JP6713328B2 - 保護部材の固定構造 - Google Patents

保護部材の固定構造 Download PDF

Info

Publication number
JP6713328B2
JP6713328B2 JP2016076085A JP2016076085A JP6713328B2 JP 6713328 B2 JP6713328 B2 JP 6713328B2 JP 2016076085 A JP2016076085 A JP 2016076085A JP 2016076085 A JP2016076085 A JP 2016076085A JP 6713328 B2 JP6713328 B2 JP 6713328B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fixing
long
protection
protective
protection member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016076085A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017187106A (ja
Inventor
敦星 太田
敦星 太田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Cable System Inc
Hi Lex Corp
Original Assignee
Nippon Cable System Inc
Hi Lex Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Cable System Inc, Hi Lex Corp filed Critical Nippon Cable System Inc
Priority to JP2016076085A priority Critical patent/JP6713328B2/ja
Publication of JP2017187106A publication Critical patent/JP2017187106A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6713328B2 publication Critical patent/JP6713328B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、保護部材を長尺部材に固定するための、保護部材の固定構造に関する。
長尺部材と、螺旋体により構成された筒状の保護部材と、保護部材の端部を長尺部材に固定する固定部材と、を備える保護部材の固定構造が知られている。例えば、特許文献1では、ワイヤーハーネスと、ワイヤーハーネスの外周に螺旋状に巻回されたスパイラルチューブと、スパイラルチューブの端部をワイヤーハーネスに固定する粘着テープと、を備える保護部材の固定構造が開示されている。
特開2008−167558号公報
特許文献1のように、固定部材を粘着テープとすると、粘着テープを長尺部材の軸周りに複数回巻き付ける必要があり製造性が悪い。よって、保護部材を容易に長尺部材に固定できる保護部材の固定構造が求められている。
そこで、本発明の目的は、保護部材を容易に長尺部材に固定することができる保護部材の固定構造を提供することにある。
本発明の保護部材の固定構造は、長尺部材と、前記長尺部材の外周に設けられ、螺旋体により構成された筒状の保護部材と、前記長尺部材が挿通される貫通孔を有し、前記保護部材の端部を前記長尺部材に固定する固定部材と、を備える保護部材の固定構造であって、前記固定部材は、前記貫通孔の一方側の開口と連通する連通部と、前記連通部と一端が連通し、前記長尺部材と前記保護部材とを収容可能な収容部と、前記収容部の他端に設けられ、前記長尺部材と前記保護部材とが挿入可能な挿入口部と、を備え、前記収容部は、前記収容部を囲繞する内壁部と、前記長尺部材が前記貫通孔に貫通した状態で、前記長尺部材と前記保護部材とを収容した際に、前記長尺部材と前記保護部材との間に介在可能な介在部とを有し、前記介在部は、前記固定部材の径方向の外側に向かって突出する複数の外側突起部を有し、前記固定部材は、挿通された前記保護部材の内周面によって前記介在部が押圧されることで生じる、前記長尺部材側への押圧力で前記長尺部材を固定し、前記保護部材の端部は、前記複数の外側突起部の少なくとも一つが前記保護部材の螺旋ピッチ間の隙間に係合することにより前記固定部材に固定される。
本発明の保護部材の固定構造によれば、保護部材を容易に長尺部材に固定することができる。
本発明の保護部材の固定構造の一実施形態を示す部分断面図である。 図1の固定構造に用いられる固定部材の断面図である。 図1の固定構造に用いられる固定部材の斜視図である。 図1における領域Aの拡大図である。 図1の固定構造において、保護部材の端部が固定部材に取り付けられる前の状態を示す図である。
以下、図面を参照し、本発明の一実施形態の保護部材の固定構造を説明する。
図1に示されるように、本実施形態の保護部材の固定構造ST(以下、単に固定構造STという)は、長尺部材1と、長尺部材1の外周に設けられ、螺旋体により構成された筒状の保護部材2と、保護部材2の端部21を長尺部材1に固定する固定部材3と、を備えている。
