JP6339345B2 - 半導体評価装置および半導体評価方法 - Google Patents

半導体評価装置および半導体評価方法 Download PDF

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Description

本発明は、半導体評価装置および半導体評価方法に関し、特にコンタクトプローブを有する半導体評価装置および当該半導体評価装置を用いた半導体評価方法に関するものである。
たとえば半導体ウェハおよび半導体チップのような半導体装置に形成された素子の電気的特性を測定(評価)する際には、チャックステージの表面に、真空吸着等により被測定物としてのたとえば半導体装置の設置面を接触固定させる。その後、被測定物としての半導体装置の表面上の所望の箇所に、電気的特性の測定用の電気信号の入出力を行なうためのコンタクトプローブを接触させる。従来より、コンタクトプローブに大電流および高電圧を印加する要求等により、コンタクトプローブの多ピン化が実施されている。
このような状況の下、大電流などの大きな電気信号を印加することおよび多ピン化に起因して、被測定物の評価中に、部分放電と呼ばれる現象が、たとえばコンタクトプローブと被測定物との間に生じて、被測定物の部分的な破損およびこれに伴う不具合が生じることが知られており、このような部分放電を抑制することは重要である。生じた部分放電を見逃し、部分放電の生じた被測定物が良品として後工程に流出した場合、後工程にてそのような被測定物を抽出することは非常に困難である。このため、事前に部分放電を抑制する措置を行なうことが好ましい。部分放電を抑制する半導体評価装置および半導体評価方法は、たとえば以下の各特許文献に開示されている。
特開2013−53898号公報 特開2003−130889号公報 特開平10−96746号公報 特開2011−252792号公報
特許文献1の半導体試験治具は、被測定物としての半導体装置が(たとえば密閉された)空間に置かれることなく測定が行なわれる。このため部分放電をより確実に抑制するための被測定物が載置されるべき環境が整っていない。
特許文献2の試験装置は、被試験体は(たとえば密閉された)空間内に載置された状態で、当該空間内に絶縁性の液体が供給されることにより、被試験体に形成された素子の特性の測定中における部分放電の発生がより確実に抑制可能となっている。しかしこのような機能を実現するためには高価なプローブ基体が必要である。また特許文献2においては被試験体に液体を供給しながら測定がなされるため、たとえば被試験体が半導体ウェハや半導体チップなどに形成された素子である場合、測定終了後に被試験体に供給された絶縁性の液体を被試験体から完全に除去する処理を余分に行なう必要が生じる。このような処理が余分に必要となるため、特許文献2の方法は被試験体の評価工程に要する時間が増大し、低コスト化が図れないという問題点がある。
特許文献3においては、被検査物は(たとえば密閉された)空間内に載置された状態で、当該空間内に不活性ガスが供給されることにより、被検査物に形成された素子の特性の測定中における部分放電の発生がより確実に抑制可能となっている。また特許文献4においては被試験体は空間内に載置された状態で、当該空間内が加圧されることにより、被検査物に形成された素子の特性の測定中における部分放電の発生がより確実に抑制可能となっている。しかしこれらはいずれも装置構成が複雑であり、装置の低コスト化が図れない可能性がある。またこれらはいずれも被試験体の評価工程に要する時間が増大し、低コスト化が図れないという問題点がある。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、より高効率に、素子の測定中に発生し得る部分放電をより確実に抑制することを可能とする半導体評価装置および半導体評価方法を提供することである。
本発明の半導体評価装置は、複数のコンタクトプローブを用いて、複数の半導体装置のそれぞれに形成された素子の電気的特性を測定する。当該半導体評価装置は、評価用治具と、プローブ基体とを備えている。評価用治具は、複数の半導体装置が載置可能に設けられている。プローブ基体は、評価用治具と対向するように設けられ、複数のコンタクトプローブと、遮蔽部と、複数のコンタクトプローブを保持する絶縁性基体とを含んでいる。評価用治具は複数の半導体装置のそれぞれを囲むことにより枠部を有し、複数の半導体装置のそれぞれを個別に載置可能とするように枠部で区画された複数の収納部を含んでいる。枠部とプローブ基体とが近接することにより、複数の収納部のうちの1つである第1の収納部とプローブ基体との間に複数の半導体装置のうちの1つである第1の半導体装置が載置される空間が形成された状態で第1の半導体装置の素子に複数のコンタクトプローブのうち少なくとも2つを接触可能に構成されている。遮蔽部と枠部との間にはシール部材が配置される。空間は遮蔽部と枠部とがシール部材により接続されることにより形成される。遮蔽部と枠部との間のシール部材は、第1の半導体装置を囲み、第1の半導体装置は複数の半導体装置のうち他の半導体装置から電気的に分離されている。遮蔽部は、第1の収納部における複数のコンタクトプローブのうち上記少なくとも2つの間を流れることにより素子に流れる電流による電界を遮蔽可能であり、第1の収納部における第1の半導体装置に接続可能な複数のコンタクトプローブの全体を取り囲むことが可能である。プローブ基体の形状は収納部の主表面に沿って延びる水平成分と、収納部の主表面に垂直な方向に延びる第1の垂直成分とを含む。枠部の形状は収納部の主表面に垂直な方向に延びる第2の垂直成分を含む。プローブ基体の第1の垂直成分に設けられた第1の嵌合部と枠部の第2の垂直成分に設けられた第2の嵌合部とが互いに嵌合することにより空間が形成される。第1の嵌合部は凸部であり、第2の嵌合部は凹部である。凸部と凹部とがシール部材と接触するようにシール部材を挟んでいる。
本発明の半導体評価方法は、以下の工程を備えている。
まず複数の半導体装置が載置可能に設けられた評価用治具が準備される。評価用治具に含まれ、複数の半導体装置のそれぞれを囲むことによる枠部で区画された複数の収納部のそれぞれに複数の半導体装置が個別に載置される。評価用治具と対向するプローブ基体が枠部と近接することにより複数の収納部のうちの1つである第1の収納部とプローブ基体との間に空間が形成された状態で、複数の収納部のそれぞれの内の複数の半導体装置のうちの1つである第1の半導体装置に形成された素子の電気的特性が測定される。プローブ基体は評価用治具と対向するように設けられ、複数のコンタクトプローブと、遮蔽部と、複数のコンタクトプローブを保持する絶縁性基体とを含む。遮蔽部は、第1の収納部における複数のコンタクトプローブのうち少なくとも2つの間を流れることにより素子に流れる電流による電界を遮蔽可能であり、第1の収納部における第1の半導体装置に接続可能な複数のコンタクトプローブの全体を取り囲むことが可能である。遮蔽部と枠部との間にはシール部材が配置される。測定する工程においては、空間は遮蔽部と枠部とがシール部材により接続されることにより形成される。測定する工程においては、遮蔽部と枠部との間のシール部材は、第1の半導体装置を囲み、第1の半導体装置は複数の半導体装置のうち他の半導体装置から電気的に分離される。測定する工程は、第1の半導体装置の表面に流体を吹き付ける工程を含む。プローブ基体の形状は収納部の主表面に沿って延びる水平成分と、収納部の主表面に垂直な方向に延びる第1の垂直成分とを含む。枠部の形状は収納部の主表面に垂直な方向に延びる第2の垂直成分を含む。プローブ基体の第1の垂直成分に設けられた第1の嵌合部と枠部の第2の垂直成分に設けられた第2の嵌合部とが互いに嵌合することにより空間が形成される。第1の嵌合部は凸部であり、第2の嵌合部は凹部である。凸部と凹部とがシール部材と接触するようにシール部材を挟んでいる。
本発明の半導体評価装置によれば、枠部で区画され、収納部とプローブ基体との間に形成される空間内に複数の半導体装置のそれぞれが載置された状態で測定される。プローブ基体は遮蔽部および絶縁性基体を含んでいる。このため複数の半導体装置を1回で載置することにより複数の半導体装置に対するコンタクトプローブを用いた素子の電気的特性の測定をより高効率に行ない、かつ電気的特性の測定時に流れる電流に起因する部分放電の発生を抑制することができる。
