JP6344295B2 - ハイブリッド車両 - Google Patents

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Description

この発明は、ハイブリッド車両に関し、特に、内燃機関に噴射するための燃料の圧力を検出する燃圧センサを備えたハイブリッド車両に関する。
特開2013−68127号公報(特許文献1)は、内燃機関の運転中に燃圧センサの異常診断を実行できる内燃機関の制御装置を開示する。この制御装置は、燃圧センサの異常診断をするために、燃料ポンプの駆動デューティを診断用デューティに設定する。その結果、燃圧がリリーフバルブの開弁圧にまで上昇する。この場合において、燃圧センサが開弁圧付近の圧力を検出していない場合に、この制御装置は、燃圧センサが異常であると判定する。
特開2013−68127号公報
内燃機関の負荷が変動すると、内燃機関に噴射される燃料の量と、燃料ポンプから供給される燃料の量とにアンバランスが生じる。その結果、過渡的に燃圧が変動する。このような燃圧の変動が燃圧センサの異常診断中に生じると、異常診断の精度が低下し得る。つまり、内燃機関の負荷が変動している際に、燃圧センサの異常診断を実行すると、異常診断の精度が低下し得る。
この発明は、かかる課題を解決するためになされたものであり、その目的は、燃圧センサを備えたハイブリッド車両において、燃圧センサの異常診断の精度を向上させることである。
この発明に係るハイブリッド車両は、複数の動力源を有し、内燃機関と、燃料供給装置と、制御装置と、排気浄化装置とを備える。内燃機関は、複数の動力源のうちの一つである。燃料供給装置は、内燃機関に燃料を供給する。排気浄化装置は、触媒を用いて内燃機関から排出された排気を浄化する。制御装置は、内燃機関および燃料供給装置を制御するように構成され、内燃機関の出力の目標値を一定に維持した状態で触媒を暖機する触媒暖機制御を実行可能である。また、燃料供給装置は、貯留部と、ポンプと、燃圧センサとを含む。貯留部は、燃料噴射弁から噴射するための燃料を貯留する。ポンプは、燃料を加圧することで、燃料を貯留部へ供給する。燃圧センサは、貯留部に貯留される燃料の圧力を検出する。また、制御装置は、触媒暖機制御の実行中に、圧力を所定圧に維持するようにポンプを制御し、その際の燃圧センサの検出値に基づいて燃圧センサの異常診断を実行する。
このような構成とすることにより、このハイブリッド車両は、内燃機関の出力の目標値が一定の状態で燃圧センサの異常診断を実行できる。その結果、このハイブリッド車両は、燃圧センサの異常診断の精度を向上できる。
この発明によれば、燃圧センサを備えたハイブリッド車両は、燃圧センサの異常診断の精度を向上できる。
この発明の実施の形態によるハイブリッド車両の全体ブロック図である。 燃料供給に関するエンジンおよび燃料供給装置の構成を示した図である。 触媒暖機制御の手順を説明するフローチャートである。 低圧燃圧センサの合理性チェックの処理手順を説明するフローチャートである。 低圧燃圧センサの合理性チェックが行われている際の目標燃圧および燃圧の動きを示したタイムチャートである。
以下、本発明に係る実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一又は相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
<1.ハイブリッド車両の全体構成の説明>
図1は、この実施の形態によるハイブリッド車両の全体ブロック図である。ハイブリッド車両1は、エンジン10と、燃料供給装置15と、排気浄化装置17と、モータジェネレータ20,30と、動力分割機構40と、リダクション機構58と、駆動輪62と、パワーコントロールユニット(PCU(Power Control Unit))60と、バッテリ70と、制御装置100とを備える。
