JP2882519B2 - 高さ調節機能を備えたベッド等における側柵 - Google Patents

高さ調節機能を備えたベッド等における側柵

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JP2882519B2 JP8115914A JP11591496A JP2882519B2 JP 2882519 B2 JP2882519 B2 JP 2882519B2 JP 8115914 A JP8115914 A JP 8115914A JP 11591496 A JP11591496 A JP 11591496A JP 2882519 B2 JP2882519 B2 JP 2882519B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば病院の集中
治療室(ICU室)において用いられるICUベッドの
ようなベッド等において、側柵を使用者の使用状況に応
じて適切な高さの状態に切り換えるようにした、高さ調
節機能を備えたベッド等における側柵に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、病院において、集中治療室(IC
U室)は、絶えず監視をし続けなければならない重傷病
患者や、手術直後の患者を効果的に、且つ安全確実に治
療を施すために不可欠の設備となっている。かかるIC
U室では、ICUベッドは、必携のものであり、床部昇
降機構を初め、床部起伏機構、床部傾斜機構(トレンデ
レンバーク、ローリング機構)等、多くの機能を有する
ベッドであり、通常のベッドに比較して複雑な構造を有
する。また、かかるICUベッドでは、側柵はパイプ枠
で構成した回転格納式のものを有し、マットレス上に患
者が横たわっているときや、搬送中には、側柵をサイド
フレーム上に鉛直状に固定支持するようにし、治療の際
には、サイドフレーム下方に格納しておくことができる
ので、邪魔になるようなことはない。
【0003】例えば図17に示すように、このベッド1
では、回転式側柵2は、4点リンク方式で、第1のステ
ー3と、第2のステー4を有して、これら第1、第2ス
テー3、4の一端側をベッド1のボトム5上に突出する
ボード6、7の両側に張り出す取り付け部8に回動可能
に取り付けると共に、他端側に柵部9を回動可能に取り
付け、第1、第2ステー3、4をボトム5下方から柵部
9と共にボトム5上に引上げ支持する構成としている。
またこのようなベッド1(ICUベッド)は、本出願人
がすでにいくつか商品化しているが、背に対応するボト
ムは、X線写真撮影のために、カセッテトレイを装着す
る機構を備えている。そして使用者がベッドに寝たまま
で撮影できるように、マットレスにはX線を良好に透過
させるように、高密度ウレタン40mm厚の芯材を使用
している。しかし、かかる材質のマットレスでは、床ず
れ防止効果は低下するので、最近では、床ずれ対策を考
慮したマットレスを使用するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上のようなベッド1
において、第1、第2ステー3、4および柵部9は、ボ
トム5幅方向外側に張り出すように移動して、ボトム5
上に支持される構造とし、第1、第2ステー3、4の取
り付け箇所である取り付け部8は、ボトム5上に位置し
ているので、治療行為において、ボトム5上方のボード
6、7の出っ張りが治療行為の際に邪魔になるという不
都合がある(図18参照)。さらに、前記ベッド1に、
床ずれ対策を考慮したマットレスを使用した場合、マッ
トレスの厚さが厚くて現行の柵部9の支持高さでは不足
するという問題がある。本発明はこのような課題を改善
するために提案されたもので、例えば病院の集中治療室
(ICU室)において用いられるICUベッドのような
ベッド等において、側柵を使用者の使用状況に応じて適
切な高さの状態に切り換えるようにした、高さ調節機能
を備えたベッド等における側柵を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記した課題を解決する
ために、本発明は、床部起伏機構を備えたベッド等の側
柵において、不要時に床部下方に格納する構成とし、ベ
ッド等の頭側、および脚側近傍の床部下方フレームに回
動可能に装着した第1のステーと第2のステーによって