本発明の半導体評価方法によれば、枠部で区画され、収納部とプローブ基体との間に形成される空間内に複数の半導体装置のそれぞれが載置された状態で測定される。半導体装置の表面すなわち空間内に流体が吹き付けられる。このため複数の半導体装置を1回で載置することにより複数の半導体装置に対するコンタクトプローブを用いた素子の電気的特性の測定をより高効率に行ない、かつ電気的特性の測定時に流れる電流に起因する部分放電の発生を抑制することができる。
本発明の実施の形態1における半導体評価装置の概略断面図である。 図1に示す半導体試験治具および半導体試験治具に載置された半導体チップの態様を示す概略平面図である。 図1の半導体評価装置を用いて半導体チップを測定する際の、図1のP1部およびP2部の態様の第1例を拡大して示す概略断面図である。 図3のP3部である、第1の垂直成分と第2の垂直成分との接続される部分の態様の第1例を拡大して示す概略断面図である。 図3のP3部である、第1の垂直成分と第2の垂直成分との接続される部分の態様の第2例を拡大して示す概略断面図である。 図3のP3部である、第1の垂直成分と第2の垂直成分との接続される部分の態様の第3例を拡大して示す概略断面図である。 図1の半導体評価装置を用いて半導体チップを測定する際の、図1のP1部およびP2部の態様の第2例を拡大して示す概略断面図である。 図1の半導体評価装置を用いて半導体チップを測定する際の、図1のP1部およびP2部の態様の第3例を拡大して示す概略断面図である。 図1の半導体評価装置を用いて半導体チップを測定する際の、図1のP1部およびP2部の態様の第4例を拡大して示す概略断面図である。 図1の半導体評価装置を用いて半導体チップを測定する際の、図1のP1部およびP2部の態様の第5例を拡大して示す概略断面図である。 図1の半導体評価装置を用いて半導体チップを測定する際の、図1のP1部およびP2部の態様の第6例を拡大して示す概略断面図である。 図1の半導体評価装置を用いて半導体チップを測定する際の、図1のP1部およびP2部の態様の第7例を拡大して示す概略断面図である。 図12のP3部である、第1の垂直成分と第2の垂直成分との接続される部分の態様を拡大して示す概略断面図である。 コンタクトプローブの電極パッドとの接触方法の第1工程を示す概略断面図(A)と、コンタクトプローブの電極パッドとの接触方法の第2工程を示す概略断面図(B)と、コンタクトプローブの電極パッドとの接触方法の第3工程を示す概略断面図(C)とである。 本発明の実施の形態1における半導体評価方法の第1工程を示す概略断面図(A)と、本発明の実施の形態1における半導体評価方法の第2工程を示す概略断面図(B)と、本発明の実施の形態1における半導体評価方法の第3工程を示す概略断面図(C)と、本発明の実施の形態1における半導体評価方法の第4工程を示す概略断面図(D)とである。 本発明の実施の形態2における半導体評価装置を用いて半導体チップを測定する際の、図1のP1部およびP2部の態様を拡大して示す概略断面図である。 図16のP3部である、第1の垂直成分と第2の垂直成分との接続される部分の態様を拡大して示す概略断面図である。 図16のP4部である、第1の垂直成分と第2の垂直成分との接続される部分の態様を拡大して示す概略断面図である。 本発明の実施の形態3における半導体評価装置を用いて半導体チップを測定する際の、図1のP1部およびP2部の態様を拡大して示す概略断面図である。 本発明の実施の形態4における半導体評価装置の概略断面図である。 図20の半導体評価装置を用いて半導体チップを測定する際の、図20のP5部の態様の第1例を拡大して示す概略断面図である。 図20の半導体評価装置を用いて半導体チップを測定する際の、図20のP5部の態様の第2例を拡大して示す概略断面図である。
以下、本発明の実施の形態について図に基づいて説明する。
(実施の形態1)
まず本実施の形態の半導体評価装置の構成として測定装置の構成について図1〜図9を用いて説明する。なお、説明の便宜のため、X方向、Y方向、Z方向が導入されている。
以下の説明において、測定装置100は、基本的に後述の半導体チップ10に形成された素子がいわゆる縦型半導体素子であり、図1の上下方向に大きな電流が流れる構成を有する素子の電気的特性の測定に用いられることを前提に記述される。しかし本実施の形態の測定装置100はこれに限らず、図1の左右方向に電流が流れるいわゆる横型半導体素子が形成された半導体チップ10の電気的特性の測定に用いられるものであってもよい。
図1を参照して、本実施の形態の測定装置100は、後述するコンタクトプローブ23を用いて、後述する複数の半導体チップ10のそれぞれに形成された素子(たとえば縦型半導体素子)の電気的特性を測定する半導体評価装置である。測定装置100は、大まかに見れば支持基体1と、プローブ基体2と、評価部3と、信号線4とを有している。
支持基体1は、被測定物である素子(縦型半導体素子など)が形成された半導体装置を載置し支持することを可能とする部材である。半導体装置は、たとえばシリコンウエハからダイシングして作製されたシリコン基板からなる半導体チップ10である。プローブ基体2は、半導体チップ10に形成された素子の電気的特性を測定するために素子上に接触設置可能なコンタクトプローブを含み、素子の電気的特性の測定に用いる電流や電圧を印加可能とする領域である。評価部3は、プローブ基体2から被測定物(半導体チップ)にかけての領域の電流や電圧を測定および制御可能な装置である。また信号線4は、支持基体1と評価部3との間、およびプローブ基体2と評価部3との間の電気信号の通路である。
支持基体1には、チャックステージ11と、評価用治具としての半導体試験治具12とを有しており、半導体試験治具12には枠部13が形成されている。またチャックステージ11のたとえば側面上には、チャックステージ11と信号線4とを接続するための接続部14が形成されている。
チャックステージ11の上側の表面上に半導体試験治具12が設置されている。半導体試験治具12は、枠部13により個々の領域に区画された複数の収納部17のそれぞれの内に半導体チップ10を載置可能な構成を有している。
チャックステージ11は、複数のたとえば縦型半導体素子が形成された半導体チップ10が載置された半導体試験治具12がその上面上に接触することにより固定される台座である。半導体試験治具12はたとえば真空を用いてチャックステージ11の上面上に吸着されることによりチャックステージ11の上面上に接触固定されてもよい。
ただし半導体試験治具12がチャックステージ11の上面上に接触固定される方法は、上記の真空を用いた吸着に限らず、たとえば静電吸着であってもよいし、チャックステージ11への半導体試験治具12の嵌合であってもよい。
具体的に説明するために、図2を参照して、半導体試験治具12は基台120を土台とするように形成されている。基台120はたとえば矩形の平面形状を有している。
また、半導体試験治具12は第1の位置決め手段15と、第2の位置決め手段16とを有している。第1の位置決め手段15および第2の位置決め手段16によって、測定装置100に内蔵される図示されない電気的特性を測定する試験装置に対して半導体試験治具12に載置された半導体チップ10の位置が決定される。第1の位置決め手段15は、基台120の1つの角部に設けられた斜辺部で構成されている。第1の位置決め手段15によって半導体試験治具12の上下左右方向が判断され得る。第2の位置決め手段16は、基台120の一辺と、一辺に対向する他辺とに設けられた複数の孔で構成されている。第2の位置決め手段16の複数の孔が、半導体試験治具12の固定されるチャックステージ11の上面上に設けられた凸部と嵌め合わせられることで半導体試験治具12の位置決めが行われる。
基台120は導電性を有していてもよい。これにより、基台120を電極として用いて縦型構造の半導体素子が形成された半導体チップ10が評価され得る。基台120は、たとえば金属で形成されており、具体例として板状のアルミニウムで形成されていてもよい。なお、電極パッドが表面のみに設けられた横型構造の半導体素子が形成された半導体チップ10の評価では、基台120は導電性を有する必要はない。