ハイブリッド車両1は、エンジン10およびモータジェネレータ30の少なくとも一方を駆動源として走行する。言い換えると、ハイブリッド車両1は、少なくとも2つの動力源を有する。エンジン10、モータジェネレータ20およびモータジェネレータ30は、動力分割機構40に連結される。モータジェネレータ30の回転軸16には、リダクション機構58が連結される。回転軸16は、リダクション機構58を介して駆動輪62と連結されるとともに、動力分割機構40を介してエンジン10のクランクシャフトに連結される。
動力分割機構40は、エンジン10の駆動力をモータジェネレータ20と回転軸16とに分割する。モータジェネレータ20は、動力分割機構40を介してエンジン10のクランクシャフトを回転させることにより、エンジン10を始動するスターターとして機能し得る。動力分割機構40は、たとえば遊星歯車機構によって構成される。この場合において、遊星歯車機構のサンギヤには、モータジェネレータ20の回転軸が連結され、キャリアにはエンジン10のクランクシャフトが連結され、リングギヤにはモータジェネレータ30の回転軸16およびリダクション機構58を経由して駆動輪62が連結される。
モータジェネレータ20,30は、いずれも発電機としても電動機としても作動し得る周知の同期発電電動機である。モータジェネレータ20は、動力分割機構40を経由して伝達されたエンジン10の出力を用いてバッテリ70の充電電力を生成する「発電機構」を構成する。また、モータジェネレータ30がバッテリ70からの電力によって「電動機」として動作することによって車両駆動力を発生するための機構が実現される。モータジェネレータ20,30は、PCU60に接続され、PCU60は、バッテリ70に接続される。
排気浄化装置17は、エンジン10に連結される。排気浄化装置17は、エンジン10から排出された排気を触媒を用いて浄化する。エンジン10から排出された排気ガスは、排気浄化装置17により浄化された後、車外に排出される。
制御装置100は、パワーマネジメント用電子制御ユニット(Electronic Control Unit;以下「PM−ECU」と称する)140と、エンジン用電子制御ユニット(以下「エンジンECUと称する)141と、モータ用電子制御ユニット(以下「モータECU」と称する)142と、バッテリ用電子制御ユニット(以下「バッテリECU」と称する)143とを含む。
PM−ECU140は、エンジンECU141と、モータECU142と、バッテリECU143とに、図示しない通信ポートを介して接続される。PM−ECU140は、エンジンECU141、モータECU142およびバッテリECU143の各々と各種制御信号やデータのやり取りを行なう。
モータECU142は、PCU60に接続され、モータジェネレータ20,30の駆動を制御する。バッテリECU143は、バッテリ70の充放電電流の積算値に基づいて、残容量(以下「SOC(State Of Charge)」と称する)を演算する。
エンジンECU141は、エンジン10および燃料供給装置15に接続される。エンジンECU141は、エンジン10および燃料供給装置15を制御する。エンジンECU141は、エンジン10の運転状態を検出する各種センサから信号の入力を受け付ける。エンジンECU141は、各種センサから入力された信号に基づいて、燃料噴射制御、点火制御、および吸入する空気量の調節制御等のエンジン10の運転制御を行なう。また、エンジンECU141は、燃料供給装置15を制御してエンジン10に燃料を供給する。また、エンジンECU141は、エンジン10の始動時に排気浄化装置17の内部に設けられた触媒の温度が所定の温度よりも低い場合に、触媒の暖機を行う。特に、この実施の形態においては、エンジンECU141は、エンジン10の出力を一定にするようにエンジン10を制御した状態で触媒を暖機する触媒暖機制御を実行する。出力としては、パワー(エンジンの回転数×トルク)が代表的である。しかしながら、必ずしもこのような構成に限られない。例えば、エンジン10の回転数やトルクを一定とするような構成としてもよい。触媒暖機制御の詳細については後述する。
<2.エンジンおよび燃料供給装置の構成の説明>