床部下方から、床部上方に回動突出可能に支持した一対
の支柱と、これら支柱の先端側に設けた柵部とを有し、
この柵部の中間部に一対の縦桟を有し、これら縦桟に互
いに対向するように配置した受け部材間に回動可能に補
助柵を装着し、この補助柵は、直線状の第1のパイプ
と、第1パイプに突設した凸型形状の第2のパイプと、
前記第1パイプと第2パイプとの間に、棚として使用す
るためのパネルとを有し、前記受け部材は、補助柵にお
ける第1パイプ両端を嵌入装着するための受けパイプを
有して、これら受けパイプのうちの一方の先端に垂直方
向と水平方向に指向する切り込みを形成し、前記補助柵
における第1パイプの一端側に前記切り込みに係止させ
るためのピン部材を第1パイプの径方向に突設して、前
記補助柵における第1パイプの他端側をばね部材を介し
て他方の受け部材の受けパイプに装着する一方、第1パ
イプの一端側におけるピン部材を前記一方の受け部材の
受けパイプにおける切り込みに、ばね部材の付勢力によ
り選択的に係止させることで、補助柵を水平状態、鉛直
状態に保持するようにした。また本発明は、床部起伏機
構を備えたベッド等の側柵において、不要時に床部下方
に格納する構成とし、ベッド等の頭側、および脚側近傍
の床部下方フレームに回動可能に装着した第1のステー
と第2のステーによって床部下方から、床部上方に回動
突出可能に支持した一対の支柱と、これら支柱の先端側
に設けた柵部と、柵部の一部として回動可能に装着した
補助柵とを有し、前記柵部は、一対の支柱間に、支柱と
一体構造の下横パイプと、双方の支柱近傍において立設
した縦桟と、支柱上部と縦桟上部とを一体的に連結する
頂部パイプとを有し、前記補助柵は、柵部における双方
の縦桟間に互いに対向するように取り付けた受け部材に
装着するようにし、前記補助柵は、直線状の基部パイプ
と、基部パイプ上に適度な間隔をおいて一体的に形成し
た第1の曲パイプと第2の曲パイプとを有すると共に、
これら第1、第2曲パイプに小物類を置くためのパネル
を装着し、前記柵 部の下横パイプに、補助柵における第
1、第2曲パイプを下横パイプに対向するように格納し
た状態において、第1曲パイプと第2曲パイプとの空間
位置に位置するように略U字型のガードパイプを突設
し、前記受け部材は、補助柵における基部パイプ両端を
嵌入装着するための受けパイプを有して、これら受けパ
イプのうちの一方の先端に垂直方向と水平方向に指向す
る切り込みを形成し、前記補助柵における基部パイプの
一端側に前記切り込みに係止させるためのピン部材を基
部パイプの径方向に突設して、前記基部パイプの他端側
をばね部材を介して他方の受け部材の受けパイプに装着
する一方、基部パイプの一端側におけるピン部材を前記
一方の受け部材の受けパイプにおける切り込みに、ばね
部材の付勢力により選択的に係止させることで、補助柵
を水平状態、鉛直状態に保持するようにした。
【0006】
【発明の実施の形態】次に、本発明にかかる高さ調節機
能を備えたベッド等における側柵について、一つの実施
の形態を示し、添付の図面に基づいて以下説明する。図
1に、ICU室において用いられるICUベッド10を
示す。このICUベッド10は、台車11と、台車11
の樹脂一体成形型のカバー11a内に内蔵された昇降機
構(図示省略)により作動する昇降支柱12によって支
持されたベッド本体13とを有する。
【0007】前記台車11は、移動用キャスタ14と、
中心部に方向転換用の操舵用キャスタ15を有してい
る。またかかる台車11の昇降機構には、油圧式を採用
しており、操作ペダル16によって前記昇降支柱12を
動作させて、ベッド本体13を昇降させたり、ベッド本
体13の頭側と脚側の昇降支柱12の動作状態を変えて
ベッド本体13を長手方向に傾斜(トレンデレンバーグ
/リバーストレンデレンバーグ)させたりする構成とし
ている。
【0008】前記昇降支柱12は、ベッド本体13の頭
側、脚側にそれぞれ一対ずつ配設したもので、一端側が
台車11内の油圧駆動源に連なる起伏型下部支柱12a
と、下部支柱12aの他端側に屈曲可能に連結すると共
に、上端側にベッド本体13の本体フレーム17を取り
付け支持した上部支柱12bによって構成している。
【0009】前記ベッド本体13は、本体フレーム17
に設けたハンドル18や、ガススプリングによって、起
伏調節するようにした床部19と、本体フレーム17長
