JP6341670B2 - 油中水型乳化化粧料 - Google Patents

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本発明は、油中水型乳化化粧料に関する。
カルボシロキサンデンドリマー構造を側鎖に有するビニル系重合体を含有する化粧料は、撥水・撥油性、化粧持続性に優れ、塗布時ののびが良好で、べたつきが抑制されることが知られている。
例えば、特許文献1には、カルボシロキサンデンドリマー構造を側鎖に有するビニル系重合体と、特定の不揮発性油剤、疎水化処理粉体を含有する油中水型乳化化粧料が記載され、乳化安定性が良好で、のびが良く、べたつきが少なく、皮膜感などの違和感が少ない使用感で、肌の凹凸を目立たなくする効果に優れ、化粧持続性が良好で、経時での凹凸の目立ちやよれが起こりにくいことが記載されている。
特開2010−18612号公報
近年、より簡便にファンデーションを使用する方法として、スポンジを使わず、指先で塗布しても、肌をきれいに見せるファンデーションのニーズがある。
従来のカルボシロキサンデンドリマー構造を側鎖に有するビニル系重合体を含有する化粧料は、粘弾性が高いため、スポンジを使用しないと塗り難く、指先で塗布した場合には、化粧料が指先から逃げやすく、塗り残しや、筋むらができやすいという課題があった。
本発明者らは、カルボシロキサンデンドリマー構造を側鎖に有するビニル系重合体と、架橋型オルガノポリシロキサン及び特定の板状粉体を含有し、カルボシロキサンデンドリマー構造を側鎖に有するビニル系重合体と、架橋型オルガノポリシロキサンを特定の割合で組み合わせて用いることにより、指先で塗布しても化粧料が指先から逃げず、肌にきれいに塗布することができ、肌なじみが早く、しかも、塗り残しや、筋むらができない、油中水型乳化化粧料が得られることを見出した。
本発明は、次の成分(A)、(B)及び(C):
(A)カルボシロキサンデンドリマー構造を側鎖に有するビニル系重合体 0.1〜20質量%、
(B)架橋型オルガノポリシロキサン 0.01〜10質量%、
(C)平均粒子径1〜100μm、アスペクト比8〜120の板状粉体
を含有し、成分(A)と成分(B)の質量割合(A)/(B)が、0.5〜200である油中水型乳化化粧料に関する。
本発明の油中水型乳化化粧料は、指先で塗布しても化粧料が指先から逃げず、肌にきれいに塗布することができ、肌なじみが早く、しかも、塗り残しや、筋むらができず、厚み感のある明るい仕上がりが得られるものである。
尚、指先で塗布したとき化粧料が指先から逃げるとは、指先で塗布した際に、化粧料が指先と肌との接触面の外側に逃げてしまい、例えば、指が肌の上を上滑りする感触があったり、肌の上に筋状の軌跡が残ってしまったり、塗り残しが生じやすいことである。また、塗布時に使った指先を見ると、余った化粧料が指の腹にリング状に付着しやすい。
本発明で用いる成分(A)のカルボシロキサンデンドリマー構造を側鎖に有するビニル系重合体において、カルボシロキサンデンドリマー構造としては、次式(1)で表される基が好ましい。
式中、Zは2価の有機基であり、pは0又は1であり、R1は炭素原子数1〜10のアルキル基又はアリール基である。X1はi=1とした場合の次式で示されるシリルアルキル基である。
式中、R1は前記と同じであり、R2は炭素原子数2〜10のアルキレン基であり、R3は炭素原子数1〜10のアルキル基であり、Xi+1は水素原子、炭素原子数1〜10のアルキル基、アリール基及び上記シリルアルキル基からなる群から選択される基である。iは該シリルアルキル基の階層を示している1〜10の整数であり、aiは0〜3の整数である。
式(1)中、Zは2価の有機基であり、アルキレン基、アリーレン基、アラルキレン基、エステル含有2価有機基、エーテル含有2価有機基、ケトン含有2価有機基、アミド基含有2価有機基が例示される。これらの中でも、次式で示される有機基が好ましい。
式中、R9は炭素原子数1〜10のアルキレン基であり、メチレン基、エチレン基、プロピレン基、ブチレン基が例示される。これらの中でもエチレン基、プロピレン基が好ましい。R10は炭素原子数1〜10のアルキル基であり、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基が例示される。これらの中でもメチル基が好ましい。R11は炭素原子数1〜10のアルキレン基であり、メチレン基、エチレン基、プロピレン基、ブチレン基等のアルキレン基が例示される。これらの中でもエチレン基が好ましい。dは0〜4の整数であり、eは0又は1である。
また、式(1)中、R1は炭素原子数1〜10のアルキル基又はアリール基であり、アルキル基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、イソプロピル基、イソブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基が例示され、アリール基としては、フェニル基、ナフチル基が例示される。これらの中でもメチル基、フェニル基が好ましく、メチル基が特に好ましい。
1はi=1とした場合の次式で示されるシリルアルキル基である。
式中、R1は前記と同じである。R2は炭素原子数2〜10のアルキレン基であり、エチレン基、プロピレン基、ブチレン基、ヘキシレン基などの直鎖状アルキレン基;メチルメチレン基、メチルエチレン基、1−メチルペンチレン基、1,4−ジメチルブチレン基等の分岐状アルキレン基が例示される。これらの中でも、エチレン基、メチルエチレン基、ヘキシレン基、1−メチルペンチレン基、1,4−ジメチルブチレン基が好ましい。R3は炭素原子数1〜10のアルキル基であり、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、イソプロピル基が例示される。Xi+1は水素原子、炭素原子数1〜10のアルキル基、アリール基および上記シリルアルキル基からなる群から選択される基である。aiは0〜3の整数である。iは1〜10の整数であり、これは該シリルアルキル基の階層数、即ち、該シリルアルキル基の繰り返し数を示している。
成分(A)のビニル系重合体としては、(A1)(A2)以外のビニル系単量体 0〜99.9質量部と、(A2)一般式(2):
(式中、Yはラジカル重合可能な有機基であり、R1及びX1は前記と同じである。)
で表されるラジカル重合可能な有機基を有するカルボシロキサンデンドリマー 100〜0.1質量部とを(共)重合させてなるカルボシロキサンデンドリマー構造を含有するビニル系重合体が好ましい。
上記式中、Yはラジカル重合可能な有機基であり、R1は炭素原子数1〜10のアルキル基もしくはアリール基である。アルキル基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、イソプロピル基、イソブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基が例示される。アリール基としては、フェニル基、ナフチル基が例示される。これらの中でもメチル基,フェニル基が好ましく、メチル基が特に好ましい。