図2は、燃料供給に関する、エンジン10および燃料供給装置15の構成を示した図である。なお、この実施の形態は、筒内噴射とポート噴射とを併用するデュアル噴射タイプの内燃機関を採用するハイブリッド車の場合の例を示す。例えば、この実施の形態に係る内燃機関は、直列4シリンダのガソリンエンジンである。
エンジン10は、吸気マニホールド36と、吸気ポート21と、シリンダブロックに設けられた4つのシリンダ11とを含む。吸入空気AIRは、シリンダ11中の図示しないピストンが下降するときに、吸気口管から吸気マニホールド36および吸気ポート21を通って各シリンダ11に流入する。エンジン10は、ハイブリッド車両1が有する複数の動力源のうちの一つであるといえる。
燃料供給装置15は、低圧燃料供給機構50と、高圧燃料供給機構80とを含む。燃料供給装置15は、エンジン10に燃料を供給する。低圧燃料供給機構50は、燃料圧送部51と、低圧燃料配管52と、低圧デリバリーパイプ53と、低圧燃圧センサ53aと、ポート噴射弁54とを含む。
燃料圧送部51は、燃料タンク511と、フィードポンプ512と、サクションフィルタ513と、燃料フィルタ514と、リリーフ弁515とを含む。
燃料タンク511は、エンジン10で消費される燃料、たとえばガソリンを貯留する。サクションフィルタ513は、異物の吸入を阻止する。燃料フィルタ514は、吐出燃料中の異物を除去する。リリーフ弁515は、フィードポンプ512から吐出される燃料の圧力が上限圧力に達すると開弁し、燃料の圧力が上限圧力に満たない間は閉弁状態を維持する。
低圧燃料配管52は、燃料圧送部51から低圧デリバリーパイプ53までを連結する。なお、低圧燃料配管52は、燃料パイプに限定されるものではなく、燃料通路が貫通して形成される1つの部材や、互いの間に燃料通路が形成される複数の部材であってもよい。
低圧デリバリーパイプ53は、シリンダ11の直列配置方向の一端側で、低圧燃料配管52に連結される。低圧デリバリーパイプ53は、フィードポンプ512により加圧されてポート噴射弁54から噴射される燃料を貯留する。低圧デリバリーパイプ53には、ポート噴射弁54が連結される。低圧デリバリーパイプ53には、内部の燃料圧力を検出する低圧燃圧センサ53aが装着される。
ポート噴射弁54は、噴孔部54aを各シリンダ11に対応する吸気ポート21内に露出するポート噴射用インジェクタである。ポート噴射弁54が開くと、低圧デリバリーパイプ53内の加圧された燃料が、ポート噴射弁54の噴孔部54aから吸気ポート21内に噴射される。
フィードポンプ512は、エンジンECU141から受ける指令信号に基づいて駆動および停止する。フィードポンプ512は、燃料タンク511内から燃料を汲み上げ、たとえば1MPa(メガパスカル)未満の一定可変範囲内の圧力に加圧して吐出することが可能である。つまり、フィードポンプ512は、燃料を加圧することで、燃料を低圧デリバリーパイプ53へ供給する。さらに、フィードポンプ512は、エンジンECU141の制御により、単位時間当りの吐出量や吐出圧を変化させることが可能である。
一方、高圧燃料供給機構80は、高圧ポンプ81と、チェック弁82aと、高圧燃料配管82と、高圧デリバリーパイプ83と、高圧燃圧センサ83aと、筒内噴射弁84とを含む。
筒内噴射弁84は、噴孔部84aを各シリンダ11の燃焼室内に露出する筒内噴射用インジェクタである。筒内噴射弁84が開くとき、高圧デリバリーパイプ83内の加圧された燃料が筒内噴射弁84の噴孔部84aからシリンダ11内に噴射される。
高圧ポンプ81は、低圧燃料配管52と高圧燃料配管82との間に設けられる。チェック弁82aによって、高圧燃料配管82から高圧ポンプ81への燃料の逆流が防止される。
高圧デリバリーパイプ83は、シリンダ11の直列配置方向の一端側で、高圧燃料配管82に連結される。高圧デリバリーパイプ83には、筒内噴射弁84が連結される。高圧デリバリーパイプ83には、内部の燃料圧力を検出する高圧燃圧センサ83aが装着される。
