JP6332178B2 - 気体燃料エンジンの制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、気体燃料エンジンの制御装置に関する技術分野に属する。
従来より、エンジンと、該エンジンにより駆動されて発電する発電機と、該発電機による発電電力が充電されるバッテリとを備えた車両(特にシリーズ式のハイブリッド車両)が知られている。シリーズ式のハイブリッド車両では、発電要求がなされた場合、エンジンが始動されて、該エンジンにより発電機が駆動されることで、発電機による発電が行われ、この発電電力がバッテリに充電されたり走行用モータに供給されたりすることになる。
上記のような車両には、上記エンジンの冷却水を熱源として利用して該車両の車室内を暖房する暖房装置(空調装置)が設けられていることが多い。そして、エンジンの停止中において、車両の乗員の暖房要求があるときに、エンジンの冷却水の温度が低いと、エンジンが始動されて、エンジンの冷却水の温度を上昇させるようにする。このとき、エンジンの冷却水の温度を早期に上昇させることが望まれる。
ここで、例えば特許文献1には、圧縮機をガスエンジンによって駆動し、暖房運転時には、該ガスエンジンの排気ガスを液冷媒の加熱源として利用するガスヒートポンプ式空気調和機において、暖房運転起動時の暖機運転において、ガスエンジンを定格回転数よりも高い回転数で回転させることで、暖房運転起動から室内に温風を吹き出させるまでの時間を短縮するようにしている。
特開2009−210159号公報
上記のような車両において、該車両の乗員の暖房要求があるときに、エンジンの冷却水の温度を早期に上昇させるために、特許文献1と同様に、エンジンの回転数を高くすることが考えられる。
ところが、上記バッテリの充電制限がなされているときには、単純にエンジンの回転数を高くすることはできず、エンジン出力を低下させる必要がある。すなわち、上記バッテリの温度が所定範囲(例えば−10℃〜60℃)内にない場合や、バッテリの残存容量(SOC)がかなり多い(例えば80%よりも多い)場合には、バッテリに対する最大充電可能電力が低くなり、この場合、バッテリの早期劣化を抑制する観点から、バッテリに対する充電電力を、その低い値の最大充電可能電力以下に制限する充電制限がなされる。このとき、エンジン出力(つまり発電電力)を、バッテリの制限された充電電力に対応して制限する必要がある。
そこで、例えばスロットル弁の開度を小さくして、エンジン出力を低下させることが考えられる。しかしながら、スロットル弁の開度を小さくすると、ポンピングロスが増大する等といった問題が生じる。
本発明は、斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、エンジンの冷却水の温度が所定温度よりも低いときであって、バッテリの充電制限がありかつ車両の乗員の暖房要求があるときに、エンジンの回転数を高くしてエンジンの冷却水の温度を早期に上昇させつつ、スロットル弁の開度を調整しなくてもエンジン出力を低くできるようにすることにある。
上記の目的を達成するために、本発明では、車両に搭載されかつ燃料として気体を使用する気体燃料エンジンと、該エンジンにより駆動されて発電する発電機と、該発電機による発電電力が充電されるバッテリと、上記車両の乗員の暖房要求により、上記エンジンの冷却水を熱源として利用して上記車両の車室内を暖房する暖房装置とを備えた、気体燃料エンジンの制御装置を対象として、上記エンジンは、該エンジンの燃焼室内に上記燃料を直接噴射する直噴噴射弁と、該エンジンの吸気通路に上記燃料を噴射するポート噴射弁とを有し、上記エンジンの冷却水の温度を検出するエンジン水温検出手段と、上記エンジンの作動を制御する制御手段とを更に備え、上記制御手段は、上記エンジン水温検出手段により検出された上記冷却水の温度が所定温度よりも低いときであって、上記バッテリの充電制限がありかつ上記乗員の暖房要求があるときには、エンジン回転数を、上記バッテリの充電制限がないときの上記エンジンの定常運転時のエンジン回転数に比べて高くして上記エンジンを運転するとともに、上記バッテリに対する最大充電可能電力が低いほど、上記直噴噴射弁及び上記ポート噴射弁によるトータル噴射量に対する上記ポート噴射弁による噴射量の体積割合を高くしてエンジン出力を低くするエンジン高回転低出力運転を行うように構成されており、上記燃料は、第1燃料と、該第1燃料に対して、単位体積当たりの発熱量が低い第2燃料とを含み、上記直噴噴射弁は、上記第1燃料を噴射する第1燃料用直噴噴射弁と、上記第2燃料を噴射する第2燃料用直噴噴射弁とを含み、更に上記制御手段は、上記エンジン高回転低出力運転を行う際、上記バッテリに対する最大充電可能電力が所定電力以上であるときにおいては、上記直噴噴射弁により燃料を噴射するとともに、該直噴噴射弁からの燃料噴射形態を、上記最大充電可能電力に応じて変更するように構成され、上記直噴噴射弁からの燃料噴射形態は、上記最大充電可能電力が小さい側から順に、上記第2燃料用直噴噴射弁による第2燃料の噴射、上記第1燃料用直噴噴射弁による第1燃料の噴射、及び、上記第1燃料用及び第2燃料用直噴噴射弁による第1及び第2燃料の噴射である、という構成とした。
上記の構成により、エンジンの冷却水の温度が所定温度よりも低いときであって、バッテリの充電制限がありかつ車両の乗員の暖房要求があるときに、エンジン回転数が、バッテリの充電制限がないときの上記エンジンの定常運転時のエンジン回転数に比べて高くなるので、エンジンの冷却水の温度を早期に上昇させることが可能になる。ここで、エンジンの吸気通路にポート噴射弁より気体燃料が噴射された場合、液体燃料が噴射された場合とは異なり、その燃料噴射量に応じて吸気量が減少する。このことから、バッテリに対する最大充電可能電力が低いほど、直噴噴射弁及びポート噴射弁によるトータル燃料噴射量に対するポート噴射弁による燃料噴射量の体積割合を高くして吸気量を減少させることができる。この結果、スロットル弁の開度を調整しなくても、バッテリに対する最大充電可能電力が低いほど、エンジン出力を低くすることができる。
また、バッテリに対する最大充電可能電力が所定電力以上であるときには、ポート噴射弁により燃料を噴射しなくても、バッテリに対する最大充電可能電力に応じて、直噴噴射弁(第1燃料用及び第2燃料用直噴噴射弁)からの噴射形態を変えることで、バッテリに対する最大充電可能電力に対応したエンジン出力にすることができる。
上記気体燃料エンジンの制御装置の一実施形態では、上記ポート噴射弁は、上記第1燃料を噴射する第1燃料用ポート噴射弁と、上記第2燃料を噴射する第2燃料用ポート噴射弁とを含み、上記制御手段は、上記エンジン高回転低出力運転を行う際、上記バッテリに対する最大充電可能電力が上記所定電力よりも低いときにおいては、該最大充電可能電力が低いほど、上記第1燃料用ポート噴射弁及び上記第2燃料用ポート噴射弁によるトータル燃料噴射量に対する上記第2燃料用ポート噴射弁による燃料噴射量の体積割合を高くするように構成されている。
