JP6346595B2 - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6346595B2
JP6346595B2 JP2015165586A JP2015165586A JP6346595B2 JP 6346595 B2 JP6346595 B2 JP 6346595B2 JP 2015165586 A JP2015165586 A JP 2015165586A JP 2015165586 A JP2015165586 A JP 2015165586A JP 6346595 B2 JP6346595 B2 JP 6346595B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
metal film
base metal
atomic
tungsten
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015165586A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017045783A (ja
Inventor
健士 石崎
健士 石崎
坂田 敦子
敦子 坂田
啓 若月
啓 若月
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kioxia Corp
Original Assignee
Toshiba Memory Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Memory Corp filed Critical Toshiba Memory Corp
Priority to JP2015165586A priority Critical patent/JP6346595B2/ja
Priority to US15/048,120 priority patent/US10170494B2/en
Publication of JP2017045783A publication Critical patent/JP2017045783A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6346595B2 publication Critical patent/JP6346595B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L28/00Passive two-terminal components without a potential-jump or surface barrier for integrated circuits; Details thereof; Multistep manufacturing processes therefor
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B43/00EEPROM devices comprising charge-trapping gate insulators
    • H10B43/20EEPROM devices comprising charge-trapping gate insulators characterised by three-dimensional arrangements, e.g. with cells on different height levels
    • H10B43/23EEPROM devices comprising charge-trapping gate insulators characterised by three-dimensional arrangements, e.g. with cells on different height levels with source and drain on different levels, e.g. with sloping channels
    • H10B43/27EEPROM devices comprising charge-trapping gate insulators characterised by three-dimensional arrangements, e.g. with cells on different height levels with source and drain on different levels, e.g. with sloping channels the channels comprising vertical portions, e.g. U-shaped channels

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Electrodes Of Semiconductors (AREA)
  • Semiconductor Memories (AREA)
  • Chemical Vapour Deposition (AREA)
  • Internal Circuitry In Semiconductor Integrated Circuit Devices (AREA)
  • Non-Volatile Memory (AREA)
  • Physical Vapour Deposition (AREA)

