JP6332183B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6332183B2
JP6332183B2 JP2015144127A JP2015144127A JP6332183B2 JP 6332183 B2 JP6332183 B2 JP 6332183B2 JP 2015144127 A JP2015144127 A JP 2015144127A JP 2015144127 A JP2015144127 A JP 2015144127A JP 6332183 B2 JP6332183 B2 JP 6332183B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hdd
unit
earthquake
image data
job
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2015144127A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017026751A (ja
Inventor
鉄矢 松坂
鉄矢 松坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Document Solutions Inc
Original Assignee
Kyocera Document Solutions Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Document Solutions Inc filed Critical Kyocera Document Solutions Inc
Priority to JP2015144127A priority Critical patent/JP6332183B2/ja
Publication of JP2017026751A publication Critical patent/JP2017026751A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6332183B2 publication Critical patent/JP6332183B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)

Description

本発明は、HDD(Hard Disk Drive)を搭載する画像形成装置に関する。
画像形成装置は、様々な情報を記憶することができる。また、画像形成装置は、印刷機能を有する。また、画像形成装置は、ネットワークや電話回線のような通信網とも接続することができる。地震のような災害が発生したとき、様々な機能を有する画像形成装置を活用することが好ましい。
特許文献1には、災害発生時の画像形成装置の利用に関する技術が記載されている。具体的に、特許文献1には、所望のネットワークや電話回線と接続され、また、無線機を備えることによって所定の災害信号を受信する機能を備え、災害信号を受信したとき、その災害のデータを受信して用紙にプリントアウト出力する画像形成装置が記載されている。この構成により、災害発生に自動的に対応して、災害による破損や劣化、消耗品の寿命短縮も防止しようとする(特許文献1:請求項1〜請求項4、段落[0006])。
特開2001−023060号公報
地震発生時、画像形成装置に特許文献1に記載されるような動作を自動的に行わせるには、地震発生を画像形成装置が検知、認識する必要がある。しかし、画像形成装置に地震検知用センサーを設けるとその分だけ画像形成装置の製造コストが上昇するという問題がある。そこで、画像形成装置に特別なセンサーを設けずに済むように、緊急地震速報のような災害を知らせる報知(信号)を画像形成装置に受信させ、画像形成装置に地震(災害)の発生を認識させることがある。
しかし、特許文献1記載のように外部からの地震発生を知らせる信号によって画像形成装置に地震発生を認識させるとき、画像形成装置を何らかの外部の通信ネットワークに接続しておく必要がある。そのため、外部の通信ネットワークに接続する必要がない画像形成装置まで外部の通信ネットワークに接続しなくてはならないという問題がある。
また、特許文献1記載の技術では、災害信号を受信したとき、その災害データを受信して用紙にプリントアウト出力する。そのため、特許文献1記載の技術では、地震によって揺れている状態でも印刷を行う場合があるので、定着装置(ヒーター)への電力供給を地震によって揺れているのに続ける場合がある。従って、特許文献1記載の画像形成装置では、落下物や壁への激突のような揺れに起因して画像形成装置に衝撃が加わったため、定着装置のヒーターの点灯状態を解除できなくなる(ヒーターをOFFできなくなる)という異常が生じる可能性があり、画像形成装置のダメージが更に大きくなるおそれがあるという問題もある。
本発明は、上記問題点を鑑み、地震発生時、通信ネットワークに接続されていなくても、特別なセンサーを設けること無く、画像形成装置内の各部分への電力供給を安全に停止する。
上記目的を達成するために請求項1に係る画像形成装置は、ジョブ実行部、画像処理部、記憶部、制御部、電源部、電源管理部を含む。前記ジョブ実行部は、画像データに基づきジョブを実行する。前記画像処理部は、ジョブに用いる画像データの画像処理を行う。前記記憶部は、HDDを含む。前記制御部は、前記HDDの読み書きを制御し、ジョブに用いる画像データを前記HDDに記憶させる。前記電源管理部は、画像形成装置内の各部の動作に必要な電圧を生成する電源部からの電力供給を管理する。前記制御部は、ジョブ実行時、前記HDDへの画像データの書込速度を認識し、前記HDDへの画像データの書込速度が地震判定値以下になったとき、地震発生と認識し、地震発生と認識したとき、画像形成装置内の前記ジョブ実行部と前記HDDを含む各部分への電力供給を停止するシャットダウン処理を前記電源管理部に行わせる。
本発明によれば、通信ネットワークに接続されていなくても、地震が発生したことを正確に検知することができる。また、地震発生検知に特別なセンサーを設けること無く、画像形成装置の製造コストを抑えることができる。また、安全に画像形成装置内の各部分への電力供給を停止することができる。