固定構造STは、たとえば、二地点の間に延びる長尺部材1と、長尺部材1の延在方向で長尺部材1の外周の少なくとも一部を保護する保護部材2とを互いに固定するために用いられる。より具体的には、固定構造STは、長尺部材1の両端が固定される二地点の間の任意の中間において、長尺部材1の中間部と、保護部材2の端部21とを互いに固定するために用いられる。
長尺部材1は、二地点間に延びる筒状または棒状の部材である。長尺部材1は、一方の端部と他方の端部とこれらの両端部の間に位置する中間部とを有する。本実施形態では、長尺部材1は、コントロールケーブルである。コントロールケーブルは、一端が操作部に、他端が被操作部に接続されるインナーケーブル(図示せず)と、インナーケーブルが挿通される中空部を有するアウターケーシングと、を備える公知の構成を採用することができる。長尺部材1は、保護部材2との関係においては、アウターケーシングとして認識することもできる。この場合、アウターケーシングは図示しない操作部および被操作部の間に配索されている。なお、長尺部材1は、アウターケーシングに限定されず、たとえば、二地点間に延びるチューブや電線等の可撓性を有する部材や、パイプなどの剛性を有する部材であってもよい。
保護部材2は、長尺部材1の外周を保護する部材である。ここで、長尺部材1の外周を保護するとは、例えば、他の部材と長尺部材1とが直接接触することを防ぐことなどをいう。保護部材2は、長尺体が中心軸の周回り方向に回転しながら軸方向に延びる螺旋体により構成されている。螺旋体は、前記中心軸の周回り方向に1回転したときの始点と終点とが軸方向にずれた状態の繰返し単位を有し、前記繰返し単位が累積された構造となっている。螺旋体は、1の繰返し単位を構成する長尺体とその隣接した繰返し単位の長尺体との間に間隔を設けられても、設けられずに長尺体が密着した状態であってもよいが、螺旋体全体として湾曲した場合には、湾曲の外側において前記間隔が拡開することが好ましい。また、保護部材2は、全体が螺旋体で設けられる必要はなく、湾曲等の長尺部材1の形状に応じて、筒体と螺旋体とを軸方向に重ねて設けることもできるが、保護部材2の両端部に螺旋体が用いられるのが好ましい。本実施形態では、保護部材2は、合成樹脂や金属等、所定の材料で形成された帯状体を螺旋状にし、全体として筒状に形成されている。保護部材2は、長尺部材1の外周に保護部材2の種類に応じた取付方法で長尺部材1の延在方向に沿って取り付けられる。取り付けられた保護部材2には、図1に示されるように、所定の螺旋ピッチで隙間Gが形成される。
固定部材3は、保護部材2の端部21を、長尺部材1に固定するための部材である。後述するように、固定部材3の形状は、長尺部材1を内部に挿入し、かつ、長尺部材1の外周に設けられた保護部材2を内部に挿入できるように構成されていれば特に限定されない。本実施形態では、図1〜図3に示されるように、固定部材3は、略筒状に形成されている。固定部材3は、図2および図3に示されるように、長尺部材1が挿通される貫通孔H1を有し、保護部材2の端部を長尺部材1に固定するまでは、長尺部材1が挿通された状態で長尺部材1に沿って移動することができる(詳細は後述)。本実施形態では、固定部材3は、図2および図3に示されるように、筒状部31と、筒状部31の一端側において、径方向内側に突出した環状のフランジ部32とを備えている。貫通孔H1は、環状のフランジ部32の径方向内側に形成されている。固定部材3の材料は特に限定されず、たとえば、合成樹脂や金属を用いることができる。固定部材3は、長尺部材1に対する保護部材2の相対移動を防止することができる剛性を有する。
固定部材3は、図2に示されるように、貫通孔H1の一方側の開口と連通する連通部Cと、連通部Cと一端が連通し、長尺部材1と保護部材2とを収容可能な収容部Sと、収容部Sの他端に設けられ、長尺部材1と保護部材2とが挿入可能な挿入口部H2と、を備えている。
連通部Cは、貫通孔H1と収容部Sとの間の境界となる部位である。貫通孔H1と収容部Sとは、連通部Cを介して固定部材3の軸X方向に空間的に連続するように形成され、長尺部材1が通り抜けることができるようにされている。挿入口部H2は、保護部材2の端部21を固定部材3に挿入する際の入り口となる部分である。挿入口部H2は、長尺部材1に固定部材3を挿入する際の入り口として用いてもよい。すなわち、長尺部材1は、固定部材3の貫通孔H1または挿入口部H2のいずれか一方から挿入される。本実施形態では、略筒状の固定部材3の一端側に貫通孔H1が形成され、他端側に挿入口部H2が形成されている。貫通孔H1の径は、特に限定されないが、たとえば、長尺部材1の外径よりも大きく、保護部材2の内径よりも小さい径とすることができる。また、挿入口部H2の大きさは特に限定されないが、たとえば、保護部材2を挿入口部H2に挿入可能なように、保護部材2の外径よりも大きい開口径とすることができる。
収容部Sは、図2および図3に示されるように、収容部Sを囲繞する内壁部33と、長尺部材1が貫通孔H1に貫通した状態で、長尺部材1と保護部材2とを収容した際に、長尺部材1と保護部材2との間に介在可能な介在部34とを有している。
内壁部33は、収容部Sを画定する固定部材3の内周面である。内壁部33は、本実施形態では、図2および図3に示されるように、筒状部31の内周面であり、挿入口部H2と略同径に形成されている。内壁部33は、収容部Sに保護部材2が挿入されたときに、保護部材2の外周が当接する。本実施形態では、内壁部33は、図3に示されるように、滑らかな曲面状に形成されているが、収容部Sを囲繞し、保護部材2を収容可能であれば、凹凸や固定部材3の外周面と連通する貫通孔などが形成されていてもよい。筒状部31は、後述のように、介在部34を保護部材2と長尺部材1との間に介在させた際に、保護部材2が不必要に拡径しないように、介在部34により径方向外側に力が加わった保護部材2と当接するように内壁部33が設けられることが好ましい。