図2では見やすくするため半導体チップ10は1つのみ図示されているが、基台120は複数の半導体チップ10を設置可能に設けられている。本実施の形態では、基台120は一例として16個の半導体チップ10を設置可能に構成されている。
枠部13は半導体チップ10の側面に対向するように基台120上に配置されている。枠部13は凸状に、かつ平面視において格子状に構成されている。本実施の形態においては枠部13は、これにより区画される個々の半導体チップ10間を電気的に絶縁する観点から、絶縁性の材料であるたとえばPPS(Poly Phenylene Sulfide Resin)などの樹脂材料により形成されている。
枠部13は半導体チップ10の側面を取り囲むように設けられており、枠部13は複数の半導体チップ10の各々を個別に取り囲むことで複数の半導体チップ10の各々を個別に載置可能とするように基台120を複数の収納部17に区画している。すなわち半導体試験治具12に載置される複数の半導体チップ10同士は互いに接触せず個別に収納部17に収納される。収納部17は、ここに載置される半導体チップ10の裏側の表面に傷などのダメージを与えないために、洗浄処理および研磨処理がなされることにより、より平坦性が高く、バリおよび突起が除去された状態であることが好ましい。
なお枠部13は、基台120に向かって幅が広くなるように傾斜した形状を有していてもよい。このようにすれば、半導体チップ10の収納部17への載置の際に枠部13がガイドすることにより、半導体チップ10が枠部13に干渉することなくスムーズに載置作業を行なうことができる。
本実施の形態では、半導体試験治具12は16個の半導体チップ10を設置可能に構成されているが、これに限るものではなく、試験装置の大きさおよび半導体装置の大きさに応じて設置する半導体チップ10の数量は増減してもよい。また半導体試験治具12は半導体チップ10の搬送に用いることもできる。
再度図1を参照して、プローブ基体2は、支持基体1と対向するように設けられ、特に半導体試験治具12と対向するように設けられている。このためプローブ基体2は支持基体1の特に半導体試験治具12の真上に、たとえば半導体試験治具12と互いに間隔をあけて配置されている。プローブ基体2は、絶縁物により形成された絶縁性基体21と、遮蔽部22と、コンタクトプローブ23とを主に有している。また絶縁性基体21のたとえば上面上には、絶縁性基体21と信号線4とを接続するための接続部24が形成されている。また図1のプローブ基体2にはさらに、移動アーム25と、流体吹き付け手段26とが取り付けられている。
絶縁性基体21は、半導体試験治具12の表面の一部の領域と対向する大きさを有するように形成されており、たとえば互いに隣り合うように並走する枠部13に囲まれて形成される単一の収納部17(図2参照)と平面視において重なり得る大きさを有するように形成されている。絶縁性基体21は半導体チップ10の測定時の部分放電を抑制する効果を高めるため、絶縁性の材料により形成されている。
遮蔽部22は、半導体試験治具12に載置された複数の半導体チップ10のそれぞれを測定する際に、当該それぞれの半導体チップ10の周囲を取り囲むことにより、測定時に半導体素子にコンタクトプローブ23を介して半導体チップ10に流れる電流による電界を遮蔽可能とする。すなわち遮蔽部22により、半導体チップ10の測定時の当該電界による部分放電が抑制される。遮蔽部22はたとえばPPS(Poly Phenylene Sulfide Resin)などの樹脂材料により形成されることが好ましい。
半導体チップ10の縦型半導体素子の電気的特性の評価の際、当該縦型半導体素子が外部と電気的に接続するための1対の電極のうちの一方(いわゆる表面電極)は、縦型半導体素子を構成する後述の電極パッドに接触するコンタクトプローブ23である。また上記1対の電極のうちの他方(いわゆる裏面電極)は、縦型半導体素子が形成された半導体チップ10が載置される半導体試験治具12の下側の面と接するチャックステージ11の上側の表面である。
すなわち図1において、絶縁性基体21はコンタクトプローブ23を保持するようにコンタクトプローブ23に接続されている。具体的にはコンタクトプローブ23は、絶縁性基体21の一方(たとえば上側)の主表面から他方(たとえば下側)の主表面まで絶縁性基体21に設けられた図示されない孔部を貫通するように、図の上下方向に延在するように配置され、絶縁性基体21に保持されている。コンタクトプローブ23は半導体チップ10の素子の電気的特性の測定時に、当該素子に電流を流し、かつ流れた電流を検出する機能を有している。
コンタクトプローブ23を伝わる表面電極の電気信号は、接続部24を介してコンタクトプローブ23(絶縁性基体21)と接続された信号線4を通じて、評価部3に電気的に接続されている。一方、チャックステージ11の上側の表面を伝わる裏面電極の電気信号は、チャックステージ11の側面に設けられた接続部14を介してチャックステージ11と電気的に接続された信号線4を通じて、評価部3に電気的に接続されている。
コンタクトプローブ23は複数設置されることが好ましく、図1には一例として2本設置されているが設置される数はこれに限られない。これは電気的特性の測定の際にコンタクトプローブ23に(すなわち縦型半導体素子に)大電流が流れることを想定し、当該大電流が複数の流路に分かれて流れることを可能とするためである。
接続部24および接続部14は、接続部24からコンタクトプローブ23を介して接続部14に至るまでの経路が、複数のコンタクトプローブ23のうちいずれのコンタクトプローブ23を通ってもほぼ同じ長さになるように形成されることが好ましい。このため図1においては、一例として図1の絶縁性基体21上の表面の端部(左端部など)に接続部24を配置することもできる。このようにすれば、各コンタクトプローブ23を通る電流の経路の長さをほぼ等しくすることができ、より信頼性の高い測定をすることができる。ただしたとえば絶縁性基体21に形成される、コンタクトプローブ23と接続部24とを互いに電気的に接続する図示されない金属配線のレイアウトを調整して上記経路の長さが複数のコンタクトプローブ23の間でほぼ等しくなるようにすることが可能であれば、上記以外の箇所に接続部24を配置してもよい。
絶縁性基体21には、これを図の左右方向に移動可能とするための移動部材としての移動アーム25が取り付けられている。移動アームの終端部にはたとえば図示されないモータやアクチュエータなどが取り付けられており、移動アーム25を図1の左右方向および紙面奥行き方向に(絶縁性基体21が半導体試験治具12と対向する領域内を)自由に移動可能としている。このため絶縁性基体21を含むプローブ基体2は、半導体試験治具12と対向する領域内を半導体試験治具12に対して移動可能となっている。
具体的には、本実施の形態の絶縁性基体21は、複数の収納部17のうちの任意の1つのみと対向可能な大きさを有している。絶縁性基体21は移動アーム25により、複数の収納部17のうちの1つ(第1の収納部)と対向する位置から、複数の収納部17のうちの他の1つ(第2の収納部)と対向する位置まで、半導体試験治具12と対向する領域内を半導体試験治具12に対して移動可能となっている。
なお図1においては単一の移動アーム25のみにより絶縁性基体21が保持される構成となっているが、これに限らず、複数の移動アーム25により(たとえば図1の絶縁性基体21の右側および左側の双方に移動アーム25が取り付けられることにより)絶縁性基体21が保持されてもよい。また図示されないが、移動アーム25は絶縁性基体21に取り付けられる代わりにチャックステージ11に取り付けられることにより、(絶縁性基体21の位置を固定させつつ)チャックステージ11を移動可能とする構成としてもよい。したがって移動アーム25は、プローブ基体2(絶縁性基体21)を半導体試験治具12に対して相対的に移動可能とするものである。
