JP6717850B2 - テープフィーダ及び部品実装機 - Google Patents

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Description

本発明は、部品供給テープを所定ピッチずつ送るスプロケットの歯毎の送りピッチの誤差を補償する機能を搭載したテープフィーダ及び部品実装機に関する発明である。
例えば、特許文献1(特開2009−135549号公報)に記載されているように、テープフィーダにおいては、部品供給テープをピッチ送りするスプロケットの製造ばらつきや組立ばらつき等によってスプロケットの歯毎の送りピッチに誤差が生じるため、このスプロケットの歯毎の送りピッチの誤差が、ピッチ送り毎に部品供給テープ内の部品を部品吸着位置から位置ずれさせて部品吸着ミスを発生させる原因となる。
この対策として、特許文献1では、テープフィーダの調整工程で、テープフィーダを調整治具にセットして、スプロケットを1ピッチずつ回転させて、その上方からカメラでスプロケットの回転中心の上方の歯(部品供給テープの送り孔に噛み合う歯)を撮像して、その画像から歯の位置(歯番号)を画像認識する処理をスプロケットの全ての歯について行い、各歯の位置データをテープフィーダ内の不揮発性のメモリに記憶しておき、その後、このテープフィーダを部品実装機にセットして部品吸着動作を実行する際に、テープフィーダ内のメモリに記憶されている各歯の位置データを参照して、スプロケットの歯毎の送りピッチの誤差に応じて部品吸着位置を補正することで、部品吸着ミスを防止するようにしている。
特開2009−135549号公報
ところで、スプロケットの歯毎の送りピッチの誤差を補正するには、補正対象となる歯がスプロケットのどこの位置(回転角度)の歯であるかを認識する必要があり、そのためには、スプロケットの基準角度からの回転角度を正確に検出する必要がある。
一般に、スプロケットの基準角度からの回転角度の検出は、モータやスプロケットの回転に同期してエンコーダから周期的に発生するパルスをパルスカウンタでカウントすると共に、このパルスカウンタのカウント値をスプロケットが基準角度から1回転(360°回転)する毎にリセットして、パルスカウンタのカウント値をスプロケットの基準角度からの回転角度と関連付けることで、パルスカウンタのカウント値からスプロケットの基準角度からの回転角度を検出できるようにしている。
この場合、パルスカウンタは、ハード回路で構成しても良いし、マイクロコンピュータのソフトウエアで構成しても良いが、いずれの構成でも、電源オフ時にパルスカウンタのカウント値が消えてしまう。ソフトウエアでパルスカウンタを構成する場合は、パルスカウンタのカウント値を不揮発性のメモリに記憶しておけば、電源オフ後もパルスカウンタのカウント値を保持でき、次の電源投入時にメモリに記憶されているパルスカウンタのカウント値を読み込むことで、前回の電源オフ時のスプロケットの停止角度(基準角度からの回転角度)が分かるが、テープフィーダは電源オフ中に部品実装機から取り外したり、部品供給テープを交換したりするため、電源オフ中にスプロケットの停止角度がずれる可能性があり、次の電源投入時に前回の電源オフ時のスプロケットの停止角度からずれた不明な回転角度からスプロケットが回転し始める可能性がある。このため、電源投入後にスプロケットを回転させて基準角度を検出するまでの期間(スプロケットが最大で1回転するまでの期間)は、スプロケットの基準角度からの回転角度が不明であり、スプロケットの歯の位置(歯番号)を特定できないため、スプロケットの歯毎の送りピッチの誤差を補償することができず、部品吸着ミスが発生する可能性がある。
そこで、本願発明は、テープフィーダの電源投入直後からスプロケットの歯の位置を認識してスプロケットの歯毎の送りピッチの誤差による部品吸着ミスを防止できるようにすることである。