このことにより、バッテリに対する最大充電可能電力に対応した、より適切なエンジン出力にすることができる
上記気体燃料エンジンの制御装置の更に別の実施形態では、上記エンジンは、複数の気筒を有し、上記制御手段は、上記エンジン高回転低出力運転を行う際、上記複数の気筒のうち一部の気筒に対する燃料供給を停止するように構成されている。
このことにより、複数の気筒のうち一部の気筒に対する燃料供給を停止することで、燃料供給がなされている残りの気筒の負荷を上昇させることが可能になり、この結果、エンジン出力を低くしつつ、上記残りの気筒の燃焼安定性を向上させることができる。
上記気体燃料エンジンの制御装置の更に別の実施形態では、上記乗員の操作により、上記バッテリへの充電モードとして第1モード又は第2モードを選択可能なモード選択スイッチと、上記バッテリの残存容量を検出するバッテリ残存容量検出手段とを更に備え、上記制御手段は、上記モード選択スイッチにより上記第1モードが選択されているときには、上記バッテリ残存容量検出手段により検出されるバッテリの残存容量が所定の下限値になるように、上記エンジンの運転及び停止を行い、上記モード選択スイッチにより上記第2モードが選択されているときには、上記バッテリ残存容量検出手段により検出されるバッテリの残存容量が、該モード選択スイッチによる第2モードの選択時におけるバッテリの残存容量になるように、上記エンジンの運転及び停止を行い、上記乗員の暖房要求があるときには、上記モード選択スイッチによる選択に関係なく、上記バッテリ残存容量検出手段により検出されるバッテリの残存容量が所定の上限値になるように、上記エンジンの運転及び停止を行うよう構成されている。
このことで、車両の乗員の暖房要求があるときには、バッテリの残存容量が所定の上限値になるまでは、エンジンが作動し続けることになり、これにより、乗員の暖房要求がある間は、エンジンを出来る限り作動させて、エンジンの冷却水の温度を所定温度以上に維持することができる。
以上説明したように、本発明の気体燃料エンジンの制御装置によると、エンジンの冷却水の温度が所定温度よりも低いときであって、バッテリの充電制限がありかつ車両の乗員の暖房要求があるときには、エンジン回転数を、上記バッテリの充電制限がないときの上記エンジンの定常運転時のエンジン回転数に比べて高くして上記エンジンを運転するとともに、上記バッテリに対する最大充電可能電力が低いほど、直噴噴射弁及びポート噴射弁によるトータル燃料噴射量に対するポート噴射弁による燃料噴射量の体積割合を高くしてエンジン出力を低くするエンジン高回転低出力運転を行うとともに、該エンジン高回転低出力運転を行う際、上記バッテリに対する最大充電可能電力が所定電力以上であるときにおいては、上記直噴噴射弁により燃料を噴射するとともに、該直噴噴射弁(第1燃料用及び第2燃料用直噴噴射弁)からの燃料噴射形態を、上記最大充電可能電力に応じて変更するようにしたことにより、エンジンの冷却水の温度が所定温度よりも低いときであって、バッテリの充電制限がありかつ車両の乗員の暖房要求があるときに、エンジンの回転数を高くしてエンジンの冷却水の温度を早期に上昇させつつ、スロットル弁の開度を調整しなくてもエンジン出力を低くすることができるようになる。また、バッテリに対する最大充電可能電力が所定電力以上であるときには、ポート噴射弁により燃料を噴射しなくても、バッテリに対する最大充電可能電力に応じて、直噴噴射弁(第1燃料用及び第2燃料用直噴噴射弁)からの噴射形態を変えることで、バッテリに対する最大充電可能電力に対応したエンジン出力にすることができる。
本発明の実施形態に係る制御装置により制御される気体燃料エンジンが搭載された車両の概略図である。 上記車両のエンジン及びその制御系の構成を示すブロック図である。 バッテリの温度と該バッテリに対する最大充電可能電力との関係を示すグラフである。 バッテリのSOCと該バッテリに対する最大充電可能電力との関係を示すグラフである。 コントロールユニットによるエンジン制御の処理動作を示すフローチャートである。 目標SOC設定ルーチンを示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る制御装置により制御される気体燃料エンジン10(以下、エンジン10という)が搭載された車両1の概略図である。この車両1は、所謂レンジエクステンダーEV車両(シリーズハイブリッド車両であるとも言える)であって、エンジン10と、該エンジン10により駆動されて発電する発電機20と、この発電機20によって発電された電力が蓄電(充電)される高電圧・大容量のバッテリ30と、エンジン10に駆動されることによる発電機20の発電電力及びバッテリ30の蓄電電力(放電電力)の両方又はバッテリ30の放電電力のみで駆動される駆動モータ40とを備えている。本実施形態では、発電機20は、モータの機能も有するモータジェネレータであり、モータとしての発電機20によりエンジン10を駆動して(クランキングして)、エンジン10を始動するようになされている。
発電機20とバッテリ30との間には、第1インバータ50が設けられ、バッテリ30と駆動モータ40との間には、第2インバータ51が設けられている。第1インバータ50と第2インバータ51とは互いに接続され、その接続ラインにバッテリ30が接続されている。発電機20の発電電力は、第1インバータ50を介してバッテリ30に供給されるとともに、第1及び第2インバータ50,51を介して駆動モータ40に供給される。バッテリ30からの放電電力は、第2インバータ51を介して駆動モータ40に供給される。
駆動モータ40は、基本的には、バッテリ30の放電電力で駆動され、車両1の乗員による車両1の加速要求時等のように、バッテリ30の放電電力のみでは駆動モータ40の出力が不足するときには、エンジン10が始動されて発電機20の発電電力も駆動モータ40に供給される。駆動モータ40の出力は、デファレンシャル装置60を介して、駆動輪61(ステアリングホイール62により操舵される左右の前輪)に伝達され、これにより、車両1が走行する。このことで、駆動モータ40は、車両駆動用のモータである。
また、駆動モータ40は、回生発電電力を発生可能なものであって、車両1の減速時に発電機として作動して、その発電した電力(回生発電電力)がバッテリ30に充電される。
