JP6330600B2 - パレット切り出し装置並びに段積みパレットの取り出し方法 - Google Patents

パレット切り出し装置並びに段積みパレットの取り出し方法 Download PDF

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Description

本発明は、複数枚の平積みされたパレットから1枚のパレットを楽に取り出すことのできるパレット切り出し装置並びに段積みパレットの取り出し方法に関する。
種々の物品の輸送にパレットが広く用いられている。
空になったパレットは、複数枚が積み重ねられて返却され、繰り返し使用される。
平積みされたパレットから1枚のパレットを取り出す際に、ハンドリフトやフォークリフトを用いたのでは、リフト自体の取り回しのための余分なスペースが必要となったり、僅かな移動のために、リフトの出し入れが必要となり、無駄な作業時間が生じたりする虞がある。
また、近年、パレットの軽量化が進んでいるとはいえ、例えば、1200mm×1000mm×130mmの標準的なプラスチックパレットでも1枚、14〜15kg程度の重量があり、人力任せの作業を行うと、作業者の足腰を痛める虞もある。
さらに、作業者がパレットを手動で移動する際に、パレットを床から完全に持ち上げて移動させるのは作業者への負担が大きく、床面を引きずってパレットを移動させることもある。
このため、従来の人力に頼った作業方法では、パレットの傷みが早く、パレット側面に印字されている識別情報も消え易くなる。
特許文献1には、段積みされたパレットを1つの側面を下にするように倒して所定の方向に配列させるパレット転倒機と、載置部を下に向けるように1枚ずつ倒されるパレットを受け止めて平置き状態にするパレット受け台部を備えたパレット選別装置が開示されている。
特開2010−137984号公報
ところが、特許文献1にあるような、モータやエアシリンダ等の駆動手段を用いた場合、装置が複雑で、大がかりとなり、設備費が嵩む上、エネルギ消費も大きく、ランニングコストも増大する。
そこで、本発明は、所定位置に平積みされたパレットを、1枚ずつ取り出して所定位置に移動させるのに際して、動力源を必要としない簡易な構成により、移動、運搬のための時間やスペースを節約し、省力化を図りつつ、パレットの摩耗を抑制し、かつ、安全で、作業負担の少ないパレット切り出し装置を提供することを目的とする、
本発明のパレット切り出し装置(100)は、 複数枚のパレット(4)を平積みした段積みパレット(40)から1枚ずつパレットを取り出すためのパレット切り出し装置であって、前記段積みパレットを収容するパレットケージ(1)と、該パレットケージを回転可能に支持するケージ架台(2)と、切り出したパレットを移動させるパレット搬送部(3)とによって構成されたものである。
前記パレット切り出し装置は、前記段積みパレットを前記パレットケージに投入する積込
モードと、前記パレットケージを4分の1回転させることにより平積みされたパレットを縦にして切り出しを可能とする切出モードとの切り替えが可能となっている。
さらに、前記パレットケージが、少なくとも、前記段積みパレットを覆う直方体状のケージ枠部(10)と、該ケージ枠部の両側側面の中心に設けた回転軸(11)と、前記積込モードにおいて、前記段積みパレットの底面と平行となるように配設され、前記段積み雄パレットの底面を移動可能に支持する積込用ローラコンベア(12)と、前記積込用ローラコンベアに直交するように配設され、前記切出モードにおいて前記段済みパレットの側面を移動可能に支持する切出用ローラコンベア(13)と、前記パレットケージの重心位置を調整するためのバランスウエイト(17)と、を具備するものである。
本発明のパレット切り出し装置においては、前記積込モードから前記切出モードまで前記パレットケージが回転する間において、前記パレットケージの重心位置が、前記回転軸よりも、前記段積みパレットを積み込む側に偏在している。
本発明の一態様に係るパレット切り出し装置は、前記積込モードから前記切出モードへの回転方向を正回転とし、前記切出モードから前記積込モードへの回転方向を逆回転としたとき、
前記ケージ架台が、前記切出モードにおいて前記パレットケージの逆回転を停止させる、第2のストッパ(22)と、第2のストッパを解除するストッパ解除機構部(23)とを具備し、
