JP2008035873A - 加飾容器 - Google Patents

加飾容器 Download PDF

Info

Publication number
JP2008035873A
JP2008035873A JP2006209525A JP2006209525A JP2008035873A JP 2008035873 A JP2008035873 A JP 2008035873A JP 2006209525 A JP2006209525 A JP 2006209525A JP 2006209525 A JP2006209525 A JP 2006209525A JP 2008035873 A JP2008035873 A JP 2008035873A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
outer cover
base material
light
cylindrical
container
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006209525A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Matsuoka
和夫 松岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KATSUSHIKA KK
Katsushika Co Ltd
Original Assignee
KATSUSHIKA KK
Katsushika Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KATSUSHIKA KK, Katsushika Co Ltd filed Critical KATSUSHIKA KK
Priority to JP2006209525A priority Critical patent/JP2008035873A/ja
Publication of JP2008035873A publication Critical patent/JP2008035873A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)

Abstract

【課題】
粉体あるいは固形、液体、化粧用塗布具等を収納する化粧料の容器を安価で高級感のある加飾容器にする。
【解決手段】
内面に透明又は半透明な透明塗料を塗布された透明樹脂からなる筒状の外カバーと、筒状の外カバーの内面から離間して組み合わされる筒状のベース材とで外カバーからベース材を透視可能にする。ベース材は化粧料充填容器の表面等を構成するもので、ベース材からの反射光と透明塗料の透過、反射光との合成と外カバーを介した光の屈折により安価で高級感のある加飾容器を提供する。
また内面に偏光微粉末塗料の塗布や銀鏡塗装によるハーフミラーを生成した筒状の外カバーと、筒状の外カバーの内面から離間して組み合わされる筒状のベース材とを有し、外カバーからベース材を透視可能する。
【選択図】図1

