JP6331912B2 - 消耗品管理装置及び消耗品管理システム - Google Patents
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Description
特許文献1には、このシステムによれば、消耗品不足が発生したときに、消耗品不足が発生した画像形成装置の近くにあり同種の消耗品を使用している画像形成装置から、使用中の消耗品を転用可能にできることが示されている。
特許文献2には、この装置によれば、画像形成装置に装着された部品の寿命が尽きそうな場合に、その画像形成装置だけでなく、画像形成装置を跨いだ部品の入れ替えを実施して、消耗品の消耗度を平準化し、複数の画像形成装置を含むシステム全体としての寿命を延ばせることが示されている。
交換可能な消耗品が装着される複数の画像形成装置から収集する前記各画像形成装置の使用情報に基づいて、前記複数の画像形成装置を、相対的に高画質の画像の形成が要求される高画質要求装置群と画質が前記高画質より相対的に低い低画質の画像の形成が要求される低画質要求装置群に分類する分類手段と、
前記高画質要求装置群に分類された画像形成装置の前記消耗品の交換時期を当該消耗品の推測される残量情報に対して定められる第1閾値により予測し、かつ、前記低画質要求装置群に分類された画像形成装置の前記消耗品の交換時期を前記第1閾値よりも延長してなる第2閾値により予測する予測手段と、
前記予測手段で交換時期が到来すると予測される前記消耗品の情報を警告する警告手段と、
を備えていることを特徴とするものである。
前記高画質要求装置群における画像形成装置の消耗品のうち前記警告手段からの警告に対応して取り外された消耗品の情報を収集して管理する管理手段と、
前記管理手段で管理される消耗品のなかに、前記低画質要求装置群における画像形成装置の消耗品として再使用可能な消耗品が存在するか否かを検索する検索手段と、
前記検索手段で再使用可能な消耗品が存在することを表示する表示手段と、
を備えているものである。
前記通信手段は、前記端末機に、少なくとも前記分類手段、予測手段、警告手段、管理手段、検索手段及び表示手段の各情報を送信するものである。
交換可能な消耗品が装着される複数の画像形成装置と、
前記複数の画像形成装置と情報の送受信が可能に接続され、前記各画像形成装置の前記消耗品について管理する消耗品管理装置と、
を備え、
前記各画像形成装置は、個々の識別情報、使用情報及び消耗品の残量情報を前記消耗品管理装置に送信する送信手段を有し、
前記消耗品管理装置は、上記発明A1からA5のいずれかの消耗品管理装置であることを特徴とするものである。
図1は、実施の形態1に係る消耗品管理システム100の概要を示している。この消耗品管理システム100は、消耗品管理装置1と、その管理装置1に接続される複数の画像形成装置2を備えている。
この消耗品システム100は、概略、消耗品管理装置1において、その管理装置1に接続された複数の各画像形成装置2に着脱自在に装着されている各消耗品の交換時期の予測を行う場合、その各画像形成装置2を高画質要求装置群と低画質要求装置群の2つの装置群に分類したうえで、低画質要求装置群に分類された画像形成装置の消耗品の交換時期を予測する際に使用する閾値を高画質要求装置群に分類された画像形成装置の消耗品の交換時期を予測する際に使用する閾値よりも延長したものを適用して管理するよう構成されている。
また、消耗品管理装置1は、各画像形成装置2と情報通信ネットワーク102を介して情報の送受信がそれぞれできるよう接続されている。情報通信ネットワーク102は、情報信号を双方向に送信できるものであり、無線又は有線の種類を問わない。この情報通信ネットワーク102としては、インターネットと組み合わせたコンピュータネットワークが多用されるが、この種類や組み合わせ等の構成については特に限定されない。
各画像形成装置2における画像形成部3はいずれも、図2に示すように、トナーで構成される画像(トナー像)を最終的に被記録材の一例としての記録用紙9に形成するものである。