Description

実施形態は、半導体装置及びその製造方法に関する。
メモリデバイスのゲート電極や、クロスポイント型メモリの配線には、高融点かつ低抵抗が求められている。このような電極(配線)材料としてタングステンまたはモリブデンが検討されているが、これらは、半導体デバイスで低抵抗配線として一般的に用いられている例えば銅に比べてバルク抵抗率が高い。
特開2007−46134号公報 特開平6−326103号公報
実施形態は、タングステンおよびモリブデンの少なくともいずれかを含む金属膜の比抵抗を低くできる半導体装置及びその製造方法を提供する。
実施形態によれば、半導体装置は、アルミニウムの含有量が50原子%より多く85原子%未満であるタンタルアルミニウム膜、ジルコニウムの含有量が40原子%未満であるタングステンジルコニウム膜、チタンの含有量が80原子%未満であるタングステンチタン膜、またはタングステン膜である下地金属膜と、前記下地金属膜上に前記下地金属膜に接して設けられ、タングステンおよびモリブデンの少なくともいずれかを含み、主配向が(100)または(111)である金属膜と、を備えている。
実施形態の半導体装置の模式斜視図。 実施形態の半導体装置の模式断面図。 図2の一部の拡大断面図。 実施形態の半導体装置の製造方法を示す模式断面図。 実施形態の半導体装置の製造方法を示す模式断面図。 体心立方構造およびその主な面方位を示す模式図。 (a)はTaAl膜上Mo膜の結晶グレインサイズ分布図であり、(b)はWZr膜上Mo膜の結晶グレインサイズ分布図であり、(c)はSiO膜上Mo膜の結晶グレインサイズ分布図。 (a)はTaAl膜上Mo膜の比抵抗の、TaAl膜中Al含有量依存特性図であり、(b)はWZr膜上Mo膜の比抵抗の、WZr膜中Zr含有量依存特性図。 WTi膜上Mo膜の比抵抗の、WTi膜中Ti含有量依存特性図。
以下、図面を参照し、実施形態について説明する。なお、各図面中、同じ要素には同じ符号を付している。
実施形態の半導体装置は、例えば、メモリセルアレイを有する半導体記憶装置である。 図1は、実施形態のメモリセルアレイ1の模式斜視図である。
図1において、基板10の主面に対して平行な方向であって相互に直交する2方向をX方向(第1方向)およびY方向(第2方向)とし、これらX方向およびY方向の双方に対して直交する方向をZ方向(第3方向、積層方向)とする。
メモリセルアレイ1は、基板10と、基板10の主面上に設けられた積層体100と、複数の柱状部CLと、複数の導電材LIと、積層体100の上に設けられた上層配線と、を有する。図1には、上層配線として、ビット線BLとソース層SLを示す。
柱状部CLは、積層体100内を積層方向(Z方向)に延びる円柱もしくは楕円柱状に形成されている。導電材LIは、上層配線と基板10との間で、積層体100の積層方向(Z方向)およびX方向に延び、積層体100をY方向に分離している。
複数の柱状部CLは、例えば千鳥配置されている。または、複数の柱状部CLは、X方向およびY方向に沿って正方格子配置されていてもよい。
積層体100上に、複数のビット線(例えば金属膜)BLが設けられている。複数のビット線BLはX方向に互いに分離し、それぞれのビット線BLはY方向に延びている。
柱状部CLの上端部は、コンタクト部Cbを介してビット線BLに接続されている。導電材LIによってY方向に分離された複数の領域(ブロック)のそれぞれから1つずつ選択された複数の柱状部CLが、共通の1本のビット線BLに接続されている。
図2は、基板10および積層体100の模式断面図である。図2は、図1におけるY−Z面に対して平行な断面を表す。
積層体100は、複数の金属膜70と、複数の絶縁膜40と、複数の下地金属膜71とを有する。複数の金属膜70、複数の絶縁膜40、および複数の下地金属膜71は、基板10の主面に対して垂直な方向(Z方向)に積層されている。
絶縁膜40を介して、所定周期で複数の金属膜70がZ方向に積層されている。なお、Z方向で隣接する金属膜70間の絶縁体としては、絶縁膜40に限らず、エアギャップでもよい。図2に示す例では、下地金属膜71と金属膜70との積層膜が、絶縁膜40を介して、所定周期で複数積層されている。
下地金属膜71は、金属膜70の下面と絶縁膜40との間に設けられている。下地金属膜71は金属膜70の下面に接している。下地金属膜71と、その1層下の金属膜70の上面との間に、絶縁膜40が設けられている。下地金属膜71は金属膜70の上面には設けられていない。下地金属膜71は、それぞれの金属膜70ごとに設けられ、下地金属膜71の層数と金属膜70の層数は同じである。複数の下地金属膜71は、積層体100の積層方向でつながっておらず、積層方向に互いに分離している。
金属膜70は、タングステン(W)およびモリブデン(Mo)の少なくともいずれかを含む。すなわち、金属膜70は、タングステンを主成分として含むタングステン膜、またはモリブデンを主成分として含むモリブデン膜である。絶縁膜40は、例えば酸化シリコン(SiO)を主成分として含む。
下地金属膜71は、タンタルアルミニウム(TaAl)合金を主成分として含むタンタルアルミニウム膜である。または、下地金属膜71は、タングステンジルコニウム(WZr)合金を主成分として含むタングステンジルコニウム膜である。または、下地金属膜71は、タングステンチタン(WTi)合金を主成分として含むタングステンチタン膜である。または、下地金属膜71は、タングステン(W)を主成分として含むタングステン膜(タングステンの単層膜)である。
金属膜70は結晶化している。金属膜70は、下地金属膜71よりも厚い。
下地金属膜71は、非晶質である、または金属膜70よりも結晶の平均グレインサイズが小さい微結晶膜である。
ここで、非晶質とは、RHEED(Reflection High Energy Electron Diffraction)等の電子線回折やX線回折に代表される回折測定で、散漫(ブロード)な回折強度、換言すればハローピークが観測されるものであればよく、非晶質の不完全さに起因する金属間化合物微結晶からの回折線が現れてもよい。さらに、下地金属膜71の全体が非晶質でなくてもよく、下地金属膜71は、結晶質の薄膜の一部が非晶質化した構造であってもよい。
下地金属膜71としてのタンタルアルミニウム(TaAl)膜中のアルミニウム(Al)の含有量は、50原子%より多く85原子%未満である。このようなTaAl膜上に形成された金属膜(Mo膜またはW膜)70は、(100)に主配向している。金属膜70の、下地金属膜(TaAl膜)71との界面に沿った面の主配向が(100)である。