実施形態に係る複合機の一例を示す図である。 実施形態に係るHDDの一例を示す図である。 実施形態に係る複合機でのスプールの流れの一例を示す図である。 実施形態に係る複合機での電力供給系統の一例を示す図である。 実施形態に係る複合機での地震発生認識に関する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を図1〜図5を用いて説明する。そして、以下の説明では、複合機100(画像形成装置に相当)を例に挙げて説明する。但し、各実施の形態に記載されている構成、配置等の各要素は、発明の範囲を限定するものではなく単なる説明例にすぎない。
(画像形成装置の概要)
まず、図1を用いて、実施形態に係る複合機100の概要を説明する。図1は、実施形態に係る複合機100の一例を示す図である。
図1に示すように、複合機100は、内部に制御部1(制御基板)を含む。制御部1は装置の各部を制御する。制御部1は、各種演算や処理を行うCPU11、印刷や送信のようなジョブに用いる画像データD2の画像処理を行う画像処理部12を含む。また、複合機100は、大容量の記憶装置としてHDD2を含む。HDD2は制御部1と通信可能に接続される。制御部1は、HDD2の読み書きを制御し、ジョブに用いる画像データD2をHDD2に記憶させる。記憶部3は、ROM31、HDD2のような不揮発性の記憶装置と、RAM32のような揮発性の記憶装置を含む。CPU11は、中央演算処理装置である。CPU11は記憶部3に記憶されたプログラムP1や制御用データD1に基づき、演算や処理を行って複合機100の各部の制御を行う。
また、複合機100は、操作パネル4を有する。また、画像データD2に基づきジョブを実行するジョブ実行部として、複合機100の上部に設けられた原稿搬送部5aと画像読取部5bと、印刷部6と、通信部7(受信部にも相当)を含む。印刷部6は、給紙部6a、搬送部6b、画像形成部6c、定着部6dを含む。また、複合機100には、画像形成装置内の各部の動作に必要な電圧を生成する電源部8と、電源部8からの電力供給を管理(制御)する電源管理部9と、を含む。
又、制御部1は、画像読取部5bや原稿搬送部5aと通信可能に接続される。制御部1は、画像読取部5bや原稿搬送部5aに動作指示を与える。画像読取部5bや原稿搬送部5aは、指示に応じて動作する。具体的に、コピーやスキャン送信のようなスキャンを伴うジョブのとき、制御部1は、セットされた原稿を1枚ずつ読み取り位置(送り読取用コンタクトガラス、不図示)に向けて連続的、自動的に原稿搬送部5aに搬送させる。スキャンを伴うジョブのとき、制御部1は、原稿搬送部5aにより搬送される原稿や、載置読取用コンタクトガラス(不図示)にセットされた原稿を読み取りと画像データD2の生成を画像読取部5bに行わせる。
操作パネル4は、印刷やスキャンに関する設定画面や各種メッセージを表示する表示パネル41、表示パネル41に対して設けられたタッチパネル部42、スタートキーのようなハードキー43を含む。そして、操作パネル4は、ジョブの実行条件の設定(設定値の設定操作)を受け付ける。制御部1は、表示パネル41の表示を制御する。また、制御部1は、操作パネル4と通信を行い、タッチパネル部42へのタッチや、スタートキーのようなハードキー43に対する操作に基づき、設定内容を認識する。そして、制御部1は、使用者の設定に合うように、印刷部6、画像読取部5b、原稿搬送部5a、通信部7を制御してジョブを実行させる。
制御部1は、印刷部6(給紙部6a、搬送部6b、画像形成部6c、定着部6d)の各部と通信可能に接続される。制御部1は、給紙、用紙搬送、トナー像の形成、転写、定着を行う印刷部6の各部を制御する。なお、制御部1とは別にエンジン制御部を設け、制御部1がエンジン制御部に動作指示を与え、印刷部6の実際の制御をエンジン制御部に行わせることにより印刷部6の動作が制御されるようにしてもよい。
具体的に、制御部1は、コピージョブやプリントジョブのような印刷を伴うジョブのとき、用紙の供給と搬送部6bへの送り出しを給紙部6aに行わせる。制御部1は、給紙部6aから送り出された用紙を装置内での搬送を搬送部6bに行わせる。制御部1は、画像データD2に基づくトナー像の形成と、用紙への転写を画像形成部6cに行わせる。画像形成部6cは、感光体ドラム、感光体ドラムを帯電させる帯電装置、画像データD2に基づき感光体ドラムの走査、露光を行って静電潜像を形成する露光装置、静電潜像をトナーで現像する現像装置、形成されたトナー像を用紙に転写する転写装置を含む。
定着部6dは、通電により発熱するヒーター6hと、ヒーター6hにより熱せられ、トナー像が転写された用紙と接する加熱用回転体と加熱用回転体に圧接する加圧用回転体を含む。ハロゲンヒーター6hやIHヒーター6hをヒーター6hとして用いることができる。印刷ジョブ中、制御部1は、ヒーター6hに通電し、加熱用回転体の温度をトナー像の定着に適した温度(定着制御温度)で維持する。加熱用回転体と加圧用回転体の間を用紙が通過することにより、トナー像は用紙に定着する。搬送部6bは、定着後の用紙を機外に排出する。
又、制御部1には、通信部7(ジョブ実行部、受信部に相当)が接続される。通信部7は、PCやサーバーのようなコンピューター200やFAX装置300と、ネットワークやケーブルを介して通信を行う。制御部1は、通信部7がコンピューター200から受信したデータ(画像データD2や印刷設定)に基づき画像処理部12に印刷に用いる画像データD2を生成させ、生成した画像データD2に基づき印刷部6に印刷を行わせる(プリントジョブ)。又、通信部7は、画像データD2をコンピューター200やFAX装置300に送信できる(スキャン送信ジョブ)。
(HDD2)
次に、図2に基づき、本発明の実施形態に係る複合機100に搭載されるHDD2の概要を説明する。図2は、実施形態に係るHDD2の一例を示す図である。
HDD2とデータの送受信を行うため、制御部1にはホストコントローラー1aとインターフェイス部1bが設けられる。ホストコントローラー1aはCPU11に内蔵されていてもよい。インターフェイス部1bはコネクターを含み、ケーブルを介して、HDDインターフェイス21に接続される。制御部1とHDD2との接続は、SATA(Serial ATA)の規格に準拠する(SATAの以外の規格に準拠してもよい)。
