JP6133699B2 - 日射遮蔽装置の駆動操作装置 - Google Patents

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Description

この発明は、横型ブラインド、たくし上げカーテン、プリーツスクリーン、ロールブラインド等の日射遮蔽装置の駆動操作装置に関する。
日射遮蔽装置においては、ヘッドボックスから吊り下げられる日射遮蔽材の下部に設けられた中間レール又はボトムレールに昇降コードの一端が取着され、昇降コードの他端が巻取軸に取着され、巻取軸を回転させることによって、昇降コードの巻取り及び巻戻しを行って、日射遮蔽材を昇降させる。このような日射遮蔽装置では、ヘッドボックスに回転可能に支持された操作プーリーに操作チェーンを掛装し、この操作チェーンを操作することによって操作プーリーを回転させ、この回転力を巻取軸に伝達することによって巻取軸を回転させている。
ところで、ボトムレールが上限に到達したり、障害物に引っかかったりすると、巻取軸が回転不能の状態になる。この状態では、操作チェーンに引張り力を加えても操作プーリーを回転させることができない。この状態で操作チェーンに強い引張り力を加えると、操作プーリーの回転を巻取軸に伝達する機構が破損してしまう場合がある。このような場合に、回転伝達機構の破損を防止するために、特許文献1では、操作プーリーに加わるトルクが所定値を超えると、そのトルクの伝達を制限するトルクリミッターが組み込まれている。
WO2011/129345
本発明者がトルクリミッターを有する日射遮蔽装置を用いてボトムレールの昇降試験を行なっていたところ、ボトムレールを上昇させる際の操作力がボトムレールやスラットの重量から推測される値よりも大きい場合や、この操作力が変動する場合があることに気がついた。操作力が大きかったり、変動したりすると使用感が悪化するので、操作力を低減し且つ安定させることが必要である。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、日射遮蔽材を昇降させる際の操作力を低減且つ安定化させることができる日射遮蔽装置の駆動操作装置を提供するものである。
本発明によれば、円筒状の回転入力部材と、出力部材と、前記回転入力部材と前記出力部材の間に配置され且つ前記回転入力部材から前記出力部材に伝達される回転トルクを所定値以下とする円筒状又はコイル状のトルクリミッターとを備え、前記回転入力部材は、前記回転入力部材に回転トルクを加える回転入力部と、前記回転入力部材の内周面に設けられた内側係合部を備え、前記出力部材は、前記出力部材を回転可能に支持する支軸を挿入する支軸挿入筒を備え、前記支軸挿入筒は、前記トルクリミッター内に挿入され、前記トルクリミッターは、前記内側係合部に係合する入力側係合部と、前記入力側係合部に加わる回転トルクが所定値以下である場合にその回転トルクを前記出力部材に伝達するトルク伝達部とを備え、前記トルクリミッターから前記出力部材に伝達される回転トルクに起因する支軸挿入筒の半径方向内側への変形を抑制するカラー部材を備える、日射遮蔽装置の駆動操作装置が提供される。
本発明者は操作力の増大及び変動の原因について調査したところ、次の事実が判明した。回転入力部材に対して回転トルクを加えるとその回転トルクがトルクリミッターを介して出力部材に伝達されるが、トルクリミッターから出力部材に回転トルクが伝達される際に、出力部材を回転可能に支持する支軸を挿入する支軸挿入筒に対して半径方向内側の力が加わって支軸挿入筒が半径方向内側に変形し、その結果、支軸挿入筒と支軸との間の摩擦が大きくなり、操作力の増大及び変動が生じた。そして、この知見に基づき、支軸挿入筒の半径方向内側への変形を抑制するカラー部材を設けることによって、支軸挿入筒と支軸との間の摩擦を抑制することができ、これによって、操作力を低減且つ安定化させることができた。
なお、従来技術においては、トルクリミッターを有する日射遮蔽装置における操作力の増大及び変動の問題自体が認識されておらず、従って、操作力の増大及び変動の原因が支軸挿入筒と支軸との間の摩擦であることも当然、認識されていなかった。
以下、本発明の種々の実施形態を例示する。以下に示す実施形態は互いに組み合わせ可能である。
好ましくは、前記トルクリミッターは、前記回転入力部材内に収容される円筒状のカム部材と、前記カム部材を前記出力部材に向けて付勢する付勢手段とを備え、前記カム部材は、前記回転入力部材の前記内側係合部に係合する外側係合部を外周面に備え、前記カム部材及び前記出力部材は、前記カム部材に加わる回転トルクが前記出力部材に伝達されると共に前記回転トルクの大きさに従って前記カム部材と前記出力部材とを軸線方向に分離する方向の分離力が生じるように互いに係合され、前記出力部材は、前記支軸挿入筒の外周面に設けられたスナップ部を前記回転入力部材に係合させることによって前記回転入力部材に対して軸線方向に移動不能且つ回転可能に係合され、前記カラー部材は、前記支軸挿入筒と前記支軸の間に配置される。
