JP6570378B2 - 寝台装置及び柵体 - Google Patents

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Description

本発明は、寝台装置及び柵体に関する。
従来から、医療用又は介護用のベッド、或いはストレッチャーなど、看視対象者を横たわらせた状態で治療、介護又は搬送する目的で使用される寝台装置が知られている。一般的に、これらの寝台装置では、看視対象者が載置される寝台に転落防止用の柵が設けられている。
例えば、下記特許文献1には、転落防止柵を取り付けるための取付けユニットが寝台の幅方向端部に設けられた寝台装置が開示されている(特許文献1の図6及び図8参照)。転落防止柵は棒状の支柱を有しており、この支柱を取付ユニットの上面に設けられた孔に差し込むことにより、転落防止柵を取付けユニットに対して着脱自在に取り付け可能となっている。
特開2006−340962号公報
上記のように、従来の寝台装置では、ユーザ側で転落防止柵を寝台の幅方向両端部に後付けする場合、まず、寝台の幅方向一端部に設けられた取付けユニットに対して一方の転落防止柵を差し込んだ後、寝台の幅方向他端部に設けられた取付けユニットに対して他方の転落防止柵を差し込むという2段階の作業を行う必要があった。
本発明は上述した事情に鑑みてなされたものであり、寝台に対する転落防止柵の取付け作業を簡略化することの可能な寝台装置及び柵体を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決して係る目的を達成するために以下の手段を採用する。
(1)本発明の一態様に係る寝台装置は、寝台と;前記寝台に設けられた柵体と;を備え、前記柵体が、前記寝台に対して接続されて且つ前記寝台の幅方向に延在する柵連結部材と、前記柵連結部材の少なくとも一端に接続された転落防止柵と、を備える。
上記態様に係る寝台装置によれば、柵連結部材を寝台に装着するという作業だけで、寝台に対して転落防止柵を設置することができるので、寝台に対する転落防止柵の取付け作業を簡略化することが可能である。
(2)上記(1)に記載の寝台装置において、前記柵連結部材が、前記寝台に対して着脱自在に接続されていてもよい。
この構成によれば、ユーザ側で柵体(転落防止柵)を寝台に後付けすることができ、また、必要に応じてユーザ側で柵体を寝台から取り外すこともできる。
(3)上記(2)に記載の寝台装置において、前記柵連結部材が、前記寝台に対して工具不要の締結具によって締結されていてもよい。
この構成によれば、ユーザ側で柵体(転落防止柵)を寝台に後付けする際に、より簡単に柵体を寝台に取付けすることが可能である。
(4)上記(1)に記載の寝台装置において、前記柵連結部材が、前記寝台に対して離脱不能に接続されていてもよい。
この構成によれば、柵体を寝台に対して着脱自在に接続する場合と比較して、柵体を寝台に対してより強固に接続することができる。
(5)上記(1)〜(4)のいずれか一つに記載の寝台装置において、前記柵体が、前記柵連結部材の両端に接続された転落防止柵を備えていてもよい。
この構成によれば、柵連結部材を寝台に接続するという作業だけで、寝台の幅方向両側に転落防止柵を同時に設置することができる。
(6)上記(5)に記載の寝台装置において、前記柵連結部材の両端に接続された転落防止柵が、同一の形状及び同一の寸法を有していてもよい。
この構成によれば、柵体を寝台に接続するときに、柵体の前後左右の向きを考慮することが不要となり、寝台に対して迅速に柵体を取付けすることが可能となる。
(7)上記(1)〜(6)のいずれか一つに記載の寝台装置において、前記転落防止柵が、前記柵連結部材に対して着脱自在に接続されていてもよい。
この構成によれば、一度、柵連結部材を寝台に装着さえしておけば、転落防止柵を別個に自由に着脱可能となる。例えば、寝台装置を壁に近接して配置する場合など、片側の転落防止柵が不要になれば、柵連結部材ごと取り外すことなく、転落防止柵のみを取り外すことが可能となる。
(8)上記(1)〜(6)のいずれか一つに記載の寝台装置において、前記転落防止柵が、前記柵連結部材に対して離脱不能に接続されていてもよい。
この構成によれば、転落防止柵が柵連結部材に対して着脱自在に接続されている場合と比較して、転落防止柵を柵連結部材に対してより強固にすることができる。
(9)上記(1)〜(8)のいずれか一つに記載の寝台装置において、前記転落防止柵の長さが、前記寝台の背ボトムの長さより短くてもよい。
この構成によれば、柵体を寝台の背ボトムに設置する場合に、必要最小限の大きさの転落防止柵によって転落防止の目的を達成できる。
(10)上記(1)〜(9)のいずれか一つに記載の寝台装置において、前記柵体が、前記柵連結部材を複数備えていてもよい。
この構成によれば、複数の柵連結部材によって転落防止柵をより強固に支持することができる。
(11)上記(10)に記載の寝台装置において、前記寝台の幅方向に沿った被嵌合部が前記寝台に複数形成されており、前記複数の柵連結部材が、前記複数の被嵌合部のそれぞれに嵌め込まれた状態で前記寝台に対して接続されていてもよい。
(12)上記(1)〜(9)のいずれか一つに記載の寝台装置において、前記寝台の幅方向に沿った被嵌合部(1つの被嵌合部)が前記寝台に形成されており、前記柵連結部材(1つの柵連結部材)が、前記被嵌合部に嵌め込まれた状態で前記寝台に対して接続されていてもよい。
これらの構成によれば、柵連結部材が寝台の表面から突出しないので、寝台の表面を平坦に保つことができ、その結果、良好な寝心地を確保できる。また、柵連結部材のガタつきも防止できる。
(13)上記(11)または(12)に記載の寝台装置において、前記寝台が、長尺でかつ複数並設されたパネル部材と、前記寝台の長さ方向に延在して且つ前記パネル部材を下方から支持するパネル支持部材と、を有し、互いに隣り合う前記パネル部材の間に、前記柵連結部材を嵌め込むための隙間が前記被嵌合部として形成されており、前記隙間に前記柵連結部材が嵌め込まれた状態で、前記柵連結部材が前記パネル支持部材に対して接続されていてもよい。
この構成によれば、簡単な構成で、柵連結部材を嵌め込むための被嵌合部を寝台に形成することができ、寝台に対する柵連結部材の取付けも容易となる。
(14)上記(13)に記載の寝台装置が、前記パネル支持部材を前記寝台の幅方向に延びる軸線周りに回動自在に支持する回動機構をさらに備えていてもよい。
この構成によれば、パネル支持部材が寝台の上方へ傾斜した状態で柵連結部材の取付け作業を行うことができるようになるので、パネル支持部材の裏側からの柵連結部材の取付けが容易となる。
(15)本発明の一態様に係る柵体は、寝台に設けられる柵体であって、前記寝台に対して接続されて且つ前記寝台の幅方向に延在する柵連結部材と;前記柵連結部材の少なくとも一端に接続された転落防止柵と;を備える。
(16)上記(15)に記載の柵体において、前記柵連結部材が、前記寝台に対して着脱自在に接続されてもよい。
(17)上記(15)または(16)に記載の柵体において、前記柵体が、前記柵連結部材の両端に接続された転落防止柵を備えていてもよい。
(18)上記(17)に記載の柵体において、前記柵連結部材の両端に接続された転落防止柵が、同一の形状及び同一の寸法を有していてもよい。
(19)本発明の他の態様に係る柵体は、寝台装置の支持架台に設けられる柵体であって、前記支持架台の被取付け箇所を挟持する固定部を備える。
上記態様によれば、支持架台の被取付け箇所を固定部により挟持して固定する構造を採用しているので、被固定箇所の選定自由度が高い。よって、支持架台への柵ユニット取り付けを容易に行うことが可能となる。
(20)上記(19)に記載の柵体が、前記被取付け箇所に対して面接触する回動防止面を有してもよい。
この場合、柵ユニットがその自重等により倒れ込もうとする力を、面接触している箇所で支えることができる。よって、柵ユニットの固定を確実かつ強固に行うことが可能となる。
(21)上記(19)又は(20)に記載の柵体において、前記固定部が、前記被取付け箇所を挟持する少なくとも一対の分割固定部材と、これら分割固定部材間を貫いて締結する締結部材と、を備える構成を採用してもよい。
この場合、様々な寸法形状の被取付け箇所に対して柵体を容易に取付けすることができるので、多種多様な寝台装置に幅広く適用することが可能である。
(22)本発明の他の態様に係る寝台装置は、寝台と;前記寝台に対して着脱自在である上記(19)〜(21)のいずれか一つに記載の柵体と;を備える。
この態様によれば、寝台装置を使用する使用者の要望等に応じて、柵体を取付けたり外したりすることができる。
本発明の上記態様によれば、寝台に対する転落防止柵の取付け作業を簡略化することが可能な寝台装置及び柵体を提供できる。
本発明の第1実施形態に係る寝台装置を左右方向から見た側面図である。 図1に示す寝台装置の上面図である。 図1に示す寝台装置の下面図である。 図1に示す寝台装置を脚側から見た側面図である。 図1に示す寝台装置を構成する背ボトムおよび脚ボトムを回動させた状態を示す斜視図である。 寝台の背ボトムに対して柵体(柵ユニット)が取り外されている状態を示す図である。 柵ユニットと背ボトム(第1パネル支持部材)との接続部位を拡大して示す図である。 本発明の第2実施形態に係る柵体を備える寝台装置の概略構成を示す斜視図である。 図8に示す寝台装置の上面図である。 図8に示す寝台装置の下面図である。 図8に示す寝台装置を左右方向から見た側面図である。 図8に示す寝台装置を構成する背ボトムおよび脚ボトムを回動させた状態を示す斜視図である。 図8に示す寝台装置の柵体が有する固定機構をメインフレームの内側から見た図である。 図8に示す寝台装置の柵体が有する固定機構を縦部材の延在方向(寝台装置の前後方向)の頭側から見た図である。