流体吹き付け手段26は、半導体チップ10の電気的特性の測定時に、半導体チップ10が載置される後述の空間に流体を供給するために設置された部材である。図1においてはプローブ基体2(遮蔽部22)と支持基体1(半導体試験治具12の枠部13)とが近接しておらず、両者の間隔が広いため、両者の間に空間は形成されていない。しかし実際の半導体チップ10の電気的特性の測定時には、測定装置100はプローブ基体2(遮蔽部22)と支持基体1(半導体試験治具12の枠部13)とが互いに近接した状態となる。次に図3を用いて、実際の半導体チップ10の電気的特性の測定時における図1のP1部およびP2部の態様、および図1に示す各部材の構成についてさらに詳細に、説明する。
図3は図2のIII−III線に沿う部分、すなわち1つの収納部17およびそこに載置される1つの半導体チップ10を含む領域の概略断面図である。図3を参照して、実際の半導体チップ10の電気的特性の測定時には、絶縁性基体21は測定しようとする半導体チップ10が載置された収納部17の真上の位置に配置され、半導体チップ10を囲む枠部13とプローブ基体2の遮蔽部22とが近接される。ここで近接とは、より具体的には枠部13と遮蔽部22とがたとえばシール部材31により互いに接続される。これによりプローブ基体2と、半導体チップ10が収納される収納部17との間に空間32が形成される。この空間32が形成された状態で半導体チップ10の所望の領域にコンタクトプローブ23が接触可能となるように構成されている。
絶縁性基体21は収納部17の主表面(図3の左右方向であるX方向に延びる表面)に沿って延びる水平成分としての形状を有し、半導体試験治具12(収納部17)の真上において半導体試験治具12の主表面に対向するように配置可能となっている。遮蔽部22が収納部17の主表面に垂直な方向(図3の上下方向であるZ方向)に延びる第1の垂直成分としての形状を有している。このような形状は、絶縁性基体21の延びる水平方向(X方向)に関する一方および他方の端部(当該端部を含む絶縁性基体21の平面視における外周の近傍)に接続されるように、絶縁性基体21とは別体である遮蔽部22が形成されることにより実現されている。また枠部13が収納部17の主表面に垂直な方向(図3の上下方向であるZ方向)に延びる第2の垂直成分としての形状を有している。
なお第1および第2の垂直成分は、あくまで全体として見たときに水平成分に対して垂直に延在していればよく、たとえばその表面が水平成分に垂直な方向に対して傾き(テーパ)を有する形状であってもよい。
このため遮蔽部22と枠部13とがたとえばシール部材31により互いに近接(たとえば接続)されれば、絶縁性基体21が有する水平成分と、遮蔽部22および枠部13が有する(第1および第2の)垂直成分とにより、半導体チップ10が載置された収納部17が囲まれるように空間32が形成される。
なお各収納部17の、枠部13に比較的近い領域には溝部12aが、平面視において概ね矩形の半導体チップ10の外周部を囲むように形成されている。溝部12aは半導体チップ10に付着している異物を収納し、異物の収納部17の中央部への移動および付着を抑制する。
次に図4を用いて、空間32を形成するための遮蔽部22と枠部13との接続された部分について詳細に説明する。
図4を参照して、遮蔽部22が枠部13と対向する下側の面には、第1の嵌合部としての凸部27aが形成されており、枠部13が遮蔽部22と対向する上側の面の一部には、第2の嵌合部としての凹部27bが形成されている。凹部27b内にシール部材31としてたとえばいわゆるOリングのような環状の部材が配置されている。凹部27b内に凸部27aの一部が挿入することにより、凸部27aと凹部27bとがシール部材31を接触するように挟んでいる。言い換えればシール部材31は凸部27aと凹部27bとの間に挟まれている。これにより遮蔽部22と枠部13とはシール部材31を介して互いに接触(接続)された構成となっている。
凸部27aは、これが形成される表面(枠部13と対向する表面)に対して図の上下方向にたとえば0.1mm以上20mm以下の突起を有する形状となっている。同様に凹部27bは、これが形成される表面(遮蔽部22と対向する表面)に対して図の上下方向にたとえば0.1mm以上20mm以下だけ窪んだ形状となっている。
シール部材31により空間32が形成されることにより、空間32内の半導体チップ10を外部に対して密閉することができる。このため空間32内に配置された半導体チップ10は、これが載置された収納部17の外側の他の半導体チップ10との間で電気的に相互に分離することができるため、他の半導体チップ10に起因する部分放電の影響を受ける可能性を低減することができる。
なお図3および図4においては遮蔽部22と枠部13との接続はシール部材31によりなされているが、このような態様に限らず、たとえば図5を参照して、遮蔽部22の第1の垂直成分が枠部13と対向する下側の面22aと、枠部13の第2の垂直成分が遮蔽部22と対向する上側の面13aとが接触してもよい。またたとえば図6を参照して、遮蔽部22の第1の垂直成分が枠部13と対向する下側の面に形成された凸部27aと、枠部13が遮蔽部22と対向する上側の面の一部に形成された凹部27bとが、互いに嵌合することにより両者が接続されてもよい。図6の態様においても、凸部27aおよび凹部27bは図4の態様と同様の寸法の突起および窪みを有していてもよい。
次に流体取り込み手段26について詳細に説明する。
図3を再度参照して、ここでは流体取り込み手段26は、プローブ基体2の絶縁性基体21の水平成分に取り付けられている。ここで流体吹き付け手段26から放出される流体は具体的には熱的および化学的に安定であり、絶縁性に優れ、電離性の低い気体であることが好ましい。具体的には流体吹き付け手段26から放出される流体はたとえば二酸化炭素ガスまたは窒素ガスであることが好ましいが、これらに限られない。
半導体チップ10の半導体素子の電気的特性を測定する際に、形成される空間32内に流体吹き付け手段26から上記の流体が供給され、空間32内の上記の流体の雰囲気濃度が高い状態で測定が行なわれることにより、半導体チップ10の表面およびその近くに生じる部分放電を抑制することができる。ここではプローブ基体2の水平成分である絶縁性基体21に流体吹き付け手段26が設けられ、流体吹き付け手段26はその真下の半導体チップ10に向けて流体を放出する構成となっている。このため半導体チップ10の真上から半導体チップ10の表面上の全体にまんべんなく流体を供給することが可能となり、半導体チップ10全体における部分放電の発生を抑制する効果を高めることができる。
また当該流体として気体を用いれば、流体として液体を用いた場合に比べて、半導体チップ10の測定終了後に半導体チップ10の表面から流体を除去する処理が容易に行なえる。
ここで流体吹き付け手段26は流体の放出口である先端部にノズル26aが形成されていることが好ましい。このノズル26aにより流体吹き付け手段26はたとえば先細りの形状を有している。ノズル26aを有することにより流体吹き付け手段26は、流体を高速で高効率に放出させ、確実に流体を半導体チップ10の表面上の所望の位置に広がらせることができる。
図7を参照して、ここでは図3と基本的に同様の構成を有しているが、流体吹き付け手段26に温度調節手段としてのヒータ26bが巻回されている。ヒータ26bとしてはたとえば電熱線が用いられている。これは流体吹き付け手段26から放出される流体の温度を流体が供給される半導体チップ10の温度と同等に高い温度とするために設けられている。具体的には、ヒータ26bは、たとえば流体吹き付け手段26から放出される流体の温度と半導体チップ10の温度との差が3度以下になるように、流体吹き付け手段26から放出される流体の温度を調節することが可能な構成を有することが好ましい。
半導体チップ10に形成されるたとえば縦型半導体素子の電気的特性の評価においては、温度特性の評価が併せて行なわれる場合があるため、低温から高温の広い温度範囲(具体的にはたとえば零下40度程度から200度程度まで)に及ぶ場合がある。このため、評価時に供給される流体の温度と半導体チップ10の温度との差が大きい場合、流体の吹き付けの影響により半導体チップ10の温度が不安定となり、信頼性の高い温度特性の評価結果が得られない可能性がある。
そこで図7のように流体吹き付け手段26にヒータ26bを付加し、ヒータ26bに電流を流すことにより、供給される流体の温度を所望の温度に制御することができる。なおここでは温度調節手段としてヒータ26bを示しているがこれに限るものではなく、たとえば近赤外線を用いて流体が加熱されてもよいし、いわゆるペルチェ素子が用いられてもよい。