Description

本発明は粉体あるいは固形、液体、化粧用塗布具等を収納する化粧料、化粧具等の加飾容器に関する。
一般に容器の外装は商品価値を上げるあるいは他商品と判別する手段として印刷、転写、エンボス加工など多様な形状や色彩、模様が施される。そして透明樹脂を用いる容器は、光の透過、屈折、反射を利用する加飾方法の一つとして多く利用されてきている。
内容物が見える容器を用いる場合は一般に表面に色彩、模様等を施した薄い透明フィルム等を貼着し、模様や化粧品銘柄等を表示される。しかし、透明樹脂の表面に貼着されるデザインやロゴ、マーク等は周囲との擦れなどで損傷する可能性があり、また化粧料中の溶剤部分に侵されるなど損傷や汚れのひどい場合には化粧品銘柄等の判別がつかなくなるといった不都合も生じていた。
他方、多層に構成された容器の層合わせ面に印刷法などで透模様を表出する加飾方法も知られている。たとえば裏面に光を反射するため蒸着処理などを施して表面に透模様を表出する光輝性板と、該光輝性板の上側に裏面に透模様を表出する透明硬質板を挿入した飾体が特許文献1に開示されている。
またクリスチャン・ディオール社より販売されている口紅(商品名、ルージュ・ディオール・アディクト)では透明着色部材を透明樹脂の外装材内側に挿入するキャップは棒状化粧料を内蔵する金属スリーブに被せられている。そのためキャップは透明色と金属光沢とが合成されたメタリックカラーを出現している。
実開昭51−147790号公報
特許文献1及び前記市販品例では加飾の施された半透明樹脂のデザイン、ロゴ,マークなどが外部に直接擦れることがなく磨耗しない。更に二層に重ねあわせた透明樹脂、半透明樹脂の間の光の透過、屈折、反射による輝きが高級感を表現するといった長所を有する。
しかし、これらは透明樹脂に半透明樹脂を挿入した多層構造で飾体を構成するものである。そのため部品点数が増加し部品費、組み立て費、管理費など製品コストが増加するといった問題点があった。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものである。そして、その目的とするところは安価で高級な質感のある加飾容器を提供しようとするものである。
本発明は透明樹脂で形成され内面に塗料を塗布して光透過性のある光透過性塗膜層を形成する筒状の外カバーと、筒状の外カバーの内面に離間して配設される筒状のベース材とからなり、外カバーから塗膜層を介しベース材を透視可能とするものである。
また透明樹脂で形成され内面に光輝性を有する塗料を塗布して光透過性のある反射層を形成する筒状の外カバーと、筒状の外カバーの内面に離間して配設される筒状のベース材とからなり、外カバーから塗膜層を介しベース材を透視可能とするものも良い。
ここで透過性塗膜層とは、染料系塗料のように透明性を有する塗料、顔料系塗料の顔料を微細化したり薄く塗布したりすることで得られる透過性のある透明に形成した塗布層を言う。また反射層とは、光輝性を出現する微細な顔料を有する塗料を光透過性のあるよう塗布し形成した塗膜層を言う。
本発明加飾容器にあっては次に記載する効果を奏する。すなわち、透明樹脂で形成される筒状の外カバーの内面に多様な色彩を有する塗料を塗布することにより、塗布層の表面に分厚いクリア層(透明樹脂層)が配置されるため視覚的に深みのある透明度を表現できる。
筒状の外カバーの内面に光透過性のある塗料を塗布し光透過性塗膜層を形成し、筒状の外カバーの内面側から離間して装着する筒状のベース材に金属光沢を持たせる。この場透過性塗膜層を透過して色調を帯びた光が金属光沢と合成されて高い装飾性を有するメタリックカラーを容易に現出できる。
また筒状の外カバーの内面に光透過性のある反射層として銀鏡塗料等を塗布してハーフミラーを形成する場合、曲面ハーフミラー効果で筒状のベース材の模様、色彩をさらに高級感を伴う多様性を持たせることができる。
また本発明では筒状の外カバー内面に形成される光透過性塗膜層あるいは反射層を一層のみで形成するため筒状のベース材のデザイン、ロゴ、マークや質感の光学的な合成を容易にする。
次に本発明を具体化した実施例について説明する。図1は本発明加飾容器の組み立て説明図で右半分を断面図とした液状化粧料用の噴霧器を示す。液状の化粧料を充填する噴霧器1は螺子装着部21、ノズル、ポンプからなる噴霧部材23及び容器部3より構成される。容器部3は筒状の化粧料充填容器47と内面に染料や微細な顔料を色材とした透光可能な塗料を吹き付けるなどで光透過性塗膜層45あるいは反射層46を形成する筒状の外カバー43で成形される。
