JP2006172636A - 故障診断装置、故障診断プログラムおよび故障診断方法 - Google Patents

故障診断装置、故障診断プログラムおよび故障診断方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ディスクドライブ装置を有した情報機器において、震動源が発生させる振動の影響が及ぶ場合であっても、そのディスクドライブ装置についての故障診断を的確に行い得るようにする。
【解決手段】情報記憶を行うディスクドライブ装置11を有するとともに、振動を発生させる震動源13〜16を有して構成された情報機器10にて、前記ディスクドライブ装置11における機能動作についての測定を少なくとも前記震動源13〜16による振動発生時に行う測定手段12aと、前記測定手段12aでの測定結果に基づいて故障診断を行う診断手段18aとを備えて構成される故障診断装置10aを用い、この故障診断装置10aにより故障診断処理を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、情報記憶を行うディスクドライブ装置を有した情報機器にて用いられる故障診断装置、故障診断プログラムおよび故障診断方法に関する。
近年、例えばHDD(Hard Disk Drive)に代表されるディスクドライブ装置を有した情報機器が広く普及している。このような情報機器では、ディスクドライブ装置に故障や不具合等が発生すると、その情報機器における機能にまで影響が及ぶ。そのため、情報機器の搭載されたディスクドライブ装置については、その動作状態を監視したり、記録ヘッドからの入力信号を用いたエラーチェックを行ったりすることで、故障診断を行うことが提案されている(例えば、特許文献1,2参照)。
特開2001−101852号公報 特開2001−307435号公報
ところで、ディスクドライブ装置を有した情報機器の中には、複写機、プリンタ装置、これらの機能を統合した複合機等のように、スキャナやプリンタエンジン等といった駆動機構を備えており、その駆動機構におけるモーターやクラッチ等が動作すると、その駆動機構が振動を発生させる震動源となり得るものが存在する。このような震動源を有した情報機器では、震動源が振動を発生させている状況下で、ディスクドライブ装置に対してデータの読み書きを行う必要が生じる場合がある。このことは、震動源となる駆動機構を備えている情報機器のみならず、例えばカーナビゲーションシステムのように、外部の震動源からの振動を受け得る環境で用いられる情報機器についても、全く同様のことが言える。
その一方で、震動源が発生させる振動は、例えばその震動源を支持する防震部材の劣化等により、経年的に大きくなってしまい、本来想定された大きさを超えてディスクドライブ装置に悪影響を与えてしまうことが起こり得る。したがって、震動源が振動を発生させている状況下でデータの読み書きを行うと、ディスクドライブ装置では、その振動が原因で正常に機能しないおそれが生じる。具体的には、例えば、駆動機構の動作時と非動作時とで振動状態に大きな差があり、非動作時はディスクドライブ装置が要求された性能を満足するが、動作時には要求された性能を満たさないといったことが生じ得る。
これに対して、上述した従来における技術では、ディスクドライブ装置に振動の影響が及ぶことを想定していないため、故障診断を行っても、振動が発生した条件下でのみ生じるトラブルについては検出できない可能がある。しかも、従来における技術では、例えば特許文献2に開示されているように、記録ヘッドからの入力信号を減衰する等といった特殊な機能を要するため、必ずしも全てのディスクドライブ装置に対して容易に適用し得るとは限らない。
そこで、本発明は、ディスクドライブ装置を有した情報機器において、震動源が発生させる振動の影響が及ぶ場合であっても、そのディスクドライブ装置についての故障診断を的確に行い得るようにするとともに、そのために特殊な機能を要することなく当該故障診断を容易に行うことのできる故障診断装置、故障診断プログラムおよび故障診断方法を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために案出された故障診断装置である。すなわち、情報記憶を行うディスクドライブ装置を有するとともに、振動を発生させる震動源を有して構成された、または外部の震動源からの振動を受け得るように構成された情報機器に搭載されて用いられる故障診断装置であって、前記ディスクドライブ装置における機能動作についての測定を少なくとも前記震動源による振動発生時に行う測定手段と、前記測定手段での測定結果に基づいて故障診断を行う診断手段とを備えることを特徴とするものである。
また、本発明は、上記目的を達成するために案出された故障診断プログラムである。すなわち、情報記憶を行うディスクドライブ装置を有するとともに、振動を発生させる震動源を有して構成された、または外部の震動源からの振動を受け得るように構成された情報機器にて用いられる故障診断プログラムであって、前記情報機器を、前記ディスクドライブ装置における機能動作についての測定を少なくとも前記震動源による振動発生時に行う測定手段と、前記測定手段での測定結果に基づいて故障診断を行う診断手段として機能させることを特徴とするものである。
