JP6347386B2 - 音声スイッチ及びそれを用いる通話装置、通話システム - Google Patents

音声スイッチ及びそれを用いる通話装置、通話システム Download PDF

Info

Publication number
JP6347386B2
JP6347386B2 JP2014012616A JP2014012616A JP6347386B2 JP 6347386 B2 JP6347386 B2 JP 6347386B2 JP 2014012616 A JP2014012616 A JP 2014012616A JP 2014012616 A JP2014012616 A JP 2014012616A JP 6347386 B2 JP6347386 B2 JP 6347386B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
voice
loss
transmission
transmission signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014012616A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015142170A (ja
Inventor
秀範 瀧
秀範 瀧
福島 実
実 福島
哲平 鷲
哲平 鷲
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority to JP2014012616A priority Critical patent/JP6347386B2/ja
Priority to NO15740580A priority patent/NO3101880T3/no
Priority to DK15740580.4T priority patent/DK3101880T3/en
Priority to PCT/JP2015/000308 priority patent/WO2015111415A1/ja
Priority to ES15740580.4T priority patent/ES2669504T3/es
Priority to EP15740580.4A priority patent/EP3101880B1/en
Publication of JP2015142170A publication Critical patent/JP2015142170A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6347386B2 publication Critical patent/JP6347386B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B3/00Line transmission systems
    • H04B3/02Details
    • H04B3/20Reducing echo effects or singing; Opening or closing transmitting path; Conditioning for transmission in one direction or the other
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M9/00Arrangements for interconnection not involving centralised switching
    • H04M9/08Two-way loud-speaking telephone systems with means for conditioning the signal, e.g. for suppressing echoes for one or both directions of traffic
    • H04M9/082Two-way loud-speaking telephone systems with means for conditioning the signal, e.g. for suppressing echoes for one or both directions of traffic using echo cancellers

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Telephone Function (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
  • Interconnected Communication Systems, Intercoms, And Interphones (AREA)