バッテリ30の残存容量(SOC)が所定の下限値よりも低くなると、エンジン10が始動されて発電機20の発電電力でもってバッテリ30が充電される。但し、このようにされるのは、後述のモード選択スイッチ57(図2参照)により第1モードが選択されているときである。上記所定の下限値は、バッテリ30のSOCを該下限値よりも低下させることが好ましくないような値(例えば20%〜30%)である。尚、バッテリ30は、車両1の外部の電源による外部充電も可能になされている。
エンジン10は、発電機20を駆動して発電させるために用いられる発電用エンジンである。エンジン10は、水素タンク70に貯留されている水素ガス、及び、CNGタンク71に貯留されている天然ガス(CNG)が、燃料としてそれぞれ供給可能に構成された多種気体燃料エンジンである。天然ガスは、第1燃料に相当し、水素ガスは、第1燃料に対して、単位体積当たりの発熱量が低い第2燃料に相当する。上記第1燃料としては、天然ガスに限らず、例えばプロパンやブタンであってもよい。水素ガスは、第1燃料として挙げた天然ガス、プロパン、ブタンに比べて着火性が高い燃料でもある。
図2に示すように、エンジン10は、ツインロータ式(2気筒)のロータリピストンエンジンであって、2つの繭状のロータハウジング11内(気筒内)に形成されるロータ収容室11aに、概略三角形状のロータ12がそれぞれ収容されて構成されている。2つのロータハウジング11は、3つのサイドハウジング(図示せず)の間に挟み込むようにして該サイドハウジングと一体化されてなり、各ロータハウジング11とその両側のサイドハウジングとで各ロータ収容室11aが形成される。尚、図2では、2つのロータハウジング11(2つの気筒)を展開した状態で図示しており、2つのロータハウジング11内の中央部にそれぞれ描いているエキセントリックシャフト13は、同じものである。
上記各ロータ12は、その三角形の各頂部に図示しないアペックスシールを有し、これらアペックスシールがロータハウジング11のトロコイド内周面に摺接しており、このことで、各ロータ12により各ロータ収容室11a(各気筒)内に3つの作動室(燃焼室に相当)が画成される。そして、各ロータ12は、該ロータ12の3つのアペックスシールが各々ロータハウジング11のトロコイド内周面に当接した状態でエキセントリックシャフト13の周りを自転しながら、該エキセントリックシャフト13の軸心の周りに公転するようになっている。ロータ12が1回転する間に、該ロータ12の各頂部間にそれぞれ形成された作動室が周方向に移動しながら、吸気、圧縮、膨張(燃焼)及び排気の各行程を行い、これにより発生する回転力がロータ12を介して出力軸としてのエキセントリックシャフト13から出力される。
上記各ロータ収容室11aには、吸気行程にある作動室に開口する吸気開口に連通するように吸気通路14が接続されているとともに、排気行程にある作動室に開口する排気開口に連通するように排気通路15が接続されている。吸気通路14は、上流側では1つであるが、下流側では、2つの分岐路に分岐してそれぞれ上記各ロータ収容室11aに連通している。吸気通路14の上記分岐部よりも上流側(後述の排気ターボ過給機85のコンプレッサ85aよりも上流側)には、ステッピングモータ等のスロットル弁アクチュエータ90により駆動されて吸気通路14の断面積(弁開度)を調節するスロットル弁16が配設されている。このスロットル弁16により、各ロータ収容室11a(吸気行程にある作動室)内への吸気量が調節されることになる。本実施形態における後述のエンジン制御では、スロットル弁16は全開とされる。
吸気通路14の上記分岐部よりも下流側の各分岐路には、上記水素タンク70からの水素ガス、及び、上記CNGタンク71からの天然ガスを、吸気通路14(特に吸気ポート又はその近傍が好ましい)内にそれぞれ噴射する水素用ポート噴射弁17A(第2燃料用ポート噴射弁)及びCNG用ポート噴射弁17B(第1燃料用ポート噴射弁)が配設されている。これら水素用及びCNG用ポート噴射弁17A,17Bによりそれぞれ噴射された水素ガス及び天然ガスは、空気と混合された状態で、吸気行程にある作動室に供給される。
水素用及びCNG用ポート噴射弁17A,17Bは、エンジン10の極冷間時(エンジン冷間時の中でもエンジン10の冷却水(以下、エンジン冷却水という)の温度がかなり低くて、予め設定された設定温度よりも低いとき)における始動時、及び、後述のエンジン高回転低出力運転時における始動時及び運転時に使用される(但し、エンジン高回転低出力運転時であっても、後述の如く、バッテリ30に対する最大充電可能電力が第1所定電力以上であるときには使用されない)。それ以外のときには、後述の水素用及びCNG用直噴噴射弁18A,18Bより燃料(水素ガス及び天然ガス)が作動室(燃焼室)内に直接噴射される。エンジン10の極冷間時における始動時においては、水素用及びCNG用直噴噴射弁18A,18Bの燃料噴射開口が、燃料の燃焼により生じた水分の凍結により塞がれている可能性があるので、水素用及びCNG用ポート噴射弁17A,17Bより燃料を噴射する。
上記排気通路15は、上流側では、各ロータ収容室11aにそれぞれ連通するように2つ設けられているが、下流側では、1つに合流されている。この排気通路15の該合流部よりも下流側には、排気ガスを浄化するための低温活性三元触媒81及びNOx吸蔵還元触媒82が配設されている。低温活性三元触媒81は、NOx吸蔵還元触媒82よりも触媒活性化温度が低い三元触媒であって、NOx吸蔵還元触媒82よりも上流側に配設されている。尚、図2において吸気通路14及び排気通路15に図示した矢印は、吸気及び排気の流れを示している。
上記NOx吸蔵還元触媒82は、例えば、白金(Pt)、パラジウム(Pd)等の貴金属を含んだ担体に、バリウム(Ba)、カリウム(K)等のNOx吸蔵剤を担持させて構成されていて、エンジン10の排気ガス中のNOxをリーン空燃比雰囲気下で吸蔵するとともに、該吸蔵したNOxを、リッチ空燃比雰囲気下で放出して、該NOxを、排気ガス中のHCやCOと反応させて還元する機能を有する。
上記各ロータハウジング11(各気筒)には、水素タンク70からの水素ガスを、ロータ収容室11aの圧縮行程にある作動室(燃焼室)内に直接噴射する水素用直噴噴射弁18A(第2燃料用直噴噴射弁)と、CNGタンク71からの天然ガスを、ロータ収容室11aの圧縮行程にある作動室(燃焼室)内に直接噴射するCNG用直噴噴射弁18B(第1燃料用直噴噴射弁)とが設けられている。各ロータハウジング11において、CNG用直噴噴射弁18Bは、2つ設けられていて、これら2つのCNG用直噴噴射弁18Bが、ロータ12の幅方向(エキセントリックシャフト13が延びる方向)に並んでいる(図2では、紙面奥側のCNG用直噴噴射弁18Bが見えていない)。水素用直噴噴射弁18A、水素用ポート噴射弁17A及びCNG用ポート噴射弁17Bの数は全て1つである。水素用直噴噴射弁18A及びCNG用直噴噴射弁18Bにより水素ガス及び天然ガスを作動室内に直接噴射する場合には、水素ガス及び天然ガスを略同じ体積比率(共に約50%)でもって作動室内に噴射供給する。尚、断りが無い限り、天然ガスを作動室内に直接噴射する場合、2つのCNG用直噴噴射弁18Bから噴射する。
