JP6348442B2 - 鳥害防止具 - Google Patents

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Description

本発明は、鳥害防止具に関する。
例えば特許文献1に記載された鳥害防止具は、電線に沿って配置される本体部を備えている。また、この鳥害防止具は、本体部の長手方向の両端に、リング状に形成された取付部を備えている。各取付部は、半円状に形成された2つの半円部材で形成されている。これら半円部材は、周方向の一端側で互いに回動可能に連結されており、他端側を互いに係合させることでリングを形成する。この鳥害防止具は、各取付部を構成する2つの半円部材を開き、2つの半円部材の内側に電線を位置させ、その後2つの半円部材を閉じることで、電線に取り付けられる。
上述の鳥害防止具は、他方の鳥害防止具と連結するための構成として、各取付部材の縁部であって、本体の長手方向に沿った方向でみて鳥害防止具全体の両端に位置する各縁部に、各取付部材の円周方向沿って設けられた凹部又は凸部のいずれかを備えている。これら凹部及び凸部は、各鳥害防止具が取付部の軸周りに互いに自由に回動できるように2つの鳥害防止具を連結する。これら鳥害防止具は、一方の鳥害防止具が備える取付部の凹部と他方の鳥害防止具が備える取付部の凸部とを係合させながら、各取付部に電線を通すことで、連結した状態で電線に取り付けられる。
特開2013−165651号公報
間接活線での作業は、間接作業用工具を使って行われる。また、上述した鳥害防止具は、電線へ取り付ける場合、リング形状の取付部材を構成する2つの半円部材の端部を係合させる必要がある。しかし、この係合を行うには、一方の半円部材に設けられた係合片を、他方の半円部材に設けられた係合孔に挿入する細かい作業が必要とされ、しかも、この細かい作業を、間接作業用工具を用いて行う必要があった。そのため、上述した鳥害防止具を電線に取り付ける取付作業は、大変困難なものであった。
また、上述の鳥害防止具は、連結して電線に設置しようとした場合、凹部と凸部とを噛み合わせる細かい位置調整が必要とされ、しかも、この位置調整を、間接作業用工具を用いて行う必要があった。そのため、上述した鳥害防止具を連結しながら電線へ取り付ける作業は、一層困難なものであった。
本発明は、間接作業用工具を用いても、連結して電線へ取り付ける作業を容易に行うことができる鳥害防止具を提供することを目的とする。
請求項1に記載の鳥害防止具は、少なくとも電線を含む架設体に沿って配置される本体部と、前記本体部の長手方向の一端側に設けられ、前記架設体を通すことが可能な筒形状に形成された第1筒状部を有する第1取付部と、前記本体部の長手方向の他端側に設けられ、前記第1筒状部が嵌る大きさの筒形状に形成された第2筒状部を有する第2取付部と、前記本体部、前記第1取付部、又は前記第2取付部のうち少なくとも一に設置される鳥害忌避部と、を備え、前記第1筒状部は、当該第1取付部に通された前記架設体からみて前記本体部が配置される側とは反対側に設けられた第1割目を有し、前記第2筒状部は、当該第2取付部に嵌められた前記第1取付部に通された前記架設体からみて前記本体部が配置される側とは反対側に設けられた第2割目を有し、前記第1取付部は、前記第1筒状部の外周面であって前記第1割目を挟んだ両側の外周面上に立設された一対の第1脚部と、前記第1脚部の遊端側に設けられ、前記第1脚部の間に前記架設体を案内する第1案内部と、を備え、前記第2取付部は、前記第2筒状部の外周面であって前記第2割目を挟んだ両側の外周面上に立設された一対の第2脚部と、前記第2脚部の遊端側に設けられ、前記第2脚部の間に前記第1筒状部を案内する第2案内部とを備え、前記第1筒状部は、前記第1筒状部の周方向に沿った円弧形状の突起であって、前記第1割目から見て前記第1脚部よりも外側の当該第1筒状部の外周面上にそれぞれ設けられた突起を備え、前記第2筒状部は、当該第2筒状部の中心軸に垂直な断面に沿って、当該第2筒状部から前記第2脚部まで連続する長孔を有することを特徴とする。