Description

本発明は、音声スイッチ及びそれを用いる通話装置、さらに、音声スイッチを用いる通話装置を有する通話システムに関する。
従来例として、特許文献1記載の音声スイッチング装置を例示する。この従来例は、送話信号と受話信号のそれぞれから音声を検出し、音声が検出されない側の信号を減衰させることで通話の方向を動的に切り換えるように構成されている。
特開2002−64618号公報
しかしながら、送話信号と受話信号の何れか一方のS/N比が他方に比べて大幅に低い場合、音声スイッチがS/N比の高い方(例えば、受話側)に固定されてしまい、S/N比の低い方(例えば、送話側)に切り換わり難くなる現象(片倒れ現象)が生じる。そして、音声スイッチが片倒れしてしまうと、例えば、受話音声のみが聞こえて送話音声が通話相手に聞こえないという問題が生じる。
本発明は、上記課題に鑑みて為されたものであり、送話と受話の何れか一方のS/N比が他方に比べて大幅に低い場合においても片倒れの発生を抑制して双方向の通話を可能とすることを目的とする。
本発明の音声スイッチは、音声信号を含む第1伝送信号が伝送される第1信号経路と、前記音声信号と異なる音声信号を含む第2伝送信号が前記第1信号経路と逆向きに伝送される第2信号経路とを備える。また、本発明の音声スイッチは、前記第1信号経路に損失を挿入する第1損失挿入部と、前記第2信号経路に損失を挿入する第2損失挿入部と、前記第1損失挿入部が挿入する第1損失量と前記第2損失挿入部が挿入する第2損失量を調整する損失制御部とを備える。さらに、本発明の音声スイッチは、前記第1伝送信号に前記音声信号が含まれている音声区間を検出する音声区間検出部を備える。前記音声区間検出部は、前記第1伝送信号の振幅の大きさから前記音声区間を検出するように構成される。前記損失制御部は、前記音声区間においては前記第2損失量を増加させ且つ前記第1損失量を減少させて前記第1伝送信号を伝送可能とするように構成される。また、前記損失制御部は、前記音声区間以外の区間においては前記第1損失量を増加させ且つ前記第2損失量を減少させて前記第2伝送信号を伝送可能とするように構成される。本発明の音声スイッチは、前記第2信号経路における前記第2損失挿入部の前段に設けられ、前記第2伝送信号の利得を調整する第2利得制御部と、前記第1伝送信号に前記音声信号が含まれている音声区間を検出する第2音声区間検出部とを更に備える。前記第2利得制御部は、前記第2音声区間検出部が前記音声区間を検出していないときは前記第2伝送信号が小さくなるにつれて前記利得を大きくし、前記第2音声区間検出部が前記音声区間を検出しているときは前記利得を所定値に固定するように構成される。
本発明の音声スイッチは、音声信号を含む第1伝送信号が伝送される第1信号経路と、前記音声信号と異なる音声信号を含む第2伝送信号が前記第1信号経路と逆向きに伝送される第2信号経路とを備える。また、本発明の音声スイッチは、前記第1信号経路に損失を挿入する第1損失挿入部と、前記第2信号経路に損失を挿入する第2損失挿入部と、前記第1損失挿入部が挿入する第1損失量と前記第2損失挿入部が挿入する第2損失量を調整する損失制御部とを備える。さらに、本発明の音声スイッチは、前記第1伝送信号に前記音声信号が含まれている音声区間を検出する音声区間検出部を備える。前記音声区間検出部は、前記第1伝送信号における前記音声信号との相関が相対的に高い信号成分と、前記音声信号との相関が相対的に低い信号成分とを比較することで前記音声区間を検出するように構成される。前記損失制御部は、前記音声区間においては前記第2損失量を増加させ且つ前記第1損失量を減少させて前記第1伝送信号を伝送可能とするように構成される。また、前記損失制御部は、前記音声区間以外の区間においては前記第1損失量を増加させ且つ前記第2損失量を減少させて前記第2伝送信号を伝送可能とするように構成される。本発明の音声スイッチは、前記第2信号経路における前記第2損失挿入部の前段に設けられ、前記第2伝送信号の利得を調整する第2利得制御部と、前記第1伝送信号に前記音声信号が含まれている音声区間を検出する第2音声区間検出部とを更に備える。前記第2利得制御部は、前記第2音声区間検出部が前記音声区間を検出していないときは前記第2伝送信号が小さくなるにつれて前記利得を大きくし、前記第2音声区間検出部が前記音声区間を検出しているときは前記利得を所定値に固定するように構成される。
この音声スイッチにおいて、前記損失制御部は、前記第1伝送信号を伝送可能とする第1伝送状態から前記第2伝送信号を伝送可能とする第2伝送状態へ切り換える際に、前記第1損失量を徐々に増加させるとともに前記第2損失量を徐々に減少させるように構成されることが好ましい。また、前記損失制御部は、前記第2伝送状態から前記第1伝送状態へ切り換える際に、前記第1損失量を徐々に減少させるとともに前記第2損失量を徐々に増加させるように構成されることが好ましい。さらに、前記損失制御部は、前記第1伝送状態から前記第2伝送状態に切り換わるまでの遷移時間を、前記第2伝送状態から前記第1伝送状態に切り換わるまでの遷移時間よりも長くするように構成されることが好ましい。
この音声スイッチにおいて、前記第2信号経路における前記第2損失挿入部の後段に、前記第2伝送信号の利得を調整する第2利得制御部が設けられることが好ましい。また、前記第2利得制御部は、前記第2損失挿入部から入力される前記第2伝送信号が小さくなるにつれて前記利得を大きくするように構成されることが好ましい。
この音声スイッチにおいて、前記音声区間検出部は、前記第2音声区間検出部を兼用するように構成されることが好ましい。
この音声スイッチにおいて、前記損失制御部は、前記第1信号経路と前記第2信号経路に挿入される総損失量を調整する総損失調整部を有することが好ましい。この音声スイッチにおいて、前記損失制御部は、前記音声区間検出部の検出結果と前記総損失量とに対応して、前記総損失量を前記第1損失量と前記第2損失量に分配する損失分配部を有することが好ましい。また、前記総損失調整部は、前記第2利得制御部の利得が大きくなるにつれて前記総損失量を増加させるように構成されることが好ましい。
この音声スイッチにおいて、前記第1信号経路における前記第1損失挿入部の後段に設けられ、前記第1伝送信号の利得を調整する第1利得制御部を備えることが好ましい。また、前記第1利得制御部は、前記第2利得制御部の利得が大きくなるにつれて前記利得を大きくするように構成されることが好ましい。