前記パレットケージが、前記切出モードを検知すると共に前記パレットケージの正回転を停止させるための切出モード検知用突起部(15)と、前記第2のストッパが係止される第2のストッパ受け部(16)とを具備することを特徴とするものである。
本発明の他の態様に係るパレット切り出し装置は、前記切出モードにおいて切り出し方向に向かって低くなるよう所定の角度θだけ傾けて、前記パレットケージを保持され、
前記パレットケージが、前記切出モードにおいて、前記段積みパレットの上端縁の一部に当接する第3のストッパ(18)を具備することを特徴とするものである。
前記パレットケージの重心位置が、常に回転軸に対してパレット積み込み側に偏在しているため、作業者に作用する力の逆転が起こらず、積込モードから切出モードに回転させる際には、作業者に対して常に逆回転方向の力が作用している。
このため、作業者は引きの力のみを用いて前記パレットケージを正回転させることができ、安定して段積みパレットを縦向きに回転させることができる。
一方、空になったパレットケージを切出モードから積込モードに戻す際には、パレットケージの重心が前記回転軸よりも積み込み側に偏っているため、常に、積込モード方向に逆回転しようとする力が作用する。
このため、作業者は、逆回転を止める方向の支えの力のみを用いて、前記パレットケージを逆回転させることができ、安全にパレットケージを積込モードに戻すことができる。
しかも、前記段積みパレットの重心は、前記パレットケージの回転軸上に位置するため、前記段積みパレットが積み込まれた状態の前記パレットケージを正回転させる際の引きの力に影響しない。
したがって、片手程度の力で楽々と前記パレットケージを回転させることができる、作業者への負担が少ない。
さらに、本発明のパレット切り出し装置は、市販のアルミパイプ等を用いて簡単に作成することができるので、設備費用を低く押さえることができる。
加えて、電源を必要としない手動操作であるため、ランニングコストも低くすることができる。
また、前記ケージ架台の内側で、前記パレットケージを回転させるものであるため、省スペースにも役立つ。
さらに、前記パレット搬送部によって、パレットを傷つけることなく、楽々と移動させることができる。
即ち、本発明の段積みパレット切り出し装置は、人とパレットに優しいパレットの搬送方法を実現可能とするものである。
本発明の実施形態におけるパレット切り出し装置の全体の概要を示し、積込モードにおける側面図 図1AのB視正面図 図1AのC視上面図 図1Aのパレット切り出し装置の切出モードにおける側面図 図2AのB視正面図 本発明のパレット切り出し装置の要部であるパレットケージの側面図 図3Aのパレットケージを回転可能に支持する回転軸受部の詳細を説明するための一部切欠き要部正面図 図3Bの回転軸受部の詳細を示す要部拡大側面図 回転止め機構の概要を示す側面図 図4AのB視上面図 切出モードにおけるストッパ解除機構の概要を示す側面図 ストッパ解除機構の作動を示す側面図 パレットの一例を示す平面図 段積み状態のパレットの一例を示す側面図 本発明のパレット段済みパレット搭載方法を示す側面図 図7Aに続くパレット回転開始方法を示す側面図 図7Bに続くパレット回転途中の状態を示す側面図 図8Aに続くパレット回転完了状態を示す側面図 図8Bに続くパレット1枚の切り出し方法を示す側面図 図8Aに続くパレット横送り方法を示す側面図 パレットを複数枚切り出したときの重心の変化を示す側面図 パレット切り出し完了後の原点位置戻し方法を示す側面図 パレットケージ原点位置戻し途中の状態を示す側面図 パレットケージ原点復帰完了状態を示す側面図 比較例1として、人力による段積みパレットの切り出し方法とその問題点を示す平面図 比較例1におけるパレット切り出し方法とその問題点を示す側面図 図12Bに続く側面図 図12Cに続く側面図 図12Dに続く側面図 図12Eに続く側面図 比較例2として、ハンドリフトを用いたパレット切り出し方法とその問題点を示す平面図 本発明の実施例として、パレット切り出し装置を2機設けた例を示す平面図
図1A、図1B、図1C、図2A、図2B、図3A、図3B、図3Cを参照して、本発明の実施形態におけるパレット切り出し装置100の概要について説明する。
パレット切り出し装置100は、複数枚のパレットを平積みした段積みパレットをおよそ4分の1回転させて、縦向きとした状態で、1枚ずつパレットを取り出すための装置である。