実施の形態1では、画像形成部3として電子写真方式を採用したものを使用している。すなわち、その画像形成部3は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(K)の4色のトナー像をそれぞれ形成する作像装置30Y,30M,30C,30Kと、各作像装置30(Y,M,C,K)で形成されたトナー像を保持して最終的に記録用紙9に転写するベルト式の中間転写装置40と、所望のサイズ、種類等の記録用紙9(9A,9B)を別々に収容して中間転写装置40における二次転写位置まで送り出す給紙装置50と、トナー像が転写された記録用紙9を通過させてトナー像の定着を行う定着装置55を備えて構成されている。図2における一点鎖線は、記録用紙9が搬送されて移動するときの主な搬送経路を示す。
この消耗品8である感光ドラム31については、感光ドラム単独で着脱される構成であってもよいが、実施の形態1では感光ドラム31と感光ドラム31以外の構成部品である例えば帯電装置32及びドラム清掃装置36とを一体の構造にしたうえで着脱する構成にしている。感光ドラム31は、接地処理される円筒又は円柱状の導電性基材の周面に、感光材料からなる感光層(光導電性層)を有する像保持面を形成したものである。この感光ドラム31は、感光層の膜厚が、帯電による負荷やドラム清掃装置36の清掃ブレードとの摩擦などの要因により経時的に減少し、ある一定の膜厚まで減少するとかぶり等の画質不良を誘発する原因になるため、所望の時期に新品の感光ドラム31に交換する必要がある。
また、現像装置34(Y,M,C,K)には、現像動作により現像剤が減少するため、補給用の4色(Y,M,C,K)の現像剤(トナーなど)を個別に収納する現像剤収納容器37(Y,M,C,K)から、図示しない補給装置を通して補給用の現像剤が補給される。現像剤収納容器37は、装置本体20に設けられる装着部に対して着脱自在に装着されるよう取り付けられている。
具体的には、次の通信時期に至るまでの期間に行われる各種の画像形成動作で使用される記録用紙9のうち高画質用紙の使用割合が算出され、その使用割合が50%未満であるときには高画質用紙を使用しない(未使用の)情報として送信される。それ以外のとき(高画質用紙の使用割合が50%以上であるとき)には高画質用紙を使用した情報として送信される。記録用紙9の種類の判別は、例えば、外部の情報端末機器や画像形成装置の操作表示部6等において、画像形成動作の指令を出す際に記録用紙の種類を選択する設定項目のなかでユーザが選定する種類の情報から得られる。
一方、消耗品管理装置1における制御部12は、画像形成装置2における制御部4(制御装置24)とほぼ同様に、演算処理装置、記憶素子及び装置、制御装置、入出力装置等で構成されるものであり、その記憶素子(ROM等)に格納される制御プログラム及びデータ等に基づいて所要の制御動作を実行するようになっている。制御部12は、制御対象となる記憶部13、通信部14、操作・表示部15等の構成部分に接続されており、これにより制御動作に必要な制御信号を送信している。記憶部13は、記憶素子及び装置(ROM,RAM,磁気ディスク装置など)で構成される。
ちなみに、分類手段16における分類については、原則として、同じ規格仕様の感光ドラム31が装着されている複数の画像形成装置2の使用情報を収集して行われる。しかし、例えば規格仕様が少し異なっている感光ドラム31が装着されている他の画像形成装置の使用情報も併せて収集して分類することも可能である。
具体的には、画像の濃度については、画像平均濃度が15%以下であるときに低画質要求装置群に分類するよう構成されている。記録用紙9の種類については、高画質用紙を使用していない結果(高画質用紙は未使用)であるときに低画質要求装置群に分類するよう構成されている。温度・湿度については、その測定結果が高温・高湿の環境でない結果のときに低画質要求装置群に分類するよう構成されている。この最後の温度・湿度からなる使用情報は、高画質・低画質の分類を行う場合に直接役立つ情報ではないが、温度・湿度の環境条件によって画質不良が発生する頻度が異なる傾向があるため、例えば高温高湿の環境時には画質不良が発生しやすい傾向があることを参考にしてその画質不良が発生することを未然に回避する観点から、分類時の有効な情報源として採用しているものである。