本発明の通話装置は、前記何れかの音声スイッチと、スピーカ及びマイクロホンと、前記第1伝送信号及び前記第2伝送信号を伝送する信号伝送部とを備える。また、本発明の通話装置は、前記第1信号経路に前記スピーカが接続され、前記第2信号経路に前記マイクロホンが接続される。
本発明の通話装置は、前記何れかの音声スイッチと、スピーカ及びマイクロホンと、前記第1伝送信号及び前記第2伝送信号を伝送する信号伝送部とを備える。また、本発明の通話装置は、前記第1信号経路に前記マイクロホンが接続され、前記第2信号経路に前記スピーカが接続される。
本発明の通話システムは、前記通話装置と、通信媒体を介して前記通話装置との間で前記第1伝送信号及び前記第2伝送信号を送受信する相手側の通話装置とを有する。
本発明の音声スイッチ及びそれを用いた通話装置、通話システムは、音声区間においては第2損失量を増加させ且つ第1損失量を減少させて第1伝送信号を伝送可能とするように損失制御部が構成される。また、本発明の音声スイッチ及びそれを用いた通話装置、通話システムは、音声区間以外の区間(非音声区間)においては第1損失量を増加させ且つ第2損失量を減少させて第2伝送信号を伝送可能とするように損失制御部が構成される。そのため、本発明の音声スイッチ及びそれを用いた通話装置、通話システムは、送話と受話の何れか一方のS/N比が他方に比べて大幅に低い場合においても片倒れの発生を抑制して双方向の通話が可能になるという効果がある。
本発明に係る音声スイッチの実施形態1を示すブロック図である。 同上における音声区間検出部の動作を説明するための説明図である。 同上における音声区間検出部の動作を説明するための説明図である。 図4A及び図4Bは、同上における損失制御部の動作を説明するための説明図である。 本発明に係る音声スイッチの実施形態2を示すブロック図である。 本発明に係る音声スイッチの実施形態3を示すブロック図である。 同上の別の構成を示すブロック図である。 本発明に係る音声スイッチの実施形態4を示すブロック図である。 本発明に係る音声スイッチの実施形態5を示すブロック図である。 本発明に係る通話装置及び通話システムの実施形態6を示すシステム構成図である。 同上の別の構成を示すシステム構成図である。
(実施形態1)
本発明に係る音声スイッチの実施形態1について、図面を参照して詳細に説明する。
本実施形態の音声スイッチVS1は、図1に示すように第1信号経路1と、第2信号経路2と、第1損失挿入部3と、第2損失挿入部4と、損失制御部5と、音声区間検出部6とを備える。
第1信号経路1には第1伝送信号が伝送される。また、第2信号経路2には第2伝送信号が伝送される。ここで、第1伝送信号が送話信号であれば、第2伝送信号が受話信号となる。反対に、第1伝送信号が受話信号であれば、第2伝送信号が送話信号となる。なお、第1伝送信号及び第2伝送信号は、通話者の音声が電気信号に変換された音声信号と、音声以外の音(背景騒音)が電気信号に変換された騒音信号とを含んでいる。以下の説明においては、第1伝送信号及び第2伝送信号が伝送されている期間において、音声信号が含まれている区間を音声区間と呼び、音声信号が含まれていない区間を非音声区間と呼ぶ。
第1損失挿入部3は、第1信号経路1に損失を挿入するように構成される。また、第2損失挿入部4は、第2信号経路2に損失を挿入するように構成される。第1伝送信号は、第1損失挿入部3が第1信号経路1に挿入する損失量(第1損失量)が大きくなるほど減衰されて伝送不可となる。同様に、第2伝送信号は、第2損失挿入部4が第2信号経路2に挿入する損失量(第2損失量)が大きくなるほど減衰されて伝送不可となる。
損失制御部5は、第1損失挿入部3の第1損失量と、第2損失挿入部4の第2損失量を調整するように構成される。
音声区間検出部6は、第1伝送信号の音声区間を検出するように構成される。例えば、音声区間検出部6は、図2に示すように第1伝送信号の振幅の大きさ(信号レベル)がしきい値Th+,Th−を超えている区間を音声区間TVとして検出するように構成される。あるいは、音声区間検出部6は、第1伝送信号における音声信号との相関が相対的に高い信号成分と、音声信号との相関が相対的に低い信号成分とを比較することで音声区間TVを検出するように構成されてもよい。
第1伝送信号には音声信号と騒音信号が含まれているが、音声信号が含まれている時間(音声区間)TVは、通常、図3に示すように騒音信号のみが含まれている区間(非音声区間)TNに比べて十分に短くなる。したがって、音声区間においては短時間平均値が長時間平均値よりも相対的に大きい値となり、非音声区間においては短時間平均値が長時間平均値よりも相対的に小さい値となる。つまり、短時間平均値は、音声信号との相関が相対的に高い信号成分であり、長時間平均値は、音声信号との相関が相対的に低い信号成分である。故に、音声区間検出部6は、長時間平均値に対する短時間平均値の比(音声と背景騒音の比)がしきい値以上である区間を音声区間TVと判定し、前記比がしきい値未満である区間を非音声区間TNと判定すればよい。なお、音声区間検出部6は、音声区間では検出フラグを1とし、非音声区間では検出フラグを0とする。
損失制御部5は、検出フラグが0のとき(第1伝送信号が非音声区間のとき)、図4A,図4Bに示すように第1損失挿入部3を制御して第1損失量を最大値(利得G1を最小値)とし、且つ第2損失挿入部4を制御して第2損失量を最小値(利得G2を最大値)とする。なお、第1損失挿入部3及び第2損失挿入部4の損失量の最小値(利得G1,G2の最大値)を0dBとし、損失量の最大値(利得G1,G2の最小値)を−LtdBとする。
損失制御部5が第1損失量を最大値とし、第2損失量を最小値とすれば、第1伝送信号が第1損失挿入部3で大きく減衰されるために伝送不可となり、第2伝送信号は第2損失挿入部4で殆ど減衰されないために伝送可能となる。
一方、損失制御部5は、検出フラグが1のとき(第1伝送信号が音声区間のとき)、第1損失挿入部3を制御して第1損失量を最小値(利得G1を最大値)とし、且つ第2損失挿入部4を制御して第2損失量を最大値(利得G2を最小値)とする。
損失制御部5が第1損失量を最小値とし、第2損失量を最大値とすれば、第1伝送信号が第1損失挿入部3で殆ど減衰されないために伝送可能となり、第2伝送信号は第2損失挿入部4で大きく減衰されるために伝送不可となる。