このビニル系重合体において、(A1)成分のビニル系単量体は、ラジカル重合性のビニル基を有するものであれば良く、その種類等については特に限定されない。かかるビニル系単量体としては、例えば、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸n−プロピル、(メタ)アクリル酸イソプロピル、(メタ)アクリル酸n−ブチル、(メタ)アクリル酸イソブチル、(メタ)アクリル酸tert−ブチル、(メタ)アクリル酸n−ヘキシル、(メタ)アクリル酸シクロヘキシル等の低級アルキル(メタ)アクリレート;(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸オクチル、(メタ)アクリル酸ラウリル、(メタ)アクリル酸ステアリル等の高級アルキル(メタ)アクリレート;酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、酪酸ビニル、カプロン酸ビニル、2−エチルヘキサン酸ビニル、ラウリン酸ビニル、ステアリン酸ビニル等の脂肪酸ビニルエステル;スチレン、ビニルトルエン、ベンジル(メタ)アクリレート、フェノキシエチル(メタ)アクリレート等の芳香族含有単量体;(メタ)アクリルアミド、N−メチロール(メタ)アクリルアミド、N−メトキシメチル(メタ)アクリルアミド、イソブトキシメトキシ(メタ)アクリルアミド、N,N−ジメチル(メタ)アクリルアミド、ビニルピロリドン、N−ビニルアセトアミド等のアミド基含有ビニル型単量体;(メタ)アクリル酸ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸ヒドロキシプロピル、グリセリル(メタ)アクリレート、ヒドロキシエチルアクリルアミド等の水酸基含有ビニル型単量体;(メタ)アクリル酸、イタコン酸、クロトン酸、フマル酸、マレイン酸等のカルボン酸含有ビニル型単量体及びそれらの塩;テトラヒドロフルフリル(メタ)アクリレート、ブトキシエチル(メタ)アクリレート、エトキシジエチレングリコール(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコール(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールモノ(メタ)アクリレート、ヒドロキシブチルビニルエーテル、セチルビニルエーテル、2ーエチルヘキシルビニルエーテル等のエーテル結合含有ビニル型単量体;(メタ)アクリル酸グリシジル、(メタ)アリルグリシジルエーテル、メタクリロイルオキシエチルイソシアネート、(メタ)アクリロキシプロピルトリメトキシシラン等の反応性基含有モノマー;片末端に(メタ)アクリル基を含有したポリジメチルシロキサン、片末端にスチリル基を含有するポリジメチルシロキサンなどのマクロモノマー類;ブタジエン;塩化ビニル;塩化ビニリデン;(メタ)アクリロニトリル;フマル酸ジブチル;無水マレイン酸;スチレンスルホン酸、アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸のようなスルホン酸基を有するラジカル重合性不飽和単量体、およびそれらのアルカリ金属塩、アンモニウム塩、有機アミン塩;2−ヒドロキシ−3−メタクリルオキシプロピルトリメチルアンモニウムクロライドのような(メタ)アクリル酸から誘導される4級アンモニウム塩;メタクリル酸ジエチルアミノエチルのような3級アミノ基を有するアルコールのメタクリル酸エステル、ビニルピリジンおよびそれらの4級アンモニウム塩などが例示される。
また、多官能ビニル系単量体も使用可能であり、例えば、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、テトラエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、1,4−ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリオキシエチル(メタ)アクリレート、トリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレートジ(メタ)アクリレート、トリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレートトリ(メタ)アクリレート、スチリル基封鎖ポリジメチルシロキサンなどの不飽和基含有シリコ−ン化合物等が例示される。
成分(A2)のカルボシロキサンデンドリマーは、一般式(2)で表されるラジカル重合可能な有機基を有するものであれば良く、その種類等については特に限定されない。一般式(2)中、Yはラジカル重合可能な有機基であり、ラジカル反応可能な有機基であればよいが、具体的には、下記一般式で表される(メタ)アクリロキシ基含有有機基、(メタ)アクリルアミド基含有有機基、スチリル基含有有機基、炭素原子数2〜10のアルケニル基等が挙げられる。
(式中、R4及びR6は水素原子又はメチル基であり、R5及びR8は炭素原子数1〜10のアルキレン基であり、R7は炭素原子数1〜10のアルキル基である。bは0〜4の整数であり、cは0または1である。)
このようなラジカル重合可能な有機基としては、例えば、2−アクリロイルオキシエチル基、3−アクリロイルオキシプロピル基、2−メタクリロイルオキシエチル基、3−メタクリロイルオキシプロピル基、4−ビニルフェニル基、3−ビニルフェニル基、4−(2−プロペニル)フェニル基、3−(2−プロペニル)フェニル基、2−(4−ビニルフェニル)エチル基、2−(3−ビニルフェニル)エチル基、ビニル基、アリル基、メタリル基、5−ヘキセニル基が挙げられる。
一般式(2)において、i=1、すなわちシリルアルキル基の階層数が1である場合、(A2)成分のカルボシロキサンデンドリマーは、一般式:
(式中、Y,R1,R2およびR3は前記と同じであり、R12は水素原子または前記R1と同じである。a1は前記aiと同じであるが、1分子中のa1の平均合計数は0〜7である。)で表される。
このようなラジカル重合可能な有機基を含有するカルボキシデンドリマー(A2)としては、下記平均組成式で示されるカルボシロキサンデンドリマーが例示される。
このようなカルボシロキサンデンドリマーは、例えば、特開平11―1530号公報、特開2000−63225号公報等に記載された製造方法に従って製造することができる。
本発明で用いられるデンドリマー構造を含有するビニル系重合体において、上記(A1)成分と(A2)成分の質量割合は、(A1):(A2)=0:100〜99.9:0.1が好ましく、5:95〜90:10がより好ましく、更に10:90〜80:20となる範囲であるのが好ましい。
