JP6345426B2 - ケース移載装置 - Google Patents

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Description

本発明は、物品を収容したケースを、必要な場合には仕分け先ごとに仕分けて、それらのケースをかご車などの搬出手段に移載するケース移載装置に係り、特に、設置規模が小さく、効率的にケースを積み付けることができるケース移載装置に関する。
物流の業界においては、商品や郵便物などの物品が収容されたケースを、そのケースが配送されるべき配送先ごとに仕分け、仕分けられたケースを配送用のかご車へと移載し、そのかご車をトラックなどに積み込んで、配送先に配送することが広く行われている。
例えば、特許文献1には、上下多段に多くの間口を備えた流動棚を使用し、各間口に配送先ごとのケースを仕分け、その後、各間口に対応したかご車にケースを移載する技術思想が開示されている。
また、特許文献2には、主運搬路から仕分け対象物を昇降装置によって複数段に分割し、その後、各段ごとの仕分け車両に載置し、更に、仕分け車両を、複数段の収容棚を有する搬送台車近傍まで走行させて、仕分け対象物を仕分け車両から搬送台車に移載する技術思想が開示されている。
なお、特許文献3には、ケースを効率よくカゴ車型パレット内に積み付ける技術思想が開示されている。
更に、特許文献4には、積み重ねられたケースの中から所望のケースを取出して、別のところに移送する技術思想が開示されている。
特開2006−117366号公報 特開2013−052938号公報 特開平10−338350号公報 特開平4−55204号公報
しかしながら、特許文献1の移載方法では、ケースをかご車に移載する作業は、作業者によりなされるため、省人効果が大きくないという問題があった。
また、特許文献2の移載方法では、搬送台車への移載は自動化されているものの、複数段の副搬送路・仕分け車両・移載機構を必要とし、設備においても設置面積においても大がかりなシステムとなること、及び仕分け対象物がケースのような定形物でなく、不定形物であることによる処理の煩雑さという問題があった。
なお、特許文献3の積み付け方法には、積み付け後に直接かご車に搭載するようになっており、仕分け先ごとのかご車に移載する手段については開示がない。
更に、特許文献4のケースの移載方法では、移載したケースを床置きするのみで、かご車に積み込む手段についての開示はない。
そこで、上記問題を解決するため、本発明は、物品が収容された定形のケースを、必要な場合は仕分け先ごとに仕分けを行った後、かご車などの搬出手段に移載する装置において、省力効果を高め、かつ、比較的簡便で、少設置面積の装置を提供することを課題とした。
かかる課題を解決するため、本発明では、ケース移載装置であって、
−ケースを運搬するケース運搬部と、
−ケース運搬部から受け取ったケースを蓄積する蓄積部と、
−蓄積部からケースを取り出して運搬する移載部と、
−移載部によって運搬されるケースを搬出する搬出手段を収容する搬出手段収容部と
を有することを特徴とする。
これによれば、定形のケースをかご車などの搬出手段に運搬する移載装置において、ケースコンベヤのようなケース運搬部を用いて運搬したケースを、蓄積部にて蓄積したのち、搬出手段に移載するようにしたから、比較的小規模な設備であって、省人効果が高いケース移載装置が実現できる。ここで、蓄積とは、ケースを、上下方向に積層(積み重ね、あるいは段積みでもよい)し、あるいは水平方向に連結(組み合わせ、あるいは嵌合でもよい)し、それらを一体として運搬するようにすることであるが、単一のケースの場合も含まれる。
上記構成に係るケース移載装置において、更に、
−ケースの仕分け先情報を取得する仕分け先情報取得部と、
−ケースを仕分け先ごとに分岐する仕分け先別分岐部と
を有し、ケース運搬部で搬送されるケースを、仕分け先情報取得部から取得した仕分け先情報によって、仕分け先別分岐部にて仕分け先の蓄積部へと仕分け、更に、蓄積部からケースを移載部によって所定の搬出手段へと運搬する態様とすることもできる。