上記課題を解決するために、本発明は、多数の部品が所定ピッチで配列された部品供給テープの送り孔にスプロケットの歯を噛み合わせながら、該スプロケットをモータで回転させて該部品供給テープを前記所定ピッチずつピッチ送りして該部品供給テープ内の部品を1個ずつ部品実装機の吸着ノズルで吸着するテープフィーダにおいて、前記モータ又は前記スプロケット又はこれらの回転に連動して回転する回転部材が所定角度回転する毎にパルスを出力するエンコーダと、前記エンコーダの出力パルスをカウントしてそのカウント値を前記スプロケットが基準角度から1回転(360°回転)する毎にリセットするパルスカウンタと、前記パルスカウンタのカウント値に基づいて前記スプロケットの前記基準角度からの回転角度を認識して前記スプロケットのピッチ送り動作を制御すると共に該スプロケットの歯毎の送りピッチの誤差を補正する制御部とを備えたテープフィーダであって、前記テープフィーダの電源オフ中に少なくとも前記エンコーダ及び前記パルスカウンタへの電源供給を維持して前記テープフィーダの電源オフ中でも前記モータ又は前記スプロケット又はこれらの回転に連動して回転する回転部材が所定角度回転する毎に前記エンコーダからパルスを出力して前記パルスカウンタのカウント値を更新するバックアップ電源を備え、前記エンコーダは、正逆回転検出可能なエンコーダであり、前記パルスカウンタは、前記エンコーダの出力パルスのカウント動作のアップ/ダウンを回転方向に応じて切り換えるアップダウンカウンタであり、前記テープフィーダの電源オフ中は、前記バックアップ電源から前記制御部に電源が供給されないように前記バックアップ電源の回路が構成され、前記スプロケットの歯毎に送りピッチの誤差を補正するための送りピッチ補正量が設定され、前記制御部は、前記テープフィーダの電源の投入直後から前記パルスカウンタのカウント値に基づいて前記スプロケットの前記基準角度からの回転角度を認識して、前記スプロケットのピッチ送り動作毎に該パルスカウンタのカウント値に基づいて前記部品供給テープの送り孔に噛み合っている該スプロケットの歯の位置を検出して該歯に設定された前記送りピッチ補正量で送りピッチの誤差を補正することを特徴とするものである。
この構成では、テープフィーダの電源オフ中に少なくともエンコーダ及びパルスカウンタへの電源供給をバックアップ電源により維持するため、テープフィーダの電源オフ中でもスプロケットが回転すれば、その回転角度に応じてパルスカウンタのカウント値が更新され、パルスカウンタのカウント値とスプロケットの基準角度からの回転角度との対応関係が維持される。これにより、テープフィーダの電源オフ中にスプロケットが回転しても、テープフィーダの電源の投入直後からパルスカウンタのカウント値に基づいてスプロケットの基準角度からの回転角度を認識することが可能となり、テープフィーダの電源の投入直後からスプロケットのピッチ送り動作毎に該パルスカウンタのカウント値に基づいて部品供給テープの送り孔に噛み合っている該スプロケットの歯の位置を検出して該歯に設定された送りピッチ補正量で送りピッチの誤差を補正することができる。これにより、テープフィーダの電源の投入直後からスプロケットのピッチ送り動作毎に部品供給テープ内の先頭の部品を部品吸着位置に精度良く位置決めすることが可能となり、テープフィーダの電源の投入直後から部品吸着ミスを防止することができる。
テープフィーダの電源オフ中は、スプロケットが正逆いずれの方向にも回転可能であるため、前記エンコーダとして、正逆回転検出可能なエンコーダを用いて、前記パルスカウンタとして、前記エンコーダの出力パルスのカウント動作のアップ/ダウンを回転方向に応じて切り換えるアップダウンカウンタを用いると良い。これにより、テープフィーダの電源オフ中にスプロケットが正回転/逆回転のいずれの方向に回転しても、パルスカウンタのカウント値とスプロケットの基準角度からの回転角度との対応関係を維持することができる。
また、スプロケットの歯毎の送りピッチ補正量は、テープフィーダ内の不揮発性のメモリに記憶するようにしても良い。