また、本発明は、上記目的を達成するために案出された故障診断方法である。すなわち、情報記憶を行うディスクドライブ装置を有するとともに、振動を発生させる震動源を有して構成された、または外部の震動源からの振動を受け得るように構成された情報機器にて用いられる故障診断方法であって、前記ディスクドライブ装置における機能動作についての測定を少なくとも前記震動源による振動発生時に行う測定ステップと、前記測定手段での測定結果に基づいて故障診断を行う診断ステップとを含むことを特徴とする。
上記構成の故障診断装置および故障診断プログラム並びに上記手順の故障診断方法によれば、少なくとも震動源による振動発生時に、ディスクドライブ装置における機能動作についての測定を行う。「少なくとも」とあるので、震動源による振動発生時について測定を行っていれば、震動源による振動発生時と振動非発生時とのそれぞれについて測定を行ってもよい。また、「機能動作についての測定」とは、ディスクドライブ装置の動作状態を検出してその故障診断に供するために行う測定のことをいい、信号処理等の特殊な機能を要することなく、ディスクドライブ装置への動作指示を行うとそれに対応して測定可能となるものをいう。具体的には、例えばディスクドライブ装置における情報転送時の転送レートの測定、またはディスクドライブ装置のヘッドが所定位置間を移動する際のシークタイムの測定が、これに該当する。
そして、機能動作についての測定を行った後は、その測定結果に基づいて故障診断を行う。このときの故障診断は、例えば、測定結果を所定の基準値と比較したり、それ以前に得ている測定結果と比較したり、また振動発生時と振動非発生時とのそれぞれについて測定を行っていれば、それぞれについての測定結果を互いに比較したりすることで行うことが考えられる。
以上のように、本発明の故障診断装置、故障診断プログラムおよび故障診断方法によれば、少なくとも震動源による振動発生時にディスクドライブ装置における機能動作についての測定を行うので、ディスクドライブ装置を有した情報機器において、震動源が発生させる振動の影響が及ぶ場合であっても、そのディスクドライブ装置についての故障診断を的確に行い得るようになる。しかも、その故障診断を、ディスクドライブ装置における機能動作についての測定結果に基づいて行うので、そのディスクドライブ装置への動作指示を行うとそれに対応して測定結果が得られ、そのために信号処理等の特殊な機能を要することもないことから、その故障診断を容易に行うことができる。
以下、図面に基づき本発明に係る故障診断装置、故障診断プログラムおよび故障診断方法について説明する。ここでは、ディスクドライブ装置を有する情報機器として複合機を例に挙げ、その複合機におけるスキャナやプリンタエンジン等といった複数の駆動機構が震動源となり得る場合について説明する。
〔第1の実施の形態〕
図1は、本発明の第1実施形態における故障診断装置およびその故障診断装置が用いられる複合機の概略構成例を示す機能ブロック図である。
先ず、複合機10の概略構成について説明する。図例の複合機10は、HDD11と、ディスクコントローラ12と、スキャナ部13と、プリンタエンジン14と、ADF15と、用紙搬送機構16と、UI(ユーザインタフェース)部17と、制御部18と、を有して構成されている。
HDD11は、画像データのスプール等といった情報記憶を行うものであり、本発明におけるディスクドライブ装置として機能するものである。ただし、情報記憶を行うものであれば、必ずしも磁気ディスクを用いたHDDに限定されることはなく、光ディスクや光磁気ディスク等を用いたものであっても構わない。
ディスクコントローラ12は、HDD11の動作をコントロールするとともに、そのHDD11への情報書き込みおよびそのHDD11からの情報読み出しをコントロールするためのものである。また、ディスクコントローラ12では、詳細を後述する測定手段12aとしての機能を備えている。
スキャナ部13は、原稿からの画像データの読み取りを行うものであり、プリンタエンジン14は、画像データの記録用紙上への印刷出力を行うものである。また、ADF15は、スキャナ部13での読み取り対象となる原稿の自動送りを行うものであり、用紙搬送機構16は、プリンタエンジン14への記録用紙の供給や両面出力のための用紙反転等を行うものである。すなわち、これらの各部13〜16は、複合機10としての機能を実現するためのものである。ただし、これらの各部13〜16では、モーターやクラッチ等を有しており、その動作によって振動が発生し得るようになっている。つまり、これらの各部13〜16は、振動を発生させる震動源となり得るものである。なお、これらの各部13〜16は、震動源としての例示に過ぎず、震動源がこれらに限定されるものではない。
UI部17は、複合機10の利用者が操作するためのものであり、本発明における操作部として機能するものである。具体的には、UI部17では、利用者に対して各種情報の表示出力を行ったり、利用者による情報入力を受け付けたりするようになっている。また、UI部17では、詳細を後述する診断結果出力手段17aとしての機能を備えている。
制御部18は、所定プログラムを実行するCPU等からなるもので、上述した各部11〜17に対する動作制御を行うものである。また、制御部18では、詳細を後述する診断手段18aとしての機能を備えている。
続いて、以上のような構成の複合機10に搭載されて用いられる故障診断装置10aについて説明する。故障診断装置10aは、測定手段12aと、診断手段18aと、診断結果出力手段17aと、を備えて構成されている。