ちなみに、この予測手段17では、分類手段16による直前の分類の時期に低画質要求装置群に分類されていた画像形成装置2が、それ以後の分類の時期に高画質要求装置群に分類された場合は、その画像形成装置2における感光ドラム31の交換時期の予測動作には再び第1閾値(Sh1)を適用するよう構成されている。
最大摩耗係数は、実験等により予め定められるものであり、膜厚が最大(最悪)の速さで摩耗すると想定される状態を感光ドラム31の回転数の増加に応じて表現する場合に用いる係数である。また、このときの減少推測情報における感光ドラム31の回転数は、各画像形成装置2に設置される検出部7の一部としての回転数計測器により計測(カウント)している。このときの感光ドラム31の初期膜厚や回転数の情報は、消耗品8(感光ドラム31)の残量に関する情報の一部として上記送信手段26を介して消耗品管理装置1に送信される。
この減少推測情報は、感光ドラム31の残膜厚がその感光ドラム31の回転数の増加に反比例して減少するため、図5に例示されるように、右肩下がりの直線(実線)として表される。図5は、感光ドラム31の残膜厚と経過時間の関係と、感光ドラム31の交換時期の予測内容を示している。
また、低画質要求装置群に分類された画像形成装置(2L)に装着されている感光ドラム31の交換時期を予測するときに使用する第2閾値(Sh2)については、前述したように、第1閾値(Sh1)よりも延長してなる値(残膜厚)に設定している。この場合、第2閾値(Sh2)は、例えば、第1閾値(Sh1)よりも約10%延長した値(残膜厚では約10%少ない膜厚)に設定される。しかし、第2閾値(Sh2)の第1閾値(Sh1)に対する延長量(残膜厚の減量)については、他の割合を採用することや、途中で設定変更する構成を採用することも可能である。
この予測手段17による予測動作は、図5を用いて簡単に説明すると、例えば減少推測情報である感光ドラム31の残膜厚がたとえば第1閾値(Sh1)に達した時期(Tm:理論上の最速の交換時期)を、その感光ドラム31の交換時期として予測するものである。予測手段17の予測動作は、予め設定する予測時期が到来する毎に実行される。この予測時期としては、例えば、感光ドラム31の回転数が10万回になる時期が設定される。
なお、予測手段17は、例えば残量の減少推測情報(感光ドラム31の残膜厚)が各閾値に実際に達した時期よりも何日か前に、交換時期が到来する消耗品8(感光ドラム31)が存在するという予測情報を発するように構成されたものでもよい。このように構成した場合には、消耗品8の交換作業者に交換作業のための準備期間を十分に確保して本来の交換時期に間に合わせることを可能にし、交換作業もスムーズにできるようにすることが可能になる。
この設定時期としては、例えば、感光ドラム31の膜厚が初期の膜厚から寿命膜厚に至るまでの所要期間を、膜厚が一定の量だけ減少するときの時期で分割したときの時期に設定される。図5には、上記設定時期として、その設定時期をチェックポイント(CP)と称したうえで、感光ドラム31の膜厚が初期の膜厚から閾値の膜厚に至るまでの期間を一定の膜厚が減少するときを想定して分割したときに5回の時期(CP1〜CP5)になる場合を想定して例示している。
さらに具体的に例示すれば、初期の膜厚が30μm、寿命膜厚が15μm、第1閾値(Sh1)の膜厚が19μmであると仮定した場合、減少する一定の膜厚を2μmとすると、このときの設定時期は、感光ドラム31の残膜厚がとりあえず第1閾値の(残)膜厚になる直前までが設定可能になるため、計5回の設定時期(CP1〜CP5)となる。また、このときの設定時期は、予測手段17において延長される第2閾値(Sh2)が適用される場合もあるため、交換時期に達しない状況にあっては上記計5回に限らず更に増えることになる。
