JPH10278582A - 自動車用バイザー - Google Patents
自動車用バイザーInfo
- Publication number
- JPH10278582A JPH10278582A JP10534197A JP10534197A JPH10278582A JP H10278582 A JPH10278582 A JP H10278582A JP 10534197 A JP10534197 A JP 10534197A JP 10534197 A JP10534197 A JP 10534197A JP H10278582 A JPH10278582 A JP H10278582A
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- JP
- Japan
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- layer
- visor
- deposition
- metal
- coating layer
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
バイザーの外観にデザイン性の高い装飾を施す手段を提
供する。 【解決手段】透明又は半透明の合成樹脂からなるバイザ
ーの基材(1)の表面に下から順にアンダーコートの層(2)
と、金属等が真空蒸着された蒸着層(3)と、トップコー
トの層(4)が形成されている。蒸着層(3)は複数種類の金
属層が積層されてなるものである。自動車に装着した際
に内側から外側を透視可能である。
Description
いられるバイザーに関するものである。
ア窓にはドアバイザーが、フロントガラス上部にはフロ
ントバイザーが、リアガラス上方にはリアバイザーが、
サンルーフの前方にはルーフバイザーが装着される。こ
れらは防眩,走行中の空気の整流,雨や風の車内への吹
き込みの防止等を目的とするものであるが、近年ではそ
のような実用的機能の他に、デザインに着目したファッ
ション的な用いられ方をすることも多い。
(ポリカーボネイト樹脂,アクリル樹脂等)を原料とし
て成形(射出成形,真空成形)されたものが一般的であ
り、これらの色合いは無色透明やスモークカラー等の有
色透明や半透明のものがある。
としているため、成形品全体が同一色となり、表面に装
飾を施す場合には、金属メッキや塗装、更には特開平9-58
263号で提案されているように模様等が付された透明シ
ートをバイザーに積層する等の手段が必要となる。
装を施すと透光性が悪くなり車内からの視界が悪化する
という問題がある。又、フィルムを積層する場合は予め
模様等の色づけをしたフィルムを別途用意しておく必要
があり、やや高級感にも欠ける。
界を損なうことなく自動車用バイザーの外観にデザイン
性の高い装飾を施す手段が求められている。
ーは、透明又は半透明の合成樹脂からなるバイザーの基
材(1)の表面に下から順にアンダーコートの層(2)と、金
属,金属酸化物,金属フッ化物,無機酸化物の少なくと
もいずれかの蒸着材が真空蒸着された蒸着層(3)と、ト
ップコートの層(4)が形成されていることを特徴とす
る。
の蒸着材の層が積層されてなるものであることを特徴と
する。
ら外側を透視可能であることを特徴とする。
いて説明する。 [実施例]図1は本実施例のバイザーの部分断面図であ
る。(1)はアクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂等から
なる基材である。
アンダーコートの層(2)を形成させる。これは後工程で
蒸着させる蒸着層との密着性を付与すると共に、基材
(1)表面の硬度を高めるためである。これにより製品の
強靭性が増し、外部衝撃などによる破損が減少するとい
う効果もある。又、表面の平滑性,反射性を高める働き
もある。
質,厚み等を考慮して適宜定めればよく、シリコン系,
ウレタン系,エポキシ系等種々利用できるが、実施例で
はアクリル系ハードコートを使用し、厚みは10μmと
した。
い、アンダーコート層(2)の上に蒸着層(3)を形成させ
る。蒸着材にはTi,Ni,Cr,Al等の金属や、金
属酸化物、金属フッ化物、更には無機酸化物等を用いる
ことができる。これによりメタリック感のある外観を得
ることができる。そして、見る角度によって色彩が微妙
に変化する。
た多層構造とすると、蒸着材の屈折率の違いにより色彩
が重なり、虹色調になる。実施例では蒸着は5層とし
た。蒸着する蒸着材の種類や膜厚を変えたり、蒸着の順
番を適宜変更することによりメタリックの色調を変える
ことができる。
塗装やメッキした場合と異なり視野は狭くならない。一
方、バイザーに当たった光りの一部は反射するために、
バイザーを透過して車内に至る光りは弱められ、太陽光
線(紫外線や)対向車のヘッドライトのまぶしさを軽減
することもできる。
蒸着する蒸着材の種類や、その厚み等を変えることによ
り部分的に色合いを変えたりグラテーションを作ったり
することもできる。又、マスキングすることにより蒸着
しない箇所を作れば、車種やスローガン等の文字や模様
