JP6345516B2 - 制動装置、遮蔽装置 - Google Patents

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この発明は、横型ブラインド、たくし上げカーテン、プリーツスクリーン等の、遮蔽材を自重降下させる遮蔽装置と、この遮蔽装置において、遮蔽材の降下速度を一定以下に維持するために使用可能な制動装置に関する。
特許文献1に記載の横型ブラインドでは、スラット及びボトムレールを自重降下させる際に、その降下速度を一定以下に維持するために遠心ガバナが用いられている。この遠心ガバナは、中心軸の回転によって生じる遠心力によってガバナウェイトをガバナドラムに押し付けることによって、ガバナウェイトとガバナドラムの間に摩擦抵抗を生じさせることによって、中心軸の回転を一定速度以下に抑えるように構成されている。
特許文献2では、オイルダンパを用いて、駆動軸の回転速度を所定値以下に抑制している。
特許3140295号公報 特開2001−112616号公報
特許文献1の遠心ガバナでは、摩擦抵抗を常に発生させるため、摩耗、作動音、振動等の発生が課題としてある。一方、特許文献2のオイルダンパは、遠心ガバナと比較して、静音性や耐久性が優れているが、低回転時の最小トルクが大きいため、遮蔽材が下降しきらない場合があるという問題がある。このように、遠心ガバナとオイルダンパは、それぞれ利点を有しているが、これらをスムーズに切り替えることは容易ではない。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、複数の制動機構をスムーズに切り替えることを可能な制動装置を提供するものである。
本発明によれば、駆動軸に対して制動トルクを与える制動装置であって、第1制動機構と第2制動機構とを備え、第1及び第2制動機構は、入力軸の回転速度−制動トルクのグラフが交点を有し且つ前記交点での第1制動機構のグラフの傾きが第2制動機構のグラフの傾きよりも大きくなるように構成され、前記駆動軸の回転が第1制動機構の入力軸に伝達され、第1制動機構の出力軸と第2制動機構の入力軸が一体回転するように構成される、制動装置が提供される。
本発明では、入力軸の回転速度−制動トルクのグラフが交点を有するように構成された第1及び第2制動機構を用い、第1制動機構の出力軸と第2制動機構の入力軸とを一体回転させる。このような構成によれば、駆動軸の回転速度が前記交点の回転速度よりも大きいときは第2制動機構によって発生された制動トルクによって駆動軸の回転速度が制御され、駆動軸の回転速度が前記交点の回転速度よりも小さいときは第1制動機構によって発生された制動トルクによって駆動軸の回転速度が制御されるようになるので、駆動軸に対する制動トルクを発生させる制動機構をスムーズに切り替えることが可能になる。
以下、本発明の種々の実施形態を例示する。以下に示す実施形態は互いに組み合わせ可能である。
好ましくは、第1制動機構は、遠心ガバナであり、第2制動機構は、オイルダンパである。
また、本発明の別の観点によれば、遮蔽材の自重により巻取軸を回転させることによって前記遮蔽材を自重降下させるように構成された遮蔽装置であって、上記記載の制動装置を備え、前記駆動軸は、前記巻取軸の回転に伴って回転される、遮蔽装置が提供される。
本発明の一のプリーツスクリーンの正面図である。 図1のプリーツスクリーンの右側面図である。 本発明の一実施形態の制動装置36を示し、(a)は上方からの斜視図、(b)は概略断面図である。(b)において遠心ガバナ25及びオイルダンパ31の詳細な内部構造は省略している。 本発明の一実施形態の制動装置36を示し、(a)は右前方からの斜視図、(b)は(a)の分解斜視図である。 本発明の一実施形態の制動装置36を示し、(a)は左前方からの斜視図、(b)は(a)の分解斜視図である。 本発明の一実施形態の制動装置36の遠心ガバナ25の制動部25cを示す断面図である。 本発明の一実施形態の制動装置36のオイルダンパ31を示し、(a)は正面図(本体ケース31bは断面図)、(b)は(a)中のA−A断面図である。 本発明の一実施形態の制動装置36の遠心ガバナ25及びオイルダンパ31についての、入力軸の回転速度と制動トルクとの関係を示すグラフである。 本発明の一実施形態のプリーツスクリーンの、駆動軸12の降下回転数と、駆動軸12に加わる駆動トルクとの関係を示すフラフである。