主配向が(100)とは、金属膜70の例えば表面または金属膜70の上記界面の回折測定において、面方位(100)の回折強度が最も強いことを意味する。
下地金属膜71としてのタングステンジルコニウム(WZr)膜中のジルコニウム(Zr)の含有量は、40原子%未満である。このようなWZr膜上に形成された金属膜(Mo膜またはW膜)70は、(111)に主配向している。金属膜70の、下地金属膜(WZr膜)71との界面に沿った面の主配向が(111)である。
主配向が(111)とは、金属膜70の例えば表面または金属膜70の上記界面の回折測定において、面方位(111)の回折強度が最も強いことを意味する。
下地金属膜71としてのタングステンチタン(WTi)膜中のチタン(Ti)の含有量は、80原子%未満である。このようなWTi膜上に形成された金属膜(Mo膜またはW膜)70は、(111)に主配向している。金属膜70の、下地金属膜(WTi膜)71との界面に沿った面の主配向が(111)である。
下地金属膜71としてのタングステン(W)膜上に形成された金属膜(Mo膜またはW膜)70は、(111)に主配向している。金属膜70の、下地金属膜(W膜)71との界面に沿った面の主配向が(111)である。
図2に示すように、柱状部CLは、メモリ膜30と、半導体膜20と、コア絶縁膜50とを有する。
メモリ膜30および半導体膜20は、積層体100内を積層方向(Z方向)にパイプ状に延びている。メモリ膜30は、積層体100と半導体膜20との間に設けられ、半導体膜20を外周側から囲んでいる。コア絶縁膜50は、パイプ状の半導体膜20の内部に設けられている。半導体膜20の上端部が、図1に示すコンタクト部Cbを介してビット線BLに電気的に接続している。
図3は、図2の一部の拡大断面図である。
メモリ膜30は、ブロック絶縁膜33と電荷蓄積膜32とトンネル絶縁膜31とを有する。ブロック絶縁膜33、電荷蓄積膜32、トンネル絶縁膜31、および半導体膜20は、積層体100の積層方向に連続して延びている。積層体100と半導体膜20との間に、積層体100側から順に、ブロック絶縁膜33、電荷蓄積膜32、およびトンネル絶縁膜31が設けられている。
ブロック絶縁膜33は金属膜70に接し、トンネル絶縁膜31は半導体膜20に接し、電荷蓄積膜32はブロック絶縁膜33とトンネル絶縁膜31との間に設けられている。
半導体膜20、メモリ膜30、および金属膜70は、メモリセルMCを構成する。メモリセルMCは、半導体膜20の周囲を、メモリ膜30を介して、金属膜70が囲んだ縦型トランジスタ構造を有する。
半導体膜20はその縦型トランジスタ構造のメモリセルMCのチャネルとして機能し、金属膜70はコントロールゲート(制御電極)として機能する。電荷蓄積膜32は半導体膜20から注入される電荷を蓄積するデータ記憶層として機能する。
実施形態の半導体記憶装置は、データの消去・書き込みを電気的に自由に行うことができ、電源を切っても記憶内容を保持することができる不揮発性半導体記憶装置である。
メモリセルMCは、例えばチャージトラップ型のメモリセルである。電荷蓄積膜32は、絶縁膜の膜中に電荷を捕獲するトラップサイトを多数有するものであって、例えば、シリコン窒化膜を含む。
トンネル絶縁膜31は、電荷蓄積膜32に半導体膜20から電荷が注入される際、または電荷蓄積膜32に蓄積された電荷が半導体膜20へ拡散する際に電位障壁となる。トンネル絶縁膜31は例えばシリコン酸化膜を含む。
ブロック絶縁膜33は、電荷蓄積膜32に蓄積された電荷が、金属膜70へ拡散するのを防止する。ブロック絶縁膜33は、例えば、シリコン酸化膜と、シリコン酸化膜よりも誘電率の高い膜(シリコン窒化膜、酸化アルミニウム膜、酸化ハフニウム膜、酸化イットリウム膜)の積層膜を含む。
図1に示すように、柱状部CLの上端部にはドレイン側選択トランジスタSTDが設けられ、下端部にはソース側選択トランジスタSTSが設けられている。複数の金属膜70のうちの少なくとも最下層の金属膜70は、ソース側選択トランジスタSTSのコントロールゲート(制御電極)として機能する。複数の金属膜70のうちの少なくとも最上層の金属膜70は、ドレイン側選択トランジスタSTDのコントロールゲート(制御電極)として機能する。ドレイン側選択トランジスタSTDおよびソース側選択トランジスタSTSは、メモリセルMCと同様、積層体100の積層方向(Z方向)に電流が流れる縦型トランジスタである。
ドレイン側選択トランジスタSTDと、ソース側選択トランジスタSTSとの間には、複数のメモリセルMCが設けられている。それら複数のメモリセルMC、ドレイン側選択トランジスタSTD、およびソース側選択トランジスタSTSは、半導体膜20を通じて直列接続され、1つのメモリストリングを構成する。このメモリストリングが、X−Y面に対して平行な面方向に例えば千鳥配置され、複数のメモリセルMCがX方向、Y方向およびZ方向に3次元的に設けられている。
積層体100をY方向に分離する導電材LIにおける両側壁には、図2に示すように、絶縁膜62が設けられている。絶縁膜62は、積層体100と導電材LIとの間に設けられている。図1において、絶縁膜62の図示は省略している。
導電材LIは、例えばタングステンを主成分として含む金属材である。その導電材LIの上端部は、積層体100の上に設けられた図1に示すソース層SLに接続されている。導電材LIの下端は、図2に示すように、基板10に接している。また、半導体膜20の下端は基板10に接している。基板10は、例えば、不純物がドープされ導電性をもつシリコン基板である。したがって、半導体膜20の下端は、基板10および導電材LIを介して、ソース層SLと電気的に接続されている。
次に、図4および図5を参照して、実施形態の半導体記憶装置の製造方法について説明する。
図4に示すように、基板10上に積層体100が形成される。基板10の主面上に絶縁膜40が形成され、その絶縁膜40上に下地金属膜71が形成され、その下地金属膜71上に金属膜70が形成され、その金属膜70上に再び絶縁膜40が形成される。以降、絶縁膜40上に下地金属膜71、下地金属膜71上に金属膜70、および金属膜70上に絶縁膜40を形成する同様の工程が複数回繰り返される。
基板10上に積層体100を形成した後、図5に示すように、複数のメモリホールMHが積層体100に形成される。積層体100上に形成した図示しないマスク層を用いたRIE(Reactive Ion Etching)法により、メモリホールMHが形成される。メモリホールMHは、積層体100を貫通し、基板10に達する。