ホストコントローラー1aは、インターフェイス部1bに接続されたHDD2を認識する。ホストコントローラー1aは、認識結果をCPU11に通知する。ホストコントローラー1aは、HDD2からのデータの読み出しを制御する。また、ホストコントローラー1aは、HDD2へのデータの書き込みを制御する。
具体的に、CPU11からのHDD2のデータの読み出し指示に基づき、ホストコントローラー1aは、CPU11に指定された読み出し場所からデータをHDD2に読み出させる。また、CPU11からの書き込み指示に基づき、ホストコントローラー1aは、CPU11に指定された場所へのデータの書き込みをHDD2に行わせる。
HDD2は、HDDコントローラー20、HDDインターフェイス21、キャッシュメモリー22、磁気ヘッド部23、磁気ディスク24を含む。磁気ディスク24へのデータの書き込みと読み出しは、磁気ヘッド部23によりなされる。磁気ヘッド部23は、磁気ディスク24に面して情報の読み取りや書き込みを行うヘッド23aと、読み取りや書き込みを行う位置にヘッド23aを移動させる(シークを行う)シーク機構23bを含む。なお、HDD2には磁気ディスク24を回転させるHDDモーター(不図示)が設けられる。
HDDコントローラー20は、ホストコントローラー1aとやり取りをしつつHDD2の全機能を制御する。言い換えると、HDDコントローラー20は、磁気ヘッド部23、キャッシュメモリー22の動作を制御する。
HDDインターフェイス21は、書き込むデータを受信する。HDDコントローラー20は、受信データをキャッシュメモリー22に記憶させる。そして、HDDコントローラー20は、キャッシュメモリー22に記憶されたデータの磁気ディスク24への書き込みを磁気ヘッド部23に行わせる。HDDコントローラー20は、磁気ディスク24から読み出したデータをキャッシュメモリー22にいったん記憶させる。そして、HDDコントローラー20は、HDDインターフェイス21を介し、制御部1(ホストコントローラー1a)などに読み出されたデータを送信する。
HDD2には、プログラムP1、制御用データD1、画像データD2、速度データD3などを記憶させることができる。速度データD3は、HDD2への書き込みの平均速度を示す値を含む(詳細は後述)。また、HDD2には、複合機100の起動用プログラムを記憶させてもよい。
(画像データD2のスプール)
次に、図3を用いて、実施形態に係る複合機100での画像データD2のスプールを説明する。図3は実施形態に係る複合機100でのスプールの流れの一例を示す図である。
複合機100は、HDD2を含む。コピー、プリント、スキャン送信のようなジョブを行うとき、ジョブに用いる画像データD2をRAM32に記憶させると、RAM32の記憶領域を占める。そこで、制御部1は、ジョブに用いる画像データD2を圧縮し、圧縮した画像データD2をHDD2にスプール(一時保存)する。そして、出力タイミング(印刷や送信のタイミング)に応じてスプールした画像データD2を読み出す(出力する)。このように、複合機100では、HDD2はジョブに用いる画像データD2を一時記憶する。
図3を用いて、画像データD2の流れの一例を説明する。まず、画像形成装置の取得部がジョブ用のデータを取得する。コピーやスキャン送信のようなスキャンを伴うジョブでは、画像読取部5bが取得部として機能する。コンピューターから受信したデータに基づき印刷を行うプリントジョブでは、データを受信する通信部7が取得部として機能する。各取得部で取得された原稿の画像データD2や受信データは、いったんRAM32に格納される。そして、原稿の画像データD2や受信データは、画像処理部12に送られる。これらのデータは、画像処理部12に直接転送してもよい。
画像処理部12は、操作パネル4でなされた設定に応じて画像処理を行う。また、受信データがPDLで記述されたデータであるとき、画像処理部12は、PDLの記述に基づき画像データD2(ラスターデータ)を生成する。そして、画像処理部12は、受信データに含まれる設定データに基づき、生成した画像データD2に対し画像処理を施す。そして、画像処理部12は、JPEGのような所定の方式で画像データD2を圧縮する。そして、画像処理部12は、HDD2に圧縮した画像データD2を送る。これにより、ジョブに用いる画像データD2がHDD2に書き込まれ、スプールされる。
コピーやプリントのような印刷ジョブでスプールした画像データD2を出力するタイミングに到ったとき、HDD2は、画像処理部12を介して画像データD2を画像形成部6cに送る。このとき、画像処理部12は、画像データD2の伸長処理や印刷に必要な画像処理を行う。スキャン送信ジョブでスプールした画像データD2を出力するタイミングに到ったとき(JPEGデータを送信するとき)、HDD2は、画像データD2を通信部7に送る。
(電力供給とシャットダウン処理)
次に、図4を用いて、実施形態に係る複合機100での電力供給とシャットダウン処理を説明する。図4は、実施形態に係る複合機100での電力供給系統の一例を示す図である。
複合機100は、商用電源Pと接続される。商用電源Pからの電力は、電源部8に入力される。商用電源Pからの電力がヒーター6hに供給される。電源部8には、通電制御回路80が設けられる。通電制御回路80は、ヒーター6hへの電力供給(通電ON)と供給停止(通電OFF)を行う回路である。通電制御回路80、半導体スイッチのようなスイッチング素子を含み、ヒーター6hへの電力供給のON/OFFを行う。
1次電源回路81は、商用電源Pか供給される電力を整流、平滑する回路(電力変換回路)である。例えば、1次電源回路81は、トランス、スイッチング素子、コンデンサー、ダイオードなどを含むスイッチング電源である。1次電源回路81は、複合機100内のモーターを回転させるための電圧(例えば、DC24V)を生成し、各モーターに供給する。
2次電源回路82は、1次電源回路81が生成した直流電圧を降圧し、原稿搬送部5b、画像読取部5b、操作パネル4、印刷部6、制御部1、CPU11、ROM31、RAM32、画像処理部12、HDD2、通信部7のような複合機100の構成部分に含まれる回路、素子に供給する駆動電圧を生成する。5V、3.3V、2.5V、1.8V、1.5V、1.2Vのように、各回路、素子によって入力すべき電圧値が異なるので、電源部8には複数の2次電源回路82が設けられる。2次電源回路82は、DCコンバーターやリニアレギュレーターである。そして、電源部8は、原稿搬送部5b、画像読取部5b、操作パネル4、印刷部6、制御部1、CPU11、ROM31、RAM32、画像処理部12、HDD2、通信部7のようなそれぞれの部分に、1又は複数種の電圧を入力する。また、特定の回路、素子への電力供給のON/OFFを行うためのスイッチ回路83を設けてもよい。