[第1実施形態]
本発明の第1実施形態に係る寝台装置10を、図面に基づいて以下に説明する。寝台装置10は、例えば、医療環境下(介護環境下を含む)において利用することができる。図1〜図3及び図5において、矢印Hは人(使用者)が寝る際に頭側となる向きを示し、また矢印Fは人が寝る際に脚側となる向きを示している。以下の説明においては、矢印H、Fの方向である前後方向に対して直交する水平方向を左右方向と言う場合が有る。
図1から図5に示すように、寝台装置10は、寝台11と、支持架台12と、ボード13と、駆動機構14と、を備えている。なお図5では、駆動機構14の図示を省略している。
寝台11は、長尺でかつ複数並設されることで寝台面15を形成するパネル部材16を備えている。各パネル部材16は、互いに同等の形状でかつ同等の大きさに形成されている。各パネル部材16は、左右方向(パネル部材が延びるパネル長手方向)に延びる長尺な板状に形成され、各パネル部材16の表裏面は、上下方向を向いている。パネル部材16は、前後方向に複数並設されている。各パネル部材16は、駆動機構14によって寝台11が背上げまたは膝上げ等の変形、例えば起伏を伴う回動させられる前の標準状態において、上下方向および左右方向のいずれの方向においても同等の位置に配置され、同一平面上に配置されている。
各パネル部材16の左右方向の両端部には、左右一対のカバー部材17が設けられている。カバー部材17は、各パネル部材16に左右方向の外側から装着されている。カバー部材17は、左右方向の外側に向けて突となる半楕円形状に形成されている。
複数のパネル部材16および複数のカバー部材17の各上面は、前述の寝台面15を形成している。寝台面15は、前述の標準状態において、上下方向に直交する直交面とされている。寝台面15は、その平面視において左右方向よりも前後方向に長い矩形状に形成されている。寝台面15の長手方向は前後方向とされ、寝台面15の短手方向は左右方向となっている。寝台面15上には、マットレスMが配置される。
複数のパネル部材16は、前後方向に複数のグループに区画されている。複数のパネル部材16は、頭側Hから脚側Fに向けて、背ボトム18と、脚ボトム19と、の順にグループ分けされている。さらに、脚ボトム19は、頭側Hから脚側Fに向けて、膝ボトム20と、足ボトム21と、の順にグループ分けされている。背ボトム18は、寝台面15における背に対応し、脚ボトム19は、寝台面15における腰から足に対応する。膝ボトム20は、寝台面15における腰から膝に対応し、足ボトム21は、寝台面15における膝から足に対応する。背ボトム18の上面および脚ボトム19(膝ボトム20および脚ボトム19)の上面はそれぞれ、寝台面15の一部を形成している。
支持架台12は、寝台11を支持する。本実施形態では、支持架台12が、背ボトム18および脚ボトム19(可動ボトム)を回動軸22、23回りに回動自在に支持していて、寝台装置10は、いわゆるギャッチベットとなっている。支持架台12は、架台本体24と、第1回動機構25と、第2回動機構26と、を備えている。
架台本体24は、寝台11、および寝台11上の使用者それぞれの荷重を受け止める。架台本体24は、平面視において矩形状をなすメインフレーム27と、メインフレーム27から下方に向けて延びる脚部材28と、を備えている。
メインフレーム27(架台本体24)は、左右方向に寝台11(寝台面15)よりも小さく、メインフレーム27の幅(左右方向の大きさ)は、寝台11の幅よりも狭い。メインフレーム27の左右方向の中央部は、寝台11の左右方向の中央部と左右方向に同等の位置に配置されている。寝台11は、メインフレーム27から左右方向の両側に突出している。メインフレーム27は、寝台11の左右方向の両端部を下方から支持可能とされている。
メインフレーム27は、前後方向に延びる左右一対の縦部材30と、左右方向に延びる前後一対の横部材31と、を備えている。前後一対の横部材31は、左右一対の縦部材30を左右方向に連結している。横部材31の左右方向の端部は、縦部材30に連結されている。縦部材30の前後方向の端部は、横部材31よりも前後方向の外側に突出している。
脚部材28は、複数備えられていて、本実施形態では、左右一対の脚部材28が、前後方向に間隔をあけて一対配置されている。脚部材28は、メインフレーム27において縦部材30と横部材31とが連結された部分に配置されている。脚部材28の下端部には、キャスター29が設けられている。
第1回動機構25は、背ボトム18を第1回動軸22回りに回動自在に保持する。第1回動機構25は、背ボトム18を第1回動軸22回りに起伏回動することで、背ボトム18の頭側Hを上昇させながら背ボトム18を水平面に対して傾斜させる。第1回動機構25は、第1パネル支持部材32と、第1可動部材33と、第1固定部材34と、を備えている。
第1パネル支持部材32は、背ボトム18を形成するパネル部材16を下方から支持する。すなわち、第1パネル支持部材32には、背ボトム18を形成するパネル部材16が接続される。第1パネル支持部材32は、背ボトム18を形成する複数のパネル部材16を一体に接続する。第1パネル支持部材32は、各パネル部材16の下面に連結されている。第1パネル支持部材32は、前後方向(寝台11の長さ方向)に延びるとともに、左右方向に間隔をあけて一対配置されている。
第1可動部材33は、背ボトム18に連結されており、本実施形態では、第1パネル支持部材32を介して背ボトム18に連結されている。第1可動部材33は、可動バー部35と、可動プレート部36と、を備えている。可動バー部35は、背ボトム18に対して脚側Fに位置していて、架台本体24上に配置されている。可動バー部35は、左右方向に直線状に延び、一対の縦部材30上に架設されている。可動バー部35には、第1パネル支持部材32の脚側Fの端部が連結されている。
可動プレート部36は、可動バー部35を左右方向の両側から挟み込んで一対設けられている。各可動プレート部36は、可動バー部35の左右方向の端部に、左右方向の外側から連結されている。各可動プレート部36は、第1可動部材33の左右方向の端部を形成している。第1可動部材33の左右方向の端部は、左右方向の外側に露出している。可動プレート部36の上端部は、寝台面15よりも上方に突出している。
第1固定部材34は、架台本体24に連結されている。第1固定部材34は、固定バー部37と、固定プレート部38と、を備えている。固定バー部37は、可動バー部35に対して脚側Fに位置していて、架台本体24上に配置されている。固定バー部37は、左右方向に直線状に延び、一対の縦部材30材上に架設されている。固定バー部37は、各縦部材30に連結されている。
固定プレート部38は、固定バー部37を左右方向の両側から挟み込んで一対設けられている。各固定プレート部38は、固定バー部37の左右方向の端部に、左右方向の外側から連結されている。各固定プレート部38は、第1固定部材34の左右方向の外側の端部を形成している。第1固定部材34の左右方向の端部は、左右方向の外側に露出している。固定プレート部38の上端部は、寝台面15よりも上方に突出している。
第1固定部材34は、左右一対の可動プレート部36の内側に配置され、固定プレート部38は、可動プレート部36に左右方向の内側から隣接している。第1固定部材34は、第1可動部材33に第1回動軸22を介して連結されている。第1回動軸22は、寝台面15の上方に位置して左右方向に延びている。第1回動軸22は、左右一対、同軸に配置されていて、可動プレート部36および固定プレート部38の上端部同士を連結している。
なお、このように第1回動軸22が寝台面15の上方に位置することで、寝台面15上の使用者の大転子に第1回動軸22が接近する。これにより、背ボトム18が第1回動軸22回りに回転するときに、使用者の圧迫感が低減される。
第2回動機構26は、脚ボトム19を第2回動軸23回りに回動自在に保持する。第2回動機構26は、脚ボトム19を第2回動軸23回りに回動することで、脚ボトム19において膝ボトム20と足ボトム21との間に位置する部分が上側に向けて突となるように、脚ボトム19を屈曲させる。このとき、膝ボトム20の頭側Hの端部が前後方向に固定された状態で、足ボトム21の脚側Fの端部が架台本体24上を頭側Hに移動する。
第2回動機構26は、第2パネル支持部材39と、第2可動部材40と、第2固定部材41と、を備えている。第2パネル支持部材39は、脚ボトム19を形成するパネル部材16を下方から支持する。すなわち、第2パネル支持部材39には、脚ボトム19を形成するパネル部材16が接続される。第2パネル支持部材39は、脚ボトム19を形成する複数のパネル部材16を一体に接続する。第2パネル支持部材39は、各パネル部材16の下面に連結されている。第2パネル支持部材39は、前後方向に延びるとともに、左右方向に間隔をあけて一対配置されている。
各第2パネル支持部材39は、前後方向に沿って頭側分割部42と脚側分割部43とに2分割されている。頭側分割部42には、膝ボトム20を形成するパネル部材16が連結され、脚側分割部43には、足ボトム21を形成するパネル部材16が連結される。頭側分割部42と脚側分割部43とは、左右方向に延びる第3回動軸44を介して回動自在に連結されている。