を付すこともでき、デザイン性が高い。
成させる。これにより表面の汚れを防止すると共に、蒸
着層(3)の酸化,剥離を防し耐候性,耐剥傷性を付与す
ることができる。トップコートとして実施例ではアクリ
ル系の紫外線硬化樹脂を用い、厚みは10μmとした
が、シリコン系熱可塑性樹脂やウレタン系熱可塑性樹脂
等も利用することができる。
ーコート層(2)と蒸着層(3)とトップコート層(4)とから
なる装飾を施すことができた。ここに基材(1)の外側の
面としたが、内側の面に施しても同様の効果を得ること
ができる。
られるが、その性質上、異なる金属,酸化物を用いて被
覆することは難易度が高く量産を行う上で不適当である
ため、事実上単一色による装飾となる。したがって、本
発明のような色が微妙に変化する虹色調の装飾とするこ
とは困難であり、美しさの点で本発明によるものに比べ
て大きく劣る。
とは、ドアバイザー,フロントバイザー,リアバイザ
ー,ルーフバイザーの他にもボンネットの上に取り付け
る虫よけバイザー等をも含むものであり、バイザーとし
ての本来の機能を損なわない限り特に形状,大きさは制
限されるものではない。
らの視界を損なうことなく自動車用バイザーの外観にデ
ザイン性の高い装飾を施す手段を提供することができ
た。
Claims (3)
- 【請求項1】 透明又は半透明の合成樹脂からなるバイ
ザーの基材の表面に下から順にアンダーコートの層と、
金属,金属酸化物,金属フッ化物,無機酸化物の少なく
ともいずれかの蒸着材が真空蒸着された蒸着層と、トッ
プコートの層が形成されていることを特徴とする自動車
用バイザー。 - 【請求項2】 蒸着層は複数種類の蒸着材の層が積層さ
れてなるものであることを特徴とする請求項1記載の自
動車用バイザー。 - 【請求項3】 装着した際に内側から外側を透視可能で
あることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の自動
車用バイザー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10534197A JPH10278582A (ja) | 1997-04-07 | 1997-04-07 | 自動車用バイザー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10534197A JPH10278582A (ja) | 1997-04-07 | 1997-04-07 | 自動車用バイザー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10278582A true JPH10278582A (ja) | 1998-10-20 |
Family
ID=14405042
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10534197A Pending JPH10278582A (ja) | 1997-04-07 | 1997-04-07 | 自動車用バイザー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10278582A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005212745A (ja) * | 2004-02-02 | 2005-08-11 | Toyota Motor Corp | レーダ装置ビーム経路内用成形品 |
JP2006264593A (ja) * | 2005-03-25 | 2006-10-05 | Toyota Motor Corp | レーダ装置ビーム経路内用光輝装飾成形品 |
JP2015196280A (ja) * | 2014-03-31 | 2015-11-09 | 株式会社吉野工業所 | 加飾樹脂成形品 |
-
1997
- 1997-04-07 JP JP10534197A patent/JPH10278582A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005212745A (ja) * | 2004-02-02 | 2005-08-11 | Toyota Motor Corp | レーダ装置ビーム経路内用成形品 |
JP2006264593A (ja) * | 2005-03-25 | 2006-10-05 | Toyota Motor Corp | レーダ装置ビーム経路内用光輝装飾成形品 |
JP2015196280A (ja) * | 2014-03-31 | 2015-11-09 | 株式会社吉野工業所 | 加飾樹脂成形品 |
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Legal Events
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A521 | Written amendment |
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