本発明で用いられる成分(A)のカルボシロキサンデンドリマー構造を有するビニル系重合体の数平均分子量は、化粧品原料としての配合のしやすさから、好ましくは、3,000〜2,000,000であり、さらに好ましくは、5,000〜800,000である。また、その性状は、25℃で液状、ガム状、ペースト状、固体状などのいずれでも良いが、得られる化粧皮膜の持続性の観点から、固体状のものが好ましい。また、配合性の観点からは、溶媒によって希釈された溶液や分散液であることが好ましい。なかでも、化粧料中への分散性、作業性の点から、液状油によって希釈された分散液として用いるのが好ましく、シリコーン油、炭化水素油を用いるのが好ましく、ジメチルポリシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、イソドデカンを用いるのがより好ましい。
カルボシロキサンデンドリマー構造を側鎖に有するビニル系重合体としては、シリコーンデンドリマー・アクリル共重合体が好ましく、FA4001CM(デカメチルシクロペンタシロキサン溶液)、FA4002ID(イソドデカン溶液)(以上、東レ・ダウコーニング社製)等の市販品を用いることができる。
成分(A)は、1種又は2種以上を用いることができ、含有量は、のびが良く、皮膜形成性、密着性に優れる点から、全組成中に0.1質量%以上であり、0.4質量%以上が好ましく、0.8質量%以上がより好ましく、20質量%以下であり、10質量%以下が好ましく、6質量%以下がより好ましい。また、成分(A)の含有量は、全組成中に0.1〜20質量%であり、0.4〜10質量%が好ましく、0.8〜6質量%がより好ましい。
本発明で用いる成分(B)の架橋型オルガノポリシロキサンとしては、架橋型ジメチルポリシロキサン、架橋型アルキルポリシロキサンが好ましい。架橋型ジメチルポリシロキサンは、シロキサン骨格を三次元架橋させた架橋構造を有する重合物であり、架橋型アルキルポリシロキサンは、さらに、炭素数6〜20のアルキル基を有するものである。
成分(B)としては、(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー、(ビニルジメチコン/ラウリルジメチコン)クロスポリマーがより好ましく、(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマーがさらに好ましい。
これらは、固体状のまま使用しても良く、液状油と均一に混合したものを使用しても良い。なかでも、化粧料中への分散性、作業性の点から、液状油によって希釈された分散液として用いるのが好ましく、シリコーン油、炭化水素油、エステル油を用いるのが好ましく、シリコーン油、炭化水素油を用いるのがより好ましく、ジメチルポリシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、流動パラフィン、軽質イソパラフィンを用いるのがさらに好ましい。
(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマーとしては、デカメチルシクロペンタシロキサンとの混合物であるKSG−15、低粘度ジメチルポリシロキサンとの混合物であるKSG−16(以上、信越化学工業社製)などの市販品を用いることができる。
また、(ビニルジメチコン/ラウリルジメチコン)クロスポリマーとしては、流動パラフィンとの混合物であるKSG−41、軽質イソパラフィンとの混合物であるKSG−42、トリ−2−エチルヘキサン酸グリセリルとの混合物であるKSG−43、スクワランとの混合物であるKSG−44(以上、信越化学工業社製)などの市販品を用いることができる。
成分(B)は、1種又は2種以上を組み合わせて用いることができ、塗布中の滑りに優れ、肌にきれいに塗布することができ、肌なじみが早い点から、含有量は、全組成中に0.01質量%以上であり、0.02質量%以上が好ましく、0.04質量%以上がより好ましく、0.1質量%以上がさらに好ましく、10質量%以下であり、5質量%以下が好ましく、2質量%以下がより好ましく、1質量%以下がさらに好ましい。また、成分(B)の含有量は、全組成中に0.01〜10質量%であり、0.02〜5質量%が好ましく、0.04〜2質量%がより好ましく、0.1〜1質量%がさらに好ましい。
本発明において、成分(A)及び(B)の質量割合(A)/(B)は、指先で塗布して化粧料が指先から逃げることを抑制し、肌にきれいに塗布することができ、肌なじみが早く、しかも、塗り残しや、筋むらを抑制し、厚み感のある仕上がりで、明るい仕上がりを得る点から、0.5以上であり、1以上が好ましく、2以上がより好ましく、5以上がさらに好ましく、200以下であり、100以下が好ましく、60以下がより好ましく、40以下がさらに好ましい。また、成分(A)及び(B)の質量割合(A)/(B)は、0.5〜200であり、1〜100が好ましく、2〜60がより好ましく、5〜40がさらに好ましい。
成分(C)の板状粉体は、平均粒子径1〜100μm、アスペクト比8〜120のものである。光輝性に優れる点から、平均粒子径2〜30μmが好ましく、アスペクト比15〜100が好ましい。
ここで、板状とは、形状が狭義の板状の他、薄片状等の形状の粉体も含まれる。
本発明において、粒子径は、電子顕微鏡観察、レーザー回折/散乱法による粒度分布測定機によって、測定される。具体的には、レーザー回折/散乱法の場合、エタノールを分散媒として、レーザー回折散乱式粒度分布測定器(例えば、堀場製作所製、LA−920)で測定する。厚さは、原子間力顕微鏡により基準面との差を測定し、相加平均したものを平均厚さとする。
また、アスペクト比は、平均粒子径と粒子の平均厚さとの比により計算されるものであり、アスペクト比=(平均粒子径/平均厚さ)で定義される。
成分(C)の板状粉体としては、例えば、天然雲母、合成雲母、白雲母、金雲母、合成金雲母、紅雲母、黒雲母、リチア雲母等の雲母;板状酸化亜鉛、板状酸化チタン、板状酸化セリウム、板状硫酸バリウム、タルク、板状カオリン、セリサイト、板状無水ケイ酸、板状ヒドロキシアパタイト、ベントナイト、モンモリロナイト、ヘクトライト、板状セラミックスパウダー、板状アルミナ、板状窒化ホウ素、板状ポリメチルメタクリレートパウダー、ラウロイルリジン、板状酸化鉄、酸化チタン被覆雲母、酸化チタン処理マイカ、オキシ塩化ビスマス、酸化チタン被覆オキシ塩化ビスマス、酸化チタン被覆タルク、魚鱗箔、酸化チタン被覆着色雲母、アルミニウム、板状ガラス末、シリカフレーク、ガラスフレーク、アルミナフレーク、金属アルミフレーク等が挙げられる。
これらのうち、成分(A)、(B)と組み合わせるものとして、雲母チタン、タルクが好ましく、なかでも、指先で塗布して化粧料が指先から逃げることを抑制し、肌にきれいに塗布することができ、肌なじみが早く、しかも、塗り残しや、厚み感のある仕上がりで、明るい仕上がりを得る点から、雲母チタンがより好ましい。
成分(C)の板状粉体は、疎水化処理したものを用いることができ、撥水性及び撥油性が十分に発現し、感触や流動性が良好になるので好ましい。
疎水化処理としては、通常の化粧料用粉体に施されている処理であれば制限されず、シリコーン処理、脂肪酸処理、ラウロイルリジン処理、レシチン処理、N−アシルアミノ酸処理、金属石鹸処理、フッ素化合物処理等が挙げられる。これらのうち、シリコーン処理が好ましい。これらの処理は、通常の方法により行うことができる。