実施の形態1では、この現状推測情報として、その残量を計測する時期(計測時期:mP)が到来した時点で、感光ドラム31の像保持面を一定の帯電用電圧を供給する帯電装置32により帯電させ、そのときの像保持面における電荷量を計測した後、その計測時点で計測した電荷量を初期膜厚のときに予め測定した初期電荷量との対比関係から、その時点での感光ドラム31の膜厚(残膜厚)として推測して求める情報を適用している。
この場合、上記計測時期(mP)としては、例えば、設定時期(CP)の到来時又は計測時期(mP)の到来時を開始時期としたときの画像形成枚数の累積値が予め設定する累積枚数になる時点が設定される。この計測時期(mP)は、上記設定時期(CP)よりも相当短い間隔の時期になる。計測時期(mP)は、例えば、画像形成の累積枚数が500枚〜1000枚の範囲で設定することができる。また、上記電荷量については、例えば、各感光ドラム31の周囲に検出器7の一部として設置される電荷量測定器により測定される。
すなわち、上記設定時期(例えば上記各チェックポイント:CP)が到来する度に、図6に拡大して例示するように、予測手段17で用いる感光ドラム31の残量の減少推測情報を計測する動作を一時的に停止させる。減少推測情報を計測する動作とは、例えば、前記例示した感光ドラム31の回転数を計測して残膜厚を算出する動作である。
しかる後、その各チックポイント(CP)における感光ドラム31の減少推測膜厚(情報)と、計測時期(mP)が到来する度に別途推測される感光ドラム31の現状推測膜厚(情報)とを、その計測時期の到来時にその都度比較する。図6における丸印は、各計測時期(mP)において計測される現状推測膜厚(情報)を示す。
この比較は、現状推測膜厚が減少推測膜厚を下回った関係になった時点になるまで繰り返される。そして、この比較の結果、現状推測膜厚が減少推測膜厚を下回った関係になった時点(図6の例では5回目の計測時期:mP5)で、予測手段17において用いる感光ドラム31の残量の減少推測情報を計測する動作を(上記停止を解除して)再開する。
この際、減少推測情報の計測動作が停止されてから再開されるまでの経過時間を計測し、その停止していた時間を「各設定時期の到来毎における交換時期の延長量」として算出する。図5における符号α(α1、α2、・・・)で示す経過時間が、減少推測情報の計測動作の停止時間、すなわち各設定時期の到来毎における交換時期の延長量に相当する。
警告手段18は、この警告した結果を、記憶部13に分割される領域の1つの警告管理部13b(図1)に記憶させるよう構成されている。
以下、消耗品管理システム100(消耗品管理装置1)の管理動作について説明する。
分類手段16では、図3に示すように、送信手段26の送信の時期が到来して上述した送信動作が行われると(ステップS10)、管理装置1に接続されている各画像形成装置2の使用情報を収集して管理する(S11)。
すなわち、分類手段16は、使用情報を読み出した画像形成装置2に関し、画像平均濃度が15%以下であり、かつ、高画質用紙は未使用であり、かつ、高温・高湿の環境でないと判断した場合には、その画像形成装置2を「低画質要求装置群」に分類する(S16)。一方、分類手段16は、使用情報を読み出した画像形成装置2に関し、画像平均濃度が15%以下でなく、かつ、高画質用紙は未使用でなく(使用したであり)、かつ、高温・高湿の環境であると判断した場合には、その画像形成装置2を「高画質要求装置群」に分類する(S17)。
予測手段17では、図4に示すように、その予測の時期が到来すると(ステップS20)、前述したように各画像形成装置2に装着されている消耗品8である感光ドラム31の交換時期が予測される。予測手段17は、1つの画像形成装置2に複数の感光ドラム31が装着されている場合には、その各感光ドラム31の交換時期を個々に予測する。
