JP6340977B2 - 燃料電池 - Google Patents

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Description

本発明は、固体酸化物で構成された電解質を用いた固体酸化物型の燃料電池(SOFC:Solid Oxide Fuel Cell)に関するものである。
特許文献1には、固体酸化物で構成された電解質、燃料極および酸化剤極を有する単セルと、単セルの燃料極の表面に接して配置され、単セルから電力を集電する集電体とを備え、この集電体として、Niで構成されたメッシュを用いた燃料電池が記載されている。
この従来技術の燃料電池では、燃料極は、NiとYSZのサーメット(複合材料)で構成されている。したがって、集電体は、燃料極中の金属成分と同じ金属材料で構成されている。
特開平8−45516号公報
上記した従来技術は、集電体として、線材と線材との間に空隙を有するメッシュを採用することで、反応ガスの透過性機能を持たせている。
また、上記した従来技術では、集電体を構成する材料として、燃料極を構成する複合材料中の金属材料と同じ金属材料を用いているので、長期間にわたって、集電体と単セルとの間の良好な導電性を維持でき、安定な集電を維持できる。
ここで、集電体を構成する材料が、燃料極を構成する複合材料中の金属材料と異なる金属材料である場合、集電体と燃料極とが長期間接触した状態となるため、集電体と燃料極との間で金属間化合物が生成したり、イオン化傾向が異なることで腐食が生じたりする等により、集電体と燃料極との間の接触抵抗が大きくなってしまう可能性が高い。
これに対して、集電体を構成する材料が、燃料極を構成する複合材料中の金属材料と同じ金属材料であれば、集電体と燃料極との間で金属間化合物が生成したり、腐食が生じたりする等がなく、燃料極に対する化学的安定性が高くなる。このため、長期間にわたって、集電体と燃料極との間の接触抵抗を小さな状態に維持でき、集電体と単セルとの間の良好な導電性を維持できる。
しかし、一般的に、燃料極を構成する複合材料中のNi等の金属材料は、熱伝導性が悪い(熱伝導率が低い)。このため、単セルでの発電反応に伴って単セルに温度分布が生じたときに、この温度分布が大きくなり、すなわち、最大温度と最小温度の差が大きくなり、熱応力によってセル破損が生じてしまうおそれがある。
本発明は上記点に鑑みて、集電体と単セルとの間の良好な導電性を維持しつつ、単セルに生じる温度分布を小さくできる燃料電池を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、
固体酸化物で構成された電解質(21)、電解質の一方の側に配置された酸化剤極(22)および電解質の他方の側に配置された燃料極(23)を有する単セル(2)と、
燃料極の表面に接して配置され、単セルから電力を集電する集電体(6)とを備え、
燃料極は、金属材料と固体酸化物の複合材料で構成され、
集電体は、複合材料中の金属材料と同じ金属材料で構成された第1線材(61)と、第1線材よりも熱伝導性が高い材料で構成された第2線材(62)とを用いて、空隙を有するように成形された成形体(6A、6B、6C、6D、6E)によって構成されており、
成形体は、第1線材と第2線材の両方を用いて網目状に織られた1層のメッシュ(6A)もしくは1層のメッシュが複数積層されたものであることを特徴としている。
このように、本発明では、集電体として、第1線材と第2線材とを用いて成形した成形体を採用している。第1線材は、燃料極を構成する複合材料中の金属材料と同じ金属材料で構成されており、燃料極に対する化学的安定性が高いので、第1線材が燃料極に接触することで、集電体とセルとの間の接触抵抗を小さな状態に長期間維持できる。さらに、第2線材は、第1線材よりも熱伝導性が高いので、集電体のうち第2線材が存在する領域にわたって、熱を拡散させることができる。