これによれば、複数の仕分け先に搬出することも可能となり、その際にも蓄積部と移載部によって、装置全体を比較的小規模に保ったままで、効率的な作業が行える装置を実現することができる。
また、上記構成に係るケース移載装置において、ケースとして、異なる高さの蓄積状態を持つ段付きケースを使用することができ、
−前記ケースの内容物の高さを測定する荷高測定部と、
−前記荷高測定部の測定結果に基づき、前記ケースの蓄積状態を変更できる変更部と
を有する態様とすることもできる。
これによれば、例えば、水平に回転することによって蓄積状態が変えられるような段付きケースを使用して、ケースの方向を回転によって変更する変更部を設けたから、内容物が少ない場合には、運搬効率に優れた高さの低い蓄積状態、内容物が多い場合は、内容物を押し付けないように高い蓄積状態とすることができ、更に効率的なケース移載装置を実現することができる。
また、上記構成に係るケース移載装置において、ケースとして、少なくとも2種類の高さを有するケースを使用することができ、
−高さの異なるケースのうち1種類のケースを、前記ケース運搬部から分岐し、一時保管することができるケースバッファ
を有する態様とすることもできる。
これによれば、例えば、所定高さのフルケース、その半分程度の高さのハーフケースを使用して、そのうちのハーフケースを一旦ケース運搬部から退避させ保管し、後続のケースの状況に応じてケース運搬部に戻すようにすると、蓄積部でハーフケース同士を蓄積させることが可能となり、無駄な空間をなくしてかご車などの搬出手段に搭載ができ、更に効率的なケース移載装置を実現することができる。
なお、ケース移載装置には、ケースとして、異なる高さの蓄積状態を持つ段付きケースと、少なくとも2種類の高さを有するケースとの、両方を使用することができてもよい。これによれば、上述の態様を併せ持つケース移載装置とすることもでき、更に効率的な装置が実現できる。
また、上記構成に係るケース移載装置において、
−移載部に載置されたケースを仮置きするための蓄積ケース仮置きエリアを有する態様とすることもできる。
これによれば、例えば、移載部からかご車などの搬出手段にケースを移載する際に、搬出手段収容部に搬出手段が正常にセットされていないなどの異常が原因で移載ができない場合に、移載すべきケースを仮置きすることができる。これにより、移載装置全体を休止させることなく作業が続行でき、異常個所を修復すれば仮置きエリアから移載部によって搬出手段に搬出することができ、休止時間の少ない効率的なケース移載装置を実現することができる。
また、上記構成に係るケース移載装置において、
−ケース運搬部からリジェクトすべきケースを分岐するリジェクト分岐部と、
−リジェクト分岐部で分岐されたケースを再投入する再投入エリアとを有することを態様とすることもできる。
これによれば、例えば、仕分け先情報が読み取れないなどの理由で、蓄積部に運搬できないケースについて、一旦、運搬部から排除して、自動的にあるいは人手により仕向け先情報を再読取あるいは再付与するなどして、運搬部に再投入することにより、それ以後は通常の処理を続行することができる。これにより、人手による処理を極力省いたケース移載装置を実現することができる。
本発明に係るケース移載装置では、物品を収容するいくつかの種類の定形のケースを用いて、人手による作業をできるだけ省き、また、効率良くケースを蓄積し、蓄積したケースをかご車などの搬出手段に移載するようにしたから、省力効果が大きく、かつ、小規模で多量のケースの処理が可能となり、経済的効果も大きい。
本発明の第1の実施形態に係るケース移載装置の斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係るケースの斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係るケースの蓄積状態の説明図である。 本発明の第1の実施形態に係るケースの種類の説明図である。 本発明の第1の実施形態に係る変更部の説明図である。 本発明の第1の実施形態に係る蓄積部の説明図である。 本発明の第1の実施形態に係る移載部の説明図である。 本発明の第1の実施形態に係るかご車の説明図である。 本発明の第1の実施形態に係るかご車の断面図である。 本発明の第1の実施形態に係るケースの蓄積状態の別の説明図である。