本発明は、上述したスプロケットの歯毎の送りピッチの誤差を補正する構成に限定されず、スプロケットの歯毎の送りピッチの誤差に応じて部品実装機の制御部が部品吸着位置を補正するようにしても良い。具体的には、テープフィーダの電源オフ中に少なくともエンコーダ及びパルスカウンタへの電源供給を維持するバックアップ電源を備え、該テープフィーダの制御部からパルスカウンタのカウント値を部品実装機の制御部へ送信し、前記エンコーダは、正逆回転検出可能なエンコーダであり、前記パルスカウンタは、前記エンコーダの出力パルスのカウント動作のアップ/ダウンを回転方向に応じて切り換えるアップダウンカウンタであり、前記テープフィーダの電源オフ中は、前記バックアップ電源から前記制御部に電源が供給されないように前記バックアップ電源の回路が構成され、該部品実装機は、前記スプロケットの歯毎に送りピッチの誤差に応じて部品吸着位置を補正するための部品吸着位置補正量が設定され、該部品実装機の制御部は、前記テープフィーダの電源の投入直後から該テープフィーダの制御部から送信されてくるパルスカウンタのカウント値に基づいてスプロケットの基準角度からの回転角度を認識して、該スプロケットのピッチ送り動作毎に該パルスカウンタのカウント値に基づいて部品供給テープの送り孔に噛み合っている該スプロケットの歯の位置を検出して該歯に設定された前記部品吸着位置補正量で部品吸着位置を補正し、補正後の部品吸着位置で該部品供給テープ内の部品を吸着ノズルで吸着するようにしても良い。このようにしても、テープフィーダの電源の投入直後からスプロケットのピッチ送り動作毎に部品供給テープ内の先頭の部品の停止位置と部品吸着位置とのずれを減少又は無くすことができて、テープフィーダの電源の投入直後から部品吸着ミスを防止することができる。
図1は本発明の実施例1におけるテープフィーダの主要部の構成を示す正面図である。 図2はテープフィーダのスプロケット駆動機構の構成を示す側面図である。 図3はテープフィーダの制御系の構成を示すブロック図である。 図4は実施例1のピッチ送り動作制御プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 図5は実施例2の部品吸着動作制御プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態を具体化した2つの実施例1,2を説明する。
本発明の実施例1を図1乃至図4に基づいて説明する。
まず、図1及び図2を参照してテープフィーダ11の構成を説明する。
テープフィーダ11には、部品供給テープ12を巻回したリール(図示せず)が交換可能にセットされ、該リールから引き出された部品供給テープ12がテープガイド13によってテープフィーダ11の上面先端側の部品吸着位置へ案内されるようになっている。尚、図示はしないが、部品供給テープ12は、キャリアテープに多数の部品を所定ピッチで配列して該キャリアテープの上面にカバーテープ(トップテープとも呼ばれる)を貼着して形成したものであり、部品吸着位置の手前で部品供給テープ12上面のカバーテープを剥離して内部の部品を露出させ、部品吸着位置で部品実装機の吸着ノズルで該部品供給テープ12内の部品を吸着するようにしている。
部品吸着位置の下方には、部品供給テープ12をピッチ送りするスプロケット15が回転軸16を介して回転可能に支持されている。スプロケット15の外周には、歯17が所定ピッチで形成され、部品供給テープ12の片方の側縁に沿って所定ピッチで形成された送り孔(図示せず)にスプロケット15の歯17を噛み合わせながら、該スプロケット15をモータ19で回転させて該部品供給テープ12をピッチ送りするように構成されている。1回のピッチ送り動作で部品供給テープ12の部品の配列ピッチ分だけ部品供給テープ12を順送りすることで、ピッチ送り動作毎に部品供給テープ12内の部品を1個ずつ部品吸着位置へ送るようになっている。