第2可動部材40は、脚ボトム19に連結されており、本実施形態では、第2パネル支持部材39を介して脚ボトム19に連結されている。第2可動部材40は、第2パネル支持部材39に対して頭側Hに位置している。第2可動部材40には、第2パネル支持部材39の頭側Hの端部が連結されている。なお、第2パネル支持部材39の脚側Fの端部は、自由端とされている。
第2固定部材41は、架台本体24に連結されており、本実施形態では、第1固定部材34を介して架台本体24に連結されている。第2固定部材41は、第1固定部材34から脚側Fに向けて突出している。第2固定部材41は、左右方向に間隔をあけて一対配置されている。第2固定部材41は、第2可動部材40に第2回動軸23を介して連結されている。第2回動軸23は、寝台面15の下方に位置して左右方向に延びている。第2回動軸23は、左右一対、同軸に配置されている。
支持架台12では、第1回動機構25を介して背ボトム18が架台本体24に連結され、第2回動機構26を介して脚ボトム19が架台本体24に連結されている。第1回動機構25および第2回動機構26が、前述の標準状態から背ボトム18および脚ボトム19を回動させることで、寝台11は、図5に示すような、背上げおよび脚上げ(膝上げ)がされた典型的な使用状態となる。寝台11を標準状態から使用状態にするときには、脚上げを背上げに先行して実施することで、使用者の寝台装置10に対するずれを効果的に防止することができる。
図1から図5に示すように、ボード13は、支持架台12に固定され、寝台面15よりも上方に立ち上がっている。ボード13は、前後一対、備えられていて、架台本体24の前後方向の両側の端部から立ち上がっている。ボード13の左右方向の両端部には、例えばIV(点滴)ポール等の医療用具取付棒(図示省略)を支持する棒支持部13aがそれぞれ設けられている。棒支持部13aは、上方に開口する孔を有する円筒状に形成されている。すなわち、医療用具取付棒を棒支持部13aに挿し込むことにより、医療用具取付棒をボード13に対して起立した状態で取り付けることができる。ボード13は、樹脂を射出成形すること等により1つの成形部品として得られたものでもよい。
駆動機構14は、背ボトム18および脚ボトム19(可動ボトム)を回動軸22、23回りに回動させる。駆動機構14は、背ボトム18を回動させる第1駆動機構14aと、脚ボトム19を回動させる第2駆動機構14bと、を備えている。
各駆動機構14は、支持架台12に取り付けられる。各駆動機構14は、脚ボトム19の下方に配置されている。各駆動機構14は、寝台11の下方に設けられた配置空間45に配置される。配置空間45は、架台本体24におけるメインフレーム27と脚部材28との間に設けられている。各駆動機構14は、当該寝台装置10の左側または右側に向けて配置空間45を通して露出している。
各駆動機構14は、伸縮部46と、駆動部47と、を備えている。伸縮部46は、前後方向に延び、前後方向に伸縮自在とされている。駆動部47は、外部から供給される動力に基づいて伸縮部46を伸縮させる。
各駆動機構14は、可動ボトムである背ボトム18または脚ボトム19と、架台本体24と、にそれぞれ連結されている。各駆動機構14は、支持架台12に設けられた前後一対のリンク機構48、49を介して、背ボトム18または脚ボトム19と、架台本体24と、に連結されている。前後一対のリンク機構48、49は、各駆動機構14の伸縮部46の前後方向の伸縮を、背ボトム18または脚ボトム19の回動軸22、23回りの回動に変換する。
第1駆動機構14aの頭側Hに設けられたリンク機構48aは、第1駆動機構14aと第1可動部材33とを連結し、第1駆動機構14aの脚側Fに設けられたリンク機構49aは、第1駆動機構14aと架台本体24を連結している。これらの両リンク機構48a、49aは、第1駆動機構14aの伸長を、背ボトム18の第1回動軸22回りの上側に向けた回動に変換する。
また、第2駆動機構14bの頭側Hに設けられたリンク機構48bは、第2駆動機構14bと第2可動部材40とを連結し、第2駆動機構14bの脚側Fに設けられたリンク機構49bは、第2駆動機構14bと架台本体24を連結している。これらの両リンク機構48b、49bは、第2駆動機構14bの収縮を、脚ボトム19の第2回動軸23回りの上側に向けた回動に変換する。
なお図示の例では、各駆動機構14において、駆動部47は、人の操作を動力源とする手動駆動部であり、各駆動機構14は、手動式の駆動機構14となっている。駆動部47は、伸縮部46の脚側Fの端部に配置され、架台本体24から前後方向に沿う脚側Fに向けて突出している。これにより、駆動部47によって背ボトム18および脚ボトム19を回動させるときに、操作性が確保されている。一方、駆動部47を操作しない状態(寝台装置10の通常の使用状態)では、例えば、駆動部47が脚側Fから頭側Hに向けて屈曲されること等により、駆動部47が、図1に二点鎖線で示す位置Pに配置されて配置空間45内に格納され、医療従事者などの邪魔になることが抑えられる。
駆動部47として、電力を動力源とする電動駆動部を採用することも可能である。
さらに、寝台装置10は、寝台11の背ボトム18に対して着脱自在に設けられた柵ユニット50(柵体)を備えている。以下では、図1〜図4に加えて、図6及び図7を参照しながら柵ユニット50について詳細に説明する。図6は、寝台11の背ボトム18から柵ユニット50が取り外されている状態を示す図である。図7は、柵ユニット50と背ボトム18(第1パネル支持部材32)との接続部位を拡大して示す図である。
なお、以下では、柵ユニット50の構成を説明するにあたって、背ボトム18を形成する4枚のパネル部材16の符号を、頭側Hから脚側Fへ向かって、順に、16a、16b、16c、16dとする。また、図5では、柵ユニット50の図示を省略している。
柵ユニット50は、第1柵連結部材51と、第2柵連結部材52と、第1転落防止柵53と、第2転落防止柵54と、を備えている。
第1柵連結部材51及び第2柵連結部材52は、第1転落防止柵53及び第2転落防止柵54を背ボトム18(寝台11)の幅方向に一定の間隔を空けて対向させた状態で連結する部材であって、背ボトム18に対して着脱自在に接続されている。
第1柵連結部材51は、背ボトム18の幅方向に延びるパイプ状の横断部51aと、横断部51aの一端(右側端部)から横断部51aの延在方向に対して直交する方向へ延びるパイプ状の右側支柱部51bと、横断部51aの他端(左側端部)から右側支柱部51bと同じ方向へ延びるパイプ状の左側支柱部51cとを有する。
背ボトム18において、パネル部材16aとパネル部材16bとの間には、第1柵連結部材51の横断部51aを嵌め込むための隙間G1が、背ボトム18(寝台11)の幅方向に延在する被嵌合部として形成されている。第1柵連結部材51の横断部51aは、右側支柱部51b及び左側支柱部51cが寝台面15(パネル部材16の上面)に対して起立するように上記隙間G1に嵌め込まれた状態で、一対の第1パネル支持部材32に対してボルト締めされている。具体的には、図3、図6及び図7に示すように、第1柵連結部材51の横断部51aは、一対の第1パネル支持部材32に対して、その裏側から一対のノブボルト55によってボルト締めされている。
なお、ノブボルト55は、工具不要で手締め可能なねじ止め具(工具不要の締結具)である。ノブボルト55に替えて、ノブナットを用いて第1柵連結部材51を第1パネル支持部材32にボルト締めしてもよい。
横断部51aが隙間G1に嵌め込まれた状態で横断部51aの両端が背ボトム18の幅方向両端部から外側へ突出するように、横断部51aの長さは設定されている。右側支柱部51bの長さと左側支柱部51cの長さは同じである。
第2柵連結部材52は、背ボトム18の幅方向に延びるパイプ状の横断部52aと、横断部52aの一端(右側端部)から横断部52aの延在方向に対して直交する方向へ延びるパイプ状の右側支柱部52bと、横断部52aの他端(左側端部)から右側支柱部52bと同じ方向へ延びるパイプ状の左側支柱部52cとを有する。
背ボトム18において、パネル部材16cとパネル部材16dとの間には、第2柵連結部材52の横断部52aを嵌め込むための隙間G2が、背ボトム18の幅方向に延在する溝として形成されている。第2柵連結部材52の横断部52aは、右側支柱部52b及び左側支柱部52cが寝台面15に対して起立するように上記隙間G2に嵌め込まれた状態で、一対の第1パネル支持部材32に対してボルト締めされている。具体的には、図3及び図6に示すように、第2柵連結部材52の横断部52aは、一対の第1パネル支持部材32に対して、その裏側から一対のノブボルト56によってボルト締めされている。
なお、ノブボルト55と同様に、ノブボルト56は工具不要で手締め可能なねじ止め具である。ノブボルト56に替えて、ノブナットを用いて第2柵連結部材52を第1パネル支持部材32にボルト締めしてもよい。
第2柵連結部材52の横断部52aの長さは、第1柵連結部材51の横断部51aと同じである。すなわち、横断部52aが隙間G2に嵌め込まれた状態で横断部52aの両端が背ボトム18の幅方向両端部から外側へ突出するように、横断部52aの長さは設定されている。第2柵連結部材52の右側支柱部52b及び左側支柱部52cの長さは、第1柵連結部材51の右側支柱部51b及び左側支柱部51cの長さと同じである。