メモリホールMH内には、図2に示す柱状部CLを構成する各膜が形成される。まず、メモリ膜30が、メモリホールMHの側壁および底にコンフォーマルに形成される。メモリホールMHの底のメモリ膜30は例えばRIE法で除去され、メモリホールMHの底に基板10が露出する。その後、メモリホールMH内におけるメモリ膜30の内側に、半導体膜20を形成する。半導体膜20の下端は、メモリホールMHの底で基板10に接する。半導体膜20を形成した後、その内側にコア絶縁膜50が形成される。
積層体100において導電材LIが設けられる部分には、溝(スリット)が形成される。その溝は、積層方向(Z方向)、および図2において紙面奥行き方向(X方向)に延び、積層体100をY方向に分離する。
その溝内に、絶縁膜62を介して導電材LIが形成される。絶縁膜62は溝の側壁および底にコンフォーマルに形成される。溝の底の絶縁膜62は例えばRIE法で除去され、溝の底に基板10が露出する。その後、溝内における絶縁膜62の内側に導電材LIが形成され、導電材LIの下端は基板10に接する。
メモリホールMHおよび柱状部CLを形成した後に、溝および導電材LIを形成してもよいし、溝および導電材LIを形成した後に、メモリホールMHおよび柱状部CLを形成してもよい。または、メモリホールMHと溝を、同時にRIE法で形成してもよい。
積層体100、柱状部CL、および導電材LIを形成した後、積層体100の上に図1に示すビット線BL、ソース層SLなどの上層配線が形成される。
以下、下地金属膜71および金属膜70の形成方法について説明する。
まず、下地金属膜71の形成方法について説明する。
下地金属膜71は絶縁膜40上に形成される。下地金属膜71として、例えば、TaAl膜がスパッタ法で形成される。アルゴン(Ar)を含むガス雰囲気のスパッタチャンバー内で、カソード側に配置されたTaターゲットとAlターゲットを同時にスパッタする。
Taターゲット(カソード)に印加する電力と、Alターゲット(カソード)に印加する電力を調整して、成膜されるTaAl膜の組成を制御する。実施形態によれば、TaAl膜中のAlの含有量が50原子%より多く85原子%未満となるように、印加電力が調整される。
次に、下地金属膜71上に、WおよびMoの少なくともいずれかを主成分として含む金属膜70が、PVD(physical vapor deposition)法、CVD(Chemical Vapor Deposition)法、ALD(Atomic Layer Deposition)法、または塗布法で形成される。金属膜70は、下地金属膜71上に結晶成長する。
例えば、下地金属膜71としてのTaAl膜上に、金属膜70としてMo膜がスパッタ法で形成される。
ここで、MoおよびWの結晶構造について説明する。MoおよびWは体心立方構造をもつ。
図6(a)、(c)、および(e)は体心立方構造の模式斜視図であり、図6(b)、(d)、および(f)は体心立方構造の主な面方位を示す模式図である。
図6(a)においてグレーで表される面は(110)面であり、図6(b)はその(110)面を抽出して表す。
図6(c)においてグレーで表される面は(100)面であり、図6(d)はその(100)面を抽出して表す。
図6(e)においてグレーで表される面は(111)面であり、図6(f)はその(111)面を抽出して表す。
スパッタ法またはCVD法で、SiO膜上に形成されたMo膜またはW膜の、SiO膜との界面に沿った面の主配向は、表面エネルギーの低い最密面である(110)になる傾向がある。ここで、主配向が(110)とは、Mo膜またはW膜の表面またはSiO膜との界面の回折測定において、面方位(110)の回折強度が最も強いことを意味する。
これに対して、実施形態によれば、Alの含有量が50原子%より多く85原子%未満に組成制御したTaAl膜(下地金属膜71)上に、Mo膜(金属膜70)を形成することで、そのMo膜の主配向を(100)にすることができる。
このような、主配向が(100)のMo膜の結晶の平均グレインサイズは、主配向が(110)のMo膜の結晶の平均グレインサイズに比べて大きくなる。体心立方構造において、(100)面は、(110)面に比べて、面内原子密度が低く、表面エネルギーが高い。結晶は表面エネルギーとひずみエネルギーの和が最小になるように成長するが、一方で結晶成長に寄与するエネルギーは成膜時のエネルギーにより制約される。すなわち、表面エネルギーの低い(110)面に配向してMo膜が形成される場合は、結晶粒成長に使用されるエネルギーは少なく、形成された膜中の結晶粒は小さくなり易い。
これに対し、(110)面よりも表面エネルギーが高い(100)面では、(110)面よりも、膜中での粒成長により多くのエネルギーが供され、ひずみエネルギーが低くなるように結晶粒成長が進み、大粒径化すると考えられる。
なお、形成された膜中の結晶粒解析には、例えば、電子線後方散乱回折(EBSD:Electron Back Scatter Diffraction Patterns)法を用いることができる。すなわち、傾斜した試料に電子線を照射すると、試料表面から各結晶面で回折電子線が得られ、結晶の配向をモニタすることができ、さらに、このときの結晶配向の空間分布から結晶のグレインサイズを算出することができる。
ここで、図7(a)は、Al含有量77〜82原子%程度のTaAl膜上に形成されたMo膜の結晶のグレインサイズ分布図である。図7(c)は、SiO膜上に形成されたMo膜の結晶のグレインサイズ分布図である。
EBSD解析の結果、TaAl膜上に形成されたMo膜は主配向が(100)であり、SiO膜上に形成されたMo膜は主配向が(110)であった。また、図7(a)および(c)の比較より、TaAl膜上のMo膜は、SiO膜上のMo膜に比べて、大きなサイズの結晶を多く含むことが確認された。
結晶の大粒径化は、比抵抗を低下させる。すなわち、主配向が(100)のMo膜の比抵抗は、主配向が(110)のMo膜の比抵抗よりも低くなる。
図8(a)は、TaAl膜上に形成されたMo膜の比抵抗の、TaAl膜中Al含有量依存特性図である。また、図8(a)には、SiO膜上に形成されたMo膜の比抵抗(Al含有量0原子%の軸上にプロットされている)も示す。
図8(a)の結果より、TaAl膜中Al含有量が50原子%より多く85原子%未満のときに、そのTaAl膜上Mo膜の比抵抗は、SiO膜上Mo膜の比抵抗よりも低いことがわかる。
このことから、Al含有量が50原子%より多く85原子%未満のTaAl膜上に形成されたMo膜は(100)に主配向し、大粒径化していると考えられる。すなわち、適切に組成比が制御されたTaAl膜上にMo膜を形成することで、そのMo膜の比抵抗を低くすることができる。