介在部34は、図1に示されるように、長尺部材1と保護部材2とが収容部Sに収容された状態で、長尺部材1の径方向外側かつ保護部材2の径方向内側に介在する。介在部34は、本実施形態では、図2に示されるように、固定部材3の一端側(図2中、右側)から他端側(図2中、左側)に向かって固定部材3の軸X方向に沿って延びている。より具体的には、介在部34は、固定部材3の一端側に形成された環状のフランジ部32から固定部材3の他端側に向かって延びている。本実施形態では、介在部34は、可撓性を有する合成樹脂や金属などから形成され、介在部34の一端側(基端部)を支点として径方向に撓むことができるように構成されている。介在部34は、本実施形態では、図2に示されるように、収容部Sを、介在部34の径方向内側の長尺部材挿通部S1と、介在部34と内壁部33との間の保護部材挿通部S2とを有している。長尺部材挿通部S1には長尺部材1が、保護部材挿通部S2には保護部材2の端部21が挿入される。詳細は後述するが、保護部材2の端部21が、保護部材挿通部S2に挿入されたときに、固定部材3は、挿通された保護部材2の内周面21aによって介在部34が押圧されることで生じる長尺部材1側への押圧力で、長尺部材1に対する固定部材3の相対移動が抑制される。
介在部34は、図1〜図3に示されるように、固定部材3の径方向の外側に向かって突出する複数の外側突起部34aを有している。図1に示されるように、保護部材2の端部21は、複数の外側突起部34aの少なくとも一つが保護部材2の螺旋ピッチ間の隙間Gに係合することにより固定部材3に固定される。より詳細には、少なくとも一つの外側突起部34aは、隙間Gの軸X方向両側にある保護部材2の端縁22a、22bのうち、固定部材3に挿入される保護部材2の先端側の端縁22aと軸X方向で係合して、保護部材2が固定部材3に対して軸X方向で抜ける方向の移動を規制する。
本実施形態では、図4に示されるように、外側突起部34aは、保護部材2の螺旋ピッチ間の隙間Gの端縁22aに係合できるように突出した係合部Eを有している。係合部Eを有することで、保護部材2が固定部材3に対して軸X方向で抜ける方向の移動をより規制しやすく、保護部材2の端部を固定部材3により強固に固定できる。
本実施形態では、図1〜図3に示されるように、軸X方向に並ぶ3つの外側突起部34aが設けられているが、外側突起部34aの数は特に限定されない。また、外側突起部34aの形状は、保護部材2の先端側の端縁22aと軸X方向で係合できる形状であれば特に限定されない。本実施形態では、図2および図3に示されるように、介在部34の形状が爪状に形成されている。より具体的には、本実施形態では、図2および図3に示されるように、介在部34は、保護部材2が保護部材挿通部S2に挿入された際に介在部34が径方向内側に撓むと共に、先端34bに設けられた係合部Eが隙間Gと係合できるような形状に形成されている。介在部34は、保護部材2や長尺部材1の外周面と引っかかることができる形状となっている。介在部34の数は特に限定されないが、本実施形態では、図3に示されるように、固定部材3は、複数の介在部34を有している。より具体的には、複数の(本実施形態では4つの)介在部34が周方向に等間隔で配置さている。このように、固定部材3に複数の爪状の介在部34が設けられている場合、長尺部材1および保護部材2をより確実に固定することができる。
また、本実施形態では、図2に示されるように、介在部34の先端34bが、挿入口部H2から収容部Sの外側へ突出している。これにより、保護部材2の端部21を保護部材挿通部S2に挿入する際に、保護部材2の先端が、軸X方向で外側へ突出する介在部34の先端34bによってガイドされるため、保護部材2の端部21を保護部材挿通部S2に挿入しやすい。また、本実施形態では、図4に示されるように、介在部34の先端34bにテーパー部Tが形成されているため、より保護部材2を挿入しやすい。また、介在部34により径方向外側に保護部材2が拡径することを抑制する筒状部31を、軸X方向に短くすることもでき、長尺部材1の湾曲部での固定も容易にすることができる。
また、本実施形態では、介在部34は、図1〜図3に示されるように、固定部材3の径方向の内側に向かって突出する複数の内側突起部34cを有している。本実施形態では、複数の内側突起部34cは軸X方向に互いに離間して設けられている。介在部34の径方向内側に内側突起部34cが設けられている場合、内側突起部34cが設けられていない場合と比べて、内側突起部34cにより押圧される長尺部材1と介在部34との接触面積を小さくすることができる。この場合、複数の内側突起部34c一つ当たりから長尺部材1に対して加わる押圧力は、介在部34が内側突起部34cを有さない場合よりも高まる。そのため、長尺部材1の材料が比較的柔らかい材料で形成されている場合などには、長尺部材1の外周面に内側突起部34cが食い込みやすくなることで、長尺部材1をより強固に固定することができる。一方、長尺部材1が比較的硬い材料で形成されている場合などには、長尺部材1と介在部34との接触面積がある程度大きい方が有利な場合もあると考えられる。そのため、介在部34は、内側突起部34cを有さずに、介在部34の内側面と長尺部材1の外側面とが面接触するようにしてもよい。また、介在部34が内側突起部34cを有する場合であっても、内側突起部34cと長尺部材1との接触面積が大きくなるように内側突起部34cを形成してもよい。