よって、本発明によれば、集電体と単セルとの間の良好な導電性を維持しつつ、単セルに生じる温度分布を小さくできる。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
第1実施形態における単セル、集電体およびセパレータの断面図である。 第1実施形態における集電体の平面図である。 第2実施形態における集電体の断面図である。 図3の集電体の分解斜視図である。 図3中の第1メッシュの平面図である。 図3中の第2メッシュの平面図である。 第3実施形態における集電体の断面図である。 図7の集電体の分解斜視図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、同一符号を付して説明を行う。
(第1実施形態)
図1に示す本実施形態の燃料電池1は、固体酸化物型の燃料電池(SOFC)である。この燃料電池1は、燃料ガスと酸化剤ガス(本実施形態では空気)との電気化学反応により電気エネルギを出力する平板状の単セル2を、セパレータ3を介して、複数積層した平板積層型のスタック構造で構成されている。なお、図1では、1つの単セル2と、それを挟んで配置された2つのセパレータ3とを示している。
単セル2は、一面(本実施形態では上面)21aと他面(本実施形態では下面)21bを有する平板状の電解質21と、電解質21の一面21a側に設けられた平板状の酸化剤極(本実施形態では空気極)22と、電解質21の他面21b側に設けられた平板状の燃料極23とを備えている。このように、単セル2は、電解質21の両側に空気極22と燃料極23とが配置されている。なお、空気極22がカソード電極であり、燃料極23がアノード電極である。
電解質21は、酸化物イオンを空気極22側から燃料極23側へ伝導する機能を有する酸化物イオン伝導体である固体酸化物(セラミックス)で構成されており、具体的には、イットリア安定化ジルコニア(YSZ)で構成されている。電解質21の一面21aおよび他面21bが、電解質21の平行な2つの主表面である。
空気極22は、反応ガス(酸化剤ガス)を電解質21まで通すことが可能な導電性を有する多孔質体で構成されており、具体的には、ランタンストロンチウムコバルト鉄酸化物(LSCF)で構成されている。空気極22は、電解質側とは反対側に、電解質21の一面21aに平行な電極表面(空気極表面)22aを有している。
燃料極23は、反応ガス(燃料ガス)を電解質21まで通すことが可能な導電性を有する多孔質体で構成されており、金属材料と固体酸化物の複合材料で構成されている。具体的には、本実施形態の燃料極23は、ニッケル(Ni)とイットリア安定化ジルコニア(YSZ)のサーメット(Ni−YSZ)で構成されている。燃料極23は、電解質側とは反対側に、電解質21の他面21bに平行な電極表面(燃料極表面)23aを有している。
セパレータ3は、隣り合う単セル2の間に配置されている。セパレータ3は、単セル2へ反応ガスを供給するためのガス流路4、5を有するとともに、隣り合う単セル2同士を電気的に接続するものである。空気極22側に位置するガス流路が空気流路4であり、燃料極23側に位置するガス流路が燃料ガス流路5である。セパレータ3は、ステンレス等の金属材料で構成されており、隣り合う単セル2の電極同士を電気的に接続している。セパレータ3は、導電性セラミックス等の金属材料以外の導電性材料で構成されていてもよい。
また、単セル2の燃料極表面23aには、集電体6が燃料極表面23aに接して配置されている。集電体6は、単セル2から電力(電圧、電流)を集電するものである。本実施形態では、集電体6は、燃料極23とセパレータ3との間に位置しており、両者を電気的に接続している。集電体6は、セパレータ3の燃料ガス流路5から燃料極23へ燃料ガスを供給するためにガス透過性機能を有している。
図2に示すように、集電体6は、第1線材61と第2線材62とを用いて、空隙を有するように成形された成形体6Aによって構成されている。この成形体6Aは、第1線材61と第2線材62の一方を縦線とし他方を横線として用いて、網目状に織られた1層のメッシュである。より具体的には、この成形体6Aは、第1線材61を図2における縦線とし、第2線材62を図2における横線として用い、一本ずつ相互に交わらせた平織のメッシュである。