測定手段12aは、HDD11における機能動作についての測定を行うものである。「機能動作についての測定」とは、HDD11の動作状態を検出してその故障診断に供するために行う測定のことをいい、信号処理等の特殊な機能を要することなく、HDD11への動作指示を行うとそれに対応して測定可能となるものをいう。
図2は、本発明の第1実施形態における測定手段の概要を示す説明図である。図例のように、本実施形態で説明する測定手段12aでは、HDD11における機能動作についての測定として、そのHDD11における情報転送時の転送レートを測定するようになっている。情報転送時の転送レートには、HDD11への情報書き込み時の転送レートと、HDD11からの情報読み出し時の転送レートとがあるが、測定手段12aでは、これらの両方について、それぞれを独立して個別に測定し得ることが望ましい。ただし、いずれか一方のみについての測定を行うものであってもよい。
また、転送レートの測定手法は、情報書き込み時および情報読み出し時のいずれの場合も、公知技術を利用して行えばよい。例えば、ディスクコントローラ12とHDD11との間でデータ転送を行う場合に、そのデータ転送開始から転送終了時までの時間を計測し、その計測した転送時間で転送データ量を除することによって、そのデータ転送の際の転送レートを測定することができる。
さらに、測定手段12aでは、転送レートの測定を、少なくとも複合機10における震動源による振動発生時に行うようになっている。具体的には、震動源による振動発生時Aと振動非発生時Bとのそれぞれについて測定を行う。ただし、それぞれの場合について測定を行うことが望ましいが、「少なくとも」とあるので、必ずしもそれぞれについての測定を行わなくても、振動発生時Aについて測定を行っていればよい。
また図1において、診断手段18aは、測定手段12aでの測定結果に基づいて、故障診断を行うものである。故障診断は、例えば、測定手段12aでの測定結果を所定の基準値と比較したり、それ以前に得ている測定結果と比較したり、また振動発生時Aと振動非発生時Bとのそれぞれについての測定結果を互いに比較したりすることで行うことが考えられる。なお、ここでいう「故障」には、HDD11における動作の障害(機能停止の他に機能低下をも含む)に加えて、複合機10における震動源の障害(例えば振動の増加)も該当する。
診断結果出力手段17aは、診断手段18aによる故障診断の結果を、複合機10の利用者に対して表示出力するものである。
なお、これらの各手段12a,17a,18aは、専用ASIC(Application Specified Integrated Circuit)等のハードウエア回路によって構成してもよいが、例えば複合機10におけるコンピュータとしての機能上で動作するソフトウエアによって構成したものであっても構わない。また、その場合には、ソフトウエア構成は複合機10内にインストールされているのではなく、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に格納されて提供されるものであっても、または有線若しくは無線による通信手段を介して配信されるものであってもよい。つまり、本実施形態で説明する故障診断装置10aは、複合機10を故障診断装置10aとして機能させる故障診断プログラムによっても実現することが可能である。
次に、上述した構成の故障診断装置(故障診断プログラムによって実現される場合を含む)10aにおける処理動作例、すなわち本発明の第1実施形態における故障診断方法について説明する。
図3〜4は、本発明に係る故障診断方法の手順の具体例を示すフローチャートである。
故障診断装置10aでは、図3(a)に示すように、複合機10への電源投入があると、これをトリガーにして、測定手段12aがHDD11における転送レートの測定を開始する(ステップ101、以下ステップを「S」と略す)。あるいは、図3(b)に示すように、複合機10への電源投入後、その複合機10が稼働可能な状態において、予め指定された日時に定期的に(S102)、測定手段12aがHDD11における転送レートの測定を行う(S103)。あるいは、図3(c)に示すように、UI部17が操作されて各部13〜16に対する動作指示があると、これをトリガーにして、測定手段12aがHDD11における転送レートの測定を開始する(S104〜S106)。この場合、UI部17が操作されて指示される動作モードには複数のモードが存在しており、各動作モード(コピー/プリント、両面/片面のコピーおよびプリント、ADF/プラテンコピー、トレイ/スタック出力、対応用紙サイズ等)によって振動を発生させる震動源が異なる。このことから、転送レートの測定は、全ての動作指示に応じてその都度開始することも考えられるが、予め設定された特定の動作モードのときにのみ行うようにしてもよい。また、これらの測定タイミングは、いずれか一つのみを行うようにしても、複数を組み合わせて行うようにしてもよい。
ところで、測定手段12aによる転送レートの測定は、震動源による振動発生時Aと振動非発生時Bとのそれぞれについて行う。ただし、上述した一回の測定タイミングで、振動発生時Aと振動非発生時Bとの両方について測定してもよいが、あるタイミングでは振動発生時A、他のタイミングでは振動非発生時Bといったように、それぞれを別のタイミングで測定してもよい。情報書き込み時および情報読み出し時についても全く同様である。