また、各ロータハウジング11には、水素用及びCNG用直噴噴射弁18A,18Bよりそれぞれ噴射された水素ガス及び天然ガスの点火を行う2つの点火プラグ19が設けられている。これら両点火プラグ19は、圧縮トップ(TDC)の近傍で、リーディング側及びトレーリング側の順で点火されて、圧縮乃至膨張行程にある作動室内の混合気の点火を行う。
エンジン10には、該エンジン10の各ロータ収容室11aにおける吸気行程にある作動室(燃焼室)内への吸気の過給を行う排気ターボ過給機85が設けられている。この排気ターボ過給機85は、吸気通路14におけるスロットル弁16よりも下流側に配設されたコンプレッサ85aと、排気通路15における上記合流部よりも下流側でかつ三元触媒81よりも上流側に配設されたタービン85bとで構成されている。タービン85bが排気ガス流により回転し、このタービン85bの回転により、該タービン85bと連結されたコンプレッサ85aが作動して、吸気通路14に吸入された空気を圧縮する。この圧縮された空気は、吸気通路14におけるコンプレッサ85aよりも下流側に配設されたインタークーラ86によって冷却された後、上記各分岐路を介して各ロータ収容室11aにおける吸気行程にある作動室内に吸入される。
車両1には、該車両1の乗員の暖房要求により、エンジン冷却水を熱源として利用して車両1の車室内を暖房する暖房装置が設けられている。この暖房装置は、空調装置として組み込まれたものであってもよい。この暖房装置は、車室内へ吹き出される空気とエンジン冷却水との熱交換を行うヒータコアと、車両1の乗員が操作して上記暖房装置を作動させるための暖房スイッチ55(図2参照)と、車両1の乗員が操作して、上記暖房装置の目標温度を設定するための温度設定スイッチ56(図2参照)とを有している。
また、車両1には、該車両1の乗員の操作により、バッテリ30への充電モードとして第1モード又は第2モードを選択可能なモード選択スイッチ57(図2参照)が設けられている。上記第1モード及び上記第2モードについては後述する。
さらに、車両1には、バッテリ30に出入りする電流及びバッテリ30の電圧を検出するバッテリ電流・電圧センサ101と、車両1の乗員によるアクセルペダルの踏み込み量(乗員の操作によるアクセル開度)を検出するアクセル開度センサ102と、車両1の車速を検出する車速センサ103と、エキセントリックシャフト13に設けられ、エキセントリックシャフト13の回転角度位置を検出する回転角センサ104と、排気通路15における低温活性三元触媒81とタービン85bとの間に配設され、エンジン10の排気ガスの空燃比を検出する空燃比センサ105(本実施形態では、リニアO2センサで構成されている)と、ロータハウジング11の内部に形成されたウォータジャケット(図示せず)に臨んで該ウォータジャケット内を流れるエンジン冷却水の温度(エンジン水温)を検出するエンジン水温センサ106(エンジン水温検出手段)と、水素タンク70内の圧力(つまり水素タンク70内の水素ガス残量)及びCNGタンク71内の圧力(つまりCNGタンク71内の天然ガス残量)をそれぞれ検出するタンク圧力センサ107(水素タンク70とCNGタンク71とに別々に設けられている)と、吸気通路14内に吸入される吸気流量を検出するエアフローセンサ108と、バッテリ30の温度を検出するバッテリ温度センサ109と、エンジン10の作動制御や、第1及び第2インバータ50,51の作動制御(つまり発電機20及び駆動モータ40の作動制御)等を行うコントロールユニット100とが設けられている。上記回転角センサ104は、エンジン10の回転数を検出するエンジン回転数センサを兼ねている。
コントロールユニット100は、周知のマイクロコンピュータをベースとするコントローラであって、プログラムを実行する中央演算処理装置(CPU)と、例えばRAMやROMにより構成されてプログラム及びデータを格納するメモリと、電気信号の入出力をする入出力(I/O)バスと、を備えている。コントロールユニット100には、バッテリ電流・電圧センサ101、アクセル開度センサ102、車速センサ103、回転角センサ104、空燃比センサ105、エンジン水温センサ106、タンク圧力センサ107、エアフローセンサ108、バッテリ温度センサ109等からの各種情報の信号が入力されるようになっている。また、コントロールユニット100には、暖房スイッチ55、温度設定スイッチ56及びモード選択スイッチ57の操作情報の信号が入力されるようになっている。
発電機20は、該発電機20による発電電圧及び発電電流の情報をコントロールユニット100に送信するようになっており、コントロールユニット100は、その情報を入力して該情報から発電機20による発電電力(発電量)を検出する。
駆動モータ40は、該駆動モータ40の回転数の情報や、駆動モータ40による回生発電電圧及び回生発電電流の情報をコントロールユニット100に送信するようになっており、コントロールユニット100は、その情報を入力して駆動モータ40の作動制御に用いる。
そして、コントロールユニット100は、上記入力信号に基づいて、スロットル弁アクチュエータ90、水素用ポート噴射弁17A、CNG用ポート噴射弁17B、水素用直噴噴射弁18A、CNG用直噴噴射弁18B、及び点火プラグ19に対して制御信号を出力してエンジン10を制御するとともに、第1及び第2インバータ50,51に対して制御信号を出力して発電機20及び駆動モータ40を制御する。コントロールユニット100は、エンジン10の作動を制御する制御手段を構成することになる。
コントロールユニット100は、第1及び第2インバータ50,51の制御により、エンジン10が停止した状態でバッテリ30からの放電電力のみでもって駆動モータ40を駆動する第1態様と、発電機20の発電電力でもってバッテリ30を充電しながら、バッテリ30からの放電電力でもって駆動モータ40を駆動する第2態様と、バッテリ30及び発電機20の両方からの電力でもって駆動モータ40を駆動する第3態様とに切換える。この第3態様には、発電機20の発電電力の全てが駆動モータ40に供給される場合と、発電機20の発電電力の一部が駆動モータ40に供給されながら、残りがバッテリ30に供給される場合とが含まれる。尚、第2態様の際、駆動モータ40の駆動を、発電機20の発電電力のみでもって行うようにしてもよい。
コントロールユニット100は、バッテリ電流・電圧センサ101により検出された、バッテリ30に出入りする電流及びバッテリ30の電圧に基づいて、バッテリ30の残存容量(SOC)を検出する。このことで、バッテリ電流・電圧センサ101及びコントロールユニット100は、バッテリ30の残存容量を検出するバッテリ残存容量検出手段を構成することになる。