エンジンECU141は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、入力インターフェース回路、出力インターフェース回路等を含んで構成される。エンジンECU141は、PM−ECU140からエンジン起動/停止指令を受けて、エンジン10および燃料供給装置15を制御する。
具体的には、エンジンECU141は、アクセル開度、吸入する空気量、及びエンジン回転速度等に基づいて、燃焼ごとに必要な燃料噴射量を算出する。そして、エンジンECU141は、算出した燃料噴射量に基づいて、ポート噴射弁54および筒内噴射弁84への噴射指令信号などを適時に出力する。
エンジンECU141は、エンジン10の始動時に、ポート噴射弁54による燃料噴射を最初に実施させる。そして、エンジンECU141は、高圧燃圧センサ83aにより検出される高圧デリバリーパイプ83内の燃料圧力が予め設定された圧力値を超えたとき、筒内噴射弁84への噴射指令信号の出力を開始する。
また、エンジンECU141は、たとえば筒内噴射弁84からの筒内噴射を基本としながら、エンジン10の始動暖機時や低回転高負荷時等のように筒内噴射では混合気形成が不十分となる特定の運転状態下では、ポート噴射を併用する。或いは、エンジンECU141は、たとえば筒内噴射弁84からの筒内噴射を基本としながら、ポート噴射が有効な高回転高負荷時等にポート噴射弁54からのポート噴射を実行する。
また、エンジンECU141は、触媒暖機制御を実行する。以下、触媒暖機制御について詳細に説明する。
<3.触媒暖機制御の説明>
図3は、この実施の形態による触媒暖機制御の手順を説明するフローチャートである。イグニッションキー(スタートスイッチ等でもよい)を介して、ドライバからハイブリッド車両1の始動指示を受け付けた際に、排気浄化装置17の内部に配置されている触媒の温度が所定温度以下である場合には、エンジンECU141は、触媒の暖機を開始するようエンジン10を制御する(ステップS100)。触媒が所定温度以下である場合には、排気浄化装置17が排気を十分に浄化できないからである。なお、エンジンECU141は、排気浄化装置17の内部に設けられた温度センサを用いることで触媒の温度を検出してもよいし、エンジン10による吸入空気量等から推定してもよい。
ステップS100において、触媒暖機制御が開始されると、エンジンECU141は、出力の目標値が一定となるようにエンジン10を制御する(ステップS110)。このように制御する理由を次に説明する。触媒暖機制御の実行中においては、触媒は未だに十分に活性化していない。したがって、このような状態では、排気浄化装置17は、排気ガスを十分に浄化できない。このような状態において、排気浄化装置17の浄化能力を超える排気ガスを排出するレベルのエンジン出力がドライバから要求されたとする。この場合に、ドライバから要求された通りのエンジン出力が許可されると、排気浄化装置17は、排気ガスを十分に浄化できない。そこで、ハイブリッド車両1は、触媒暖機制御の実行中においては、エンジン10の出力の目標値を、排気浄化装置17の浄化能力を超えない範囲で一定となるようにしている。これにより、ハイブリッド車両1は、触媒暖機制御の実行中においても効果的に浄化された排気ガスを排出することとなる。
なお、この実施の形態においては、エンジンECU141は、触媒暖機制御の実行中のすべての期間において、出力の目標値が一定となるようにエンジン10を制御することとしている。しかしながら、必ずしもこのような構成である必要はない。例えば、エンジンECU141は、触媒暖機制御の実行中において、触媒の温度が上昇するにつれて段階的に出力の目標値を上げていくようにエンジン10を制御してもよい。触媒の温度が上昇するにつれて、触媒の浄化能力も向上するからである。なお、この場合においても、各段階においては、エンジン10の出力の目標値は一定とすることとする。