振動発生時Aについては、図3(c)のように、各部13〜16のうちのいずれかが動作して振動を発生させ始めた後(S104)、その動作が停止するまでの間に、転送レートの測定を行う。どの動作モードに対応して測定を行うかは、上述したように、予め設定しておけばよい。
なお、ここでいう「動作モード」には、コピー出力モードやプリント出力モード等のように、UI部17が操作されて行うものの他に、UI部17での操作に拘わらずに行うものをも含む。UI部17での操作に拘わらずに行う動作モードとしては、例えば複合機10への電源投入後や、コピー出力モードやプリント出力モード等の開始前に行うイニシャライズ動作を含む。つまり、動作モードには、ダミー動作によるものも含まれる。このようなダミー動作による振動発生時Aにも、図3(d)に示すように、ダミー動作を開始して各部13〜16のうちのいずれかが振動を発生させ始めた後(S107)、その動作が停止するまでの間に(S109)、転送レートの測定を行えばよい(S108)。
測定手段12aによる転送レートの測定手法は、公知技術を利用して行えばよいため、ここではその詳細な説明を省略する。この測定手段12aによる転送レートの測定結果は、専用の記憶領域内に記憶保持しておく。専用の記憶領域は、制御部18がアクセス可能であれば、HDD11内にあっても、図示せぬ他のメモリ内にあってもよい。
そして、測定手段12aが転送レートの測定を行うと、診断手段18aは、その測定結果に基づいて、故障診断を行う。
具体的には、図4に示すように、ある測定タイミング(例えば、複合機10への電源投入後のタイミング)にて、測定手段12aが、振動非発生時Bについて、情報書き込み時および情報読み出し時の転送レートの測定を行って、その測定結果を専用の記憶領域内に記憶保持すると(S201)、診断手段18aは、その測定結果に基づいて、転送レートが低下しているか否かを判断する(S202)。この判断は、測定手段12aによる測定結果を、予め設定されている基準値と比較することで行ってもよいし、あるいはその測定結果が得られた以前に測定手段12aで測定されて専用の記憶領域内に記憶保持されている測定結果と比較することで行ってもよい。
この判断の結果、転送レートが低下している場合には、さらに、診断手段18aは、その低下率を求めて、異常の度合を判定する(S203)。例えば、診断手段18aでは、ある測定タイミングで得た転送レートの測定結果を、専用の記憶領域内に記憶保持されている中で、複合機10の稼働初期の段階(工場出荷後、稼働を開始した段階)にて得た測定結果、すなわち複合機10の未使用状態(またはこれに近い状態)における転送レートの測定結果と比較し、その低下率を求める。そして、その低下率を予め設定されている判定基準と比較して、転送レートが低下のよる異常がどの程度の度合であるか(警告が必要な度合か、注意喚起で済む程度の度合か等)を判定する。また、これに併せて、または別個に、診断手段18aでは、同一のタイミングで得た情報書き込み時についての測定結果と情報読み出し時についての測定結果と比較し、その低下率を求める。そして、その低下率を予め設定されている判定基準と比較して、転送レートが低下のよる異常がどの程度の度合であるか(警告が必要な度合か、注意喚起で済む程度の度合か等)を判定する。
この診断手段18aによる判定結果は、必要に応じて、診断結果出力手段17aによって、複合機10の利用者に対して表示出力される(S204)。
振動非発生時Bについての判定を行った後は、診断手段18aが、続いて、振動発生時Aについての判定を行う。すなわち、ある測定タイミング(上述した振動非発生時Bの場合と同一タイミングであってもよいし、異なるタイミングであってもよい)にて、測定手段12aが、振動発生時Aについて、情報書き込み時および情報読み出し時の転送レートの測定を行って、その測定結果を専用の記憶領域内に記憶保持すると(S205)、診断手段18aは、その測定結果に基づいて、転送レートが低下しているか否かを判断する(S206)。この判断は、測定手段12aによる測定結果を、先に得られた振動非発生時Bについての測定結果と比較することで行う。ただし、上述した振動非発生時Bの場合と同様に、予め設定されている基準値と比較することで行ってもよいし、あるいはその測定結果が得られた以前に測定手段12aで測定されて専用の記憶領域内に記憶保持されている測定結果と比較することで行ってもよい。
この判断の結果、転送レートが低下している場合には、さらに、診断手段18aは、その低下率を求めて、異常の度合を判定する(S207)。このときの異常の度合の判定は、上述した振動非発生時Bの場合と同様にして行えばよい。ただし、ここでは、振動発生時Aについて測定手段12aが得た測定結果を、予め設定されている判定基準、または振動非発生時Bについて測定手段12aが得た測定結果と比較することで、異常の度合の判定を行うものとする。
この診断手段18aによる判定結果も、必要に応じて、診断結果出力手段17aによって、複合機10の利用者に対して表示出力される(S208)。
以上のような手順によって、HDD11の転送レートの低下率を判定することにより、本実施形態で説明した故障診断装置(故障診断プログラムを含む)10aおよび故障診断方法では、HDD11の故障やそのHDD11を搭載する複合機10の不具合を判断できるのである。
具体的には、(1)振動発生時Aのみに発生するHDD11の不具合を検出することで、転送すべきデータ量により発生頻度が低い不具合であっても、これを異常として判定でき、さらには、ある動作モードでは生じるが他の動作モードでは生じないといった、動作モードの違いに依存して生じる不具合についても、これを異常として判定することが可能になる。
