JP6346344B1 - 容器蓋 - Google Patents

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【課題】容器が揺れても容器内に入れられた飲料が飛散せず、熱い飲料も飲みやすくできる容器蓋を提供する。【解決手段】容器蓋1の頂壁3に飲み口としての開口10を設け、開口10の形成部位にはフラップ6を設ける。フラップ6の下面の一部位には連結部17介して弁板16を連結させ、弁板16はフラップ6に対し間隔を介して重なり合う態様で連結部17から先方へ向けて伸張形成して開口10の下側に配置する。開口10に対向する弁板16の部位は開口10よりも少なくとも一部が大きい平面を有することで、飲料が収容されている容器に容器蓋1が被せられている容器蓋1の使用状態時に容器内の飲料が開口10から外へ飛び出そうとしたときに、飲料の飛び出し方向の圧力を容器内から受けて弁板16が上向きに回転移動し、開口10を塞いで開口10から外部への飲料の飛び出し飛散を抑制する。【選択図】図1

Description

本発明は、例えば紙コップ等の容器に飲料等を入れた状態で紙コップの上に被せられる容器蓋に関するものである。
例えばコンビニエンスストアやファストフード店、飛行機内のドリンクサービス等において、紙コップ内にコーヒー等の飲料を入れ、その飲料入りの紙コップを持ち運ぶことができるように、紙コップの上にプラスチック製の蓋(容器蓋)を設ける(被せる)ことが行われている。
図5には、このような容器蓋1の一例が、容器としての紙コップ2と共に斜視図により示されており、図6には容器蓋1の平面図により示されている。これらの図に示されるように、容器蓋1は、略円形状の頂壁3と、頂壁3の周端部から下方に伸張する側壁4とを有しており、側壁4は、コップ状の容器としての紙コップ2の上端部に嵌合するように形成されている。頂壁3は外輪壁部11と、該外輪壁部11の内側に形成された部位とを有しており、この部位は中央側に向けて徐々にへこむように形成されており、頂壁3の中心部には空気が通る貫通孔12が形成されている。側壁4の下端側には鍔部13が形成され、該鍔部13には紙コップ2の上端部の縁部をはめ込むための嵌合部14が形成されている。
頂壁3の一部位にはコ形状の切り込み(切れ目)5が形成されており、切り込み5に沿って切り込み5の内側の頂壁部位を切り起こす又は下側に押し込むことにより、台形状のフラップ(フラッパー)6が形成されるようになっている。フラップ6は頂壁中央側寄りの部位を基端側として該基端側が頂壁3に連接され、該連接部位20を支点として上下回転方向に移動可能な操作板として機能する(図5の矢印、参照)。
なお、フラップ6は台形状に形成されているが、その台形状の辺の長さがほぼ等しく形成されて正方形状に近い形状を有し、角部には丸みが形成されている。フラップ6の上側には上側に突出した箱形状の突出部7が形成されている。頂壁3には、フラップ6の基端側の連接部位20にほぼ隣接してフラップ6より広い面積を有する凹部8が形成されており、凹部8には、突出部7に隣接して凹部8よりも深い断面矩形状の凹部9が形成されている。
この容器蓋1において、例えば突出部7に指をかけて上側回転方向に移動させると、例えば図7(a)に示されるように、フラップ6を上側に開くことができ、フラップ6を開くと飲み口としての開口10が形成される。なお、突出部7を凹部9に嵌合してフラップ6を凹部8に嵌合すると、フラップ6が開いたままの状態とすることができる。また、例えば図7(b)に示されるように、突出部7を下側に押してフラップ6を開口10の内側(下側)に押し込んでも、開口10を飲み口として利用することができる。
なお、頂壁3の外輪部位11は、開口10の近傍の高さが他の領域よりもやや高めに形成され、この高めに形成されている領域の外輪部位11の幅(頂壁3の径方向の長さ)が狭く形成されていることにより、この領域に利用者が口をつけた状態で飲料が飲みやすく形成されている。
特開平11−334753号公報