なお、図1A〜図1Cは、パレットケージ1を積込モードとした状態を示し、図2A、図2Bは、切出モードとした状態を示している。
また、以下の説明においては、図の左側を積み込み側、右側を切り出し側とした例を示してあるが、レイアウトの都合に応じて、左右いずれを積み込み側にしても構わない。
パレット切り出し装置100は、段積みパレットを収容するパレットケージ1と、パレットケージ1を回転可能に支持するケージ架台2と、切り出したパレットを移動させるパレット搬送部3とによって構成されている。
パレット切り出し装置100は、段積みパレットをパレットケージ1に投入する積込モードと、パレットケージ1をおよそ4分の1回転させることにより平積みされた段積みパレットを縦にして、1枚ずつの切り出しを容易とする切出モードとの切り替えを可能とするものである。
パレット切り出し装置100は、市販のアルミパイプ構造部材等を用いて簡単に作成することが可能である。
なお、以下の実施形態においては、アルミパイプ構造部材として、アルミパイプの4方向に突出する爪が形成され、コネクタで爪を挟んで固定することで、平行度、直角度を簡易に維持することができるタイプの構造材料を使用した例を示してあるが、これに限定するものではなく、材料の選定は適宜変更可能である。
パレットケージ1は、ケージ枠部10と、回転軸11と、積込用ローラコンベア12と、切出用ローラコンベア13と、第1のストッパ14と、切出モード検知用突起部15と、第2のストッパ受け部16と、バランスウエイト17と、第3のストッパ18と、パレット飛び出し防止柵19とによって構成されている。
ケージ枠部10は、アルミパイプ構造部材を用いて、後述する段積みパレット40の外周を覆うように取り囲む直方体状に組まれた枠構造体である。
ケージ枠部10には、補強のための筋交いや中間柱等が適宜施されている。
ケージ枠部10の両側面の中心には、回転軸11が外に向かって張り出すように設けられている。
それぞれの回転軸11には、内側軸受け110と外側軸受け111とからなる2つの軸受けが嵌着され、後述するケージ架台2に設けた軸受固定部21によって保持され、パレットケージ1が回転可能となっている。
ケージ枠部10の底面には、積込用ローラコンベア12が2列配置されている。
積込用ローラコンベア12によって、積み込み側から平行移動された段積みパレット40が容易にケージ枠部10内に収容可能となっている。
ケージ枠部10の切り出し側の面には、積込用ローラコンベア12に直交するように切出用ローラコンベア13が2列配置されている。
切出用ローラコンベア13は、パレットケージ10を約4分の1回転させた切出モードにおいて、縦向きとなったパレット4の側面に当接して移動を容易にしている。
なお、本実施形態において、積込用ローラコンベア12及び切出用ローラコンベア13には、例えば、ロール径φ18mm、ロールの長さが70mm、ロール間ピッチが20mmの市販のローラコンベアが用いられ、段積みパレットの大きさに合わせた長さに設定されている。
第1のストッパ14は、積込モードにおいて、ケージ枠部10の底面と、図中に斜線を施した床面との間を支えるように突出して設けられており、積込用ローラコンベア12の水平に保っている。
第1のストッパ14は、パレットケージ1が自重によって、逆回転方向に回転しようとする動きを制している。
なお、本発明において、パレットケージ1を積込モードから切出モードへ回転させる方向を正回転とし、切出モードから積込モードへ回転させる方向を逆回転と称する。
切出モード検知用突起部15は、切出用ローラコンベア13が設けられたケージ枠部10の側面方向に張り出すように設けられている。
切出モード検知用突起部15は、パレットケージ1を回転させ、所定の回転角度に到達したときに、パレットケージ1とケージ架台2との間に張られたストッパ動作用ワイヤ225に引掛かることで、正回転を停止させつつ、作業者にパレットケージ1が切出モードに到達したことを認識させることができる。
また、ストッパ動作用ワイヤ225が切出モード検知用突起部15によって、ストッパ動作用ワイヤ225の端部に設けたストッパロック機構部222が解除され、第2のストッパ22を作動させる。
第2のストッパ受け部16は、切出モード検知用突起部15に対して直交する方向に突出して設けられている。