つぎに、本実施形態の固定構造STの作用効果について、より具体的に説明する。なお、以下の説明はあくまで一例であり、以下の説明により、本発明が限定されるものではない。
まず、図5に示されるように、操作部および被操作部の二地点間に延びる長尺部材1の外周のうち、保護すべき箇所に保護部材2を取り付ける。保護部材2の端部21は、長尺部材1の延在方向の中間部に位置し、この時点では、保護部材2の端部21は長尺部材1に対して固定されていない。そのため、保護部材2は、長尺部材1に対して軸方向に移動することができる状態である。次に、保護部材2の端部21と長尺部材1とを互いに固定するために、固定部材3の挿入口部H2から固定部材3の内側に長尺部材1を挿通する。固定部材3の収容部Sおよび貫通孔H1に長尺部材1が挿通された状態で、固定部材3を図5に示されるように、保護部材2の端部21近傍の位置まで移動させる。ここで、固定部材3を保護部材2の端部21近傍の位置まで移動させる際、長尺部材1が可撓性を有する部材の場合などは、長尺部材1が湾曲して配索されている場合がある。長尺部材1が湾曲している場合であっても、介在部34が可撓性を有した爪状に形成されていることにより、介在部34を径方向外側に撓ませながら固定部材3を移動させることもできるので、固定部材3の移動により保護部材2を容易に保護部材挿通部S2へ挿入することができる。
図5に示されるように、固定部材3が保護部材2の端部21近傍まで移動した後、図1に示されるように、保護部材2の端部21を固定部材3の保護部材挿通部S2に挿入する。保護部材挿通部S2の径方向の幅W(外側突起部34aの先端と内壁部33との間の幅、図5参照)は、本実施形態では、保護部材2の厚さTH(図5参照)よりも小さくなるように構成されている。これにより、保護部材挿通部S2に保護部材2の端部21が挿入されると、介在部34は、保護部材2の内周面21aから、保護部材挿通部S2を広げるように、図4において矢印F1で示す方向の力を受ける。そのため、長尺部材1は介在部34により径方向内側に押圧される。したがって、長尺部材1は介在部34からの長尺部材1側への押圧力によって、固定部材3に固定される。
また、保護部材2が保護部材挿通部S2に挿入されると、図4に示されるように、介在部34の外側突起部34aの係合部Eが、保護部材2の螺旋ピッチ間の隙間Gに入る。隙間Gに入った外側突起部34aの係合部Eは、保護部材2の先端側の端縁22aに係合する。これにより、保護部材2が抜ける方向(固定部材3の軸X方向)への保護部材2の移動が規制され、保護部材2が固定部材3から軸X方向に抜け難くなる。ここで、保護部材2は螺旋状であり、介在部34の外側突起部34aが係合する隙間Gも螺旋状に延びているため、保護部材2を保護部材挿通部S2に挿入した時点で、外側突起部34aおよび隙間Gの軸X方向の位置が一致していない場合がある。この場合であっても、固定部材3を軸X周りに回転させることにより、外側突起部34aおよび隙間Gの軸X方向の位置を合わせることができ、外側突起部34aおよび隙間Gを容易に係合することができる。本実施形態のように、複数の爪状の介在部34が設けられ、外側突起部34aが周方向に複数設けられている場合、固定部材3を軸X周りに回転させて外側突起部34aと隙間Gとを係合させる際に、固定部材3の回転量が少なくて済み、作業性が向上する。
さらに、図4に示されるように、介在部34から長尺部材1側へ矢印F1で示す押圧力が加わると、介在部34は、長尺部材1から径方向外側に矢印F2で示す反力を受ける。この長尺部材1から介在部34への反力により、介在部34は保護部材2に径方向外側に押圧力を加える。これにより、介在部34の外側突起部34aと隙間Gとの間の係合力がより強まる。さらに、隙間Gに係合していない他の外側突起部34aからも保護部材2は径方向外側に押圧力が加えられるので、保護部材2を固定部材3へより強固に固定することができる。
また、本実施形態のように、介在部34に複数の内側突起部34cが設けられている場合、複数の内側突起部34cによって複数点で長尺部材1を径方向内側に押圧することができ、長尺部材1を固定部材3により強固に固定することができる。また、本実施形態では、外側突起部34aと内側突起部34cとは、軸X方向で突出位置が揃うように形成されている。介在部34は、外側突起部34aと内側突起部34cとが軸X方向で揃った位置で、保護部材2および長尺部材1の両方に向かって押圧力を加えることができ、より強固な固定構造STとすることができる。
また、本実施形態では、介在部34は、固定部材3の周方向に離間して複数設けられ、固定部材3の軸Xに関して互いに対称に設けられている。この場合、図1に示されるように、隙間Gに係合する外側突起部34aを有する一方の介在部34(図1中、上側の介在部34)は、軸Xに対称な他の介在部34(図1中、下側の介在部34)側からも押圧力を受ける。したがって、隙間Gに係合する外側突起部34aの係合力がより高められる。
1 長尺部材(アウターケーシング)
2 保護部材
21 保護部材の端部
21a 保護部材の内周面
22a、22b 保護部材の端縁
3 固定部材
31 筒状部
32 フランジ部
33 内壁部
34 介在部
34a 外側突起部
34b 介在部の先端
34c 内側突起部
C 連通部
E 係合部
G 隙間
H1 貫通孔
H2 挿入口部
S 収容部
S1 長尺部材挿通部
S2 保護部材挿通部
ST 固定構造
T テーパー部
TH 保護部材の厚さ
W 保護部材挿通部の径方向の幅
X 固定部材の軸