しかしながら、従来の容器蓋1においては、例えば、飛行機内において一度フラップ6を開いて飲料の一部を飲んだ後、手で容器を持っているときに飛行機が揺れたりすると、中の飲料が開口10から飛び出して飛散し、特に飲料が熱いコーヒー等の場合には、最悪の場合、火傷してしまうおそれがあった。また、従来の容器蓋1においては、飲み口としての開口10が小さいため、熱いコーヒー等の熱い飲料を開口7から飲むと非常に飲みにくいといった問題もあった。
本発明は、前記課題を解決するために成されたものであり、その目的は、例えば容器が揺れても容器内に入れられた飲料がこぼれないようにでき、コーヒー等の熱い飲料も飲みやすくできる容器蓋を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は次のような構成をもって課題を解決するための手段としている。すなわち、第1の発明は、飲料を収容するコップ状の容器の上端部に被せる容器蓋であって、該容器蓋は、頂壁と該頂壁の周端部から下方に伸張して前記容器の上端部に嵌合する側壁とを有し、前記頂壁には前記側壁の一部位側から前記頂壁の中央側へ向けて伸張する飲み口としての開口が形成され、該開口の形成部位には該開口の頂壁中央側寄りの部位を基端側として該基端側が前記頂壁に一体的に連接されて該連接部位を支点とし上下回転方向に移動して前記開口に対して出入移動が可能な操作板が設けられ、該操作板は、前記開口の基端側から前記頂壁の一部位が前記連接部位を介して前記開口内に伸張されることにより前記頂壁の一部位によって形成されており、前記操作板の下面の一部位には連結部を介して弁板が連結されており、該弁板は該連結部から前記操作板に対し間隔を介して重なり合う態様で先方へ向けて伸張形成されて前記開口の下側に配置され、前記開口に対向する弁板の部位は少なくとも一部が前記開口よりも外側にはみ出る平面を有することで、飲料が収容されている前記容器に前記容器蓋が被せられている容器蓋の使用状態時に容器内の飲料が前記開口から外へ飛び出そうとしたときに、その飲料の飛び出し方向の圧力を容器内から受けて前記弁板が前記操作板と一体的に前記連接部位を支点として上向きに回転移動し前記開口を塞いで前記開口から外部への飲料の飛び出し飛散を抑制する構成をもって課題を解決するための手段としている。
また、第2の発明は、前記第1の発明の構成に加え、前記操作板の連接部位を支点として上下回転方向に移動する部位は頂壁と機械的強度を弱くした脆弱部位を介して連結一体化されており、前記操作板を下方へ押して前記脆弱部位を破断することで前記操作板の上下回転方向に移動する部位は前記頂壁と分離されて前記上下回転方向の移動を可能と成すことを特徴とする。
さらに、第の発明は、前記第1または第2の発明の構成に加え、前記開口は容器蓋の側壁の一部位側から頂壁の中央側へ向かう径方向の長さよりも該径方向に略直交する左右方向の長さが長めの横長形状に形成されていることを特徴とする。
さらに、第の発明は、前記第1乃至第のいずれか一つの発明の構成に加え、前記操作板は開口の一端側となる容器蓋の側壁部位に下唇を当てたときに容器蓋の頂壁に接触すると想定される少なくとも上唇の位置まで前記頂壁の中央側へ向けて伸張されており、前記操作板の上面には前記上唇が接触すると想定される部位に上方に突出する突出部が形成されており、飲料が収容されている容器に前記容器蓋が被せられている容器蓋の使用状態時に、前記操作板の突出部を前記上唇で下方へ押して前記操作板を開口の下方へ回転移動し容器を傾けることで、前記容器内の飲料を開口を通して利用者の口内に導入することを可能とすることを特徴とする。
本発明によれば、容器蓋は、頂壁と、該頂壁の周端部から下方に伸張して飲料を収容するコップ状の容器の上端部に嵌合する側壁とを有し、前記頂壁には前記側壁の一部位側から前記頂壁の中央側へ向けて伸張する飲み口としての開口が形成されているが、該開口の形成部位には該開口に対して出入移動が可能な操作板が設けられているので、この操作板を出入り移動させて、開口から容器内の飲料を飲むことができる。なお、操作板は、前記開口の頂壁中央側寄りの部位を基端側として該基端側が前記頂壁に連接されて該連接部位を支点とし上下回転方向に移動して前記開口に対して出入移動が可能と成している。