好ましくは、前記出力部材は、前記カム部材に対向する面に凹凸部を有するフランジ部を備え、前記カム部材は、前記出力部材に対向する面に、前記出力部材の凹凸部に係合する凹凸部を備え、前記出力部材の凸部及び前記カム部材の凸部は、それぞれ、周方向の両側にテーパー面を有する略台形状である。
好ましくは、前記カム部材は、中央開口部と、前記中央開口部に連通するスナップ挿通部を備え、前記出力部材及び前記カム部材は、前記スナップ部の周方向の位置を前記スナップ挿通部に合わせた状態で互いに係合されないように構成されている。
好ましくは、前記トルクリミッターは、前記回転入力部材の内側係合部に両端部が係合される捩じりコイルスプリングで構成されるリミットスプリングを備え、前記リミットスプリングは、前記支軸挿入筒の外周面に装着され、前記カラー部材は、前記支軸挿入筒と前記支軸の間、又は前記リミットスプリングと前記支軸挿入筒の間に配置される。
好ましくは、前記カラー部材は、前記出力部材に対向する側に係合凹部又は凸部を有し、前記出力部材は、前記カラー部材の係合凹部又は凸部に係合して前記カラー部材の相対回転を妨げる係合凸部又は凹部を備える。
好ましくは、前記カラー部材は、前記出力部材に対向する側に、端に向かって広がるテーパー面を有する係合凹部を備え、前記出力部材は、前記カラー部材の係合凹部に係合して前記カラー部材の相対回転を妨げる係合凸部を備え、前記係合凸部は、軸線方向に延びる溝部によって分割され、前記テーパー面を前記係合凸部に押し付けると前記係合凸部の前記溝部の両側の部分が前記溝部に向かって変形して前記係合凸部が前記係合凹部に係合される。
本発明の第1実施形態のプリーツスクリーンの正面図である。 図1のプリーツスクリーンの右側面図である。 図1のプリーツスクリーンの平面図である。 図3から操作装置13及びボールチェーン16を抜き出した拡大図である。 図4の操作装置13から、操作プーリー15から駆動ギア27の間の構成を抜き出した斜視図である。 図4の操作装置13から、操作プーリー15から駆動ギア27の間の構成を抜き出した図であり、(a)は、図7(b)に示すように、駆動ギア27とカム部材28が係合している状態を示し、(b)は、図7(c)に示すように、駆動ギア27とカム部材28の間の係合が解除されている状態を示す。 駆動ギア27の凹凸部30b,30aとカム部材28の凹凸部30d,30cの構成を示す模式図であり、(a)は、駆動ギア27とカム部材28を完全に離した状態、(b)は、駆動ギア27とカム部材28の係合状態、(c)は、駆動ギア27とカム部材28の係合解除状態を示す。 図6(a)からケースキャップ59とカラー部材35を分離した状態を示す。 駆動ギア27とカラー部材35の係合状態の説明図であり、(a)は駆動ギア27を図5の矢印A方向から見た図であり、(b)は(a)中のC−C断面図であり、(c)はカラー部材35を図5の矢印D方向から見た図であり、(d)は(c)中のD−D断面図であり、(e)は駆動ギア27とカラー部材35の係合状態での(b)に対応する断面図である。 (a)は、駆動ギア27を図5の矢印A方向から見た図であり、(b)は、カム部材28を図5の矢印B方向から見た図であり、(c)は、操作プーリー15を図5の矢印C方向から見た図である。 (a)〜(c)は、本発明の第2実施形態の操作装置13での、駆動ギア27、カム部材28、及び操作プーリー15を示す図10(a)〜(c)に対応する図である。(d)は、操作プーリー15にボールチェーン16を掛装させた状態の断面図である。 本発明の第3実施形態の操作装置13での、駆動ギア27、リミットスプリング42、操作プーリー15、及びカラー部材35の構成を示す斜視図である。 リミットスプリング42が操作プーリー15内に収容されている状態を示す、図12の矢印A方向から見た図である。 本発明の第3実施形態の操作装置13での、図8に対応する図である。 本発明の第4実施形態の操作装置13での、駆動ギア27、カラー部材35、リミットスプリング42、及び操作プーリー15の構成を示す斜視図である。 本発明の第4実施形態の操作装置13での、図8に対応する図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。以下に示す実施形態中で示した各種特徴事項は、互いに組み合わせ可能である。また、各特徴について独立して発明が成立する。
1.第1実施形態
図1〜図10に示す本発明の第1実施形態のペアタイプのプリーツスクリーンは、ヘッドボックス1から上部スクリーン2が吊下支持され、上部スクリーン2の下端に中間レール3が取着されている。中間レール3から下部スクリーン4が吊下支持され、下部スクリーン4の下端にボトムレール5が取着されている。