このスプロケット15を回転駆動するスプロケット駆動機構18は、ステップモータ、サーボモータ等のモータ19を駆動源とし、該モータ19の回転軸20に嵌着したギア21とスプロケット15の回転軸16に嵌着したギア22との間に、中間ギヤ23が回転軸24を介して回転可能に配置され、モータ19のギア21と中間ギヤ23とスプロケット15のギア22とが噛み合っている。これにより、モータ19の回転力がギア21→中間ギヤ23→ギア22の経路でスプロケット15に伝達されて該スプロケット15が該モータ19の回転に連動して回転するようになっている。尚、スプロケット駆動機構18を構成するギヤの数やギヤ比等は適宜変更しても良いことは言うまでもない。
このスプロケット駆動機構18には、モータ19やスプロケット15の回転に同期して周期的にパルスを出力する磁気式のエンコーダ26が設けられている。この磁気式のエンコーダ26は、例えばN極とS極を着磁した円盤状磁石27が発生する磁気を磁気検出素子25(図2参照)で検出してパルスを出力するように構成されている。この場合、テープフィーダ11の電源オフ中に、スプロケット15(モータ19)が正回転/逆回転いずれの方向にも回転可能であることを考慮して、エンコーダ26は、正逆両方向の回転角度を検出できるように、A相用の磁気検出素子25とB相用の磁気検出素子(図示せず)とが円盤状磁石27の外周に沿って90°ずれた位置に配置され、円盤状磁石27が1回転(360°回転)する間にA相パルスとB相パルスが90°ずれた位相で出力されて、A相パルスとB相パルスの発生順序によって回転方向を判定できるように構成されている。
エンコーダ26の円盤状磁石27は、回転軸28を介して回転可能に支持され、該円盤状磁石27の回転軸28に嵌着したギア29とモータ19のギア21との間に、回転検出用中間ギヤ30が回転軸31を介して回転可能に配置され、モータ19のギア21と回転検出用中間ギヤ30と円盤状磁石27のギア29とが噛み合っている。これにより、モータ19の回転力がギア21→回転検出用中間ギヤ30→ギア29の経路でエンコーダ26の円盤状磁石27に伝達されて該円盤状磁石27が該モータ19の回転に連動して回転するようになっている。
本実施例1では、例えば、モータ19が120°(スプロケット15外周の1mm相当分)回転する毎にエンコーダ26の円盤状磁石27が1回転(360°回転)して、エンコーダ26からA相パルスとB相パルスが90°ずれた位相で出力されるようにギヤ比が設計されている。
図3に示すように、テープフィーダ11には、エンコーダ26から出力されるA相、B相のパルスをカウントするパルスカウンタ32が設けられている。このパルスカウンタ32は、論理回路(ハードウエア)で構成され、エンコーダ26から出力されるA相、B相のパルスのカウント動作のアップ/ダウンを回転方向に応じて切り換えるアップダウンカウンタを用いて構成されている。この場合、パルスカウンタ32は、A相パルスとB相パルスの発生順序によって回転方向を判定し、正回転ではパルスのカウント値をカウントアップし、逆回転ではパルスのカウント値をカウントダウンし、スプロケット15が基準角度から1回転(360°回転)する毎(つまりスプロケット15の1回転分のカウント値に達する毎)にパルスのカウント値をリセットするように構成されている。これにより、スプロケット15が正回転/逆回転いずれの方向に回転しても、パルスカウンタ32のカウント値とスプロケット15の基準角度からの回転角度との対応関係が維持されて、正回転/逆回転いずれの回転方向でも、パルスカウンタ32のカウント値によってスプロケット15の基準角度からの回転角度を認識できるようになっている。
テープフィーダ11の制御部33は、マイクロコンピュータを主体として構成され、後述する図4のピッチ送り動作制御プログラムを実行することで、パルスカウンタ32のカウント値に基づいてスプロケット15の基準角度からの回転角度を認識して駆動回路34に制御信号を出力し、モータ19を駆動してスプロケット15のピッチ送り動作を制御すると共に、該スプロケット15の歯17毎の送りピッチの誤差を補正する。