Claims (4)

  1. 長尺部材と、
    前記長尺部材の外周に設けられ、螺旋体により構成された筒状の保護部材と、
    前記長尺部材が挿通される貫通孔を有し、前記保護部材の端部を前記長尺部材に固定する固定部材と、
    を備える保護部材の固定構造であって、
    前記固定部材は、
    前記貫通孔の一方側の開口と連通する連通部と、
    前記連通部と一端が連通し、前記長尺部材と前記保護部材とを収容可能な収容部と、
    前記収容部の他端に設けられ、前記長尺部材と前記保護部材とが挿入可能な挿入口部と、を備え
    前記収容部は、
    前記収容部を囲繞する内壁部と、
    前記長尺部材が前記貫通孔に貫通した状態で、前記長尺部材と前記保護部材とを収容した際に、前記長尺部材と前記保護部材との間に介在可能な介在部とを有し、
    前記介在部は、前記固定部材の径方向の外側に向かって突出する複数の外側突起部を有し、
    前記収容部は、前記介在部に対して前記固定部材の径方向の内側となる長尺部材挿通部と、前記介在部と前記内壁部との間の保護部材挿通部とを有し、
    前記保護部材挿通部の径方向の幅は、前記保護部材の厚さよりも小さく、
    前記介在部は、前記固定部材の前記貫通孔が設けられる一端側を支点として径方向外側および径方向内側に撓むことができるように構成され、
    前記固定部材は、挿通された前記保護部材の内周面によって前記介在部が押圧されることで生じる、前記長尺部材側への押圧力で前記長尺部材を固定し、
    前記保護部材の端部は、前記複数の外側突起部の少なくとも一つが前記保護部材の螺旋ピッチ間の隙間に係合することにより前記固定部材に固定される、
    保護部材の固定構造。
  2. 複数の前記介在部を有し、
    前記介在部の形状が爪状である、請求項1に記載の保護部材の固定構造。
  3. 前記介在部は、前記固定部材の径方向の内側に向かって突出する複数の内側突起部を有する、請求項1または請求項2に記載の保護部材の固定構造。
  4. 前記介在部の先端が、前記挿入口部から収容部外側へ突出する、請求項1から請求項3のいずれかに記載の保護部材の固定構造。
JP2016076085A 2016-04-05 2016-04-05 保護部材の固定構造 Active JP6713328B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016076085A JP6713328B2 (ja) 2016-04-05 2016-04-05 保護部材の固定構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016076085A JP6713328B2 (ja) 2016-04-05 2016-04-05 保護部材の固定構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017187106A JP2017187106A (ja) 2017-10-12
JP6713328B2 true JP6713328B2 (ja) 2020-06-24