モリブデンと同じ体心立方構造をもつタングステンについても同様なことが言える。すなわち、Al含有量が50原子%より多く85原子%未満のTaAl膜上に形成されたW膜は(100)に主配向し、大粒径化し、SiO膜上W膜よりも比抵抗が低くなる。
金属膜(Mo膜またはW膜)70は、メモリセルMC、選択トランジスタSTD、STSの制御電極である。したがって、Al含有量が50原子%より多く85原子%未満のTaAl膜の下地金属膜71上に、金属膜(Mo膜またはW膜)70を形成することで、SiO膜上にMo膜またはW膜を直接形成するよりも、メモリセルMC、選択トランジスタSTD、STSの制御電極を低抵抗化できる。
金属膜(Mo膜またはW膜)70は、例えば半導体膜20を形成した後に行われる1000℃程度のアニールにも十分耐える融点をもち、そのアニールのときに溶融せず、また金属拡散しない。
TaAl膜および以下に説明する他の膜も含めて、下地金属膜71は、少なくとも成膜直後は、非晶質または微結晶膜である。後工程でのアニールにより下地金属膜71が再結晶化しても、下地金属膜71は金属膜70よりも大きな結晶粒を含まず、下地金属膜71の平均グレインサイズは、金属膜70の平均グレインサイズよりも小さい。また、下地金属膜71の結晶粒と、金属膜70の結晶粒とが、アニールにより1つの結晶粒になることもない。
次に、下地金属膜71の他の例について説明する。
下地金属膜71として、例えば、WZr膜がスパッタ法で形成される。アルゴン(Ar)を含むガス雰囲気のスパッタチャンバー内で、カソード側に配置されたWターゲットとZrターゲットを同時にスパッタする。
Wターゲット(カソード)に印加する電力と、Zrターゲット(カソード)に印加する電力を調整して、成膜されるWZr膜の組成を制御する。WZr膜中のZrの含有量が40原子%未満となるように、印加電力が調整される。
そのWZr膜上には、金属膜70として例えばMo膜がスパッタ法で形成される。Zrの含有量が40原子%未満に組成制御したWZr膜(下地金属膜71)上に、Mo膜(金属膜70)を形成することで、そのMo膜の主配向を(111)にすることができる。
このような、主配向が(111)のMo膜の結晶の平均グレインサイズは、主配向が(110)のMo膜の結晶の平均グレインサイズに比べて大きくなる。体心立方構造において、(111)面は、(110)面に比べて、面内原子密度が低く、表面エネルギーが高い。結晶は、使用できるエネルギー量が制約された状況下、表面エネルギーとひずみエネルギーの和が最小になるように成長するため、(110)面よりも表面エネルギーが高い(111)面では、(110)面よりも、ひずみエネルギーが低くなるように結晶粒成長が進み、大粒径化すると考えられる。
図7(b)は、Zr含有量5〜10原子%程度のWZr膜上に形成されたMo膜の結晶のグレインサイズ分布図である。EBSD解析の結果、WZr膜上に形成されたMo膜は主配向が(111)であった。また、この図7(b)、および前述したSiO膜上Mo膜の結晶グレインサイズ分布を示す図7(c)との比較より、WZr膜上のMo膜は、SiO膜上のMo膜に比べて、大きなサイズの結晶を多く含むことが確認された。
結晶の大粒径化は、比抵抗を低下させる。すなわち、主配向が(111)のMo膜の比抵抗は、主配向が(110)のMo膜の比抵抗よりも低くなる。
図8(b)は、WZr膜上に形成されたMo膜の比抵抗の、WZr膜中Zr含有量依存特性図である。また、図8(b)には、SiO膜上に形成されたMo膜の比抵抗(Zr含有量0原子%の軸上にプロットされている)も示す。なお、WZr膜においてZrが0原子%の場合は、タングステンの単体膜に相当する。
図8(b)の結果より、WZr膜中Zr含有量が40原子%未満のときに、そのWZr膜上Mo膜の比抵抗は、SiO膜上Mo膜の比抵抗よりも低いことがわかった。
このことから、Zr含有量が40原子%未満のWZr膜上に形成されたMo膜は(111)に主配向し、大粒径化していると考えられる。すなわち、適切に組成比が制御されたWZr膜上にMo膜を形成することで、そのMo膜の比抵抗を低くすることができる。
モリブデンと同じ体心立方構造をもつタングステンについても同様なことが言える。すなわち、Zr含有量が40原子%未満のWZr膜上に形成されたW膜は(111)に主配向し、大粒径化し、SiO膜上W膜よりも比抵抗が低くなる。
したがって、Zr含有量が40原子%未満のWZr膜の下地金属膜71上に、金属膜(Mo膜またはW膜)70を形成することで、SiO膜上にMo膜またはW膜を直接形成するよりも、メモリセルMC、選択トランジスタSTD、STSの制御電極を低抵抗化できる。
次に、下地金属膜71のさらに他の例について説明する。
下地金属膜71として、例えば、WTi膜がスパッタ法で形成される。アルゴン(Ar)を含むガス雰囲気のスパッタチャンバー内で、カソード側に配置されたWターゲットとTiターゲットを同時にスパッタする。
Wターゲット(カソード)に印加する電力と、Tiターゲット(カソード)に印加する電力を調整して、成膜されるWTi膜の組成を制御する。WTi膜中のTiの含有量が80原子%未満となるように、印加電力が調整される。
そのWTi膜上には、金属膜70として例えばMo膜がスパッタ法で形成される。Tiの含有量が80原子%未満に組成制御したWTi膜(下地金属膜71)上に、Mo膜(金属膜70)を形成することで、そのMo膜の主配向を(111)にすることができる。
前述したWZr膜上にMo膜を形成する場合と同様、(110)面よりも表面エネルギーが高い(111)面では、(110)面よりも、ひずみエネルギーが低くなるように結晶粒成長が進み、WTi膜上に形成されたMo膜は大粒径化すると考えられる。
結晶の大粒径化は、比抵抗を低下させる。すなわち、主配向が(111)のMo膜の比抵抗は、主配向が(110)のMo膜の比抵抗よりも低くなる。
図9は、WTi膜上に形成されたMo膜の比抵抗の、WTi膜中Ti含有量依存特性図である。また、図9には、SiO膜上に形成されたMo膜の比抵抗(Ti含有量0原子%の軸上にプロットされている)も示す。なお、WTi膜においてTiが0原子%の場合は、タングステンの単体膜に相当する。
図9の結果より、WTi膜中Ti含有量が80原子%未満のときに、そのWTi膜上Mo膜の比抵抗は、SiO膜上Mo膜の比抵抗よりも低いことがわかった。
このことから、Ti含有量が80原子%未満のWTi膜上に形成されたMo膜は(111)に主配向し、大粒径化していると考えられる。すなわち、適切に組成比が制御されたWTi膜上にMo膜を形成することで、そのMo膜の比抵抗を低くすることができる。