例えば、本実施形態の音声スイッチVS1を搭載した通話装置が通話者までの距離が離れている環境に設置されていると仮定する。この場合、音声スイッチVS1は、第1信号経路1に受話信号が伝送され、第2信号経路2に送話信号が伝送されるように、通話装置に搭載されることが好ましい。つまり、音声スイッチVS1は、受話信号の非音声区間では常に送話状態に切り換え、受話信号の音声区間で受話状態に切り換える。したがって、通話装置が上述のような環境に設置されている場合においても、音声スイッチVS1は、受話状態に片倒れし難くなる。
また、本実施形態の音声スイッチVS1を搭載した通話装置が背景騒音レベルの非常に高い環境に設置されていると仮定する。この場合、音声スイッチVS1は、第1信号経路1に送話信号が伝送され、第2信号経路2に受話信号が伝送されるように、通話装置に搭載されることが好ましい。つまり、音声スイッチVS1は、送話信号の非音声区間では常に受話状態に切り換え、送話信号の音声区間で送話状態に切り換える。したがって、通話装置が上述のような環境に設置されている場合においても、音声スイッチVS1は、送話状態に片倒れし難くなる。
上述のように本実施形態の音声スイッチVS1は、音声信号を含む第1伝送信号が伝送される第1信号経路1と、前記音声信号と異なる音声信号を含む第2伝送信号が第1信号経路1と逆向きに伝送される第2信号経路2とを備える。また、本実施形態の音声スイッチVS1は、第1信号経路1に損失を挿入する第1損失挿入部3と、第2信号経路2に損失を挿入する第2損失挿入部4とを備える。さらに、本実施形態の音声スイッチVS1は、第1損失挿入部3が挿入する第1損失量と第2損失挿入部4が挿入する第2損失量を調整する損失制御部5と、第1伝送信号に音声信号が含まれている音声区間TVを検出する音声区間検出部6とを備える。
損失制御部6は、音声区間TVにおいては第2損失量を増加させ且つ第1損失量を減少させて第1伝送信号を伝送可能とするように構成される。また、損失制御部5は、音声区間TV以外の区間(非音声区間TN)においては第1損失量を増加させ且つ第2損失量を減少させて第2伝送信号を伝送可能とするように構成される。
本実施形態の音声スイッチVS1は、上述のように構成されるので、送話と受話の何れか一方のS/N比が他方に比べて大幅に低い場合においても片倒れの発生を抑制して双方向の通話を可能にすることができる。なお、S/N比とは、送話信号及び受話信号に含まれる騒音信号と音声信号の信号レベルの比(音声信号の信号レベル/騒音信号の信号レベル)を表している。つまり、伝送信号のS/N比が低い場合、当該伝送信号に含まれる音声信号の検出が困難になるので、音声スイッチVS1が、S/N比の低くない方の伝送信号の音声区間TVのみを検出して送話状態と受話状態を切り換えれば、片倒れの発生を抑制することができる。
また、本実施形態の音声スイッチVS1のように、音声区間検出部6は、第1伝送信号の振幅(信号レベル)の大きさから音声区間TVを検出するように構成されることが好ましい。
あるいは、本実施形態の音声スイッチVS1のように、音声区間検出部6は、第1伝送信号における音声信号との相関が相対的に高い信号成分と、音声信号との相関が相対的に低い信号成分とを比較することで音声区間を検出するように構成されることが好ましい。
ところで、損失制御部5は、第1伝送信号を伝送可能とする第1伝送状態から第2伝送信号を伝送可能とする第2伝送状態へ切り換える際に、第1損失量を徐々に増加させるとともに第2損失量を徐々に減少させることが好ましい。また、損失制御部5は、第2伝送状態から第1伝送状態へ切り換える際に、第1損失量を徐々に減少させるとともに第2損失量を徐々に増加させることが好ましい。さらに、損失制御部5は、図4A,図4Bに示すように第1伝送状態から第2伝送状態に切り換わるまでの遷移時間t2を、第2伝送状態から第1伝送状態に切り換わるまでの遷移時間t1よりも長くするように構成されることが好ましい。なお、図4A,図4Bにおいては、「非音声区間」が第2伝送状態に対応し、「音声区間」が第1伝送状態に対応する。
而して、本実施形態の音声スイッチVS1は、第2伝送状態から第1伝送状態へ相対的に短い時間t1で切り換えることにより、第1伝送信号に含まれる音声信号の先頭部分が大きく減衰される現象(いわゆる語頭切れ)の回避を図ることができる。また、本実施形態の音声スイッチVS1は、第1伝送状態から第2伝送状態へ相対的に長い時間t2で切り換えることにより、第1伝送信号に含まれる音声信号の後尾部分が大きく減衰されて音声が不自然に途切れる現象の回避を図ることができる。なお、遷移時間t1は、例えば、20ミリ秒以下に設定され、遷移時間t2は、例えば、300ミリ秒以上に設定されることが好ましい。
(実施形態2)
本発明に係る音声スイッチの実施形態2について、図面を参照して詳細に説明する。本実施形態の音声スイッチVS2は、図5に示すように第2信号経路2における第2損失挿入部4の後段に利得制御部7が設けられている点に特徴がある。ただし、本実施形態の音声スイッチVS2は、利得制御部7以外は実施形態1の音声スイッチVS1と共通の構成を有するので、共通の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
利得制御部7は、入力信号(第2伝送信号)の信号レベルに応じて利得を可変する自動利得制御機能(Auto Gain Control)付増幅器からなる。なお、このような自動利得制御機能付増幅器については従来周知であるから詳しい説明を省略する。
利得制御部7は、第2伝送信号の信号レベルが低くなるにつれて利得を増加し、第2伝送信号の信号レベルが高くなるにつれて利得を減少させる。したがって、第2損失挿入部4から出力される第2伝送信号の信号レベルが多少変動しても、音声スイッチVS2から出力される第2伝送信号の信号レベル(音量)をほぼ一定に保つことができる。
而して、本実施形態の音声スイッチVS2は、第2信号経路2における第2損失挿入部4の後段に、第2伝送信号の利得を調整する第2利得制御部(利得制御部7)が設けられる。この第2利得制御部(利得制御部7)は、第2損失挿入部4から入力される第2伝送信号が小さくなるにつれて利得を大きくするようにに構成される。したがって、本実施形態の音声スイッチVS2は、第2伝送信号の信号レベルの変動によらず、第2信号経路2から適切な信号レベル(音量)の第2伝送信号を出力することができる。
