JP6344211B2 - モータ駆動装置 - Google Patents
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Description
プッシュプル回路100から出力するノイズ抑制電流でノイズ電流を低減すればこのノイズによる漏洩電流も低減される一方、前述したように無用な流入電流と流出電流(漏洩電流)も流れてしまう。
巻線を内部に備えて筐体がフレームグランドに接続されたモータの前記巻線に印加する相電圧を出力するインバータと、PWM制御によって生成されたスイッチング信号を前記インバータへ出力するインバータ制御部とを備えたモータ駆動装置であって、
前記モータ駆動装置は、
前記インバータが、前記巻線のいずれかに前記相電圧を印加した時、前記モータの筐体から前記フレームグランドに向かって流れるノイズ電流と逆方向の電流である正ノイズ抑制電流を予め定めた第1所定時間だけ流して前記ノイズ電流を抑制する正ノイズ抑制部と、
前記インバータが前記巻線の前記相電圧を印加しなくなった時、前記フレームグランドから前記モータの筐体に向かって流れるノイズ電流と逆方向の電流である負ノイズ抑制電流を予め定めた第2所定時間だけ流して前記ノイズ電流を抑制する負ノイズ抑制部と、
所定電圧を出力する電源部と、
前記スイッチング信号により前記相電圧が印加されるタイミングでパルス時間幅が前記第1所定時間の相電圧印加開始信号と、前記スイッチング信号により前記相電圧の印加をしなくなったタイミングでパルス時間幅が前記第2所定時間の相電圧印加終了信号とを出力する相電圧変化検出手段とを備え、
前記正ノイズ抑制部は、前記電源部の負極出力端と前記フレームグランドとの間に直列に接続される、第1コンデンサ及び前記相電圧印加開始信号によってオンとされる第1スイッチ素子とを備え、
前記負ノイズ抑制部は、前記電源部の正極出力端と前記フレームグランドとの間に直列に接続される、第2コンデンサ及び前記相電圧印加終了信号によってオンとされる第2スイッチ素子とを備えていることを特徴とする。
モータ駆動装置1は、図示しない交流電源が接続される入力端2aと入力端2bに接続されたフィルタ部3と、フィルタ部3の出力側に接続された整流器4と、整流器4の出力側に接続された昇圧チョッパ回路5と、昇圧チョッパ回路5の出力側に接続されるインバータ6と、三相モータ7の回転位置を検出する回転位置検出部9と、回転位置検出部9から出力される回転位置信号によって三相モータ7を指示された回転数で駆動する駆動信号(スイッチング信号)をPWM制御により生成してインバータ6へ出力するインバータ制御部8を備えている。なお、モータ駆動装置1の内のインバータ6の出力側には内部に巻線を備えた三相モータ7が接続されている。
そして、IGBT6upとIGBT6unとはトーテムポ−ル型に直列接続され、その接続点は巻線7uの他端に接続されている。この接続点の電圧をU相電圧と呼称する。また、IGBT6vpとIGBT6vnとはトーテムポ−ル型に直列接続され、その接続点は巻線7vの他端に接続されている。この接続点の電圧をV相電圧と呼称する。また、IGBT6wpとIGBT6wnとはトーテムポ−ル型に直列接続され、その接続点は巻線7wの他端に接続されている。この接続点の電圧をW相電圧と呼称する。
なお、上アームの各IGBTのコレクタ端子は昇圧チョッパ回路5の正極側に、下アームの各IGBTのエミッタ端子は昇圧チョッパ回路5の負極側(シグナルグランド側)にそれぞれ接続されている。また、上アームの各IGBTのエミッタ端子は下アームの各IGBTのコレクタ端子にそれぞれ接続されている。
オア回路11には駆動信号UPと駆動信号VPと駆動信号WPとが入力され、オア回路12には駆動信号UNと駆動信号VNと駆動信号WNとが入力され、オア回路11とオア回路12のそれぞれの出力はアンド回路13に入力されている。そしてアンド回路13の出力はエッジ検出部14に入力されている。
また、電源部40は、シグナルグランドの電位を中心として正電圧(Vn+)と負電圧(Vn−)を出力しており、正ノイズ抑制部30は負電圧(Vn−)をフレームグランドへ、負ノイズ抑制部20は正電圧(Vn+)をそれぞれフレームグランドに印加することでフレームグランドにノイズ電流と逆方向に電流を流し、三相モータ7で発生するノイズ電流(漏洩電流)を抑制するようになっている。なお、正ノイズ抑制部30から出力される電流を正ノイズ抑制電流、負ノイズ抑制部20から出力される電流を負ノイズ抑制電流とそれぞれ呼称する。
図2の横方向は時間を示し、縦方向は電圧を示している。図2(1)〜図2(6)はインバータ制御部8が出力する駆動信号UPから駆動信号WNをそれぞれ示しており、これらの信号はハイレベルで対応するIGBTがオンに、また、ローレベルで対応するIGBTがオフにそれぞれ駆動される。
図2(7)はU相電圧、図2(8)はV相電圧、図2(9)はW相電圧をそれぞれ示している。なお、なお、t1〜t9時刻を示している。また、図2において角度は全て電気角を示す。
このため本実施例で説明した120度通電方式のモータ駆動に限るものでなく、PWM制御方式を用いて相電圧を制御するもの、例えば正弦波駆動方式のモータ駆動にも適用できる。
2a 入力端
2b 入力端
3 フィルタ部
3a コンデンサ
3b コンデンサ
3c コンデンサ
3d コモンモードチョークコイル
4 整流器
5 昇圧チョッパ回路
6 インバータ
6un IGBT
6up IGBT
6vn IGBT
6vp IGBT
6wn IGBT
6wp IGBT
7 三相モータ
7u 巻線
7v 巻線
7w 巻線
8 インバータ制御部
9 回転位置検出部
10 相電圧変化検出部
11 オア回路
12 オア回路
13 アンド回路
14 エッジ検出部
20 負ノイズ抑制部
22 トランジスタ(第2スイッチ素子)
23 抵抗
24 コンデンサ(第2コンデンサ)
30 正ノイズ抑制部
32 トランジスタ(第1スイッチ素子)
33 抵抗
34 コンデンサ(第1コンデンサ)
40 電源部
21 駆動回路A
31 駆動回路B
Claims (1)
- 巻線を内部に備えて筐体がフレームグランドに接続されたモータの前記巻線に印加する相電圧を出力するインバータと、PWM制御によって生成されたスイッチング信号を前記インバータへ出力するインバータ制御部とを備えたモータ駆動装置であって、
前記モータ駆動装置は、
前記インバータが、前記巻線のいずれかに前記相電圧を印加した時、前記モータの筐体から前記フレームグランドに向かって流れるノイズ電流と逆方向の電流である正ノイズ抑制電流を予め定めた第1所定時間だけ流して前記ノイズ電流を抑制する正ノイズ抑制部と、
前記インバータが前記巻線の前記相電圧を印加しなくなった時、前記フレームグランドから前記モータの筐体に向かって流れるノイズ電流と逆方向の電流である負ノイズ抑制電流を予め定めた第2所定時間だけ流して前記ノイズ電流を抑制する負ノイズ抑制部と、
所定電圧を出力する電源部と、
前記スイッチング信号により前記相電圧が印加されるタイミングでパルス時間幅が前記第1所定時間の相電圧印加開始信号と、前記スイッチング信号により前記相電圧の印加をしなくなったタイミングでパルス時間幅が前記第2所定時間の相電圧印加終了信号とを出力する相電圧変化検出手段とを備え、
前記正ノイズ抑制部は、前記電源部の負極出力端と前記フレームグランドとの間に直列に接続される、第1コンデンサ及び前記相電圧印加開始信号によってオンとされる第1スイッチ素子とを備え、
前記負ノイズ抑制部は、前記電源部の正極出力端と前記フレームグランドとの間に直列に接続される、第2コンデンサ及び前記相電圧印加終了信号によってオンとされる第2スイッチ素子とを備えていることを特徴とするモータ駆動装置。
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JP2014235146A JP6344211B2 (ja) | 2014-11-20 | 2014-11-20 | モータ駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2014235146A JP6344211B2 (ja) | 2014-11-20 | 2014-11-20 | モータ駆動装置 |
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JP6344211B2 true JP6344211B2 (ja) | 2018-06-20 |
Family
ID=56077710
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2014235146A Active JP6344211B2 (ja) | 2014-11-20 | 2014-11-20 | モータ駆動装置 |
Country Status (1)
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-
2014
- 2014-11-20 JP JP2014235146A patent/JP6344211B2/ja active Active
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