JP2011218672A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】UPS40の蓄電能力ではMFP10消費電力を代替することが困難であり、このため仕掛中の印刷ジョブデータは、電源遮断が起きた場合消去されてしまうという課題があった。
【解決手段】停電が発生した場合には、UPS40に蓄えられている電力を使用して仕掛中の印刷ジョブデータを退避用不揮発性メモリ16に退避させ、停電復旧時には、退避させたデータを読み出してジョブを継続する。このため、仕掛中の印刷ジョブのデータを停電によって、失うことがない。
電源投入の度に、退避用不揮発性メモリ16を参照し、ここにデータがある場合は退避されているデータの画像形成から先に行い、これが終了してから通常のジョブの処理を行う。このため、停電しなければ実行されるはずであったジョブの順番を守って印刷することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、情報通信機能を備えた画像形成装置に関するものである。
従来、情報処理機能を備えた例えば電子写真方式による画像形成装置は、無停電電源装置(Uninterruptible Power Supply :以下「UPS」という。)を介して、商用電源と接続され、停電によって商用電源からの電力の供給が停止した場合でも、必要な情報をバックアップできるような安全対策が施されている。
このような画像形成装置におけるUPSに関する技術は、例えば、下記の特許文献1に開示されている。
特開2009−194754号公報
しかしながら、従来の画像形成装置では、画像形成したトナーを印刷媒体に定着させる定着器のヒータの消費電力が大きいため、UPSの蓄電能力では定着器の消費電力を代替することが困難であり、UPSに接続して使われることが少なかった。このような画像形成装置においては、ジョブ実行中即ち仕掛中のジョブデータである仕掛データは、揮発性メモリに格納されているため、停電等の電源遮断が発生した場合、仕掛データが消去されてしまうという課題があった。
本発明の画像形成装置は、UPSから出力される電力により稼働する画像形成装置であって、入力されたジョブデータを編集して展開し、外部に出力するジョブを実行するジョブ実行手段と、前記ジョブ実行中の仕掛データを記憶する不揮発性記憶手段と、前記仕掛データを前記不揮発性記憶手段に記憶させて、前記ジョブ実行を停止させるシャットダウン処理を行うシャットダウン手段と、前記停電検知信号を受信したときには、前記UPSに対して前記電力の蓄電残量を問い合わせて前記蓄電残量を受信し、前記蓄電残量に基づいて前記シャットダウン手段を動作させるか、又は前記ジョブの実行を継続させるかを判定する蓄電残量判定手段と、前記電源復旧信号を受信したときには、前記不揮発性記憶手段に前記仕掛データが記憶されているか否かを判定し、前記仕掛データが記憶されているときには、これを読み出して前記ジョブ実行を行わせる初期化手段とを有している。
本発明の画像形成装置によれば、次の(1)〜(4)のような効果がある。
(1) 停電が発生した場合には、UPSに蓄えられている電力を使用して仕掛データを不揮発性記憶手段に退避させ、停電復旧時には、退避させたデータを読み出してジョブを継続することができる。このため、仕掛中データを停電によって、失うことがなく利便性が向上する。
(2) 画像形成装置に電源が投入されるたびに、必ず退避用の不揮発性記憶手段を参照し、ここにジョブデータがある場合は、退避されているジョブデータのジョブ実行から先に行い、これが終了してから通常のジョブの処理を行うので、停電が発生してもジョブの順番を守ることができる。
(3) 停電発生後、周期的にUPSの蓄電残量を監視し、可能な限りジョブを継続するので、蓄えられた電力を無駄なく利用してすることができる。
(4) 画像形成装置が定期的にUPSの出力をモニタし、UPSに接続されている他の装置の消費電力を考慮することにより、停電時において、他の装置のシャットダウン処理に支障をきたすことがなく、しかもUPSに残された電力を最大限に活用してジョブを継続することができる。
図1は本発明の実施例1におけるMFPの概略の構成を示す機能ブロック図である。 図2は図1中のUPSの概略を示す構成図である。 図3は図1中のUPS対応テーブルの例1を示す図である。 図4は図1中のUPS対応テーブルの例2を示す図である。 図5は図1のMFPの停電検知処理を示すフローチャートである。 図6は図1のMFPの全体動作を示すフローチャートである。 図7は図6中の初期化処理を示すフローチャートである。 図8は図7の初期化処理における退避データ点検処理を示すフローチャートである。 図9は図7の初期化処理における退避データ展開処理を示すフローチャートである。 図10は図6中のデータ受信処理を示すフローチャートである。 図11は図6中のデータ編集処理を示すフローチャートである。 図12は図6中のデータ展開処理を示すフローチャートである。 図13は図6中の印刷制御処理を示すフローチャートである。 図14は図13中のデータ転送処理を示すフローチャートである。 図15は図13中のPU制御処理を示すフローチャートである。 図16は図15中の停電時処理を示すフローチャートである。 図17は図16中の停電時処理におけるデータ退避処理を示すフローチャートである。 図18は本発明の実施例2におけるMFPの概略の構成を示す機能ブロック図である。 図19は図18中のUPS対応テーブルの例を示す図である。 図20は本発明の実施例2における停電時処理を示すフローチャートである。