化粧料充填容器47の表面は光輝性のある加飾をして筒状の外カバー43を透過した光を反射する筒状のベース材41にされる。筒状のベース材41と筒状の外カバー43との間は離間し空隙部49を形成している。光透過性塗膜層45は筒状の外カバー43の内面と空隙部49で離間して形成されることから障害物に接触し光透過性塗膜層45に傷をつけることがない。さらに空隙部49は筒状の外カバー43の内面に形成される加飾層45と筒状のベース材41とを数ミリ離間することで加飾層45を透過した光と筒状のベース材41の間で光が干渉し合って生ずるモアレ縞の発生を防止する。記号25は化粧料充填容器47を筒状の外カバー43内に固定する止め部材である。
図1では化粧料充填容器47を一体成形して例示しているが螺子装着部21を螺合する上部の雄螺子側と下部の筒側の二体で構成することも良い。一般に化粧料充填容器47が一体成形される場合にはベース材41はガラスあるいはプラスチックで成形され、二体成形される場合にはベース材41は金属あるいはプラスチックで成形される。ベース材41を形成する化粧料充填容器47がガラスの場合、蒸着あるいは塗装、金属の場合メッキ、陽極酸化被膜処理、塗装あるいは磨き処理、プラスチックの場合、着色あるいは蒸着、塗装等で光輝性のある加飾がなされる。
図2は本発明にかかる外カバーの説明図である。筒状の外カバー43はアクリル、AS、ABS、ポリカーボネート等の透明樹脂材料で成形される。外カバー43は無色透明であることが理想的であるが材料特有の透明色や光透過性のある着色、パール材等の練り込みは加飾層45、ベース材41と相乗した色彩や虹色等を表現できる効果を有するもので本発明の範疇にある。こうした透明樹脂で成形された外カバー43の内面には透光可能に塗料が吹き付けられた光透過性塗膜層45あるいは反射層46を形成する。また透明で肉厚に成形された外カバー43はクリア層が分厚くなった構成となり高級感を出現する。
図3は本発明にかかる加飾容器の外観説明図で図3(A)は筒状の外カバー43の内面に光透過性塗膜層45を形成する場合を示す。図1、図2に示される光透過性塗膜層45が透明色を有する塗料で形成された場合、筒状の外カバー43に対する入射光は光透過性塗膜層45により色を帯びた透過光となって筒状のベース材41に到達する。そこで光透過性塗膜層45により色を帯びた透過光はベース材41の色彩、質感等に合成される。ここで光透過性塗膜層45には微細な顔料や染料を含む透明な塗料、偏光性のある透明な塗料等がある。また光透過性塗膜層45は市販される塗料を薄く塗布するのみでも光透過性を持せられ、ベース材41の陽極酸化被膜処理、メッキ処理、塗装等による金属光沢と合成することでメタリックカラー等の表現が可能になる。
次に筒状の外カバー43の内面に反射層46を形成、特に反射層46がハーフミラーを形成する場合について図3(B)により説明を加える。入射光を鏡面で分離する反射光と透過光の強さの比がほぼ一対一のものをハーフミラーと呼ぶが、本発明では反射光と透過光の強さの比をより幅広く規定するビームスピリッツに対してもハーフミラーと称する。図3(B)においてハーフミラー69はメタリック塗料を外カバー43の内面にスプレー塗装の塗布時間を少なく調整すること等により形成され、曲面ハーフミラー効果と分厚いクリア層との相乗効果により高級感を出現できる。
図3(B)では筒状の外カバー43の内面に反射層46としてメタリック顔料に基づいて説明したが、反射層46をパール顔料、銀鏡塗装、偏光性顔料等の光輝性顔料を含む塗料で薄く形成することも良い。
以上説明のとおり、本発明加飾容器にあっては発明の効果の欄に記載する効果を奏する。また図面に基づき、化粧料用の噴霧器を例に説明を加えてきたが、本発明は図面に限定されるものではなく、既に知られているコンパクト、口紅容器等の化粧品容器等に対し本発明の効果を奏するどのような構成も採用することができる事は言うまでもないことである。
本発明加飾容器の組み立て説明図である。 外カバーの説明図である。 本発明加飾容器の外観説明図である。
符号の説明
1・・・・噴霧器
3・・・・容器部
5・・・・キャップ
21・・・螺子装着部
23・・・噴霧部材
25・・・止め部材
41・・・ベース材
43・・・外カバー
45・・・光透過性塗膜層
46・・・反射層
47・・・化粧料充填容器
49・・・空隙部
61・・・メタリックカラー
63・・・偏光微粉末塗料
65・・・ベース色
67・・・表面色
69・・・ハーフミラー

Claims (2)

  1. 化粧料、化粧用塗布具等を収納する容器において、透明樹脂で形成され内面に塗料を塗布した光透過性のある光透過性塗膜層を形成する筒状の外カバーと、
    該筒状の外カバーの内面に離間して配設される筒状のベース材とからなり、外カバーから塗膜層を介しベース材を透視可能とする加飾容器。
  2. 化粧料、化粧用塗布具等を収納する容器において、透明樹脂で形成され内面に光輝性を有する塗料を塗布した光透過性のある反射層を形成する筒状の外カバーと、該筒状の外カバーの内面に離間して配設される筒状のベース材とからなり、外カバーから塗膜層を介しベース材を透視可能とする加飾容器。

JP2006209525A 2006-08-01 2006-08-01 加飾容器 Pending JP2008035873A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006209525A JP2008035873A (ja) 2006-08-01 2006-08-01 加飾容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006209525A JP2008035873A (ja) 2006-08-01 2006-08-01 加飾容器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008035873A true JP2008035873A (ja) 2008-02-21

Family

ID=39171625

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006209525A Pending JP2008035873A (ja) 2006-08-01 2006-08-01 加飾容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008035873A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009129665A1 (zh) * 2008-04-24 2009-10-29 Wu Ruoshan 具有中间层体的多层化妆品瓶体
KR200463136Y1 (ko) * 2010-09-09 2012-10-18 (주)아모레퍼시픽 편광필름을 부착한 선택적 광투과 화장품 용기
JP2013111381A (ja) * 2011-11-30 2013-06-10 Yoshino Kogyosho Co Ltd 二重容器
JP2019126737A (ja) * 2018-01-25 2019-08-01 株式会社佐野商会 中容器を有する化粧料容器
JP2020138076A (ja) * 2015-06-29 2020-09-03 三菱鉛筆株式会社 化粧具

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009129665A1 (zh) * 2008-04-24 2009-10-29 Wu Ruoshan 具有中间层体的多层化妆品瓶体
KR200463136Y1 (ko) * 2010-09-09 2012-10-18 (주)아모레퍼시픽 편광필름을 부착한 선택적 광투과 화장품 용기
JP2013111381A (ja) * 2011-11-30 2013-06-10 Yoshino Kogyosho Co Ltd 二重容器
JP2020138076A (ja) * 2015-06-29 2020-09-03 三菱鉛筆株式会社 化粧具
JP7083865B2 (ja) 2015-06-29 2022-06-13 三菱鉛筆株式会社 化粧具
JP2019126737A (ja) * 2018-01-25 2019-08-01 株式会社佐野商会 中容器を有する化粧料容器
JP7281762B2 (ja) 2018-01-25 2023-05-26 株式会社佐野商会 中容器を有する化粧料容器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4778731B2 (ja) 模様付容器
JP4938693B2 (ja) 模様付成形体の製法およびそれによって得られる模様付成形体
MX2010011316A (es) Metodo para fabricar un miembro decorativo, particularmente destinado para usarse como un emblema en un vehiculo motorizado.
JP2012000381A (ja) 化粧料容器
JP2008035873A (ja) 加飾容器
KR20080103525A (ko) 수지 성형품, 및 그 표면처리방법
JP5317563B2 (ja) 加飾成形品
JP6203712B2 (ja) 筆記具
JP6799849B2 (ja) 濃淡重なり模様付成形品の製法およびそれによって得られる濃淡重なり模様付成形品
JP6630063B2 (ja) 加飾成形体およびその製法
JP6364267B2 (ja) 加飾成形体およびその製法
JP6386268B2 (ja) 加飾成形体およびその製法
JP4738769B2 (ja) 模様付コンパクト容器
KR20080067608A (ko) 화장품용 이중용기
JP6341725B2 (ja) 加飾樹脂成形品
JP2007144908A (ja) 加飾プラスチック成形品
JP6409153B1 (ja) 加飾シート、加飾シートを備えた加飾品、加飾シートの製造方法及び加飾シートを備えた加飾品の製造方法
KR20180058532A (ko) 장식성을 갖는 용기
JP6857382B2 (ja) 切欠き模様付成形品の製法およびそれによって得られる切欠き模様付成形品
KR102574584B1 (ko) 다중 증착면을 갖는 난반사 용기 캡
WO2019044048A1 (ja) 加飾シート、加飾シートを備えた加飾品、加飾シートの製造方法及び加飾シートを備えた加飾品の製造方法
Crutchley Innovation Trends in Plastics Decoration and Surface Treatment
KR20130060016A (ko) 표면 외장재
CN218948663U (zh) 覆膜装饰顶盖
KR20120140348A (ko) 용기 캡의 무늬모양 성형방법