そして、コントロールユニット100は、モード選択スイッチ57により上記第1モードが選択されているときには、上記のようにして検出されるバッテリ30のSOCが、上記所定の下限値になるように、エンジン10の運転及び停止を行う(つまり、エンジン10により駆動される発電機20による発電電力のバッテリ30への充電及び該充電の停止を行う)。すなわち、バッテリ30のSOCが上記所定の下限値以上であるときには、上記第1態様を選択し、バッテリ30のSOCが上記所定の下限値よりも低いときには、上記第2態様を選択する。このようにモード選択スイッチ57により上記第1モードが選択されているときには、バッテリ30のSOCの目標値である目標SOCが、上記所定の下限値に設定されることになる。尚、バッテリ30のSOCが上記所定の下限値以上であっても、車両1の所定以上の加速要求があるときのように、アクセル開度センサ102及び車速センサ103からの信号に基づく駆動モータ40の要求出力が大きい場合においては、上記第3態様を選択する。
コントロールユニット100は、モード選択スイッチ57により上記第2モードが選択されているときには、上記のようにして検出されるバッテリ30のSOCが、該モード選択スイッチ57による第2モードの選択時におけるバッテリ30のSOC(以下、操作時SOCという)になるように、エンジン10の運転及び停止を行う(発電機20による発電電力のバッテリ30への充電及び該充電の停止を行う)。すなわち、バッテリ30のSOCが上記操作時SOC以上であるときには、上記第1態様を選択し、バッテリ30のSOCが上記操作時SOCよりも低いときには、上記第2態様を選択する。このようにモード選択スイッチ57により上記第2モードが選択されているときには、目標SOCが、上記操作時SOCに設定されることになる。このときも、駆動モータ40の要求出力が大きい場合においては、上記第3態様を選択する。
コントロールユニット100は、上記暖房スイッチ55による乗員の暖房要求が有るときには、モード選択スイッチ57による選択に関係なく、上記のようにして検出されるバッテリの残存容量が所定の上限値になるように、エンジン10の運転及び停止を行う(発電機20による発電電力のバッテリ30への充電及び該充電の停止を行う)。すなわち、バッテリ30のSOCが上記所定の上限値以上であるときには、上記第1態様を選択し、バッテリ30のSOCが上記所定の上限値よりも低いときには、上記第2態様を選択する。このように暖房スイッチ55による乗員の暖房要求が有るときには、目標SOCが上記所定の上限値に設定されることになる。この所定の上限値は、上記所定の下限値よりも高い値であって、バッテリ30のSOCを該上限値よりも高くすることが好ましくないような値(例えば80%〜90%)である。このことから、暖房スイッチ55による乗員の暖房要求があるときには、実質的に常に上記第2態様が選択されて(駆動モータ40の要求出力が大きい場合には、上記第3態様が選択される)、実質的に常にエンジン10が作動した状態になる。尚、暖房スイッチ55による乗員の暖房要求が有りかつエンジン水温センサ106によるエンジン水温が後述の所定温度よりも低いときに、目標SOCを上記所定の上限値に設定するようにしてもよい。
タンク圧力センサ107による水素タンク70内の水素ガス残量が、予め設定された第1設定値(0に近い値)以下になった場合や、CNGタンク71内の天然ガス残量が、予め設定された第2設定値(0に近い値)以下になった場合等においては、上記第1態様を選択する。
コントロールユニット100は、エンジン10が停止した状態にあるときにおいて、駆動モータ40の要求出力、バッテリ30のSOCの値、及び、上記のようにして設定された目標SOCに基づいて、エンジン10の運転要求の有無を確認し、エンジン10の運転要求が有るときには、モータとしての発電機20によりエンジン10をクランキングしてエンジン10を始動させ、その始動後に発電機20に発電を行わせるべくエンジン10を運転する。
コントロールユニット100は、後述のようなバッテリ30の充電制限がないときのエンジン10の運転時であるエンジン通常運転時(NOx吸蔵還元触媒82からのNOx放出時は除く)には、車両1の所定以上の加速要求がなければ、基本的に、予め設定された設定回転数でもって定常運転し、この定常運転時のエンジン回転数(上記設定回転数)は、エンジン10の最高効率点を含む効率の良い領域(例えば1800rpm〜2200rpm)の値であり、本実施形態では、2000rpmとする。また、定常運転時のエンジン負荷は、後述の所定値よりも大きい中負荷ないし高負荷である。上記エンジン通常運転時において、車両1の所定以上の加速要求時には、2000rpmよりも高いエンジン回転数であって、駆動モータ40の要求出力が大きいほど高い回転数にする。また、車両1の所定以上の加速要求時には、駆動モータ40の要求出力に応じた目標過給圧に設定する。さらに、上記エンジン通常運転時には、水素用直噴噴射弁18A及びCNG用直噴噴射弁18Bにより水素ガス及び天然ガスを、略同じ体積比率でもって作動室内に直接噴射する(エンジン10の極冷間時を除く始動時も同様)。尚、エンジン10は、エンジン通常運転時、後述のエンジン高回転低出力運転時及び充電制限運転時のいずれの運転時においても、基本的にリーン空燃比でもって運転される。また、NOx吸蔵還元触媒82からのNOx放出時には、エンジン10は、リッチ空燃比(例えば、空気過剰率λ=0.9)でもって運転される。NOxが放出されるのは、NOx吸蔵還元触媒82のNOx吸蔵量が所定吸蔵量(これ以上吸蔵することができないレベルよりも僅かに小さい量)よりも多くなったときである。上記NOx吸蔵量は、エンジン10の運転履歴から計算することができ、コントロールユニット100が、エンジン10の運転中、その運転状態に基づいてNOx吸蔵量を積算していく。
ここで、バッテリ30に対する最大充電可能電力は、図3及び図4に示すように、バッテリ温度センサ109により検出されるバッテリ30の温度、及び、バッテリ30のSOCで決まっており、バッテリ30の温度がT1(例えば−10℃)〜T2(例えば60℃)の所定範囲内にない場合や、バッテリ30のSOCが、予め設定された設定容量L1(例えば80%)よりも高い場合には、バッテリ30に対する最大充電可能電力が、バッテリ30の温度が上記所定範囲(T1〜T2)内にある場合やSOCが上記設定容量L1以下である場合に比べて低くなり、この場合、バッテリの早期劣化を抑制する観点から、バッテリ30に対する充電電力を、その低い値の最大充電可能電力以下に制限する充電制限がなされる。