電源管理部9は、電源制御用ICである。電源管理部9は、複合機100に含まれる各部分への電力供給を制御する。
主電源スイッチ90(図4参照)によって主電源がONされると、電源管理部9は、エラーや異常が発生しないように予め定められた順番で各回路や各素子に電圧の入力が開始されるように、2次電源回路82を順番に動作させたり、スイッチ回路83内のスイッチング素子をONする。また、電源管理部9は、ヒーター6hへの通電を通電制御回路80に許可する。主電源ONによって複合機100の各部が順次起動する。
主電源スイッチ90(図4参照)によって主電源がOFFされると、電源管理部9は、エラーや異常が発生しないように予め定められた順番で各回路や各素子に電圧の入力が停止されるように、2次電源回路82を順番に停止させたり、スイッチ回路83内のスイッチング素子をOFFしたりする。また、電源管理部9は、ヒーター6hへの通電を通電制御回路80に禁止させる。主電源スイッチ90のOFFに応じた電源管理部9の処理により、複合機100の各部への電力供給がシャットダウンされる(シャットダウン処理)。
通常、主電源OFFによって電力供給をシャットダウンするとき(通常の電源OFFのとき)、制御部1は、記憶部3(HDD2、ROM31、RAM32)への電力供給停止前に、RAM32や、CPU11やHDD2内のキャッシュメモリー22のような揮発性の記憶装置に記憶されているデータのうち、所定のデータをHDD2に記憶させる遮断前処理をHDD2に行わせる。どのようなデータを「所定のデータ」とするかは適宜定めることができる。遮断前処理では、制御部1は、RAM32や各キャッシュメモリー22に記憶されているデータの全てをHDD2に記憶させるようにしてもよい。また、制御部1は、印刷枚数のような複合機100の寿命に関する値やトナーや用紙の残量情報のような消耗品に関する値をHDD2に記憶させてもよい。また、制御部1は、主電源ON中に複合機100で実行されたジョブの内容や実行日時のような履歴情報をHDD2に記憶させるようにしてもよい。
(地震発生の認識とシャットダウン処理)
次に、図5を用いて、実施形態に係る複合機100での地震発生認識に関する処理の流れの一例を説明する。図5は、実施形態に係る複合機100での地震発生認識に関する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図5のスタートは、複合機100の主電源投入後、複合機100の全体の起動が完了した時点である。
まず、制御部1は、所定の配信元(緊急地震速報の配信者の配信設備)から送信された緊急地震速報を通信部7が受信したか否かを確認する(ステップ♯1)。通信部7は、接続されたネットワーク(通信回線)を介し、配信者から送信された緊急地震速報を受信できる。言い換えると、複合機100は、発信元から発せられた緊急地震速報を受信する受信部を含む。
地震発生と認識する前に緊急地震速報を受信したとき(ステップ♯1のYes)、制御部1は、緊急時印刷情報D5に基づく印刷を印刷部6に行わせる(ステップ♯2)。なお、複合機100(通信部7)をネットワークに接続していないとき(緊急地震速報を受信できない状態のとき)、ステップ♯1とステップ♯2はスキップすればよい。
「緊急時印刷情報D5」は、地震発生時の印刷内容として記憶された情報であり、適宜定めることができる情報である。緊急時印刷情報D5には、避難場所の地図や、避難経路を示す図や、避難時の手順のような情報を含めることができる。緊急時印刷情報D5は、記憶部3(ROM31又はHDD2)に不揮発的に記憶される。緊急時印刷情報D5に基づく印刷を行うとき、制御部1は、保存場所から緊急時印刷情報D5を読み出す。そして、制御部1は、緊急時印刷情報D5のラスターデータの生成のような印刷に必要な画像処理を画像処理部12に行わせる。そして、制御部1は、画像処理後の緊急時印刷情報D5の画像データD2をHDD2にスプールする。制御部1は、印刷部6の画像形成部6cの露光装置に向けて、緊急時印刷情報D5の画像データD2をHDD2に順次送信させる。これにより、緊急時印刷情報D5が印刷される。
ステップ♯2の後、及び、緊急地震速報を受信していないとき(ステップ♯1のNo)、制御部1は、実行すべきジョブがあるかを確認する(ステップ♯3)。ステップ♯2が実行されているとき、ステップ♯3はYesとなる。また、操作パネル4でスタートキーが操作されてジョブの実行開始が指示された場合や、通信部7が印刷用データを受信した場合、ステップ♯3はYesとなる。
実行すべきジョブがあるとき(ステップ♯3のYes)、制御部1は、実行すべきジョブが印刷ジョブ(コピージョブやプリントジョブ)であるか否かを確認する(ステップ♯4)。なお、ステップ♯2が実行されているとき、ステップ♯4もYesとなる。印刷ジョブであるとき(ステップ♯4のYes)、制御部1は、印刷ジョブに関する処理を開始する(ステップ♯5)。印刷ジョブ中、制御部1は、加熱用回転体の温度が定着制御温度で維持されるように、ヒーター6hへの通電のON/OFFを繰り返す。
また、ステップ♯3でNoのとき(実行するジョブがないとき)、制御部1は、ダミーデータの書き込みを行うべき時点であるか否かを確認する(ステップ♯6)。実行すべきジョブが無い期間では、制御部1は、周期的にダミーデータの書き込みを行わせ、HDD2の書込速度を確認する。
具体的に、ジョブが完了してから、又は、直前のダミーデータの書き込み終了から、ジョブが開始されないまま、予め定められた時間が経過している場合、制御部1は、ダミーデータの書き込みを行うべき時点と判断する(ステップ♯6のYes)。「予め定められた時間」は、適宜定めることができる。「予め定められた時間」は、十数秒でもよいし、数十秒でもよいし、数分でもよい。本実施形態の複合機100では、「予め定められた時間」は1分程度とされる。
ダミーデータの書き込みを行うべき時点のとき(ステップ♯6のYes)、制御部1は、ダミーデータの書き込みを開始する(ステップ♯7)。一方、ダミーデータの書き込みを行うべき時点ではないとき(ステップ♯6のNo)、フローは、ステップ♯1に戻る。