また、本発明において、操作板の下面の一部位には連結部を介して弁板が連結されており、該弁板は該連結部から前記操作板に対し間隔を介して重なり合う態様で先方へ向けて伸張形成されて前記開口の下側に配置されている構成によれば、以下の効果を奏することができる。つまり、前記開口に対向する前記弁板の部位は少なくとも一部が前記開口よりも外側にはみ出る平面を有していて、飲料が収容されている前記容器に前記容器蓋が被せられている容器蓋の使用状態時に容器内の飲料が前記開口から外へ飛び出そうとしたときに、その飲料の飛び出し方向の圧力を容器内から受けて前記弁板が上向きに回転移動し前記開口を塞いで前記開口から外部への飲料の飛び出し飛散を抑制するので、飲料の飛び出しによる支障が生じることを防ぐことができる。
つまり、本発明において、前記特徴的な弁板を有する容器蓋によれば、例えば、飛行機内において一度操作板を開いて飲料の一部を飲んだ後、手で容器を持っているときに飛行機が揺れたりしても、その際に、前記弁板が上向きに回転移動して前記開口を塞ぐために、前記開口から外部への飲料の飛び出し飛散を抑制することができ、飲料がこぼれて不快な思いをしたり火傷をしたりするといった問題が生じることを防ぐことができる。
また、前記操作板の前記連接部位を支点として上下回転方向に移動する部位を、前記頂壁と機械的強度を弱くした脆弱部位を介して連結一体化し、前記操作板を下方へ押して前記脆弱部位を破断することで、前記操作板の上下回転方向に移動する部位が前記頂壁と分離されて前記上下回転方向の移動を可能と成すようにすると、前記脆弱部位を破断する前は操作板を頂壁と連結一体化させることができるので、容器蓋を容器に被せた状態で、容器内の飲料をほぼ密封状にできる。そして、必要に応じて前記脆弱部位を破断して前記操作板の上下回転方向に移動する部位を前記頂壁と分離し、開口を形成して開口を飲み口とすることができるので、非常に使い勝手よく利用できる。
さらに、人が口を開けた際の口形状は横方向(コップ等の容器の口に口を当てた状態における左右方向)に長いため、本発明において、容器蓋の前記開口を、前記容器蓋の側壁の一部位側から頂壁の中央側へ向かう径方向の長さよりも該径方向に略直交する左右方向の長さが長めの横長形状に形成すると、容器蓋の開口から飲料を飲みやすくすることができ、熱いコーヒー等を飲む際も非常に飲みやすくすることができる。
さらに、本発明において、前記操作板は前記開口の一端側となる容器蓋の側壁部位に下唇を当てたときに容器蓋の頂壁に接触すると想定される少なくとも上唇の位置まで前記頂壁の中央側へ向けて伸張されており、前記操作板の上面には前記上唇が接触すると想定される部位に上方に突出する突出部が形成されている構成によれば、以下の効果を奏することができる。つまり、この構成は、飲料が収容されている前記容器に前記容器蓋が被せられている容器蓋の使用状態時に、前記操作板の突出部を前記上唇で下方へ押して前記操作板を開口の下方へ回転移動し容器を傾けることで、容器内の飲料を開口を通して利用者の口内に導入することを可能とするので、例えば手を使わなくても唇を突出部に押し当てて操作板を下方へ回転移動させて容易に飲料が飲めるようにすることができる。そのため、より一層使い勝手のよい容器蓋とすることができる。
本発明に係る容器蓋の一実施例を説明するための模式的な平面図(a)と模式的な断面図(b)である。 実施例の容器蓋を紙コップと共に示す模式的な斜視図(a)と、容器蓋のフラップを下側に押して開口を形成した状態を示す模式的な斜視図(b)である。 本発明に係る蓋容器の他の実施例を説明するための模式的な説明図である。 実施例の蓋容器に関連するの例の蓋容器を説明するための模式的な説明図である。 従来の容器蓋を紙コップと共に示す模式的な斜視図である。 従来の容器蓋の模式的な平面図である。 従来の容器蓋のフラップを上側に開いた状態(a)とフラップを下側に押して開口を形成した状態(b)をそれぞれを示す模式的な斜視図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。なお、本実施例の説明において、従来例と同一名称部分には同一符号を付し、その重複説明は省略または簡略化する。