本発明を実施するための形態は、以下の好ましい実施例の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、明らかになるであろう。但し、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の範囲を限定するものではない。
(実施例1のMFPの構成)
図1は、本発明の実施例1における画像形成装置(例えば、多機能周辺装置(Mu1tiFunction Periphera1)、以下「MFP」という。)の概略の構成を示す機能ブロック図である。
本実施例1における画像形成装置としてのMFP10は、装置全体を制御する制御部11を有している。
制御部11は、複数種類のジョブを並行して処理することができるように構成されている。ジョブには、例えば、パーソナルコンピュータ(以下「PC」という。)1から受信したジョブデータ(例えば、印刷ジョブデータ)を印刷媒体に印刷するPCToPrintジョブ、スキャナから読み取った印刷ジョブデータを印刷媒体に印刷するScanToPrintジョブ、ファクシミリ装置から受信した印刷ジョブデータを印刷媒体に印刷するFaxToPrintジョブ、スキャナから読み取ったジョブデータをファクシミリ装置に送信するScanToFaxジョブ、スキャナから読み取ったジョブデータを外部のサーバに送信するScanToServerジョブ、スキャナから読み取ったジョブデータをE-Mail送信するScanToeMailジョブ、スキャナから読み取ったジョブデータをPC1に送信するScanToPC,MFP10の内部に保持しているデータを印刷媒体に印刷するLocalPrintジョブ、PC1から受信したデータをファクシミリ装置に送信するPCToFaxジョブ等がある。本実施例1では、PCToPrintジョブを例に以下説明する。
制御部11は、外部から与えられたジョブデータ(例えば、印刷ジョブデータ)を編集して展開し、画像形成モジュール30を制御してジョブ実行(例えば、画像形成動作)を行って印刷媒体(例えば、印刷用紙)に画像を形成する図示しない画像形成制御手段と、画像形成動作中の仕掛データを退避用不揮発性記憶手段(例えば、退避用不揮発性メモリ)16に退避させ、画像形成モジュール30の動作を停止させる図示しないシャットダウン手段と、UPS40に蓄電残量を問い合わせ、蓄電残量に基づいてシャットダウン手段を動作させるか、又は前記画像形成動作を継続させるかを判定する図示しない蓄電残量判定手段とを有している。
更に、制御部11は、UPS40の最大出力電力と実行中のジョブの消費電力とを比較し、前記最大出力電力が前記消費電力を越えているときには、ジョブ実行を継続させ、前記最大出力電力が前記消費電力未満のときには、ジョブ実行を停止させる図示しない電力比較手段と、蓄電残量とジョブ実行に必要な電力量とを比較し、蓄電残量がジョブ実行に必要な前記電力量を越えているときには、ジョブ実行を継続させ、蓄電残量がジョブ実行に必要な電力量未満のときには、ジョブ実行を停止させるジョブ継続停止手段と、停電復旧時には、退避用不揮発性メモリ16に仕掛データが記憶されているか否かを判定し、仕掛中のデータが記憶されているときには、これを読み出して前記画像形成動作を実行させる図示しない初期化手段と、現在停電状態であることを示す停電フラグ11aとを有している。
制御部11には、上位装置である外部のPC1やUPS40と通信を行う通信部13と、印刷ジョブデータを解析するデータ解析部14と、印刷ジョブデータの退避を行う退避制御部15と、印刷画像を格納する画像データバッファ19と、画像形成を実行する画像形成モジュール30とが接続されている。
通信部13には、受信データバッファ17が接続されている。通信部13は、PC1から印刷ジョブデータを受信し、受信した印刷ジョブデータをそのまま受信データとして受信データバッファ17に格納する機能を有している。この受信データは、例えば、ポストスクリプトのようなページ記述言語で記載された構成になっている。更に、通信部13は、UPS40の停電発生時、又は復旧時には、UPS40から通信線40bを介して、停電検知信号又は電源復旧信号を受信し、これを制御部11に通知し、制御部11からUPS40の蓄電残量に関する問い合わせがあったときには、通信線40b、13aを介してUPS40との間で通信を行い、UPS40の蓄電残量を受信して制御部11に通知する機能を有している。
通信部13には、更にデータ解析部14が接続されている。データ解析部14は、編集部14aと展開部14bとを有しており、受信データバッファ17と、中間データバッファ18と、画像データバッファ19とが接続されている。受信データバッファ17は、受信した印刷ジョブデータ即ち、受信データを格納し、中間データバッファ18は、印刷ジョブデータを分割した1つ又は複数のブロックを格納する機能を有している。
編集部14aは、受信データバッファ17に格納された受信データを読み出し、中間データに変換して中間データバッファ18に格納する機能を有している。中間データとは、受信データを1ページ単位で区切り、更にそのページを数個に分割したブロックにグループ分けして、格納し直したものである。更に、編集部14aは、そのページを印刷するに当たり、指定された部数などの情報が記録されている管理情報を抽出する機能を有している。
編集部14aは、中間データへの変換が1ページ分終わる度に、展開部14bに対して、このページの中間データを格納した中間データバッファ18の先頭ブロックの開始アドレスを通知するように構成されている。