図8を参照して、ここでは図3と基本的に同様の構成を有しているが、流体取り込み手段26は、プローブ基体2の上記第1の垂直成分である遮蔽部22に取り付けられている。流体取り込み手段26は図8の左右方向および上下方向の双方に対して斜めの方向に延びるように取り付けられており、当該斜めの方向に流体を放出する。これにより流体は主に半導体チップ10の外周部10bに供給される。
部分放電は、活性領域である素子部10aに限らず、その周囲の外周部10bにおいても頻繁に発生する。このため図8のように第1の垂直成分に流体取り込み手段26を取り付けた構成は、特に外周部10bに重点的に流体を供給したい場合に実益がある。
図9を参照して、流体吹き付け手段26は、図7に示す位置と図8に示す位置との双方に取り付けられてもよい。このようにすれば、半導体チップ10の上方から半導体チップ10の表面上全体に流体を供給し、さらに半導体チップ10の外周部10bにも重点的に流体を供給することができるため、部分放電の発生をいっそう確実に抑制することができる。
次に、上記流体が放出されることにより、空間32の圧力が上昇するため、空間32内の圧力の過剰な上昇を抑制する観点から、たとえば図3〜図9においては遮蔽部22に少なくとも1つの脱気孔30が形成されている。脱気孔30は遮蔽部22の内側すなわち半導体チップ10の測定時に形成される空間32内から、遮蔽部22を貫通して、遮蔽部22の外側すなわち半導体チップ10の測定時に形成される空間32の外側まで延在している。
図10を参照して、遮蔽部22の代わりに枠部13に少なくとも1つの脱気孔30が形成されてもよい。この場合においても遮蔽部22に脱気孔30が形成される場合と同様に、脱気孔30は枠部13の内側すなわち半導体チップ10の測定時に形成される空間32内から、枠部13を貫通して、枠部13の外側すなわち半導体チップ10の測定時に形成される空間32の外側まで延在している。また図示されないが、たとえば絶縁性基体21に脱気孔30が形成されてもよい。
図11を参照して、遮蔽部22と枠部13との双方に脱気孔30が形成されてもよい。このようにすれば、空間32内の過剰な加圧を抑制する効果がいっそう高められる。
次に図12および図13を用いて、プローブ基体2の変形例について説明する。
図12および図13を参照して、これらは図3および図4と基本的に同様の構成を有している。しかしプローブ基体2の構成において図12は図3と異なっており、具体的には図12のプローブ基体2は互いに別体である絶縁性基体21と遮蔽部22とが接続された構成を有しておらず、これらが一体となった一体絶縁性遮蔽部28として形成されている。一体絶縁性遮蔽部28は絶縁性基体21と同様に絶縁性を有する材料により形成され、かつ遮蔽部22と同様に電解を遮蔽する機能を有している。
ただしその他の点においては図12の構成は図3と同様であり、一体絶縁性遮蔽部28は絶縁性基体21および遮蔽部22が接続された部材と同様の形状および大きさを有している。したがって一体絶縁性遮蔽部28は、図3のプローブ基体2と同様に、これに対向する収納部17の主表面に沿って図の左右方向に延びる水平成分と、収納部17の主表面に垂直な図の上下方向に延びる第1の垂直成分とを有している。水平成分は、半導体試験治具12(収納部17)の真上において半導体試験治具12の主表面に対向するように配置可能となっている。第1の垂直成分は、絶縁性基体21の延びる水平方向に関する一方および他方の端部(当該端部を含む絶縁性基体21の平面視における外周の近傍)から、半導体試験治具12の主表面に垂直な(交差する)方向に延びるように形成されている。またコンタクトプローブ23は水平成分の一方の主表面から他方の主表面まで水平成分に設けられた図示されない孔部を貫通するように、図の上下方向に延在するように配置され、当該水平成分に保持されている。
このように絶縁性および遮蔽性を備えることにより、半導体チップ10の測定時に空間32内の部分放電を抑制可能な作用効果を奏するのであれば、プローブ基体2を構成する絶縁性基体21および遮蔽部22についてはどのような態様であってもよい。
次に再度図3を用いて、コンタクトプローブ23の構成について詳細に説明する。
半導体チップ10はたとえば平面視における中央部に活性領域であり図示されないたとえば縦型半導体素子が形成された素子部10aを有しており、素子部の周囲に形成された外周部10bとを有している。素子部10aには縦型半導体素子および、その素子の電気信号を取り出すための電極パッド18が形成されている。枠部13と遮蔽部22とが互いに近接、嵌合し、空間32が形成されることにより、コンタクトプローブ23が電極パッド18に接触する。これにより、コンタクトプローブ23は電極パッド18と信号線4との間で電気信号を媒介ことが可能となる。
コンタクトプローブ23は、図3の下側から順に、コンタクト部23aと、先端部23bと、押し込み部23cと、基体設置部23dと、電気的接続部23eとを有している。コンタクト部23aは電極パッド18と機械的かつ電気的に接触可能な部分である。先端部23bはコンタクト部23aを含むコンタクトプローブ23全体の先端側(図の下側)の部分である。押し込み部23cは、コンタクト部23aが電極パッド18に接触する際に基体設置部23d内に組み込まれたばね部材を介して摺動可能な領域であり、図の上下方向に延在している。基体設置部23dは、コンタクトプローブ23全体の土台として設置され、絶縁性基体21内を貫通するように絶縁性基体21と固定される領域である。電気的接続部23eは、先端部23bと電気的に通じることにより、外部との電気信号の入出力部となる部分である。
コンタクトプローブ23は導電性を有する、銅、タングステン、レニウムタングステンなどの金属材料により形成されるがこれらに限るものではない。特にコンタクト部23aは導電性向上および耐久性向上の観点から、別の部材である金、パラジウム、タンタル、プラチナなどで被覆されてもよい。
次に図14を用いて、コンタクトプローブ23の動作について説明する。
図14(A)を参照して、たとえば遮蔽部22と枠部13とが近接していない、半導体チップ10の測定前の初期状態においては、コンタクトプローブ23のコンタクト部23aは電極パッド18と接触しておらず、コンタクトプローブ23は電極パッド18の上方に浮遊した状態となっている。図14(B)を参照して、プローブ基体2がZ軸下方向に下降し、遮蔽部22と枠部13とが近接することにより、絶縁性基体21に固定されたコンタクトプローブ23も下降する。コンタクト部23aと電極パッド18とが近接し、やがてコンタクト部23aと電極パッド18とが接触する。図14(C)を参照して、プローブ基体2がさらに下降(遮蔽部22と枠部13とが接触)すれば、基体設置部23dの内部に配置されたばね部材の機能により、押し込み部23cが当該ばね部材の内側に収納されるように押し込まれる。これにより、電極パッド18とコンタクトプローブ23との電気的な接続が確実になされる。
なおここではコンタクトプローブ23は図14の上下方向に摺動性を有したばねを用いて上下方向に摺動可能な態様となっているが、これに限るものではなく、いわゆる積層プローブまたはワイヤプローブが用いられてもよい。またたとえばいわゆるカンチレバー式のコンタクトプローブ23が用いられてもよい。
また上記の電気的接続部23eは、図示されない配線等により接続部24と電気的に接続されている。
次に図15を適宜用いて、本実施の形態の半導体評価方法として測定装置100を用いた測定方法について説明する。
図15(A)および図1〜図3を参照して、まず複数の半導体チップ10が載置可能に設けられた半導体試験治具12が準備される。複数の半導体チップ10のそれぞれが、半導体試験治具12の表面上に枠部13により複数に区画された複数の収納部17のそれぞれに個別に載置される。ここでは1つの収納部17に1つの半導体チップ10が載置される。この半導体試験治具12が、チャックステージ11の上側の表面上の所望の箇所に固定される。