上記最大充電可能電力は、バッテリ30の温度が上記所定範囲の最小値(T1)よりも低い場合には、バッテリ30の温度が低いほど低くなり、バッテリ30の温度が上記所定範囲の最大値(T2)よりも高い場合には、バッテリ30の温度が高いほど低くなる。また、上記最大充電可能電力は、バッテリ30のSOCが上記設定容量L1よりも高い場合、バッテリ30のSOCが高いほど低くなる。本実施形態では、このような、バッテリ30の温度及びSOCとバッテリ30に対する最大充電可能電力との関係が、マップとして、コントロールユニット100のメモリに記憶されている。
コントロールユニット100は、エンジン10の運転による発電機20の発電電力をバッテリ30に供給して充電する際(上記第2態様を選択しているとき)、バッテリ30の充電制限がなされているときには、エンジン負荷を所定値以下の軽負荷にするようにエンジン10を制御する。すなわち、エンジン出力(つまり発電電力)が、バッテリ30の制限された充電電力に対応して制限されることになるため、上記エンジン通常運転時における定常運転時のエンジン回転数、又は、回転が不安定にならない最小のエンジン回転数(例えば1500rpm)でエンジン10を運転しようとすると、エンジン負荷(発電機20の負荷(発電負荷))を小さくする必要がある。エンジン10を、上記エンジン通常運転時における定常運転時のエンジン回転数、又は、回転が不安定にならない最小のエンジン回転数で運転して、上記所定値を、そのようなエンジン回転数でもってエンジン10を運転したときのエンジン出力が、バッテリ30の制限された充電電力(バッテリ30の温度が上記所定範囲内にない場合や、バッテリ30のSOCが上記設定容量L1よりも高い場合の、バッテリ30に対する最大充電可能電力)に対応するエンジン出力になるような値に設定する。このときのエンジン10の運転(但し、後述のようなエンジン高回転低出力運転とする場合を除く)を、充電制限運転という。本実施形態では、この充電制限運転では、バッテリ30に対する最大充電可能電力の高低に応じた、後述のエンジン高回転低出力運転時と同様の燃料噴射形態とするが、別の燃料噴射形態としてもよい。
コントロールユニット100は、車両1の所定以上の加速要求がない状態で、エンジン水温センサ106によるエンジン水温が所定温度よりも低いときであって、バッテリ30の充電制限がありかつ暖房スイッチ55による乗員の暖房要求があるときには、エンジン回転数を、バッテリ30の充電制限がないときのエンジン10の定常運転時のエンジン回転数(2000rpm)に比べて高くしてエンジン10を運転するとともに、バッテリ30に対する最大充電可能電力が低いほど、ポート噴射割合を高くしてエンジン出力を低くするエンジン高回転低出力運転を行う。ポート噴射割合は、直噴噴射弁(水素用及びCNG用直噴噴射弁18A,18B)及びポート噴射弁(水素用及びCNG用ポート噴射弁17A,17B)によるトータル燃料噴射量に対する該ポート噴射弁による燃料噴射量の体積割合である。すなわち、上記エンジン高回転低出力運転では、上記のように高くしたエンジン回転数(本実施形態では、3000rpm)でもってエンジン10を運転したときのエンジン出力が、バッテリ30の制限された充電電力に対応するエンジン出力になるように、ポート噴射割合を調整する。本実施形態では、エンジン10の吸気通路に気体燃料が噴射されるので、液体燃料が噴射された場合とは異なり、その燃料噴射量が多いほど吸気量が減少することになる。この吸気量の減少に応じてエンジン出力が低くなる。
上記所定温度は、エンジン10の温間状態に近い温度であり、車両1の車室内を十分に暖房することが可能な温度である。上記所定温度は、一定値であってもよく、温度設定スイッチ56により設定された温度に応じて変化させる(温度設定スイッチ56により設定された温度が高いほど上記所定温度を高くする)ようにしてもよい。
本実施形態では、バッテリ30に対する最大充電可能電力が第1所定電力よりも低いときに、ポート噴射割合を0%よりも高くして、該最大充電可能電力が低いほどポート噴射割合を高くするが、上記最大充電可能電力が上記第1所定電力以上であるときには、上記直噴噴射弁により燃料を噴射し(ポート噴射割合を0%にし)、後述の如く、該直噴噴射弁からの燃料噴射形態を、上記最大充電可能電力に応じて変更する。また、上記最大充電可能電力が、上記第1所定電力よりも低い値に設定された第2所定電力以下であるときには、ポート噴射割合を100%にする。
本実施形態では、ポート噴射弁として、水素用及びCNG用ポート噴射弁17A,17Bが設けられており、水素ガスは、天然ガスに対して単位体積当たりの発熱量が低いので、上記エンジン高回転低出力運転を行う際、ポート噴射割合が0%でなければ、バッテリ30に対する最大充電可能電力が低いほど、水素ガスポート噴射割合を高くする。この水素ガスポート噴射割合は、CNG用ポート噴射弁17B及び水素用ポート噴射弁17Aによるトータル燃料噴射量に対する水素用ポート噴射弁17Aによる燃料噴射量の体積割合である。
本実施形態では、上記エンジン高回転低出力運転を行う際、上記直噴噴射弁及び上記ポート噴射弁からの燃料噴射形態を、上記最大充電可能電力が小さい側から順に、
1)水素用ポート噴射弁17Aによる水素ガスの噴射
2)水素用及びCNGポート噴射弁17A,17Bによる水素ガス及び天然ガスの噴射
3)CNG用ポート噴射弁17Bによる天然ガスの噴射
4)CNG用ポート噴射弁17B及びCNG用直噴噴射弁による天然ガスの噴射
5)CNG用ポート噴射弁17B及び2つのCNG用直噴噴射弁18Bによる天然ガスの噴射+水素用直噴噴射弁18Aによる水素ガスの噴射
6)水素用直噴噴射弁18Aによる水素ガスの噴射
7)1つのCNG用噴噴射弁18Bによる天然ガスの噴射
8)1つのCNG用噴噴射弁18Bによる天然ガスの噴射+水素用直噴噴射弁18Aによる水素ガスの噴射
9)2つのCNG用噴噴射弁18Bによる天然ガスの噴射
10)2つのCNG用噴噴射弁18Bによる天然ガスの噴射+水素用直噴噴射弁18Aによる水素ガスの噴射
1)〜5)の燃料噴射形態は、上記のように、バッテリ30に対する最大充電可能電力が上記第1所定電力よりも低いときの燃料噴射形態であり、上記のように、該最大充電可能電力が低いほどポート噴射割合が高くされる。これら燃料噴射形態のうち1)〜3)の燃料噴射形態では、ポート噴射割合が100%とされる。1)〜3)の燃料噴射形態は、上記のように、バッテリ30に対する最大充電可能電力が上記第2所定電力以下であるときの燃料噴射形態である。
また、1)〜5)の燃料噴射形態では、バッテリ30に対する最大充電可能電力が低いほど、水素ガスポート噴射割合が高くされる。1)の燃料噴射形態では、水素ガスポート噴射割合が100%とされ、3)〜5)の燃料噴射形態では、水素ガスポート噴射割合が0%とされる。
6)〜10)の燃料噴射形態は、上記のように、バッテリ30に対する最大充電可能電力が上記第1所定電力以上であるときの燃料噴射形態であり、ポート噴射割合が0%とされる。