展開部14bは、編集部14aから先頭ブロックの開始アドレスを通知されると、中間データバッファ18にアクセスして、先頭ブロックから順次データを読み出し、印刷画像データに変換して画像データバッファ19に格納する機能を有している。印刷画像データは、印刷するページの1ドット毎にC(シアン)、M(マゼンダ)、Y(イエロー)、K(ブラック)の色情報を指定したビットマップデータである。1ページ分の変換が終わると、展開部14bは、画像データバッファ19に格納したページデータの開始アドレスを制御部11に通知するように構成されている。
退避制御部15には、退避用不揮発性メモリ16が接続されており、退避制御部15は、制御部11の指示により印刷ジョブデータを退避用不揮発性メモリ16に退避し、復旧する機能を有している。即ち、退避制御部15は、停電時において、制御部11から退避指示を受けたときには、受信データバッファ17及び中間データバッファ18に格納されているデータを、退避用不揮発性メモリ16に格納する。停電復旧時において、制御部11から展開指示を受けたときには、退避制御部15は、退避用不揮発性メモリ16に格納されたデータを読み出して、受信データバッファ17及び中間データバッファ18に展開し、展開したアドレスを制御部11に通知する機能を有している。
画像形成モジュール30は、印刷媒体を搬送する媒体搬送部31と、画像形成を行う画像形成部32と、形成された画像を熱と圧力とにより印刷媒体に定着させる熱定着部33とを有している。媒体搬送部31は、図示しない用紙トレイ、又は手差しトレイから印刷媒体をピックアップし、図示しないレジストローラで先頭位置を調整し、図示しない媒体搬送路に沿って印刷媒体を搬送し、印刷が終わった画像を排紙トレイに排出する機能を有している。
画像形成部32は、印刷媒体上にトナーで画像を形成する機能を有している。熱定着部33は、トナーにより画像を形成された印刷媒体に熱と圧力を加え、トナーを定着させる機能を有している。
更に、MFP10は、UPS40に接続され、UPS40から供給される電力を装置の各部に分配する電力供給受入部12を有している。
図2は、図1中のUPS40の概略を示す構成図である。
UPS40は、図示しない商用電力源から供給される電力を整流する整流器42と、商用電源から供給される電力を蓄える蓄電池44と、整流器42からの電力、又は蓄電池44からの電力のうちいずれか一方を選択して電力供給線40aに出力する切替機43と、UPS40の全体を制御し、通信線40b、13aを介して通信部13と通信する制御部41とを有している。
UPS40は、外部の商用電源から電力が供給されると、その電力を蓄電池44に蓄電すると共に電力をそのまま電力供給線40aに出力し、商用電源からの電力の供給が停止すると、蓄電池44の電力を出力する。このとき制御部41は、停電検知信号を通信部13に送信し、電力の供給停止が復旧すると、商用電源から供給される前記電力を蓄電すると共に商用電源からの電力をそのまま出力する。このとき、制御部41は、電源復旧信号を通信部13に送信する。
図3(a)、(b)は、図1中のUPS対応テーブルの例1を示す図である。
図3(a)は、UPS40及びMFP10の消費電力に関する基礎情報を示すテーブルである。UPS40の最大出力電力が650[W]、UPS40の最大出力可能時間が60[秒]、UPS40の畜電池の電力量が39,000[J]、MFP10のシャットダウンに必要な電力量+αが1,500[J]であることを示している。
ここで、UPS40の畜電池の電力量(39,000[J])は、
畜電池の電力量(39,000[J])
=最大出力電力(650[W])×最大出力可能時間(60[秒])
のように計算される。
MFP10のシャットダウンに必要な電力量+αとは、画像形成動作中の仕掛データを退避用不揮発性メモリ16に退避させ、画像形成モジュール30の動作を停止させるに必要な電力量に余裕の電力量αを加えた電力量であり、以後、最小所要電力量という。この最小所要電力量は、シャットダウンを実行するか否かを蓄電残量判定手段が判定するための閾値である。例えば、最小所要電力量が1500[J]であるのでUSP40の蓄電残量が1170[J]、即ち3%になったときに蓄電残量が最小所要電力量を割り込むので、シャットダウン処理がこの時点で実行される。
図3(b)は、UPS40の蓄電池残量毎に、各ジョブが実行できる仕事量を表している。
例えば、PCToPrintジョブの場合、蓄電残量が100%(=39000[J])のときは、34ページの印刷が可能であることを示している。蓄電残量が90%(=35100[J])のときは、30ページの印刷が可能であることを示している。以下、同様に蓄電残量80%(31200[J])のときは、27ページ、蓄電残量70%(27300[J])のときは、23ページ、蓄電残量60%(23400[J])のときは、19ページの印刷が可能であることを示している。
印刷可能ページ数の計算は、次式(1)ように行われる。
印刷可能ページ数
=(蓄電残量−最小所要電力量)÷1ページ当たりの消費電力量・・・(1)
例えば、蓄電残量が100%の例では、次の通りとなる。
印刷可能ページ数=(39000[J]−1500[J])÷1100[J]
=34.09≒34ページ