印刷ジョブに用いる画像データD2の書き込みを開始するとき(ステップ♯5)、スキャン送信ジョブのような印刷を伴わないジョブとき(ステップ♯4のNo)、ダミーデータの書き込みを開始するとき(ステップ♯7)、制御部1は、HDD2への画像データD2やダミーデータの書込速度を測る(ステップ♯8)。言い換えると、制御部1は、ジョブ実行時、HDD2への画像データD2やダミーデータの書込速度を認識する。印刷ジョブのとき、制御部1は、印刷ジョブに用いる画像データD2をHDD2に記憶させる。スキャン送信ジョブのとき、制御部1は、送信に用いる画像データD2をHDD2に記憶させる。制御部1は、ジョブが無い期間中では、ダミーデータをHDD2に書き込ませる。
HDD2への画像データD2やダミーデータの書込速度の測る手法は、適宜定めることができる。本実施形態では、制御部1は、ジョブ用の画像データD2やダミーデータのHDD2への書き込み開始時点から書き込み完了までの間、一定周期ごとにデータの書込速度を求める。具体的に、制御部1は、HDD2への書き込み開始時点から各周期の終了時点までにHDD2に書き込めたジョブ用の画像データD2やダミーデータの累計を求める。また、制御部1は、HDD2への書き込み開始時点から各周期の終了時点までの合計時間を求める。そして、制御部1は、累計を合計時間で除すことにより、各周期の終了時点での画像データD2の書込速度を求める。
そして、制御部1は、求めた書込速度に基づき、地震が発生しているか(地震による揺れが生じているか)を確認する(ステップ♯9)。具体的に、制御部1は、ジョブ実行時、HDD2への画像データD2の書込速度が地震判定値V1以下に低下したか否かを確認する。そして、制御部1は、HDD2への画像データD2の書込速度が地震判定値V1以下に低下しているとき、地震発生と認識(判定)する(ステップ♯9のYes)。
HDD2のヘッド23aが揺れて適切な位置からずれた状態で書き込みを行うと、適切でないトラックのデータを上書きするとともに書き込んだデータを読み出せ無くなる。ずれた位置への書き込みを防ぐため、磁気ディスク24にサーボ位置情報D4を記録しておき、ヘッド23aで読み取ったサーボ位置情報D4が適切な位置で予め定められた時間、安定するまでデータの書き込みを控えるようにすることがある。また、揺れセンサー25(振動センサー)をHDD2に内蔵し、振動センサーで検知された振動が閾値よりも大きい間は書き込みを控えるようにすることがある。本実施形態のHDD2も、磁気ディスク24にサーボ位置情報D4が書き込まれ、揺れセンサー25を内蔵し(図2参照)、オフトラックライトを防ぐ仕組みを有する。従って、データの書き込み時、HDD2に振動や揺れがあると、書込速度が遅くなる。
本実施形態の複合機100では、地震などによって実際に複合機100やHDD2が揺れているときHDD2の書込速度が遅くなることに着目し、地震の発生を認識する。地震が発生したか否かを確認するため、制御部1は、測ったHDD2への画像データD2の書込速度と、「地震判定値V1」を比較する。これにより、特別なセンサーを設けること無く地震の発生を認識することができる。
「地震判定値V1」は適宜定めることができる。本実施形態の複合機100では、画像データD2のHDD2への書込速度の平均値よりも遅い速度に設定する。例えば、画像データD2のHDD2への書込速度の平均値の10〜20%程度の値を「地震判定値V1」とすることができる。また、「地震判定値V1」は、HDD2の仕様上の書込速度や、ベンチマークソフトを利用して得られた書込速度の10〜20%程度の値としてもよい。なお、「地震判定値V1」は、固定の値でもよい。
HDD2への画像データD2の書込速度が地震判定値V1を超えているとき(ステップ♯9のNo、地震発生と認められないとき)、制御部1は、ジョブ用の画像データD2やダミーデータの書き込みが完了したか否かを確認する(ステップ♯10)。ジョブ用の画像データD2やダミーデータの書き込みが完了していなければ(ステップ♯10のNo)、フローは、(ステップ♯8)に戻る。
一方、ジョブ用の画像データD2やダミーデータの書き込みが完了したとき(ステップ♯10のYes)、制御部1は、書込速度の平均値を更新する(速度データD3を更新する。ステップ♯11)。あわせて、制御部1は、書込速度の平均値に基づき、地震判定値V1を新たな値に更新してもよい。今までに測られた書込速度及び今回のジョブで求められた書込速度を示すデータやそれらの速度の平均値は、ROM31又はHDD2に速度データD3として不揮発的に記憶されている(図2参照)。なお、求められた書き込み速度のうち、直近の所定回数分の書込速度のみを記憶し、平均値を求めるようにしてもよい。そして、CPU11は、起動時や地震判定値V1の更新時、地震判定値V1を求め、RAM32に現在の地震判定値V1を格納させる。そして、フローは、ステップ♯1に戻る。
地震発生と認識したとき(ステップ♯9のYes)、制御部1は、印刷部6のようなジョブ実行部とHDD2を含む各部分への電力供給を停止するシャットダウン処理を電源管理部9に行わせる(ステップ♯12)。このとき、制御部1は、遮断前処理をHDD2に行わせずに供給停止部分への電力供給を電源管理部9に停止させる(ステップ♯12)。そして、本フローは終了する。
地震によって震動、揺れが発生している状態では、遮断前処理がほぼ停止した状態となり、いつまでも終わらない場合がある。遮断前処理中にヘッド23aが磁気ディスク24に当たりデータや磁気ディスク24が破損する可能性もある。また、遮断前処理の完了までに複合機100に加わった衝撃によって、制御部1、通電制御回路80、電源管理部9のフリーズの故障が生じ、ヒーター6hへの通電をOFFできなくなる可能性が高くなる。そこで、地震発生を認識した時点で速やかに電源のシャットダウンを行い、上記のデメリットを無くす。
振動や揺れが加えられると、HDD2のデータの書込速度は低下する。また、地震による揺れの発生時、壁や机のような室内物との激突や落下物によって画像形成装置(本実施形態の複合機100に相当)に大きな衝撃が加わることがある。画像形成装置に大きな衝撃が加わり、回路のフリーズやスイッチの故障などによって、ジョブ実行部(本実施形態の印刷部6、原稿搬送部5b、画像読取部5b、通信部7に相当)の動作を停止できなくなることがある。