上部スクリーン2はレース生地等の半透過性の生地をジグザグ状に折り畳み可能としたものであり、下部スクリーン4は遮光性を備えた生地をジグザグ状に折り畳み可能としたものである。
ヘッドボックス1とボトムレール5の間には、上部スクリーン2及び下部スクリーン4の折り目のピッチを保持するためのピッチ保持コード39が設けられている。ピッチ保持コード39には、環状の保持部43が等間隔に多数設けられており、この保持部43を上部スクリーン2又は下部スクリーン4に挿通させた後、中間レール3を昇降させるための第1昇降コード6、又はボトムレール5を昇降させるための第2昇降コード7を保持部43に挿通させることによって、保持部43が上部スクリーン2又は下部スクリーン4から抜けることを防ぎ、これによって上部スクリーン2及び下部スクリーン4のピッチ保持を可能としている。昇降コード6,7は、上部スクリーン2及び下部スクリーン4の同じ側に垂下されており、ピッチ保持コード39は、昇降コード6,7とは上部スクリーン2及び下部スクリーン4を挟んで反対側に配置されている。
中間レール3には、ピッチ保持コード39を挿通及び保持するピッチ保持コード保持部材51aと、第1昇降コード6を保持し且つ第2昇降コード7を挿通及び保持する昇降コード保持部材53aが取着される。ボトムレール5には、ピッチ保持コード39を保持するピッチ保持コード保持部材51bと、第2昇降コード7を保持する昇降コード保持部材53bが取着される。ピッチ保持コード39及び昇降コード6,7は、これらの保持部材によって、中間レール3及びボトムレール5に取着される。
第1昇降コード6は、中間レール3に取着されて、部屋外側(図2の右側、図3の上側)に配置された第1巻取軸9に取着される。第1巻取軸9は、第1駆動軸11と共に回転する。また、操作プーリー15に掛装されたボールチェーン16によって操作プーリー15に加えられた図3の矢印A方向の回転力が第1伝達クラッチ20を介して第1駆動軸11に伝達される。
また、第2昇降コード7は、ボトムレール5に取着されて、部屋内側(図2の左側、図3の下側)に配置された第2巻取軸10に取着される。第2巻取軸10は、第2駆動軸12と共に回転する。また、ボールチェーン16によって操作プーリー15に加えられた図3の矢印B方向の回転力が第2伝達クラッチ21を介して第2駆動軸12に伝達される。
駆動軸11,12は、ヘッドボックス1の中間部においてストッパ装置24に挿通されている。このストッパ装置24は、中間レール3若しくはボトムレール5の引き上げ操作の後にボールチェーン16を手放したとき、駆動軸11,12の回転を停止させて中間レール3及びボトムレール5の自重降下を防止する公知の作用をなす。ヘッドボックス1とストッパ装置24の間には、ストッパ装置24の筐体よりも軟質の材料で形成されたストッパスペーサ49が設けられている。これによって、ストッパ装置24から発生する音が低減される。
図1及び図3に示すように、ストッパ装置24の側方において、駆動軸11,12は、ガバナ装置36に挿通されている。ガバナ装置36は、駆動軸11,12の回転を停止させることなく駆動軸11,12の回転速度を所定値以下に抑制して、中間レール3及びボトムレール5の自重降下時の下降速度を所定速度以下に抑制する。
ここで、このプリーツスクリーンの動作を説明する。ボールチェーン16を図2の矢印Aの方向に引くと、その力によって生じた回転力が操作プーリー15を介して、図3に示す伝達クラッチ20,21に伝達される。第1伝達クラッチ20は、図3の矢印Aの方向の回転力のみを六角棒状の第1駆動軸11に伝達し、第2伝達クラッチ21は、図3の矢印Bの方向の回転力のみを六角棒状の第2駆動軸12に伝達するように構成されているので、図2の矢印Aの方向にボールチェーン16を引くことによって生じた回転力は、第1駆動軸11にのみ伝達され、第1駆動軸11のみが回転される。第1駆動軸11の回転によって、ヘッドボックス1内でサポート部材8に回転可能に支持された第1巻取軸9が図3の矢印Aの方向に回転し、第1昇降コード6が螺旋状に巻き取られて、第1昇降コード6の先端に取着された中間レール3が上昇する。
この状態でボールチェーン16から手を離すと、ストッパ装置24が作動して中間レール3の自重降下が防止される。この状態で、ボールチェーン16を再度矢印Aの方向に引いた後に手を離すと、ストッパ装置24の自重降下防止動作が解除されて、第1巻取軸9から第1昇降コード6が巻き戻されて、中間レール3が降下する。
一方、ボールチェーン16を図2の矢印Bの方向に引くと、その力によって生じた回転力が操作プーリー15を介して、図3に示す伝達クラッチ20,21に伝達される。そして、この回転力は、伝達クラッチ20,21の作用によって、第2駆動軸12にのみ伝達される。第2駆動軸12の回転によって、ヘッドボックス1内でサポート部材8に回転可能に支持された第2巻取軸10が図3の矢印Bの方向に回転し、第2昇降コード7が螺旋状に巻き取られて、第2昇降コード7の先端に取着されたボトムレール5が上昇する。