なお、横断部51a及び52aが隙間G1及びG2に嵌め込まれた状態で、横断部51a及び52aが寝台面15(パネル部材16の上面)から突出しないように、隙間G1及びG2(溝)の深さ、つまりパネル部材16の上面と第1パネル支持部材15の上面との間の距離(言い換えれば、パネル部材16の板厚)が設定されている。
第1転落防止柵53及び第2転落防止柵54は、それぞれ、背ボトム18の前後方向に長い略長方形状を有する樹脂製の板材である。第1転落防止柵53及び第2転落防止柵54は、それぞれ、背ボトム18の側面領域(パネル部材16a〜16dが含まれる領域)の大部分をカバー可能な長さを有する。
第1転落防止柵53は、背ボトム18の右側縁部で起立するように、第1柵連結部材51の右側支柱部51b及び第2柵連結部材52の右側支柱部52bに対して溶接等によって離脱不能に接続されている。また、第2転落防止柵54は、背ボトム18の左側縁部で起立し且つ第1転落防止柵53に対して対向するように、第1柵連結部材51の左側支柱部51c及び第2柵連結部材52の左側支柱部52cに対して溶接等によって離脱不能に接続されている。このように、第1転落防止柵53及び第2転落防止柵54は、第1柵連結部材51及び第2柵連結部材52によって背ボトム18の幅方向において一定の間隔を空けて互いに対向する状態で連結されている。本実施形態において、第1転落防止柵53及び第2転落防止柵54は、同一の形状及び同一の寸法を有する。
以上のような柵ユニット50を備える寝台装置10によれば、柵ユニット50の第1柵連結部材51及び第2柵連結部材52を寝台11(背ボトム18の第1パネル支持部材32)にボルト締めするという作業だけで、背ボトム18の幅方向両端部に第1転落防止柵53及び第2転落防止柵54を同時に設置することができるので、従来のように、片側ずつ順番に転落防止柵を取付ける必要のある寝台装置と比較して、寝台11に対する転落防止柵53及び54の取付け作業を簡略化することが可能である。
柵ユニット50を寝台11に取付けていない状態で寝台装置10を医療施設等に設置した後、ユーザ側で柵ユニット50を寝台装置10の寝台11に後付けすることも容易である。
また、本実施形態の寝台装置10によれば、第1柵連結部材51の横断部51a及び第2柵連結部52の横断部52aが寝台11の表面(寝台面15)から突出しないので、寝台面15を平坦に保つことができ、その結果、良好な寝心地を確保できる。パネル部材16によって寝台11(背ボトム18)の幅方向に沿って形成された隙間G1及びG2に、横断部51a及び横断部52aを嵌め込むことにより、柵連結部材51及び52のガタつきも防止できる。
また、本実施形態の寝台装置10によれば、パネル部材16の配置によって柵連結部材51及び52を嵌め込むための被嵌合部(隙間G1及びG2)を寝台11に容易に形成することができる。柵連結部材51及び52を第1パネル支持部材32に対してノブボルト55及び56によってボルト締めすることにより、ボルト締め用の工具が不要(工具レス)となるので、寝台11に対する柵連結部材51及び52の取付けがより容易となる。
また、本実施形態の寝台装置10は、第1パネル支持部材32を寝台11の幅方向に延びる軸線周りに回動自在に支持する第1回動機構25を備えている。その結果、図6に示すように、第1パネル支持部材32が寝台11の上方へ傾斜した状態で柵連結部材51及び52の取付け作業を行うことができるようになるので、第1パネル支持部材32の裏側からのボルト締めが容易となる。
さらに、柵ユニット50において、柵連結部材51及び52の両端に接続された転落防止柵53及び54は、同一の形状及び同一の寸法を有している。これにより、柵ユニット50を寝台11に接続するときに、柵ユニット50の前後左右の向きを考慮することが不要となり、寝台11に対して迅速に柵ユニット50を取付けすることが可能となる。
なお、本発明の技術的範囲は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
上記実施形態では、工具不要のノブボルト55及び56によって、柵連結部材51及び52が寝台11(第1パネル支持部材32)に対して着脱自在に接続される場合を例示したが、必ずしもノブボルト55及び56を用いる必要はなく、通常のボルト等の工具が必要な締結具によって、柵連結部材51及び52が第1パネル支持部材32に対して着脱自在に接続される構成を採用してもよい。
上記実施形態では、柵連結部材51及び52が寝台11(第1パネル支持部材32)に対して着脱自在に接続される場合を例示したが、例えば、ノブボルト55及び56等の締結具を用いずに、溶接又は溶着等の直付け方法によって、柵連結部材51及び52が第1パネル支持部材32に対して離脱不能に接続されていてもよい。
これにより、柵ユニット50を寝台11に対して着脱自在に接続する場合と比較して、柵ユニット50を寝台11に対してより強固に接続することができる。
上記実施形態では、転落防止柵53及び54が、柵連結部材51及び52に対して溶接等によって離脱不能に接続されている場合を例示したが、転落防止柵53及び54が、柵連結部材51及び52に対してボルト等の締結具によって着脱自在に接続される構成を採用してもよい。この構成によれば、一度、柵連結部材51及び52を寝台11(第1パネル支持部材32)に接続さえしておけば、両側の転落防止柵53及び54を別個に自由に着脱可能となる。例えば、寝台装置10を壁に近接して配置する場合など、片側の転落防止柵53(または54)が不要になれば、柵連結部材51及び52ごと柵ユニット50を取り外すことなく、片側の転落防止柵53(または54)のみを取り外すことが可能となる。
上記実施形態では、寝台装置10の前後方向における転落防止柵53及び54の長さが、それぞれ、背ボトム18の側面領域(パネル部材16a〜16dが含まれる領域)の大部分をカバー可能な長さであることを説明したが、例えば、寝台装置10の前後方向における転落防止柵53及び54の長さが、寝台装置10の前後方向における転落防止柵53及び54の長さが、背ボトム18の前後方向の長さより短くてもよい。または、寝台装置10の前後方向における転落防止柵53及び54の長さが、第1柵連結部材51と第2柵連結部材52との間隔(前後方向の間隔)より長くてもよい。これにより、柵ユニット50を寝台11の背ボトム18に設置する場合に、必要最小限の大きさの転落防止柵53及び54によって転落防止の目的を達成できる。
柵ユニット50が背ボトム18に接続された状態において、転落防止柵53及び54の上端の高さが、寝台11に載置されるマットレスMの厚さの2倍以上の高さでもよい。または、転落防止柵53及び54の上端の高さが、寝台11に載置されるマットレスMの上面から22cm以上の高さでもよい。これにより、転落防止柵53及び54による転落防止機能をより高めることができる。
寝台装置10の左右方向における柵連結部材51及び52の長さが、背ボトム18のパネル部材16の長手方向の長さより長くてもよい。または、寝台装置10の左右方向における柵連結部材51及び52の長さが、棒支持部13aを含むボード13の全幅(左右方向の長さ)より長くてもよい。または、寝台装置10の左右方向における柵連結部材51及び52の長さが、寝台11に載置されるマットレスMの幅の100%より長く、且つマットレスMの幅の110%より短くてもよい。ただし、寝台装置10の左右方向における柵連結部材51及び52の長さが、棒支持部13aを含むボード13の全幅(左右方向の長さ)より短い構成も採用可能である。
上記実施形態では、左右両側に配置された一対の転落防止柵53及び54を、2本の柵連結部材51及び52によって連結する構成を有する柵ユニット50を例示したが、例えば、左右両側に配置された一対の転落防止柵53及び54を、1本の柵連結部材によって連結する構成を有する柵ユニットを用いてもよい。この場合、パネル部材16によって被嵌合部として形成される隙間も1つでよい。
上記実施形態では、柵連結部材51及び52の両端に接続された一対の転落防止柵53及び54を有する柵ユニット50を用いる場合を例示したが、柵連結部材51及び52の一端に接続された一つの転落防止柵のみを有する柵ユニットを用いてもよい。この場合、寝台11の幅方向(左右方向)の右片側又は左片側のそれぞれの2箇所で柵ユニットを接続すればよい。このような柵ユニットによれば、例えば、寝台装置10を壁に近接して配置する場合に、壁と反対側のみ転落防止柵を設けることができる。また、この場合、柵ユニットを寝台11に対して左右共通化できる。
上記実施形態では、柵連結部材51及び52が背ボトム18の表面側(上面側)から第1パネル支持部材32に接続されている場合を例示したが、柵連結部材51及び52が背ボトム18の裏面側(下面側)から第1パネル支持部材32に接続される構成を採用してもよい。この場合、予め、第1パネル支持部材32の裏面に、柵連結部材51及び52を嵌め込むための溝を被嵌合部として形成しておけばよい。
また、例えば、上記実施形態では、寝台11の背ボトム18に対して柵ユニット50を接続する構成について説明したが、脚ボトム19(膝ボトム20及び足ボトム21の少なくとも一方)に対して柵ユニット50を接続する構成を採用してもよい。この場合、柵連結部材51及び52が嵌め込まれる隙間(被嵌合部)は、脚ボトム19を形成するパネル部材16の配置によって形成することができる。
また、上記実施形態では、複数のパネル部材16によって背ボトム18及び脚ボトム19(膝ボトム20及び足ボトム21)を形成する場合を例示したが、背ボトム18及び脚ボトム19をそれぞれ1枚の大きなパネル部材によって形成してもよい。この場合、1枚のパネル部材の幅方向に沿って、柵連結部材51及び52が嵌め込まれる溝を被嵌合部として予め形成しておけばよい。