疎水化処理の処理量は粉体によって異なるが、撥水性及び撥油性が十分に発現し、感触や流動性が良好になる点から、成分(C)の粉体質量に対して、0.05質量%以上が好ましく、0.1質量%以上がより好ましく、1質量%以上がさらに好ましく、50質量%以下が好ましく、10質量%以下がより好ましく、6質量%以下がさらに好ましい。
成分(C)は、1種又は2種以上を組み合わせて用いることができ、肌をきれいに見せ、明るい仕上りを得る点から、含有量は、全組成中に0.05質量%以上が好ましく、0.1質量%以上がより好ましく、0.2質量%以上がさらに好ましく、50質量%以下が好ましく、15質量%以下がより好ましく、5質量%以下がさらに好ましい。また、成分(C)の含有量は、全組成中に0.05〜50質量%が好ましく、0.1〜15質量%がより好ましく、0.2〜5質量%がさらに好ましい。
本発明において、成分(A)及び(C)の質量割合(A)/(C)は、指先で塗布して化粧料が指先から逃げることを抑制し、肌にきれいに塗布することができ、肌なじみが早く、しかも、塗り残しや、筋むらを抑制し、厚み感のある仕上がりで、明るい仕上がりを得る点から、0.05以上が好ましく、0.1以上がより好ましく、0.3以上がさらに好ましく、60以下が好ましく、40以下がより好ましく、15以下がさらに好ましい。また、成分(A)及び(C)の質量割合(A)/(C)は、0.05〜60が好ましく、0.1〜40がより好ましく、0.3〜15がさらに好ましい。
本発明の油中水型乳化化粧料は、さらに、成分(D)として、成分(C)以外の比表面積10〜100m2/g、好ましくは、比表面積15〜60m2/gの微粒子酸化亜鉛を含有することができ、化粧持ちに優れ、良好な使用感を得ることができる。
成分(D)の微粒子酸化亜鉛は、平均粒子径5〜40nmが好ましく、平均粒子径10〜30nmがより好ましい。
微粒子酸化亜鉛は、成分(C)と同様に、疎水化処理したものを用いることができる。
成分(D)は、1種又は2種以上を用いることができ、化粧持ちに優れ、良好な使用感を得る点から、含有量は、全組成中に0.1質量%以上が好ましく、0.5質量%以上がより好ましく、1質量%以上がさらに好ましく、20質量%以下が好ましく、10質量%以下がより好ましく、6質量%以下がさらに好ましい。また、成分(D)の含有量は、全組成中に0.1〜20質量%が好ましく、0.5〜10質量%がより好ましく、1〜6質量%がさらに好ましい。
本発明の油中水型乳化化粧料は、さらに、(E)25℃で液状のエステル油を含有することができ、良好な使用感を得ることができる。
ここで、液状とは流動性を有するもので、ペースト状のものも含まれる。また、成分(E)のエステル油の分子量は、カルボシロキサンデンドリマー構造を側鎖に有するビニル系重合体と相溶し、粘着性に優れ、それでいて、べたつきを抑制し、皮膜性に優れる点から、250〜2000が好ましく、300〜1000がより好ましく、350〜800がさらに好ましい。
成分(E)の25℃で液状のエステル油としては、モノエステル、ジエステルが好ましく、具体的には、例えば、イソノナン酸イソトリデシル、リンゴ酸ジイソステアリル、ミリスチン酸イソステアリル、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、ジイソステアリン酸ジグリセリル、モノイソステアリン酸モノミリスチン酸グリセリル、パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル、酢酸トコフェロール、モノイソステアリン酸ジグリセリル等が挙げられる。
これらのうち、モノエステルがより好ましく、イソノナン酸イソトリデシル、ミリスチン酸イソステアリル、モノイソステアリン酸モノミリスチン酸グリセリル、パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル、酢酸トコフェロールがさらに好ましく、パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル、酢酸トコフェロールがよりさらに好ましい。
成分(E)の25℃で液状のエステル油は、1種又は2種以上を用いることができ、成分(A)に相溶し、可塑化効果を示し、粘着性を発現する点から、含有量は、全組成中に0.1質量%以上が好ましく、0.3質量%以上がより好ましく、0.5質量%以上がさらに好ましく、30質量%以下が好ましく、15質量%以下がより好ましく、6質量%以下がさらに好ましい。また、成分(E)の含有量は、全組成中に0.1〜30質量%が好ましく、0.3〜15質量%がより好ましく、0.5〜6質量%がさらに好ましい。
本発明において、成分(A)及び(E)の質量割合(A)/(E)は、粘着性を発現し、皮膚の追従性に優れる点から、0.5以上が好ましく、0.8以上がより好ましく、1.2以上がさらに好ましく、5以下が好ましく、4以下がより好ましく、3以下がさらに好ましい。また、成分(A)及び(E)の質量割合(A)/(E)は、0.5〜5が好ましく、0.8〜4がより好ましく、1.2〜3がさらに好ましい。
本発明の油中水型乳化化粧料は、さらに、(F)下記一般式(3)で表されるグリセリルエーテル変性シリコーンを含有することができ、化粧仕上がりの持続性能に優れ、肌上で化粧皮膜を安定化させることができる。
(式中、R21及びR29は、それぞれ独立に同一であっても異なってもよい炭素数の最頻値が8〜32の直鎖又は分岐を有する炭化水素基;R22〜R28は、それぞれ独立に同一であっても異なってもよい炭素数1〜5の直鎖又は分岐を有する炭化水素基;Qは炭素数3〜20の直鎖または分岐を有する二価の炭化水素基;R30及びR31はそれぞれ独立に水素原子又は炭素数1〜28の直鎖又は分岐を有する炭化水素基で、少なくとも一方は水素原子;pは繰り返し単位個数を表し、平均値で5以上50以下の数;qは繰り返し単位個数を表し、平均値で2.5以上10以下の数;繰り返し数p及びqの構成単位はブロック共重合体又はランダム共重合体のいずれであってもよい)
このグリセリルエーテル変性シリコーンは、両末端をアルキル基等の炭化水素基で置換して変性し、かつ、側鎖をグラフト状にアルキルグリセリルエーテル基で変性したものである。
一般式(3)において、R21及びR29は、それぞれ独立に炭素数の最頻値が8〜32の直鎖又は分岐を有する炭化水素基を示し、好ましくは炭素数の最頻値が12〜28、さらに好ましくは16〜18である。ここで炭素数の最頻値とは、分布を有する炭化水素基の鎖長のうち、最も多く含まれる炭化水素基の炭素数をいい、化粧料に一般的に用いられる油剤との相溶性と、化粧持続性の発現を左右する重要な因子である。炭素数の最頻値が8以上であると油剤との良好な相溶性が得られ、32以下であると化粧皮膜を安定化させ、化粧仕上がりの持続性能が維持される。
上記一般式(3)において、R22〜R28は、それぞれ独立に炭素数1〜5の直鎖又は分岐を有する炭化水素基を示し、同一であっても異なってもよい。炭素数がこの範囲の炭化水素基を使用することによって、化粧仕上がりの持続性能に優れ、肌上で化粧皮膜を安定化させることができる。具体的には、メチル基、エチル基、n−プロピル基、n−ブチル基、ペンチル基の直鎖アルキル基;イソプロピル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、ネオペンチル基等の分岐鎖アルキル基などが挙げられる。これらのうち、入手のしやすさの点から、メチル基が好ましい。