この状態でボールチェーン16から手を離すと、ストッパ装置24が作動してボトムレール5の自重降下が防止される。この状態で、ボールチェーン16を再度矢印Bの方向に引いた後に手を離すと、ストッパ装置24の自重降下防止動作が解除されて、第2巻取軸10から第2昇降コード7が巻き戻されて、ボトムレール5が降下する。
ヘッドボックス1の他方の端部には、第1巻取軸9からの第1昇降コード6の最大巻戻し量を設定して、中間レール3の下限位置を設定する中間リミット装置37と、第2巻取軸10からの第2昇降コード7の最大巻戻し量を設定して、ボトムレール5の下限位置を設定する下限リミット装置38が配設されている。
次に、操作装置13の詳細な構成について説明する。図4に示すように、操作装置13は、ボールチェーン16を掛装させる操作プーリー15と、操作プーリー15を回転可能に支持するケースとを備える。ケースは、本実施形態では、操作装置ケース14とケースキャップ59によって構成される。操作プーリー15の部屋外側には、伝達ギア17を回転可能に支持するギアプレート57が配置されている。操作プーリー15は、図5に示すように、円筒状であり、円筒内には操作プーリー15から駆動ギア27に伝達される回転トルクを所定値以下とするトルクリミッターが設けられている。駆動ギア27のギア部27bは、伝達ギア17に噛み合わされており、伝達ギア17は、クラッチギア18,19に噛み合わされている。このため、ボールチェーン16を操作して操作プーリー15を回転させると、その回転が駆動ギア27及び伝達ギア17介してクラッチギア18,19に伝達される。クラッチギア18,19は、伝達クラッチ20,21の入力軸20a,21aに嵌着されているので、クラッチギア18,19が回転されると、伝達クラッチ20,21の入力軸20a,21aも回転される。以上のように、操作プーリー15に加えられた回転が伝達クラッチ20,21に伝達される。
トルクリミッターの具体的構成を説明すると、図5〜図10に示すように、操作プーリー15及び駆動ギア27は、操作装置13のケースキャップ59の本体部59aから突出する筒状の支軸59bに同一回転軸芯で回転可能に、且つ軸線方向には移動不能に支持されている。駆動ギア27の操作プーリー15側には筒状の支軸挿入筒27aが形成されており、その周面の先端にはスナップ部91が形成されている。支軸挿入筒27a内に支軸59bが挿入されることによって、駆動ギア27が支軸59bに回転可能に支持される。また、スナップ部91の周方向の両側にスリット93が形成されている。このスナップ部91が操作プーリー15の半径方向内側に向かって突出する突出壁15aと係合することによって、駆動ギア27が操作プーリー15に対して軸線方向に移動不能になる。
駆動ギア27の基端側(操作プーリー15側)には円筒状のカム部材28が回転可能にかつ駆動ギア27の軸線方向に移動可能に支持され、駆動ギア27のフランジ部29とカム部材28の対向する側面には、駆動ギア27の軸線方向に互いに噛み合い可能とした凹凸部30b,30aと、凹凸部30d,30cが周方向に等間隔(隣接する凸部間の間隔が回動軸心に対し60度間隔)にそれぞれ形成されている。
操作プーリー15は、カム部材28を収容可能とした円筒状に形成される。操作プーリー15は、ボールチェーン16と係合する凹凸部15cを外周面に有しており、ボールチェーン16に加えられた引張力によって操作プーリー15に回転トルクが加えられる。操作プーリー15の内周面には凹凸部31aが設けられ、カム部材28の外周面には、凹凸部31aに噛み合う凹凸部31bが形成されている。そして、凹凸部31a,31bの係合により、カム部材28は操作プーリー15に対し駆動ギア27の回転軸線方向に移動可能であり、かつ相対回転不能となっている。
カム部材28内にはコイルスプリング32が配設され、コイルスプリング32の一端は操作プーリー15の突出壁15aに当接し、他端はカム部材28に当接する。そして、カム部材28は操作プーリー15を支点とするコイルスプリング32の付勢力により、駆動ギア27のフランジ部29に向かって付勢され、凹凸部30b,30aと凹凸部30d,30cとが互いに噛み合う位置に保持される。この状態では、操作プーリー15と駆動ギア27が一体に回転される。
カラー部材35は、例えば金属(例:真鍮、アルミ、SUS)で形成された部材であり、円筒状の本体部35aの一端に係合凹部35bが設けられている。係合凹部35bは、180度間隔で2箇所設けられている。図6に示すように、カラー部材35は、支軸挿入筒27aに挿入され、カラー部材35内に支軸59bが挿入される。
ここで、カラー部材35の機能について説明する。