次に、UPS40の最大出力電力と各ジョブの消費電力との関係について説明する。図3(a)によれば、UPS40の最大出力電力は、650[W]であり、PCtoPrintジョブの消費電力は、550[W]であるから、蓄電残量が十分であればPCtoPrintジョブを実行することが可能である。他のジョブについてもその消費電力は、UPS40の最大出力電力650[W]の範囲に入っているので実行が可能である。
図4(a)、(b)は、図1中のUPS対応テーブルの例2を示す図である。
図4(a)、(b)の構成は、基本的に図3(a)、(b)と同様である。図4(a)においては、UPS最大出力電力が500[W]であり図3(a)と異なっている。この場合、PCtoPrintジョブの消費電力は、550[W]であるから、PCtoPrintジョブを実行することは不可能となる。しかし、例えば、ScanToFaxジョブの消費電力は350[W]であるのでジョブの実行が可能である。
(実施例1におけるMFPの動作)
図5は、図1のMFP10の停電検知処理を示すフローチャートである。
本停電検知処理は、制御部11によって、後述する図6で示すMFP10の全体動作とは並行して実行される。商用電源が停電すると、UPS40は、通信線40bを介して通信部13に停電検知信号を送信する。停電検知信号は制御部11に転送される。ステップS1において、制御部11は、停電検知信号を受信すると、ステップS2において、内部に保持している停電フラグ11aを真(以下「TRUE」という。)にする。
図6は、図1のMFP10の全体動作を示すフローチャートである。
業務開始または停電復旧によりMFP10に電源が投入されると、処理が開始される。ステップS10において、制御部11は、初期化処理を実行し、退避用不揮発性メモリ16に仕掛データがあればこれを展開して受信データバッファ17、又は中間データバッファ18に格納してステップS30のデータ編集処理に進む。
退避用不揮発メモリ16に仕掛データがなければ、ステップS20へ進む。ステップS20において、PC1等の上位装置から受信した印刷ジョブデータを通信部13で受信して受信データバッファ17に格納する。ステップS30において、この印刷ジョブデータを編集部14aにより中間データに変換して中間データバッファ18に格納する。ステップS40において、この中間データを、展開部14bにより画像データに変換して画像データバッファ19に格納する。
ステップ50において、画像データバッファ19に1ページ分の印刷画像データが格納されると、制御部11は、画像形成モジュール30を制御して印刷を実行する。途中停電フラグ11aをチェックして必要な処理を行う。この処理については後述する。
ステップ71において、制御部11は、電源状態をチェックし、正常であれば、ステップS72へ進み、ステップS72において、印刷ジョブデータの印刷が終了したかを確認する。印刷が終了していないときは(N)、ステップS30に戻り、続きのデータ編集処理を行う。印刷が終了したときは(Y)、本処理を終了する。前記ステップS71において、電源状態が異常であれば、強制終了を行う。
以下に、図6中の各処理について、図7〜図17を参照しつつ、順次説明する。
図7は、図6中の初期化処理を示すフローチャートであり、図8は、図7の初期化処理における退避データ点検処理を示すフローチャートである。
図7のステップS11おいて、制御部11は、電源投入を検知し、ステップS12において、退避制御部15に、退避データの有無を点検するように要請する。図8のステップS12−1において、退避制御部15は、制御部11から退避データ点検指示を受信すると、ステップS12−2において、退避用不揮発性メモリ16にアクセスして仕掛データがあるか否かをチェックし、ステップS12−3及びS12−4において、その結果を保持して本処理を終了し、図7のステップS13へ進む。
図7のステップS13において、退避制御部15からの返答が「退避データなし」であれば、そのまま本処理を終了して図6のステップS20へ進む。退避制御部15からの返答が「退避データあり」であれば、ステップS14において、退避制御部15にデータ展開を指示し、退避制御部15からの完了報告を待つ。
図9は、図7の初期化処理における退避データ展開処理を示すフローチャートである。
前記図7のステップ14において、制御部11が指示したデータ展開指示を受信して本処理が開始される。図9のステップS14−1において、退避制御部15は、制御部11からデータ展開指示を受信すると、ステップS14−2において、退避用不揮発性メモリ16に格納してある中間データを読み出して、中間データバッファ18に展開する。ステップS14−3において、受信データを受信データバッファ17に展開する。ステップS14−4において、退避用メモリ16をクリアし、ステップS14−5において、制御部11に展開完了を通知する。
図7のステップS15において、前記展開完了報告を受信する。退避制御部15からの完了報告は、受信データバッファ17の開始アドレスと、中間データバッファ18の先頭ブロックの開始アドレスである。ステップS15において、これらを取得すると(Y)、制御部11は、展開部14bに中間データバッファ18の先頭ブロックの開始アドレスを渡すことにより展開処理の起動を指示し、ステップS17において、編集部14aに、受信データバッファ17の開始アドレスを渡すことにより編集処理の起動を指示してステップS30のデータ編集処理に進む。
図10は、図6中のデータ受信処理を示すフローチャートである。