また、上記一般式(3)において、Qは炭素数3〜20の直鎖または分岐を有する二価の炭化水素基を示す。炭素数が3以上であると、顔料の分散を阻害することがなく、炭素数が20以下であると化粧仕上がりの持続性が維持される。
Qで示される炭素数3〜20の二価の炭化水素基としては、トリメチレン基、テトラメチレン基、ペンタメチレン基、ヘキサメチレン基、ヘプタメチレン基、オクタメチレン基、ノナメチレン基、デカメチレン基、ウンデカメチレン基、ドデカメチレン基、トリデカメチレン基、テトラデカメチレン基、ヘキサデカメチレン基、オクタデカメチレン基等の直鎖アルキレン基;プロピレン基、2−メチルテトラメチレン基、2−メチルペンタメチレン基、3−メチルペンタメチレン基、2−エチルオクタメチレン基等の分岐鎖アルキレン基などが挙げられる。これらのうち、化粧持続性を最大限発揮させる点から、ノナメチレン基、デカメチレン基、ウンデカメチレン基、ドデカメチレン基、トリデカメチレン基が好ましい。
次に、R30及びR31はそれぞれ独立に水素原子又は炭素数1〜28の直鎖又は分岐を有する炭化水素基であって、少なくとも一方は水素原子である。この組み合わせによって、化粧仕上がりの持続性能に優れ、肌上で化粧皮膜を安定化させることができる。炭素数1〜28の直鎖又は分岐を有する炭化水素基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、オクチル基、デシル基、ドデシル基、テトラデシル基、ヘキサデシル基、オクタデシル基、エイコシル基、ドエイコシル基、テトラエイコシル基、ヘキサエイコシル基、オクタエイコシル基等の直鎖アルキル基;イソプロピル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、ネオペンチル基、1−エチルプロピル基、1−ヘプチルデシル基等の分岐鎖アルキル基などが挙げられる。これらのうち、化粧持続性の点から、R30及びR31はともに水素原子であることが好ましい。
一般式(3)において、pは繰り返し単位個数を示し、平均値で5〜50の数を示し、好ましくは20〜30の数である。pの値が5以上であると顔料の分散を阻害することがなく、また50以下であると、化粧料に一般的に使用される油剤との相溶性が確保される。ここで、pの平均値は1H−NMRにより、ポリシロキサンの両末端に導入された炭化水素基の末端メチル基を基準に、R24及びR25に帰属されるピークの強度比から算出する。
また、qは繰り返し単位個数を表し、平均値で2.5〜10の数を示し、好ましくは3.0〜6.0の数である。qの値が2.5以上であると、化粧仕上がりの持続性が維持され、10以下であると顔料の分散を阻害することがない。ここで、qの平均値は1H−NMRにより、ポリシロキサンの両末端に導入された炭化水素基の末端メチル基を基準に、OR30及びOR31が付加したメチン及びメチレン水素に帰属されるピークの強度比から算出する。
繰り返し数p及びqの構成単位はブロック共重合体又はランダム共重合体のいずれであってもよいが、顔料の分散をより阻害しない、ランダム共重合体が好ましい。また、pはqよりも大きいことが好ましい。
上記一般式(3)で表されるグリセリルエーテル変性シリコーンは、特開平4−134013号公報記載の方法に従って、少なくとも1個のケイ素−水素結合を有するオルガノハイドロジェンポリシロキサンに、対応するアルケニルグリセリルエーテルなどをヒドロシリル化反応させることにより、製造することができる。
ヒドロシリル化に用いられる触媒としては、ルテニウム、ロジウム、オスミウム、イリジウム、白金等の金属の錯体化合物、これらをシリカゲル、アルミナ、またはカーボンに担持させたもの等が挙げられる。これらのうち、塩化白金酸、Spiers触媒(塩化白金酸の2−プロパノール溶液)等が好ましい。
触媒の使用量は、オレフィン1molに対して10-6〜10-1 molの範囲が好ましい。本反応においては、反応溶媒は使用しても使用しなくても良い。反応溶媒は反応を阻害しないものであれば限定されず、例えば、ペンタン、ヘキサン、シクロヘキサン等の炭化水素系溶媒;ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族系溶媒;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル等のエーテル系溶媒;メタノール、エタノール、2−プロパノール、ブタノール等のアルコール系溶媒;オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン等の環状シリコーン系溶媒等が挙げられる。アルコール系溶媒を使用する場合には、ケイ素−水素結合と水酸基間における脱水反応を防止、もしくは抑制するために、酢酸カリウム等のpH調整剤(特開昭57−149290号公報参照)を用いるのが好ましい。本反応は、0〜200℃で進行するが、反応速度や生成物の着色などを考え、0〜100℃で行うのが好ましい。また反応時間は、0.5〜24時間程度とするのが好ましい。
上記一般式(3)で表されるグリセリルエーテル変性シリコーンの合成に用いられる、シリコーン鎖の両末端にシリコーン鎖中の他のアルキル基とは異なるアルキル基を有し、シリコーン鎖中にケイ素−水素結合を有するオルガノハイドロジェンポリシロキサンは、特許第3032420号公報記載の方法に従って製造されたジシロキサン化合物や、1,1,3,3−テトラアルキル−1,3−ジヒドロジシロキサンに末端オレフィン化合物を定法により、ヒドロシリル化して付加したジシロキサン化合物を、酸触媒または塩基触媒存在下、環状ジメチルテトラシロキサン、環状メチルヒドロテトラシロキサン等と平衡化重合させることにより、製造することができる。
成分(F)としては、両末端アルキル(C16−18)変性・ジメチルシロキサン・メチル(ウンデシルグリセリルエーテル)シロキサン共重合体が好ましい。
なお、上記一般式(3)で表されるグリセリルエーテル変性シリコーンは、1種単独のものの構造、又は2種以上の混合物で、これらの平均的な構造を示すものである。
成分(F)は、1種又は2種以上を用いることができ、化粧仕上がりの持続性能に優れ、肌上で化粧皮膜を安定化させることができる点から、含有量は、全組成中に0.01質量%以上が好ましく、0.05質量%以上がより好ましく、0.1質量%以上がさらに好ましく、10質量%以下が好ましく、2質量%以下がより好ましく、1質量%以下がさらに好ましい。また、成分(F)の含有量は、全組成中に0.01〜10質量%が好ましく、0.05〜2質量%がより好ましく、0.1〜1質量%が更に好ましい。
本発明において、水の含有量は、全組成中に10質量%以上が好ましく、12質量%以上がより好ましく、15質量%以上がさらに好ましく、70質量%以下が好ましく、50質量%以下がより好ましく、30質量%以下がさらに好ましい。