また、各設定時期(CP)が到来したときには、計測時期(mP)が到来するごとに前述した感光ドラム31の電荷量を計測し、感光ドラム31の初期膜厚時の初期電荷量との関係から現状推測膜厚を比例計算により求める。例えば、初期膜厚が30μmのときの初期電荷量が3000Cであり、最初の計測時期(mP1)に測定した電荷量が2950Cであった場合には、そのときの現状推測膜厚xはx=30×(2950/3000)=29.5μmとして求められる。
最初の設定時期(CP1)における減少推測膜厚は28(=30−2)μmであるため、上記最初の計測時期(mP1)での現状推測膜厚x:29.5μmは、図6に例示するように設定時期(CP1)における減少推測膜厚を上回っている関係になる。また、5回目の計測時期(mP5)での電荷量が2780Cであった場合、そのときの現状推測膜厚xは27.8μmとなる。このときは5回目の計測時期(mP5)での現状推測膜厚x:27.8μmが、図6に例示するように設定時期(CP1)における減少推測膜厚;28μmを下回った関係になる。
したがって、この消耗品管理装置1によれば、複数の画像形成装置2に装着されている交換可能な同じ消耗品8の交換時期をその各画像形成装置2の使用状況の違いに関係なく一定の基準で管理する場合に比べて、本来の寿命に近い時期(実施の形態1では残膜厚として15μmになる時期)まで有効に使われる消耗品を増やすことができる。
しかし、この場合にあっては、その交換時期の到来時期(Tx)が図5に示す第1閾値(Sh1)が常時適用された場合の到来時期(T1)と少なくとも最終的に第2閾値(Sh2)が適用された場合の到来時期(T2>T1)との間の時期(換言すれば、少なくともT1よりも遅い時期)になるので、その感光ドラム31も本来の寿命に僅かでも近い時期に交換される消耗品となる。
図7は、実施の形態2に係る消耗品管理システム100Bの概要を示している。この消耗品管理システム100Bは、消耗品管理装置1Bと、その管理装置1Bに接続される複数の画像形成装置2を備えている。このうち複数の画像形成装置2はいずれも、実施の形態1における画像形成装置2と同じ構成からなるものである。
すなわち、この管理装置1Bは、図7に示すように、その制御部12が、高画質要求装置群における画像形成装置(2H)の消耗品(8H)のうち警告手段18からの警告に対応して取り外された消耗品(8H)の情報を収集して管理する管理手段19と、その管理手段19で管理される消耗品(8H)のなかに、低画質要求装置群における画像形成装置(2L)の消耗品(8L)として再使用可能な消耗品が存在するか否かを検索する検索手段21と、その検索手段21で再使用可能な消耗品(8H)が存在することを表示する表示手段22の一部(表示・通信部)として機能するように構成された要素が追加されている。この追加された各手段19〜22の機能は、その各手段の動作のための動作プログラムにそれぞれ基づいて制御部12が作動することにより発揮される。
ここで、上記管理手段19は、高画質要求装置群に常時又は最終的に分類された画像形成装置(2H)における消耗品(8H)の感光ドラム31のうちで交換時期が到来して警告手段18からの警告により実際に取り外された感光ドラム31(31H)に関する情報を収集して管理するようになっている。その画像形成装置(2H)において交換時期の到来で取り外すべき感光ドラム31が実際に取り外されたか否かは、例えば、感光ドラム31又はその交換ユニットの着脱を検出する図示しない検出手段の検出情報を入手することで判断される。
上記検索手段21は、管理手段19(の交換管理部13c)で管理されている消耗品(8H)である感光ドラム31のなかに、低画質要求装置群における画像形成装置(2L)の消耗品(8L)の感光ドラム31として再使用可能な消耗品(感光ドラム31H)が存在するか否かを自動的に検索するようになっている。上記再使用可能な消耗品とは、高画質要求装置群の画像形成装置(2H)から交換時期の到来により取り外した感光ドラム(31H)を、低画質要求装置群に分類された画像形成装置(2L)のうち交換時期が到来して取り外す感光ドラム(31L)の交換代替品として一次的に装着して利用できるものである。