操作プーリー15に回転トルクを加えると、回転トルクが凹凸部31a,31bの係合を通じて、駆動ギア27に伝達される。また、カム部材28の凹凸部30d,30cが、駆動ギア27の凹凸部30b,30aに係合しているので、カム部材28に加わった回転トルクが駆動ギア27に伝達される。この際、凹凸部30d,30cと凹凸部30b,30aは、図7(b)の模式図に示すように係合している。図7(a)に示すように、カム部材28の凸部30cの周方向の両側面にはテーパー面30fが設けられており、駆動ギア27の凸部30aの周方向の両側面にはテーパー面30eが設けられている。つまり、凸部30c及び凸部30aは、断面が略台形状になっている。
駆動ギア27に回転トルクが加わると、テーパー面30fがテーパー面30eを押すことによって図7(b)の矢印A及びBで示すように、駆動ギア27とカム部材28を軸線方向に分離する方向の分離力が生じる。図6(a)に示すように、カム部材28は、コイルスプリング32によって駆動ギア27側に付勢されているので、この付勢力によって駆動ギア27とカム部材28の分離が妨げられているが、図7(b)の矢印A及びBで示す分離力が、コイルスプリング32の付勢力を超えると凸部30cが凸部30aを乗り越えて、カム部材28が駆動ギア27に対して相対回転を開始し、図7(c)に示す状態になる。
カム部材28がさらに相対回転すると図7(b)に示すように凹凸部30d,30cと凹凸部30b,30aが再度係合するが、カム部材28に加わる回転トルクが弱まってなければ凸部30cが凸部30aを再度乗り越えて図7(c)の状態になるので、カム部材28に加わる回転トルクが弱まるまでは図7(b)と図7(c)の状態が繰り返されてカム部材28に加わった回転トルクが駆動ギア27に伝達されない。このような原理によって操作プーリー15から駆動ギア27に伝達される回転トルクが所定値以下に制限される。なお、駆動ギア27は、操作プーリー15に対して軸線方向に相対移動不能であるので、図7(c)の状態は、図6(b)に示すように、カム部材28がコイルスプリング32の付勢力に逆らって操作プーリー15の方向に相対移動することによって実現される。
ところで、カム部材28がコイルスプリング32によって駆動ギア27の方向に付勢されているので、この付勢力と、駆動ギア27とカム部材28の間の分離力は、どちらも、駆動ギア27を操作プーリー15から図8の矢印X方向に分離させようとする力となる。駆動ギア27の支軸挿入筒27aの先端に設けられたスナップ部91が操作プーリー15の突出壁15aに係合することによって、駆動ギア27が操作プーリー15から分離することが妨げられている。このため、スナップ部91には、突出壁15aから受ける抗力によって図8の矢印Xで示すように半径方向内側の力が加わる。スナップ部91の周方向両側にはスリット93が形成されているので、スナップ部91に図8の矢印X方向の力が加わると、スリット93間のアーム92が矢印X方向に容易に変形する。また、スナップ部91及びその両側のスリット93は、周方向に180度間隔で2箇所に設けられているので、アーム92は、図8の上下二箇所に形成される。
カラー部材35が設けられていない従来技術では、支軸挿入筒27aが支軸59bに接触しており、上下二箇所のアーム92が支軸59bを挟み込むことによって支軸挿入筒27aと支軸59bの間の摩擦が増大してしまい、このために、ボトムレール5や中間レール3を昇降させる際の操作力が大きくなったり、安定しなかったりする。
本実施形態では、このような挟み込みの問題を防ぐべく、支軸挿入筒27aと支軸59bの間にカラー部材35を配置している。この位置にカラー部材35を設けることによってアーム92が支軸59bを挟み込むことを防ぐことができる。なお、カラー部材35は、取り扱いやすさや強度の観点から円筒形であることが好ましいが、必ずしも円筒形に限定されず、支軸挿入筒27aによる支軸59bの締め付けを抑制できる任意の形状にすることができる。また、カラー部材35は、強度やカラー部材35と支軸59bの間の滑りやすさなどの観点から金属(例:真鍮、アルミ、SUS)が好ましいが、必ずしも金属に限定されず、樹脂で形成することも可能である。また、カラー部材35は、支軸挿入筒27aの変形を効果的に抑制できるよう、支軸挿入筒27aよりも剛性が大きい材料で形成することが好ましい。例えば支軸挿入筒27aが樹脂で形成される場合、カラー部材35は、金属で形成することが好ましい。
なお、支軸挿入筒27aによる支軸59bの締め付けの問題は、スナップ部91がアーム92に設けられている場合に顕著であるが、スナップ部91がアーム92に設けられていない場合にも、図8の矢印X方向の力によって支軸挿入筒が半径方向内側に変形して支軸59bを締め付けるので、アーム92は必ずしも必須ではない。また、スナップ部91の数は、1つであっても3つ以上であってもよい。