本発明の油中水型乳化化粧料は、前記成分以外に、通常化粧料に用いられる成分、例えば、前記以外の油性成分・紫外線吸収剤、界面活性剤、顔料、水溶性高分子、酸化防止剤、香料、色素、防腐剤、増粘剤、pH調整剤、血行促進剤、冷感剤、制汗剤、殺菌剤、皮膚賦活剤、保湿剤、清涼剤等を含有することができる。
本発明の油中水型乳化化粧料は、通常の方法に従って製造することができ、液状、乳液液、ペースト状、クリーム状、ジェル状等の剤型にすることができ、乳液状、クリーム状が好ましい。
また、本発明の油中水型乳化化粧料は、化粧下地、ファンデーション、コンシーラー;ほお紅、アイシャドウ、マスカラ、アイライナー、アイブロウ、オーバーコート剤、口紅等のメイクアップ化粧料;日やけ止め乳液、日焼け止めクリーム等の紫外線防御化粧料などとして適用することができる。なかでも、化粧下地、リキッドファンデーション、コンシーラーがより好ましい。
本発明の油中水型乳化化粧料は、単品のみの使用においても、リキッドファンデーションやパウダーファンデーション・白粉等の粉体化粧料の重ね付けにおいても使用することができる。
本発明の油中水型乳化化粧料は、展延性に優れ、肌への密着性に優れる点から、25℃における粘度が500〜15000mPa・sであるのが好ましく、800〜12000mPa・sがより好ましく、1000〜5000mPa・sがさらに好ましい。
本発明において、粘度は、25℃において、粘度計(東機産業社製、VISCOMETER TVB-10形粘度計、回転数6r/min,ローターNo.3、1min)により測定する。
上述した実施形態に関し、本発明は、更に以下の組成物を開示する。
<1>次の成分(A)、(B)及び(C):
(A)カルボシロキサンデンドリマー構造を側鎖に有するビニル系重合体 0.1〜20質量%、
(B)架橋型オルガノポリシロキサン 0.01〜10質量%、
(C)平均粒子径1〜100μm、アスペクト比8〜120の板状粉体
を含有し、成分(A)と成分(B)の質量割合(A)/(B)が、0.5〜200である油中水型乳化化粧料。
<2>成分(A)において、カルボシロキサンデンドリマー構造が、次式(1)
{式中、Zは2価の有機基であり、pは0又は1であり、R1は炭素原子数1〜10のアルキル基又はアリール基である。X1はi=1とした場合の次式で示されるシリルアルキル基である。
(式中、R1は前記と同じであり、R2は炭素原子数2〜10のアルキレン基であり、R3は炭素原子数1〜10のアルキル基であり、Xi+1は水素原子、炭素原子数1〜10のアルキル基、アリール基及び上記シリルアルキル基からなる群から選択される基である。iは該シリルアルキル基の階層を示している1〜10の整数であり、aiは0〜3の整数である。)}
で表される基である前記<1>記載の油中水型乳化化粧料。
<3>成分(A)のビニル系重合体が、(A1)ビニル系単量体 0〜99.9質量部と、(A2)一般式:
{式中、Yはラジカル重合可能な有機基であり、R1は炭素原子数1〜10のアルキル基又はアリール基であり、X1はi=1とした場合の次式で示されるシリルアルキル基である。
(式中、R1は前記と同じであり、R2は炭素原子数2〜10のアルキレン基であり、R3は炭素原子数1〜10のアルキル基であり、Xi+1は水素原子、炭素原子数1〜10のアルキル基、アリール基及び上記シリルアルキル基からなる群から選択される基である。iは該シリルアルキル基の階層を示している1〜10の整数であり、aiは0〜3の整数である。)}
で表されるラジカル重合可能な有機基を有するカルボシロキサンデンドリマー 100〜0.1質量部とを重合させてなるものである前記<1>又は<2>記載の油中水型乳化化粧料。
<4>(A2)中のラジカル重合可能な有機基Yが、一般式
(式中、R4は水素原子又はメチル基であり、R5は炭素原子数1〜10のアルキレン基である。)
で表されるアクリル基又はメタクリル基含有有機基、一般式:
(式中、R6は水素原子又はメチル基であり、R7は炭素原子数1〜10のアルキル基であり、R8は炭素原子数1〜10のアルキレン基であり、bは0〜4の整数であり、cは0又は1である。)
で表されるスチリル基含有有機基及び炭素原子数2〜10のアルケニル基からなる群から選択される基である前記<3>記載の油中水型乳化化粧料。
<5>成分(A)の含有量が、好ましくは、全組成中に0.4質量%以上であって、0.8質量%以上がより好ましく、10質量%以下が好ましく、6質量%以下がより好ましい前記<1>〜<4>のいずれか1記載の油中水型乳化化粧料。
<6>成分(B)が、好ましくは、架橋型ジメチルポリシロキサン、架橋型アルキルポリシロキサンであって、(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー、(ビニルジメチコン/ラウリルジメチコン)クロスポリマーがより好ましく、(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマーがさらに好ましい前記<1>〜<5>のいずれか1記載の油中水型乳化化粧料。
<7>成分(B)の含有量は、好ましくは、全組成中に0.02質量%以上であって、0.04質量%以上がより好ましく、0.1質量%以上がさらに好ましく、5質量%以下が好ましく、2質量%以下がより好ましく、1質量%以下がさらに好ましい前記<1>〜<6>のいずれか1記載の油中水型乳化化粧料。
<8>成分(A)及び(B)の質量割合(A)/(B)が、好ましくは、1以上であって、2以上がより好ましく、5以上がさらに好ましく、100以下が好ましく、60以下がより好ましく、40以下がさらに好ましい前記<1>〜<7>のいずれか1記載の油中水型乳化化粧料。
<9>成分(C)の板状粉体が、好ましくは、平均粒子径2〜30μm、アスペクト比15〜100である前記<1>〜<8>のいずれか1記載の油中水型乳化化粧料。
<10>成分(C)が、好ましくは、雲母チタン、タルクであって、雲母チタンがより好ましい前記<1>〜<9>のいずれか1記載の油中水型乳化化粧料。
<11>成分(C)の含有量が、好ましくは、全組成中に0.05質量%以上であって、0.1質量%以上がより好ましく、0.2質量%以上がさらに好ましく、50質量%以下が好ましく、15質量%以下がより好ましく、5質量%以下がさらに好ましい前記<1>〜<10>のいずれか1記載の油中水型乳化化粧料。
<12>成分(A)及び(C)の質量割合(A)/(C)が、好ましくは、0.05以上であって、0.1以上がより好ましく、0.3以上がさらに好ましく、60以下が好ましく、40以下がより好ましく、15以下がさらに好ましい前記<1>〜<11>のいずれか1記載の油中水型乳化化粧料。
<13>さらに、成分(D)として、成分(C)以外の比表面積10〜100m2/g、好ましくは、比表面積15〜60m2/gの微粒子酸化亜鉛を含有する前記<1>〜<12>のいずれか1記載の油中水型乳化化粧料。
<14>成分(D)の含有量が、好ましくは、全組成中に0.1質量%以上であって、0.5質量%以上がより好ましく、1質量%以上がさらに好ましく、20質量%以下が好ましく、10質量%以下がより好ましく、6質量%以下がさらに好ましい前記<13>記載の油中水型乳化化粧料。
