JP6341725B2 - 加飾樹脂成形品 - Google Patents
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Description
たとえば、表面に蒸着による金属蒸着膜が形成された光透過性の樹脂成形品として、ハーフミラーにおけるよりも蒸着膜の膜厚を薄くすることにより、見る方向によっては若干のメタル様の感じを付与させながら、優れた透明性を保持した状態で、使用する金属による独特な色合いを出色させることができるものが従来から知られている(特許文献1参照)。
その理由は、通常、治具を取り付けるのは樹脂成形品のゲート部(成形樹脂の注入部)であり、蒸着工程終了後に不要なゲート部をカットする必要があり、カットした部分だけに蒸着膜が形成されていないので、樹脂成形品にカットしたゲート部の跡が残るからである。
透明樹脂基材および透明トップコート層の実施形態として、透明樹脂基材は、着色透明樹脂基材であり、透明トップコート層は、着色性トップコート層であることを特徴とする構成を採用する。
蒸着膜形成の具体的実施形態として、蒸着膜層は、真空蒸着によるものであることを特徴とする構成を採用し、また、蒸着膜層は、スパッタリングによるものであることを特徴とする構成を採用する。
嵌合部3は、図2に示すキャップDの外周下端部に嵌合するようになっている。
つぎに、オーバーキャップAの外表面である頂壁外表面4と、外周壁外表面5とに蒸着を施す工程について、図1(b)を用いて説明する。
アンダーコート層は、アンカー層とも呼ばれ、アクリル樹脂系の紫外線(UV)硬化塗膜や、加熱乾燥タイプの塗膜等がよく使用されるが、とくに限定されるものではなく、その塗膜厚さは約7〜8μm程度が好ましい。
アンダーコート層を形成することにより、後述する蒸着膜層10をしっかりと頂壁外表面4と外周壁外表面5に密着固定することができ、蒸着膜層10の部分的な剥離を防いで、装飾効果を高品位に維持することができる。
蒸着膜層10は、各種の金属を使用することができ、その膜厚は、使用する金属や蒸着法にもよるが、約1000オングストローム(0.1μm)程度が好ましい。
蒸着する材料に限定はなく、通常アルミニウム、銀、金、銅、ロジウム、クロム、ニッケル、白金、チタン、モリブデン、タングステン等の各種金属を目的に応じて使用できる。
着色性トップコート層11は、着色用の顔料、着色剤等を含んだもので、たとえば紫外線硬化塗料、アクリル系塗料、ウレタン塗料等を使用することができ、その塗膜厚さは約7〜8μm程度が好ましい。
使用する顔料についてとくに制限はなく、たとえばカーボンブラック、酸化鉄、群青、酸化チタン、チタンイエロー、二酸化チタン、無機珪素化合物(雲母類、カオリン類)等を使用することができる。
本実施例のオーバーキャップAは、図1(b)に示すように着色透明樹脂基材としての頂壁外表面4と外周壁外表面5にアンダーコート層9と、蒸着膜層10と、着色性トップコート層11を積層しているが、頂壁内表面6と外周壁下端面7と外周壁内表面8には、アンダーコート層9と、蒸着膜層10と、着色性トップコート層11を形成していない。
このように、本実施例のオーバーキャップAは、あたかも樹脂基材の全面に金色の蒸着膜層を形成したように見せることができるので、樹脂成形品の装飾性を高めることができる。
このオーバーキャップAを使用するに当たって、その嵌合部3は、外表面でないため、蒸着が施されておらず、噴霧ボトルの頭部B等を密封および開封するためにオーバーキャップAを着脱しても、外表面に施された蒸着が噴霧ボトルのキャップDとの摩擦により剥離することを防止できる。
B 頭部
C 金冠
D キャップ
E シリンダー
F ボトル
I 内面視
O 外面視
1 頂壁
2 外周壁
3 嵌合部
4 頂壁外表面
5 外周壁外表面
6 頂壁内表面
7 外周壁下端面
8 外周壁内表面
9 アンダーコート層
10 蒸着膜層
11 トップコート層
Claims (6)
- 蒸着された加飾樹脂成形品であって、
透明樹脂基材からなる容器のような内表面が凹んだ形状の成形品の外表面だけに形成された蒸着膜層と、
蒸着膜層の表面に形成された透明トップコート層とを有することを特徴とする加飾樹脂成形品。 - 透明樹脂基材は、着色透明樹脂基材であり、
透明トップコート層は、着色性トップコート層であることを特徴とする請求項1記載の加飾樹脂成形品。 - 蒸着膜層は、アルミニウム蒸着膜層であることを特徴とする請求項1または2記載の加飾樹脂成形品。
- 蒸着膜層は、真空蒸着によるものであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の加飾樹脂成形品。
- 蒸着膜層は、スパッタリングによるものであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の加飾樹脂成形品。
- 成形品の外表面と蒸着膜層の間に無色透明のアンダーコート層が形成されたことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の加飾樹脂成形品。
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