手方向両端側に着脱可能に設けたヘッドフレーム20
と、フットフレーム21と、床部19両側面をカバーす
る格納型側柵22とを備えている。前記床部19は、背
に対応する背床19a、腰に対応する腰床19b、脚部
に対応する脚床19cに分割され、上面にマットレス2
3が載置されている。
【0010】そして前記格納型側柵22は、図2に示す
ようにICUベッド10の頭側、および脚側近傍の床部
19下方の本体フレーム17に回動可能に装着した第1
のステー24と第2のステー25によって床部下方か
ら、床部上方に回動突出可能に支持した一対の支柱26
と、これら支柱26の上部側にパイプ枠より構成した長
尺な方形状の柵部27とを有する。前記第1ステー24
および第2ステー25は、図3に示すように本体フレー
ム17の頭側、および脚側近傍に設けた受け金具28に
それぞれ回動自在にボルト止め(例えば段付ボルト2
9)され、さらに、前記支柱26側に回動自在に段付ボ
ルト30により取り付けられている。また、前記第1ス
テー24は、双方の第1ステー24同士を連動軸31を
介して連動可能に連結している。また一方の支柱26に
は、床部19側方に支柱26を立位状態に固定して柵部
27を保持する固定機構32が設けてある。
【0011】前記柵部27は、図4に示すように一対の
支柱26間にあって支柱26と一体構造の上下の横パイ
プ27a、27bと、前記支柱26を挟んで横パイプ2
7a、27bと反対側の支柱26側面に取り付けたコ型
形状のグリップ部27cとを有している。また、前記横
パイプ27a、27b間に一対の縦桟33を設けてい
る。そしてこれら縦桟33に互いに対向するように、後
述する補助柵を支持するための受け部材34を取り付
け、これら受け部材34間に両端側を前記受け部材34
に嵌入装着するようにしたパイプ状補助柵35を設けて
いる。前記受け部材34は、略三角形状の取り付け部3
4aと、補助柵35両端を嵌入装着するための受けパイ
プ34bとを有している。前記パイプ状補助柵35は、
受け部材34の受けパイプ34bに装着するようにした
直線状の第1パイプ35aと、第1パイプ35aに凸
型、すなわち山型形状に突設した第2パイプ35bとを
有し、第1パイプ35aと第2パイプ35bとの間に、
棚として使用するためのパネル35cを備えている。前
記補助柵35は、第1パイプ35aの一端側にばね部材
36を介して受け部材34の受けパイプ34bに装着さ
れるようにしている。また補助柵35における第1パイ
プ35aの他端側には、受けパイプ34bの端面に形成
した切り込み(後述)に係止させるためのピン部材37
が、径方向に貫くと共に両端を突出するように設けられ
ている。
【0012】また前記受け部材34における取り付け部
34aは、上側の横パイプ27a近くの縦桟33におい
て2つの角部近傍を前記縦桟33に沿ってビス止めされ
ていると共に、残余の1角部を柵部27側方に突出させ
て、この残余の1角部近傍に突設した取り付け部34a
に取り付けられる前記補助柵35を上方に持ち上げて固
定した際に、補助柵35が上側の横パイプ27aに干渉
しないようにしている(図2参照)。前記受け部材34
の受けパイプ34bの一方には、端面に、補助柵35に
おける第1パイプ35aの他端側に設けたピン部材37
が係止可能に切り込み38v、38hが形成されてい
る。切り込み38vは、鉛直方向に指向し、これに対し
て切り込み38hは水平方向に指向している。
【0013】かかる構造によって、補助柵35は、ばね
部材36の付勢下に横パイプ27a、27b間に折り畳
んだ状態から第2パイプ35bを掴んで持ち上げ回転さ
せて、一方の受け部材34の受けパイプ34bにおける
水平方向に指向した切り込み38hに、補助柵35にお
ける第1パイプ35aの他端側のピン部材37を係止さ
せて水平状態に保持したり(図8、図5参照)、前記ば
ね部材36の付勢力に抗して前記受けパイプ34bにお
ける切り込み38hとピン部材37との係止状態を解除
し、補助柵35の第2パイプ35bを掴んで鉛直状態に
持ち上げることで一方の受け部材34の受けパイプ34
bにおける切り込み38vにピン部材37をばね部材3
6の付勢力により係止させて前記補助柵35を鉛直状態
に保持するようにしている(図7、図6参照)。
【0014】本発明にかかる高さ調節機能を備えたベッ
ド等における側柵は、以上のように構成されるものであ