なお、第2信号経路2における第2損失挿入部4の前段に利得制御部7が設けられた場合、第1信号経路1から第2信号経路2に回り込んだ第1伝送信号によって、利得制御部7の利得が減少してしまうことが回避できる。
(実施形態3)
本発明に係る音声スイッチの実施形態3について、図面を参照して詳細に説明する。本実施形態の音声スイッチVS3は、図6に示すように第2信号経路2における第2損失挿入部4の前段に第2利得制御部70が設けられている点と、第1伝送信号の音声区間を検出する第2音声区間検出部60を備える点とに特徴がある。ただし、本実施形態の音声スイッチVS3は、第2利得制御部70及び第2音声区間検出部60以外は実施形態2の音声スイッチVS2と共通の構成を有するので、共通の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
第2利得制御部70は、利得制御部7と同様に、入力信号(第2伝送信号)の信号レベルに応じて利得を可変する自動利得制御機能(Auto Gain Control)付増幅器からなる。
第2音声区間検出部60は、音声区間検出部6と同一の構成を有し、第1伝送信号における音声区間を検出し、音声区間では検出フラグを1とし、非音声区間では検出フラグを0とする。
第2利得制御部70は、第2音声区間検出部60の検出フラグが0のとき、第2伝送信号の信号レベルが低くなるにつれて利得を増加し、第2伝送信号の信号レベルが高くなるにつれて利得を減少させる。したがって、第2損失挿入部4から出力される第2伝送信号の信号レベルが多少変動しても、音声スイッチVS3から出力される第2伝送信号の信号レベル(音量)をほぼ一定に保つことができる。
一方、第2音声区間検出部60の検出フラグが1のとき、第2利得制御部70は利得を所定値に固定する。これにより、第1信号経路1から第2信号経路2に回り込んだ第1伝送信号によって、第2利得制御部70の利得が減少してしまうことが回避できる。
上述のように本実施形態の音声スイッチVS3は、第2信号経路2における第2損失挿入部4の前段に設けられ、第2伝送信号の利得を調整する第2利得制御部70と、第1伝送信号に音声信号が含まれている音声区間を検出する第2音声区間検出部60とを備える。また、第2利得制御部70は、第2音声区間検出部60が音声区間を検出していないときは第2伝送信号が小さくなるにつれて利得を大きくするように構成される。さらに、第2利得制御部70は、第2音声区間検出部60が音声区間を検出しているときは利得を所定値に固定するように構成される。
本実施形態の音声スイッチVS3は、上述のように構成されるので、第1信号経路1から第2信号経路2に回り込む第1伝送信号(音声信号)によって、第2利得制御部70の利得が減少してしまうことが回避できる。その結果、本実施形態の音声スイッチVS3は、第2伝送信号の信号レベルの変動によらず、第2信号経路2から適切な信号レベル(音量)の第2伝送信号を出力することができる。
ただし、図7に示すように、音声区間検出部6が第2音声区間検出部60を兼用するように構成されても構わない。このような構成によれば、音声スイッチVS3の構成を簡略化することができる。
(実施形態4)
本発明に係る音声スイッチの実施形態4について、図面を参照して詳細に説明する。本実施形態の音声スイッチVS4は、図8に示すように損失制御部5の構成に特徴があり、その他の構成については実施形態3の音声スイッチVS3と共通する。故に、実施形態3と共通の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態における損失制御部5は、総損失調整部50と損失分配部51とを有する。総損失調整部50は、第1信号経路1と第2信号経路2に挿入される総損失量を調整する。すなわち、総損失調整部50は、第1伝送信号及び第2伝送信号の短時間における時間平均値を算出し、第1伝送信号の短時間平均値を第2伝送信号の短時間平均値で除算した値を演算する。この値(第1伝送信号の短時間平均値/第2伝送信号の短時間平均値)は、第1信号経路1から第2信号経路2に回り込む(帰還する)信号の帰還利得に相当する。そして、総損失調整部50は、前記帰還利得から所望の利得余裕を得るために必要な総損失量を算出し、算出した総損失量を損失分配部51に出力する。なお、総損失調整部50は、前記帰還利得から総損失量を算出するに当たって、予め設定された初期値を前記帰還利得に応じて調整するように構成されても構わない。
損失分配部51は、音声区間検出部6の検出結果と総損失量とに対応して、総損失量を第1損失量と第2損失量に分配するように構成される。すなわち、損失分配部51は、検出フラグが0のときは総損失量の全て又はほぼ全てを第1損失量に分配し、検出フラグが1のときは総損失量の全て又はほぼ全てを第2損失量に分配するように構成される。
さらに、総損失調整部50は、第2利得制御部70の利得が大きくなるにつれて総損失量を増加させるように構成される。ここで、第2利得制御部70の利得が大きくなることで第2信号経路2に回り込む第1伝送信号の信号レベルも増大する。しかしながら、本実施形態の音声スイッチVS4では、総損失調整部50が第2利得制御部70の利得の増加につれて総損失量を増加させるので、回り込んだ第1伝送信号によるエコーの発生を抑制することができる。
(実施形態5)
本発明に係る音声スイッチの実施形態5について、図面を参照して詳細に説明する。本実施形態の音声スイッチVS5は、図9に示すように第1信号経路1における第1損失挿入部3の後段に第1利得制御部71が設けられる点に特徴がある。ただし、本実施形態の音声スイッチVS5は、第1利得制御部71以外は実施形態3の音声スイッチVS3(図7参照)と共通の構成を有するので、共通の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
第1利得制御部71は、利得制御部7及び第2利得制御部70と同様に、入力信号(第1伝送信号)の信号レベルに応じて利得を可変する自動利得制御機能(Auto Gain Control)付増幅器からなる。また、第1利得制御部71は、第2利得制御部70の利得が大きくなるにつれて利得を大きくするように構成される。