触媒暖機制御の実行中に、排気浄化装置17の浄化能力を超えるような出力の要求がドライバからなされたとする。このような場合であっても、ハイブリッド車両1は、ドライバからのアクセル操作があった際に、足りない出力をモータジェネレータ30により補える。したがって、ドライバから要求されたエンジン出力と、エンジン10の出力とに差があったとしても、ハイブリッド車両1は、エンジン10以外の動力源であるモータジェネレータ20、30によりその差を補える。
ステップS110において、出力の目標値が一定となるようにエンジン10が制御されると、エンジンECU141は、触媒暖機制御が完了したか否かを判断する(ステップS120)。例えば、エンジンECU141は、エンジン10による吸入空気量等から触媒の温度を推定し、推定した温度に基づいて触媒の暖機が完了したか否かを判断する。
ステップS120において、触媒暖機制御が完了したと判断されると(ステップS120においてYES)、エンジンECU141は、本フローチャートに示す制御から抜け、通常のエンジン制御を開始する。ここで、通常のエンジン制御とは、ドライバからの指示通りにエンジン10の出力を決定する制御のことである。一方、ステップS120において、触媒暖機制御が完了していないと判断されると(ステップS120においてNO)、ステップS110に戻り、エンジンECU141は、継続して出力が一定となるようにエンジン10を制御する。
<4.燃圧センサ合理性チェック制御の説明>
再び図2を参照して、低圧燃料供給機構50において、フィードポンプ512は、可変燃圧制御を行うことができる。このように、フィードポンプ512を制御することは、以下の点で好ましい。まず、エンジンが高温となると内部の燃料が気化する。低圧デリバリーパイプ53は、燃料の気化を防ぐため、気化しない程度に燃料に圧力をかける必要がある。一方、圧力を高くしすぎると、ポンプの負荷が大きくなり、エネルギロスが大きくなる。燃料の気化を防止するための圧力は温度によって変化する。したがって、低圧燃料供給機構50は、燃料の温度に応じた必要なだけの圧力を低圧デリバリーパイプ53にかけることでエネルギロスを少なくできる。また、低圧燃料供給機構50は、フィードポンプ512を適切に制御することによって、エンジンが消費した量に相当する分の燃料を送出するようにすれば、無駄に加圧するエネルギを節約できる。したがって、フィードポンプ512による可変燃圧制御を行う構成は、一旦余分に加圧してからプレッシャレギュレータで圧力を一定にする構成よりも燃費を向上させる点で有利である。
フィードポンプ512による可変燃圧制御においては、低圧デリバリーパイプ53に設けられた低圧燃圧センサ53aの検出値の信頼性を確保する必要がある。この実施の形態に従うハイブリッド車両1では、エンジンECU141によりフィードポンプ512を制御することによって、リリーフ弁515が作動する圧力(上限圧)まで燃圧を上昇させ、そのときの低圧燃圧センサ53aの検出値が上記上限圧を示すか否かを確認する燃圧センサ合理性チェック(燃圧センサの異常診断)を実行する。
ところで、エンジン10の負荷が変動すると、エンジン10に噴射される燃料の量と、フィードポンプ512から供給される燃料の量とにアンバランスが生じる。その結果、過渡的に燃圧が変動する。このような燃圧の変動が低圧燃圧センサ53aの異常診断中に生じると、異常診断の精度が低下し得る。つまり、エンジン10の負荷が変動している際に、低圧燃圧センサ53aの異常診断を実行すると、異常診断の精度が低下し得る。
そこで、この実施の形態では、エンジン10の出力の目標値を一定に維持した状態で触媒を暖機する触媒暖機制御が実行されている際に、エンジンECU141は、低圧燃圧センサ53aの異常診断を実行することとした。これにより、このハイブリッド車両1は、エンジン10の出力の目標値が一定の状態で低圧燃圧センサ53aの異常診断を実行できる。その結果、このハイブリッド車両1は、低圧燃圧センサ53aの異常診断の精度を向上できる。
図4は、この実施の形態による低圧燃圧センサ53aの合理性チェックの処理手順を説明するフローチャートである。図4を参照して、イグニッションキー(スタートスイッチ等でもよい)を介して、ドライバからハイブリッド車両1の始動指示を受け付けると、エンジンECU141は、触媒暖機制御を実行中か否かを判断する(ステップS200)。