以下、図面を参照し、本発明の第1の実施形態にかかるケース移載装置について説明する。なお、以下では本発明の目的を達成するための説明に必要な範囲を模式的に示し、本発明の該当部分の説明に必要な範囲を主に説明することとし、説明を省略する箇所については公知技術によるものとする。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るケース移載装置の斜視図である。本装置において仕分けされるべきケースは、図示しない別のコンベヤなどの搬送装置から、エレベータ11を介して上昇または下降させられて本装置に供給されるように構成されている。
なお、本装置において使用されるケース50は、図2に示すように、略直方体で上方が開放されており、また、各側面の上方近くには、フォークや爪などによる移送や保持を可能とするためのつば51が付いており、短側面と長側面に、内側膨出部52と外側膨出部53とを交互に形成し、図3a、図3bに示すように、積層する場合に、特定の方向では、下段の内側膨出部と上段の内側膨出部とが嵌合し、積み重ね高さが低くなり、また、それと反対方向(180度水平回転した方向)では、下段の内側膨出部と上段の外側膨出部とが当接し、積層高さが低くなるようになっている。ここで、積層高さを小さくすることをネスティングと、積層高さを小さくしない場合をスタッキングと、それぞれ呼ぶことがある。
更に、図4に示すようにケース高さが所定のもの50f(フルケースと呼ぶ)のほか、その略半分の高さのもの50h(ハーフケース)も用いられる。なお、ケース高さは、フル、ハーフに限定されるものではなく、3種以上の所定のケース高さのものを用いてもよい。
ケースの運搬のためのケースコンベヤ13は、地上面より高い位置のプラットホーム12上に略水平の運搬面を有して設置され、本装置に供給されたケース50を運搬する。ケースコンベヤ13としては、好適には、多数のローラからなるローラコンベヤがよいが、その他のコンベヤ、例えばベルトコンベヤなどであっても構わない。なお、ケースコンベヤ13は、複数の部分13a、13b、13cを備えて構成されており、その部分と部分との間は、周知の技術によって、分岐や方向変換の機能が組み込まれる。
仕分け先情報取得部14は、ケースコンベヤ13aの上を運搬されるケース50に付された自動読み取り可能な仕分け先情報を含む識別子を自動読み取りする。ここで、識別子として一次元のバーコード、仕分け先情報取得部14としてバーコードリーダが好ましいが、それに限定されず、識別子として、二次元バーコード、QRコード(登録商標)、ARマーカー、OCR文字など、自動読み取り可能なものであればどのようなものでも構わず、仕分け先情報取得部14としても、公知の光源及びスキャナの組み合わせなどによる読取部であればよい。
荷高測定部15は、ケースコンベア13a上のケースに収容されている物品の積み上げ高さを測定する。光学・磁気などの反射センサが好ましいが、物理的な測定具によるなど、いかなる方法であってもよい。また、仕分け先情報取得部と一部の機能を兼用してもよく、あるいは、仕分け先情報取得部14の近傍に設置されてもよい。
運搬分岐部140は、ケース50を長手方向で運搬するケースコンベヤ13aの終端部に設けられ、ケースコンベヤ13aを、進行方向に直交する水平の2方向に分岐する。分岐後のケースコンベヤ13bでは、ケース50は、短手方向に運搬される。分岐の方法は、ローラコンベヤの場合、分岐すべきケース50が到着すると、ローラ間にローラコンベヤの進行方向と直交するベルトコンベヤを上昇させて分岐するようにする。
リジェクト分岐部150は、運搬分岐部140の後のケースコンベヤ13bに設けられ、ケース50の運搬方向と直交する方向にケース50を分岐する。
リジェクトライン16は、リジェクト分岐部150に連結して設けられ、ケース50を通常のケース運搬方向と逆方向に運搬する。