また、上記実施形態では、背ボトム18及び脚ボトム19(膝ボトム20及び足ボトム21)を傾斜させる機構を備えた寝台装置10を例示したが、フラットな状態に完全に固定された寝台を有する寝台装置であっても、上記の柵ユニット50を用いることにより、転落防止柵53及び54の取付け作業を簡略化することが可能である。
上記実施形態では、駆動機構14が、脚ボトム19の下方に配置されるが、本発明はこれに限られない。例えば、駆動機構14が、背ボトム18の下方に配置されてもよい。
背ボトム18と脚ボトム19との間に、腰ボトムが配置されていてもよい。前記腰ボトムとしては、支持架台12に回動不能に固定された構成を採用することが可能である。
上記実施形態では、背ボトム18および脚ボトム19の両方が、回動軸22、23回りに回動する可動ボトムとされたいわゆる2クランク(2ACT)のギャッチベッドを採用したが、本発明はこれに限られない。例えば、背ボトム18または脚ボトム19が回動軸22、23回りに回動する1クランク(1ACT)のギャッチベッドを採用することも可能である。この場合、寝台装置10に、背ボトム18を可動ボトムした背上げ機能を優先して搭載することができる。つまり、本発明は、背ボトム18および脚ボトム19のうちの少なくとも一方を可動ボトムとした構成を採用することが可能であり、背ボトム18および脚ボトム19のうちの少なくとも背ボトム18を可動ボトムとした構成を採用することができる。
上記実施形態において、第1可動部材33または第1固定部材34に、背ボトム18の回動角度(傾斜角度)を示す角度表示部を設けてもよい。この角度表示部は、第1可動部材33および第1固定部材34の第1回動軸22回りの相対的な位置関係に基づいて、背ボトム18の回動角度を表示するものであってもよい。
その他、本発明の趣旨に逸脱しない範囲で、前記実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、前記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
[第2実施形態]
本発明の第2実施形態に係る柵体を備えた寝台装置310を、図面に基づいて以下に説明する。寝台装置310は、例えば、医療環境下(介護環境下を含む)において利用することができる。図8〜図12において、矢印Hは人(使用者)が寝る際に頭側となる向きを示し、また矢印Fは人が寝る際に脚側となる向きを示している。以下の説明においては、矢印H、Fの方向である前後方向に対して直交する水平方向を左右方向と言う場合がある。
図8は、寝台装置310の概略構成を示す斜視図である。図9は、寝台装置310の上面図である。図10は、寝台装置310の下面図である。図11は、寝台装置310の側面図である。図12は、寝台装置310を構成する背ボトム318および脚ボトム319を回動させた状態を示す斜視図である。
図8〜図12に示すように、本実施形態の寝台装置310は、寝台311と、支持架台312と、ボード313と、駆動機構314と、柵ユニット(柵体)400と、を備えている。なお、図10では、柵ユニット400の図示を省略している。
寝台311は、長尺でかつ複数並設されることで寝台面315を形成するパネル部材316を備えている。各パネル部材316は、互いに同等の形状でかつ同等の大きさに形成されている。各パネル部材316は、左右方向(各パネル部材316が延在するパネル長手方向)に沿って長い板状に形成され、各パネル部材316の表裏面は、上下方向を向くように配置されている。パネル部材316は、前後方向に複数並設されている。各パネル部材316は、駆動機構314によって寝台311が変形させられる前の標準状態において、上下方向および左右方向のいずれの方向においても同等の位置に配置され、同一平面上に配置されている。
各パネル部材316の左右方向の両端部には、左右一対のカバー部材317が設けられている。カバー部材317は、各パネル部材316に左右方向の外側から装着されている。カバー部材317は、左右方向の外側に向けて突となる半楕円形状に形成されている。
複数のパネル部材316および複数のカバー部材317の各上面は、前述の寝台面315を形成している。寝台面315は、前述の標準状態において、上下方向に直交する直交面とされている。寝台面315は、その平面視において左右方向よりも前後方向に長い矩形状に形成されている。寝台面315の長手方向は前後方向とされ、寝台面315の短手方向は左右方向となっている。寝台面315上には、不図示のマットレスが配置される。
複数のパネル部材316は、前後方向に複数のグループに区画されている。複数のパネル部材316は、頭側Hから脚側Fに向けて、背ボトム318と、脚ボトム319と、の順にグループ分けされている。さらに、脚ボトム319は、頭側Hから脚側Fに向けて、膝ボトム320と、足ボトム321と、の順にグループ分けされている。背ボトム318は、寝台面315に横臥した使用者の背の位置に対応し、脚ボトム319は、寝台面315に横臥した使用者の腰から足の位置に対応する。膝ボトム320は、寝台面315に横臥した使用者の腰から膝の位置に対応し、足ボトム321は、寝台面315に横臥した使用者の膝から足の位置に対応する。背ボトム318の上面および脚ボトム319(膝ボトム320および脚ボトム319)の上面は、それぞれ、寝台面315の一部を形成している。
支持架台312は、寝台311を支持する。本実施形態では、支持架台312が、背ボトム318および脚ボトム319を回動軸322、323回りに回動自在に支持していて、寝台装置310は、いわゆるギャッチベットとなっている。支持架台312は、架台本体324と、第1回動機構325と、第2回動機構326と、を備えている。
架台本体324は、寝台311、および寝台311上の使用者それぞれの荷重を受け止める。架台本体324は、平面視において矩形状をなすメインフレーム327と、メインフレーム327から下方に向けて延びる脚部材328と、を備えている。
メインフレーム327(架台本体324)は、左右方向の幅寸法が寝台311(寝台面315)の幅寸法よりも小さい。メインフレーム327の左右方向の中央部は、寝台311の左右方向の中央部と左右方向に同等の位置に配置されている。寝台311は、メインフレーム327から左右方向の両側に突出している。メインフレーム327は、寝台311の左右方向の両端部を下方から支持可能とされている。
メインフレーム327は、前後方向に延びる左右一対の縦部材330と、左右方向に延びる前後一対の横部材331と、を備えている。前後一対の横部材331は、左右一対の縦部材330を左右方向に連結している。横部材331の左右方向の端部は、縦部材330に連結されている。縦部材330の前後方向の端部は、横部材331よりも前後方向の外側に突出している。
脚部材328は、複数本備えられていて、本実施形態では、左右一対の脚部材328が、前後方向に間隔をあけて一対配置されている。脚部材328は、メインフレーム327において縦部材330と横部材331とが連結された部分に配置されている。脚部材328の下端部には、キャスター329が設けられている。
第1回動機構325は、背ボトム318を第1回動軸322回りに回動自在に保持する。第1回動機構325は、背ボトム318を第1回動軸322回りに回動することで、背ボトム318の頭側Hを上昇させながら背ボトム318を水平面に対して傾斜させる。第1回動機構325は、第1パネル支持部材332と、第1可動部材333と、第1固定部材334と、を備えている。
第1パネル支持部材332は、背ボトム318を形成するパネル部材316を下方から支持する。すなわち、第1パネル支持部材332には、背ボトム318を形成するパネル部材316が接続される。第1パネル支持部材332は、背ボトム318を形成する複数のパネル部材316を一体に接続する。第1パネル支持部材332は、各パネル部材316の下面に連結されている。第1パネル支持部材332は、前後方向(寝台311の長さ方向)に延びるとともに、左右方向に間隔をあけて一対配置されている。
第1可動部材333は、背ボトム318に連結されており、本実施形態では、第1パネル支持部材332を介して背ボトム318に連結されている。第1可動部材333は、可動バー部335と、可動プレート部336と、を備えている。可動バー部335は、背ボトム318に対して脚側Fに位置していて、架台本体324上に配置されている。可動バー部335は、左右方向に直線状に延び、一対の縦部材330上に架設されている。可動バー部335には、第1パネル支持部材332の脚側Fの端部が連結されている。
可動プレート部336は、可動バー部335を左右方向の両側から挟み込んで一対設けられている。各可動プレート部336は、可動バー部335の左右方向の端部に、左右方向の外側から連結されている。各可動プレート部336は、第1可動部材333の左右方向の端部を形成している。第1可動部材333の左右方向の端部は、左右方向の外側に露出している。可動プレート部336の上端部は、寝台面315よりも上方に突出している。
第1固定部材334は、架台本体324に連結されている。第1固定部材334は、固定バー部337と、固定プレート部338と、を備えている。固定バー部337は、可動バー部335に対して脚側Fに位置していて、架台本体324上に配置されている。固定バー部337は、左右方向に直線状に延び、一対の縦部材330材上に架設されている。固定バー部337は、各縦部材330に連結されている。