第2のストッパ受け部16は、ストッパ受け面160と共に、パレットケージ1が切出モードに到達したときに、飛び出す第2のストッパ22のストッパ主軸部220に当接して、パレットケージ1が逆回転するのを制する。
切出モード検知用突起部15及び第2のストッパ受け部16の詳細については、図4A、図4B、図5A、図5Bを参照して後述する。
バランスウェイト17は、ケージ枠部10の左右両側に設けられている。
図3Aに示すように、バランスウエイト17によって、パレットケージ1全体の重心G1が、回転軸11の位置よりも低く、積み込み側に偏った位置となるように調整されており、パレットケージ1が、積込モードから切出モードまで回転する間において、パレットケージ1の重心G1の位置は、前記回転軸よりも、前記段積みパレットを積み込む側に偏在し、作業者に対しては、常に、逆回転方向の力が作用することになる。
本実施形態においてバランスウエイト17は、それぞれ、1〜2kg程度の重さに設定してある。
パレットケージ1の重心G1の位置が、図3A中に斜線を施した範囲となるようにバランスウエイトを調整すれば、積込モードから切出モードに至るまでの間に、作業者の力の向きが逆転することがなく安全な作業が可能となる。
なお、切出モードにおいて、切出用ローラコンベアが、切り出し方向に対して先側が低くなるように、所定の傾斜角度θだけ、傾いた状態でパレットケージ1が固定されるため、重心G1の位置が許容される範囲は、回転軸11を通る水平線からθだけ傾いた直線Aから、回転軸11を通る垂直線からθだけ傾いた直線Bまでの範囲で、かつ、回転軸11を含まない範囲となる。
第3のストッパ18は、パレットケージ1を4分の1回転させたときに、パレットの上端が当接して、パレットケージ1から飛び出さないようにしている。
また、パレット飛び出し防止柵19は、第3のストッパ18から外したパレット4を切り出す際に、パレット4が飛び出して作業者に当たるのを防いでいる。
ケージ架台2は、パレットケージ1を回転可能に支持するだけでなく、安全柵としても機能しており、切り出し側を除き、パレットケージ1が回転したときの最大径以上の範囲を囲うように設けられている。
特に、第1のストッパ14は、ケージ枠部10の底面から突出しているため、回転時に周囲に衝突しないように留意するためである。
具体的には、本実施形態において、適用されるパレットを、1000mm×1200mm×130mmの大きさで、9段積みの段積みパレットを想定しており、ケージ幅W2=1680mm、ケージ奥行きL2=1560mm、ケージ高さH2=1920mmに設定されている。
パレットケージ1の大きさは、積み込みモード時において、ケージ幅=1330mm、ケージ奥行き=1130mm、ケージ高さ=1330mmに設定されている。
但し、本発明において、パレットケージ1及びケージ架台2の大きさを限定するものではなく、適用されるパレットのサイズ及び、段積み枚数に応じて、適宜変更可能である。
パレット搬送部3は、切り出したパレットをそのまま立てた状態で搬送するための搬送用ローラコンベア30と搬送用ローラコンベア30を固定しつつ、パレットをガイドする搬送用フレーム31とによって構成されている。
パレット搬送部3は、パレットケージ1の切り出し側に設けられており、搬送用ローラコンベア30の高さが、切出モードにおいて、ケージ枠部10の底部となる切出用ローラコンベア13よりも低い位置に設定されている。
このため、パレット4を下方に引き出すだけで簡単に搬送用ローラコンベア30への移動が可能となっている。
ここで、図3B、図3Cを参照して、パレットケージ1に設けた回転軸11、内側回転軸受110、外側回転軸受111と、ケージ架台2に設けた軸受固定部21の構造について詳述する。回転軸11は、段積みパレットを含むと150kg程度の重量物を支えることになるので、図3A中に点線で示したように、一点鎖線で示す正中線から中心が下がるように撓みを生じる虞がある。
このため、回転軸11に内側回転軸受け110と外側回転軸受け111との2つの軸受けを設け、軸受固定部21において、二本のフレーム部20の間に橋渡しした梁部材210に荷重用支持部材211を設け、内側回転軸受け110には、下から上に向かって作用する荷重を負荷し、外側回転軸受け111には、上から下に向かって作用する荷重を負荷しながら支えるようになっている。