これによると、第1取付部が備える第1案内部を間接作業用工具で掴んで、第1案内部を架設体に当て、一対の第1脚部の間に架設体が入り込むように第1取付部を架設体に押し当てれば、架設体は、第1脚部を開きながら第1脚部の間を進み、第1筒状部内に押し込まれる。また、第2取付部が備える第2案内部を間接作業用工具で掴んで、第2案内部を、連結する鳥害防止具が備える第1筒状部に当て、一対の第2脚部の間に第1筒状部が入り込むように第2取付部を第1筒状部に押し当てれば、連結先の鳥害防止具が備える第1筒状部は、第2脚部を開きながら第2脚部の間を進み、第2筒状部内に押し込まれる。また、第1筒状部が第2筒状部に押し込まれるとき、第1筒状部に設けられた突起は、第1筒状部が第2脚部に挟まれているときに長孔に入る。その後、第1筒状部が第2筒状部にさらに押し込まれると、第1筒状部は、長孔に入った突起によって案内され、第2筒状部に嵌合される。このとき、第1筒状部は、突起が長孔に入った状態で第2筒状部に嵌合される。
このように、本発明の鳥害防止具は、第1案内部を間接作業用工具で掴んで第1取付部を架設体に押し当てることで、架設体に取り付けることができる。また、本発明の鳥害防止具は、第2案内部を間接作業用工具で掴んで、先に架設体に取り付けられていた連結先の鳥害防止具の第1取付部に第2取付部を押し当てることで、連結先の鳥害防止具に連結しながら、架設体に取り付けることができる。
したがって、本発明の鳥害防止具は、間接作業用工具を用いても、連結して架設体へ取り付ける作業を容易に行うことができる。
また、本発明の鳥害防止具は、第1筒状部が第2筒状部に嵌合されるとき、突起が長孔に挿入された状態で嵌合される。そのため、第1筒状部と第2筒状部とが軸方向に沿ってずれたり、これらが円周方向に回転したり、第1筒状部の軸と第2筒状部の軸とが傾斜するように回転したりすることが防止される。そのため、本発明の鳥害防止具は、一度連結するとはずれにくくなるので、安定して連結状態を保つことができる。
さらに、本発明の鳥害防止具は、連結されると、突起が長孔から見える状態になるので、連結されているか否かを容易に判別することができる。
次に、請求項2に記載したように、本体部は、この本体部の長手方向に垂直な断面形状が円弧形状であってもよい。
このようにすると、本体部は、軸方向に押しても曲がりにくいので(いわゆるコシがあるので)、連結された鳥害防止具は、電線に取り付けたまま電線の長手方向に沿って送り出す作業を行うことができる。
次に、請求項3に記載したように、第2取付部は、第1筒状部を第2筒状部に嵌合させた状態で一対の第2脚部を閉じると、一対の第2脚部を固定する固定部を有するものであってもよい。
このようにすると、第1筒状部を第2筒状部に嵌合させた後に第2脚部を固定すると、第1筒状部が第2筒状部から抜けにくくなるので、鳥害防止具をより強固に連結することができる。
次に、請求項4に記載したように、第2脚部は、第1脚部に比べて大きな形状に形成してもよい。
このようにすると、第2脚部が重くなって錘になるので、鳥害防止具を安定的に電線に取り付けることができる。この結果、鳥害忌避部を一定の方向に向けることができる。
次に、請求項5に記載したように、鳥害忌避部は、複数の支柱部と、それぞれの支柱部の間に張られた線状部材とを備えるものでもよいが、これに限られるものではない。
図1Aは、本実施形態の鳥害防止具の正面図である。図1Bは、本実施形態の鳥害防止具の左側面図である。図1Cは、本実施形態の鳥害防止具の右側面図である。 本実施形態の鳥害防止具を連結したものの正面図である。 図2中の符号αで示した部分を拡大した拡大図で、第1筒状部のうち第2筒状部に連結される部分を透過させた透過図である。 図4Aは、第1筒状部に第2筒状部を嵌合させる様子を示す模式図で、嵌合前の様子を示している。図4Bは、第1筒状部に第2筒状部を嵌合させる様子を示す模式図で、嵌合中の様子を示している。図4Cは、第1筒状部に第2筒状部を嵌合させる様子を示す模式図で、嵌合後の様子を示している。
以下に本発明の例示的な実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1Aに示すように、本実施形態の鳥害防止具1は、本体部2と、第1取付部3と、第2取付部4と、鳥害忌避部5とを備えている。