一方、プローブ基体2に固定された複数のコンタクトプローブ23のそれぞれのコンタクト部23aの平行度が調整される。具体的には、たとえばコンタクトプローブ23がある高さまで下降した際に複数のコンタクトプローブ23のそれぞれのコンタクト部23aが同一の高さとなるように、図14(A)〜(C)に示す上下方向のコンタクトプローブ23の高さが調整される。
たとえば図15(A)に示すように、枠部13で区画された互いに隣り合う2つの収納部17を考える。2つの収納部17のうちの1つである左側の収納部17(第1の収納部)と対向した位置にプローブ基体2が配置されるように、移動アーム25によりプローブ基体2が移動する。そしてプローブ基体2(ここでは遮蔽部22)と枠部13とが近接(たとえば接続)することにより、第1の収納部17とこれに対向するプローブ基体2との間に空間32が形成され、その状態で半導体チップ10の素子の測定が可能となる。ここでプローブ基体2(遮蔽部22)と枠部13との近接は、図4〜図6のいずれかに示すようにプローブ基体2(遮蔽部22)と枠部13とが接触する態様であることが好ましい。
この状態で、測定しようとする素子に接続された電極パッド18とコンタクトプローブ23とが互いに接触するように、所望の電極パッド18の真上のコンタクトプローブ23が下降される。図15(A)においては左右1対のコンタクトプローブ23のうち左側のコンタクトプローブ23が下降し電極パッド18と接触している。この状態で当該電極パッド18により測定可能な素子の電気的特性が測定される。
なお上記測定の際には、流体吹き付け手段26から半導体チップ10の表面に流体が吹き付けられる。ここで少なくとも評価中には、半導体チップ10の表面の近くにおいて流体の雰囲気濃度が高い状態を維持し、少なくとも評価終了時には、流体の供給が終了することが好ましい。またこの測定の際には、測定される半導体チップ10は枠部13、遮蔽部22、絶縁性基体21および流体により、空間32の外部とは電気的に分離されており、部分放電を抑制する効果が高められる。
図15(B)を参照して、次に図15(B)における左右1対のコンタクトプローブ23のうち左側のコンタクトプローブ23が上昇し、代わって右側のコンタクトプローブ23がその真下の電極パッド18と接触する。この状態で当該電極パッド18により測定可能な素子の電気的特性が測定される。
図15(C)を参照して、第1の収納部17の半導体チップ10の測定が終われば、流体吹き付け手段26からの流体の供給が停止され、移動アーム25により、プローブ基体2が第1の収納部17と対向した位置からそれと異なる右側の収納部17(第2の収納部)と対向した位置まで移動する。そして図15(A)と同様にプローブ基体2(ここでは遮蔽部22)と枠部13とが近接することにより、第2の収納部17とこれに対向するプローブ基体2との間に空間32が形成される。
この状態で、図15(A)と同様に、たとえば左右1対のコンタクトプローブ23のうち左側のコンタクトプローブ23が下降し電極パッド18と接触することにより、当該電極パッド18により測定可能な素子の電気的特性が測定される。
図15(D)を参照して、図15(B)と同様に、今度は右側のコンタクトプローブ23が電極パッド18と接触し、これにより測定可能な素子の電気的特性が測定される。
以下、上記図15(A)〜(D)と同様の動作が繰り返されることにより、半導体試験治具12に載置されたすべての半導体チップ10に形成された半導体素子の電気的特性が測定される。
ただし特に大電流を用いた測定を行いたい場合には、たとえば図15(A)の工程において左側と右側との双方のコンタクトプローブ23を電極パッド18と接触させ、これらの電極パッド18に接続された(複数の)素子を同時に測定してもよい。このようにすれば測定の効率をいっそう高めることができ、かついっそう大電流を用いた測定が可能となる。
次に、以上に述べた本実施の形態の作用効果について説明する。
本実施の形態においては、複数の半導体チップ10のそれぞれが枠部13により互いに電気的に区画されるように載置された状態で、個別にプローブ基体2との間に(たとえば密閉された)空間32が形成された状態で電気的特性の測定がなされる。このため、複数の半導体チップ10を一括して半導体試験治具12上に載置して(コンタクトプローブ23を移動させるべき)位置を制御することができる。このため個々の半導体チップ10の測定作業の効率を高めることができる。
またプローブ基体2を構成する絶縁性基体21および遮蔽部22が電界を遮蔽する機能を有することと、半導体チップ10の測定時にそれが周囲部材に囲まれるように形成された空間32内に載置され、当該空間32に流体が供給されることにより、半導体チップ10は当該空間32の外部の大気等の影響を受けることなく精密に測定可能となる。このため、半導体チップ10の測定時の部分放電の発生を確実に抑制することができる。
また本実施の形態においては複数の収納部17のそれぞれに載置された半導体チップ10に対して、プローブ基体2が順番に移動して測定を行なうことができる。このため単一の測定動作のセットにより複数の半導体チップ10を測定することができる。この観点からも、個々の半導体チップ10の測定作業の効率を高めることができる。
(実施の形態2)
図16〜図18を参照して、本実施の形態においてもたとえば実施の形態1の図3および図4と基本的に同様の構成を有している。しかし本実施の形態は、脱気孔30に定圧弁33および開閉手段34が取り付けられている点において、実施の形態1と異なっている。ここで定圧弁33とは空間32内を一定の圧力に保つために弁の開度を任意に調整機能とする部材であり、たとえばパイロット弁などの電磁弁が用いられる。開閉手段34とは空間32内の流体を外部に排出するために開閉する弁などの部材であり、たとえば電気的もしくは機械的なシャッタ、またはバイメタル素子が用いられる。
なおここでは両者を一目で区別しやすくするため、定圧弁33と開閉手段34とは異なる外観形状として図示されるが、これに限らず、定圧弁33および開閉手段34は所望の機能を達成し得る任意の外観形状とすることができる。たとえば定圧弁33は開閉手段34と同様の外観形状を有していてもよい。
なお、これ以外の本実施の形態の構成は、実施の形態1の構成とほぼ同じであるため同一の要素については同一の符号を付し、その説明は繰り返さない。
次に、本実施の形態の作用効果について説明する。
本実施の形態においては、測定時に空間32内に流体を供給し始める際には開閉手段34を開けて空間32内の流体を外部に排出可能とすることができる。また空間32内に流体を供給し始めてから所望の時間が経過した後、開閉手段34を閉じて脱気孔30からの流体の排出を停止させることで空間32内を加圧し、さらに定圧弁33を所望の開度に調整することにより空間32内の圧力を一定に保つことができる。このため空間32内の圧力が安定した状態で半導体チップ10の電気的特性を測定することができる。
空間32内の圧力を所望の値に保つことにより、いわゆるパッシェンの法則により、部分放電の発生するしきい値電圧を一定に保つことができるため、実施の形態1よりもいっそう確実に部分放電の発生を抑制することができる。
(実施の形態3)
図19を参照して、本実施の形態においてもたとえば実施の形態2の図16と基本的に同様の構成を有している。しかしここでは枠部13の一部に開口部35が設けられており、縦型半導体素子が形成された半導体チップ10の裏面電極が開口部35を介して半導体チップ10の上側(表面側)からコンタクトプローブ23により取り出されている。この点において図19は、半導体チップ10の裏面電極がチャックステージ11から取り出される上記の他の各例と異なっている。
図19においては図の右側の枠部13の内側の傾斜面の、図の左右方向に対する傾斜角度が他の傾斜面よりも小さくなっており、この内側の傾斜面から図の上下方向に枠部13を貫通して半導体試験治具12の基台120に達するように、開口部35が形成されている。そしてこの開口部35を貫通するコンタクトプローブ23が、図示されない配線を介して半導体チップ10の半導体素子の裏面電極を半導体チップ10の上側に取り出している。
なお、これ以外の本実施の形態の構成は、実施の形態1の構成とほぼ同じであるため同一の要素については同一の符号を付し、その説明は繰り返さない。