再投入エリア17は、リジェクトライン16に連結して設けられ、かつ、本装置のケース供給部分に近接して設けられ、ケース50を一時保管する。
ケースバッファ18は、通常運搬方向で、リジェクト分岐部150の下流に設けられ、所定の高さを有するフルケースの略半分の高さを有するハーフケースをバッファ(一時保管)する。ケースバッファ18は、ハーフケースを1段または2段以上蓄積して、一時保管が可能である。2段以上蓄積する場合の構造は、後述する蓄積部と同様の構造とする。なお、先にも述べたが、ケース高さは、フル、ハーフに限定されるものではなく、3種以上の所定のケース高さのものを用いてもよく、そのうち、どの高さのケースをバッファするかは、適宜、選択すればよい。
方向変換部19は、運搬分岐部140からのケースコンベヤ13bの終端部分に設けられ、ケース50の運搬方向と直交する方向にケース50の運搬方向を変換する。この実施形態においては、短手方向に運搬されたケース50を長手方向に運搬するように方向変換する。この場合も、運搬分岐部140と同様の機構でよい。
ケースの蓄積状態を変更する変更部20は、方向変換部19の後のケースコンベヤ13cに設けられ、長手方向に運搬されるケース50を、必要に応じて、水平面で180度回転する。図5は変更部の説明図である。変更部の構成については特許文献3にも開示されているように、ケース50を停止させるストッパ201、ケース50が搭載される回転板202、回転板202を上下させる昇降用エアシリンダ203、回転板202を回転するロータリーシリンダ204を有する。
なお、変更部としては、このような180度回転機構を用いてケースの向きを変える場合、この構成に限定されず、種々の公知の機構を用いることができる。また、ケースの蓄積方法(上下でなく水平方向に蓄積など)によっては、回転機構の代わり、あるいは回転機構とともに、平行移動機構などの別の機構を用いて、ケースの位置や向きを変えてもよい。
仕分け先別分岐部21は、変更部20を経たケースコンベヤ13cの途中に設置され、ケース50を、2方向に分岐されたケースコンベヤ13c当たり4方面(合計8方面)の仕分け先の蓄積部22に分岐するようになっている。なお、このような構成に限らず、最初の2方向の分岐がなく、4方面のみの分岐であるとか、分岐方面数が4よりも多いまたは少ない場合もあり得る。なお、機構としては、運搬分岐部14と同様の機構でよい。
蓄積部22は、蓄積機構221と蓄積ステーション222を備えてなる。蓄積機構221が仕分け先別分岐部21で仕分けられた同一仕分け先のケース50を蓄積し、蓄積ステーション222が蓄積されたケース50群を一時保管する。
図6は蓄積機構221の説明図である。蓄積機構221は、特許文献3にも開示されているように、上下に移動可能な昇降アーム222、昇降アーム222に設けられた回動軸223、回動軸223に複数個固定された傾動フック224などを有し、図中矢印の方から進入するケース50のつば部51を傾動フック224により保持し、その状態で昇降アーム222を上下させることにより、ケース50を蓄積する。
蓄積ステーション222は、蓄積機構221において、蓄積の終了したケース50群を、一時保管する。移載部23へ向かうケースコンベヤ(図示せず)と、ケースコンベヤ上でケースの位置を停止するストッパ(図示せず)とを有する。
なお、蓄積部については、このような蓄積機構と蓄積ステーションとによる構成には限定されず、種々の公知の機構を用いることができる。
移載部23は、蓄積ステーションから、蓄積されたケース群を受け取り、かご車24の所定の場所に移載する。図7は、移載部23の説明図である。移載部23は、特許文献4にも開示されているように、一対の支柱231を備え、レール233に沿って往復動する走行台車232、支柱231に沿って上下動するとともに水平方向に伸縮可能で、ケース群を保持するフォーク部234を有する。
なお、移載部についても、このような走行台車とフォーク部とによる構成には限定されず、種々の公知の機構を用いることができる。