Family

ID=60046285

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016076085A Active JP6713328B2 (ja) 2016-04-05 2016-04-05 保護部材の固定構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6713328B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7243428B2 (ja) * 2019-05-17 2023-03-22 三菱電機株式会社 飛しょう体用レドーム

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4823867U (ja) * 1971-07-28 1973-03-19
JP2001239900A (ja) * 2000-02-29 2001-09-04 Sumitomo Wiring Syst Ltd 車体と可動体との間のワイヤハーネス配索構造
JP4264937B2 (ja) * 2003-07-09 2009-05-20 Smc株式会社 チャック及び管継手
JP2008167558A (ja) * 2006-12-27 2008-07-17 Yazaki Corp 給電装置
JP2014207812A (ja) * 2013-04-15 2014-10-30 住友電装株式会社 閉塞栓およびワイヤーハーネスの外装構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017187106A (ja) 2017-10-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6508015B2 (ja) ワイヤーハーネス、電線保護部材及び電線ホルダ
US9526862B2 (en) Medical tube and flexibility-variable mechanism with the same
US9412494B2 (en) Electrical-wire-protecting member
JP6133594B2 (ja) 医療用チューブ及び可撓性可変機構
JP2006311699A (ja) シールド導電路
JP6083344B2 (ja) ノイズ吸収具
JP2010031939A (ja) 電線固定部材
US9865379B2 (en) Thermal sleeve with self-adjusting positioning member, assembly therewith and method protecting a temperature sensitive member therewith
JP5934595B2 (ja) 電線保護部材
JP6713328B2 (ja) 保護部材の固定構造
JP6847918B2 (ja) 反射性配置部材を有する熱スリーブ、それを有するアセンブリ、およびその構築方法
JP2006218157A (ja) 内視鏡の挿入部
JP2011160512A (ja) 電線保護チューブ
JP6271255B2 (ja) ツール挿入具
JP5485670B2 (ja) 絶縁用防護管
JP6070467B2 (ja) グロメット及びグロメット付ワイヤーハーネス
JP6373142B2 (ja) ワイヤハーネス
JPH0444529Y2 (ja)
JP2014212615A (ja) 硬質チューブおよびワイヤーハーネス
JP2018068085A (ja) 保護部材の固定構造
JP6194838B2 (ja) コルゲートチューブ及び電線モジュール
JP5934500B2 (ja) 電線カバー
JP6927945B2 (ja) コントロールケーブル
JP5675328B2 (ja) 端末保護キャップ
JP2007306733A (ja) ワイヤハーネス分岐部のプロテクタ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181225

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20191120

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191203

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200127

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200512

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200603

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6713328

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250