90度回動すると、これに伴って従動部材13cが従動し、コネクティング部材14が一方のポンプ室17側に水平方向に移動することにより、一方のダイヤフラム15が一方のポンプ室17の容積を縮小させて排気行程になると共に、他方のダイヤフラム16が他方のポンプ室18の容積を拡大させて吸気行程になる。続いて、図3(C)に示されるように、偏心カム13aが時計回りに180度回動すると、一方のダイヤフラム15が上死点に至ると共に、他方のダイヤフラム16が下死点に至る。この図3(A)の状態から図3(C)の状態に至る間、すなわち、一方のダイヤフラム15が下死点から上死点に至り、他方のダイヤフラム16が上死点から下死点に至る間は、排気行程中の一方のポンプ室17内のガスが排気側逆止弁17dから排気され、排気通路17b、連結管31、吸気通路18a、吸気側逆止弁18cを通って吸気行程中の他方のポンプ室18に吸入される。このとき、一方のポンプ室17では、吸気側逆止弁17cにより、ポンプ室17から吸気通路17aへのガスの排出が抑制され、他方のポンプ室18では、排気側逆止弁18dにより、排気通路18bからポンプ室18内へのガスの吸入が抑制される。
さらに、図3(D)に示されるように、偏心カム13aが時計回りに270度回動すると、コネクティング部材14が他方のポンプ室18側に水平方向に移動することにより、他方のダイヤフラム16がポンプ室18の容積を縮小させて排気行程になるとともに、一方のダイヤフラム15がポンプ室17の容積を拡大させて吸気行程になる。次いで、偏心カム13aが時計回りに360度回動すると、図3(A)に示されるように、一方のダイヤフラム15が下死点に至ると共に、他方のダイヤフラム16が上死点に至る。この図3(C)の状態から図3(A)の状態に至る間、すなわち、一方のダイヤフラム15が上死点から下死点に至り、他方のダイヤフラム16が下死点から上死点に至る間は、減圧対象物からのガスが吸気通路17aから吸気側逆止弁17cを介して吸気行程中の一方のポンプ室17内に吸引され、排気行程中の他方のポンプ室18内のガスが排気側逆止弁18dから排気通路18bに排気される。このとき、一方のポンプ室17では、排気側逆止弁17dにより、排気通路17bからポンプ室17へのガスの吸入が抑制され、他方のポンプ室18では、吸気側逆止弁18cにより、ポンプ室18から吸気通路18aへのガスの排出が抑制される。このように、モータ12によってカムシャフト12aを回転させることにより、両ポンプ室17,18が交互に吸気行程と排気行程とを繰り返し、両ポンプ室17,18を直列に接続した状態で減圧対象物の排気操作を行うことができる。
本形態例では、図4乃至図5に示されるように、上述のモータ12を備えた第1のダイヤフラム真空ポンプユニット11aとモータ12を持たない第2のダイヤフラム真空ポンプユニット11bとを上下に積み重ね、2台のダイヤフラム真空ポンプユニット11a,11bのスプロケット23,23に、歯付きベルト2を掛け回してカムシャフト12a,12aを同期回転させることにより、ダイヤフラム真空ポンプ1を形成する。ダイヤフラム真空ポンプ1は、図6に示されるように上段の第2のダイヤフラム真空ポンプユニット11bの一方のポンプ室P1の吸気通路17aに減圧対象物を接続し、該一方のポンプ室P1の排気通路17bと、第2のダイヤフラム真空ポンプユニット11bの他方のポンプ室P2の吸気通路18aとを連結管311で接続し、該ポンプ室P2の排気通路18bと下段の第1のダイヤフラム真空ポンプ11aの一方のポンプ室P4の吸気通路17aとを連結管312で接続し、該ポンプ室P4の排気通路17bと第1のダイヤフラム真空ポンプユニット11aの他方のポンプ室P3の吸気通路18aとを連結管313で接続する。このように各ポンプ室P1〜P4を接続した状態でモータ12を作動させることにより、ポンプ室P1の吸気通路に接続された減圧対象物が減圧され、ポンプ室P3の排気通路18bから排気される。
本形態例は上述のように、各ダイヤフラム真空ポンプユニット11a,11bについては、一対のポンプ室17,18を水平方向に並設し、カムシャフト12aの回転によって作動する1つのクランク機構13で一対のポンプ室17,18を作動させることから、ダイヤフラム真空ポンプユニット11a,11bを小型化することができる。また、ダイヤフラム真空ポンプユニット11a,11bを上下方向に重ねて連結し、第1のダイヤフラム真空ポンプユニット11aのカムシャフト12aをモータ12で駆動するとともに、両ユニット11a,11bのカムシャフト12aを歯付きベルト2で連結してダイヤフラム真空ポンプ1を形成することにより、到達真空度の向上を図ることができると共に、装置を小型化し、設置面積を小さくすることができる。
また、連結管31を、コ字状に形成した透明で耐薬品性の高いフッ素樹脂等の樹脂製のパイプで形成したことにより、連結管31を排気通路17bと吸気通路18aとに簡便かつ確実に接続できるとともに、Oリング31cを備えた連結部31aにより高いシール性を確保することができる。さらに、運転時におけるポンプ室内部の結露や汚れの状態を把握できることから、メンテナンスのタイミングを確認することができる。