例えば、マイクロホン(図示せず)で集音される送話信号が第2信号経路2に伝送される場合、第2利得制御部70の利得が大きくなることは、マイクロホンで集音される音の信号レベルが低いと想定される。つまり、マイクロホン及びスピーカから話者までの距離が比較的に大きい状況にあると推定される。故に、第1利得制御部71が、第1信号経路1に伝送される受話信号を増幅する利得を大きくすることにより、スピーカから出力される受話音声の音量を増大し、スピーカから離れている話者が受話音声を聴き取りやすくなる。
なお、上述した実施形態1〜5の音声スイッチVS1〜VS5は、DSP(ディジタル・シグナル・プロセッサ)やCPUなどのハードウェアを専用のソフトウェアで制御することによって実現されても構わない。その場合、受話信号及び送話信号は図示しないA/D変換器によってディジタル値に量子化されて信号処理された後、図示しないD/A変換器によってアナログ値に変換されて出力される。
(実施形態6)
本発明に係る通話装置及び通話システムの実施形態6について、図面を参照して詳細に説明する。
本実施形態の通話システムは、図10に示すように2台の通話装置10,20で構成される。また、これら2台の通話装置10,20は、例えば、メタル線からなる伝送線30で接続される。なお、このような通話システムは、例えば、住宅用のインターホンシステムとして実現される。
本実施形態の通話装置10は、マイクロホン100、スピーカ101、第1アンプ103、第2アンプ102、A/D変換部104、D/A変換部105、音声スイッチVS1、エンコーダ106、デコーダ107、信号伝送部108などを備える。
通話装置10において、第1信号経路1の先端にスピーカ101が接続され、第2信号経路2の後端にマイクロホン100が接続されている。すなわち、この通話装置10においては、第1信号経路1に伝送される第1伝送信号が受話信号となり、第2信号経路2に伝送される第2伝送信号が送話信号となる。
マイクロホン100から出力されるアナログの送話信号が第2アンプ102で増幅され、且つA/D変換部104でディジタルの送話信号に変換される。そして、ディジタルの送話信号は、音声スイッチVS1で処理された後、第2信号経路2を通してエンコーダ106でエンコード(符号化)される。
信号伝送部108は、エンコーダ106から出力される符号化された送話信号(以下、送話フレームと呼ぶ。)をディジタル変調し、変調した送話フレームを伝送線30を介して相手側の通話装置20へ伝送(送信)する。
また、信号伝送部108は、相手側の通話装置20から伝送線30を介して伝送される受話フレーム(相手側の通話装置20で符号化された送話信号がディジタル変調された信号)を受信し且つディジタル復調して、符号化されている受話信号を出力する。
信号伝送部108から出力される受話信号は、デコーダ107でディジタルの受話信号にデコード(復号)される。ディジタルの受話信号は、音声スイッチVS1で処理された後、D/A変換部105でアナログの受話信号に変換され、第1アンプ103で増幅されてスピーカ101に出力される。そして、スピーカ101は、アナログの受話信号により駆動されて受話音声を出力する。
ここで、相手側の通話装置20が静かな環境(背景騒音レベルが低い環境)で使用されるか、あるいは相手側の通話装置20がハンドセットやヘッドセットなどの送受話器を備えていると仮定する。一方、本実施形態の通話装置10は、話者との距離が大きく(例えば、数メートル)離れていると仮定する。
ここで、マイクロホンから話者までの距離が大きく離れていると、従来の音声スイッチでは、受話信号と送話信号の双方の音声区間を検出して通話状態を切り換えるため、送話信号の音声区間の検出精度が低下して受話状態に片倒れしてしまう虞がある。
これに対して本実施形態の通話装置10は、受話信号の音声区間を検出しているときだけ通話状態が受話状態に切り換えられ、受話信号の音声区間を検出していないときは送話状態に切り換えられるように音声スイッチVS1が構成されている。その結果、相手側の通話装置20から通話相手の音声が伝送されてこない間は、音声スイッチVS1が送話状態に切り換えているため、マイクロホン100で集音される話者の音声(送話音声)を相手側の通話装置20へ伝送することができる。そして、相手側の通話装置20から通話相手の音声が伝送されてくれば、音声スイッチVS1が受話状態に切り換えるので、通話相手の音声(受話音声)をスピーカ101から出力させることができる。
一方、本実施形態の通話装置10が背景騒音レベルが高い環境で使用される場合、マイクロホン100で集音される音声の絶対的な大きさあるいは相対的な大きさ(背景騒音に対するS/N比)が小さくなる。そのため、従来の音声スイッチでは双方向に切り換えられない虞がある。つまり、通話装置10側の背景騒音レベルが相対的に高い場合、従来の音声スイッチでは、送話状態に片倒れしてしまう虞がある。
そこで、上述のような場合においては、図11に示すように第1信号経路1に送話信号を伝送し、第2信号経路2に受話信号を伝送するように、音声スイッチVS1を通話装置10に搭載されることが好ましい。
図11に示す通話装置10において、音声スイッチVS1は、送話信号の音声区間を検出しているときだけ通話状態を送話状態に切り換え、送話信号の音声区間を検出していないときは受話状態に切り換える。その結果、マイクロホン100で音声が集音されていない間は、音声スイッチVS1が受話状態に切り換えているため、相手側の通話装置20から伝送されてくる通話相手の音声(受話音声)をスピーカ101から出力させることができる。そして、マイクロホン100で音声が集音されれば、音声スイッチVS1が送話状態に切り換えるので、相手側の通話装置20へマイクロホン100で集音された音声を伝送することができる。
なお、本実施形態の通話システムでは、2台の通話装置10,20が伝送線30を介して有線伝送するように構成されているが、例えば、電波を通信媒体として無線伝送するように構成されても構わない。
また、本実施形態の通話装置10は、実施形態1の音声スイッチVS1の代わりに、実施形態2〜実施形態5の何れの音声スイッチVS2〜VS5が搭載されても構わない。
VS1 音声スイッチ
1 第1信号経路
2 第2信号経路
3 第1損失挿入部
4 第2損失挿入部
5 損失制御部
6 音声区間検出部