テープフィーダ11には、部品実装機側の電源・信号用コネクタと接続する電源・信号用コネクタ35が設けられ、テープフィーダ11を部品実装機のフィーダセット台にセットすることで、該テープフィーダ11の電源・信号用コネクタ35が部品実装機側の電源・信号用コネクタと接続され、部品実装機側からテープフィーダ11に電源が供給されると共に、テープフィーダ11の制御部33と部品実装機の制御部(図示せず)との間で信号を送受信可能な状態になる。
テープフィーダ11には、電源オフ中に少なくともエンコーダ26及びパルスカウンタ32への電源供給を維持するバックアップ電源36が設けられている。このバックアップ電源36は、一次電池や二次電池を用いて構成しても良いし、コンデンサ等を用いた蓄電回路等で構成しても良い。このバックアップ電源36は、テープフィーダ11が部品実装機にセットされて部品実装機側から電源が供給されているときには、バックアップ電源36からの電源供給が遮断された状態に維持されるように回路が構成されている。コンデンサ等を用いた蓄電回路等でバックアップ電源36を構成する場合は、部品実装機側から電源が供給されているときに蓄電回路等に充電されるように回路が構成されている。一方、テープフィーダ11が部品実装機から取り外されて部品実装機側からの電源供給が遮断されているときには、バックアップ電源36から電源線を介してエンコーダ26及びパルスカウンタ32に電源が供給される。これにより、テープフィーダ11の電源オフ中でも、スプロケット15が回転すれば、その回転に同期してエンコーダ26からA相、B相のパルスが90°ずれた位相で出力されてパルスカウンタ32のカウント値が更新される。これにより、テープフィーダ11の電源オフ中にスプロケット15が回転しても、パルスカウンタ32のカウント値とスプロケット15の基準角度からの回転角度との対応関係が維持され、パルスカウンタ32のカウント値によってスプロケット15の基準角度からの回転角度を認識できるようになっている。
テープフィーダ11が部品実装機にセットされて部品実装機側から電源が供給されているときには、その電源がテープフィーダ11の制御部33にも供給される。テープフィーダ11の電源オフ中は、バックアップ電源36から制御部33に電源が供給されないようにバックアップ電源36の回路が構成されている。
テープフィーダ11の制御部33は、テープフィーダ11の電源の投入直後からパルスカウンタ32のカウント値に基づいてスプロケット15の基準角度からの回転角度を認識して、スプロケット15のピッチ送り動作毎に該パルスカウンタ32のカウント値に基づいて部品供給テープ12の送り孔に噛み合っている該スプロケット15の歯17の位置(歯番号)を検出して該歯17に設定された送りピッチ補正量で送りピッチの誤差を補正する。このスプロケット15の歯17毎の送りピッチ補正量は、テープフィーダ11内の不揮発性のメモリ(図示せず)に記憶するようにしても良いし、テープフィーダ11の制御部33が実行する図4のピッチ送り動作制御プログラムに設定するようにしても良い。以下、図4のピッチ送り動作制御プログラムの処理内容を説明する。
図4のピッチ送り動作制御プログラムは、テープフィーダ11の電源オン中に制御部33によって所定周期で繰り返し実行される。テープフィーダ11の電源が投入されると、本プログラムが起動され、まず、ステップ101で、ピッチ送り動作実行タイミングであるか否かを判定し、ピッチ送り動作実行タイミングでなければ、以降の処理を行うことなく、本プログラムを終了する。
一方、上記ステップ101で、ピッチ送り動作実行タイミングであると判定されれば、ステップ102に進み、パルスカウンタ32のカウント値を読み込み、次のステップ103で、パルスカウンタ32のカウント値に基づいてスプロケット15の基準角度からの回転角度を認識して、部品供給テープ12の送り孔に噛み合っている該スプロケット15の歯17の位置(歯番号)を検出する。
この後、ステップ104に進み、ピッチ送り動作の目標カウント値(目標回転角度)を歯番号に設定された送りピッチ補正量で補正する。この後、ステップ105に進み、ピッチ送り動作を実行してパルスカウンタ32のカウント値が補正後の目標カウント値に達する回転角度でスプロケット15の回転を停止させる。