図1には、本発明に係る容器蓋1の一実施例が模式的に示されており、図1(a)が平面図、図1(b)が図1(a)のA−A断面図をそれぞれ示す。これらの図に示されるように、本実施例の容器蓋1は、従来例とほぼ同様に構成された頂壁3と側壁4、鍔部13等を有しているが、本実施例では、操作板としてのフラップ6およびその周辺構成を以下に述べるような特徴的な構成としている。
つまり、本実施例では、飲み口としての開口10およびフラップ6の形状を図1、図2に示されるような特徴的な形状とし、かつ、フラップ6の下側に本実施例の特徴的な弁板16を設けて容器蓋1を形成している。本実施例において、開口10は、側壁4の一部位側から頂壁3の中央側へ向けて伸張する飲み口として形成され、容器蓋1の側壁4の一部位側から頂壁の中央側へ向かう径方向の長さより該径方向に略直交する左右方向(図1(a)の横方向であって容器蓋1の側壁4部位に下唇を当てた状態における左右方向)の長さが長めの横長形状に形成されており、容器蓋1の側壁4部位に下唇を当てた状態で開かれる利用者の口に飲料が入りやすい(人が飲料を飲みやすい)形状に形成されている。
また、開口10の形成部位に設けられているフラップ6は、その形状が開口10とほぼ等しく形成されており、開口10の頂壁中央側寄りの部位を基端側として該基端側が頂壁3に連接され、該連接部位20を支点として、図1(b)の矢印Bに示されるように、下部回転方向に移動したり図7(a)に示した従来例と同様に上部回転方向に移動したりが可能と成しており、このように、フラップ6は連接部位20を支点として上下回転方向に移動し、開口10に対して出入移動が可能と成している。
なお、フラップ6の連接部位20を支点として上下回転方向に移動する部位は、この移動前の状態においては、頂壁3と機械的強度を弱くした脆弱部位としての切り込み5を介して連結一体化されており(切り込み5が形成されていてもフラップ6も頂壁3の一部と成しており)、フラップ6を下方へ押して切り込み5の形成部位を破断することで、フラップ6の上下回転方向に移動する部位は頂壁3と分離されて前記上下回転方向の移動を可能と成している。
また、フラップ6は、開口10の一端側となる容器蓋1の側壁4部位に下唇を当てたときに容器蓋1の頂壁3に接触すると想定される少なくとも上唇の位置まで形成されおり、フラップ6の上面には、前記上唇が接触すると想定される部位に上方に突出する突出部7が形成されている。また、本実施例でも、頂壁3には、フラップ6の基端側の連接部位20にほぼ隣接してフラップ6より広い面積を有する凹部8が形成されており、凹部8には、突出部7に隣接して凹部8よりも深い断面矩形状の凹部9が形成されている。
そして、飲料が収容されている紙コップ2に容器蓋1が被せられている容器蓋1の使用状態時に(図2(a)、参照)、利用者が開口10の近傍の外輪部位11に口をかけ(側壁4部位に下唇を当てて上唇を頂壁3に乗せて外輪部位11を挟むような態様とし)、フラップ6の突出部7を上唇で下方へ押してフラップ6を開口10の下方へ回転移動し(図2(b)、参照)、紙コップ2を傾けることで、紙コップ2内の飲料を開口10を通して利用者の口内に導入することを可能と成している。
なお、本実施例でも、従来例と同様に、図7(a)に示したような態様で上部回転方向に移動し、突出部7を凹部9に嵌合することによりフラップ6を開いた状態で維持できる。
また、本実施例では、図1(b)に示されるように、フラップ6の下面の一部位であるフラップ6の基端部に、連結部17を介して弁板16が連結されている。この弁板16がフラップ6に対し間隔を介して重なり合う態様で、連結部17から先方へ向けて伸張形成されて開口10の下側に配置されており、弁板16は、図1(b)に矢印Cに示されるように、連接部位20を支点としてフラップ6と一体的に上下回転方向に移動可能と成している。