カラー部材35は、図8に示すように、操作プーリー15と駆動ギア27の間にコイルスプリング32及びカム部材28を挟んだ状態で、駆動ギア27のスナップ部91を操作プーリー15の突出壁15aに係合させた後に、支軸挿入筒27aに挿入することができる。
カラー部材35は、支軸挿入筒27aに対して相対回転及び軸線方向に相対移動可能になっていてもその機能には発揮されるが、カラー部材35が支軸挿入筒27a内で回転及び軸線方向移動すると、図8に示すカラー部材35の端面35dが、支軸挿入筒27aの底壁27eに擦れて底壁27eが摩耗したり、カラー部材35の反対側の端面35eがケースキャップ59の本体部59aに擦れて本体部59aが摩耗したりするという問題が生じうるので、カラー部材35は、支軸挿入筒27aに対して相対回転及び軸線方向に相対移動不能にすることが好ましい。
支軸挿入筒27aに対してカラー部材35を相対回転不能にするために、本実施形態では、図9に示すように、カラー部材35の一端に係合凹部35bを設けている。係合凹部35bは、端に向かって広がるテーパー面35cを有する。また、支軸挿入筒27a内には、係合凹部35bに係合する係合凸部27cが設けられている。係合凸部27cは、軸線方向に延びて係合凸部27cを分割する溝部27dを有する。カラー部材35を支軸挿入筒27a内に挿入し、テーパー面35cを係合凸部27cに押し付けると係合凸部27cの溝部27dの両側の部分が溝部27dに向かって若干変形して係合凸部27cが係合凹部35bに係合される。なお、係合凸部27cは、溝部27dがない凸部であってもよい。また、本実施形態では、係合凹部35b及び係合凸部27cは、それぞれ2つずつ設けられているが、1つ又は3つ以上であってもよい。また、係合凹部35b及び係合凸部27cを設けずにカラー部材35を支軸挿入筒27aに圧入して、カラー部材35の外周と支軸挿入筒27aの内周の間の摩擦により、支軸挿入筒27aに対してカラー部材35を相対回転不能にしてもよい。また、カラー部材35に係合凸部を設け、支軸挿入筒27a内に係合凹部を設けて、両者を係合させることによって、支軸挿入筒27aに対してカラー部材35を相対回転不能にしてもよい。
ところで、図10に示すように、カム部材28の中央開口部28bの直径は、駆動ギア27の支軸挿入筒27aの外径よりもわずかに大きく、且つスナップ部91を含めた外接円の直径よりも小さい。そして、スナップ部91に対応する位置には、中央開口部28bに連通するスナップ挿通部28aが設けられている。このような構成により、スナップ部91の周方向の位置をスナップ挿通部28aに合わせることによって支軸挿入筒27aを中央開口部28bに容易に挿通させることができる。また、スナップ部91の周方向の位置をスナップ挿通部28aに合わせた状態では、支軸挿入筒27aの凸部30aとカム部材28の凸部30cが図7(c)のように対向して凹凸部30b,30aと凹凸部30d,30cが噛み合わない状態になっている。そして、支軸挿入筒27aを中央開口部28bに挿通させた後に、駆動ギア27をカム部材28に対して相対回転させて凹凸部30b,30aと凹凸部30d,30cが図7(b)のように噛み合った状態になると、スナップ部91の周方向の位置がスナップ挿通部28aからずれているので、この状態では、支軸挿入筒27aを中央開口部28bから引き抜くことができない。つまり、駆動ギア27とカム部材28とは、周方向の特定の相対位置においてのみ係合・分離が可能になっており、その特定の相対位置は、両者の凹凸部が互いに噛み合わない位置である。このような構成により、カム部材28及びコイルスプリング32を間に挟んで駆動ギア27を操作プーリー15に係合させる際に、カム部材28が不意に駆動ギア27から外れることが抑制され、組立性が向上する。
本発明は、以下の実施態様でも実施することができる。
・上記実施形態では、操作プーリー15と駆動ギア27の間にトルクリミッターを配置したが、トルクリミッターは、任意の回転入力部材と、回転入力部材に入力された回転を出力する出力部材との間に配置することができる。例えば、操作プーリー15の代わりに操作装置の最終段のギアを回転入力部材とし、駆動ギア27の代わりに回転入力部材に入力された回転を駆動軸に出力する出力部材とすることができる(つまり、ギア部27bは必須ではない)。出力部材は、出力部材を回転可能に支持する支軸を挿入する支軸挿入筒を備える。また、支軸挿入筒内に挿入する支軸は、ケースキャップに設ける必要はなく、操作装置内の任意の位置に設けることができる。
・上記実施形態では、コイルスプリング32を用いてカム部材28を駆動ギア27に向けて付勢しているが、カム部材28の付勢手段としては、皿バネなどの別の種類の弾性部材を用いてもよい。
・スクリーンの降下時の駆動軸の回転方向が本実施形態とは逆方向(外側から内側に向かう方向)である場合や、二本の駆動軸の回転方向が同じ場合にも適用可能である。