モリブデンと同じ体心立方構造をもつタングステンについても同様なことが言える。すなわち、Ti含有量が80原子%未満のWTi膜上に形成されたW膜は(111)に主配向し、大粒径化し、SiO膜上W膜よりも比抵抗が低くなる。
したがって、Ti含有量が80原子%未満のWTi膜の下地金属膜71上に、金属膜(Mo膜またはW膜)70を形成することで、SiO膜上にMo膜またはW膜を直接形成するよりも、メモリセルMC、選択トランジスタSTD、STSの制御電極を低抵抗化できる。
次に、下地金属膜71のさらに他の例について説明する。
下地金属膜71として、タングステンの単体膜(W膜)がスパッタ法で形成される。アルゴン(Ar)を含むガス雰囲気のスパッタチャンバー内で、カソード側に配置されたWターゲットをスパッタする。
その下地金属膜71としてのW膜上に、金属膜70として例えばMo膜がスパッタ法で形成される。W膜(下地金属膜71)上に、Mo膜(金属膜70)を形成することで、そのMo膜の主配向を(111)にすることができる。
前述したように、(110)面よりも表面エネルギーが高い(111)面では、(110)面よりも、ひずみエネルギーが低くなるように結晶粒成長が進み、W膜上に形成されたMo膜は大粒径化すると考えられる。
結晶の大粒径化は、比抵抗を低下させる。すなわち、主配向が(111)のMo膜の比抵抗は、主配向が(110)のMo膜の比抵抗よりも低くなる。
図8(b)および図9にW膜上Mo膜の比抵抗を示す。同じ図8(b)および図9にプロットされたSiO膜上Mo膜の比抵抗と比較すると、W膜上Mo膜の比抵抗のほうが低い。
このことから、W膜上に形成されたMo膜は(111)に主配向し、大粒径化していると考えられる。すなわち、W膜上にMo膜を形成することで、そのMo膜の比抵抗を低くすることができる。
モリブデンと同じ体心立方構造をもつタングステンについても同様なことが言える。すなわち、下地金属膜71としてのW膜上に形成された、金属膜70としてのW膜は(111)に主配向し、大粒径化し、SiO膜上W膜よりも比抵抗が低くなる。
このとき、金属膜70としてのW膜はメモリセルMCなどの制御電極として機能するのに十分な厚さをもち、また大粒径化されている。これに対して、下地金属膜71としてのW膜は、金属膜70よりも薄く、非晶質、または金属膜70よりもグレインサイズが小さい微結晶膜である。
W膜の下地金属膜71上に、金属膜(Mo膜またはW膜)70を形成することで、SiO膜上にMo膜またはW膜を直接形成するよりも、メモリセルMC、選択トランジスタSTD、STSの制御電極を低抵抗化できる。
なお、CVD法で形成された下地金属膜71としてのW膜上に、金属膜70としてスパッタ法でW膜を形成したところ、その金属膜(W膜)70の主配向は(110)となった。
CVD法で下地金属膜71としてのW膜を形成する工程では、例えば、WFを含むガスを供給するステップと、水素化合物であるSiHやBを含むガスを供給するステップとが交互に実行される。この場合、成膜されたW膜中にBやFといった原料ガスに起因した不純物が混入する。
不純物の多いW膜においては、不純物とWとの結合により表面エネルギーが低くなる場合がある。金属膜70の表面エネルギーをγf、下地金属膜71の表面エネルギーをγs、下地金属膜71と金属膜70との界面エネルギーをγiとすると、これらの間に、γf≦γs−γiの関係がある。
この関係式より、下地金属膜71の表面エネルギーγsが低いと、金属膜(Mo膜またはW膜)は、表面エネルギーの高い主配向(111)をとり難いと考えられる。なお、膜の組成を適切に制御できれば、CVD法で形成したW膜上に金属膜(Mo膜またはW膜)70を形成しても、その主配向を(111)にできる可能性もある。
一方、スパッタ法では、ターゲット組成に近い純度の高い下地金属膜71としてのW膜の形成が可能である。そのため、スパッタ法で形成された下地金属膜71としてのW膜上に形成された金属膜(W膜またはMo膜)70は、表面エネルギーの高い主配向(111)をとることが可能であり、大粒径化による比抵抗の低減が可能となる。
金属膜(Mo膜またはW膜)70をスパッタ法で形成する場合、基板10側を加熱しながらスパッタ成膜を行うと、金属原子のマイグレーションを促進させ、結晶粒径の大粒径化を促進する。
さらに、ターゲット(カソード)に印加する直流パワーを、例えば、0.5(W/cm)以下の低パワーにすることで、膜の堆積速度を低下させ、より熱平衡状態に近い状態で成膜できる。これも、結晶粒径の大粒径化を促進する。
下地金属膜71と金属膜70は、大気にさらすことなく、真空雰囲気下(減圧雰囲気下)で連続して形成することが望ましい。下地金属膜71と金属膜70の真空雰囲気下での連続成膜は、下地金属膜71の酸化による表面エネルギーの低下を抑制する。上記関係式γf≦γs−γiより、下地金属膜71の表面エネルギーγsが高いと、金属膜(Mo膜またはW膜)は表面エネルギーの高い主配向(111)、(100)をとりやすくなる。
下地金属膜71がWを含み、金属膜70がW膜である場合、同じスパッタチャンバー内で同じWターゲットを使って、下地金属膜71と金属膜70を大気開放せずに連続して形成することができる。下地金属膜71がWZr膜またはWTi膜である場合、金属膜(W膜)70をスパッタ成膜するときには、下地金属膜71におけるW以外の組成元素(ZrまたはTi)のターゲットに対しては電力を印加しない。
または、下地金属膜71を第1チャンバー内でスパッタ成膜し、その後、ウェーハを大気開放されていない減圧雰囲気下の空間を搬送して第2チャンバーに移して金属膜70をスパッタ成膜してもよい。
以上説明した実施形態では、下地金属膜71と金属膜70との界面が、基板10の主面に対して略平行または基板10の主面に沿っている例を説明した。しかし、これに限らず、下地金属膜71と金属膜70の界面が、基板10の主面に対して垂直または傾斜している場合においても、前述した下地金属膜71上に金属膜70を形成することで、その金属膜70の、下地金属膜71との界面に沿った面の主配向を(100)または(111)にし、金属膜70の比抵抗を低減することができる。
下地金属膜71および金属膜70は、層状または面状に広がっている形状に限らず、ラインパターンであってもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10…基板、20…半導体膜、32…電荷蓄積膜、40…絶縁膜、70…金属膜、71…下地金属膜、100…積層体