り、次にその作用を説明する。格納型側柵22は、床部
19下方に格納されているときは、図9に示すように本
体フレーム17の受け金具28に第1ステー24および
第2ステー25によって吊り下げた状態にあり、支柱2
6の下部側、すなわち第1ステー24および第2ステー
25との連結箇所を内側に引き込んだ状態で、しかも支
柱26の上端側は、床部19側方端面から、補助柵35
の受け部材34における取り付け部34aが突出するだ
けで、治療や患者の移乗作業に何ら妨げとなることはな
い。
【0015】ここで、前記格納型側柵22を床部19下
方から持ち上げ、床部19側方に立ち上げ保持するとき
は、柵部27におけるコ型形状のグリップ部27cを掴
んで持ち上げるようにする。このとき、頭側、脚側にお
ける第1ステー24は連動可能に連結されているので、
前記グリップ部27cは片側のみで持ち上げ操作が可能
である。
【0016】前記支柱26を床部19側方に立ち上げた
ら、今度は一方の支柱26に設けられた固定機構32を
操作して第1ステー24および第2ステー25を支柱2
6側に拘束し、支柱26を立位状態に保持することがで
きる(図10参照)。かかる状態で柵部27の高さが低
すぎるということがなければ側柵の操作は完了というこ
とになる。
【0017】またその際、床部19のマットレス23に
比較的厚さの大きい規格のものを使用しているときや、
背上げ状態のとき等、前記柵部27の高さが不足してい
ると思われるときは、補助柵35を、横パイプ27a、
27b間に折り畳んだ状態から持ち上げ回転させて、補
助柵35を鉛直状態に持ち上げることで一方の受け部材
34の受けパイプ34bにおける鉛直方向に指向する切
り込み38vにピン部材37をばね部材36の付勢力に
より係止させ、前記補助柵35を鉛直状態に保持するこ
とができる(図6参照)。
【0018】さらに、前記補助柵35は水平状態に固定
することもできる。鉛直状態に保持された状態から、ば
ね部材36の付勢力に抗して補助柵35の第1パイプ3
5aをばね部材36側に引き込み、前記受けパイプ34
bにおける切り込み38vとピン部材37との係止状態
を解除し、受け部材34の受けパイプ34bにおける水
平方向に指向した切り込み38hに、ばね部材36の付
勢力によって補助柵35のピン部材37を係止させて水
平状態に保持し(図5参照)、パネル35cに小物類を
載せて小物置きとして使用することができる(図11参
照)。このように簡単な操作で、使用状況に応じて柵部
27の高さを切り換えることができるので、使い勝手が
大いに向上する。
【0019】本発明にかかる高さ調節機能を備えたベッ
ド等における側柵は、次のように構成することもでき
る。なお、この実施例においては、前述の実施例を構成
する格納型側柵22の構成体と実質的に同様な構成体に
対しては、同符号を付すと共に、その詳細な説明は省略
するものとする。すなわち、図12、13に示すように
この場合の格納型側柵40では、補助柵42を柵部41
の一部として構成し、構造の単純化を図ったものであ
る。前記柵部41は、一対の支柱26間に、支柱26と
一体構造の長尺な下横パイプ41aと、双方の支柱26
近傍において立設した縦桟41bと、支柱26上部と縦
桟41b上部とを一体的に連結する頂部パイプ41cと
を有し、前記双方の縦桟41b間に、受け部材43の取
り付け部43aを、受けパイプ43bが互いに対向する
ように取り付け、補助柵42をばね部材36を介して回
動可能に装着する構成としたものである。なお、前記受
け部材43の受けパイプ43bにおいても、補助柵42
を水平状態、鉛直状態に保持するための切り込み38
h、38vが形成されている。また、前記補助柵42の
長尺な直線状の基部パイプ42aは、頂部パイプ41c
と見かけ上、一直線状に配置した状態にある。前記補助
柵42は、受け部材43における受けパイプ43bに取
り付けるようにした長尺な直線状の基部パイプ42a上
に適度な間隔をおいて一体的に形成した、第1の曲パイ
プ42b、第2の曲パイプ42cとを有している。ま
た、これら第1、第2曲パイプ42b、42cには、補
助柵42、すなわち第1、第2曲パイプ42b、42c
を水平状態に保持した際に、小物類を置くことができる
ようにパネル44、45が装着されている。さらに柵部
41の下横パイプ41aには、補助柵42における第