触媒暖機制御が実行中でないと判断されると(ステップS200においてNO)、エンジンECU141は、低圧デリバリーパイプ53に加える目標燃圧を通常時(燃圧センサ合理性チェックの非実行時)の所定の燃圧P1に設定する(ステップS240)。なお、この通常時の燃圧P1は、エンジンの運転条件に基づいて設定され得る。
一方、ステップS200において、触媒暖機制御が実行中であると判断されると(ステップS200においてYES)、エンジンECU141は、低圧燃圧センサ53aの合理性チェックを実行済みか否かを判断する(ステップS210)。
合理性チェックを既に実行していると判断された場合には(ステップS210においてYES)、ステップS200において触媒暖機制御を実行中でないと判断した場合と同様、エンジンECU141は、低圧デリバリーパイプ53にかける目標燃圧を所定の燃圧P1に設定する(ステップS240)。
一方、ステップS210において、合理性チェックが未だに実行されていないと判断された場合には(ステップS210においてNO)、エンジンECU141は、低圧デリバリーパイプ53の目標燃圧を燃圧センサ合理性チェック用の燃圧PH(PH>P1)に設定する(ステップS220)。この燃圧PHは、リリーフ弁515が作動する上限圧である。
目標燃圧が燃圧PHに設定されると、エンジンECU141は、燃圧センサ合理性チェックを実行する(ステップS230)。具体的には、エンジンECU141は、低圧燃圧センサ53aの検出値を取得する。そして、エンジンECU141は、取得した検出値が所定範囲内(例えば目標燃圧PHの±a%)である状態が所定時間継続した場合に、低圧燃圧センサ53aが正常であると判断する。一方、低圧燃圧センサ53aの検出値が上記所定範囲内である状態が所定時間継続しない場合には、エンジンECU141は、低圧燃圧センサ53aが異常であると判断する。
図5は、低圧燃圧センサ53aの合理性チェックが行われている際の目標燃圧および燃圧の動きを示したタイムチャートである。図5を参照して、横軸は時間を示し、縦軸は低圧デリバリーパイプ53内の燃料の燃圧を示す。時刻t1において触媒暖機制御が開始され、時刻t3において触媒暖機制御が完了する。つまり、時刻t1と時刻t3との間の期間が触媒暖機制御が実行されている期間ということになる。
時刻t1の後の時刻t2のタイミングにおいて、低圧デリバリーパイプ53内の燃料の目標燃圧が上昇を開始する。「目標燃圧」と示される実線が低圧デリバリーパイプ53内の燃料の目標燃圧の推移を示す。図5の例においては、低圧燃圧センサ53aの合理性チェックが未だに実行されておらず、目標燃圧はPHまで上昇している。
時刻t2のタイミングにおいては、低圧デリバリーパイプ53内の燃料の目標燃圧の上昇と合わせて、低圧燃圧センサ53aの検出値も上昇を開始する。「燃圧センサの検出値」と示される実線と破線とが低圧燃圧センサ53aの検出値の推移を示す。検出値として2つの例が示されている。この実施の形態においては、触媒暖機制御の実行中の所定の判断期間において、低圧燃圧センサ53aの合理性チェックが実行される。例えば、図5の例においては、「判断期間」と示される期間に合理性チェックが実行される。低圧燃圧センサ53aの検出値が実線で示される検出値であった場合(A)、この検出値は、所定の判断期間において、所定範囲内(PH±a)に収まっている。したがって、エンジンECU141は、低圧燃圧センサ53aが正常であると判断する。一方、低圧燃圧センサ53aの検出値が破線で示される検出値であった場合(B)、この検出値は、所定の判断期間において、所定範囲内(PH±a)に収まっていない。したがって、エンジンECU141は、低圧燃圧センサ53aが異常であると判断する。
このように、この実施の形態において、エンジンECU141は、触媒暖機制御の実行中に、低圧デリバリーパイプ53に貯留される燃料の圧力を所定圧とするようにフィードポンプ512を制御し、その際の低圧燃圧センサ53aの検出値に基づいて低圧燃圧センサ53aの合理性チェックを実行する。これにより、ハイブリッド車両1は、エンジン10の出力の目標値が一定の状態で低圧燃圧センサ53aの異常診断を実行できる。その結果、ハイブリッド車両1は、低圧燃圧センサ53aの異常診断の精度を向上できる。
なお、上記の各実施の形態においては、制御装置100は、PM−ECU140、エンジンECU141、モータECU142、及びバッテリECU143を含んで構成されるものとしたが、このようにECUを分散させずに制御装置100を1つのECUで構成してもよい。
また、図1で示したハイブリッド車両1は、シリーズ・パラレル型のハイブリッド車両であり、エンジン10及びモータジェネレータ30の少なくとも一方を駆動源として走行可能に構成されるものであったが、他の方式のハイブリッド車両であっても、上記の各実施の形態において説明した制御を実行可能である限り本発明を適用可能である。
また、図2では、筒内噴射弁とポート噴射弁とを有するエンジンを例示したが、本発明は、筒内噴射弁が無くポート噴射弁のみを有するエンジンに適用することも可能である。
なお、上記において、エンジン10は、この発明における「内燃機関」の一実施例に対応し、燃料供給装置15は、この発明における「燃料供給装置」の一実施例に対応し、エンジンECU141は、この発明における「制御装置」の一実施例に対応し、排気浄化装置17は、この発明における「排気浄化装置」の一実施例に対応する。さらに、低圧デリバリーパイプ53は、この発明における「貯留部」の一実施例に対応し、フィードポンプ512は、この発明における「ポンプ」の一実施例に対応し、低圧燃圧センサ53aは、この発明における「燃圧センサ」の一実施例に対応する。
この実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内のすべての変更が含まれることが意図される。
この発明は、内燃機関に噴射するための燃料の圧力を検出する燃圧センサを備えたハイブリッド車両に適用できる。
1 ハイブリッド車両、10 エンジン、11 シリンダ、15 燃料供給装置、16 回転軸、17 排気浄化装置、20,30 モータジェネレータ、21 吸気ポート、36 吸気マニホールド、40 動力分割機構、50 低圧燃料供給機構、51 燃料圧送部、52,52a 低圧燃料配管、53 低圧デリバリーパイプ、53a 低圧燃圧センサ、54 ポート噴射弁、54a,84a 噴孔部、58 リダクション機構、62 駆動輪、70 バッテリ、80 高圧燃料供給機構、81 高圧ポンプ、82 高圧燃料配管、82a チェック弁、83a 高圧デリバリーパイプ、84 筒内噴射弁、100 制御装置、140 PM−ECU、141 エンジンECU、142 モータECU、143 バッテリECU、511 燃料タンク、512 フィードポンプ、513 サクションフィルタ、514 燃料フィルタ、515 リリーフ弁。

Claims (1)

  1. 複数の動力源を有するハイブリッド車両であって、
    内燃機関と、
    前記内燃機関に燃料を供給する燃料供給装置と、
    触媒を用いて前記内燃機関から排出された排気を浄化する排気浄化装置と、
    前記内燃機関および前記燃料供給装置を制御する制御装置とを備え、
    前記燃料供給装置は、
    燃料噴射弁から噴射するための燃料を貯留する貯留部と、
    燃料を加圧することで、燃料を前記貯留部へ供給するポンプと、
    前記貯留部に貯留される燃料の圧力を検出する燃圧センサとを含み、
    前記制御装置は、
    前記内燃機関の出力を一定にするように前記内燃機関を制御した状態で前記触媒を暖機する触媒暖機制御を実行し、
    前記圧力を所定圧に維持するように前記ポンプを制御し、その際の前記燃圧センサの検出値に基づいて前記燃圧センサの異常診断を実行し、
    前記制御装置は、前記触媒暖機制御の実行中に前記異常診断を実行する、
    ハイブリッド車両。
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