Claims (5)

  1. アルミニウムの含有量が50原子%より多く85原子%未満であるタンタルアルミニウム膜、ジルコニウムの含有量が40原子%未満であるタングステンジルコニウム膜、チタンの含有量が80原子%未満であるタングステンチタン膜、またはタングステン膜である下地金属膜と、
    前記下地金属膜上に前記下地金属膜に接して設けられ、タングステンおよびモリブデンの少なくともいずれかを含み、主配向が(100)または(111)である金属膜と、
    を備えた半導体装置。
  2. 前記下地金属膜は、非晶質である請求項1記載の半導体装置。
  3. 前記下地金属膜の平均グレインサイズは、前記金属膜の平均グレインサイズよりも小さい請求項1または2に記載の半導体装置。
  4. 前記下地金属膜と前記金属膜との積層膜が、絶縁体を介して複数積層され、
    前記複数の積層膜が積層された積層体内を前記積層体の積層方向に延びる半導体膜と、
    前記半導体膜と前記金属膜との間に設けられた電荷蓄積膜と、
    をさらに備えた請求項1〜3のいずれか1つに記載の半導体装置。
  5. アルミニウムの含有量が50原子%より多く85原子%未満であるタンタルアルミニウム膜、ジルコニウムの含有量が40原子%未満であるタングステンジルコニウム膜、チタンの含有量が80原子%未満であるタングステンチタン膜、もしくはタングステン膜である非晶質または微結晶金属膜を形成する工程と、
    タングステンおよびモリブデンの少なくともいずれかを含み、主配向が(100)または(111)である金属膜を、前記非晶質または微結晶金属膜上に結晶成長させる工程と、
    を備えた半導体装置の製造方法。
JP2015165586A 2015-08-25 2015-08-25 半導体装置及びその製造方法 Active JP6346595B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015165586A JP6346595B2 (ja) 2015-08-25 2015-08-25 半導体装置及びその製造方法
US15/048,120 US10170494B2 (en) 2015-08-25 2016-02-19 Semiconductor device and method for manufacturing the same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015165586A JP6346595B2 (ja) 2015-08-25 2015-08-25 半導体装置及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017045783A JP2017045783A (ja) 2017-03-02
JP6346595B2 true JP6346595B2 (ja) 2018-06-20