本体部2は、立体の3軸のうち1軸方向の長さが他の2軸方向の長さに比べ長い形状に形成されており、図1Cに示すように、長手方向に垂直な断面形状が円弧状になるように形成されている。この本体部2は、図2に示すように、鳥害防止具1が電線ELに取り付けられるとき、電線ELに沿って配置されるとともに電線EL上に被せられる。
図1Aに示すように、第1取付部3は、本体部2の長手方向の一端側に設けられている。この第1取付部3は、第1筒状部30と、第1脚部32と、第1案内部34とを備えている。
第1筒状部30は、図1Bに示すように、電線ELを通すことができる大きさの筒形状に形成されている。この第1筒状部30に対し本体部2は、第1筒状部30の一方の筒口を形成する部分の縁部に、第1筒状部30の軸方向に沿って突き当たるように連結されている。第1筒状部30及び本体部2は同じ曲率で円及び円弧をなしており、第1筒状部30及び本体部2は、これらの中心軸が一致するように一体に形成されている。第1筒状部30は、第1筒状部30に通された電線ELからみて本体部2が配置される側とは反対側(第1筒状部30の中心軸から見て本体部2が取り付けられる側とは反対側)に設けられた第1割目31を有する。第1筒状部30は、第1筒状部30の周方向に沿った円弧形状の突起35を備えている。この突起35は、第1割目31から見て後述する第1脚部32よりも外側の第1筒状部30の外周面上にそれぞれ設けられている。
第1脚部32は、一対備えられており、第1筒状部30の外周面であって第1割目31を挟んだ両側の外周面上にそれぞれ立設されている。第1案内部34は、第1脚部32の遊端側に設けられ、第1脚部32の間に電線ELを案内するため、八の字状に開いた形状に形成されている。
図1Aに示すように、第2取付部4は、本体部2の長手方向の他端側に設けられている。この第2取付部4は、第2筒状部40と、第2脚部42と、第2案内部44とを備えている。
図1Cに示すように、第2筒状部40は、第1筒状部30よりも径が大きい筒状に形成されており、その内部に同軸状に第1筒状部30が嵌る大きさに形成されている。第2筒状部40は、第2筒状部40の一方の筒口側で本体部2が拡径して、本体部2に連結されている。第2筒状部40と本体部2とは、これらの中心軸が一致するように一体に形成されている。第2筒状部40は、図4Cに示すように、第2筒状部40に嵌められた第1筒状部30に通された電線ELからみて本体部2が配置される側とは反対側(第2筒状部40の中心軸から見て本体部2が取り付けられる側とは反対側)に設けられた第2割目41を有する。また、第2筒状部40及び後述する第2脚部42は、図1Aに示すように、第2筒状部40の中心軸に垂直な断面に沿って、第2筒状部40から第2脚部42まで連続する長孔45を有する。この長孔45の周囲にはフランジ46が形成されている。
第2脚部42は、図1Cに示すように、一対備えられており、第2筒状部40の外周面であって第2割目41を挟んだ両側の外周面上にそれぞれ立設されている。この第2脚部42は、第1脚部32よりも大きな形状に形成されている。第2案内部44は、第2脚部42の遊端側に設けられ、第2脚部42の間に電線ELを案内するため、八の字状に開いた形状に形成されている。一方の第2脚部42には係合孔420が設けられており、他方の第2脚部42には、この係合孔420に係合する係合片422が設けられている。一対の第2脚部42を閉じると係合片422が係合孔420に係合して、一対の第2脚部42が、開かないように固定される。これら係合孔420と係合片422が本発明の固定部に相当する。
鳥害忌避部5は、第1筒状部30近傍及び第2筒状部40から立設された支柱部50と、支柱部50の間に張られた線状部材52とを備えている。
本実施形態の鳥害防止具1は、本体部2、第1取付部3、第2取付部4、鳥害忌避部5が合成樹脂によって一体に形成されている。
以上のように構成された鳥害防止具1は、図2に示すように、他の鳥害防止具1と連結しつつ電線ELに取り付けられる。このとき、図3に示すように、一方の鳥害防止具1の第1筒状部30が、他方の鳥害防止具1の40に嵌め合わされ、一方の鳥害防止具1の突起35が、他方の鳥害防止具1の長孔45に嵌合される。
ここで、鳥害防止具1を、他の鳥害防止具1と連結しながら電線ELに取り付ける方法について説明する。