以上説明した図4のピッチ送り動作制御プログラムによってスプロケット15のピッチ送り動作を繰り返すことで、ピッチ送り動作毎にパルスカウンタ32のカウント値に基づいて部品供給テープ12の送り孔に噛み合っている該スプロケット15の歯17の位置(歯番号)を検出して該歯17に設定された送りピッチ補正量で送りピッチの誤差を補正する。
本実施例1では、テープフィーダ11の電源オフ中に少なくともエンコーダ26及びパルスカウンタ32への電源供給をバックアップ電源36により維持するため、テープフィーダ11の電源オフ中でもスプロケット15が回転すれば、その回転角度に応じてパルスカウンタ32のカウント値が更新され、パルスカウンタ32のカウント値とスプロケット15の基準角度からの回転角度との対応関係が維持される。これにより、テープフィーダ11の電源オフ中にスプロケット15が回転しても、テープフィーダ11の電源の投入直後からパルスカウンタ32のカウント値に基づいてスプロケット15の基準角度からの回転角度を認識することが可能となり、テープフィーダ11の電源の投入直後からスプロケット15のピッチ送り動作毎に該パルスカウンタ32のカウント値に基づいて部品供給テープ12の送り孔に噛み合っている該スプロケット15の歯17の位置(歯番号)を検出して該歯17に設定された送りピッチ補正量で送りピッチの誤差を補正することができる。これにより、テープフィーダ11の電源の投入直後からスプロケット15のピッチ送り動作毎に部品供給テープ12内の先頭の部品を部品吸着位置に精度良く位置決めすることが可能となり、テープフィーダ11の電源の投入直後から部品吸着ミスを防止することができる。
次に、図5を用いて本発明の実施例2を説明する。但し、上記実施例1と実質的に同一の部分は、同一符号を付して説明を省略又は簡略化し、主として異なる部分について説明する。
上記実施例1では、スプロケット15のピッチ送り動作毎にパルスカウンタ32のカウント値に基づいてスプロケット15の歯17毎の送りピッチの誤差を補正するようにしたが、本発明の実施例2では、部品実装機の制御部(図示せず)が図5の部品吸着動作制御プログラムを実行することで、スプロケット15の歯17毎の送りピッチの誤差に応じて部品吸着位置を補正するようにしている。
本実施例2でも、テープフィーダ11は、上記実施例1と同様に、テープフィーダ11の電源オフ中に少なくともエンコーダ26及びパルスカウンタ32への電源供給を維持するバックアップ電源36を備え、該テープフィーダ11の制御部33からパルスカウンタ32のカウント値を部品実装機の制御部へ送信し、該部品実装機の制御部は、図5の部品吸着動作制御プログラムを実行することで、テープフィーダ11の電源の投入直後から該テープフィーダ11の制御部33から送信されてくるパルスカウンタ32のカウント値に基づいてスプロケット15の基準角度からの回転角度を認識して、該スプロケット15のピッチ送り動作毎に該パルスカウンタ32のカウント値に基づいて部品供給テープ12の送り孔に噛み合っている該スプロケット15の歯17の位置(歯番号)を検出して該歯17に設定された部品吸着位置補正量で部品吸着位置を補正し、補正後の部品吸着位置で該部品供給テープ12内の部品を吸着ノズルで吸着するようにしている。この場合、スプロケット15の歯17毎の部品吸着位置補正量は、歯17毎の送りピッチの誤差に合わせて設定され、部品実装機の不揮発性のメモリ(図示せず)に記憶するようにしても良いし、部品実装機の制御部が実行する図5の部品吸着動作制御プログラムに設定するようにしても良い。以下、図5の部品吸着動作制御プログラムの処理内容を説明する。
図5の部品吸着動作制御プログラムは、部品実装機の電源オン中に部品実装機の制御部によって所定周期で繰り返し実行される。部品実装機の電源が投入されると、本プログラムが起動され、まず、ステップ201で、部品吸着動作実行タイミングであるか否かを判定し、部品吸着動作実行タイミングでなければ、以降の処理を行うことなく、本プログラムを終了する。