検索手段21の検索の時期は、例えば、管理手段19で管理される新たな消耗品(8H)の情報が発生した時期に設定される。また、検索手段21は、その検索に際して、管理装置1Bに記憶部13(の例えば分類管理部13a)に記憶されている各画像形成装置2の識別情報(感光ドラム31の情報を含む)を参照する。さらに、検索手段21は、その検索した結果を、記憶部13に分割される領域の1つである検索管理部13d(図7)に記憶させるよう構成されている。
以下、実施の形態2に係る消耗品管理システム100B(消耗品管理装置1B)のうち追加された上記各手段(19〜23)による管理動作について説明する。
この際、警告対象になった消耗品(8H)の感光ドラム(31H)が取り外されたと判断されたときには、その取り外された消耗品(8H)の感光ドラム(31H)に関する情報を記憶部13における交換管理部13cに記憶して管理する(S42)。このとき管理する感光ドラム(31H)に関する情報とは、例えば、その感光ドラム(31H)の種類や、装着されている画像形成装置(2H)の種類、設置場所に関する情報や、再使用可能な感光ドラム(31L)を装着する画像形成装置(2L)の種類、設置場所に関する情報である。
この際、再使用可能な感光ドラム31Hがないとの検索結果になった場合は、検索動作が終了する。また再使用可能な感光ドラム31Hがあるとの検索結果になった場合は、その再使用可能な感光ドラム31Hが存在する情報が表示・通信部22により操作・表示部15に表示される(S53)。
この再使用可能な感光ドラム31Hが存在する情報の表示により、消耗管理装置1Bの利用者(消耗品交換作業者)は、再使用可能な感光ドラム31Hの存在を知るとともに、その再使用可能な感光ドラム31Hを装着することができる低画質要求装置群の画像形成装置(2L)に関する情報(機種、設置場所)などを知ることができる。
この結果、消耗品管理システム100B(消耗品管理装置1B)によれば、高画質要求装置群の画像形成装置(2L)から交換時期の到来により取り外された感光ドラム31Hを再使用することが可能になり、資源の有効活用を図ることができる。つまり、高画質要求装置群の画像形成装置(2L)において(第1閾値を用いた予測により)交換時期が到来して取り外した後の感光ドラム31Hが、低画質要求装置群の画像形成装置(2L)における感光ドラム31(の代替品)として第2閾値を用いた予測による交換時期に達するまで使用できるにもかかわらず、安易に破棄処理や再生処理に回されてしまうことがなく、再使用によって活用される機会が生まれる。
実施の形態3に係る消耗品管理システム100Cは、図7に併せて示すように、実施の形態2に係る消耗品管理システム100B(消耗品管理装置1Bと複数の画像形成装置2の組み合わせ)に、管理装置1Bとの間で情報の送受信等が可能な携帯型管理端末機7を追加して構成されるものである。
以下、実施の形態3に係る消耗品管理システム100C(消耗品管理装置1B)のうち追加された上記手段(23)による管理動作と携帯型管理端末機7の動作について説明する。
この再使用可能な感光ドラム31Hが存在する情報の送信及び表示により、携帯型管理端末機7(実際には消耗品管理装置1B)の利用者(消耗品交換作業者)は、その端末機7を通して、再使用可能な感光ドラム31Hの存在を知るとともに、その再使用可能な感光ドラム31Hを装着することができる低画質要求装置群の画像形成装置(2L)に関する情報(機種、設置場所)などを効率よく知ることができる。
すなわち、その利用者は、管理手段19が管理している高画質要求装置群に分類された画像形成装置(2H)における感光ドラム(31L)のうち交換時期が到来して取り外された感光ドラム(31H)のなかに当該感光ドラム(31L)の代替品として再使用可能なものがあるか否かの検索を、その管理端末機7から感光ドラム(31L)の情報や検索依頼の情報を入力操作した後に管理装置1Bに送信することにより行うことができる。