搬出手段としてのかご車24は、移載部23から、蓄積されたケース群を受け取り、完了すると、トラックなどに積み込まれて輸送される。図8a、図8bは、かご車24の説明図である。かご車24は、金属製の直方体の枠組で、自走可能な4個の車輪、底部棚241、中間棚242を有する。更に、鉛直方向の1面243は、図8aに示すごとく開放可能となっていて、本装置に装着された状態では開放されている。また、必要に応じ、各面は、金属または繊維製の網(ネット)244を設けている。
また、図9は、かご車24の断面図であり、中間棚242は、かご車24の全高の半分より高い位置に設けられている。これは、底部棚241の方に、高くケース50を積むことで、重心を低く保つことができるからである。ここで、フルケース50fの蓄積、ハーフケース50fの蓄積、ネスティングなどの例が示されている。
搬出手段(かご車)を収容する搬出手段収納部としてのかご車ステーション25は、プラットホーム12の下方で、移載部23と対面する位置に設けられ、かご車24を収納する。収納状態では、かご車24は、移載部23に対向する面は開放されている。かご車ステーション25には、所定の位置にかご車24がセットされたかどうかのセンサ(図示せず)やかご車24の着脱のための機構(図示せず)を有する。
なお、搬出手段としては、かご車に限定されず、搬送台車、パレット、コンベヤなど、蓄積されたケースを受け取り、別の場所へと運搬することができるものであれば、どのようなものでもよい。また、搬出手段収納部としても、かご車ステーションに限定されず、搬送台車、パレット、コンベヤなどを、ケースが正しく受け取れる位置に、収納あるいは連結できるものであればどのようなものであってもよい。
蓄積ケース仮置きエリア26は、移載部23がかご車24に移載すべき蓄積ケース50を、かご車24に運ばずに、一時、仮置きするエリアであり、移載部23からの蓄積ケース50を仮置きできる構造を有している。
制御部27は、コンピュータ、サーバ、PCなどを備えてなり、表示部、操作部、記憶部などの周辺機器を含んでもよい。本装置を構成する各要素と、有線、無線、インターネットなどを介して接続し、それらから情報を収集し、それらに指示を与える。また、制御部27は、本装置の各要素と近接して設けてもよいし、クラウドコンピューティングのように遠隔に設置されてもよい。また、独立に設置されても、あるいは、他の装置の制御部と兼用してもよい。
ここで、このような構成のケース移載装置の作用・動作について説明する。
本装置において仕分けされるべきケース50は、図示しない別のコンベヤなどの運搬装置から、エレベータ11を介して上昇または下降させられて本装置に供給される。
次に、ケースコンベヤ13aによって、本装置に供給されたケース50が運搬され、仕分け先情報取得部14を通過する。その際に、ケース50に付与されたバーコードなどの識別子が自動読み取りされ、その情報が制御部27に送られ、制御部27によって、仕分け先の蓄積部22、かご車23が決定される。
併せて、荷高測定部15において、ケース50の方向によって積層高さが小さくできるネスティングが可能なケース50の場合は、ケース50に収容されている物品の積み上げ高さが測定され、その情報も制御部27に送られる。
引き続き、ケース50は、運搬分岐部140に送られ、制御部27からの指示により、目的の蓄積部22のある方のケースコンベヤ13bへと分岐される。
なお、ケース50に付与されたバーコードが読み取れないなどの理由で、排除(リジェクト)すべきケース50は、リジェクト分岐部150において、分岐され、リジェクトライン16を通って、再投入エリア17に戻される。
再投入エリア17においては、人手により、再度バーコードを読み取らせるなどの方法で、仕分け先情報が入力できたケース50については、再度、ケースコンベヤ13aに搭載され、通常の仕分け処理がなされる。
次に、ハーフケースについて、制御部27からの指示により、ケースバッファ18へと退避がなされることがある。すなわち、同一仕分け先において、フルケースとハーフケースが混在して蓄積されることが、制御部27において予め把握されている場合に、ハーフケースを重ねて蓄積する方が、かご車24への移載に際して有利な場合がある。そのような場合に、次に出現するハーフケースの前又は後に、一旦バッファしておいたハーフケースを戻すようにする。