そこで、実施形態に係る画像形成装置は、画像データD2に基づきジョブを実行するジョブ実行部と、ジョブに用いる画像データD2の画像処理を行う画像処理部12と、HDD2を含む記憶部3と、HDD2の読み書きを制御し、ジョブに用いる画像データD2をHDD2に記憶させる制御部1と、画像形成装置内の各部の動作に必要な電圧を生成する電源部8からの電力供給を管理する電源管理部9と、を含む。制御部1は、ジョブ実行時、HDD2への画像データD2の書込速度を認識し、HDD2への画像データD2の書込速度が地震判定値V1以下になったとき、地震発生と認識し、地震発生と認識したとき、画像形成装置内のジョブ実行部とHDD2を含む各部分への電力供給を停止するシャットダウン処理を電源管理部9に行わせる。
これにより、何らかの通信網に接続されていなくても揺れが検知されたとき、画像形成装置内の各部への電力供給を速やかかつ安全に停止させることができる。また、震源が深いと緊急地震速報が出ないが、震源が深い地震が発生したことも認識することができる。従って、揺れ状態であるのにHDD2のアクセスを行うことによるデータやディスクの破損や、揺れ状態であるのにジョブ実行部を動作させたためにジョブ実行部を停止できなくなるといった異常の発生を防ぐことができる。また、特別なセンサーや災害報知の信号を受信する受信機を別途搭載しなくても地震発生を検知することができ、画像形成装置の製造コストの上昇を防ぐことができる。
また、画像形成装置は、ジョブ実行部として、画像データD2に基づきトナー像を形成し、トナー像を用紙に定着させるためのヒーター6hを含み、印刷ジョブを行う印刷部6を含む。印刷ジョブ実行時、制御部1は、印刷ジョブに用いる画像データD2である印刷用画像データD2をHDD2に記憶させ、印刷用画像データD2を印刷部6に向けてHDD2に順次送信させ、HDD2への印刷用画像データD2の書込速度を認識し、印刷用画像データD2のHDD2への書込速度が地震判定値V1以下になったとき、地震発生と認識する。
これにより、印刷ジョブ実行中に、地震の発生を速やかに検知することができる。従って、地震による揺れが生ずると、ヒーター6hへの電力供給を迅速かつ確実に停止させることができる。また、地震で揺れている状態での印刷用の画像データD2の書き込みが行われなくなり、HDD2内のデータやディスクの破損を確実に防ぐことができる。
通常のシャットダウン処理では、RAM32やキャッシュメモリー22のような揮発性の記憶装置に記憶されているデータの喪失を防ぐため、電力供給停止前に揮発性の記憶装置に記憶されているデータをHDD2に記憶させることがある。しかし、地震により、HDD2に振動や揺れが加えられている状態では、書込速度が遅くなる。そのたる、電力供給停止前のHDD2へのデータ書き込みがいつまでも終わらない場合がある。さらに、振動や揺れによって、HDD2のヘッド23aが磁気ディスク24に触れ、データや磁気ディスク24の破損が生ずる可能性が高くなる。
そこで、制御部1は、通常の電源OFFのとき、記憶部3の揮発性の記憶装置に記憶されているデータのうち所定のデータを記憶する遮断前処理をHDD2に行わせてからシャットダウン処理を電源管理部9に行わせ、地震発生と認識したとき、遮断前処理をHDD2に行わせずにシャットダウン処理を電源管理部9に行わせる。これにより、地震発生認識後、速やかにHDD2への電力供給を停止することができる。従って、地震で揺れている状態での書き込みが行われなくなり、HDD2内のデータや磁気ディスク24の破損を確実に防ぐことができる。
また、ジョブを実行していない期間中、制御部1は、予め定められたタイミングでダミーデータをHDD2に書き込ませ、HDD2へのダミーデータの書込速度を認識し、HDD2へのダミーデータの書込速度が地震判定値V1以下になったとき、地震発生と認識する。ダミーデータのHDD2への書き込みを予め定められたタイミングで行うことにより、ジョブを実行していない間でも地震発生を認識することができる。
震源から遠い場所では、緊急地震速報を受信してから揺れが始まる場合がある。また、高層ビルでは振動が到達してから遅れて揺れ始める。そこで、画像形成装置は、発信元から発せられた緊急地震速報を受信する受信部(通信部7)を含む。記憶部3は、地震発生時に印刷すべき情報としての緊急時印刷情報D5を記憶する。制御部1は、地震発生と認識する前に受信部が緊急地震速報を受信したとき、緊急時印刷情報D5に基づく印刷を印刷部6に行わせ、緊急時印刷情報D5を画像データD2として書き込んでいるときにHDD2へのデータの書込速度が地震判定値V1以下になったとき、地震発生と認識する。
これにより、地震発生後、揺れが始まるまでの間に地震発生時に印刷すべき情報を印刷することにより、使用者に有用な情報の印刷物を使用者に提供することができる。また、揺れが始まると印刷部6への電力供給が直ちに停止されるので、直ちにヒーター6hへの電力供給を停止させることができる。また、揺れが始まるとHDD2への電力供給も直ちに停止されるので、HDD2のデータやディスクの破損もない。なお、「緊急時印刷情報D5」には、避難場所、避難場所への経路、避難手順、物資の保存場所のような避難に有用な情報を含めることができる。
HDD2の機種によって、HDD2への書込速度は異なる。画像形成装置には取り付け可能なHDD2は複数種用意される場合もある。また、画像形成装置の設定や、使用しているうちに、HDD2の書込速度が変化してくる場合もある。そこで、制御部1は、画像データD2のHDD2への書込速度の平均値を記憶部3に記憶させ、平均値よりも低い速度を地震判定値V1に設定する。これにより、実際の平均的な書込速度と比べて書込速度が遅くなっているかに基づき地震発生の有無を判定することができる。従って、地震の発生を正確に検知することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。
本発明は、HDDを搭載した画像形成装置に利用可能である。
100 複合機(画像形成装置) 1 制御部
12 画像処理部 2 HDD
22 キャッシュメモリー(揮発性記憶装置)
3 記憶部 32 RAM(揮発性記憶装置)
5a 原稿搬送部(ジョブ実行部) 5b 画像読取部(ジョブ実行部)
6 印刷部(ジョブ実行部) 6h ヒーター
7 通信部(ジョブ実行部、受信部) 8 電源部
9 電源管理部 D2 画像データ
D3 速度データ D5 緊急時印刷情報
V1 地震判定値