図10のステップS21において、通信部13は、印刷ジョブデータを受信すると、ステップ22において、受信データバッファ17へ印刷ジョブデータの書き込みを開始する。このとき、ステップS23において、通信部13は、受信データバッファ17の印刷ジョブデータが書き込まれた開始アドレスを編集部14aに通知する。ステップS24において、通信部13は、引き続き、受信した印刷ジョブデータをそのまま書き込み続ける。ステップS25において、通信部13は、印刷ジョブデータの受信が終了していないときは(N)、ステップS24に戻る。印刷ジョブデータの受信が終了すると(Y)、通信部13は、本処理を終了し、ステップS30のデータ編集処理に進む。
図11は、図6中のデータ編集処理を示すフローチャートである。
図11のステップS31において、編集部14aは、開始アドレスを受信すると、ステップS32において、これを基に受信データバッファ17にアクセスし、印刷ジョブデータが終了するまで以下の処理を繰り返す。即ち、1ページ分を読み出し、ステップS33において、中間データに変換する。ステップS34において、中間データに変換したデータを中間データバッフア18に格納し、ステップS35において、このページのデータを格納した先頭ブロックの開始アドレスを展開部14bに通知する。
ステップS36において、印刷ジョブデータが終了していれば(Y)本処理を終了してステップS40のデータ展開処理に進む。印刷ジョブデータが残っている場合は(N)、ステップ32に戻り、再び1ページ分のジョブデータを読み出す。
図12は、図6中のデータ展開処理を示すフローチャートである。
図12のステップS41において、展開部14bは、編集部14aから先頭ブロックの開始アドレスを受信すると、ステップS42において、その都度中間データバッファ18にアクセスして受信したブロックから中間データを読み出す。ステップS43において、読み出した中間データから管理情報を抽出し、管理情報以外のデータをビットマップデータに変換する。ステップS45において、展開部14bは、ビットマップデータを画像データバッファ19に格納する。ステップS46において、展開部14bは、1ページ分の画像データを格納し終わると、この画像データの先頭ブロックの開始アドレスとステップS43で抽出した管理情報とを制御部11に通知してステップS50の印刷制御処理に進む。
図13は、図6の印刷制御処理を示すフローチャートである。
図13のステップS51において、制御部11は、展開部14bから先頭ブロックの開始アドレスと管理情報とを受信する。続いて、ステップS52においてデータ転送処理、ステップS53においてPU制御処理を実行する。PU制御処理を実行すると、戻り値として電源の状態を得て、図6のステップS71へ戻る。なお、PUとは、PrintUnitの略であり、画像形成モジュール30を示す。次にステップS52のデータ転送処理とステップS53のPU制御処理について説明する。
図14は、図13中のデータ転送処理を示すフローチャートである。
図14のステップS52−1において、制御部11は、展開部14bが受信した先頭ブロックの開始アドレスと管理情報とに基づき、画像データバッファ19にアクセスして先頭ブロックから始まる印刷画像データを読み出す。ステップS52−2において、管理情報に従い画像形成部32に印刷画像データを転送して処理を終了し、ステップS53のPU制御処理に進む。ここで、例えば、管理情報に「2部」と指定されている場合は、同じ画像データを2回転送して処理を終了することになる。
図15は、図13中のPU制御処理を示すフローチャートである。
図15のステップS53−1において、制御部11の画像形成手段は、媒体搬送部31を制御して印刷媒体を搬送し、ステップS53−2において、この印刷媒体の適正な位置にトナーによる画像が形成されるように画像形成部32を制御する。ステップS53−3において、トナーによる画像を形成した印刷媒体に、適切なタイミングと温度で熱定着を施すように熱定着部33を制御する。
ステップS53−4において、制御部11は、制御部内11の停電フラグ11aの状態をチェックし、その値がTRUEでないとき(N)、即ち商用電源が停電していないときは、電源状態情報として「正常」を保持して本処理を終了する。
ステップS53−4において、停電フラグがTRUEならば(Y)、ステップS53−6(=ステップS60)において、停電時処理を実行する。停電処理では、UPS40の電源状態をチェックして戻り値を返す。ステップS53−7において、停電処理からの戻り値を保持して本処理を終了し、図6のステップS71へ戻る。
図16は、図15中の停電時処理を示すフローチャートである。
商用電源が停電になると、図5の停電検知処理が起動されて停電フラッグ11aがTRUEになる。その結果、図15におけるPU制御処理の処理中にステップS53−4において、停電フラッグ=TRUEとなり、本停電処理が実行される。
図16のステップS61において、制御部11の蓄電残量判定手段は、通信部13及び通信線13aを介してUPS40に蓄電残量を問い合わせて、ウエイト状態になる。UPS40から蓄電残量が通信線40b及び通信部13を介して制御部11に返送されたときは、ウエイト状態から抜けてステップS62に進む。なお、本ジョブがウエイト状態のときには、他のジョブの動作が可能である。