本実施形態では、CNG用噴噴射弁18Bが2つ設けられているので、9)及び10)の燃料噴射形態もあるが、水素用及びCNG用噴噴射弁18Bが共に1つである場合には、直噴噴射弁からの燃料噴射形態は、6)〜8)の燃料噴射形態となる。すなわち、直噴噴射弁からの燃料噴射形態は、バッテリ30に対する最大充電可能電力が小さい側から順に、水素用直噴噴射弁18Aによる水素ガスの噴射、CNG用噴噴射弁18Bによる天然ガスの噴射、及び、水素用及びCNG用直噴噴射弁18A,18Bによる水素ガス及び天然ガスの噴射となる。
本実施形態では、エンジン10が2つの気筒を有しているので、コントロールユニット100は、上記エンジン高回転低出力運転を行う際、上記2つの気筒のうち一つの気筒に対する燃料供給を停止するように構成されていてもよい。エンジン10が3つ以上の気筒を有している場合、これら3つ以上の気筒のうち一部の気筒に対する燃料供給を停止するようにしてもよい。これにより、燃料供給がなされている残りの気筒の負荷を上昇させることが可能になり、この結果、エンジン出力を低くしつつ、その残りの気筒の燃焼安定性を向上させることができるようになる。
上記コントロールユニット100によるエンジン10の制御動作について、図5のフローチャートに基づいて説明する。
最初のステップS1で、各種センサやスイッチ等からの各種入力信号を読み込み、次のステップS2で、アクセル開度センサ102及び車速センサ103からの信号に基づき、駆動モータ40の要求出力を計算する。
次のステップS3では、上記駆動モータ40の要求出力と、バッテリ30のSOCと、後述する目標SOC設定ルーチンで設定される目標SOCとに基づき、エンジン10の運転要求の有無を確認し、次のステップS4で、エンジン10の運転要求が有るか否かを判定する。
上記ステップS4の判定がNOであるときには、上記ステップS1に戻る一方、ステップS4の判定がYESであるときには、ステップS5に進んで、暖房スイッチ55による乗員の暖房要求があるか否かを判定する。
上記ステップS5の判定がNOであるときには、ステップS6に進んで、バッテリ30の充電制限が有るか否かを判定する。このステップS6の判定がNOであるときには、ステップS7に進んで、上記エンジン通常運転を行い、しかる後にステップS12に進む。尚、上記ステップS4からステップS5,S6(又は、ステップS5,S9,S6)を経てステップS7に進んできた場合には、エンジン10を始動した後に、上記エンジン通常運転を行う。そのエンジン10の始動時には、水素用及びCNG用直噴噴射弁18A,18Bより水素ガス及び天然ガスを略同じ体積比率でもって作動室内に直接噴射し(但し、エンジン10の極冷間時には、水素用及びCNG用ポート噴射弁17A,17Bより水素ガス及び天然ガスを略同じ体積比率でもって噴射する)、その始動後の上記エンジン通常運転でも、水素用及びCNG用直噴噴射弁18A,18Bより水素ガス及び天然ガスを略同じ体積比率でもって作動室内に直接噴射する。
上記ステップS6の判定がYESであるときには、ステップS8に進んで、上記充電制限運転を行い、しかる後にステップS12に進む。尚、上記ステップS4からステップS5,S6(又は、ステップS5,S9,S6)を経てステップS8に進んできた場合には、エンジン10を始動した後に、上記充電制限運転を行う。そのエンジン10の始動時には、その後の充電制限運転と同様の燃料噴射形態とするが、エンジン10が始動し易いように、異なる燃料噴射形態としてもよい。
上記ステップS5の判定がYESであるときには、ステップS9に進んで、エンジン水温が所定温度Tw0よりも低いか否かを判定する。このステップS9の判定がNOであるときには、上記ステップS6に進む一方、ステップS9の判定がYESであるときには、ステップS10に進んで、バッテリ30の充電制限が有り、かつ、車両1の所定以上の加速要求があるか否かを判定する。
上記ステップS10の判定がNOであるときには、上記ステップS7に進む一方、ステップS10の判定がYESであるときには、ステップS11に進んで、上記エンジン高回転低出力運転を行い、しかる後にステップS12に進む。尚、上記ステップS4からステップS5,S9,S10を経てステップS7に進んできた場合には、上記ステップS4からステップS5,S6(又は、ステップS5,S9,S6)を経てステップS7に進んできた場合と同様に、エンジン10を始動した後に、上記エンジン通常運転を行う。また、上記ステップS4からステップS5,S9,S10を経てステップS11に進んできた場合には、エンジン10を始動した後に、上記エンジン高回転低出力運転を行う。そのエンジン10の始動時には、その後のエンジン高回転低出力運転と同様の燃料噴射形態とするが、エンジン10が始動し易いように、異なる燃料噴射形態としてもよい。
上記ステップS12では、新たに各種入力信号を読み込んで新たにエンジン要求運転の有無を確認して、エンジン10の運転要求がなくなったか否かを判定する。このステップS12の判定がNOであるときには、上記ステップS5に戻る。一方、ステップS12の判定がYESであるときには、ステップS13に進んで、エンジン10を停止し、しかる後にリターンする。
図6は、上記目標SOCを設定するための目標SOC設定ルーチンを示すフローチャートであり、この目標SOC設定ルーチンは、図5のエンジン制御の処理動作と並行して実行される。
ステップS31では、各種センサやスイッチ等からの各種入力信号を読み込み、次のステップS32で、暖房スイッチ55による乗員の暖房要求があるか否かを判定する。
上記ステップS32の判定がNOであるときには、ステップS33に進んで、モード選択スイッチ57により、上記第1モードが選択されているか、又は、上記第2モードが選択されているかを判定する。
上記ステップS33の判定により、上記第1モードが選択されていると判定したときには、ステップS34に進んで、上記目標SOCを上記所定の下限値に設定し、しかる後にリターンする。
一方、上記ステップS33の判定により、上記第2モードが選択されていると判定したときには、ステップS35に進んで、上記目標SOCを上記操作時SOCに設定し、しかる後にリターンする。
上記ステップS32の判定がYESであるときには、ステップS36に進んで、上記目標SOCを上記所定の上限値に設定し、しかる後にリターンする。