以下、本発明の実施形態について説明する。以下に示す実施形態中で示した各種特徴事項は、互いに組み合わせ可能である。また、各特徴について独立して発明が成立する。
図1〜図2に示す本発明の一実施形態のプリーツスクリーンは、ヘッドボックス1からスクリーン4が吊下支持され、スクリーン4の下端にボトムレール5が取着されている。スクリーン4は、生地をジグザグ状に折り畳み可能としたものである。
ヘッドボックス1とボトムレール5の間には、スクリーン4の折り目のピッチを保持するためのピッチ保持コード33が設けられている。ピッチ保持コード33には、環状の保持部57が等間隔に多数設けられており、この保持部57をスクリーン4に挿通させた後、ボトムレール5を昇降させるための昇降コード7を保持部57に挿通させることによって、保持部57がスクリーン4から抜けることを防ぎ、これによってスクリーン4のピッチ保持を可能としている。ピッチ保持コード33と昇降コード7は、スクリーン4を挟んで互いに反対側に配置されている。
ボトムレール5には、ピッチ保持コード33を保持するピッチ保持コード保持部材56と、昇降コード7を保持する昇降コード保持部材55が取着される。ピッチ保持コード33及び昇降コード7は、これらの保持部材によって、ボトムレール5に取着される。
昇降コード7の上端は、サポート部材8に相対回転可能に支持された巻取軸10に取着される。巻取軸10は、駆動軸12と共に回転する。昇降コード7を巻取軸10に巻き取り或は巻き戻すことによりボトムレール5を上昇或は下降させることによりスクリーン4を畳み込み或は引き伸ばすことが可能となっている。ヘッドボックス1の一端には、ボールチェーン13、操作プーリー11及び伝達クラッチ21を備える操作部ユニット23が設けられている。ボールチェーン13は、操作プーリー11に掛装されており、ボールチェーン13によって操作プーリー11に加えられたボトムレール5の引き上げ方向(図1の矢印A方向)の回転力が伝達クラッチ21を介して駆動軸12に伝達される。伝達クラッチ21は、図1の矢印A方向の回転力は伝達するが、図1の矢印B方向の回転力は伝達しないように構成されている。
駆動軸12は、ヘッドボックス1の中間部においてストッパ装置24に挿通されている。このストッパ装置24は、ボトムレール5の引き上げ操作の後にボールチェーン13を手放したとき、駆動軸12の回転を停止させてボトムレール5の自重降下を防止する。
図1に示すように、駆動軸12の一端には制動装置36が配置されている。制動装置36は、駆動軸12の回転を停止させることなく駆動軸12の回転速度を所定値以下に抑制して、ボトムレール5の自重降下時の下降速度を抑制する。
ここで、図3〜図8を用いて、制動装置36について詳細に説明する。制動装置36は、遠心ガバナ25とオイルダンパ31を備える。遠心ガバナ25は、駆動軸12が挿入されて駆動軸12と一体回転される入力軸25aと、本体ケース25bとを備える。本体ケース25b内には、図6に示す制動部25cが設けられている。制動部25cは、内面が円形のドラム25dと、ドラム25dに対して相対回転可能に支持された中心軸25eと、中心軸25eと一体回転する摺動体25fとを備える。ドラム25dは、本体ケース25bに対して相対回転不能に支持されている。入力軸25aの回転は、図示しないギヤ機構によって増速されて中心軸25eに伝達される。摺動体25fとドラム25dの間には隙間25gが設けられているので、中心軸25eの回転が遅い場合は、中心軸25eに加わる制動トルクは非常に小さい。一方、中心軸25eの回転速度が大きくなるにつれて、摺動体25fに加わる遠心力が大きくなり、摺動体25fがドラム25dの内面に擦れることによって発生する制動トルクが大きくなる。