また、(2)振動発生時Aと振動非発生時Bとの両方について判定を行うことで、振動に有無に拘わらずに転送レートの低下が生じている場合には、HDD11そのものに不具合が生じていると判定することができる。その一方で、(3)振動発生時Aにのみ転送レートの低下が生じていると、HDD11ではなく、HDD11の取り付けや震動源となる各部13〜16に重大な問題があると判定することができる。さらに、(4)振動発生時Aで、かつ、情報書き込み時にのみ転送レートの低下が生じていると、HDD11の取り付けや震動源となる各部13〜16に微細な問題があると判定することができる。HDD11は、情報読み出し時よりも情報書き込み時のほうが記録ヘッドの移動制御を厳密に行っており、わずかな振動があっても記録ヘッドの位置を安定させるために時間を要する。つまり、情報書き込み時のほうが厳しい条件で動作している。したがって、微細な問題があれば、情報読み出し時にはあらわれなくても、情報書き込み時には転送レートの低下としてあらわれる可能性が存在するのである。
このような判定を行えば、HDD11に問題がある場合と、そのHDD11を搭載する複合機10の問題がある場合との切り分けを行うことが可能となり、その問題に対処するときに、無駄な部品交換や不具合の再発等が生じてしまうのを避けることができる。
以上のように、本実施形態で説明した故障診断装置(故障診断プログラムを含む)10aおよび故障診断方法によれば、請求項1、16、17に記載の発明の如く、少なくとも震動源による振動発生時にHDD11における機能動作についての測定を行うので、HDD11を有した複合機10において、震動源となる各部13〜16が発生させる振動の影響が及ぶ場合であっても、そのHDD11についての故障診断を的確に行い得るようになる。しかも、その故障診断を、HDD11における機能動作についての測定結果に基づいて行うので、そのHDD11への動作指示を行うとそれに対応して測定結果が得られ、そのために信号処理等の特殊な機能を要することもない。
特に、本実施形態で説明したように、請求項2に記載の発明の如く、振動発生時と振動非発生時とのそれぞれについて機能動作の測定を行い、これら両方の測定結果に基づいて故障診断を行うようにすれば、上述した(1)〜(4)のように、様々なパターンの故障診断について対応することが可能となり、その故障診断が非常に的確なものとなる。
特に、本実施形態では、請求項3に記載の発明の如く、機能動作についての測定として、HDD11における情報転送時の転送レートを測定しているので、その故障診断を非常に容易に行うことができる。
また、本実施形態では、請求項4、6〜10に記載の発明の如く、HDD11に対する情報書き込み時および情報読み出し時のそれぞれの他に、様々なタイミングや動作モードに対応して、測定手段12aが転送レートの測定を行うようになっているので、上述したような問題箇所の切り分けを的確に行い得るようになり、無駄な部品交換や不具合の再発等を回避する上で好適である。
また、本実施形態では、請求項11に記載の発明の如く、診断手段18aによる故障診断の結果を診断結果出力手段17aが表示出力するようになっているので、複合機10の利用者がその診断結果を容易に認識・把握することができ、利用者にとっては非常に利便性の高いものとなる。
〔第2の実施の形態〕
次に、本発明の第2実施形態について説明する。ただし、ここでは、上述した第1実施形態との相違点についてのみ説明し、その他については説明を省略する。
本実施形態で説明する故障診断装置は、測定手段が第1実施形態の場合と異なる。
図5は、本発明の第2実施形態における測定手段の概要を示す説明図である。図例のように、本実施形態で説明する測定手段12bでは、HDD11における機能動作についての測定として、そのHDD11の記録ヘッドが所定位置間を移動する際のシークタイムを測定するようになっている。HDD11に対する情報書き込み時と情報読み出し時との両方について、それぞれを独立して個別に測定し得ることが望ましいのは、第1実施形態の場合と同様である。
また、シークタイムの測定手法は、情報書き込み時および情報読み出し時のいずれの場合も、公知技術を利用して行えばよい。例えば、記録ヘッドのホームポジションとディスクの最内周トラックとの間、ディスクの内周側所定トラックと外周側所定トラックとの間等といったように、予め記録ヘッドが移動し得る2箇所以上を所定位置として定めておき、その所定位置間の移動に要する時間を計測することによって、そのときのシークタイムを測定することができる。
さらに、測定手段では、シークタイムの測定を、少なくとも複合機10における震動源による振動発生時に行うが、この点についても第1実施形態の場合と同様である。
以上のように、本実施形態では、請求項5に記載の発明の如く、機能動作についての測定として、HDD11における記録ヘッド移動時のシークタイムを測定しているので、第1実施形態の場合と全く同様に、HDD11についての故障診断を的確に行い得るなり、しかもそのために特殊な機能を要することなく、その故障診断を容易に行うことができる。
〔第3の実施の形態〕
次に、本発明の第3実施形態について説明する。ただし、ここでも、上述した第1実施形態との相違点についてのみ説明し、その他については説明を省略する。