1、第2曲パイプ42b、42cを下横パイプ41aに
対向するように格納した状態において、第1曲パイプ4
2bと第2曲パイプ42cとを隔てる位置に略U字型の
ガードパイプ46が突設されている。このガードパイプ
46は、前記補助柵42における第1、第2曲パイプ4
2b、42cを鉛直上方に保持した際に、柵部41の下
横パイプ41aと補助柵42における基部パイプ42a
間に生ずる大きな空間に位置させるようにしてあり、使
用者にこの空間による視覚的な不安感が感じさせないよ
うにしている。
【0020】以上のような構成とすれば、柵部41の構
造が単純化され、その分、重量を減らすことができ、持
ち上げ格納操作が一層、容易となる(図14、図15、
図16参照)。また、補助柵42を柵部41の一部とし
て構成したので、格納型側柵40を床部19下方に格納
状態にあるとき(図14参照)、床部19側方に突出す
るようなことはなく、見た目上もより統一感のある側柵
とすることができる。さらに、前記補助柵42における
第1、第2曲パイプ42b、42cを鉛直上方に保持し
ても、柵部41の下横パイプ41aと補助柵42におけ
る基部パイプ42a間に生ずる大きな空間に、下横パイ
プ41aにおけるガードパイプ46を位置させることに
より、使用者にこの空間による視覚的な不安感を抱かせ
るようなことはない。
【0021】
【発明の効果】以上の通り本発明によれば、ベッドの使
用状況、すなわち床部の起床状態、異なる規格のマット
レスを使用することによる、柵部の高さ不足に応じて、
柵部の高さを調節するようにしたので、一層、使い勝手
の向上を図ることができる。
【0022】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる高さ調節機能を備えた側柵を適
用したベッド等の一例を示した外観側面図である。
【図2】図1に示すベッド等の側柵の機能構成を示した
要部側面説明図である。
【図3】図1に示すベッド等の側柵の取り付け構造を示
す、分解斜視説明図である。
【図4】図1に示すベッド等の側柵の構成を示す、一部
分解斜視説明図である。
【図5】図1に示すベッド等の側柵における補助柵を水
平状態に保持したところを示す、斜視説明図である。
【図6】図1に示すベッド等の側柵における補助柵の支
持構造を示した、要部斜視説明図である。
【図7】図1に示すベッド等の側柵における補助柵の支
持構造を示した、要部斜視説明図である。
【図8】図1に示すベッド等の側柵における補助柵の支
持構造を示した、要部斜視説明図である。
【図9】本発明にかかる側柵において、格納状態にある
ところを示した、要部側面説明図である。
【図10】本発明にかかる側柵において、立位状態に支
持したところを示した、要部側面説明図である。
【図11】本発明にかかる側柵において、立位状態に支
持すると共に、補助柵を水平状態に保持したところを示
した、要部側面説明図である。
【図12】本発明にかかる高さ調節機能を備えた側柵を
適用したベッド等の別例を示した外観斜視図である。
【図13】図12に示す側柵の別の例を示した、分解斜
視説明図である。
【図14】本発明にかかる側柵において、格納状態にあ
るところを示した、要部側面説明図である。
【図15】本発明にかかる側柵において、立位状態に支
持したところを示した、要部側面説明図である。
【図16】本発明にかかる側柵において、立位状態に支
持すると共に、補助柵を水平状態に保持したところを示
した、要部側面説明図である。
【図17】現行のICUベッドの一例を示した、外観斜
視図である。
【図18】図17に示すICUベッドに適用した側柵の
機能を示した、模式的な側面説明図である。
【符号の説明】
10 ICUベッド 11 台車 11a カバー 12 昇降支柱 12a 下部支柱 12b 上部支柱 13 ベッド本体 14 移動用キャスタ 15 操舵用キャスタ 16 操作ペダル 17 本体フレーム 18 ハンドル 19 床部 19a 背床 19b 腰床 19c 脚床 20 ヘッドフレーム 21 フットフレーム 22、40 格納型側柵 23 マットレス 24 第1ステー 25 第2ステー 26 支柱 27、41 柵部 27a、27b 横パイプ 27c グリップ部 28 受け金具 29、30 段付ボルト 31 連動軸 32 固定機構 33 縦桟 34 受け部材 34a 取り付け部 34b 受けパイプ 35、42 補助柵 35a 第1パイプ 35b 第2パイプ 35c パネル 36 ばね部材 37 ピン部材 38v、38h 切り込み 41a 下横パイプ 41b 縦桟 41c 頂部パイプ 42a 基部パイプ 42b 第1曲パイプ 42c 第2曲パイプ 43 受け部材 43a 取り付け部 43b 受けパイプ 44、45 パネル 46 ガードパイプ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床部起伏機構を備えたベッド等の側柵