Claims (10)

  1. 音声信号を含む第1伝送信号が伝送される第1信号経路と、前記音声信号と異なる音声信号を含む第2伝送信号が前記第1信号経路と逆向きに伝送される第2信号経路と、前記第1信号経路に損失を挿入する第1損失挿入部と、前記第2信号経路に損失を挿入する第2損失挿入部と、前記第1損失挿入部が挿入する第1損失量と前記第2損失挿入部が挿入する第2損失量を調整する損失制御部と、前記第1伝送信号に前記音声信号が含まれている音声区間を検出する音声区間検出部とを備え、
    前記音声区間検出部は、前記第1伝送信号の振幅の大きさから前記音声区間を検出するように構成され、
    前記損失制御部は、前記音声区間においては前記第2損失量を増加させ且つ前記第1損失量を減少させて前記第1伝送信号を伝送可能とし、前記音声区間以外の区間においては前記第1損失量を増加させ且つ前記第2損失量を減少させて前記第2伝送信号を伝送可能とするように構成され
    前記第2信号経路における前記第2損失挿入部の前段に設けられ、前記第2伝送信号の利得を調整する第2利得制御部と、前記第1伝送信号に前記音声信号が含まれている音声区間を検出する第2音声区間検出部とを備え、
    前記第2利得制御部は、前記第2音声区間検出部が前記音声区間を検出していないときは前記第2伝送信号が小さくなるにつれて前記利得を大きくし、前記第2音声区間検出部が前記音声区間を検出しているときは前記利得を所定値に固定するように構成されることを特徴とする音声スイッチ。
  2. 音声信号を含む第1伝送信号が伝送される第1信号経路と、前記音声信号と異なる音声信号を含む第2伝送信号が前記第1信号経路と逆向きに伝送される第2信号経路と、前記第1信号経路に損失を挿入する第1損失挿入部と、前記第2信号経路に損失を挿入する第2損失挿入部と、前記第1損失挿入部が挿入する第1損失量と前記第2損失挿入部が挿入する第2損失量を調整する損失制御部と、前記第1伝送信号に前記音声信号が含まれている音声区間を検出する音声区間検出部とを備え、
    前記音声区間検出部は、前記第1伝送信号における前記音声信号との相関が相対的に高い信号成分と、前記音声信号との相関が相対的に低い信号成分とを比較することで前記音声区間を検出するように構成され、
    前記損失制御部は、前記音声区間においては前記第2損失量を増加させ且つ前記第1損失量を減少させて前記第1伝送信号を伝送可能とし、前記音声区間以外の区間においては前記第1損失量を増加させ且つ前記第2損失量を減少させて前記第2伝送信号を伝送可能とするように構成され
    前記第2信号経路における前記第2損失挿入部の前段に設けられ、前記第2伝送信号の利得を調整する第2利得制御部と、前記第1伝送信号に前記音声信号が含まれている音声区間を検出する第2音声区間検出部とを備え、
    前記第2利得制御部は、前記第2音声区間検出部が前記音声区間を検出していないときは前記第2伝送信号が小さくなるにつれて前記利得を大きくし、前記第2音声区間検出部が前記音声区間を検出しているときは前記利得を所定値に固定するように構成されることを特徴とする音声スイッチ。
  3. 前記損失制御部は、前記第1伝送信号を伝送可能とする第1伝送状態から前記第2伝送信号を伝送可能とする第2伝送状態へ切り換える際に、前記第1損失量を徐々に増加させるとともに前記第2損失量を徐々に減少させ、前記第2伝送状態から前記第1伝送状態へ切り換える際に、前記第1損失量を徐々に減少させるとともに前記第2損失量を徐々に増加させ、且つ前記第1伝送状態から前記第2伝送状態に切り換わるまでの遷移時間を、前記第2伝送状態から前記第1伝送状態に切り換わるまでの遷移時間よりも長くするように構成されることを特徴とする請求項1又は2記載の音声スイッチ。
  4. 前記第2信号経路における前記第2損失挿入部の後段に、前記第2伝送信号の利得を調整する第2利得制御部が設けられ、前記第2利得制御部は、前記第2損失挿入部から入力される前記第2伝送信号が小さくなるにつれて前記利得を大きくするように構成されることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の音声スイッチ。
  5. 前記音声区間検出部は、前記第2音声区間検出部を兼用するように構成されることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の音声スイッチ。
  6. 前記損失制御部は、前記第1信号経路と前記第2信号経路に挿入される総損失量を調整する総損失調整部と、前記音声区間検出部の検出結果と前記総損失量とに対応して、前記総損失量を前記第1損失量と前記第2損失量に分配する損失分配部とを有し、
    前記総損失調整部は、前記第2利得制御部の利得が大きくなるにつれて前記総損失量を増加させるように構成されることを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の音声スイッチ。
  7. 前記第1信号経路における前記第1損失挿入部の後段に設けられ、前記第1伝送信号の利得を調整する第1利得制御部を備え、前記第1利得制御部は、前記第2利得制御部の利得が大きくなるにつれて前記利得を大きくするように構成されることを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載の音声スイッチ。
  8. 請求項1〜7の何れかの音声スイッチと、スピーカ及びマイクロホンと、前記第1伝送信号及び前記第2伝送信号を伝送する信号伝送部とを備え、前記第1信号経路に前記スピーカが接続され、前記第2信号経路に前記マイクロホンが接続されることを特徴とする通話装置
  9. 請求項1〜7の何れかの音声スイッチと、スピーカ及びマイクロホンと、前記第1伝送信号及び前記第2伝送信号を伝送する信号伝送部とを備え、前記第1信号経路に前記マイクロホンが接続され、前記第2信号経路に前記スピーカが接続されることを特徴とする通話装置。
  10. 請求項8又は9の通話装置と、通信媒体を介して前記通話装置との間で前記第1伝送信号及び前記第2伝送信号を送受信する相手側の通話装置とを有することを特徴とする通話システム。
JP2014012616A 2014-01-27 2014-01-27 音声スイッチ及びそれを用いる通話装置、通話システム Active JP6347386B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014012616A JP6347386B2 (ja) 2014-01-27 2014-01-27 音声スイッチ及びそれを用いる通話装置、通話システム
NO15740580A NO3101880T3 (ja) 2014-01-27 2015-01-26
DK15740580.4T DK3101880T3 (en) 2014-01-27 2015-01-26 AUDIO SWITCH, COMMUNICATION DEVICE USING IT AND COMMUNICATION SYSTEM
PCT/JP2015/000308 WO2015111415A1 (ja) 2014-01-27 2015-01-26 音声スイッチ及びそれを用いる通話装置、通話システム
ES15740580.4T ES2669504T3 (es) 2014-01-27 2015-01-26 Conmutador de audio, dispositivo de comunicación que usa el mismo y sistema de comunicación
EP15740580.4A EP3101880B1 (en) 2014-01-27 2015-01-26 Audio switch, communication device using same, and communication system