第1線材61は、燃料極23を構成する複合材料中の金属材料と同じ金属材料であるNiで構成されている。第2線材62は、第1線材61よりも熱伝導性が高い材料であるCuで構成されている。なお、Cuの300Kでの熱伝導率は、401W・m−1・K−1であり、Niの300Kでの熱伝導率は、90.9W・m−1・K−1である。第1線材61と第2線材62は、どちらも、断面円形状であり、第1線材61の線径(平均径)と第2線材62の線径(平均径)は同じである。本実施形態では、第1線材61と第2線材62の両方が、燃料極23とセパレータ3に接触している。
集電体6は、線材と線材との間に空隙を有するメッシュ6Aであるので、反応ガスの透過性機能を有している。また、この集電体6は、熱膨張率が異なる第1、第2線材61、62を用いて織られたメッシュ6Aであるので、第1、第2線材61、62のそれぞれが膨張、収縮の際に、第1、第2線材61、62の一方が他方を締め付けるように作用する。このため、第1、第2線材61、62同士は常に接触した状態となり、集電体6内部の導電性を良好にできる。
このように構成される本実施形態の燃料電池1では、セパレータ3の空気流路4を空気が流れることで単セル2の空気極22に空気中の酸素が供給され、燃料ガス流路5を燃料ガスが流れることで単セル2の燃料極23に燃料ガスが供給される。
燃料ガスとして水素が供給されることで、以下の反応式(1)、(2)に示す電気化学反応により、電気エネルギが出力される。
〈燃料極(アノード)〉
2H+2O →2HO+4e・・・(1)
〈空気極(カソード)〉
+4e→2O2−・・・(2)
また、燃料ガスとして一酸化炭素(CO)が供給されることで、以下の反応式(3)、(4)に示す電気化学反応により、電気エネルギが出力される。
〈燃料極(アノード)〉
2CO+2O2−→2CO+4e・・・(3)
〈空気極(カソード)〉
+4e→2O2−・・・(4)
以上の説明の通り、本実施形態では、集電体6として、第1線材61を縦線に用い、第2線材62を横線に用いて、網目状に織られた1層のメッシュ6Aを採用している。第1線材61は、燃料極23を構成する複合材料中の金属材料と同じ金属材料で構成されているので、燃料極23に対する化学的安定性が高い。このため、第1線材61が燃料極23に接触することで、集電体6と単セル2との間の接触抵抗を小さな状態に長期間維持できる。さらに、第2線材62は、第1線材61よりも熱伝導性が高いので、第2線材62によって、集電体6のうち第2線材62が存在する領域にわたって、単セル2の熱を拡散させることができる。
よって、本実施形態によれば、集電体6と単セル2との間の良好な導電性を維持しつつ、単セル2に生じる温度分布を小さくできる。
さらに、本実施形態のメッシュ6Aは、第1線材61を縦線のみに用い、第2線材62を横線のみに用いて織られたものである。このため、本実施形態の集電体6における熱の拡散方向を、横線の延伸方向に規定することができる。
なお、メッシュ6Aは、第1線材61を縦線と横線の両方に用い、第2線材62を横線のみに用いて織られたものであってもよい。また、上記した縦線と横線を入れ替えてもよい。すなわち、第1線材61を縦線と横線の一方のみもしくは両方に用い、第2線材62を縦線と横線の他方のみに用いればよい。第2線材62を縦線と横線の片方のみに用いることで、集電体6における熱の拡散方向を一方向に規定することができる。
また、本実施形態と異なり、集電体6をCuで構成された第2線材62のみで成形した1層のメッシュで構成した場合、Cuはクリープ強度が低いため、発電によって単セル2が高温になると、第2線材62が変形して第2線材62と燃料極23との間に隙間が生じ、燃料極23と集電体6との接触面積が小さくってしまう。このため、単セル2と集電体6との間の導電性が悪化してしまう。