たとえば上記の各例においては、部分放電の発生を抑制するために、半導体チップ10の裏面電極はチャックステージ11から取り出されている。しかし図19においては、実施の形態2に示す絶縁性基体21、遮蔽部22、流体吹き付け手段26および定圧弁33をすべて揃えることにより部分放電の発生が確実に抑制されるため、裏面電極の取り出しを表面側から行なうことができる。電極の取り出しを裏面電極も含めてすべて表面側から行なうことにより、各電極につながる配線の長さを一定にし、インダクタンスおよび抵抗を一定にすることができ、より信頼性の高い測定をすることができる。
なお本実施の形態においては、部分放電を抑制する効果が高ければ、たとえば枠部13および遮蔽部22が導電性の材料により形成されてもよい。
(実施の形態4)
まず本実施の形態の半導体評価装置の構成として測定装置の構成について図20を用いて説明する。
図20を参照して、本実施の形態の測定装置200は、たとえば実施の形態1の測定装置100と基本的に同様の構成を有している。しかし本実施の形態の絶縁性基体21はたとえば実施の形態1の絶縁性基体21よりも大きく、複数の収納部17と対向可能な大きさを有している。図示されないがたとえば平面視において半導体試験治具12とほぼ同じ大きさを有し、半導体試験治具12に形成されるすべての(たとえば図2における16個の)収納部17と対向可能な大きさを有している。
本実施の形態のプローブ基体2の絶縁性基体21には、測定時にそれぞれの収納部17(半導体チップ10)と対向する領域ごとに、実施の形態1のプローブ基体2のコンタクトプローブ23の組と基本的に同様の配置および個数のコンタクトプローブ23が形成されており、かつそれぞれの枠部13と近接可能とするための遮蔽部22が形成されている。絶縁性基体21は実施の形態1と同様に半導体試験治具12(収納部17)の真上において半導体試験治具12の主表面に対向するように配置可能となっている。遮蔽部22は絶縁性基体21の延びる水平方向に関する一方および他方の端部(当該端部を含む絶縁性基体21の平面視における外周の近傍)に接続されるように、かつそれぞれの枠部13と対向可能とするように、形成されている。つまり本実施の形態のプローブ基体2の絶縁性基体21には、複数の収納部17のそれぞれと対向するように複数組のコンタクトプローブ23が形成されている。すなわちここでは複数の収納部17のそれぞれに載置された半導体チップ10に同時に接続されるように、個別に1組のコンタクトプローブ23が設けられている。
図21および図22を参照して、半導体チップ10の測定時には複数の収納部17のそれぞれを囲む枠部13と遮蔽部22とが近接(たとえばシール部材31による接触)することにより、収納部17ごとにそれと対向するプローブ基体2との間に空間32が形成される。すなわち複数の収納部17のそれぞれが枠部13、絶縁性基体21および遮蔽部22に囲まれることにより、収納部17ごとに個別に空間32が形成可能な構成を有している。これにより、各収納部17に1つずつ載置された複数の半導体チップ10のそれぞれの半導体素子を同時に測定可能である。
再度図21を参照して、本実施の形態においては、半導体試験治具12のそれぞれの収納部17に少なくとも1つの脱気孔30が形成されている。この脱気孔30は収納部17の半導体チップ10が載置される表面から図21の上下方向に基台120を貫通して基台120の最も下側の面(半導体試験治具12が載置されるチャックステージ11の上面と接する面)に達するように形成されている。ただし脱気孔30は収納部17に半導体チップ10が載置された際に半導体チップ10に覆われることがないよう、収納部17の縁の近くに形成されることが好ましい。このようにすれば、半導体チップ10に脱気孔30が塞がれることによる脱気孔30の脱気効果の低減を抑制することができる。
チャックステージ11の上面には、そこに固定された半導体試験治具12の収納部17の脱気孔30のそれぞれと平面視において重なるように(脱気孔30のそれぞれに通じるように)流路36が形成されている。この流路36は脱気孔30と同様に空間32内の流体が外部へ放出されるためのものである。複数の収納部17のそれぞれから延びる脱気孔30と繋がる流路36はチャックステージの下方において幹線状の流路となるように互いに連結することにより、流路36の(流体の放出時における)下流側においては単一の流路36として形成されている。また流路36の(流体の放出時における)最下流部には、実施の形態2の脱気孔30と同様に定圧弁33および開閉手段34が取り付けられている。
本実施の形態においては、流体吹き付け手段26を用いて流体を空間32内に供給する際の脱気は、半導体試験治具12の収納部17に形成された脱気孔30およびチャックステージ11に形成された流路36により行なわれる。脱気孔30および流路36により空間32内の流体が排出され、かつ空間32内の圧力が定圧弁33および開閉手段34により調整される機構は実施の形態2と同様である。したがって本実施の形態においても、実施の形態2と同様に、空間32内の圧力の調整により部分放電の発生を抑制する効果を奏する。
再度図22を参照して、ここでは基本的に図21と同様の構成を有しているが、実施の形態3と同様に、枠部13に開口部35が形成され、そこを介して裏面電極が表面側に取り出された構成を有している。
なお、これ以外の本実施の形態の構成は、実施の形態1の構成とほぼ同じであるため同一の要素については同一の符号を付し、その説明は繰り返さない。
本実施の形態においては、複数の収納部17のそれぞれに載置された半導体チップ10の素子を同時に測定可能であるため、実施の形態1よりもさらに短時間で測定作業を行なうことができる。このため実施の形態1よりもさらに測定作業の効率を高めることができる。
なお複数の半導体チップ10を同時に評価するために、測定装置200は複数の半導体チップ10と対向可能な大きさを有する単一のプローブ基体2を備えている。しかしこれに限らず、たとえば実施の形態1と同様の(1つの半導体チップ10のみと対向可能な大きさを有する)プローブ基体2が複数台備えられた測定装置を用いることによっても、本実施の形態と同様に一括して複数の半導体チップ10を評価することが可能となる。
上記の各実施の形態、および各実施の形態中に記載された各例は、適宜組み合わせることができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 支持基体、2 プローブ基体、3 評価部、4 信号線、10 半導体チップ、10a 素子部、10b 外周部、11 チャックステージ、12 半導体試験治具、12a 溝部、13 枠部、14,24 接続部、15 第1の位置決め手段、16 第2の位置決め手段、17 収納部、18 電極パッド、21 絶縁性基体、22 遮蔽部、23 コンタクトプローブ、23a コンタクト部、23b 先端部、23c 押し込み部、23d 基体設置部、23e 電気的接続部、25 移動アーム、26 流体吹き付け手段、27a 凸部、27b 凹部、28 一体絶縁性遮蔽部、32 空間、100,200 測定装置、120 基台。

Claims (23)

  1. 複数のコンタクトプローブを用いて、複数の半導体装置のそれぞれに形成された素子の電気的特性を測定する半導体評価装置であって、
    複数の前記半導体装置が載置可能に設けられた評価用治具と、
    前記評価用治具と対向するように設けられ、複数の前記コンタクトプローブと、遮蔽部と、複数の前記コンタクトプローブを保持する絶縁性基体とを含むプローブ基体とを備え、
    前記評価用治具は複数の前記半導体装置のそれぞれを囲むことにより枠部を有し、複数の前記半導体装置のそれぞれを個別に載置可能とするように前記枠部で区画された複数の収納部を含み、
    前記枠部と前記プローブ基体とが近接することにより、複数の前記収納部のうちの1つである第1の収納部と前記プローブ基体との間に複数の前記半導体装置のうちの1つである第1の半導体装置が載置される空間が形成された状態で前記第1の半導体装置の前記素子に複数の前記コンタクトプローブのうち少なくとも2つを接触可能に構成されており、
    前記遮蔽部と前記枠部との間にはシール部材が配置され、
    前記空間は前記遮蔽部と前記枠部とが前記シール部材により接続されることにより形成され、