その後、ケース50は、方向変換部19で方向を変換させられて、ケースコンベヤ13c上を蓄積部22方向へと進行する。
方向変換部19の直後にある変更部20では、荷高測定部15の結果などにより、ケース50を水平に180度回転させれば積層高さが小さくできるネスティングが可能な場合には、対象のケース50を180度回転させる。すなわち、方向変換部19では、ケース50は、ケースコンベヤ13cの途中に設けたストッパ201により所定位置に停止させ、ケース50が搭載される回転板202を、昇降用エアシリンダ203により上昇させ、ロータリーシリンダ204によって180度回転させ、その後、回転板202を、昇降用エアシリンダ203により下降させ、ストッパ201を解除して、ケース50を再度運搬するようにする。
その後に、ケース50は、仕分け先別分岐部21へと運搬され、8方面のいずれかの仕分け先に仕分けされる。
次に、蓄積部22の蓄積機構221において、運搬されてきたケース50は、同一仕分け先のケースがない場合は、一旦、蓄積機構221の傾動フック224によって保持される。既に同一仕分け先のケース50が保持されている場合は、傾動フック224によって保持されたケースが昇降アーム222によって上方に移動され、運搬されてきたケースは、その下方に入り込み、その後、昇降アーム222を下方に移動させ、傾動フック224を解除することにより、蓄積がなされる。なお、その後、更なる蓄積に備えて、傾動フック224は最下段のケースを保持する。こうして、制御部27にて判断したケース数になるまで蓄積されたケースは保持されている。
制御部27が判断したケース数に達すると、蓄積されたケース50(ケース群)は、蓄積機構221から蓄積ステーション222へと運搬される。
移載部23は、かご車ステーション25に仕分け先のかご車24がセットされている場合には、蓄積ステーション222から、その仕分け先のケース群50nを、フォーク部234を延伸させて最下段のケース51のつば部52を保持し、フォーク部234を縮めた後に、フォーク部234を図示しない昇降機構で、下降させ、走行台車によって所定のかご車の前まで移動させる。かご車24の前では、制御部27にて指定されたかご車24内部の位置に、フォーク部を再度延伸させて、ケース群を載置する。
ここで、移載部23から移載すべきかご車24が、かご車ステーション25に正しくセットされていないとか、かご車24内部のケース50搭載状況が乱れているなどの理由で、かご車24に移載できない場合は、ケース群は、一旦、移載部23から、蓄積ケース仮置きエリア26へと移載される。この場合は、かご車24に移載できる状況になった場合には、蓄積ケース仮置きエリア26から移載部23へと積み込まれ、かご車24に移載されることになる。
このように、本発明に係るケース移載装置では、いくつかの種類の定形のケースを用いて、人手による作業をできるだけ省き、また、効率良く仕向け先別にケースを蓄積し、蓄積したケースを仕向け先別のかご車に移載するようにし、また、異常な事態に対しても、極力、自動での処理を可能としたから、省力効果が大きく、かつ、小規模で多量のケースの処理が可能となり、経済的効果も大きい。
なお、本装置に用いられる物品運搬手段をケースとして説明してきたが、この名称、形状に限定されるものではなく、その他の箱型、筒状などの形状であればよく、その材質も限定されない。また、ケースに物品を収納して仕分けるようにしたが、物品そのものが本装置において処理可能な形状であれば、物品そのものを扱ってもよい。
また、本装置に用いられるケースについて、これまでに述べたような上下方向のみに積層して蓄積できるものに限定されない。例えば、図10に示すようなケース500であってもよい。ここで、ケース500は、物品を収納する空間である物品収納部501、ケース500をフォークなどで移送するためのつば部502、上部膨出部503、下部膨出部504、底部突出部505を有し、図示するようにケース(A)の上部膨出部503がケース(B)の下部膨出部504に組み合わされることで水平方向に蓄積できるものであってもよい。この場合、更に上下方向にも底部突出部505を物品収納部501にはめ込むような形で積層することもできる。
