JP6348442B2 - 鳥害防止具 - Google Patents
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Description
また、本発明の鳥害防止具は、第1筒状部が第2筒状部に嵌合されるとき、突起が長孔に挿入された状態で嵌合される。そのため、第1筒状部と第2筒状部とが軸方向に沿ってずれたり、これらが円周方向に回転したり、第1筒状部の軸と第2筒状部の軸とが傾斜するように回転したりすることが防止される。そのため、本発明の鳥害防止具は、一度連結するとはずれにくくなるので、安定して連結状態を保つことができる。
次に、請求項2に記載したように、本体部は、この本体部の長手方向に垂直な断面形状が円弧形状であってもよい。
このようにすると、第2脚部が重くなって錘になるので、鳥害防止具を安定的に電線に取り付けることができる。この結果、鳥害忌避部を一定の方向に向けることができる。
図1Aに示すように、本実施形態の鳥害防止具1は、本体部2と、第1取付部3と、第2取付部4と、鳥害忌避部5とを備えている。
本実施形態の鳥害防止具1は、本体部2、第1取付部3、第2取付部4、鳥害忌避部5が合成樹脂によって一体に形成されている。
図1Aに示すように、まず、第1取付部3が備える第1案内部34を間接作業用工具で掴んで、第1案内部34を電線ELに当てる。そして、一対の第1脚部32の間に電線ELが入り込むように第1取付部3を電線ELに押し当てれば、電線ELは、第1脚部32を開きながら第1脚部32の間を進み、第1筒状部30内に押し込まれる。すると、鳥害防止具1は、第1取付部3を介して電線ELに取り付けられる。
このようにすると、複数の鳥害防止具1が連結された状態で電線ELに取り付けられる。
本実施形態の鳥害防止具1は、第1案内部34を間接作業用工具で掴んで第1取付部3を電線ELに押し当てることで、電線ELに取り付けることができる。また、本実施形態の鳥害防止具1は、第2案内部44を間接作業用工具で掴んで、先に電線ELに取り付けられていた連結先の鳥害防止具1の第1筒状部30に第2取付部4を押し当てることで、連結先の鳥害防止具1に連結しながら、電線ELに取り付けることができる。したがって、本実施形態の鳥害防止具1は、間接作業用工具を用いても、連結して電線ELへ取り付ける作業を容易に行うことができる。
また、本体部2が、円弧形状に形成されているので、軸方向に押しても曲がりにくい(いわゆるコシがある)。そのため、本実施形態の鳥害防止具1は、電線ELの長手方向の一箇所で鳥害防止具1の電線ELへの取り付け作業を行った後、鳥害防止具1を電線ELの長手方向に送る作業を容易に行うことができるので、複数の鳥害防止具1を電線ELに簡単に取り付けることができる。
以上、実施形態について説明したが、特許請求の範囲に記載された発明は、上記実施形態に限定されることなく、種々の形態を採り得ることは言うまでもない。
5… 鳥害忌避部 30… 第1筒状部 31… 第1割目 32… 第1脚部
34… 第1案内部 35… 突起 40… 第2筒状部 41… 第2割目
42… 第2脚部 44… 第2案内部 45… 長孔 46… フランジ
50… 支柱部 52… 線状部材 420… 係合孔 422… 係合片 EL… 電線
Claims (5)
- 少なくとも電線ELを含む架設体に沿って配置される本体部と、
前記本体部の長手方向の一端側に設けられ、前記架設体を通すことが可能な筒形状に形成された第1筒状部を有する第1取付部と、
前記本体部の長手方向の他端側に設けられ、前記第1筒状部が嵌る大きさの筒形状に形成された第2筒状部を有する第2取付部と、
前記本体部、前記第1取付部、又は前記第2取付部のうち少なくとも一に設置される鳥害忌避部と、
を備え、
前記第1筒状部は、
当該第1取付部に通された前記架設体からみて前記本体部が配置される側とは反対側に設けられた第1割目を有し、
前記第2筒状部は、
当該第2取付部に嵌められた前記第1取付部に通された前記架設体からみて前記本体部が配置される側とは反対側に設けられた第2割目を有し、
前記第1取付部は、
前記第1筒状部の外周面であって前記第1割目を挟んだ両側の外周面上に立設された一対の第1脚部と、
前記第1脚部の遊端側に設けられ、前記第1脚部の間に前記架設体を案内する第1案内部と、
を備え、
前記第2取付部は、
前記第2筒状部の外周面であって前記第2割目を挟んだ両側の外周面上に立設された一対の第2脚部と、
前記第2脚部の遊端側に設けられ、前記第2脚部の間に前記第1筒状部を案内する第2案内部と
を備え、
前記第1筒状部は、
前記第1筒状部の周方向に沿った円弧形状の突起であって、前記第1割目から見て前記第1脚部よりも外側の当該第1筒状部の外周面上にそれぞれ設けられた突起を備え、
前記第2筒状部は、
当該第2筒状部の中心軸に垂直な断面に沿って、当該第2筒状部から前記第2脚部まで連続する長孔を有する
ことを特徴とする鳥害防止具。 - 請求項1に記載の鳥害防止具において、
前記本体部は、当該本体部の長手方向に垂直な断面形状が円弧形状であることを特徴とする鳥害防止具。 - 請求項1又は請求項2に記載の鳥害防止具において、
前記第2取付部は、
前記第1筒状部を前記第2筒状部に嵌合させた状態で、一対の前記第2脚部を閉じると、一対の前記第2脚部を固定する固定部を有することを特徴とする鳥害防止具。 - 請求項1〜3のいずれか一項に記載の鳥害防止具において、
前記第2脚部は、前記第1脚部に比べて大きな形状に形成されていることを特徴とする鳥害防止具。 - 請求項1〜4のいずれか一項に記載の鳥害防止具において、
前記鳥害忌避部は、
複数の支柱部と、
それぞれの前記支柱部の間に張られた線状部材と
を備えることを特徴とする鳥害防止具。
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