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014012616A JP6347386B2 (ja) 2014-01-27 2014-01-27 音声スイッチ及びそれを用いる通話装置、通話システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015142170A JP2015142170A (ja) 2015-08-03
JP6347386B2 true JP6347386B2 (ja) 2018-06-27

Family

ID=53681225

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014012616A Active JP6347386B2 (ja) 2014-01-27 2014-01-27 音声スイッチ及びそれを用いる通話装置、通話システム

Country Status (6)

Country Link
EP (1) EP3101880B1 (ja)
JP (1) JP6347386B2 (ja)
DK (1) DK3101880T3 (ja)
ES (1) ES2669504T3 (ja)
NO (1) NO3101880T3 (ja)
WO (1) WO2015111415A1 (ja)

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62135022A (ja) * 1985-12-06 1987-06-18 Nec Corp 拡声電話装置
JP2529361B2 (ja) * 1988-08-29 1996-08-28 松下電器産業株式会社 音声スイッチ
JPH0440109A (ja) * 1990-06-06 1992-02-10 Fujitsu Ltd 利得可変増幅器
JPH0556132A (ja) * 1991-08-28 1993-03-05 Fujitsu Ltd 拡声電話装置回路
JPH0678046A (ja) * 1992-08-25 1994-03-18 Fujitsu Ltd ハンズフリー・システムで用いられる音声スイッチ
JP2845070B2 (ja) * 1992-12-21 1999-01-13 岩崎通信機株式会社 電話会議装置
JPH10341256A (ja) * 1997-06-10 1998-12-22 Logic Corp 音声から有音を抽出し、抽出有音から音声を再生する方法および装置
GB2330961B (en) * 1997-11-04 2002-04-24 Nokia Mobile Phones Ltd Automatic Gain Control
JP3929686B2 (ja) 2000-08-14 2007-06-13 松下電器産業株式会社 音声スイッチング装置およびその方法
JP3761473B2 (ja) * 2001-04-24 2006-03-29 埼玉日本電気株式会社 ハンズフリー通話用アダプタ装置
JP2004088369A (ja) * 2002-08-26 2004-03-18 Nec Saitama Ltd ハンズフリー装置、ハンズフリー通話制御方法及びプログラム
JP4650163B2 (ja) * 2005-08-25 2011-03-16 パナソニック電工株式会社 拡声通話装置
JP4483761B2 (ja) * 2005-10-14 2010-06-16 パナソニック電工株式会社 拡声通話装置
JP4821509B2 (ja) * 2006-08-28 2011-11-24 パナソニック電工株式会社 集合住宅用インターホンシステム
JP5086769B2 (ja) * 2007-10-23 2012-11-28 パナソニック株式会社 拡声通話装置

Also Published As

Publication number Publication date
EP3101880A4 (en) 2017-02-08
JP2015142170A (ja) 2015-08-03
DK3101880T3 (en) 2018-06-25
NO3101880T3 (ja) 2018-08-11
EP3101880B1 (en) 2018-03-14
EP3101880A1 (en) 2016-12-07
WO2015111415A1 (ja) 2015-07-30
ES2669504T3 (es) 2018-05-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101311028B1 (ko) 주변 잡음 검출을 이용한 요해도 제어
US7630887B2 (en) Enhancing the intelligibility of received speech in a noisy environment
EP2631907A1 (en) Method and apparatus for audio intelligibility enhancement
US9214913B2 (en) Communication device with motion dependent auto volume control
JP2006519554A (ja) 可聴性の改善
JP4204754B2 (ja) 通信システムにおける適応信号利得制御のための方法及び装置
US20110135086A1 (en) Method and electronic device for improving communication quality based on ambient noise sensing
US8923522B2 (en) Noise level estimator
JP2009171208A (ja) 自動音量制御装置及びそれを用いた音声通信装置
JP6347386B2 (ja) 音声スイッチ及びそれを用いる通話装置、通話システム
US7760869B2 (en) Method and apparatus for controlling the transmit volume level of a speakerphone
KR101060493B1 (ko) 송신신호 레벨 컨트롤러 및 그 컨트롤러를 이용한 음량 자동조절 송수신 장치와 방법
US20120076320A1 (en) Fine/Coarse Gain Adjustment
NL1038762C2 (en) Voice immersion smartphone application or headset for reduction of mobile annoyance.
JP2012129741A (ja) 自動音量補正装置
JP4458002B2 (ja) 拡声通話装置
JP6778632B2 (ja) インターホン装置
JP4003739B2 (ja) 拡声通話機
KR100641161B1 (ko) 이동통신단말기의 음량 조정 장치 및 방법
JP2006270300A (ja) 受話音量制御装置
JPH1023114A (ja) 電話器
GB2538165A (en) Audio communication apparatus
JPH04352545A (ja) スピーカーホーン付電話装置
JP2016181820A (ja) 通話装置およびそれを利用した通話システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161017

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20170215

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171003

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171204

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20171226

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180326

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20180404

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180424

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180518

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6347386

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151