Claims (6)

  1. 画像データに基づきジョブを実行するジョブ実行部と、
    ジョブに用いる画像データの画像処理を行う画像処理部と、
    HDDを含む記憶部と、
    前記HDDの読み書きを制御し、ジョブに用いる画像データを前記HDDに記憶させる制御部と、
    画像形成装置内の各部の動作に必要な電圧を生成する電源部からの電力供給を管理する電源管理部と、を含み、
    前記制御部は、ジョブ実行時、前記HDDへの画像データの書込速度を認識し、前記HDDへの画像データの書込速度が地震判定値以下になったとき、地震発生と認識し、地震発生と認識したとき、画像形成装置内の前記ジョブ実行部と前記HDDを含む各部分への電力供給を停止するシャットダウン処理を前記電源管理部に行わせることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記ジョブ実行部として、画像データに基づきトナー像を形成し、トナー像を用紙に定着させるためのヒーターを含み、印刷ジョブを行う印刷部を含み、
    印刷ジョブ実行時、
    前記制御部は、印刷ジョブに用いる画像データである印刷用画像データを前記HDDに記憶させ、前記印刷用画像データを前記印刷部に向けて前記HDDに順次送信させ、前記HDDへの前記印刷用画像データの書込速度を認識し、前記印刷用画像データの前記HDDへの書込速度が地震判定値以下になったとき、地震発生と認識することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御部は、通常の電源OFFのとき、前記記憶部の揮発性の記憶装置に記憶されているデータのうち所定のデータを記憶する遮断前処理を前記HDDに行わせてから前記シャットダウン処理を前記電源管理部に行わせ、地震発生と認識したとき、前記遮断前処理を前記HDDに行わせずに前記シャットダウン処理を前記電源管理部に行わせることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. ジョブを実行していない期間中、前記制御部は、予め定められたタイミングでダミーデータを前記HDDに書き込ませ、前記HDDへの前記ダミーデータの書込速度を認識し、前記HDDへの前記ダミーデータの書込速度が前記地震判定値以下になったとき、地震発生と認識することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の画像形成装置。
  5. 発信元から発せられた緊急地震速報を受信する受信部を含み、
    前記記憶部は、地震発生時に印刷すべき情報としての緊急時印刷情報を記憶し、
    前記制御部は、地震発生と認識する前に前記受信部が緊急地震速報を受信したとき、前記緊急時印刷情報に基づく印刷を前記印刷部に行わせ、前記緊急時印刷情報を前記画像データとして書き込んでいるときに前記HDDへのデータの書込速度が前記地震判定値以下になったとき、地震発生と認識することを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御部は、前記画像データの前記HDDへの書込速度の平均値を前記記憶部に記憶させ、前記平均値よりも低い速度を前記地震判定値に設定することを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の画像形成装置。
JP2015144127A 2015-07-21 2015-07-21 画像形成装置 Expired - Fee Related JP6332183B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015144127A JP6332183B2 (ja) 2015-07-21 2015-07-21 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015144127A JP6332183B2 (ja) 2015-07-21 2015-07-21 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017026751A JP2017026751A (ja) 2017-02-02
JP6332183B2 true JP6332183B2 (ja) 2018-05-30

