JP6347348B2 - ベッド - Google Patents

ベッド Download PDF

Info

Publication number
JP6347348B2
JP6347348B2 JP2014085009A JP2014085009A JP6347348B2 JP 6347348 B2 JP6347348 B2 JP 6347348B2 JP 2014085009 A JP2014085009 A JP 2014085009A JP 2014085009 A JP2014085009 A JP 2014085009A JP 6347348 B2 JP6347348 B2 JP 6347348B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
side fence
bed
support
fence
inclined surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014085009A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015202378A (ja
Inventor
元 河本
元 河本
崇稔 小森
崇稔 小森
光一 井本
光一 井本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority to JP2014085009A priority Critical patent/JP6347348B2/ja
Publication of JP2015202378A publication Critical patent/JP2015202378A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6347348B2 publication Critical patent/JP6347348B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Invalid Beds And Related Equipment (AREA)

Description

本発明は、ベッドに関し、特に側柵を取り外し可能なベッドに関する。
近年、病院及び家庭で用いられる介護用のベッドが普及してきた。このようなベッドは、人体を支持するボトム(床板体)と、そのボトムの姿勢を変更する駆動機構とを備える。姿勢変更が可能なボトムは、回動可能に連結された背ボトム、腰ボトム、膝ボトム及び足ボトムから構成される。
さらに、上記ベッドは、側柵を着脱可能な差込口をベッドの側面に有している。側柵には、サイドレール、ベッド用グリップ(または介助バー)などの種類がある。サイドレールは、ベッドで寝ている人の転落や寝具の落下を予防するための柵をいう。ベッド用グリップは、ベッド上で起き上がりやベッドからの立ち上がりなどの動作を補助するための柵をいう。
側柵は、下側に非対称に設けられた一対の支柱を持つものもある。また、ベッドは一対の差込口を4箇所に設けている。そのため、非対称の側柵の取り付け方には、正しい向きと、誤った向きの2通りがあり得る。以下、誤った向きでの側柵の取り付けを逆差しと呼ぶ。逆差しの側柵では、頭側ボードや足側ボードとの間に大きな隙間が生じる場合がある。
逆差しを防止するために、例えば、特許文献1(図3)は、側柵に逆向き装着防止部を付加することを開示している。また、特許文献2は、側柵において2つの差込棒(つまり支柱)の間の中間位置から偏った位置に凸片を備える。
特開2013-154020号公報 特開2010−68967号公報
しかしながら、特許文献1の装着防止部は、側柵の厚みを大きくするという課題がある。一般に、介護用ベッドでは、4つの側柵を取付可能であり、また、側柵として、種々の側柵が用意されている。介護施設または病院では多数のベッドで使用される多数の側柵を保管、移送および交換する必要がある。特許文献1の側柵の厚みは、逆向き装着防止部によって、側柵を構成するパイプの太さに対して3〜4倍になってしまい、複数の側柵を保管するのに3〜4倍のスペースが必要になる。
また、特許文献2の側柵は、2つの差込棒の距離が従来の寸法規格と同じであっても、中間位置から偏った位置に凸片があるので、従来の寸法規格に従うベッドでは使用できない可能性がある。つまり互換性に問題がある。
そこで、本発明は、側柵の逆差しを回避し、側柵の厚みを増加させず、他の側柵およびベッドとの互換性をもつベッドを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係るベッドの一形態は、2本の支柱を持つ非対称の側柵を取付可能なベッドの基台となる枠体と、前記枠体に取り付けられ、前記2本の支柱を受ける2つ差込穴を有する一対の支持部材と、前記差込穴のそれぞれの内部に着脱可能であって、前記側柵の誤った向きでの差し込みを回避する回避部材とを備える。
本発明に係るベッドによれば、側柵の逆差しを回避し、側柵の厚みを増加させず、他の側柵およびベッドとの互換性を持つことができる。