<15>さらに、(E)25℃で液状のエステル油を含有し、好ましくは、モノエステルであって、イソノナン酸イソトリデシル、ミリスチン酸イソステアリル、モノイソステアリン酸モノミリスチン酸グリセリル、パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル、酢酸トコフェロールがより好ましく、パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル、酢酸トコフェロールがさらに好ましい前記<1>〜<14>のいずれか1記載の油中水型乳化化粧料。<16>成分(E)の含有量が、好ましくは、全組成中に0.1質量%以上であって、0.3質量%以上がより好ましく、0.5質量%以上がさらに好ましく、30質量%以下が好ましく、15質量%以下がより好ましく、6質量%以下がさらに好ましい前記<15>記載の油中水型乳化化粧料。
<17>さらに、(F)下記一般式(3)
(式中、R21及びR29は、それぞれ独立に同一であっても異なってもよい炭素数の最頻値が8〜32の直鎖又は分岐を有する炭化水素基;R22〜R28は、それぞれ独立に同一であっても異なってもよい炭素数1〜5の直鎖又は分岐を有する炭化水素基;Qは炭素数3〜20の直鎖または分岐を有する二価の炭化水素基;R30及びR31はそれぞれ独立に水素原子又は炭素数1〜28の直鎖又は分岐を有する炭化水素基で、少なくとも一方は水素原子;pは繰り返し単位個数を表し、平均値で5以上50以下の数;qは繰り返し単位個数を表し、平均値で2.5以上10以下の数;繰り返し数p及びqの構成単位はブロック共重合体又はランダム共重合体のいずれであってもよい)
で表されるグリセリルエーテル変性シリコーンを含有し、好ましくは、両末端アルキル(C16−18)変性・ジメチルシロキサン・メチル(ウンデシルグリセリルエーテル)シロキサン共重合体を含有する前記<1>〜<16>のいずれか1記載の油中水型乳化化粧料。
<18>成分(F)の含有量が、好ましくは、全組成中に0.01質量%以上であって、0.05質量%以上がより好ましく、0.1質量%以上がさらに好ましく、10質量%以下が好ましく、2質量%以下がより好ましく、1質量%以下がさらに好ましい前記<17>記載の油中水型乳化化粧料。
<19>水の含有量が、好ましくは、全組成中に10質量%以上であって、12質量%以上がより好ましく、15質量%以上がさらに好ましく、70質量%以下が好ましく、50質量%以下がより好ましく、30質量%以下がさらに好ましい前記<1>〜<18>のいずれか1記載の油中水型乳化化粧料。
<20>25℃における粘度が、好ましくは、500〜15000mPa・sであって、800〜12000mPa・sがより好ましく、1000〜5000mPa・sがさらに好ましい前記<1>〜<19>のいずれか1記載の油中水型乳化化粧料。
製造例1(グリセリルエーテル変性シリコーンの製造)
(1)STEP−1:シリコーン鎖の両末端にシリコーン鎖中の他のアルキル基とは異なるアルキル基を有するテトラメチルジシロキサンの合成:
1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン44.8g、Spiers触媒1.0g(2質量%塩化白金酸の2−プロパノール溶液)を三ツ口フラスコに加え、70℃に加温した。窒素雰囲気下に70℃で、α−オレフィン(三菱化学社製「ダイアレン168」、炭素数16及び18の1/1(質量比)混合物))174.2gを滴下した後、2時間撹拌を行った。冷却後、水酸化ナトリウム水溶液で反応系内を中和し、減圧下に蒸留精製を行った。得られた生成物の1H−NMRスペクトル(400MHz)より、得られた生成物は両末端に炭素数16及び炭素数18のアルキル基を有する1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン誘導体(下記式)であることを確認した(22.1g、収率;85%)。
(2)STEP−2:シリコーン鎖の両末端にシリコーン鎖中の他のアルキル基とは異なるアルキル基を有し、シリコーン鎖中にケイ素-水素結合を有するオルガノハイドロジェンポリシロキサンの合成:
(1)で合成した両末端に炭素数16及び炭素数18のアルキル基を有する1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン誘導体44.8g、デカメチルシクロペンタシロキサン78.6g、1,3,5,7−テトラメチルシクロテトラシロキサン19.8g、n−ヘプタン50g、活性白土5gを三ツ口フラスコに加え12時間環流した。冷却後、減圧下に蒸留精製を行った。得られた生成物の1H−NMRスペクトルより、得られた生成物は両末端に炭素数16及び炭素数18のアルキル基を有するジメチルシロキサン/メチルシロキサン共重合体(下記式;p=23,q=4)であることを確認した(132.8g、収率;95%)。
(3)STEP−3:両末端をアルキル基で置換し、かつ、側鎖をグラフト状にアルキルグリセリルエーテル基で変性したポリシロキサンの合成:
(2)で合成した両末端に炭素数16及び炭素数18のアルキル基を有するジメチルシロキサン/メチルシロキサン共重合体50.0g、10−ウンデセニルグリセリルエーテル61.0g、5質量%白金担持カーボン触媒0.25gを三ツ口フラスコに加え70℃で3時間撹拌を行った。冷却後、減圧下に蒸留精製を行った。得られた生成物の1H−NMRスペクトルより、得られた生成物は両末端に炭素数16及び炭素数18のアルキル基を有するジメチルシロキサン/メチル(ウンデシルグリセリルエーテル)シロキサン共重合体(下記式;p=23,q=4)であることを確認した(63.0g、収率;95%)。
実施例1〜10及び比較例1〜3
表1に示す組成の油中水型乳化化粧料を製造し、初期粘度を測定するとともに、指先で塗布したときの化粧料の指先からの逃げにくさ、塗布してから肌になじむまでの早さ、塗り残しのなさ、指先で塗布したときの筋むらのなさ、厚み感のある仕上がり及び明るい仕上がりを評価した。結果を表1に併せて示す。
(製法)
粉体相成分を混合粉砕し、別途混合した油相成分に添加してディスパー(1400rpm)で2分間分散した。その後、水相成分を添加し、ディスパー(3000rpm)で10分間撹拌することにより、油中水型乳化化粧料を得た。
(評価方法)
(1)初期粘度:
製造直後の化粧料について、25℃において、粘度計(東機産業社製、VISCOMETER TVB-10形粘度計、回転数6r/min,ローターNo.3、1min)で粘度を測定した。
(評価方法)
専門評価者10人が各油中水型乳化化粧料を肌に塗布したとき、指先で塗布したときの化粧料の指先からの逃げにくさ、塗布してから肌になじむまでの早さ、塗り残しのなさ、指先で塗布したときの筋むらのなさ、厚み感のある仕上がり及び明るい仕上がりを、以下の基準で官能評価した。なお、表中の評価結果は、専門評価者10人の合計点で示した。
(2)指先で塗布したときの化粧料の指先からの逃げにくさ:
5;塗布中に化粧料が指先から逃げることがなく、とても均一に広げることができる。
4;塗布中に化粧料が指先から逃げることがなく、均一に広げることができる。