    において、不要時に床部下方に格納する構成とし、ベッ
    ド等の頭側、および脚側近傍の床部下方フレームに回動
    可能に装着した第1のステーと第2のステーによって床
    部下方から、床部上方に回動突出可能に支持した一対の
    支柱と、これら支柱の先端側に設けた柵部とを有し、こ
    の柵部の中間部に一対の縦桟を有し、これら縦桟に互い
    に対向するように配置した受け部材間に回動可能に補助
    柵を装着し、この補助柵は、直線状の第1のパイプと、
    第1パイプに突設した凸型形状の第2のパイプと、前記
    第1パイプと第2パイプとの間に、棚として使用するた
    めのパネルとを有し、前記受け部材は、補助柵における
    第1パイプ両端を嵌入装着するための受けパイプを有し
    て、これら受けパイプのうちの一方の先端に垂直方向と
    水平方向に指向する切り込みを形成し、前記補助柵にお
    ける第1パイプの一端側に前記切り込みに係止させるた
    めのピン部材を第1パイプの径方向に突設して、前記補
    助柵における第1パイプの他端側をばね部材を介して他
    方の受け部材の受けパイプに装着する一方、第1パイプ
    の一端側におけるピン部材を前記一方の受け部材の受け
    パイプにおける切り込みに、ばね部材の付勢力により選
    択的に係止させることで、補助柵を水平状態、鉛直状態
    に保持するようにしたことを特徴とする高さ調節機能を
    備えたベッド等における側柵。
  2. 【請求項2】 床部起伏機構を備えたベッド等の側柵
    において、不要時に床部下方に格納する構成とし、ベッ
    ド等の頭側、および脚側近傍の床部下方フレームに回動
    可能に装着した第1のステーと第2のステーによって床
    部下方から、床部上方に回動突出可能に支持した一対の
    支柱と、これら支柱の先端側に設けた柵部と、柵部の一
    部として回動可能に装着した補助柵とを有し、前記柵部
    は、一対の支柱間に、支柱と一体構造の下横パイプと、
    双方の支柱近傍において立設した縦桟と、支柱上部と縦
    桟上部とを一体的に連結する頂部パイプとを有し、前記
    補助柵は、柵部における双方の縦桟間に互いに対向する
    ように取り付けた受け部材に装着するようにし、前記補
    助柵は、直線状の基部パイプと、基部パイプ上に適度な
    間隔をおいて一体的に形成した第1の曲パイプと第2の
    曲パイプとを有すると共に、これら第1、第2曲パイプ
    に小物類を置くためのパネルを装着し、前 記柵部の下横
    パイプに、補助柵における第1、第2曲パイプを下横パ
    イプに対向するように格納した状態において、第1曲パ
    イプと第2曲パイプとの空間位置に位置するように略U
    字型のガードパイプを突設し、前記受け部材は、補助柵
    における基部パイプ両端を嵌入装着するための受けパイ
    プを有して、これら受けパイプのうちの一方の先端に垂
    直方向と水平方向に指向する切り込みを形成し、前記補
    助柵における基部パイプの一端側に前記切り込みに係止
    させるためのピン部材を基部パイプの径方向に突設し
    て、前記基部パイプの他端側をばね部材を介して他方の
    受け部材の受けパイプに装着する一方、基部パイプの一
    端側におけるピン部材を前記一方の受け部材の受けパイ
    プにおける切り込みに、ばね部材の付勢力により選択的
    に係止させることで、補助柵を水平状態、鉛直状態に保
    持するようにしたことを特徴とする高さ調節機能を備え
    たベッド等における側柵。
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