このため、遠心ガバナ25によって発生される制動トルクの大きさは、図8に示すように、入力軸25aの回転速度が増大するにつれて増大する。一般に、入力軸25aの回転速度が非常に小さいときの制動トルクの大きさは、隙間25gの大きさを変えることによって調整可能であり、グラフの傾きは、摺動体25fの形状や材質を変えることによって調整可能である。なお、図8では、入力軸25aの回転速度と制動トルクの関係を直線で示しているが、遠心ガバナ25の設計によっては、この関係が折れ線又は曲線で表されるものになる場合もある。
なお、遠心ガバナ25は、入力軸の回転によって生じる遠心力によって制動トルクを発生させるものであればよく、その具体的な構成は限定されない。本実施形態では、摺動体25fに遠心力が加わったときに摺動体25fが弾性変形することによって摺動体25fがドラム25dに押し付けられるように構成されているが、別の実施形態では、摺動体25fに遠心力が加わったときに摺動体25fが半径方向外側に相対移動することによって摺動体25fがドラム25dに押し付けられるように構成してもよい。また、本実施形態では、摺動体25fが弾性変形しやすいように、摺動体25fは、ゴム製であることが好ましいが、摺動体25fを弾性変形させる必要がない場合は、摺動体25fは樹脂や金属で形成することも可能である。
本体ケース25bは、遠心ガバナ25の出力軸である。入力軸25aの回転速度が小さいときは入力軸25aが本体ケース25bに対して相対回転するが、入力軸25aの回転速度が大きいときは、本体ケース25bが入力軸25aと一体回転する。相対回転と一体回転の切り替わりについては、後で詳細に説明する。
本体ケース25bは、ジョイント27,29を介して、オイルダンパ31の入力軸31aに相対回転不能に連結されている。具体的な構成は以下の通りである。ジョイント27は、遠心ガバナ本体ケース収容部27aと連結凹部27bを備える。ジョイント29は、連結凸部29aとオイルダンパ入力軸収容部29bを備える。本体ケース25bが遠心ガバナ本体ケース収容部27a内に相対回転不能に収容され、連結凸部29aが連結凹部27b内に相対回転不能に収容され、オイルダンパ31の入力軸31aがオイルダンパ入力軸収容部29bに相対回転不能に収容されることによって、本体ケース25bがオイルダンパ31の入力軸31aと一体回転するように構成されている。なお、ジョイント27,29は、一部材で構成してもよい。
オイルダンパ31は、図7に示すように、本体ケース31bと、これに挿入される中心軸31dを有する。中心軸31dは、入力軸31aと一体回転するように構成されている。本体ケース31b内の収容空間31fには、オイルが充填されている。中心軸31dにはフィン31eが設けられている。中心軸31dが本体ケース31bに対して相対回転する際に、フィン31eがオイルから粘性抵抗を受けることによって本体ケース31bと入力軸31aの間の相対回転速度を減衰させる制動トルクが発生する。オイルダンパ31によって発生される制動トルクの大きさは、図8に示すように、入力軸31aの回転速度が増大するにつれて増大する。図8のグラフの切片や傾きは、オイルの粘性や、フィン31eの形状を変更することによって調整可能である。なお、図8では、入力軸31aの回転速度と制動トルクの関係を直線で示しているが、オイルダンパ31の設計によっては、この関係が折れ線又は曲線で表されるものになる場合もある。
なお、オイルダンパ31は、入力軸の回転によって移動する移動体がオイルから粘性抵抗を受けることによって制動トルクを発生させるものであればよく、その具体的な構成は限定されない。本実施形態では、フィン31eが移動体であり、入力軸の回転によってフィン31eが回転移動することによってフィン31eがオイルから粘性抵抗を受けているが、別の実施形態では、入力軸の回転によってネジ送り方式で一軸移動する移動部材が移動体であり、移動部材がネジ送り方式で一軸移動する際に移動部材がオイルから粘性抵抗を受けるように構成してもよい。