これに対して、本実施形態では、集電体6を、Cuで構成された第2線材62と、Cuよりもクリープ強度が高いNiで構成された第1線材61とを用いて織られた1層のメッシュ6Aで構成している。これにより、本実施形態によれば、集電体6を第2線材62のみで成形した1層のメッシュで構成した場合と比較して、燃料極23と集電体6との接触面積の減少を抑制でき、単セル2と集電体6との間の導電性の悪化を抑制できる。
なお、本実施形態では、第1線材61の線径と第2線材62の線径は同じであったが、Niで構成された第1線材61の線径を太くし、Cuで構成された第2線材62の線径を細くしてもよい。この場合、第2線材62が曲がりやすいので、メッシュ6Aの燃料極23側の最表面位置に主として第1線材61が位置するように、メッシュ6Aを織ることが可能となる。すなわち、集電体6における燃料極23との接触面を、主として第1線材61に規定することが可能となる。
(第2実施形態)
本実施形態は、第1実施形態の燃料電池1に対して、集電体6の構造を変更したものであり、その他の構成は、第1実施形態と同じである。
図3、4に示すように、本実施形態の集電体6は、平板状の第1メッシュ6Bと平板状の第2メッシュ6Cとが1層ずつ積層されたものである。
図5に示すように、第1メッシュ6Bは、第1線材61と第2線材62のうち第1線材61のみを用いて網目状に織られたメッシュである。第1メッシュ6Bは、第1実施形態のメッシュ6Aと同じ平織である。
図6に示すように、第2メッシュ6Cは、第1線材61と第2線材62のうち第2線材62のみを用いて網目状に織られたメッシュである。第2メッシュ6Cは、第1実施形態のメッシュ6Aと同じ平織である。
本実施形態の集電体6は、第1メッシュ6Bが、集電体6の燃料極23側に配置されて、燃料極23と接触する。また、第2メッシュ6Cが、集電体6のセパレータ3側に配置されて、セパレータ3と接触する。
このように、本実施形態では、Niで構成された第1メッシュ6Bを燃料極23に接触させるので、集電体6と単セル2との間の接触抵抗を小さな状態に長期間維持できる。また、Cuで構成された第2メッシュ6Cによって、第2メッシュ6Cの全域にわたって、単セル2の熱を拡散させることができる。
よって、本実施形態においても、集電体6と単セル2との間の良好な導電性を維持しつつ、単セル2に生じる温度分布を小さくできる。
特に、本実施形態では、燃料極23に対する化学的安定性が高く、Cuよりもクリープ強度が高いNiで構成された第1線材61のみを燃料極23に接触させるので、Cuで構成された第2線材62が燃料極23と接触する場合よりも、集電体6と単セル2との間の接触抵抗を小さな状態に長期間維持できるという効果が高い。
また、本実施形態では、第2メッシュ6Cの大きさを任意に変更することが可能である。このため、燃料極23の一部の領域のみと対向させて、第2メッシュ6Cを配置することも可能である。
なお、本実施形態では、第1メッシュ6Bと第2メッシュ6Cの2層構造としたが、第1メッシュ6B、第2メッシュ6C、第1メッシュ6Bの順に積層した3層構造としてもよく、第1メッシュ6Bと第2メッシュ6Cの積層数をさらに増やしても良い。
(第3実施形態)
本実施形態は、第1実施形態の集電体6の構造を変更したものであり、その他の構成は、第1実施形態と同じである。
図7、8に示すように、本実施形態の集電体6は、扁平な筒状とされた第1メッシュ6Dの内部に、平板状の第2メッシュ6Eが挿入されたものである。第1メッシュ6D、第2メッシュ6Eは、それぞれ、第2実施形態の第1メッシュ6B、第2メッシュ6Cに対応するものである。
図7に示すように、集電体6は、第2メッシュ6Eが存在する部位では、第1メッシュ6D、第2メッシュ6E、第1メッシュ6Dが順に積層された構造であり、第1メッシュ6Dが集電体6の外側に配置され、第2メッシュ6Eが集電体6の内部に配置されている。このため、集電体6は、第1メッシュ6Dが燃料極23と接触する。このように、第2実施形態と同様に、集電体6が第1メッシュ6Dと第2メッシュ6Eの積層構造を有しているので、本実施形態においても、第2実施形態と同様の効果を奏する。