    前記遮蔽部と前記枠部との間の前記シール部材は、前記第1の半導体装置を囲み、前記第1の半導体装置は複数の前記半導体装置のうち他の半導体装置から電気的に分離されており、
    前記遮蔽部は、前記第1の収納部における複数の前記コンタクトプローブのうち前記少なくとも2つの間を流れることにより前記素子に流れる電流による電界を遮蔽可能であり、前記第1の収納部における前記第1の半導体装置に接続可能な複数の前記コンタクトプローブの全体を取り囲むことが可能であり、
    前記プローブ基体の形状は前記収納部の主表面に沿って延びる水平成分と、前記収納部の主表面に垂直な方向に延びる第1の垂直成分とを含み、
    前記枠部の形状は前記収納部の主表面に垂直な方向に延びる第2の垂直成分を含み、
    前記プローブ基体の前記第1の垂直成分に設けられた第1の嵌合部と前記枠部の前記第2の垂直成分に設けられた第2の嵌合部とが互いに嵌合することにより前記空間が形成され
    前記第1の嵌合部は凸部であり、前記第2の嵌合部は凹部であり、
    前記凸部と前記凹部とが前記シール部材と接触するように前記シール部材を挟んでいる、半導体評価装置。
  2. 前記プローブ基体は、複数の前記収納部のうちの1つのみと対向し、前記収納部のうちの1つとの間に前記空間が形成された状態で前記素子を測定可能であり、
    前記プローブ基体を、複数の前記収納部のうちの1つである前記第1の収納部と対向する位置から前記複数の前記収納部のうちの前記第1の収納部と異なる第2の収納部と対向する位置の双方に配置可能となるように前記評価用治具と対向する領域内を前記評価用治具に対して相対的に移動可能とする移動部材をさらに備える、請求項1に記載の半導体評価装置。
  3. 前記プローブ基体は、複数の前記収納部のそれぞれと対向するように複数組の前記コンタクトプローブが形成されている、請求項1に記載の半導体評価装置。
  4. 前記プローブ基体において、前記遮蔽部と前記絶縁性基体とは互いに別体である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の半導体評価装置。
  5. 前記プローブ基体において、前記遮蔽部と前記絶縁性基体とは一体となっている、請求項1〜3のいずれか1項に記載の半導体評価装置。
  6. 前記プローブ基体の前記水平成分には、前記空間に流体を供給可能な流体吹き付け手段が取り付けられている、請求項1〜5のいずれか1項に記載の半導体評価装置。
  7. 前記プローブ基体の前記第1の垂直成分には、前記空間に流体を供給可能な流体吹き付け手段が取り付けられている、請求項1〜5のいずれか1項に記載の半導体評価装置。
  8. 前記流体吹き付け手段は前記プローブ基体の前記水平成分と前記第1の垂直成分との双方に取り付けられている、請求項またはに記載の半導体評価装置。
  9. 前記流体吹き付け手段はノズルを含んでいる、請求項のいずれか1項に記載の半導体評価装置。
  10. 前記流体吹き付け手段は、前記流体吹き付け手段から放出される流体の温度を調整する温度調節手段を含んでいる、請求項のいずれか1項に記載の半導体評価装置。
  11. 前記温度調節手段は、前記流体吹き付け手段から放出される流体の温度と前記半導体装置の温度との差が3度以下になるように前記流体吹き付け手段から放出される流体の温度を調節する、請求項10に記載の半導体評価装置。
  12. 前記流体吹き付け手段から放出される流体は二酸化炭素ガスまたは窒素ガスのいずれかである、請求項11のいずれか1項に記載の半導体評価装置。
  13. 前記遮蔽部に少なくとも1つの脱気孔が形成されている、請求項1〜12のいずれか1項に記載の半導体評価装置。
  14. 前記枠部に少なくとも1つの脱気孔が形成されている、請求項1〜12のいずれか1項に記載の半導体評価装置。
  15. 前記脱気孔は前記遮蔽部と前記枠部との双方に形成されている、請求項13または14に記載の半導体評価装置。
  16. 前記脱気孔に開閉手段を含んでいる、請求項1315のいずれか1項に記載の半導体評価装置。
  17. 前記脱気孔に定圧弁が取り付けられている、請求項1316のいずれか1項に記載の半導体評価装置。
  18. 前記評価用治具が載置されるチャックステージをさらに備え、
    前記評価用治具の複数の前記収納部のそれぞれには少なくとも1つの脱気孔が形成されており、
    前記チャックステージには、前記脱気孔のそれぞれに通じる流路が形成されている、請求項3に記載の半導体評価装置。
  19. 前記流路に開閉手段を含んでいる、請求項18に記載の半導体評価装置。
  20. 前記流路に定圧弁が取り付けられている、請求項18または19に記載の半導体評価装置。
  21. 複数の半導体装置が載置可能に設けられた評価用治具を準備する工程と、
    前記評価用治具に含まれ、複数の前記半導体装置のそれぞれを囲むことによる枠部で区画された複数の収納部のそれぞれに複数の前記半導体装置を個別に載置する工程と、
    前記評価用治具と対向するプローブ基体が前記枠部と近接することにより複数の前記収納部のうちの1つである第1の収納部と前記プローブ基体との間に空間が形成された状態で、複数の前記収納部のそれぞれの内の複数の前記半導体装置のうちの1つである第1の半導体装置に形成された素子の電気的特性を測定する工程とを備え、
    前記プローブ基体は前記評価用治具と対向するように設けられ、複数のコンタクトプローブと、遮蔽部と、複数の前記コンタクトプローブを保持する絶縁性基体とを含み、
    前記遮蔽部は、前記第1の収納部における複数の前記コンタクトプローブのうち少なくとも2つの間を流れることにより前記素子に流れる電流による電界を遮蔽可能であり、前記第1の収納部における前記第1の半導体装置に接続可能な複数の前記コンタクトプローブの全体を取り囲むことが可能であり、
    前記遮蔽部と前記枠部との間にはシール部材が配置され、
    前記測定する工程においては、前記空間は前記遮蔽部と前記枠部とが前記シール部材により接続されることにより形成され、
    前記測定する工程においては、前記遮蔽部と前記枠部との間の前記シール部材は、前記第1の半導体装置を囲み、前記第1の半導体装置は複数の前記半導体装置のうち他の半導体装置から電気的に分離され、
    前記測定する工程は、前記第1の半導体装置の表面に流体を吹き付ける工程を含み、
    前記プローブ基体の形状は前記収納部の主表面に沿って延びる水平成分と、前記収納部の主表面に垂直な方向に延びる第1の垂直成分とを含み、
    前記枠部の形状は前記収納部の主表面に垂直な方向に延びる第2の垂直成分を含み、
    前記プローブ基体の前記第1の垂直成分に設けられた第1の嵌合部と前記枠部の前記第2の垂直成分に設けられた第2の嵌合部とが互いに嵌合することにより前記空間が形成され、
    前記第1の嵌合部は凸部であり、前記第2の嵌合部は凹部であり、
    前記凸部と前記凹部とが前記シール部材と接触するように前記シール部材を挟んでいる、半導体評価方法。
  22. 前記プローブ基体は、複数の前記収納部のうちの1つのみと対向し、前記収納部のうちの1つとの間に前記空間が形成された状態で前記素子を測定可能であり、
    前記素子を測定する工程は、前記プローブ基体が複数の前記収納部のうちの1つである前記第1の収納部と対向した位置に配置された状態で前記第1の収納部に載置された前記半導体装置を測定する工程と、前記プローブ基体が前記第1の収納部と対向した位置から前記複数の前記収納部のうちの前記第1の収納部と異なる第2の収納部と対向した位置まで移動する工程と、前記プローブ基体が前記第2の収納部と対向した位置に配置された状態で前記第2の収納部に載置された前記半導体装置を測定する工程とを含む、請求項21に記載の半導体評価方法。
  23. 前記プローブ基体は、複数の前記収納部と対向し、複数の前記収納部のそれぞれとの間に複数の前記空間が形成された状態で複数の前記半導体装置のそれぞれの前記素子を同時に測定可能である、請求項21に記載の半導体評価方法。
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