ステップS62において、蓄電残量が最小所要電力量を越えているときには(NO)、ステップS63に進む。ステップS63において、電力比較手段により、UPS40の最大出力電力と現在実行中のジョブの消費電力とが比較され、UPS40の最大出力電力が現在実行中のジョブの消費電力未満のときには、ジョブが実行できないためステップS61へ戻る。UPS40の最大出力電力が現在実行中のジョブの消費電力を越えているときには、ステップS64へ進む。ステップS64において、ジョブ継続停止手段により、蓄電残量とジョブ実行に必要な電力量とが比較され、蓄電残量がジョブの実行に必要な電力量未満のときには、ステップS61に戻る。ステップS64において、蓄電残量がジョブの実行に必要な電力量を越えているときには、電源状態=正常を保持して本処理を終了し、ステップS53−7へ進む。
なお、ステップS63又はS64において、ステップS61に戻った場合、本処理はループ状態に入るが、UPS40に蓄電残量を問い合わせる前に、一定時間、時間監視を行ってウエイト状態になる。本処理がウエイト状態のときには、他のジョブが実行可能であり、例えばUPS40の最大出力電力未満のジョブの消費電力を有し、蓄電残量未満のジョブ実行に必要な電力量を有している他のジョブが本処理のループ中に実行される。このことにより、順次蓄電残量が低下し、やがて、動作中のいずれかのジョブにおいてシャットダウン処理が実行される。
前記ステップS62において、蓄電残量が最小所要電力量未満のときには(YES)、ステップS66に進む。
ステップS66において、制御部11のシャットダウン手段は、退避制御部15にデータの退避を指令する。更に、シャットダウン手段は、ステップS67において、熱定着部33を制御して定着器のヒータをオフにし、ステップS68において、媒体搬送部31を制御して給紙を停止し、ステップS69において、画像形成部32を制御して画像形成処理を停止する。
更に、制御部11内の図示しないシャットダウン手段は、ステップS70において、媒体搬送部31を制御して搬送路に残っている印刷媒体を強制排出する。ステップS71において、電源状態情報として、電源状態=強制終了を保持して本処理を終了してステップS53−7に進む。
なお、前記最小所要電力量とは、既に述べた通り、画像形成モジュール30の動作を停止させるに必要な電力量に余裕の電力量αを加えた電力量であるが、更に詳しくは、MFP10が、必要なジョブデータを退避用不揮発性メモリ16に退避させ、当該MFP10を安全にシャットダウンさせるために必要とする電力に多少の余裕を設定したものである。
図17は、図16中の停電時処理におけるデータ退避処理を示すフローチャートである。
図16のステップS66において、シャットダウン手段は、退避制御部15に対し、データの退避を命じる。このことにより、本処理が開始される。
図17のステップS66−1において、退避制御部15は、受信データバッファ17に記憶されているデータを退避用不揮発性メモリ16に退避し、ステップS66−2において、中間データバッファ18に記憶されているデータを退避用不揮発性メモリ16に退避する。退避が終了するとステップS66−3において、制御部11に退避終了を通知する。画像データバッファ19に格納されているデータは、中間データがあれば作成できるので、退避処理は行わない。
(実施例1の効果)
本実施例1のMFP10によれば、次の(1)〜(3)のような効果がある。
(1) 停電が発生した場合には、UPS40に蓄えられている電力を使用して仕掛中の印刷ジョブを退避用不揮発性メモリ16に退避させ、停電復旧時には、退避させたデータを読み出してジョブを継続することができる。このため、仕掛中の印刷ジョブのデータを停電によって、失うことがなく利便性が向上する。
(2) MFP10に電源が投入される度に、必ず退避用不揮発性メモリ16を参照し、ここにデータがある場合は退避されているデータの画像形成から先に行い、これが終了してから通常のジョブの処理を行うので、停電しなければ実行されるはずであったジョブの順番を守って印刷することができる。
(3) 停電発生後、周期的にUPS40の蓄電残量を監視し、可能な限りジョブを継続するので、蓄えられた電力を無駄なく利用してジョブを実行することができる。
(実施例2のMFPの構成)
図18は、本発明の実施例2におけるMFPの概略の構成を示す機能ブロック図であり、実施例1を示す図1中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
本実施例2におけるMFP10Aの構成は、実施例1で説明した図1のMFP10の構成とほぼ同様である。
本実施例2においては、次の点で実施例1の構成と異なっている。即ち、本実施例2の制御部11Aは、実施例1の制御部11に消費電力履歴11b、及び電力算出部11cが追加されて構成されている。実施例2における電力供給線40aには、電力供給受入部12と並列に第1の他の装置(例えば、サーバ)2、第2の他の装置(例えば、プリンタ/MFP)3が接続されている。
制御部11Aは、停電フラグ11a、消費電力履歴11b、及び電力算出部11cを有している。停電フラッグ11aの機能は、実施例1と同様である。消費電力履歴11bには、UPS40に接続されているMFP10以外のサーバ2、プリンタ/MFP3等の装置の消費電力の合計の予測値が記録されている。電力算出部11cは、停電時にUPS40の経過時間当たりの蓄電残量の変化から他の装置の消費電力を推測して算出する機能を有している。
図19(a)、(b)は、図18中のUPS対応テーブルの例を示す図である。
図19(a)は、UPS40及びMFP10Aの消費電力に関する基礎情報を示すテーブルである。実施例1の図3(a)と同様に、UPS40の最大出力電力が650[W]、UPS40の最大出力可能時間が60[秒]、UPS40の畜電池の電力量が39,000[J]、MFP10Aのシャットダウンに必要な電力量+αが1,500[J]であることを示している。