(他の実施形態)
本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、下記のように、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。
(1)第1実施形態では、集電体6を1層のメッシュ6Aで構成したが、集電体6を同じ構造のメッシュ6Aを複数積層した構成としてもよい。
(2)第1実施形態では、第2線材62をメッシュ6Aの縦線と横線の片方のみに用いたが、縦線と横線の両方に用いてもよい。この場合、集電体6における熱の拡散方向を一方向および一方向に交差する他方向とすることができる。
(3)上記各実施形態では、集電体6として、第1線材61と第2線材62とを用いて網目状に織ったメッシュ6A〜6Eを採用したが、第1線材61および第2線材62の線材を織らずに、線材同士を接合したり、絡み合わせたりすることで、空隙を有するように固定して集電体6の形状に成形したものを採用してもよい。例えば、1本もしくは複数本の第1線材61と1本もしくは複数本の第2線材62とを、くしゃくしゃに折り曲げて、交差する線材同士を接合させたり、絡み合わせたりして、成形した成形体を採用しても良い。この場合、空隙は、第1線材と第2線材に囲まれて形成されたり、第1線材のみに囲まれて形成されたり、第2線材のみに囲まれて形成されたりする。要するに、空隙は、第1線材と第2線材とを包含する複数の線材における線材同士の間に形成される。
(4)上記各実施形態では、単セル2の形状が平板である平板型の単セル2を備える燃料電池1に対して、本発明を適用したが、円筒型等の他の形状の単セルを備える燃料電池においても、本発明の適用が可能である。要するに、本発明は、単セルの燃料極の表面に接して配置された集電体を備える燃料電池に適用可能である。
(5)上記各実施形態は、互いに無関係なものではなく、組み合わせが明らかに不可な場合を除き、適宜組み合わせが可能である。また、上記各実施形態において、実施形態を構成する要素は、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。
1 燃料電池
2 単セル
21 電解質
22 空気極
23 燃料極
6 集電体
61 第1線材
62 第2線材

Claims (4)

  1. 固体酸化物で構成された電解質(21)、前記電解質の一方の側に配置された酸化剤極(22)および前記電解質の他方の側に配置された燃料極(23)を有する単セル(2)と、
    前記燃料極の表面(23a)に接して配置され、前記単セルから電力を集電する集電体(6)とを備え、
    前記燃料極は、金属材料と固体酸化物の複合材料で構成され、
    前記集電体は、前記複合材料中の金属材料と同じ金属材料で構成された第1線材(61)と、前記第1線材よりも熱伝導性が高い材料で構成された第2線材(62)とを用いて、空隙を有するように成形された成形体(6A、6B、6C、6D、6E)によって構成されており、
    前記成形体は、前記第1線材と前記第2線材の両方を用いて網目状に織られた1層のメッシュ(6A)もしくは前記1層のメッシュが複数積層されたものであることを特徴とする燃料電池。
  2. 前記成形体は、前記第1線材と前記第2線材とを包含する複数の線材における前記線材同士の間に、前記空隙を有することを特徴とする請求項1に記載の燃料電池。
  3. 前記1層のメッシュは、前記第2線材を縦線と横線の片方のみに用いたものであることを特徴とする請求項1または2に記載の燃料電池。
  4. 前記燃料極を構成する複合材料は、NiとYSZであり、
    前記第1線材を構成する金属材料は、Niであり、
    前記第2線材を構成する材料は、Cuであることを特徴とする請求項1ないしのいずれか1つに記載の燃料電池。
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