図1は、実施の形態1に係るベッドの構成例を示す斜視図である。 図2は、実施の形態1に係るベッドの構成例を示す上面図である。 図3は、実施の形態1に係る側柵の構成例を示す図である。 図4Aは、実施の形態1に係る非収納時における側柵支持部の構成例を示す斜視図である。 図4Bは、実施の形態1に係る収納時における側柵支持部の構成例を示す斜視図である。 図5Aは、実施の形態1に係る正しい向きの側柵と、第1および第2の支持部材および支柱の断面および下面とを示す図である。 図5Bは、実施の形態1に係る誤った向きの側柵と、第1および第2の支持部材および支柱の断面および下面とを示す図である。 図5Cは、実施の形態1に係る他の側柵と、第1および第2の支持部材および支柱の断面および下面とを示す図である。 図6Aは、実施の形態2に係る正しい向きの側柵の支柱と第1の支持部材とを示す断面図および下面図である。 図6Bは、実施の形態2に係る誤った向きの側柵の支柱と第1の支持部材とを示す断面図および下面図である。 図7Aは、変形例に係るロック機構付き側柵(介助グリップ)を示す斜視図である。 図7Bは、変形例におけるロック機構付き側柵(介助グリップ)の支柱を含む部分の断面説明図である。 図8は、変形例に係る側柵支持部の取り付け例を示すベッドの上面図である。 図9は、変形例に係る側柵の取り付け可能な向きを示す説明図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも本発明の好ましい一具体例を示す。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態等は、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、より好ましい形態を構成する任意の構成要素として説明する。また、各図は、模式図であり、必ずしも厳密な寸法を表すものではない。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1に係るベッドの構成例を示す斜視図である。図2は、ベッドの構成例を示す上面図である。図1および図2に係るベッドは、病院及び家庭等で使用される電動式のベッドであり、2本の支柱を有する側柵を着脱可能である。このベッドは、主要部として枠体11と、ボトム20と、4つの側柵支持部30とを備える。これ以外にも、このベッドは、頭側ボード、足側ボード、電動モーター、操作リモコン等を備えている。
枠体11は、2本の支柱を持つ非対称の側柵が着脱可能なベッドの基台となるフレームである。枠体11の4箇所に側柵支持部30が取り付けられている。
ボトム20は、蝶番等で回動可能に順次、連結された複数の部位、つまり、背ボトム21、腰ボトム22、膝ボトム23及び足ボトム24を有する。
側柵支持部30のそれぞれは、2本の支柱を有する側柵が着脱可能である。つまり、側柵支持部30のそれぞれは、側柵の支柱が差し込まれる差込口をもつ第1および第2の支持部材31、32を有する。
第1の支持部材31は、枠体11に回動可能に取り付けられ、側柵の2本の支柱の一方を受ける第1の差込穴37を有する。第1の差込穴37は、側柵の誤った向きでの差し込みを回避する回避部材を内部に着脱可能である。
第2の支持部材32は、枠体11に回動可能に取り付けられ、側柵の2本の支柱の他方を受ける第2の差込穴38を有する。第2の差込穴38は、側柵の誤った向きでの差し込みを回避する回避部材を内部に着脱可能である。
ここで、側柵について説明する。
図3は、側柵の構成例を示す図である。同図において側柵40は、下端に傾斜面を有する支柱41、42を有する。傾斜面は、例えば、側柵40に沿う平面の法線方向と平行に形成される。
支柱41、42は、側柵40が正しい向きであるとき、第1および第2の支持部材31、32に差し込み可能である。また、側柵40が誤った向きであるとき、第1および第2の支持部材31、32への支柱41、42への差し込みが妨げられる。また、一般に、側柵には、サイドレール、ベッド用グリップ(または介助バー)などの複数の種類がある。サイドレールは、主に、ベッドで寝ている人の転落や寝具の落下を予防するための柵をいう。ベッド用グリップは、主に、ベッド上で起き上がりやベッドからの立ち上がりなどの動作を補助するための柵をいう。図1および図2のベッドは、4つの側柵を装着可能である。各側柵支持部30は、側柵が脱着可能であり、他の側柵に交換することも可能である。また、支柱41および支柱42の先端部分は、同図では、支柱本体に傾斜面を持つ先端部材(つまりキャップ)を被せるキャップ式になっている。なお、キャップ式でなく、支柱本体の先端部分が傾斜面を持つように加工されていてもよい。
次に、第1および第2の支持部材31、32を有する側柵支持部30の構成例について説明する。
図4Aおよび図4Bはそれぞれ、実施の形態1に係る側柵支持部30の詳細な構成例を示す斜視図である。また、図4Aは側柵支持部30が収納された収納状態、図4Bは非収納状態に対応している。