図6は、本発明の第3実施形態における故障診断装置およびその故障診断装置が用いられる複合機の概略構成例を示す機能ブロック図である。
図例のように、本実施形態で説明する故障診断装置10bは、第1実施形態で説明した場合と同様の構成の複合機10に搭載されて用いられるものであるが、第1実施形態で説明した測定手段12a、診断手段18aおよび診断結果出力手段17aに加えて、履歴管理手段18b、故障予測手段18cおよび予測結果出力手段17bとしての機能を備えている。さらに詳しくは、複合機10の制御部18が履歴管理手段18bおよび故障予測手段18cとしての機能を備えており、UI部17が予測結果出力手段17bとしての機能を備えている。
履歴管理手段18bは、測定手段12aによる測定結果を専用の記憶領域内の記憶保持させ、これにより測定結果の履歴を管理するものである。専用の記憶領域は、制御部18がアクセス可能であれば、HDD11内にあっても、図示せぬ他のメモリ内にあってもよい。
図7は、履歴管理のための記憶領域の概要を示す説明図である。履歴管理手段18bは、履歴管理のための記憶領域19内に、測定手段12aによる測定結果を記憶保持させる。このときに、記憶領域19内には、図例のように、各種の測定結果を個別に記憶保持することができる。すなわち、例えば、振動発生時Aについての測定結果と振動非発生時Bについての測定結果とをそれぞれ個別に記憶保持し、またHDD11への情報書き込み時についての測定結果とHDD11からの情報読み出し時についての測定結果とをそれぞれ個別に記憶保持するといった具合である。
また、履歴管理手段18bでは、測定手段12aによる測定結果を複合機10の稼働初期の段階(工場出荷後、稼働を開始した段階)から管理するようになっている。したがって、記憶領域19内には、複合機10の未使用状態(またはこれに近い状態)における測定手段12aによる測定結果が記憶保持されることになる。
また図6において、故障予測手段18cは、履歴管理手段18bが管理する履歴に基づいて、故障発生予測を行うものである。故障発生予測は、履歴管理手段18bが管理する履歴、すなわち記憶領域19内に記憶保持されている測定結果の関する情報で、具体的には各測定タイミングの間の経過時間とそれぞれのタイミングにおける転送レートの低下の程度とに基づいて行うことが考えられる。その場合の故障発生予測は、今後どの程度の時間経過で故障と判定される程度まで転送レートが低下するかの予想判断に従って行えばよい。つまり、近々に故障が発生する可能性が高いか、あるいは故障発生の可能性が低いか等の判定を、故障発生予測とする。
予測結果出力手段17bは、故障予測手段18cによる故障発生予測の結果を、複合機10の利用者に対して表示出力するものである。
なお、これらの各手段17b,18b,18cも、他の手段12a,17a,18aと同様に、ハードウエア回路によって構成してもよいし、コンピュータとしての機能上で動作するソフトウエアによって構成してもよい。また、その場合のソフトウエア構成は、予めインストールされたものであってもよいし、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に格納されて提供されるものであってもよいし、有線若しくは無線による通信手段を介して配信されるものであってもよい。
以上のように構成された故障診断装置10bでは、第1実施形態の場合と同様にして、測定手段12aによる転送レートの測定結果に基づいて、診断手段18aが故障診断を行う。そして、診断手段18aによる診断結果が診断結果出力手段17aによって、複合機10の利用者に対して表示出力される。
このとき、診断手段18aでの診断結果が異常でなかった場合、すなわち転送レートの低下率と判定基準との比較結果が「問題ない」と判定されるレベルのものであった場合であっても、故障診断装置10bでは、履歴管理手段18b、故障予測手段18cおよび予測結果出力手段17bを備えていることから、複合機10の利用者に対して、故障発生予測の結果を表示出力することができる。すなわち、診断手段18aでの診断結果が異常でなかった場合には、故障予測手段18cが履歴管理手段18bが管理する履歴に基づいて故障発生予測を行い、その結果を予測結果出力手段17bが表示出力するのである。
以上のように、本実施形態では、請求項12〜14に記載の発明の如く、履歴管理手段18bが管理する履歴に基づいて、故障予測手段18cが故障発生予測を行い、その結果を予測結果出力手段17bが表示出力するので、診断手段18aでの診断結果が異常でなかった場合であっても、故障発生予測の結果を参照することで、その後における異常発生の可能性がわかるようになる。したがって、その後における異常発生時に迅速な対処を行うことが可能となり、この点によっても利用者にとっては非常に利便性の高いものとなる。
なお、本実施形態では、第1実施形態で説明したように、測定手段12aが転送レートの測定を行う場合を例に挙げたが、第2実施形態で説明したように、測定手段12aがシークタイムの測定を行うものであってもよいことは勿論である。
〔第4の実施の形態〕
次に、本発明の第4実施形態について説明する。ただし、ここでも、上述した第1実施形態との相違点についてのみ説明し、その他については説明を省略する。
図8は、本発明の第4実施形態における故障診断装置およびその故障診断装置が用いられる複合機の概略構成例を示す機能ブロック図である。