本実施例において、開口10に対向する弁板16の部位が開口10よりも少なくとも一部(ここでは開口10の曲線部分全領域部)が開口10よりも外側にはみ出る大きい平面を有しており(図1(a)、参照)、この構成と、前記の如く弁板16を図1(b)に矢印Cに示されるように連接部位20を支点としてフラップ6と一体的に上下回転方向に移動可能な構成とで、飲料が収容されている容器(紙コップ2)に容器蓋1が被せられている容器蓋1の使用状態時に紙コップ2内の飲料が開口10から外へ飛び出そうとしたときに、その飲料の飛び出し方向の圧力を紙コップ2内から受けて弁板16が上向きに回転移動し、開口10を塞いで開口10から外部への飲料の飛び出し飛散を抑制する構成と成している。
本実施例は、以上のように構成されており、紙コップ2に容器蓋1を被せた状態で、利用者の上唇で突出部7を下側に押して開口10から飲料を飲みやすく、熱いコーヒー等でも楽に心地よく飲むことができることに加え、前記のように飲料の飛び出しによる支障が生じることを防ぐことができるため、非常に使い勝手がよく安全性の高い容器蓋1を提供することができる。
なお、本発明は、前記実施例に限定されるものでなく、本発明の技術的範囲を逸脱しない範囲において様々な態様を採り得る。例えば弁板16の大きさや形状、フラップ6の大きさや形状は特に限定されるものでなく、適宜設定されるものである。例えば、弁板16を設けるようにすればフラップ6の形状は例えば従来例のような形状としてもよいが、フラップ6を従来例と同様の形状とすると熱いコーヒー等の飲料が飲みにくいので、前記実施例のような横長形状とすることが好ましい。
また、前記実施例では、弁板16は、容器蓋1のフラップ6の基端部に連結部17を介して連結させたが、弁板16は、図3(a)、(b)に示されるような態様としてもよい。なお、図3(a)、(b)は、図1(a)のA−A断面図に対応する部位の別の構成例を示す断面図であるが、弁板16は。例えば図3(a)に示されるように、フラップ6の途中部に連結部17を介して連結させてもよいし、図3(b)に示されるようにフラップ6の先端側に連結部17を介して連結させてもよい。
さらに、前記実施例では、開口10に対向する弁板16の部位は、開口10の曲線部分全領域部において開口10よりも外側にはみ出る大きい平面を有するものとしたが、例えば図3(c)の平面図に示されるように、開口10よりも少なくとも一部が外側にはみ出る平面を有するようにすればよい。なお、弁板16の一部が開口10よりも外側にはみ出る平面を有する構成とする場合には、同図に示されるように、開口10の一端側(容器蓋1の側壁4側)には開口10の外側にはみ出る平面を有するようにすると、飲料の飛び出し方向の圧力を紙コップ2内から受けて弁板16が上向きに回転移動し、開口10を塞いで開口10から外部への飲料の飛び出し飛散を抑制する効果を効率的に発揮できる。
さらに、前記実施例では頂壁3に脆弱部位としての切り込み5を形成し、この切り込み5を破断することにより開口10が形成されるようにしたが、切り込み5を形成する代わりに、頂壁3にミシン目状に切れ目を形成したり、頂壁3薄肉化した脆弱部位を形成したりする等、破断可能な脆弱部位を形成し、その脆弱部位を破断して開口10とフラップ6を形成できるようにしてもよい。また、脆弱部位を破断する構成とせずに、始めからフラップ6を、その基端部を除いて頂壁3から分離した構成としてもよい。
さらに、変形例として、前記実施例のような弁板16を設けずに、フラップ6の上下回転方向に移動する面部位を少なくとも一部が開口10よりも外側にはみ出る大きい平面に形成されるようにし、フラップ6の上下回転方向に移動する面部位が開口10の上側から開口10の下側へ押し込まれた配置状態で、飲料が収容されている容器(例えば紙コップ2)に容器蓋1が被せられている容器蓋1の使用状態時に容器内の飲料が開口10から外へ飛び出そうとしたときに、その飲料の飛び出し方向の圧力を容器内から受けてフラップ6が上向きに回転移動し、開口10を塞いで開口10から外部への飲料の飛び出し飛散を抑制する構成(つまり、フラップ6が前記実施例における弁板16を兼ねる構成)とすることもできる