この場合には、ケース500の蓄積状態を変更する変更部20は、ケース500の進行方向が図中の矢印方向で、蓄積部22が進行方向の左側にある場合に、先行するケース500を進行方向左側に平行移動し、後続のケース500を進行方向右側に平行移動する機構であってもよい。このようにすると蓄積部22での蓄積がスムーズに行えるという利点がある。
また、本装置のケース運搬部としては、ケースコンベヤのほか、コンベヤを使用しないマニピュレータ、ロボットなどであってもよく、コンベヤとマニピュレータなどとの組合せであってもよい。装置の設置に関して設計の自由度が高くなるという利点が得られる場合もある。
仕分け先情報取得部としては、ケースに付された仕分け先情報を読み取る場合のほか、このケース移載装置に投入される以前に取得してある仕分け先情報を、ケース投入とともに受信する、あるいは、予め運搬順に指定されている仕分け先情報の配布を受けるような場合も含むものとする。
本装置に用いられる分岐・方向変換の技術は、これまで述べてきたものに限定されず、周知のコンベヤ運搬の技術を適用することができる。
本装置の要素の配置や要素の数についても、これまでの説明の順序や数でなくてもよい。仕分けすべき物量や特性に応じて適宜順序を変更してもよいし、要素の数を増減してもよく、場合によっては必要でない要素を省略してもよい。
13 ケースコンベヤ
14 仕分け先情報取得部
150 リジェクト分岐部
16 リジェクトライン
17 再投入エリア
18 ケースバッファ
19 方向変換部
20 変更部
21 仕分け先別分岐部
22 蓄積部
23 移載部
24 かご車
25 かご車ステーション
26 蓄積ケース仮置きエリア
27 制御部

Claims (5)

  1. −ケースを運搬するケース運搬部と、
    −前記ケース運搬部から受け取った前記ケースを蓄積する蓄積部と、
    −前記蓄積部から前記ケースを取り出して運搬する移載部と、
    −前記移載部によって運搬される前記ケースを搬出する搬出手段を収容する搬出手段収容部と
    を有するケース移載装置であって、前記ケースとして、異なる高さの蓄積状態を持つ段付きケースを使用することができ、
    −前記ケースの内容物の高さを測定する荷高測定部と、
    −前記荷高測定部の測定結果に基づき、前記ケースの蓄積状態を変更できる変更部と
    を有することを特徴とするケース移載装置
  2. 請求項1に記載のケース移載装置であって、
    −前記ケースの仕分け先情報を取得する仕分け先情報取得部と、
    −前記ケースを仕分け先ごとに分岐する仕分け先別分岐部と
    さらに有し、前記ケース運搬部で運搬される前記ケースを、前記仕分け先情報取得部から取得した仕分け先情報によって、前記仕分け先別分岐部にて仕分け先の前記蓄積部へと仕分け、更に、前記蓄積部から前記ケースを前記移載部によって所定の前記搬出手段へと運搬することを特徴とするケース移載装置。
  3. 請求項1に記載のケース移載装置であって、前記ケースとして、少なくとも2種類の高さを有するケースを使用することができ、
    −前記高さの異なるケースのうち1種類のケースを、前記ケース運搬部から分岐し、一時保管することができるケースバッファ
    を有することを特徴とするケース移載装置。
  4. 請求項1に記載のケース移載装置であって、
    −前記移載部に載置された前記ケースを仮置きするための蓄積ケース仮置きエリアを有することを特徴とするケース移載装置。
  5. 請求項1に記載のケース移載装置であって、
    −前記ケース運搬部からリジェクトすべき前記ケースを分岐するリジェクト分岐部と、
    −前記リジェクト分岐部で分岐された前記ケースを再投入する再投入エリアとを有することを特徴とするケース移載装置。
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