したがって、本実施形態では、エンジン水温が上記所定温度よりも低いときであって、バッテリ30の充電制限がありかつ車両1の乗員の暖房要求があるときには、エンジン回転数を、バッテリ30の充電制限がないときのエンジン10の定常運転時のエンジン回転数に比べて高くしてエンジン10を運転するとともに、バッテリ30に対する最大充電可能電力が低いほど、直噴噴射弁(水素用及びCNG用直噴噴射弁18A,18B)及びポート噴射弁(水素用及びCNG用ポート噴射弁17A,17B)によるトータル燃料噴射量に対する該ポート噴射弁による燃料噴射量の体積割合を高くしてエンジン出力を低くするエンジン高回転低出力運転を行うようにしたことにより、エンジン水温が上記所定温度よりも低いときであって、バッテリ30の充電制限がありかつ車両1の乗員の暖房要求があるときに、エンジン10の回転数を高くしてエンジンの冷却水の温度を早期に上昇させつつ、スロットル弁16の開度を調整しなくてもエンジン出力を低くすることができるようになる。
本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、請求の範囲の主旨を逸脱しない範囲で代用が可能である。
例えば、エンジン10は、ロータリピストンエンジンには限られず、往復動型エンジンであってもよい。さらに、エンジン10は、2気筒エンジンには限られず、単気筒エンジンであってもよく、3つ以上の気筒を有する多気筒エンジンであってもよい。
上述の実施形態は単なる例示に過ぎず、本発明の範囲を限定的に解釈してはならない。本発明の範囲は請求の範囲によって定義され、請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
本発明は、車両に搭載されかつ燃料として気体を使用する気体燃料エンジンと、該エンジンにより駆動されて発電する発電機と、該発電機による発電電力が充電されるバッテリと、上記車両の乗員の暖房要求により、上記エンジンの冷却水を熱源として利用して上記車両の車室内を暖房する暖房装置とを備えた、気体燃料エンジンの制御装置に有用である。
1 車両
10 気体燃料エンジン
11 ロータハウジング(気筒)
11a ロータ収容室
12 ロータ
17A 水素用ポート噴射弁
17B CNG用ポート噴射弁
18A 水素用直噴噴射弁
18B CNG用直噴噴射弁
20 発電機
30 バッテリ
55 暖房スイッチ
57 モード選択スイッチ
100 コントロールユニット(制御手段)(バッテリ残存容量検出手段)
101 バッテリ電流・電圧センサ101(バッテリ残存容量検出手段)
106 エンジン水温センサ(エンジン水温検出手段)

Claims (4)

  1. 車両に搭載されかつ燃料として気体を使用する気体燃料エンジンと、該エンジンにより駆動されて発電する発電機と、該発電機による発電電力が充電されるバッテリと、上記車両の乗員の暖房要求により、上記エンジンの冷却水を熱源として利用して上記車両の車室内を暖房する暖房装置とを備えた、気体燃料エンジンの制御装置であって、
    上記エンジンは、該エンジンの燃焼室内に上記燃料を直接噴射する直噴噴射弁と、該エンジンの吸気通路に上記燃料を噴射するポート噴射弁とを有し、
    上記エンジンの冷却水の温度を検出するエンジン水温検出手段と、
    上記エンジンの作動を制御する制御手段とを更に備え、
    上記制御手段は、上記エンジン水温検出手段により検出された上記冷却水の温度が所定温度よりも低いときであって、上記バッテリの充電制限がありかつ上記乗員の暖房要求があるときには、エンジン回転数を、上記バッテリの充電制限がないときの上記エンジンの定常運転時のエンジン回転数に比べて高くして上記エンジンを運転するとともに、上記バッテリに対する最大充電可能電力が低いほど、上記直噴噴射弁及び上記ポート噴射弁によるトータル噴射量に対する上記ポート噴射弁による噴射量の体積割合を高くしてエンジン出力を低くするエンジン高回転低出力運転を行うように構成されており、
    上記燃料は、第1燃料と、該第1燃料に対して、単位体積当たりの発熱量が低い第2燃料とを含み、
    上記直噴噴射弁は、上記第1燃料を噴射する第1燃料用直噴噴射弁と、上記第2燃料を噴射する第2燃料用直噴噴射弁とを含み、
    更に上記制御手段は、上記エンジン高回転低出力運転を行う際、上記バッテリに対する最大充電可能電力が所定電力以上であるときにおいては、上記直噴噴射弁により燃料を噴射するとともに、該直噴噴射弁からの燃料噴射形態を、上記最大充電可能電力に応じて変更するように構成され、
    上記直噴噴射弁からの燃料噴射形態は、上記最大充電可能電力が小さい側から順に、上記第2燃料用直噴噴射弁による第2燃料の噴射、上記第1燃料用直噴噴射弁による第1燃料の噴射、及び、上記第1燃料用及び第2燃料用直噴噴射弁による第1及び第2燃料の噴射であることを特徴とする気体燃料エンジンの制御装置。
  2. 請求項1記載の気体燃料エンジンの制御装置において、
    記ポート噴射弁は、上記第1燃料を噴射する第1燃料用ポート噴射弁と、上記第2燃料を噴射する第2燃料用ポート噴射弁とを含み、
    上記制御手段は、上記エンジン高回転低出力運転を行う際、上記バッテリに対する最大充電可能電力が上記所定電力よりも低いときにおいては、該最大充電可能電力が低いほど、上記第1燃料用ポート噴射弁及び上記第2燃料用ポート噴射弁によるトータル燃料噴射量に対する上記第2燃料用ポート噴射弁による燃料噴射量の体積割合を高くするように構成されていることを特徴とする気体燃料エンジンの制御装置。
  3. 請求項1又は2記載の気体燃料エンジンの制御装置において、
    上記エンジンは、複数の気筒を有し、
    上記制御手段は、上記エンジン高回転低出力運転を行う際、上記複数の気筒のうち一部の気筒に対する燃料供給を停止するように構成されていることを特徴とする気体燃料エンジンの制御装置。
  4. 請求項1〜のいずれか1つに記載の気体燃料エンジンの制御装置において、
    上記乗員の操作により、上記バッテリへの充電モードとして第1モード又は第2モードを選択可能なモード選択スイッチと、
    上記バッテリの残存容量を検出するバッテリ残存容量検出手段とを更に備え、
    上記制御手段は、上記モード選択スイッチにより上記第1モードが選択されているときには、上記バッテリ残存容量検出手段により検出されるバッテリの残存容量が所定の下限値になるように、上記エンジンの運転及び停止を行い、上記モード選択スイッチにより上記第2モードが選択されているときには、上記バッテリ残存容量検出手段により検出されるバッテリの残存容量が、該モード選択スイッチによる第2モードの選択時におけるバッテリの残存容量になるように、上記エンジンの運転及び停止を行い、上記乗員の暖房要求があるときには、上記モード選択スイッチによる選択に関係なく、上記バッテリ残存容量検出手段により検出されるバッテリの残存容量が所定の上限値になるように、上記エンジンの運転及び停止を行うよう構成されていることを特徴とする気体燃料エンジンの制御装置。
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