このようにフラップ6を形成する場合、例えば図4(a)の斜視図および図4(b)の断面図に示されるように、フラップ6の先端側等の適宜の外周部位に、頂壁3の下側に係止する張り出し部18を形成してもよいし、フラップ6を弾性を有する構成とし、図4(c)に示されるように、単純にフラップ6の上下回転方向に移動する面部位を開口10よりも大きく形成し、飲料を飲む際にフラップ6をその弾性を利用して開口10の下側に押し込むように形成してもよい。なお、図4(b)、(c)は、いずれも、図1(a)のA−A断面図に対応する断面図により示されている。
さらに、本発明の容器蓋1を適用する容器は紙コップ2とは限らず、紙コップの代わりにプラスチックのコップを容器として、その上に容器蓋1を被せて使用してもよいし、容器内に入れられる飲料は特に限定されるものではない。
本発明の容器蓋は、簡単な構成で、例えば容器が揺れても容器内に入れられた飲料がこぼれないようにでき、コーヒー等の熱い飲料も飲みやすくできるので、例えば飛行機の機内飲料や、コンビニエンスストア、ファストフード店等において紙コップ等の容器の上に被せる容器蓋として利用できる。
1 容器蓋
2 紙コップ
3 頂壁
4 側壁
5 切り込み
6 フラップ
7 突出部
8,9 凹部
10 開口
16 弁板
17 連結部
20 連接部位

Claims (4)

  1. 飲料を収容するコップ状の容器の上端部に被せる容器蓋であって、該容器蓋は、頂壁と該頂壁の周端部から下方に伸張して前記容器の上端部に嵌合する側壁とを有し、前記頂壁には前記側壁の一部位側から前記頂壁の中央側へ向けて伸張する飲み口としての開口が形成され、該開口の形成部位には該開口の頂壁中央側寄りの部位を基端側として該基端側が前記頂壁に一体的に連接されて該連接部位を支点とし上下回転方向に移動して前記開口に対して出入移動が可能な操作板が設けられ、該操作板は、前記開口の基端側から前記頂壁の一部位が前記連接部位を介して前記開口内に伸張されることにより前記頂壁の一部位によって形成されており、前記操作板の下面の一部位には連結部を介して弁板が連結されており、該弁板は該連結部から前記操作板に対し間隔を介して重なり合う態様で先方へ向けて伸張形成されて前記開口の下側に配置され、前記開口に対向する弁板の部位は少なくとも一部が前記開口よりも外側にはみ出る平面を有することで、飲料が収容されている前記容器に前記容器蓋が被せられている容器蓋の使用状態時に容器内の飲料が前記開口から外へ飛び出そうとしたときに、その飲料の飛び出し方向の圧力を容器内から受けて前記弁板が前記操作板と一体的に前記連接部位を支点として上向きに回転移動し前記開口を塞いで前記開口から外部への飲料の飛び出し飛散を抑制することを特徴とする容器蓋。
  2. 操作板の連接部位を支点として上下回転方向に移動する部位は頂壁と機械的強度を弱くした脆弱部位を介して連結一体化されており、前記操作板を下方へ押して前記脆弱部位を破断することで前記操作板の上下回転方向に移動する部位は前記頂壁と分離されて前記上下回転方向の移動を可能と成すことを特徴とする請求項1記載の容器蓋。
  3. 開口は容器蓋の側壁の一部位側から頂壁の中央側へ向かう径方向の長さよりも該径方向に略直交する左右方向の長さが長めの横長形状に形成されていることを特徴とすることを特徴とする請求項1または請求項2記載の容器蓋。
  4. 操作板は開口の一端側となる容器蓋の側壁部位に下唇を当てたときに容器蓋の頂壁に接触すると想定される少なくとも上唇の位置まで前記頂壁の中央側へ向けて伸張されており、前記操作板の上面には前記上唇が接触すると想定される部位に上方に突出する突出部が形成されており、飲料が収容されている容器に前記容器蓋が被せられている容器蓋の使用状態時に、前記操作板の突出部を前記上唇で下方へ押して前記操作板を開口の下方へ回転移動し容器を傾けることで、前記容器内の飲料を開口を通して利用者の口内に導入することを可能とすることを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか一つに記載の容器蓋。
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