・昇降コードがスクリーンの前後方向の中央に挿通されているタイプのプリーツスクリーン、スクリーンが1枚のシングルタイプのプリーツスクリーン、2枚のスクリーンが前後方向に並べて配置されたダブルタイプのプリーツスクリーンなど、種々のタイプのプリーツスクリーンにも適用可能である。
・操作チェーンを用いて操作プーリーを回転させることによって日射遮蔽材を昇降させる種々のタイプの日射遮蔽装置(例:横型ブラインド、たくし上げカーテン、ロールブラインド)にも適用可能である。
2.第2実施形態
図11を用いて、本発明の第2実施形態について説明する。第1実施形態では、カム部材28の外周面の凹凸部31bは、凸部の数が6つであり、凸部の周方向の長さと凹部の周方向の長さは略同一であったが、本実施形態では、カム部材28の外周面の凹凸部31bは、凸部の数が7つであり、凸部の周方向の長さは、凹部の周方向の長さよりも短い。操作プーリー15の内周面の凹凸部31aは、凹凸部31bに係合する形状になっている。このため、操作プーリー15の内周面の凹凸部31aには、隣接する凹部間に凸部が7つあり、凸部の周方向の長さは、凹部の周方向の長さよりも長い。また、図11(d)に示すように、操作プーリー15の外周面には、内周面の凹凸部31aの凸部に対応する位置に、ボールチェーン16のボール16aに係合するボール係合部15dが設けられている。ボール係合部15dの数は、内周面の凹凸部31aの凸部の数に一致するので、本実施形態では、操作プーリー15の外周面には、ボール係合部15dが7つ設けられている。一方、第1実施形態では、操作プーリー15の内周面の凹凸部31aには凸部が6つ設けられているので、ボール係合部(図示せず)が6つ設けられる。第1及び第2実施形態において、コード16b上でのボール16aのピッチPが等しくなるように、操作プーリー15の外周径(外周面の直径)を設計すると、第2実施形態では、外周径が第1実施形態よりも大きくなる。そして、第2実施形態では、外周径が大きくなる分だけ、操作力が低減されるという利点がある。
3.第3実施形態
図12〜図14を用いて、本発明の第3実施形態について説明する。本実施形態は、操作プーリー15と駆動ギア27の間にトルクリミッターを配置するという点については、第1及び第2実施形態と共通するが、トルクリミッターの構成が異なっている。
本実施形態では、駆動ギア27の支軸挿入筒27aの外周面に捩じりコイルスプリングで構成されるリミットスプリング42が装着され、支軸挿入筒27aが筒状の操作プーリー15内に挿入され、図13に示すように、リミットスプリング42の両端部42aが操作プーリー15の内周面に形成された係止部15bに係合している。
このような構成により、操作プーリー15に加わる回転トルクが所定値以下の場合にはリミットスプリング42と支軸挿入筒27aとの摩擦力に基づいて操作プーリー15と駆動ギア27が一体に回転される。また、一方、駆動ギア27に作用する負荷が増大してその回転が阻害されている状態で、操作プーリー15に加わる回転トルクが所定値を超えると、リミットスプリング42が支軸挿入筒27aに対し空回りするようになっている。このような原理によって操作プーリー15から駆動ギア27に伝達される回転トルクが所定値以下に制限される。
また、操作プーリー15の回転トルクは、リミットスプリング42が支軸挿入筒27aを締め付けることによって伝達されるので、支軸挿入筒27aには、図14の矢印Xで示すように、半径方向内側の力が加わり、この力によって支軸挿入筒27aが支軸59bを締め付けてしまい、このために、ボトムレール5や中間レール3を昇降させる際の操作力が大きくなったり、安定しなかったりする。
本実施形態では、このような挟み込みの問題を防ぐべく、支軸挿入筒27aと支軸59bの間にカラー部材35を配置している。この位置にカラー部材35を設けることによって支軸挿入筒27aによる支軸59bの締め付けが抑制される。
4.第4実施形態
図15〜図16を用いて、本発明の第4実施形態について説明する。本実施形態は、トルクリミッターの構成は第3実施形態と同様であるが、カラー部材35の配置方法が異なっている。
本実施形態では、支軸挿入筒27aの外周面にカラー部材35を、支軸挿入筒27aに対して相対回転不能に装着する。カラー部材35を支軸挿入筒27aに対して相対回転不能にする方法は特に限定されないが、例えば、図15に示すように、支軸挿入筒27aの外周面に係合凸部27fを設け、カラー部材35の係合凹部35bを係合凸部27fに係合させることができる。また、カラー部材35は、支軸挿入筒27aに対して圧入することによって、軸線方向に相対移動不能になっている。