オイルダンパ31は、ヘッドボックス1に相対回転不能に支持されたオイルダンパサポート32のオイルダンパ収容部32a内に収容されている。オイルダンパ31の係合凸部31cが、オイルダンパ収容部32aに設けられた係合凹部32bに係合されることによって、オイルダンパ31がオイルダンパサポート32に対して相対回転不能になっている。
ところで、本実施形態では、遠心ガバナ25とオイルダンパ31は、図8に示すように、入力軸の回転速度−制動トルクのグラフが交点Pで交差している。交点Pでの遠心ガバナ25のグラフの傾きは、オイルダンパ31のグラフの傾きよりも大きいので、入力軸の回転速度が交点Pでの回転速度Vpよりも大きい領域では、遠心ガバナ25の制動トルクがオイルダンパ31の制動トルクよりも大きく、入力軸の回転速度が交点Pでの回転速度Vpよりも小さい領域では、遠心ガバナ25の制動トルクがオイルダンパ31の制動トルクよりも小さくなっている。
仮に、遠心ガバナ25の出力軸である本体ケース25bがヘッドボックス1に対して相対回転不能に支持されているとすると、回転速度Vhで駆動軸12が回転すると、遠心ガバナ25によって制動トルクTghが生じる。しかし、本実施形態では、遠心ガバナ25の本体ケース25bがオイルダンパ31の入力軸31aに相対回転不能に連結されており、回転速度Vhでのオイルダンパ31の制動トルクTohは、制動トルクTghよりも小さいので、駆動軸12が回転速度Vhで回転すると本体ケース25bが駆動軸12と一体回転されることによって、駆動軸12の回転がオイルダンパ31の入力軸31aに伝達される。このように、回転速度Vhでは、駆動軸12は、主に、オイルダンパ31によって発生された制動トルクによって回転速度が制御される。この際、摺動体25fとドラム25dの間の相対回転速度は、0又は非常に小さい値であるので、ドラム25dに対する摺動体25fの相対回転に起因する摩耗、作動音、振動等の発生が抑制される。
一方、回転速度Vpよりも小さい回転速度Vlでは、図8に示すように、オイルダンパ31の制動トルクTolが遠心ガバナ25の制動トルクTglよりも大きい。このため、駆動軸12が回転速度Vlで回転すると、遠心ガバナ25の本体ケース25bが実質的に回転せずに、駆動軸12は、主に、遠心ガバナ25によって発生された制動トルクによって回転速度が制御される。この際、駆動軸12に加わる制動トルクは、非常に小さいので、遮蔽材の下降性が向上する。
このように、本実施形態では、遠心ガバナ25の出力軸とオイルダンパ31の入力軸を一体回転させるという構成を採用することによって、駆動軸12の回転速度が減少して回転速度Vp又はその近傍に到達したところで、制動トルクを主に発生させる機構がオイルダンパ31から遠心ガバナ25に自然にスムーズに切り替わる。つまり、駆動軸12の回転速度の減少に伴って、制動トルクに対する遠心ガバナ25の寄与割合が増大するように構成されている。このような構成により、耐久性、静音性、及び遮蔽材の下降性に優れた制動装置36が得られる。
ここで、このプリーツスクリーンの動作を説明する。ボールチェーン13の部屋内側部分を図2の矢印Aの方向に引くと、その力によって生じた回転力が操作プーリー11を介して伝達クラッチ21に伝達される。伝達クラッチ21は、図1の矢印Aの方向の回転力のみを駆動軸12に伝達するように構成されているので、図2の矢印Aの方向にボールチェーン13を引くことによって生じた回転力が、駆動軸12に伝達され、駆動軸12が回転される。駆動軸12の回転によって、ヘッドボックス1内でサポート部材8に相対回転可能に支持された巻取軸10が図1の矢印A方向に回転し、昇降コード7が螺旋状に巻き取られて、昇降コード7の先端に取着されたボトムレール5が上昇する。
この状態でボールチェーン13から手を離すと、ストッパ装置24が作動してボトムレール5の自重降下が防止される。この状態で、ボールチェーン13を再度図2の矢印Aの方向に引いた後に手を離すと、ストッパ装置24の自重降下防止動作が解除されて、巻取軸10から昇降コード7が巻き戻されて、ボトムレール5が自重降下する。この際、駆動軸12が巻取軸10と一体回転する。