一方、上記ステップ201で、部品吸着動作実行タイミングであると判定されれば、ステップ202に進み、パルスカウンタ32のカウント値を読み込み、次のステップ203で、パルスカウンタ32のカウント値に基づいてスプロケット15の基準角度からの回転角度を認識して、部品供給テープ12の送り孔に噛み合っている該スプロケット15の歯17の位置(歯番号)を検出する。
この後、ステップ204に進み、検出した歯番号に設定された部品吸着位置補正量で部品吸着位置を補正する。この後、ステップ205に進み、部品吸着動作を実行して、補正後の部品吸着位置で部品供給テープ12内の部品を吸着ノズルで吸着する。
以上説明した本実施例2では、部品実装機の制御部が図5の部品吸着動作制御プログラムを実行することで、スプロケット15のピッチ送り動作毎にパルスカウンタ32のカウント値に基づいて部品供給テープ12の送り孔に噛み合っている該スプロケット15の歯17の位置(歯番号)を検出して該歯17に設定された部品吸着位置補正量で部品吸着位置を補正して、補正後の部品吸着位置で部品供給テープ12内の部品を吸着ノズルで吸着するようにしたので、テープフィーダ11の電源の投入直後からスプロケット15のピッチ送り動作毎に部品供給テープ12内の先頭の部品の停止位置と部品吸着位置とのずれを減少又は無くすことができて、テープフィーダ11の電源の投入直後から部品吸着ミスを防止することができる。
尚、上記実施例1,2では、磁気式のエンコーダ26を用いたが、光学式のエンコーダを用いても良い等、エンコーダの方式や構成は限定されず、種々の構成のエンコーダを使用可能である。
また、上記実施例1,2では、モータ19の回転角度を回転検出用中間ギヤ30(回転部材)を介してエンコーダ26で検出するようにしたが、回転検出用中間ギヤ30を省略してモータ19の回転角度をエンコーダで直接検出するようにしたり、或は、スプロケット15や中間ギヤ23の回転角度をエンコーダで検出するようにしても良く、要は、モータ19又はスプロケット15又はこれらの回転に連動して回転する回転部材(中間ギヤ23,30等)が所定角度回転する毎にエンコーダからパルスを出力するように構成すれば良い。
その他、本発明は、上記実施例1,2の構成に限定されず、バックアップ電源36の回路構成を変更したり、テープフィーダ11の構成を種々変更しても良い等、要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施できることは言うまでもない。
11…テープフィーダ、12…部品供給テープ、15…スプロケット、17…歯、18…スプロケット駆動機構、19…モータ、23…中間ギヤ、26…エンコーダ、27…円盤状磁石、30…回転検出用中間ギヤ(回転部材)、32…パルスカウンタ、33…制御部、36…バックアップ電源

Claims (3)

  1. 多数の部品が所定ピッチで配列された部品供給テープの送り孔にスプロケットの歯を噛み合わせながら、該スプロケットをモータで回転させて該部品供給テープを前記所定ピッチずつピッチ送りして該部品供給テープ内の部品を1個ずつ部品実装機の吸着ノズルで吸着するテープフィーダにおいて、
    前記モータ又は前記スプロケット又はこれらの回転に連動して回転する回転部材が所定角度回転する毎にパルスを出力するエンコーダと、
    前記エンコーダの出力パルスをカウントしてそのカウント値を前記スプロケットが基準角度から1回転する毎にリセットするパルスカウンタと、
    前記パルスカウンタのカウント値に基づいて前記スプロケットの前記基準角度からの回転角度を認識して前記スプロケットのピッチ送り動作を制御すると共に該スプロケットの歯毎の送りピッチの誤差を補正する制御部とを備えたテープフィーダであって、
    前記テープフィーダの電源オフ中に少なくとも前記エンコーダ及び前記パルスカウンタへの電源供給を維持して前記テープフィーダの電源オフ中でも前記モータ又は前記スプロケット又はこれらの回転に連動して回転する回転部材が所定角度回転する毎に前記エンコーダからパルスを出力して前記パルスカウンタのカウント値を更新するバックアップ電源を備え、