図19(b)は、実施例1のUPS対応テーブル20に対して、停電発生によりUPS40の蓄電池44からの電力供給が開始されてからの経過時間(=UPSによる稼働時間)と、他の装置の消費電力の項目が追加されている。
更に、図19(b)には、ジョブ毎の消費電力、1ページ当たりの動作時間、及び1ページ当たりの消費電力量が記録されており、これらの諸元と、蓄電残量と、他の装置の消費電力とに基づき、ジョブ毎の実行可能なページ数が計算されて記録されている。
次に、図19(b)の各項目の取得方法について説明する。
停電が発生すると制御部11Aは、定期的(例えば、10秒毎)にUPS40に対して蓄電残量を問合せてこれをUPSによる稼働時間、蓄電残量[%]及び蓄電残量[J]の欄に記録する。電力算出部11cは、経過時間[sec]及び蓄電残量[J]に基づいて他の装置の諸費電力を予測して図19(b)の他装置の消費時間の欄に書き込むと共に、制御部11Aの消費電力履歴11bに逐次更新して記録する。
他の装置の消費電力は次のようにして求める。
下記の式(2)に示すように、第1の時点(例えば、UPS40による稼働時間40[sec])における第1の蓄電残量(例えば、23400[J])から第2の時点(例えば、稼働時間50[sec])における第2の蓄電残量(例えば、21450[J])を差し引き、第1の時点から第2の時点までの経過時間(例えば、10[秒])で除することにより、他装置の消費電力の予測値を求める。
他装置の消費電力=稼働時間40[sec])における蓄電残量(23400[J])−稼働時間50[sec])における蓄電残量(21450[J])÷10[秒]
=1950[J]÷10[秒]=195[W]・・・・(2)
次に、図19(b)におけるジョブ実行可能ページ数の計算方法について説明する。
例えば、図19(a)、(b)におけるUPSの電池算容量が100%の状態のときに停電が発生したとすると、蓄電残量39000[J]は、最小所要電力量1500[J]より多いので、退避制御部15は、直ちにデータを退避する必要はない。2回目のモニタ結果の取得時点では、他装置の消費電力見込み値が390[W]となり、MFP10AがPCtoPrintジョブを実行していたとすれば、これにPCtoPrintジョブの消費電力550(W)を加算すると940[W]となり、UPS40の最大出力である650[W]を超えているので、MFP10Aは、PCtoPrintジョブを実行しない。制御部11Aは、このまま何度かのサイクルを、UPS40の蓄電残量の変化を所定時間間隔でモニタして過ごす。
やがて停電を検知した他の装置が一通りシャットダウンすると、他の装置の消費電力は少なくなる。図19(b)のUPS40による稼働時間120[sec]においては、他の装置の消費電力は、78[W]の消費電力となる。PCtoPrintジョブの消費電力は550[W]なので、この状態であればUPS40の蓄電残量で下記の式(3)から9ページの印刷が可能となる。
PCtoPrintジョブの継続によりUPS40の電力を消費すると、残り5%のところで蓄電残量が1950[J]となり、安全なシャットダウンに必要な1500[J]を確保できる最低値となりシャットダウン処理が実行される。
ジョブ実行可能ページ数=(蓄電残量−最小所要電力量)
÷{(他の装置の消費電力+本ジョブの消費電力)
×1ページ当たりの本ジョブの動作時間)}・・・・(3)
(実施例1におけるMFPの動作)
図20は、本発明の実施例2におけるMFP10Aの停電時処理を示すフローチャートであり、実施例1を示す図16中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
実施例2におけるMFP10Aの動作は、実施例1のMFP10の動作とほぼ同様であり、図20の停電処理における処理が、図16で示した実施例1の動作と一部異なる。他の動作は、実施例1の動作と同様である。
図20に示す本実施例2のフローチャートの動作では、実施例1における図16のステップS62及びS63の間にステップS81〜S83が追加されている。その他のステップS61、S62及びS63〜S71は、実施例1と同様である。
前述した図15のPU制御処理の過程で停電が発生した場合、図20に示す本停電時処理が実行される。
停電が発生すると、実施例1と同様に、図20のステップS61において、制御部11Aは、ジョブ実行中の間、所定間隔でUPS40に蓄電残量を問い合わせる。ステップS62において、制御部11Aは、UPS対応テーブル20Aを参照して蓄電残量が最小所要電力量より多いか否かを判定する。蓄電残量が最小所要電力量を越えているときは、実施例1とは異なるステップS81へ進み、ステップS81において、UPS対応テーブル20Aを参照し、ステップS82において、UPS40にMFP10Aと並列に接続されている他の装置の消費電力の予測値を算出し、ステップS83において、他の装置の消費電力に現在MFP10Aが実行中のジョブの所要電力を加算して合計消費電力の予測値を算出し、消費電力履歴11bに格納する。
ステップS63において、実施例1と同様に、UPS40の最大出力電力と現在実行中のジョブの消費電力とを比較し、最大出力電力が現在実行中のジョブの消費電力を越えているときには、ステップS64に進み、最大出力電力がジョブの消費電力未満のときには、ステップS61に戻り、ジョブ実行を一時停止する。以下、実施例1と同様にステップS64からS71が実行される。
(実施例2の効果)
本実施例2のMFP10Aによれば、実施例1の効果に加え、次のような効果がある。