図4Aおよび図4Bにおいて、側柵支持部30は、第1の支持部材31、第2の支持部材32、連結棒33、第1のブラケット35、第2のブラケット36を有する。
第1の支持部材31は、側柵40の2本の支柱のうちの一方を受ける第1の差込穴37を有し、第1のブラケット35に連結棒33を軸として回動可能に取り付けられる。第1の差込穴37は、側柵40の誤った向きでの差し込みを回避する回避部材を、内部に着脱可能である。
第2の支持部材32は、側柵40の2本の支柱のうちの他方を受ける第2の差込穴38を有し、第2のブラケット36に連結棒33を軸として回動可能に取り付けられる。第2の差込穴38は、側柵40の誤った向きでの差し込みを回避する回避部材を、内部に着脱可能である。
連結棒33は、第1および第2の支持部材31、32の一方の回動に連動して第1および第2の支持部材31、32の他方を回動させる。図4Aおよび図4Bでは、連結棒33は、第1および第2の支持部材31、32のそれぞれに固定され、回動軸として機能する。
第1のブラケット35は、第1の支持部材31を回動可能に保持し、枠体11に固定される。
第2のブラケット36は、第2の支持部材32を回動可能に保持し、枠体11に固定される。
続いて、第1および第2の支持部材31、32の詳細な構成例について説明する。
図5Aは、実施の形態1に係る正しい向きの側柵40と、第1および第2の支持部材31、32および支柱の断面とを示す図である。また、図5Bは、実施の形態1に係る誤った向きの側柵40と、第1および第2の支持部材31、32および支柱の断面とを示す図である。
図5Aの上段は、正しい向きの側柵40を示す。図5Aの中段は、第1および第2の支持部材31、32の垂直方向の断面図である。図5Aの下段は、第1および第2の支持部材31、32の垂直方向の下面図である。また、図5Bは、誤った向きの側柵40に対応している。
図5A、図5Bにおいて、第1の支持部材31は、回避部材31aを取り付けるための取付穴31Aと底穴37aとを有している。
回避部材31aは、側柵40が正しい向きであると支柱41の第1の差込穴37への差し込みを可能にし、側柵40が誤った向きであるとき支柱41の第1の差込穴37への差し込みを妨げる。より具体的には、側柵40が正しい向きであるとき第1の差込穴37の底部および内側面と支柱41先端の傾斜面とで囲まれる空間の少なくとも一部を占有し、側柵40が誤った向きであるとき支柱41の先端部分に干渉する。例えば、回避部材31aは、棒状のピンであり、取付穴31Aに着脱可能である。このピンは、同図のような円柱状でもよいし、角柱状でもよい。
取付穴31Aは、第1の支持部材31の外側面から第1の差込穴37の内部に貫通し、かつ第1の差込穴37の中心から偏心した位置に形成され、回避部材31aを着脱可能に保持する。この取付穴31Aは、側柵40が正しい向きであるとき支柱41先端の傾斜面に沿うように形成される。たとえば、取付穴31Aの中心軸は、図3の側柵40に対応するには、ベッドの短手方向と平行である。また、取付穴31Aは、円柱状でもよいし、角柱状でもよい。
第2の支持部材32は、回避部材32aを取り付けるための取付穴32Aと底穴38aとを有している。
回避部材32aは、側柵40が正しい向きであると支柱42の第2の差込穴38への差し込みを可能にし、側柵40が誤った向きであるとき支柱42の第2の差込穴38への差し込みを妨げる。回避部材32aは、例えば棒状のピンであり、取付穴32Aに着脱可能である。このピンは、同図のような円柱状でもよいし、角柱状でもよい。
取付穴32Aは、第2の支持部材32の外側面から第2の差込穴38の内部に貫通し、かつ第2の差込穴38の中心から偏心した位置に形成され、回避部材32aを着脱可能に保持する。この取付穴32Aは、側柵40が正しい向きであるとき支柱42先端の傾斜面に沿うように形成される。たとえば、取付穴32Aの中心軸は、図3の側柵40に対応し、ベッドの短手方向と平行である。また、取付穴32Aは、円柱状でもよいし、角柱状でもよい。
図5Aに示すように、側柵40が正しい向きであるとき、側柵40の支柱41、42は、第1および第2の差込穴37、38の底まで完全に差し込むことができる。このとき、回避部材31a、32aは、支柱41、42の傾斜面に沿う。
これに対して、図5Bに示すように、側柵40が誤った向きであるとき、側柵40の支柱41、42は、第1および第2の差込穴37、38の底まで完全に差し込むことができない。このとき、回避部材31a、32aは、支柱41、42の先端部分にぶつかるので、支柱41、42の差し込みを妨げる。このようにして、回避部材31a、32aは、側柵40の逆差し(誤った向きでの側柵40の取り付け)を回避することができる。
次に、他の側柵との互換性について説明する。
図5Cは、実施の形態1に係る他の側柵と、第1および第2の支持部材31、32および支柱41、42の断面および下面とを示す図である。同図の上段は、支柱41、42の先端に傾斜面を持たない一般的な側柵40の構成例を示している。図5Cでは、回避部材31a、32aは、第1および第2の支持部材31、32から取り外してある。したがって、図5Cの断面図に示すように、支柱41、42は、第1および第2の差込穴37、38の底にまで完全に差し込まれる。このように、回避部材31a、32aは着脱可能なので、取り外すことによって一般的な側柵を使用することができる。また、図3に示した側柵40を、一般的な他のベッドで使用することも可能である。
このように構成された本実施の形態に係るベッドによれば、側柵の逆差しを回避し、側柵の厚みを増加させず、他の側柵およびベッドとの互換性をもつという効果がある。詳しくは、図3に示した側柵40の厚みは、パイプの太さと実質的に同じなので、従来の側柵と同じである。これにより、複数の側柵40を保管するスペースを増加させない。また、本実施の形態に係るベッドでは、本実施の形態に係る図3の側柵だけでなく、従来の側柵を取り付けることもできる。また、本実施の形態に係る図3の側柵は、従来のベッドに取り付けることもできる。
以上のように実施の形態1に係るベッドは、2本の支柱を持つ非対称の側柵40を取付可能なベッドの基台となる枠体11と、枠体11に取り付けられ、2本の支柱を受ける2つ差込穴37、38を有する一対の支持部材31、32と、差込穴37、38のそれぞれの内部に着脱可能であって、側柵の誤った向きでの差し込みを回避する回避部材31a、32aとを備える。
これによれば、側柵の逆差しを回避し、側柵の厚みを増加させず、他の側柵およびベッドとの互換性をもつことができる。
ここで、側柵40における2本の支柱41、42のそれぞれは下端に傾斜面を有し、回避部材31aは、側柵が正しい向きであるとき差込穴の底部および内側面と傾斜面とで囲まれる空間の少なくとも一部を占有し、側柵が誤った向きであるとき2本の支柱の先端部分に干渉してもよい。
これによれば、側柵40は先端に傾斜面を設けるだけでよく、回避部材31a、32aは差込穴37、38の底部および内側面と傾斜面とで囲まれる空間の少なくとも一部を占有するだけの簡単な構成にすることができる。
ここで、回避部材31aは、側柵が正しい向きであるときに傾斜面の少なくとも一部に沿い、かつ、側柵が誤った向きであるときに傾斜部の先端部の挿入を妨げてもよい。
これによれば、側柵40が正しい向きであるときに傾斜面の少なくとも一部に沿うことにより、側柵40の差し込みを可能にし、側柵が誤った向きであるときに傾斜部の先端部の挿入を妨げることができる。
ここで、回避部材31aはピンであり、一対の支持部材31、32のそれぞれは、支持部材の外側面から差込穴内部に貫通し、かつ差込穴の中心から偏心した位置に形成され、ピンが挿入可能なピン穴31A、32Aを有し、ピン穴は、側柵が正しい向きであるとき傾斜面に沿うように形成されてもよい。
これによれば、回避部材31aはピンであり、簡単な構成により実現できる。
ここで、傾斜面は、側柵に沿う平面の法線方向と平行であり、ピン穴の中心軸はベッドの短手方向と平行でもよい。
ここで、傾斜面は、側柵に沿う平面と平行であり、ピン穴の中心軸はベッドの長手方向と平行でもよい。
これによれば、ベッドの2つの側辺のいずれの側の第1および第2の支持部材31、32に対して、同じ正しい向きでの側柵40の差し込みを可能にし、同じ誤った向きでの側柵40の差し込みを妨げることができる。言い換えれば、ベッドの右側でも左側でも同じ向きに側柵40を取り付けることができる。
(実施の形態2)
続いて、実施の形態2に係る側柵支持部30について説明する。実施の形態1では、回避部材31a、32aがピンである例について説明したが、本実施の形態では、回避部材31a、32bが、傾斜した上面を有する例について説明する。
本実施の形態に係るベッドの概略構成は、図1および図2と同様である。また、側柵も図3と同じ構成でよく、また、一般的な他の側柵でもよい。以下異なる点を中心に説明する。
図6Aは、実施の形態2に係る正しい向きの側柵40の支柱41と第1の支持部材31とを示す断面図および下面図である。また、図6Bは、実施の形態2に係る誤った向きの側柵40の支柱41と第1の支持部材31とを示す断面図および下面図である。
図6A、図6Bにおいて、第1の支持部材31は、第1の差込穴37を有し、第1の差込穴37の底部には底穴37aを有している。底穴37aの中心は、第1の差込穴37の中心よりも、ベッドの長手方向に偏心していて、回避部材31aの底部の突起が嵌るようになっている。
回避部材31aは、傾斜した上面を有する円柱であり、位置決め用の突起を底部に有する。この回避部材31aは、第1の差込穴37の底部に着脱可能に載置される。
第2の支持部材32および回避部材32aについても、第1の支持部材31および回避部材31aと同様である。
図6Aに示すように、回避部材31aの上面は、側柵40が正しい向きであるとき側柵40先端の傾斜面と平行に対向する。これに対して、図6Bに示すように、回避部材31aの上面の先端は、側柵40が逆向きであるとき側柵40における傾斜面の先端部とぶつかることによって、差し込みを妨げる。回避部材32aについても同様である。
このように本実施の形態における回避部材31a、32aは、第1の差込穴37、第2の差込穴38にそれぞれ載置可能な簡単な構成により実現することができる。
以上のように実施の形態2に係るベッドは、回避部材31aは、差込穴の底部に着脱可能に載置され、傾斜する上面を有する。
ここで、回避部材31aの上面は、側柵が正しい向きであるとき側柵における傾斜面と平行に対向し、記回避部材31aの上面の先端は、側柵が逆向きであるとき側柵における傾斜面の先端部と接触してもよい。
これによれば、側柵の逆差しを回避し、側柵の厚みを増加させず、他の側柵およびベッドとの互換性をもつことができる。しかも、回避部材31a、32aは、簡単な構成により実現することができる。
以上、本発明に係るベッドについて、実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、実施の形態に限定されるものではない。本発明の主旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を本実施の形態に施したものや、実施の形態及び変形例における一部の構成要素を任意に組み合わせて構築される別の形態も、本発明の範囲内に含まれる。
たとえば、各実施の形態において、回避部材31a、32aを第1および第2の支持部材31、32から取り外した状態では、一般的な側柵や種々の側柵も第1および第2の支持部材31、32に取り付け可能である。
ここで、取付可能な側柵の例として、ロック機構付きの側柵(介助グリップとも呼ぶ)について説明する。
図7Aは、変形例に係るロック機構付き側柵(介助グリップ)を示す斜視図である。また、図7Bは、変形例におけるロック機構付き側柵(介助グリップ)の支柱を含む部分の断面説明図である。
図7Aに示す介助グリップは、ベッドに固定される固定柵101と、固定柵101の長手方向端部に連結された回動自在の回転柵102とを有する。
固定柵101は、下方に突出する2本の脚部111を第1および第2の差込孔37に差し込み、固定柵101に設けた操作部105を操作することで各脚部111の下端に設けた斜め臼112を引き上げることで側柵支持部30に固定する。
回転柵2は、その一側端の上下2カ所が固定柵101に対して鉛直軸回りに回転自在に取り付けられ、下方側の取り付け部に固定柵101が備える支持体116に配した操作レバー103の操作により、固定柵101に対する回転柵102の回動についてのロックがなされる。ロックレバー104は操作レバー103の不用意な操作を避けるために操作レバー103をロックする。
固定柵101が備える2本の縦桟115は、各下端に脚部111を備えている。また、両縦桟115間には、回転軸150が架設されている。この回転軸150は、図7Bに示すように両端にナット151を一体に備えており、また一端側には操作部105が装着され、他端にはカバー部156が装着されている。これら操作部105及びカバー部156も、回転軸150と一体となっており、回転軸150をその軸回りに回転させる時、操作部105とカバー部156及びナット151も回転する。
そして上記回転軸150は中空に形成されており、各ナット151には、夫々ねじ軸152が螺合している。両ねじ軸152は、先端に傾斜カム153を備え、縦桟115に対して回り止めされている。そして、一方のねじ軸152とこれに螺合するナット151は、他方のねじ軸152とこれに螺合するナット151に対して逆ねじで構成されている。このために、回転軸50を一方向に回転させる時、両ねじ軸152は回転軸150からの突出量を夫々増大させ、回転軸150を他方向に回転させる時、両ねじ軸152は回転軸150からの突出量を夫々減少させる。
縦桟115とその下端に連続する脚部111内には、連結軸107が上下動自在に配されている。下端に斜め臼112が固定された連結軸107は、その上部に上記傾斜カム153の傾斜面に接するピン170を備え、上端に縦桟115の内面に接する振れ止めピン172を備えている。
今、操作部105を操作することで回転軸150を上記一方向に回転させたならば、回転軸150からの突出量を増大させるねじ軸152の先端の傾斜カム153は、連結軸107のピン170を介して連結軸107を引き上げる。
連結軸107の下端に設けられた斜め臼112は、その上端面が傾斜面となっており、脚部111の傾斜面となっている下端面に接している。このために連結軸107が上方に引き上げられる時、斜め臼112は上記傾斜面に沿って移動することで側方にも移動し、脚部111を拡径させることになる。従って、第1の差込孔37または第2の差込孔38に脚部111及び斜め臼112が差し込まれている時、上記拡径により、固定柵101は側柵支持部30に固定されることになる。図7A中の174は脚部111と縦桟115との境界部に配されているとともに、固定孔上端面のテーパ面に当接する傾斜面を備えた取付座である。
操作部105及び回転軸150を他方向に回転させたならば、ねじ軸152が回転軸150内に引き込まれるために、斜め臼112を下端に備えた連結軸107は自重で降下する。このために側柵支持部30への固定が解除される。
前述のように、回転軸150の両端にねじ軸152を配して、2本の連結軸107を同時に昇降させるために、2箇所での固定及び固定解除を単一箇所の一操作で行うことができる。また、連結軸107への斜め臼112の固定位置は、連結軸107下端のねじ部との螺合とロックナット113とによって上下に調整が可能となっており、このために単一の操作で複数の拡径部を夫々拡径させるとはいえ、複数の拡径部での固定力を同じとすることができる。
このように、回避部材31a、32aを取り外したときは、図7Aおよび図7Bに示すロック機構付きの支柱をもつ側柵を取り付けることも可能である。
なお、実施の形態1または2において、ベッドの4つ側柵支持部における回避部材31a、32bの位置は、図8のようにすることが望ましい。すなわち、図8では、ベッドの4つ側柵支持部における回避部材31a、32bの位置が、ベッドの長手方向の中心線に対して対称であり、かつ、ベッドの短手方向の中心線に対して対称である。こうすれば、図9に示すように、同じ種類の側柵40について、ベッドの4つの側柵支持部のうちのどの箇所においても、逆差しを回避することができる。
なお、各実施の形態におけるベッドは、電動ベッドであってもよいし、電動ベッドでなくてもよい。
また、上記実施の形態1において、取付穴31Aは、第1の支持部材31の外側面から第1の差込穴37の内部に貫通し、かつ第1の差込穴37の中心から偏心した位置に形成され、取付穴31Aの中心軸は、ベッドの短手方向に平行としたが、取付穴31Aは、第1の支持部材31の側方から第1の差込穴37の内部に貫通し、かつ第1の差込穴37の中心から偏心した位置に形成され、取付穴31Aの中心軸は、ベッドの長手方向に平行としてもよい。この場合、図3の側柵40の支柱41の下端にある傾斜面を側柵40に沿う平面と平行に形成すればよい。取付穴32Aと対応する側柵40の支柱42についても同様である。つまり、取付穴31A、32Aは、側柵40が正しい向きであるとき支柱41、42先端の傾斜面に沿うように形成されていればよい。そのため、取付穴31A、32Aの配置方向は、ともにベッドの短手方向もしくは長手方向に配置される場合だけでなく、いずれか一方がベッドの短手方向に、いずれか他方がベッドの長手方向に配置されるようにしてもよい。 また、側柵40の支柱41および支柱42は、図3では、キャップ式になっているが、キャップ式でなくてもよい。例えば、支柱本体を直接差込穴に差し込む構成でもよい。
また、支柱41および支柱42が円筒である例を示したが、角柱であってもよい。この場合、側柵支持部30の第1および第2の差込穴37、38の水平断面形状は、支柱41、42との水平断面と同じ形状であってもよいし、異なる形状であってもよい。
また、図2では側柵支持部30がベッドの側辺の4箇所に設置される例を説明したが、ベッドの他の辺に設置されてもよい。
また、4箇所のうち特定の箇所のみ実施の形態1または2の側柵支持部30を備えても良い。特定の箇所は、例えば、側柵の交換、取り外しの頻度が高い箇所でよい。
なお、図4A、図4Bに示すように、第1および第2の支持部材31、32のそれぞれは、ベッドの側端よりも内側の第1の位置と、差込穴37、38をベッドの側端よりも外側に露出させる第2の位置との間を回動可能としてもよい。つまり、第1および第2の支持部材31、32のそれぞれは、第1の位置ではベッドの側端よりも内側に収納された状態と、第2の位置ではベッドの側端よりも外側に飛び出した状態(非収納の状態)との2つの状態を択一的にとる。しかも、第1および第2の支持部材31、32は一方の回動に連動して他方も回動する。こうすれば、片手で容易に収納状態と非収納状態とを変更することができる。
なお、図4A、図4Bにおいて、第1のブラケット35は、第2の位置に第1の支持部材31を固定するための着脱可能な固定用部材を保持する保持部34を有してもよい。図4Aおよび図4Bにおける保持部34は、固定用部材34aとしてのピンを保持するピン穴である。このピン穴は、第1のブラケット35の両側板に形成されている。また、固定用部材34aは、例えば、図5に示すようなピンでよい。図4Aに示す非収納状態においてピン穴にピンを保持させることにより、第1の支持部材31を回動できないようにする。つまり、側柵40を取り付けた状態で側柵40の上端がベッドの短手方向にぐらつくことを抑えることができる。
また、図4A、図4Bにおいて、第2のブラケット36は、第2の位置に第2の支持部材32を固定するための着脱可能な固定用部材を保持する保持部34を有してもよい。第2のブラケット36の保持部34は、第1のブラケット35の保持部34と同様である。
なお、図4Aおよび図4Bでは、保持部34が第1のブラケット35と第2のブラケット36の両方に形成される例を示したが、保持部34は第1のブラケット35と第2のブラケット36の何れか一方に形成されていてもよい。
11 枠体
30 側柵支持部
31 第1の支持部材
31a 第1の支持本体
31A 取付穴
32 第2の支持部材
32a 第2の支持本体
32A 取付穴
34 保持部
34a 固定用部材
37 第1の差込穴
37a 底穴
38 第2の差込穴
38a 底穴
40 側柵
41 支柱
42 支柱

Claims (6)

  1. 2本の支柱を持つ非対称の側柵を取付可能なベッドの基台となる枠体と、
    前記枠体に取り付けられ、前記2本の支柱を受ける2つ差込穴を有する一対の支持部材と、
    前記差込穴のそれぞれの内部に着脱可能であって、前記側柵の誤った向きでの差し込みを回避する回避部材とを備え
    前記側柵における前記2本の支柱のそれぞれは下端に傾斜面を有し、
    回避部材は、前記側柵が正しい向きであるとき前記差込穴の底部および内側面と前記傾斜面とで囲まれる空間の少なくとも一部を占有し、前記側柵が誤った向きであるとき前記2本の支柱の先端部分に干渉する
    ベッド。
  2. 前記回避部材は、前記側柵が正しい向きであるときに前記傾斜面の少なくとも一部に沿い、かつ、前記側柵が誤った向きであるときに前記傾斜部の先端部の挿入を妨げる
    請求項1に記載のベッド。
  3. 前記回避部材はピンであり、
    前記一対の支持部材のそれぞれは、前記支持部材の外側面から前記差込穴内部に貫通し、かつ前記差込穴の中心から偏心した位置に形成され、前記ピンが挿入可能なピン穴を有し、
    前記ピン穴は、前記側柵が正しい向きであるとき前記傾斜面に沿うように形成される
    請求項1に記載のベッド。
  4. 前記傾斜面は、前記側柵に沿う平面の法線方向と平行であり、前記ピン穴の中心軸は前記ベッドの短手方向と平行である
    請求項3に記載のベッド。
  5. 前記回避部材は、前記差込穴の底部に着脱可能に載置され、傾斜する上面を有する
    請求項1に記載のベッド。
  6. 前記回避部材の前記上面は、前記側柵が正しい向きであるとき前記側柵における前記傾斜面と平行に対向し、
    前記回避部材の前記上面の先端は、前記側柵が逆向きであるとき前記側柵における前記傾斜面の先端部と接触する
    請求項5に記載のベッド。
JP2014085009A 2014-04-16 2014-04-16 ベッド Active JP6347348B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014085009A JP6347348B2 (ja) 2014-04-16 2014-04-16 ベッド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014085009A JP6347348B2 (ja) 2014-04-16 2014-04-16 ベッド

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015202378A JP2015202378A (ja) 2015-11-16
JP6347348B2 true JP6347348B2 (ja) 2018-06-27

Family

ID=54596220

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014085009A Active JP6347348B2 (ja) 2014-04-16 2014-04-16 ベッド

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6347348B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6682244B2 (ja) * 2015-11-24 2020-04-15 パラマウントベッド株式会社 ベッド用サイド部材の固定部材
JP7125361B2 (ja) * 2019-02-27 2022-08-24 パラマウントベッド株式会社 構造体

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3407800B2 (ja) * 2000-04-25 2003-05-19 パラマウントベッド株式会社 側柵取付型小物入れ
JP2003061783A (ja) * 2001-08-22 2003-03-04 Paramount Bed Co Ltd ベッドにおける落下予防装置の取付装置
JP5252549B2 (ja) * 2008-09-18 2013-07-31 パラマウントベッド株式会社 ベッドの差込式サイドレール装置における逆差し防止機構

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015202378A (ja) 2015-11-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6347348B2 (ja) ベッド
JP6418374B2 (ja) ベッド
JP2004305233A (ja) 脚構造体、及び天板付家具
KR101250208B1 (ko) 슬라이딩 보조 의자를 구비한 의자
JP2010253121A (ja) 点滴用スタンド
JP2021132991A (ja) ベッド装置
JP3181966U (ja) 動作補助装置
JP2007117441A (ja) 立ち上がり介助用のサイドレール
JP2010106530A (ja) テント類の折り畳みフレーム及び医療用の組立式テントの張設方法
JP5252542B2 (ja) ベッドにおける取付品支持位置可変機構
JP6570378B2 (ja) 寝台装置及び柵体
JP6647065B2 (ja) 寝台装置
JP6022869B2 (ja) ベッド用側柵の固定構造及びベッド
WO2018003367A1 (ja) サイドレール付きベッド
JP2011147597A (ja) 展示装置
JP6681684B2 (ja) 寝台装置
JP6261936B2 (ja) 仰臥台取付型介助装置
JP3786589B2 (ja) ベッド装置
CN220877131U (zh) 一种床上防护栏
JP6961029B2 (ja) 寝台装置
ES2259502B2 (es) Barra para minusvalia abatible.
CN220989076U (zh) 一种病床护栏锁定结构
JP2004329535A (ja) 腰掛介助装置用補助手すり
JP5099897B2 (ja) 折り畳み式サイドレール
CN108186234B (zh) 一种医用护理床

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170308

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180131

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180206

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180330

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180508

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180516

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6347348

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151