Family

ID=58095908

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015165586A Active JP6346595B2 (ja) 2015-08-25 2015-08-25 半導体装置及びその製造方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US10170494B2 (ja)
JP (1) JP6346595B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6863059B2 (ja) * 2017-05-09 2021-04-21 三菱マテリアル株式会社 W−Ti積層膜
JP2019160918A (ja) * 2018-03-09 2019-09-19 東芝メモリ株式会社 半導体装置およびその製造方法
US10964811B2 (en) 2019-08-09 2021-03-30 Micron Technology, Inc. Transistor and methods of forming transistors
US11024736B2 (en) * 2019-08-09 2021-06-01 Micron Technology, Inc. Transistor and methods of forming integrated circuitry
CN114270530A (zh) 2019-08-09 2022-04-01 美光科技公司 晶体管及形成晶体管的方法
JP2021150630A (ja) * 2020-03-24 2021-09-27 キオクシア株式会社 半導体装置、半導体装置の製造方法、及び半導体製造装置
US11637175B2 (en) 2020-12-09 2023-04-25 Micron Technology, Inc. Vertical transistors

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5709958A (en) 1992-08-27 1998-01-20 Kabushiki Kaisha Toshiba Electronic parts
JP3315211B2 (ja) * 1992-08-27 2002-08-19 株式会社東芝 電子部品
JP4230713B2 (ja) 1992-08-27 2009-02-25 株式会社東芝 電子部品及びその製造方法
JPH1064907A (ja) 1996-08-13 1998-03-06 Toshiba Corp 電気的固体装置及びその製造方法
JP4945937B2 (ja) 2005-07-01 2012-06-06 東京エレクトロン株式会社 タングステン膜の形成方法、成膜装置及び記憶媒体
JP2007046134A (ja) 2005-08-11 2007-02-22 Tokyo Electron Ltd 金属系膜形成方法及びプログラムを記録した記録媒体
US8785939B2 (en) * 2006-07-17 2014-07-22 Samsung Electronics Co., Ltd. Transparent and conductive nanostructure-film pixel electrode and method of making the same
KR20100121258A (ko) * 2009-05-08 2010-11-17 삼성전자주식회사 스퍼터링 타겟 및 이를 이용하여 제조되는 반도체 소자
KR101604054B1 (ko) * 2009-09-03 2016-03-16 삼성전자주식회사 반도체 소자 및 그 형성방법
KR20110048614A (ko) * 2009-11-03 2011-05-12 삼성전자주식회사 게이트 구조물 및 그 형성 방법
KR101755635B1 (ko) * 2010-10-14 2017-07-10 삼성전자주식회사 반도체 소자 및 그 제조 방법
JP2012253148A (ja) 2011-06-01 2012-12-20 Toshiba Corp 半導体装置及びその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
US20170062466A1 (en) 2017-03-02
JP2017045783A (ja) 2017-03-02
US10170494B2 (en) 2019-01-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6346595B2 (ja) 半導体装置及びその製造方法
US9406694B1 (en) Semiconductor device and method for manufacturing the same
JP6489951B2 (ja) 半導体装置の製造方法
US10153164B2 (en) Method for manufacturing semiconductor device
US9754793B2 (en) Method for manufacturing semiconductor device
JP6360457B2 (ja) 半導体装置及びその製造方法
US20180219153A1 (en) Semiconductor Constructions, Methods of Forming Memory, and Methods of Forming Vertically-Stacked Structures
US9230983B1 (en) Metal word lines for three dimensional memory devices
JP2020505789A (ja) 三次元不揮発性メモリデバイスを構築するためのメタルゲートファースト法の使用
JP2014216646A (ja) 抵抗変化型メモリ装置の製造方法
TW200304689A (en) Self-aligned, programmable phase change memory
TW201921651A (zh) 三維記憶體陣列
US11723290B2 (en) Semiconductor device including data storage structure
US20230413696A1 (en) Diffusion barrier layer in programmable metallization cell
US10269825B2 (en) Semiconductor device and method for manufacturing same
US10199391B2 (en) Semiconductor device and method of manufacturing the same
US20220246639A1 (en) 3-dimensional nand memory with reduced thermal budget
US20230422500A1 (en) Semiconductor device and method for manufacturing semiconductor device
TWI820631B (zh) 半導體裝置、半導體記憶裝置及半導體裝置之製造方法
KR102670089B1 (ko) 3차원 반도체 메모리 장치
US9673215B1 (en) Semiconductor device and method for manufacturing semiconductor device
KR20090084218A (ko) 가변 저항 메모리 장치

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20170620

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170803

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180424

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180427

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180525

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6346595

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350