リミットスプリング42は、カラー部材35の外周面に装着される。本実施形態でも、リミットスプリング42は、支軸挿入筒27aに対して図16の矢印Xで示す半径方向内側の力を加えるが、リミットスプリング42と支軸挿入筒27aの間にカラー部材35が配置されているので、支軸挿入筒27aの変形が抑制され、従って、支軸挿入筒27aによる支軸59bの締め付けが抑制される。
1:ヘッドボックス
2:上部スクリーン
3:中間レール
4:下部スクリーン
5:ボトムレール
6、7:昇降コード
8:サポート部材
9、10:巻取軸
11、12:駆動軸
13:操作装置
15:操作プーリー
16:ボールチェーン
17:伝達ギア
18、19:クラッチギア
20、21:伝達クラッチ
24:ストッパ装置
27:駆動ギア
28:カム部材
32:コイルスプリング
35:カラー部材
36:ガバナ装置
37:中間リミット装置
38:下限リミット装置
39:ピッチ保持コード
42:リミットスプリング
43:保持部
51a,51b:ピッチ保持コード保持部材
53a,53b:昇降コード保持部材
57:ギアプレート
59:ケースキャップ

Claims (7)

  1. 円筒状の回転入力部材と、出力部材と、前記回転入力部材と前記出力部材の間に配置され且つ前記回転入力部材から前記出力部材に伝達される回転トルクを所定値以下とする円筒状又はコイル状のトルクリミッターとを備え、
    前記回転入力部材は、前記回転入力部材に回転トルクを加える回転入力部と、前記回転入力部材の内周面に設けられた内側係合部を備え、
    前記出力部材は、前記出力部材を回転可能に支持する支軸を挿入する支軸挿入筒を備え、
    前記支軸挿入筒は、前記トルクリミッター内に挿入され、
    前記トルクリミッターは、前記内側係合部に係合する入力側係合部と、前記入力側係合部に加わる回転トルクが所定値以下である場合にその回転トルクを前記出力部材に伝達するトルク伝達部とを備え、
    前記トルクリミッターから前記出力部材に伝達される回転トルクに起因する支軸挿入筒の半径方向内側への変形を抑制するカラー部材を備える、日射遮蔽装置の駆動操作装置。
  2. 前記トルクリミッターは、前記回転入力部材内に収容される円筒状のカム部材と、前記カム部材を前記出力部材に向けて付勢する付勢手段とを備え、
    前記カム部材は、前記回転入力部材の前記内側係合部に係合する外側係合部を外周面に備え、
    前記カム部材及び前記出力部材は、前記カム部材に加わる回転トルクが前記出力部材に伝達されると共に前記回転トルクの大きさに従って前記カム部材と前記出力部材とを軸線方向に分離する方向の分離力が生じるように互いに係合され、
    前記出力部材は、前記支軸挿入筒の外周面に設けられたスナップ部を前記回転入力部材に係合させることによって前記回転入力部材に対して軸線方向に移動不能且つ回転可能に係合され、
    前記カラー部材は、前記支軸挿入筒と前記支軸の間に配置される、請求項1に記載の駆動操作装置。
  3. 前記出力部材は、前記カム部材に対向する面に凹凸部を有するフランジ部を備え、
    前記カム部材は、前記出力部材に対向する面に、前記出力部材の凹凸部に係合する凹凸部を備え、
    前記出力部材の凸部及び前記カム部材の凸部は、それぞれ、周方向の両側にテーパー面を有する略台形状である、請求項2に記載の駆動操作装置。
  4. 前記カム部材は、中央開口部と、前記中央開口部に連通するスナップ挿通部を備え、
    前記出力部材及び前記カム部材は、前記スナップ部の周方向の位置を前記スナップ挿通部に合わせた状態で互いに係合されないように構成されている、請求項2又は請求項3に記載の駆動操作装置。
  5. 前記トルクリミッターは、前記回転入力部材の内側係合部に両端部が係合される捩じりコイルスプリングで構成されるリミットスプリングを備え、
    前記リミットスプリングは、前記支軸挿入筒の外周面に装着され、
    前記カラー部材は、前記支軸挿入筒と前記支軸の間、又は前記リミットスプリングと前記支軸挿入筒の間に配置される、請求項1に記載の駆動操作装置。
  6. 前記カラー部材は、前記出力部材に対向する側に係合凹部又は凸部を有し、
    前記出力部材は、前記カラー部材の係合凹部又は凸部に係合して前記カラー部材の相対回転を妨げる係合凸部又は凹部を備える、請求項1〜請求項5の何れか1つに記載の駆動操作装置。
  7. 前記カラー部材は、前記出力部材に対向する側に、端に向かって広がるテーパー面を有する係合凹部を備え、
    前記出力部材は、前記カラー部材の係合凹部に係合して前記カラー部材の相対回転を妨げる係合凸部を備え、
    前記係合凸部は、軸線方向に延びる溝部によって分割され、
    前記テーパー面を前記係合凸部に押し付けると前記係合凸部の前記溝部の両側の部分が前記溝部に向かって変形して前記係合凸部が前記係合凹部に係合される、請求項6に記載の駆動操作装置。
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