固定プレート部338は、固定バー部337を左右方向の両側から挟み込んで一対設けられている。各固定プレート部338は、固定バー部337の左右方向の端部に、左右方向の外側から連結されている。各固定プレート部338は、第1固定部材334の左右方向の外側の端部を形成している。第1固定部材334の左右方向の端部は、左右方向の外側に露出している。固定プレート部338の上端部は、寝台面315よりも上方に突出している。
第1固定部材334は、左右一対の可動プレート部336の内側に配置され、固定プレート部338は、可動プレート部336に左右方向の内側から隣接している。第1固定部材334は、第1可動部材333に第1回動軸322を介して連結されている。第1回動軸322は、寝台面315の上方に位置して左右方向に延びている。第1回動軸322は、左右一対、同軸に配置されていて、可動プレート部336および固定プレート部338の上端部同士を連結している。
なお、このように第1回動軸322が寝台面315の上方に位置することで、寝台面315上に横臥した使用者の大転子に、第1回動軸322が接近する。これにより、背ボトム318が第1回動軸322回りに回転するときに、使用者への圧迫感が低減される。
第2回動機構326は、脚ボトム319を第2回動軸323回りに回動自在に保持する。第2回動機構326は、脚ボトム319を第2回動軸323回りに回動することで、脚ボトム319において膝ボトム320と足ボトム321との間に位置する部分が上側に向けて突となるように、脚ボトム319を屈曲させる。このとき、膝ボトム320の頭側Hの端部が前後方向に固定された状態で、足ボトム321の脚側Fの端部が架台本体324上を頭側Hに移動する。
第2回動機構326は、第2パネル支持部材339と、第2可動部材340と、第2固定部材341と、を備えている。第2パネル支持部材339は、脚ボトム319を形成するパネル部材316を下方から支持する。すなわち、第2パネル支持部材339には、脚ボトム319を形成するパネル部材316が接続される。第2パネル支持部材339は、脚ボトム319を形成する複数のパネル部材316を一体に接続する。第2パネル支持部材339は、各パネル部材316の下面に連結されている。第2パネル支持部材339は、前後方向に延びるとともに、左右方向に間隔をあけて一対配置されている。
各第2パネル支持部材339は、前後方向に沿って頭側分割部342と脚側分割部343とに2分割されている。頭側分割部342には、膝ボトム320を形成するパネル部材316が連結され、脚側分割部343には、足ボトム321を形成するパネル部材316が連結される。頭側分割部342と脚側分割部343とは、左右方向に延びる第3回動軸344を介して回動自在に連結されている。
第2可動部材340は、脚ボトム319に連結されており、本実施形態では、第2パネル支持部材339を介して脚ボトム319に連結されている。第2可動部材340は、第2パネル支持部材339に対して頭側Hに位置している。第2可動部材340には、第2パネル支持部材339の頭側Hの端部が連結されている。なお、第2パネル支持部材339の脚側Fの端部は、自由端とされている。
第2固定部材341は、架台本体324に連結されており、本実施形態では、第1固定部材334を介して架台本体324に連結されている。第2固定部材341は、第1固定部材334から脚側Fに向けて突出している。第2固定部材341は、左右方向に間隔をあけて一対配置されている。第2固定部材341は、第2可動部材340に第2回動軸323を介して連結されている。第2回動軸323は、寝台面315の下方に位置して左右方向に延びている。第2回動軸323は、左右一対、同軸に配置されている。
ボード313は、支持架台312に固定され、寝台面315よりも上方に立ち上がっている。ボード313は、前後一対が備えられていて、架台本体324の前後方向の両側の端部から立ち上がっている。ボード313の左右方向の両端部には、例えばIV(点滴)ポール等の医療用具取付棒(図示省略)を支持する棒支持部313aがそれぞれ設けられている。棒支持部313aは、上方に開口する孔を有する円筒状に形成されている。すなわち、医療用具取付棒を棒支持部313aに挿し込むことにより、医療用具取付棒をボード313に対して起立した状態で取り付けることができる。ボード313は、樹脂を射出成形すること等により1つの成形部品として得られたものでもよい。
駆動機構314は、背ボトム318および脚ボトム319を回動軸322、323回りに回動させる。駆動機構314は、背ボトム318を回動させる第1駆動機構314aと、脚ボトム319を回動させる第2駆動機構314bと、を備えている。
各駆動機構314は、支持架台312に取り付けられる。各駆動機構314は、脚ボトム319の下方に配置されている。各駆動機構314は、寝台311の下方に設けられた配置空間345に配置される。配置空間345は、架台本体324におけるメインフレーム327と脚部材328との間に設けられている。各駆動機構314は、当該寝台装置310の左側または右側に向けて配置空間345を通して露出している。
各駆動機構314は、伸縮部346と、駆動部347と、を備えている。伸縮部346は、前後方向に延び、前後方向に伸縮自在とされている。駆動部347は、外部から付与される動力(人力又はモータ駆動力)を伝えることで伸縮部346を伸縮させる。
各駆動機構314は、装着空間345に設けられた前後一対のリンク機構348、349を介して寝台311および支持架台312に連結されている。前後一対のリンク機構348、349は、各駆動機構314の伸縮部346の前後方向の伸縮を、背ボトム318または脚ボトム319の回動軸322、323回りの回動に変換する。
第1駆動機構314aの頭側Hに設けられたリンク機構348aは、第1駆動機構314aと第1可動部材333とを連結し、第1駆動機構314aの脚側Fに設けられたリンク機構349aは、第1駆動機構314aと架台本体324を連結している。これらの両リンク機構348a、349aは、第1駆動機構314aの伸長を、背ボトム318の第1回動軸322回りの上側に向けた回動に変換する。
また、第2駆動機構314bの頭側Hに設けられたリンク機構348bは、第2駆動機構314bと第2可動部材340との間を連結し、第2駆動機構314bの脚側Fに設けられたリンク機構349bは、第2駆動機構314bと架台本体324との間を連結している。これらの両リンク機構348b、349bは、第2駆動機構314bの収縮を、脚ボトム319の第2回動軸323回りの上側に向けた回動に変換する。
なお図示の例では、各駆動機構314において、駆動部347は、人の操作を動力源とする手動駆動部であり、各駆動機構314は、手動式の駆動機構314となっている。第1実施形態の駆動部47と同様に、駆動部347は、伸縮部346の脚側Fの端部に配置され、架台本体324から前後方向に沿う脚側Fに向けて突出可能である。これにより、駆動部347によって背ボトム318および脚ボトム319を回動させるときに、操作性が確保される。一方、駆動部347を操作しない状態(寝台装置310の通常の使用状態)では、例えば、図8及び図11等に示すように、駆動部347が脚側Fから頭側Hに向けて屈曲されること等により、駆動部347が配置空間45内に格納され、医療従事者などの邪魔になることが抑えられる。
駆動部347として、電力を動力源とする電動駆動部を採用することも可能である。
上述したように、本実施形態の寝台装置310は柵ユニット400を一対備えており、その詳細について以下に説明する。
各柵ユニット400のうちの一方は、一対の縦部材330のうちの一方に対して着脱自在に取付けられ、また、各柵ユニット400のうちの他方は、一対の縦部材330のうちの他方に対して着脱自在に取付けられている。なお、これら一対の柵ユニット400は、寝台面315の幅方向中央を通って前後方向に延在する軸線に対して左右対称形状を有するものの、実質的な構造は互いに同じである。
柵ユニット400は、柵本体410と、柵本体410を縦部材330に対して着脱自在に固定する固定機構440と、を備えている。
各柵本体410は、一対の起立部材411、412と、これら起立部材411、412間を連結する複数本の水平部材413と、各起立部材411、412の傾倒動作を許可又は禁止するロック機構414と、を備えている。
起立部材411は、直線形状の中空パイプ材411aと、中空パイプ411aの延在方向に対して直交する方向に回転軸線を有するように、中空パイプ材411aの下端に対して溶接固定された中空パイプ材411cと、を備えている。
中空パイプ材411cは、固定機構440に対して回転軸線回りに回動自在に取付けられているため、起立部材411は、寝台面315の左右方向に沿った軸線回りに傾動自在となっている。すなわち、起立部材411は、寝台装置310の前後方向に傾動自在であり、鉛直方向に沿った起立状態と、前後方向に倒れた傾倒状態との間でスムーズに回動自在となっている。
なお、図8、9及び11は、一対の柵ユニット400のうち、一方の柵ユニット400の起立部材411が傾倒状態となっている場合を示し、図12は、両方の柵ユニット400の起立部材411が起立状態となっている場合を示している。
起立部材412は、その延在方向の一箇所に曲げ部412bを有する中空パイプ材412aと、中空パイプ412aの延在方向に対して直交する方向に回転軸線を有するように、中空パイプ材412aの下端に対して溶接固定された中空パイプ材412cと、を備えている。