Family

ID=57950434

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015144127A Expired - Fee Related JP6332183B2 (ja) 2015-07-21 2015-07-21 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6332183B2 (ja)

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4600319A (en) * 1985-06-06 1986-07-15 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Army Control for dot matrix printers operating in harsh environments
JPH08146843A (ja) * 1994-11-15 1996-06-07 Copyer Co Ltd 画像形成装置
JPH1065891A (ja) * 1996-08-21 1998-03-06 Fuji Xerox Co Ltd 画像処理装置
JP2006172636A (ja) * 2004-12-17 2006-06-29 Fuji Xerox Co Ltd 故障診断装置、故障診断プログラムおよび故障診断方法
JP2007018602A (ja) * 2005-07-07 2007-01-25 Fuji Xerox Co Ltd 制御装置、情報機器、制御方法、及びプログラム
JP4333717B2 (ja) * 2006-09-11 2009-09-16 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 画像形成装置
JP2008300920A (ja) * 2007-05-29 2008-12-11 Ricoh Co Ltd 画像処理装置、画像処理装置の制御方法、制御プログラム及び記録媒体
JP2008299988A (ja) * 2007-06-01 2008-12-11 Pro Saido Kk 地震災害対応ハードディスク制御装置
JP2014230227A (ja) * 2013-05-27 2014-12-08 株式会社リコー 画像処理装置、画像処理制御方法及び画像処理制御プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017026751A (ja) 2017-02-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2284704B1 (en) Information processing apparatus, method, and control program for determinnig the suitable monitoring time corresponding to a selected mode of processing
US8322609B2 (en) Image forming apparatus and control method of image forming apparatus
JP4939175B2 (ja) 画像形成装置
JP2019118010A (ja) 画像処理装置、画像処理装置の制御方法、及びプログラム
JP2012006306A (ja) 印刷装置、印刷装置の制御方法、及び、プログラム
US20130318383A1 (en) Information processing apparatus, method for controlling information processing apparatus, and recording medium
JP6979804B2 (ja) 情報処理装置とその制御方法、及びプログラム
JP2011218672A (ja) 画像形成装置
US10859958B1 (en) Image forming apparatus that transfers data from volatile cache memory to non-volatile storage based on power supply state and control method thereof
US8837973B2 (en) Image processing apparatus, control method thereof, and storage medium
KR20140019237A (ko) 화상 처리 장치, 그 제어 방법 및 기록 매체
JP2010023274A (ja) 画像形成装置
JP6403463B2 (ja) 画像形成装置および画像形成装置の制御方法
JP6332183B2 (ja) 画像形成装置
JP6520870B2 (ja) 画像形成装置
JP2012168374A (ja) 画像形成装置、画像形成制御方法、画像形成制御プログラム及び記録媒体
US11122184B2 (en) Image forming apparatus and data protection method to avoid data corruption or damage to a storage device
JP6565845B2 (ja) 画像形成装置
JP6787288B2 (ja) 画像形成装置
JP2017040978A (ja) 画像形成装置及び画像形成システム
JP2011053775A (ja) 印刷システム、起動プログラム自動復旧方法、及び自動復旧制御プログラム
JP2002062780A (ja) 画像形成装置および方法
JP5842549B2 (ja) 画像処理装置、画像処理装置の制御方法及び画像処理装置の制御プログラム
JP2012232572A (ja) 画像形成装置及びその制御方法
JP2014138265A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170425

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180117

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180123

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180214

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180403

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180416

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6332183

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees