JP6802673B2 - 制動装置及び遮蔽装置 - Google Patents
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Description
図1〜図7を用いて、本発明の第1実施形態に係る制動装置1000について説明する。第1実施形態に係る制動装置1000は、コードCD(制動対象)の移動を制動する制動装置である。具体的には、図1に示されるように、第1実施形態に係る制動装置1000では、第1制動装置1000aと第2制動装置1000bとから成る。両者は符号の区別があるものの同一構成の装置である。
図2は、第1制動装置1000aの分解斜視図である。第1制動装置1000aは、第1軸芯41a及び第1ローレット240aから成る第1ローラ40aと、第1軸芯31a、ピニオンギア50、内歯付キャリア260、遊星歯車280、ウェイト340、太陽歯車付ウェイトホルダ320及び筐体70から成る第1抵抗付与部90aと、第1ローラ40aと第1抵抗付与部90aとを動力的に接続する第1ワンウェイクラッチ242a(図2には角度の都合上不図示)を備える。
第1ローラ40aは、第1軸芯41aと、第1軸芯41aの外周面を覆う第1ローレット240aとを有する。第1ローレット240aは任意の材料で形成することができ、例えばステンレスを用いることが可能である。また、第1軸芯41aは、第2制動装置1000bに係る第2ローラ40bの第2軸芯41bと平行に配置される。また、第1軸芯41aは、その一端が第1ワンウェイクラッチ242aに接続され、他端が第2抵抗付与部90bにおける筐体70に設けられた第3軸支部707bによって軸支される。同様に、第2軸芯41bは、その一端が第2ワンウェイクラッチ242bに接続され、他端が第1抵抗付与部90aにおける筐体70に設けられた第2軸支部707aによって軸支される。
図2及び図4に示されるように、第1軸芯31aにはピニオンギア50が設けられている。すなわち、所定の一方向に第1ローレット240aが回転すると第1ワンウェイクラッチ242aによってその回転動力が伝達されてピニオンギア50も同様に回転する。一方、逆方向に第1ローレット240aが回転する場合には、第1ワンウェイクラッチ242aによってその回転動力が伝達されず、ピニオンギア50は回転しない。同様に、第2軸芯31bにはピニオンギア50が設けられ、第1軸芯31aに係る上記説明した方向と同一の一方向に第2ローレット240bが回転すると第2ワンウェイクラッチ242bによってその回転動力が伝達されてピニオンギア50も同様に回転する。一方、逆方向に第2ローレット240bが回転する場合には、第2ワンウェイクラッチ242bによってその回転動力が伝達されず、ピニオンギア50は回転しない。換言すると、第1及び第2ワンウェイクラッチ242a、242bは、同一方向のコードの移動に制動力がかかるように回転動力の伝達有無を制御するように構成されている。このように構成されることで、単一の制動装置を使用する場合に比して制動力を高めることができる。
図2及び図6に示されるように、内歯付キャリア260は、平面視において略ドーナツ形状である。内歯付キャリア260は、円柱部内側の内周面に、ピニオンギア50と歯合する内歯車261が形成される。そして、支持軸263によって、遊星歯車280が回転可能に支持されている。
図2及び図6に示されるように、遊星歯車280は、後述する太陽歯車323と、筐体70の内部に設けられた内周ギア115と互いに歯合する。そして、内歯車261の中心部を中心として公転することが可能である。したがって、ピニオンギア50の回転が内歯車261に伝達されることにより内歯付キャリア260が回転し、それにともない内歯付キャリア260のフランジ262に設けられた支持軸263に回転可能に支持された遊星歯車280が回転することで、ピニオンギア50に起因する回転を増速させることが可能となる。
太陽歯車付ウェイトホルダ320は、図2に示されるように、リング状のリング部324の外方に向かって、凸部321及び凹部322が交互に並んで形成される。そして、それぞれの凹部322には、ウェイト340が配置される。つまり、太陽歯車付ウェイトホルダ320は、制動装置1000の組み立て時において、凸部321を境としてそれぞれの凹部322内にウェイト340を保持する部材であるとも言える。なお、ウェイト340の数は任意であるが、回転時におけるバランスの観点から等間隔であることが好ましい。
図2に示されるウェイト340は、ピニオンギア50に起因する回転時において、遠心力により内歯車261の中心から遠ざかる方向に移動し、筐体70の内周壁と当接することにより、回転に対して遠心ブレーキとして抵抗力を付与するものである。したがって、筐体70の内周壁、太陽歯車付ウェイトホルダ320及びウェイト340により、抵抗付与部としての作用を奏することが可能となる。
上述の通り、ここではウェイト340と接触する一方側のパーツのみを筐体70として図示している。図2に示されるように、筐体70の端面部705は、略中央が周囲より嵩高くなっており、下側が凹んでいる円柱部708が設けられる。そして、図2及び図5に示されるように、円柱部708の外面に第1軸芯31aを軸支する第1軸支部706aと、第2軸芯41bを軸支する第2軸支部707aが設けられる。
続いて、図7を用いて第1制動装置1000aの動作について説明する。コードCDに矢印D1の向き(前方)に張力を与えたとする。すると、コードCDとの間に生じる摩擦力により、第1ローレット240aが時計回りに、第2ローレット240bが反時計回り(第2制動装置1000bから見れば時計回り)に回転する。かかる場合、第1ワンウェイクラッチ242a(図1、図3等参照)が回転動力を伝達するので、ピニオンギア50も第1ローレット240aと同じ向き(時計周り)に回転(自転)する。すると、ピニオンギア50は内歯車261と歯合しているので、ピニオンギア50の歯から与えられる力により、内歯車261が時計周りに回転(自転)する。
第1実施形態に係る制動装置1000により、以下のような作用・効果を得ることができる。
(1)第1及び第2制動装置1000a、1000bからなる制動装置1000を用いることで、制動装置を1つとする従来に比してより大きな制動力を実現することができる。
(2)第1及び第2制動装置1000a、1000bからなる制動装置1000は、コードキャッチと抵抗付与部とが対となる従来の制動装置を2台使用する場合とおよそ同等の制動力を実現しつつ、コードキャッチを共有しているため、従来に比して省スペース化を実現することができる。
(3)第1及び第2制動装置1000a、1000bからなる制動装置1000は、同一構成のものを使用するため、別途大型な制動装置を製造する場合に比して製造コストを抑えることができる。
(4)プレート300により遊星歯車280の傾きを防止するとともに、遊星歯車280とウェイト340の干渉を防ぐことができる。
(5)上記干渉を防止しつつもプレート300を薄型のものとすることで制動装置1000を小型化することができる。
次に、図8〜図12を用いて第1実施形態に係る制動装置1000をヘッドボックス内に配置する態様について説明する。図8及び図9は、制動装置1000をヘッドボックス1内に配置した遮蔽装置100を表す。
第1実施形態に係る制動装置1000を具備する遮蔽装置100により、以下のような作用・効果を得ることができる。
(1)第1及び第2制動装置1000a、1000bからなる制動装置1000を用いることで、コードキャッチと抵抗付与部とが対となる従来の制動装置を2台使用する場合に比してヘッドボックス1内のスペースを圧迫せずに収容することができる。
(2)遮蔽装置100の大きさに合わせて所望の制動力が異なるため、製造時に第1制動装置1000aのみを使用(すなわち単一の制動装置1000を使用)するか、第1及び第2制動装置1000a、1000bから成る制動装置1000を使用するかを選択することができる。
次に、図13を用いて本発明の第2実施形態に係る制動装置1000について説明する。図13に示されるように、第2実施形態に係る制動装置1000は、コードCDを把持するコードキャッチとなる第1及び第2ローレット240a、240bと、コードCDの移動に対して抵抗力を加える第1及び第2抵抗付与部90a、90bと、コードCDの移動に起因する第1及び第2ローレット240a、240bの回転を第1及び第2抵抗付与部90a、90bにそれぞれ伝達する第1及び第2回転伝達部250a、250bとを有する。
次に、図14を用いて本発明の第3実施形態に係る制動装置1000について説明する。図14(b)に示されるように、第3実施形態に係る制動装置1000では、第1制動装置1000aにおいて、第1ローレット240aの回転軸と摺動抵抗を付与するブレード341(第1実施形態に係るウェイト340に相当)の回転中心が一致している。第2制動装置1000bについても同様である。このため、図14(a)に示されるように、第1実施形態に係る制動装置1000に比して簡易な構成をとることができる。
第1〜第3実施形態は、これを適宜変更した以下の形態にて実施することができる。
2 :ラダーコード
3 :スラット
4 :ボトムレール
6 :ドラム
7 :角度調節軸
8 :操作棒
11 :自重降下防止装置
13 :操作部
13a :コードイコライザ
24 :案内滑車
25 :案内滑車ケース
26 :軸
27 :挿通孔
31a :第1軸芯
31b :第2軸芯
32a :軸
40a :第1ローラ
40b :第2ローラ
41a :第1軸芯
41b :第2軸芯
50 :ピニオンギア
70 :筐体
90a :第1抵抗付与部
90b :第2抵抗付与部
100 :遮蔽装置
115 :内周ギア
240 :ローレット
240a :第1ローレット
240b :第2ローレット
242a :第1ワンウェイクラッチ
242b :第2ワンウェイクラッチ
250a :第1回転伝達部
250b :第2回転伝達部
251a :第1ベベルギア
251ah :第1ベベルギア
251av :第1ベベルギア
251b :第2ベベルギア
251bh :第2ベベルギア
251bv :第2ベベルギア
260 :内歯付キャリア
261 :内歯車
262 :フランジ
263 :支持軸
280 :遊星歯車
281 :増速機構
300 :プレート
320 :太陽歯車付ウェイトホルダ
321 :凸部
322 :凹部
323 :太陽歯車
324 :リング部
340 :ウェイト
341 :ブレード
705 :端面部
706a :第1軸支部
706b :第4軸支部
707a :第2軸支部
707b :第3軸支部
708 :円柱部
1000 :制動装置
1000a :第1制動装置
1000b :第2制動装置
CD :コード(昇降コード)
Claims (6)
- コードの移動を制動する制動装置であって、
前記コードを把持し且つ前記コードの移動に伴って回転する第1及び第2ローラと、
第1ローラの回転に伴って抵抗力を発生させる第1抵抗付与部と、
第2ローラの回転に伴って抵抗力を発生させる第2抵抗付与部と、
を備える制動装置。 - 第1ローラは、第1軸芯を備え、第1抵抗付与部は、第1軸芯の回転に伴って抵抗力を発生させるように構成され、
第2ローラは、第2軸芯を備え、第2抵抗付与部は、第2軸芯の回転に伴って抵抗力を発生させるように構成される、
請求項1に記載の制動装置。 - 第1及び第2軸芯は、第1及び第2接続部材を介して第1及び第2抵抗付与部に接続され、
第1及び第2接続部材は、前記コードが所定方向に移動する場合に第1及び第2ローラの回転を第1及び第2抵抗付与部に伝達し、且つ当該所定方向と逆向きの方向に移動する場合に当該回転を第1及び第2抵抗付与部に伝達しないか又は当該回転を軽減して伝達するように構成される、
請求項2に記載の制動装置。 - 第1抵抗付与部は、その筐体に第1軸芯を軸支する第1軸支部と第2軸芯を軸支する第2軸支部を備え、
第2抵抗付与部は、その筐体に第1軸芯を軸支する第3軸支部と第2軸芯を軸支する第4軸支部を備える、
請求項1〜請求項3の何れか1つに記載の制動装置。 - 第1軸支部と第3軸支部とは互いに平行且つ面対称に構成され、第2軸支部と第4軸支部とは互いに平行且つ面対称に構成される、請求項4に記載の制動装置。
- 請求項1〜請求項5に記載の制動装置を備える遮蔽装置。
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