消耗品管理装置1(1B)が管理する対象は、管理装置1(1B)に実際に接続されている複数の画像形成装置2のすべてに限らず、その一部の画像形成装置2(但し複数のもの)であってもよい。
消耗品8としては、感光ドラム31以外のものであってもよい。他の消耗品8の例としては、画像形成装置2の使用情報に応じて消耗品8の交換時期の予測動作に使用する閾値を変更して本来の寿命に近い時期まで有効に使用する消耗品を増やすことが要求されるものであれば特に限定されず適用することができる。具体的には、例えば、定着装置55(ベルト形態の加熱回転体又は加圧回転体)、中間転写装置40(中間転写ベルト41など)、現像装置34(現像剤収納容器37を含む)などが挙げられる。
2 …画像形成装置
2H…高画質要求装置群に分類された画像形成装置
2L…低画質要求装置群に分類された画像形成装置
7 …携帯型管理端末機(端末機)
8 …消耗品
8H…高画質要求装置群に分類された画像形成装置に装着されている消耗品
8L…低画質要求装置群に分類された画像形成装置に装着されている消耗品
15…操作・表示部(警告手段や表示手段の一部)
16…分類部(分類手段)
17…予測部(予測手段)
18…警告部(警告手段の一部)
19…管理部(管理手段の一部)
21…検索部(検索手段の一部)
22…表示部(表示手段の一部)
23…通信部(通信手段の一部)
31…感光ドラム(消耗品の1例)
100,100B,100C…消耗品管理システム
Claims (6)
- 交換可能な消耗品が装着される複数の画像形成装置から収集する前記各画像形成装置の使用情報に基づいて、前記複数の画像形成装置を、相対的に高画質の画像の形成が要求される高画質要求装置群と画質が前記高画質より相対的に低い低画質の画像の形成が要求される低画質要求装置群に分類する分類手段と、
前記高画質要求装置群に分類された画像形成装置の前記消耗品の交換時期を当該消耗品の残量の減少推測情報に対して定められる第1閾値により予測し、かつ、前記低画質要求装置群に分類された画像形成装置の前記消耗品の交換時期を前記第1閾値よりも延長してなる第2閾値により予測する予測手段と、
前記予測手段で交換時期が到来すると予測される前記消耗品の情報を警告する警告手段と、
を備えていることを特徴とする消耗品管理装置。 - 前記分類手段は、前記各画像形成装置の使用情報として、形成する画像の濃度の情報と画像が形成される被記録材の種類の情報を用いる請求項1に記載の消耗品管理装置。
- 前記分類手段は、前記各画像形成装置の使用情報として、前記各画像形成装置において測定される温度及び湿度の情報を追加して用いる請求項2に記載の消耗品管理装置。
- 前記高画質要求装置群における画像形成装置の消耗品のうち前記警告手段からの警告に対応して取り外された消耗品の情報を収集して管理する管理手段と、
前記管理手段で管理される消耗品のなかに、前記低画質要求装置群における画像形成装置の消耗品として再使用可能な消耗品が存在するか否かを検索する検索手段と、
前記検索手段で再使用可能な消耗品が存在することを通知する表示手段と、
を備えている請求項1乃至3のいずれかに記載の消耗品管理装置。 - 情報の送受信及び入出力が可能な端末機との間で情報を送受信する通信手段を備え、
前記通信手段は、前記端末機に対し、少なくとも前記分類手段、予測手段、警告手段、管理手段、検索手段及び表示手段の各情報を送信する請求項4に記載の消耗品管理装置。 - 交換可能な消耗品が装着される複数の画像形成装置と、
前記複数の画像形成装置と情報の送受信が可能に接続され、前記各画像形成装置の前記消耗品について管理する消耗品管理装置と、
を備え、
前記各画像形成装置は、個々の識別情報、使用情報、及び消耗品残量の減少推測情報を前記消耗品管理装置に送信する送信手段を有し、
前記消耗品管理装置は、請求項1乃至5のいずれかに記載の消耗品管理装置であることを特徴とする消耗品管理システム。
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