中空パイプ材412cは、固定機構440に対して回転軸線回りに回動自在に取付けられているため、起立部材412は、寝台面315の左右方向に沿った軸線回りに傾動自在となっている。すなわち、起立部材412は、寝台装置310の前後方向に傾動自在であり、鉛直方向に沿った起立状態と、前後方向に倒れた傾倒状態との間でスムーズに回動自在となっている。
また、中空パイプ材412aの曲げ部412bは、中空パイプ材412aの下半分に形成されており、起立部材412が寝台装置310の前後方向に屈曲した形状をなしている。より詳しく言うと、寝台装置310を側面視した場合に脚側(符合F側)に向かって突となるように曲げ部412bが形成されている。なお、中空パイプ材412aにおいて曲げ部412b以外の部位は直線形状を有している。
なお、図8、9及び11は、一対の柵ユニット400のうち、一方の柵ユニット400の起立部材412が傾倒状態となっている場合を示し、図12は、両方の柵ユニット400の起立部材412が起立状態となっている場合を示している。
一対の柵ユニット400は、それぞれ3本の水平部材413を備えている。水平部材413は、それぞれ中空パイプ材であり、起立部材411の中空パイプ材411aと起立部材412の中空パイプ材412aとの間を連結する。
具体的には、起立部材411及び412が起立状態にある場合に、高さ方向に沿って設定された3箇所で、中空パイプ材411aと中空パイプ材412aとの間が連結されるように、3本の水平部材413が配置されている。各水平部材413の一端は、中空パイプ材411aに対して左右方向に沿った軸線回りに回動自在に接続されており、各水平部材413の他端は、中空パイプ材412aに対して左右方向に沿った軸線回りに回動自在に接続されている。
すなわち、各水平部材412は、起立部材411及び412の状態変化(起立状態と傾倒状態との間での変化)に対して追従動作が可能なように、中空パイプ材411aと中空パイプ材412aとの間に接続されている。
以下では、起立部材411及び412が起立状態にある柵ユニット400の状態を、展開状態と呼び、起立部材411及び412が傾倒状態にある柵ユニット400の状態を、折り畳み状態と呼ぶ場合がある。
なお、本実施形態では水平部材413の本数を3本としたが、3本以外の本数を採用してもよい。例えば、水平部材413の本数を4本として柵ユニット400を構成すると、展開状態に同じ高さの柵ユニット400であっても、隣り合った水平部材413の間隔を狭くすることができる。また水平部材413の本数を2本として柵ユニット400を構成すると、展開時の高さの低い柵ユニット400を実現することができる。
しかしながら、水平部材413の本数を多くすると、折り畳み状態において、高さ方向に重なり合う水平部材の本数が増えるため、柵ユニット400の収納性を損なう場合がある。よって、展開状態にある柵ユニット400が本来の柵としての機能を有効に発揮するための観点と、折り畳み状態にある柵ユニット400の高さを低くする観点との双方を考慮した場合には、3本が最も好ましいと言える。
ロック機構414は、中空パイプ材411cの側面に対し、中空パイプ材411cの回転軸線から離間する方向に向かって突出するように溶接固定されたアーム部414aと、最も低い高さ位置に配置された水平部材413に対して摺動自在に設けられたスライド部材414bと、これらアーム部414a及びスライド部材414b間を連結するストッパ414cと、水平部材413に対するスライド部材414bの摺動を許可または禁止する操作部414dと、を備えている。
アーム部414aは、中空パイプ材411cの回転軸線に垂直な断面内において、その回転軸線から離間する方向に向かって延在する。そのため、寝台装置310を平面視した場合、起立部材411が傾動すると、アーム部414aの先端位置が寝台装置310の前後方向に沿って移動する。
そして、アーム部414aの先端位置に対してストッパ414cの一端が回動自在に連結されるとともに、ストッパ414cの他端がスライド部材414bの下面に対して回動自在に固定されている。また、スライド部材414bは、水平部材413に対して同軸かつ摺動自在に外嵌めされた筒体をなしている。
したがって、起立部材411の状態が起立状態と傾倒状態との間で変化すると、アーム部414aの先端位置の移動に追従してストッパ414cも動くため、このストッパ414cの他端に連結されたスライド部材414bも水平部材413の軸線方向に沿って摺動する。
一方、スライド部材414bには、このスライド部材414bを下方から上方へ向かって貫通する雄ねじ(図示省略)を有する操作部414d(例えば回転つまみ)が設けられている。操作部414dの雄ねじがスライド部材414bに形成された雌ねじ(図示省略)に螺着して、かつ雄ねじの先端がスライド部材414bの内周面よりも内側(つまり水平部材413の側)に向かって突出可能となっている。
水平部材413の下面には、1つの凹みまたは貫通孔(図示省略)が形成されており、起立部材411が起立状態にあるときに、スライド部材414bの雌ねじと水平部材413の凹みまたは貫通孔との相対位置が一致するようになっている。
したがって、起立部材411が起立状態にあるとき、操作部414dを回転させて、操作部414dの雄ねじを水平部材413の凹みまたは貫通孔内に入れて係止させることで、スライド部材414bの摺動を止めることができる。その結果、ストッパ414c及びアーム部414aの動きも止められるので、起立部材411も起立状態に固定されることとなる。
言い換えれば、柵ユニット400が展開状態にあるときに、操作部414dの回転操作(雄ねじを締める操作)によってスライド部材414bを水平部材413に対して固定することにより、柵ユニット400の状態を展開状態にロックすることができる。一方、柵ユニット400が展開状態にあるときに、操作部414dの回転操作(雄ねじを緩める操作)によってスライド部材414bを水平部材413に対して移動自在(摺動自在)とすることにより、柵ユニット400のロックが解除されて、柵ユニット400の状態を展開状態から折り畳み状態へ変化させることができる。
なお、操作部414dの雄ねじの先端を水平部材413の周面に対して圧接させることで、スライド部材414bを水平部材413に対して固定できるほどの十分な摩擦力が得られる場合には、水平部材413に凹みや貫通孔が無くても良い。
固定機構440としては、起立部材411の中空パイプ材411cをメインフレーム327の縦部材330に対して着脱自在に固定するものと、起立部材412の中空パイプ材412cをメインフレーム327の縦部材330に対して着脱自在に固定するものとが設けられている。両方とも構成は同じであるので、以下では、起立部材411の中空パイプ材411cをメインフレーム327の縦部材330に対して着脱自在に固定する固定機構440の構成について説明する。
図13は、固定機構440をメインフレーム327(縦部材330)の内側から見た図である。図14は、固定機構440を縦部材330の延在方向(寝台装置310の前後方向)の頭側Hから見た図である。
固定機構440は、中空パイプ材411cの一部を回動自在に収容する本体441と、本体441の上面に溶接固定されたクランク形状の板材である第1固定金具442と、これら本体441及び第1固定金具442の双方間を連結するL字形状の板材である第2固定金具443とを備えている。
本体441は、寝台装置310の左右方向に延びる略四角柱形状の箱体であり、中空パイプ材411cを回動自在に支持している。本体441は、その延在方向一端部に設けられた操作部441a(例えば回転つまみ)と、縦部材330の内側面(左右方向の内側の面)に対して面一となるように、その延在方向他端部に設けられた接合面441bと、を有している。
操作部441aの回転操作によって、本体441からの中空パイプ材411cの突出長さを調整することが可能となっている。すなわち、操作部441aの回転角度に応じて、本体441から突出する中空パイプ材411cの長さが調整可能となっている。操作部441aは、全て(本実施形態では4つ)の固定機構440それぞれに設けられているので、縦部材330に対して柵本体410を接近離間させる調整が可能となっている。すなわち、寝台面315に載せるマットレスの幅寸法に応じて、一対の柵本体410間の間隔を狭めたり拡げたりする微調整が可能となっている。
第1固定金具442は、本体441の上面に対して溶接固定された固定部442aと、固定部442aの端縁より鉛直に立ち上がる縦壁部442bと、縦壁部442bの上端縁より水平方向に延在する横壁部442cと、を備えている。
縦壁部442bの一側面は平面をなしており、縦部材330の外側面(左右方向の外側の面)に対して面接触している。また、横壁部442cの下面は平面をなしており、縦部材330の上面に対して面接触している。
第2固定金具443は、本体441の接合面441bに接合する下端部を有する縦壁部443aと、この縦壁部443aの上端に連なるとともに第1固定金具442の横壁部442cの下面に接合される横壁部443bと、を備えている。
縦壁部443aの一側面は平面をなしており、縦部材330の内側面及び本体441の接合面441bに対して面接触している。また、横壁部443bの上面は平面をなしており、第1固定金具442の横壁部442cの下面に対して面接触している。