図例のように、本実施形態で説明する故障診断装置10bは、第1実施形態で説明した場合と同様の構成の複合機10に搭載されて用いられるものであるが、第1実施形態で説明した測定手段12a、診断手段18aおよび診断結果出力手段17aに加えて、断片化解消手段18dとしての機能を備えている。さらに詳しくは、複合機10の制御部18が断片化解消手段18dとしての機能を備えている。
断片化解消手段18dは、HDD11における記憶領域の断片化を解消するための処理を行うものである。断片化を解消するための処理とは、HDD11内で使わなくなった記憶領域(ガーベージ)や、メモリリークによって解放されていない記憶領域を整理して、分断されていない使用可能な記憶領域を増やす処理のことをいい、具体的には、いわゆるガーベージコレクション(デフラグ)として広く知られるものがある。なお、この処理の詳細については、公知技術を利用して実現すればよいため、ここではその説明を省略する。
この断片化解消手段18dも、他の手段12a,17a,18aと同様に、ハードウエア回路によって構成してもよいし、コンピュータとしての機能上で動作するソフトウエアによって構成してもよい。また、その場合のソフトウエア構成は、予めインストールされたものであってもよいし、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に格納されて提供されるものであってもよいし、有線若しくは無線による通信手段を介して配信されるものであってもよい。
次に、上述した構成の故障診断装置10bにおける処理動作例について説明する。
図9は、本発明の第4実施形態における処理動作例を示すフローチャートである。
図例のように、故障診断装置10bでは、測定手段12aが転送レートの測定を行うと(S301)、診断手段18aがその測定結果に基づいて転送レートが低下しているか否かを判断する(S302)。そして、転送レートが低下している場合には、さらに、診断手段18aは、その低下率を求めて、異常の度合を判定する(S303)。ここまでは、第1実施形態の場合と同様である。
本実施形態の故障診断装置10bでは、診断手段18aは、転送レートの低下率から異常の度合を判定するのに加えて、その判定した異常の度合に基づいて、断片化解消手段18dによるガーベージコレクションを行うか否かを判断する(S304)。異常の度合とガーベージコレクションの要否との対応関係は、予め設定されているものとする。そして、ガーベージコレクションを行うと診断手段18aが判断すると、その判断を受けて、断片化解消手段18dは、HDD11に対してガーベージコレクションを行い、その記憶領域の断片化を解消する。
その後は、ガーベージコレクションによって断片化が解消されたHDD11について、再び、測定手段12aが転送レートの測定を行い(S305)、その再測定結果に基づいて、診断手段18aが故障診断を行う。これにより、HDD11における記憶領域の断片化が解消された後であれば、ガーベージコレクション前に比べて、異常の度合の判定結果が改善される可能性が高くなる。記憶領域の断片化が進んでいると、HDD11等に故障が発生していないにも拘わらず、転送レートが低下する傾向にあるからである。
以上のように、本実施形態では、請求項15に記載の発明の如く、断片化解消手段18dがHDD11に対するガーベージコレクションを行って、その記憶領域の断片化を解消するようになっているので、その断片化により転送レートが低下している状況が故障と誤判定されてしまうのを未然に回避することができ、結果として故障診断の精度向上を図ることが可能となる。
なお、断片化解消手段18dによるガーベージコレクションは、上述したように、診断手段18aによる判定結果をトリガーにして自動的に行うことが考えられるが、UI部17での利用者の入力操作をトリガーにして行うようにしても構わない。
また、本実施形態においても、第1実施形態で説明したように、測定手段12aが転送レートの測定を行う場合を例に挙げたが、第2実施形態で説明したように、測定手段12aがシークタイムの測定を行うものであってもよいことは勿論である。
さらには、本実施形態を、第3実施形態と組み合わせて構成することも実現可能である。
また、第1〜第4実施形態では、本発明の好適な実施具体例を説明したが、本発明はその内容に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば、本発明は、HDD11に代表されるディスクドライブ装置を有した情報機器であれば、複合機10のように自装置内に震動源を有しているもののみならず、カーナビゲーションシステムのように外部の震動源からの振動を受け得る環境で用いられるものであっても、全く同様に適用することが考えられる。
本発明の第1実施形態における故障診断装置およびその故障診断装置が用いられる複合機の概略構成例を示す機能ブロック図である。 本発明の第1実施形態における測定手段の概要を示す説明図である。 本発明に係る故障診断方法の手順の具体例を示すフローチャート(その1)である。 本発明に係る故障診断方法の手順の具体例を示すフローチャート(その2)である。 本発明の第2実施形態における測定手段の概要を示す説明図である。 本発明の第3実施形態における故障診断装置およびその故障診断装置が用いられる複合機の概略構成例を示す機能ブロック図である。 本発明の第3実施形態における履歴管理のための記憶領域の概要を示す説明図である。 本発明の第4実施形態における故障診断装置およびその故障診断装置が用いられる複合機の概略構成例を示す機能ブロック図である。 本発明の第4実施形態における処理動作例を示すフローチャートである。