制御部11Aにより、定期的にUPS40の蓄電残量をモニタして本MFP10Aと並列に接続されている他の装置の消費電力を考慮することにより、停電時に他の装置のシャットダウン処理に支障をきたさず、しかもUPS40に残された電力を最大限に活用してジョブを継続することができる。
(変形例)
本発明は、上記実施例に限定されず、種々の利用形態や変形が可能である。この利用形態や変形例としては、例えば、次の(a)〜(d)のようなものがある。
(a) 実施例1、2では、画像形成装置としてMFP10,10Aを例に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、プリンタ、ファクシミリ装置、複写機等にも利用できる。
(b) 実施例1、2では、UPS40がMFP10,10Aに外付けされていることで説明したが、MFP10,10Aに内蔵してもよい。
(c) 実施例1、2では、ジョブの例として、PCToPrintジョブで説明したが、ScanToPrintジョブ、FaxToPrintジョブ等の他のジョブであってもよい。
(d) 実施例1、2で説明したUPS40は、無停電電源装置の一例であり必ずしもこの構成でなくてもよい。
10,10A MFP
11,11A 制御部
11a 停電フラグ
13 通信部
15 退避制御部
20,20A UPS対応テーブル
30 画像形成モジュール
40 UPS

Claims (7)

  1. 無停電電源装置から出力される電力により稼働する画像形成装置であって、
    入力されたジョブデータを編集して展開し、外部に出力するジョブを実行するジョブ実行手段と、
    前記ジョブ実行中の仕掛データを記憶する不揮発性記憶手段と、
    前記仕掛データを前記不揮発性記憶手段に記憶させて、前記ジョブ実行を停止させるシャットダウン処理を行うシャットダウン手段と、
    前記停電検知信号を受信したときには、前記無停電電源装置に対して前記電力の蓄電残量を問い合わせて前記蓄電残量を受信し、前記蓄電残量に基づいて前記シャットダウン手段を動作させるか、又は前記ジョブの実行を継続させるかを判定する蓄電残量判定手段と、
    前記電源復旧信号を受信したときには、前記不揮発性記憶手段に前記仕掛データが記憶されているか否かを判定し、前記仕掛データが記憶されているときには、これを読み出して前記ジョブ実行を行わせる初期化手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記蓄電残量判定手段は、
    前記停電検知信号を受信したときには、前記無停電電源装置に対して前記電力の蓄電残量を問い合わせて前記蓄電残量を受信し、前記蓄電残量が前記シャットダウン手段を動作させるための電力量付近の閾値以下になったときには、前記シャットダウン処理を実行させ、前記蓄電残量が前記閾値を越えているときには、前記ジョブ実行を継続させることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 請求項1又は2記載の画像形成装置は、更に、
    前記無停電電源装置の最大出力電力と前記ジョブの消費電力とを比較し、前記最大出力電力が前記消費電力を越えているときには、前記ジョブ実行を継続させ、前記最大出力電力が前記消費電力未満のときには、前記ジョブ実行を停止させる電力比較手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像形成装置は、更に、
    前記蓄電残量と前記ジョブ実行に必要な電力量とを比較し、前記蓄電残量が前記ジョブ実行に必要な前記電力量を越えているときには、前記ジョブ実行を継続させ、前記蓄電残量が前記ジョブ実行に必要な前記電力量未満のときには、前記ジョブ実行を停止させるジョブ継続停止手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  5. 前記電力比較手段は、
    前記蓄電残量の時間当たりの変化量に基づき、前記無停電電源装置から出力される前記電力により稼働する他の装置の消費電力を予測して、これに前記ジョブ実行に必要な消費電力を加えた合計消費電力を算出し、前記合計消費電力が前記無停電電源装置の前記最大出力電力を越えているときには、前記ジョブ実行を停止し、前記合計消費電力が前記無停電電力装置の最大出力電力未満のときには、前記ジョブ実行を継続させることを特徴とする請求項1〜4いずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記他の装置の消費電力の予測は、
    前記停電検知信号を受信した後の第1の時点における第1の前記蓄電残量から、前記第1の時点より後の第2の時点における第2の前記蓄電残量を減算して、その減算結果を前記第1の時点から前記第2の時点までの経過時間で除算して前記他の装置の消費電力の予測値とすることを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
  7. 前記ジョブ実行手段は、
    入力された前記ジョブデータに基づき、印刷媒体に画像を形成する画像形成機構部と、
    前記ジョブデータに基づいて、前記画像形成機構部を制御する画像形成手段と
    を有することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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