JP6341720B2 - テープフィーダ及びこのテープフィーダの制御方法 - Google Patents
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Description
図1に示すようにテープフィーダ1は、基板に、レジスタ、コンデンサ、IC、トランジスタ、等の小片状の電子部品を実装する表面実装機に対して着脱可能に装着されて利用される。テープフィーダ1には、上記の電子部品を保持したテープ3が巻き付けられたリ一ル2が装着されている。このリ一ル2からは、テープ繰り出し機構10によってテープ3が間欠的に1ピッチずつ繰り出される。そして、テープ3の電子部品は、テープ繰り出し機構10の上部の部品取出部4に繰り出され、表面実装機のヘッドユニット(不図示)によって吸着され、そして、吸着された電子部品は表面実装機のヘッドによって基板に実装される。
まず、テープフィーダ1に電源が投入されると、その直後に歯特定部の歯特定手段50が所定位置Aの歯31の番地を特定する。スプロケット30が歯31と次位の歯31の間の中間地点に近いような位置にある場合であっても、必ずどちらかの歯31を所定位置Aにあるものとして特定する。その後、モータ回転制御部13は、モータ20を駆動させて、スプロケット30の歯31を送る。このとき、原点特定用ホ一ル素子23は、検出した磁界に応じた信号を制御基板11に出力し、制御基板11がモータ20の原点位置の特定を行う。なお、モータ20の原点位置を検出する前に、歯特定手段50が次位の歯31が所定位置Aに到達したことを認識したときは、その認識した次位の歯31の番地を基準として続けて原点位置の特定を行う。
円盤面には、撮像素子で読み取り可能な指標が設けられ、またこの指標を読み取るための撮像素子が設けられている。指標は360度にわたり形状が連続的に変化したり、あるいは360度にわたり形状が断続的に変化するものであってもどちらでもよい。指標を撮像素子で読み取った結果、スプロケット30の所定位置Aの歯31を特定できれば、どのような形状であってもよい。
図8に示すように、指標は円盤に代えて円筒55に設けられている。そして、円筒55の筒部周面56に360度にわたり線幅が連続的に変化して透過光量が変化する連続的変化指標57が設けられている。そして、この筒部周面56を挟んで設けられた発光素子と受光素子(不図示)を備えている。なお、連続的変化指標57を設ける筒部周面56は図示した外周面のほか、内周面であってもよい。また、円筒55の大きさも任意に選択可能である。
この場合、歯特定手段が設けられている歯車はスプロケットと同じ角速度で回転する必要がある。なお、回転方向についてはスプロケットと歯特定手段が設けられた歯車は逆回転であってもよい。このようにすると、スプロケット30から歯特定手段50を離すことができ、スプロケット30周辺の構造の厚みを抑えると共にスプロケット30周辺の構造を簡易にすることができる。
3 テープ
11 制御基板
12 記憶部
13 モータ回転制御部
20 パルスモータ(モータ)
23 原点特定用ホ一ル素子(原点特定部)
30 スプロケット
31 歯
40 ギヤ列(ギヤ部)
46 第6平歯ギヤ
50 歯特定手段
51 円盤面
52 段階的変化指標
53 発光素子
54 受光素子
55 円筒
56 筒部周面
57 連続的変化指標
150 歯特定手段
151 連続的変化指標
152 円盤面
153 発光素子
154 受光素子
A 所定位置
M マップ
Claims (5)
- モータの回転をギヤ部を介してスプロケットに伝達させることにより前記スプロケットを回転させ、部品を保持するテープに所定間隔毎に設けられたテープ送り用の送り穴が前記スプロケットの歯に嵌合されることにより前記スプロケットの回転に伴って前記テープを移動させて前記部品を搬送するテープフィーダにおいて、
前記モータの一回転における予め定められた特定の位置を原点位置として特定する原点特定部と、
前記ギヤ部によって前記モータの回転で送られる前記スプロケットの前記歯毎に、前記歯を次位の前記歯に送るときの前記モータの回転量と、前記原点位置までの前記モータの回転量とを記憶する記憶部と、
所定位置の前記スプロケットの前記歯を特定する歯特定部と、
を備え、
前記歯特定部は、前記スプロケットと同軸上にあるいは前記スプロケットと同じ角速度で回転する前記ギヤ部の歯車と同軸上に設けられた円盤の円盤面又は円筒の筒部周面に、前記円盤面又は前記筒部周面を光学的に読み取った時に読み取り位置によりデータが変化する指標が設けられており、
前記スプロケットは、一歯送られるとき前記モータが一回転以上回転するようにギヤ比が設定されている、
ことを特徴とするテープフィーダ。 - 前記歯特定部は、濃度又は線幅が段階的又は連続的に変化する指標と、前記指標が設けられた前記円盤面又は前記筒部周面を挟んであるいは前記円盤面又は前記筒部周面に対向して、発光素子と受光素子を有していることを特徴とする請求項1に記載のテープフィーダ。
- 前記歯特定部は、濃度又は形状が連続的又は断続的に変化する指標と、前記指標が設けられた前記円盤面又は前記筒部周面に対向して、前記指標を撮像するための撮像素子を有していることを特徴とする請求項1に記載のテープフィーダ。
- 前記歯特定部の前記指標の読み取りデータと、前記スプロケットの前記各歯は一対一の関係で対応していることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のテープフィーダ。
- モータの回転をギヤ部を介してスプロケットに伝達させることにより前記スプロケットを回転させ、部品を保持するテープに所定間隔毎に設けられたテープ送り用の送り穴が前記スプロケットの歯に嵌合されることにより前記スプロケットの回転に伴って前記テープを移動させて前記部品を搬送するテープフィーダであって、前記スプロケットは一歯送られるとき前記モータが一回転以上回転するようにギヤ比が設定されているテープフィーダの制御方法であって、
前記歯毎に設定された番地に対応して次の番地に送るときの前記モータの回転量を第一のパルス数として記憶させ、前記歯毎に設定された番地から前記モータの一回転における予め定められた原点位置までの前記モータの回転量を第二のパルス数として記憶させ、
読み取り位置によりデータが変化する指標からデータを読み取ることにより前記スプロケットの所定位置の歯を特定するようにし、
前記モータを回転させ前記原点位置を特定後、前記第一のパルス数及び前記第二のパルス数に基づいて、前記モータの回転量を示すパルス数が前記原点位置から前記次の番地までのパルス数を計測したとき前記モータの回転を停止させるようにしたことを特徴とするテープフィーダの制御方法。
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