符号の説明
10…複合機、10a,10b,10c…故障診断装置、11…HDD、12…ディスクコントローラ、12a,12b…測定手段、13…スキャナ部、14…プリンタエンジン、15…ADF、16…用紙搬送機構、17…UI部、17a…診断結果出力手段、17b…予測結果出力手段、18…制御部、18a…診断手段、18b…履歴管理手段、18c…故障予測手段、18d…断片化解消手段、19…記憶領域

Claims (17)

  1. 情報記憶を行うディスクドライブ装置を有するとともに、振動を発生させる震動源を有して構成された、または外部の震動源からの振動を受け得るように構成された情報機器に搭載されて用いられる故障診断装置であって、
    前記ディスクドライブ装置における機能動作についての測定を少なくとも前記震動源による振動発生時に行う測定手段と、
    前記測定手段での測定結果に基づいて故障診断を行う診断手段と
    を備えることを特徴とする故障診断装置。
  2. 前記測定手段は、前記機能動作についての測定を、前記震動源による振動発生時と振動非発生時とのそれぞれについて行うものであり、
    前記診断手段は、前記振動発生時についての測定結果と前記振動非発生時についての測定結果との両方に基づいて故障診断を行うものである
    ことを特徴とする請求項1記載の故障診断装置。
  3. 前記測定手段は、前記機能動作についての測定として、前記ディスクドライブ装置における情報転送時の転送レートを測定することを特徴とする請求項1または2記載の故障診断装置。
  4. 前記測定手段は、前記ディスクドライブ装置への情報書き込み時および当該ディスクドライブ装置からの情報読み出し時のそれぞれについて転送レートの測定を行うことを特徴とする請求項3記載の故障診断装置。
  5. 前記測定手段は、前記機能動作についての測定として、前記ディスクドライブ装置のヘッドが所定位置間を移動する際のシークタイムを測定することを特徴とする請求項1または2記載の故障診断装置。
  6. 前記測定手段は、前記情報機器への電源投入をトリガーにして、前記機能動作についての測定を行うことを特徴とする請求項1、2、3、4または5記載の故障診断装置。
  7. 前記測定手段は、予め指定された日時に定期的に、前記機能動作についての測定を行うことを特徴とする請求項1、2、3、4または5記載の故障診断装置。
  8. 前記情報機器が複数の動作モードに対応し得るとともに、前記震動源を複数有しており、各動作モードによって振動を発生させる震動源が異なる場合に、前記測定手段は、予め設定された特定の動作モードのときに、前記機能動作についての測定を行うことを特徴とする請求項1、2、3、4または5記載の故障診断装置。
  9. 前記特定の動作モードは、前記情報機器が備える操作部が操作されて行う動作モードであることを特徴とする請求項8記載の故障診断装置。
  10. 前記特定の動作モードは、前記情報機器が備える操作部での操作に拘わらずに行う動作モードであることを特徴とする請求項8記載の故障診断装置。
  11. 前記診断手段による故障診断の結果を表示出力する診断結果出力手段
    を備えることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の故障診断装置。
  12. 前記測定手段による測定結果の履歴を管理する履歴管理手段
    を備えることを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の故障診断装置。
  13. 前記履歴管理手段が管理する履歴に基づいて故障発生予測を行う故障予測手段
    を備えることを特徴とする請求項12記載の故障診断装置。
  14. 前記故障予測手段による故障発生予測の結果を表示出力する予測結果出力手段
    を備えることを特徴とする請求項13記載の故障診断装置。
  15. 前記ディスクドライブ装置における記憶領域の断片化を解消するための処理を行う断片化解消手段
    を備えることを特徴とする請求項1〜14のいずれか1項に記載の故障診断装置。
  16. 情報記憶を行うディスクドライブ装置を有するとともに、振動を発生させる震動源を有して構成された、または外部の震動源からの振動を受け得るように構成された情報機器にて用いられる故障診断プログラムであって、
    前記情報機器を、
    前記ディスクドライブ装置における機能動作についての測定を少なくとも前記震動源による振動発生時に行う測定手段と、
    前記測定手段での測定結果に基づいて故障診断を行う診断手段
    として機能させることを特徴とする故障診断プログラム。
  17. 情報記憶を行うディスクドライブ装置を有するとともに、振動を発生させる震動源を有して構成された、または外部の震動源からの振動を受け得るように構成された情報機器にて用いられる故障診断方法であって、
    前記ディスクドライブ装置における機能動作についての測定を少なくとも前記震動源による振動発生時に行う測定ステップと、
    前記測定手段での測定結果に基づいて故障診断を行う診断ステップと
    を含むことを特徴とする故障診断方法。
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