ところで、駆動軸12の降下回転数と、スクリーン4及びボトムレール5の自重によって駆動軸12に加わる駆動トルクの関係は、図9のグラフのようになっており、ボトムレール5の自重降下開始直後の駆動トルクが最も大きく、駆動軸12の降下回転数が増大するにつれて駆動軸12に加わる駆動トルクが徐々に小さくなる。このため、ボトムレール5の自重降下開始後すぐに駆動軸12の回転速度が回転速度Vpを超えて、駆動軸12と本体ケース25bが一体回転し、駆動軸12は、主に、オイルダンパ31によって発生された制動トルクによって回転速度が制御される。
ボトムレール5が降下して駆動軸12の降下回転数が増大するにつれて、駆動軸12に加わる駆動トルクが低下し、その結果、駆動軸12の回転速度が徐々に小さくなる。そして、駆動軸12の回転速度が回転速度Vpを下回ると、本体ケース25bの回転が実質的に停止し、駆動軸12は、主に、遠心ガバナ25によって発生された制動トルクによって回転速度が制御されるようになる。遠心ガバナ25は、低速回転時の制動トルクが小さいので、ボトムレール5が下限位置にまで自重降下しないという問題の発生が抑制される。
本発明は、以下の態様でも実施可能である。
・遠心ガバナ25及びオイルダンパ31において、入力軸と出力軸は、上記実施形態とは別の構成にすることも可能である。例えば、遠心ガバナ25の本体ケース25bをヘッドボックス1に対して相対回転不能に支持し、ドラム25dを本体ケース25bに対して相対回転可能に支持し、ドラム25dの回転を別途設けた出力軸に伝達させることができる。また、オイルダンパ31では、例えば、遠心ガバナ25の出力軸の回転を本体ケース31bに伝達し、フィン31eを本体ケース31bに固定し、中心軸31dをヘッドボックス1に相対回転不能に支持することができる。この場合、本体ケース31bがオイルダンパ31の入力軸となる。
・上記実施形態の制動装置36は、プリーツスクリーン以外にも、遮蔽材を自重降下させる逆特性の遮蔽装置(例:横型ブラインド、たくし上げカーテン)に適用可能である。
・上記実施形態では、第1制動機構が遠心ガバナであり、第2制動機構がオイルダンパであるが、第1及び第2制動機構の組み合わせは、これに限定されず、入力軸の回転速度−制動トルクのグラフが交点を有する制動機構の任意の組み合わせにすることができる。従って、第1及び第2制動機構は、遠心ガバナ同士の組み合わせや、オイルダンパ同士の組み合わせであってもよい。
1:ヘッドボックス
4:スクリーン
5:ボトムレール
7:昇降コード
8:サポート部材
10:巻取軸
11:操作プーリー
12:駆動軸
13:ボールチェーン
21:伝達クラッチ
24:ストッパ装置
25:遠心ガバナ
27,28,29:ジョイント
31:オイルダンパ
32:オイルダンパサポート
33:ピッチ保持コード
36:制動装置

Claims (3)

  1. 駆動軸に対して制動トルクを与える制動装置であって、第1制動機構と第2制動機構とを備え、
    第1及び第2制動機構は、入力軸の回転速度−制動トルクのグラフが交点を有し且つ前記交点での第1制動機構のグラフの傾きが第2制動機構のグラフの傾きよりも大きくなるように構成され、
    前記駆動軸の回転が第1制動機構の入力軸に伝達され、第1制動機構の出力軸と第2制動機構の入力軸が一体回転するように構成される、制動装置。
  2. 第1制動機構は、遠心ガバナであり、第2制動機構は、オイルダンパである、請求項1に記載の制動装置。
  3. 遮蔽材の自重により巻取軸を回転させることによって前記遮蔽材を自重降下させるように構成された遮蔽装置であって、
    請求項1又は請求項2に記載の制動装置を備え、
    前記駆動軸は、前記巻取軸の回転に伴って回転される、遮蔽装置。
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