図1Aに示すように、まず、第1取付部3が備える第1案内部34を間接作業用工具で掴んで、第1案内部34を電線ELに当てる。そして、一対の第1脚部32の間に電線ELが入り込むように第1取付部3を電線ELに押し当てれば、電線ELは、第1脚部32を開きながら第1脚部32の間を進み、第1筒状部30内に押し込まれる。すると、鳥害防止具1は、第1取付部3を介して電線ELに取り付けられる。
次に、図4Aに示すように、第2取付部4が備える第2案内部44を間接作業用工具で掴んで、第2案内部44を、連結する鳥害防止具が備える第1筒状部30に当てる。そして、図4Bに示すように、一対の第2脚部42の間に第1筒状部30が入り込むように第2取付部4を第1筒状部30に押し当てる。すると、連結先の鳥害防止具1が備える第1筒状部30は、第2脚部42を開きながら第2脚部42の間を進み、図4Cに示すように、第2筒状部40内に押し込まれる。また、第1筒状部30が第2筒状部40に押し込まれるとき、第1筒状部30に設けられた突起35は、第1筒状部30が第2脚部42に挟まれているときに長孔45に入る。その後、第1筒状部30が第2筒状部40にさらに押し込まれると、第1筒状部30は、長孔45に入った突起35によって案内され、第2筒状部40に嵌合される。このとき、第1筒状部30は、図3に示すように、突起35が長孔45に入った状態で第2筒状部40に嵌合される。
その後、先に連結した鳥害防止具1と、最後に連結した鳥害防止具1とを、電線ELに沿って押し、スペースが空いたら、別の鳥害防止具1を取り付ける。。
このようにすると、複数の鳥害防止具1が連結された状態で電線ELに取り付けられる。
以上説明した鳥害防止具1の特徴的な作用効果について以下説明する。
本実施形態の鳥害防止具1は、第1案内部34を間接作業用工具で掴んで第1取付部3を電線ELに押し当てることで、電線ELに取り付けることができる。また、本実施形態の鳥害防止具1は、第2案内部44を間接作業用工具で掴んで、先に電線ELに取り付けられていた連結先の鳥害防止具1の第1筒状部30に第2取付部4を押し当てることで、連結先の鳥害防止具1に連結しながら、電線ELに取り付けることができる。したがって、本実施形態の鳥害防止具1は、間接作業用工具を用いても、連結して電線ELへ取り付ける作業を容易に行うことができる。
また、本実施形態の鳥害防止具1は、第1筒状部30が第2筒状部40に嵌合されるとき、突起35が長孔45に挿入された状態で嵌合される(図3参照)。そのため、第1筒状部30と第2筒状部40とが軸方向に沿ってずれたり、これらが円周方向に回転したり、第1筒状部30の軸と第2筒状部40の軸とが傾斜するように回転したりすることが防止される。そのため、本実施形態の鳥害防止具1は、一度連結するとはずれにくくなるので、安定して連結状態を保つことができる。
さらに、本実施形態の鳥害防止具1は、連結されると、突起35が長孔45から見える状態になるので、連結されているか否かを容易に判別することができる。
また、本体部2が、円弧形状に形成されているので、軸方向に押しても曲がりにくい(いわゆるコシがある)。そのため、本実施形態の鳥害防止具1は、電線ELの長手方向の一箇所で鳥害防止具1の電線ELへの取り付け作業を行った後、鳥害防止具1を電線ELの長手方向に送る作業を容易に行うことができるので、複数の鳥害防止具1を電線ELに簡単に取り付けることができる。
また、鳥害防止具1は、第1筒状部30を第2筒状部40に嵌合させた状態で、一対の第2脚部42を閉じると、係合片422が係合孔420に係合して、これら一対の第2脚部42を固定する。このようにすると、本実施形態の鳥害防止具1を確実に電線ELに固定することができる。
また、鳥害防止具1は、第2脚部42が第1脚部32に比べて大きな形状に形成されているので、この第2脚部42が錘になって、鳥害忌避部5を安定的に上方に向けることができる。
[他の実施形態]
以上、実施形態について説明したが、特許請求の範囲に記載された発明は、上記実施形態に限定されることなく、種々の形態を採り得ることは言うまでもない。
(1)上記実施形態では、第1取付部3及び第2取付部4から立設された支柱部50と、支柱部50の間に張られた線状部材52とを備える鳥害忌避部5を示したが、これに限るものではない。線状部材52は、例えば、断面形状が、円面形状のものでもよいし、△形状のものでもよい。また線状部材52は、直線形状であってよいが、波線形状でもよいし、長手方向に沿って拡縮を繰り返す形状であってもよい。
(2)本発明の各構成要素は概念的なものであり、上記実施形態に限定されない。例えば、1つの構成要素が有する機能を複数の構成要素に分散させたり、複数の構成要素が有する機能を1つの構成要素に統合したりしてもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、同様の機能を有する公知の構成に置き換えてもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加、置換等してもよい。
1… 鳥害防止具 2… 本体部 3… 第1取付部 4… 第2取付部
5… 鳥害忌避部 30… 第1筒状部 31… 第1割目 32… 第1脚部
34… 第1案内部 35… 突起 40… 第2筒状部 41… 第2割目
42… 第2脚部 44… 第2案内部 45… 長孔 46… フランジ
50… 支柱部 52… 線状部材 420… 係合孔 422… 係合片 EL… 電線

Claims (5)

  1. 少なくとも電線ELを含む架設体に沿って配置される本体部と、
    前記本体部の長手方向の一端側に設けられ、前記架設体を通すことが可能な筒形状に形成された第1筒状部を有する第1取付部と、
    前記本体部の長手方向の他端側に設けられ、前記第1筒状部が嵌る大きさの筒形状に形成された第2筒状部を有する第2取付部と、
    前記本体部、前記第1取付部、又は前記第2取付部のうち少なくとも一に設置される鳥害忌避部と、
    を備え、
    前記第1筒状部は、
    当該第1取付部に通された前記架設体からみて前記本体部が配置される側とは反対側に設けられた第1割目を有し、
    前記第2筒状部は、
    当該第2取付部に嵌められた前記第1取付部に通された前記架設体からみて前記本体部が配置される側とは反対側に設けられた第2割目を有し、
    前記第1取付部は、
    前記第1筒状部の外周面であって前記第1割目を挟んだ両側の外周面上に立設された一対の第1脚部と、
    前記第1脚部の遊端側に設けられ、前記第1脚部の間に前記架設体を案内する第1案内部と、
    を備え、
    前記第2取付部は、
    前記第2筒状部の外周面であって前記第2割目を挟んだ両側の外周面上に立設された一対の第2脚部と、
    前記第2脚部の遊端側に設けられ、前記第2脚部の間に前記第1筒状部を案内する第2案内部と
    を備え、
    前記第1筒状部は、
    前記第1筒状部の周方向に沿った円弧形状の突起であって、前記第1割目から見て前記第1脚部よりも外側の当該第1筒状部の外周面上にそれぞれ設けられた突起を備え、
    前記第2筒状部は、
    当該第2筒状部の中心軸に垂直な断面に沿って、当該第2筒状部から前記第2脚部まで連続する長孔を有する
    ことを特徴とする鳥害防止具。
  2. 請求項1に記載の鳥害防止具において、
    前記本体部は、当該本体部の長手方向に垂直な断面形状が円弧形状であることを特徴とする鳥害防止具。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の鳥害防止具において、
    前記第2取付部は、
    前記第1筒状部を前記第2筒状部に嵌合させた状態で、一対の前記第2脚部を閉じると、一対の前記第2脚部を固定する固定部を有することを特徴とする鳥害防止具。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の鳥害防止具において、
    前記第2脚部は、前記第1脚部に比べて大きな形状に形成されていることを特徴とする鳥害防止具。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の鳥害防止具において、
    前記鳥害忌避部は、
    複数の支柱部と、
    それぞれの前記支柱部の間に張られた線状部材と
    を備えることを特徴とする鳥害防止具。
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