図7及び図8は、本発明の他の形態例を示すもので、第1形態例と同様の構成要素を示すものには、同一の符号をそれぞれ付して、その詳細な説明は省略する。
図7は、本発明の第2形態例を示すもので、本形態例では、上段に配置されたダイヤフラム真空ポンプユニット11bにおけるポンプ室P1の排気通路17bとポンプ室P2の吸気通路18aとを連結管314で連結するとともに、下段に配置された真空ポンプユニット11aにおけるポンプ室P3の排気通路18bとポンプ室P4の吸気通路17aとを連結管315で連結し、ポンプ室P2とポンプ室P4の排気通路18b,17b同士を連結管316で連結し、ポンプ室P1とポンプ室P3の吸気通路17a,18a同士を連結管317で連結する。また、連結管317には、減圧対象物が連結され、連結管31fには排気管が連結される。これにより、両ポンプユニット11a,11bを並列に接続した状態で使用することができ、減圧対象物からの排気速度を向上させることができる。
図8は、本発明の第3形態例を示すもので、本形態例では、上段に配置されたダイヤフラム真空ポンプユニット11bにおけるポンプ室P1の吸気通路17aとポンプ室P2の吸気通路18aとを連結管318で連結し、ポンプ室P1の排気通路17bとポンプ室P2の排気通路18bとを連結管319で連結するとともに、下段に配置された真空ポンプユニット11aにおけるポンプ室P3の吸気通路18aとポンプ室P4の吸気通路17aとを連結管320で連結し、ポンプ室P3の排気通路18bとポンプ室P4の排気通路17bとを連結管321で連結する。さらに、連結管318と連結管320とを連結管322で連結し、該連結管322に減圧対象物を連結し、連結管319と連結管321とを連結管323に連結し、該連結管323に排気管を接続する。これにより、4個のポンプ室の全てを並列状態で使用することができ、減圧対象物からの排気速度を更に向上させることができる。
上述のように本発明のダイヤフラム真空ポンプ1は、連結管の接続を適宜組み替えることにより、使用目的に合わせて排気量と真空度を変更することができる。
なお、本発明は上述の各形態例に限るものではなく、ダイヤフラム真空ポンプユニットを上下に2段以上積み重ねて連結してダイヤフラム真空ポンプを形成することもできる。
1…ダイヤフラム真空ポンプ、2…歯付きベルト、11a,11b…ダイヤフラム真空ポンプユニット、12…モータ、12a…カムシャフト、12b…出力軸、13…クランク機構、13a…偏心カム、13b…第1ベアリング、13c…従動部材、13d…第2ベアリング、13e…連結ピン、13f…大径部、13g…小径部、14…コネクティング部材、14a…枠部材、14b…板部材、14c…挿通孔、14d…連結ピン嵌合孔、14e…装着部、15,16…ダイヤフラム、15a,16a…薄肉部、15b,16b…係合突部、17,18…ポンプ室、17a,18a…吸気通路、17b,18b…排気通路、17c,18c…吸気側逆止弁、17d,18c…排気側逆止弁、19…シール材、21…ケーシング、21a,21b…側面、21c…ダイヤフラム取付部、21d…外周突部、21e…周溝、22…軸受ハウジング、22a…ベアリング、23…スプロケット、24…バランサー、25…カバー部材、25a…外周フランジ部、25b…押圧部、25c…球面状凹部、25d…吸気通路用ボス部、25e…排気通路用ボス部、25f…吸気孔、25g…排気孔、31…連結管、31a…連結部、31b…他端側開口部、31c…Oリング

Claims (1)

  1. 両端部がケーシングに回転可能に支持されたカムシャフトと、該カムシャフトの回転によって作動するクランク機構と、該クランク機構によって前記カムシャフトの軸線に直行する水平方向に往復動するコネクティング部材と、該コネクティング部材の両端部にそれぞれ取り付けられたダイヤフラムと、該ダイヤフラムの作動により容積が拡縮する一対のポンプ室と、各ポンプ室に連通する吸気通路及び排気通路と、前記ポンプ室から前記吸気通路への流体の逆流を規制する吸気側逆止弁と、前記排気通路から前記ポンプ室への流体の逆流を規制する排気側逆止弁とを備えたダイヤフラム真空ポンプユニットを形成し、該ダイヤフラム真空ポンプユニットを上下方向に複数段積み重ね、上下に隣接する前記ダイヤフラム真空ポンプユニットの前記カムシャフト同士を歯付きベルトで連結すると共に、一つのダイヤフラム真空ポンプユニットの前記カムシャフトをモータに接続し
    一方のポンプ室の前記排気通路と他方のポンプ室の前記吸気通路とを、コ字状に形成した透明で耐薬品性を備える樹脂製のパイプで形成され、両端部にシール部材を介して前記吸気通路又は前記排気通路に着脱可能に接続される連結部がそれぞれ一体に設けられた連結管で接続したことを特徴とするダイヤフラム真空ポンプ。
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