    前記エンコーダは、正逆回転検出可能なエンコーダであり、
    前記パルスカウンタは、前記エンコーダの出力パルスのカウント動作のアップ/ダウンを回転方向に応じて切り換えるアップダウンカウンタであり、
    前記テープフィーダの電源オフ中は、前記バックアップ電源から前記制御部に電源が供給されないように前記バックアップ電源の回路が構成され、
    前記スプロケットの歯毎に送りピッチの誤差を補正するための送りピッチ補正量が設定され、
    前記制御部は、前記テープフィーダの電源の投入直後から前記パルスカウンタのカウント値に基づいて前記スプロケットの前記基準角度からの回転角度を認識して、前記スプロケットのピッチ送り動作毎に該パルスカウンタのカウント値に基づいて前記部品供給テープの送り孔に噛み合っている該スプロケットの歯の位置を検出して該歯に設定された前記送りピッチ補正量で送りピッチの誤差を補正することを特徴とするテープフィーダ。
  2. 前記スプロケットの歯毎の送りピッチ補正量は、前記制御部が実行するピッチ送り動作制御プログラムに設定されていることを特徴とする請求項1に記載のテープフィーダ。
  3. 多数の部品が所定ピッチで配列された部品供給テープの送り孔にスプロケットの歯を噛み合わせながら、該スプロケットをモータで回転させて該部品供給テープを前記所定ピッチずつピッチ送りするテープフィーダを備え、該テープフィーダがピッチ送りする部品供給テープ内の部品を部品吸着位置で1個ずつ吸着ノズルで吸着して回路基板に実装する部品実装機において、
    前記テープフィーダは、
    前記モータ又は前記スプロケット又はこれらの回転に連動して回転する回転部材が所定角度回転する毎にパルスを出力するエンコーダと、
    前記エンコーダの出力パルスをカウントしてそのカウント値を前記スプロケットが基準角度から1回転する毎にリセットするパルスカウンタと、
    前記パルスカウンタのカウント値に基づいて前記スプロケットの前記基準角度からの回転角度を認識して前記スプロケットのピッチ送り動作を制御する制御部と、
    前記テープフィーダの電源オフ中に少なくとも前記エンコーダ及び前記パルスカウンタへの電源供給を維持して前記テープフィーダの電源オフ中でも前記モータ又は前記スプロケット又はこれらの回転に連動して回転する回転部材が所定角度回転する毎に前記エンコーダからパルスを出力して前記パルスカウンタのカウント値を更新するバックアップ電源とを備え、
    前記テープフィーダの制御部は、前記パルスカウンタのカウント値を前記部品実装機の制御部へ送信し、
    前記エンコーダは、正逆回転検出可能なエンコーダであり、
    前記パルスカウンタは、前記エンコーダの出力パルスのカウント動作のアップ/ダウンを回転方向に応じて切り換えるアップダウンカウンタであり、
    前記テープフィーダの電源オフ中は、前記バックアップ電源から前記制御部に電源が供給されないように前記バックアップ電源の回路が構成され、
    前記部品実装機は、前記スプロケットの歯毎に送りピッチの誤差に応じて部品吸着位置を補正するための部品吸着位置補正量が設定され、
    前記部品実装機の制御部は、前記テープフィーダの電源の投入直後から前記テープフィーダの制御部から送信されてくる前記パルスカウンタのカウント値に基づいて前記スプロケットの前記基準角度からの回転角度を認識して、前記スプロケットのピッチ送り動作毎に該パルスカウンタのカウント値に基づいて前記部品供給テープの送り孔に噛み合っている該スプロケットの歯の位置を検出して該歯に設定された前記部品吸着位置補正量で前記部品吸着位置を補正し、補正後の部品吸着位置で該部品供給テープ内の部品を前記吸着ノズルで吸着することを特徴とする部品実装機。
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