3;塗布中に化粧料が指先から逃げるが、ほぼ均一に広げることができる。
2;塗布中に化粧料が指先から逃げ、あまり均一に広げることができない。
1;塗布中に化粧料が指先から逃げ、均一に広げることができない。
(3)塗布してから肌になじむまでの早さ:
5;肌になじむまでの時間がとても早い。
4;肌になじむまでの時間が早い。
3;肌になじむまでの時間がやや早い。
2;肌になじむまでの時間が遅い。
1;肌になじむまでの時間がとても遅い。
(4)塗り残しのなさ:
5;塗り残しがない。
4;塗り残しがほとんどない。
3;塗り残しがわずかながらある。
2;塗り残しがある。
1;塗り残しが非常にある。
(5)指先で塗布したときの筋むらのなさ:
5;筋むらがない。
4;筋むらがほとんどない。
3;筋むらがやや見られる。
2;筋むらが見られる
1;筋むらが顕著に見られる。
(6)厚み感のある仕上がり:
5;厚み感をしっかり実感できる。
4;厚み感を実感できる。
3;厚み感をやや実感できる。
2;厚み感をあまり実感できない
1;厚み感を実感できない。
(7)明るい仕上がり:
5;仕上がりがとても明るい。
4;仕上がりが明るい。
3;仕上がりがやや明るい。
2;仕上がりがあまり明るくない。
1;仕上がりが明るくない。
実施例11(油中水型乳化化粧料)
実施例1〜10と同様にして、以下に示す組成の油中水型乳化化粧料を製造した。25℃における粘度は、11220mPa・sであった。
得られた油中水型乳化化粧料は、指先で塗布したときの化粧料の指先からの逃げにくさ、塗布してから肌になじむまでの早さ、塗り残しのなさ、指先で塗布したときの筋むらのなさに優れ、厚み感のある仕上がり及び明るい仕上がりが得られるものであった。
(成分)
アクリル・シリコーンデンドリマー 30%デカメチルシクロペンタシロキサン溶液
(東レ・ダウコーニング社製、FA4001CM) 10.0(質量%)
(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー 25%ジメチルポリシロキサン溶液
(信越化学工業社製、KSG16) 3.0
シリコーン処理酸化チタン*5 10.0
シリコーン処理ベンガラ*5 0.4
シリコーン処理黄酸化鉄*5 2.0
シリコーン処理黒酸化鉄*5 0.2
シリコーン処理雲母チタン*5
(BASF社製、Timica Soft Luster White 6500)
(平均粒子径5μm、アスペクト比20〜30) 2.0
ナイロン樹脂 3.0
シリコーン処理微粒子酸化亜鉛
(テイカ社製、MZ−500、比表面積25m2/g)*5 3.0
ジメチルポリシロキサン・ポリオキシアルキレン共重合体
(東レ・ダウコーニング社製、シリコーンSH3775M) 2.0
グリセリルエーテル変性シリコーン(製造例1) 0.5
デカメチルシクロペンタシロキサン
(モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン合同会社製、
シリコーン TSF405) 15.0
ジメチルポリシロキサン(信越化学工業社製、シリコーン KF−96A−6CS)
5.0
パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル
(DSM ニュートリションジャパン社製、パルソールMCX) 3.0
エタノール 7.5
硫酸マグネシウム 1.0
精製水 32.4
合計 100.0
*5:メチルハイドロジェンポリシロキサンで2質量%処理したもの

Claims (7)

  1. 次の成分(A)、(B)及び(C):
    (A)カルボシロキサンデンドリマー構造を側鎖に有するビニル系重合体 0.1〜20質量%、
    (B)(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー及び(ビニルジメチコン/ラウリルジメチコン)クロスポリマーから選ばれる架橋型オルガノポリシロキサン 0.01〜10質量%、
    (C)平均粒子径1〜100μm、アスペクト比 8〜120の板状粉体
    を含有し、成分(A)と成分(B)の質量割合(A)/(B)が、0.5〜200である油中水型乳化化粧料。
  2. 成分(A)において、カルボシロキサンデンドリマー構造が、次式(1)
    {式中、Zは2価の有機基であり、pは0又は1であり、R1は炭素原子数1〜10のアルキル基又はアリール基である。X1はi=1とした場合の次式で示されるシリルアルキル基である。
    (式中、R1は前記と同じであり、R2は炭素原子数2〜10のアルキレン基であり、R3は炭素原子数1〜10のアルキル基であり、Xi+1は水素原子、炭素原子数1〜10のアルキル基、アリール基及び上記シリルアルキル基からなる群から選択される基である。iは該シリルアルキル基の階層を示している1〜10の整数であり、aiは0〜3の整数である。)}
    で表される基である請求項1記載の油中水型乳化化粧料。
  3. 成分(A)のビニル系重合体が、(A1)ビニル系単量体 0〜99.9質量部と、(A2)一般式:
    {式中、Yはラジカル重合可能な有機基であり、R1は炭素原子数1〜10のアルキル基又はアリール基であり、X1はi=1とした場合の次式で示されるシリルアルキル基である。
    (式中、R1は前記と同じであり、R2は炭素原子数2〜10のアルキレン基であり、R3は炭素原子数1〜10のアルキル基であり、Xi+1は水素原子、炭素原子数1〜10のアルキル基、アリール基及び上記シリルアルキル基からなる群から選択される基である。iは該シリルアルキル基の階層を示している1〜10の整数であり、aiは0〜3の整数である。)}
    で表されるラジカル重合可能な有機基を有するカルボシロキサンデンドリマー 100〜0.1質量部とを重合させてなるものである請求項1又は2記載の油中水型乳化化粧料。
  4. (A2)中のラジカル重合可能な有機基Yが、一般式
    (式中、R4は水素原子又はメチル基であり、R5は炭素原子数1〜10のアルキレン基である。)
    で表されるアクリル基又はメタクリル基含有有機基、一般式:
    (式中、R6は水素原子又はメチル基であり、R7は炭素原子数1〜10のアルキル基であり、R8は炭素原子数1〜10のアルキレン基であり、bは0〜4の整数であり、cは0又は1である。)
    で表されるスチリル基含有有機基及び炭素原子数2〜10のアルケニル基からなる群から選択される基である請求項3記載の油中水型乳化化粧料。
  5. 成分(C)の含有量が、0.05〜50質量%である請求項1〜4のいずれか1項記載の油中水型乳化化粧料。
  6. 成分(B)が、(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマーである請求項1〜5のいずれか1項記載の油中水型乳化化粧料。
  7. 成分(A)と成分(C)の質量割合(A)/(C)が、0.05〜60である請求項1〜6のいずれか1項記載の油中水型乳化化粧料。
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