上記のように、第1固定金具442及び第2固定金具443が配置された状態で、第2固定金具443の縦壁部443aの下端部が、本体441の接合面441bに対して第1ボルト444によって締結され、さらに、第1固定金具442の横壁部442c及び第2固定金具443の横壁部443b間が第2ボルト445及びナット446によって締結される。
上記構成を有する固定機構440が1つの柵ユニット400に対して2つ設けられていることによって、起立部材411の中空パイプ材411c及び起立部材412の中空パイプ材412cが、メインフレーム327の縦部材330に対して着脱自在に固定されている。
以上のように、本実施形態によれば、メインフレーム327の縦部材330をその内外側面の双方より第1固定金具442及び第2固定金具443により挟み込んで固定機構440が固定される。しかも、縦部材330の外側面に対して第1固定金具442の縦壁部442bが面接触するとともに縦部材330の内側面に対して第2固定金具443の縦壁部443aが面接触した状態で、固定機構440が縦部材330に固定されるため、縦部材330に対して固定機構440をがたつきなく固定することが可能となる。
よって、固定機構440により支持される柵本体410を確実に、縦部材330に対して固定することが可能となる。しかも、本実施形態の柵ユニット400は、溶接等による固定方法を採用せず、機械固定を採用しているため、後付けで固定することが可能である。すなわち、寝台装置310として当初は柵ユニット400が無くても、後付けで柵ユニット400を容易に設けることが可能である。また、柵ユニット400は寝台装置310の左右で入れ替え可能な共通構造を備えているため、特に取付け方向に注意を要することがなく、迅速に取付けることが可能である。
さらに、本実施形態における柵本体410によれば、柵ユニット400を立てることにより柵として用いる場合には、一対の起立部材411、412の双方を鉛直方向に起立させるとともに操作部414dを操作してスライド部材414bの摺動を止める(つまり、柵ユニット400の状態を展開状態でロックする)。その結果、一対の起立部材411、412及び3本の水平部材413により、水平方向に長い長方形状の柵が構成される。
一方、使用者が寝台装置310から降りる際、または寝台装置310に乗る際には、水平部材413を保持しながら操作部414dを操作して水平部材413との係止を解く(つまり、展開状態にある柵ユニット400のロックを解除する)。そして、一対の起立部材411、412を寝台装置310の前後方向に傾動させると、一対の起立部材411、412及び3本の水平部材413により形成される長方形が平行四辺形をなすように変形し(つまり、柵ユニット400の状態が展開状態から折り畳み状態に変化し)、柵としての高さがマットレスの上面と同じかまたはそれよりも低くなる。そのため、使用者が寝台装置310に対して乗り降りする際の障害とならない。
また、一対の起立部材411、412のうちの一方である起立部材412に対して曲げ部412bが上述のように設けられているので、柵ユニット400の状態が折り畳み状態に変化したときに、起立部材412と各水平部材413との間における干渉を避けることが出来る。そのため、各水平部材413を深く沈めてそれらの高さを下げることが出来るので、柵として使用しないときに邪魔とならず、使用者の乗り降りをより行いやすくすることが可能となっている。
さらに、第2実施形態の柵ユニット400と第1実施形態の柵ユニット50とを患者の状態に応じて使い分けることができる。患者の転落防止の観点からは、寝台311の側面のカバー範囲が広い柵ユニット400の方が優れている。折り畳み自在の柵ユニット400は、症状が軽度の患者から、症状が重度の患者まで対応可能である。すなわち、症状が軽度の患者の場合、柵ユニット400を折り畳むことにより、頻繁な患者の移載または乗り降りに適応可能である。また、症状が重度の患者の場合、展開状態にある柵ユニット400のカバー範囲が広いので、患者の転落防止をより確実なものとすることができ、柵ユニット400を折り畳むことにより、患者の移載または乗り降りも容易である。
なお、本発明の技術的範囲は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
上記実施形態において、柵ユニット400の水平部材413の長さが、柵ユニット400が折り畳み状態にあるときに、水平部材413の長さ方向端部がメインフレーム327の縦部材330又は脚ボトム319から前後方向の外側に突出しないような長さに設定されていてもよい。
上記実施形態において、柵ユニット400が展開状態にあるときに、柵ユニット400において最も高い位置に配置されている水平部材413の高さが、ボード313の上端の高さ位置以下になるように構成されていてもよい。
上記実施形態では、寝台311の左右両側に柵ユニット400を一つずつ設置する場合を例示したが、長さが短い柵ユニット400を、寝台311の頭側Hと脚側Fとのそれぞれに配置するようにしてもよい。この場合、脚側Fに配置された柵ユニット400を折り畳むことにより、患者の移載または乗り降りが可能となる。
10、310 寝台装置
11、311 寝台
12、312 支持架台
15、315 寝台面
16、316 パネル部材
32、332 第1パネル支持部材
50、400 柵ユニット(柵体)
51 第1柵連結部材
52 第2柵連結部材
53 第1転落防止柵
54 第2転落防止柵
55、56 ノブボルト
410 柵本体
411、412 起立部材
413 水平部材
414 ロック機構
440 固定機構

Claims (12)

  1. 複数のパネル部材と前記パネル部材を下方から支持するパネル支持部材とを含む寝台と;
    前記寝台に設けられた柵体と;
    を備え、
    前記柵体が、
    前記パネル支持部材に対して接続されて且つ前記寝台の幅方向に延在する柵連結部材と、
    前記柵連結部材の少なくとも一端に接続された転落防止柵と、
    を備え、
    前記柵連結部材が接続されたパネル支持部材と一体的に前記柵体が動作し、
    前記柵連結部材が、前記寝台に対して着脱自在に接続されており、
    前記柵連結部材が、前記寝台に対して工具不要の締結具によって締結されていることを特徴とする寝台装置。
  2. 複数のパネル部材と前記パネル部材を下方から支持するパネル支持部材とを含む寝台と;
    前記寝台に設けられた柵体と;
    を備え、
    前記柵体が、
    前記パネル支持部材に対して接続されて且つ前記寝台の幅方向に延在する柵連結部材と、
    前記柵連結部材の少なくとも一端に接続された転落防止柵と、
    を備え、
    前記柵連結部材が接続されたパネル支持部材と一体的に前記柵体が動作し、
    前記柵連結部材が、前記寝台に対して離脱不能に接続されていることを特徴とする寝台装置。
  3. 前記柵体が、前記柵連結部材の両端に接続された転落防止柵を備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の寝台装置。
  4. 前記柵連結部材の両端に接続された転落防止柵が、同一の形状及び同一の寸法を有することを特徴とする請求項に記載の寝台装置。
  5. 前記転落防止柵が、前記柵連結部材に対して着脱自在に接続されていることを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の寝台装置。
  6. 前記転落防止柵が、前記柵連結部材に対して離脱不能に接続されていることを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の寝台装置。
  7. 前記転落防止柵の長さが、前記寝台の背ボトムの長さより短いことを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の寝台装置。
  8. 前記柵体が、前記柵連結部材を複数備えることを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の寝台装置。
  9. 前記寝台の幅方向に沿った被嵌合部が前記寝台に複数形成されており、
    前記複数の柵連結部材が、前記複数の被嵌合部のそれぞれに嵌め込まれた状態で前記寝台に対して接続されている、
    ことを特徴とする請求項に記載の寝台装置。
  10. 前記寝台の幅方向に沿った被嵌合部が前記寝台に形成されており、
    前記柵連結部材が、前記被嵌合部に嵌め込まれた状態で前記寝台に対して接続されている、
    ことを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の寝台装置。
  11. 前記パネル部材は、長尺でかつ複数並設され、
    前記パネル支持部材は、前記寝台の長さ方向に延在して且つ前記パネル部材を下方から支持し、
    互いに隣り合う前記パネル部材の間に、前記柵連結部材を嵌め込むための隙間が前記被嵌合部として形成されており、
    前記隙間に前記柵連結部材が嵌め込まれた状態で、前記柵連結部材が前記パネル支持部材に対して接続されている、
    ことを特徴とする請求項または10に記載の寝台装置。
  12. 前記パネル支持部材を前記寝台の幅方向に延びる軸線周りに回動自在に支持する回動機構をさらに備えることを特徴とする請求項11に記載の寝台装置。
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