これにより、回転軸11の撓みを防ぐことができる。
なお、図3Cには、荷重方向を明確にするため、内側回転軸受け110と外側回転軸受け111とが、3方向から支持された図が示してあるが、上下方向の荷重バランスを同様にすれば、4方向から支持するような固定方法であっても良い。
ここで、図4A、図4Bを参照して、第2のストッパ22について詳述する。
第2のストッパ22は、パレットケージ1を切出モードに停止させるためのものである。第2のストッパ22は、ストッパ主軸部220と、可動ヒンジ部221と、ストッパロック機構部222と、ロック用補助軸に223と、ストッパ動作用バネ224と、ストッパ動作用ワイヤ225と、固定用ステイ226とによって構成されている。
ストッパ主軸部220は、一方の端が、可動ヒンジ部221に固定され、他方の端が、切出モードにおいて、ケージ枠部10の下側に突出するように伸びる棒状となっている。
ストッパ主軸部220は、ストッパ動作時において、ストッパ受部16及びストッパ受面160と係合し、ストッパ解除時においては、ケージ枠部10の回転移動の邪魔にならない位置に退避するように回転可能に支持されている。
ストッパ主軸部220には、Y字形に斜めに突き出すロック用補助軸223が結合されている。
ロック用補助軸223は、ストッパ主軸部220よりも短く形成されている。
ロック用補助軸223には、ストッパ動作用バネ224が接続されている。
ストッパ動作用バネ224は、一方の端がロック用補助軸223に接続され、他方の端がフレーム部20の所定位置に固定されている。
ストッパ動作用ワイヤ225は、一方の端が、ストッパロック機構部222に接続され、他方の端がフレーム部20の所定位置に固定され、ケージ枠部10とフレーム部20との間の隙間を斜めに横断するように張られ、切出モード検知用突起部15が引っかかるようになっている。
ストッパロック機構部222は、固定用ステイ226によって所定位置に固定されている。
パレットケージ1が回転移動され、切出モードとなる位置に近づくと、ケージ枠部10に設けた切出モード検知用突起部15が、ストッパ動作用ワイヤ225に引っかかり、ストッパロック機構部222を引っ張り、ロックが解除される。
ストッパロック機構部222の爪がロック用補助軸223から外れると、ロック用補助軸223は、ストッパ動作用バネ224に引っ張られ、これに連動して、ストッパ主軸部220が、図4Bに点線矢印で示したように、可動ヒンジ部221を中心軸として回転しながらケージ枠部10の下側まで飛び出すことになる。
その結果、切出モード検知用突起部15がストッパ動作用ワイヤ225に引っかかることで、パレットケージ1の正回転が規制され、ストッパ主軸部220がストッパ受部16及びストッパ受面160に係合することで、パレットケージ1の逆回転が規制され、パレットケージ1は、切り出しモードに固定されることになる。
ここで、図5A、図5Bを参照して、ストッパ解除操作部23について説明する。
ストッパ解除操作部23は、第2のストッパ22を解除し、パレットケージ1の回転操作を可能とするものである。
ストッパ解除操作部23は、ストッパ解除レバー230とストッパ解除レバー230の一方の端を回転可能に固定する回転ヒンジ部231と、ストッパ解除レバー230を原位置に引き戻すためのレバー引き戻しバネ232と、レバー位置決めリミッタ233、234と、一方の端がレバー230に接続され、他方の端が第2のストッパ22のストッパ主軸部220に接続されたストッパ解除ワイヤ235と、ストッパ解除ワイヤ235の方向を転換するローラ236とによって構成されている。
切出モードにおいては、図5Aに示すように、ケージ枠部10に設けた切出モード検知用突起部15によって、ストッパ動作用ワイヤ225が引っ張られ、ストッパロック機構部222が解除された状態となっている。
このとき、第2のストッパ22が動作状態となっており、ストッパ動作用バネ224の引っ張り力によってストッパ主軸部220が、ケージ枠部10の下側に突出し、パレットケージ1に設けたストッパ受け部16、ストッパ受け面160に当接した状態となっている。
図5Bに示すように、ストッパ解除レバー230を引っ張ると、ストッパ解除ワイヤ235を介して、第2のストッパ22のストッパ主軸部220が引っ張られ、ストッパ主軸部220とストッパ受け部16との係合が外れ、パレットケージ1が回転可能な状態となり、パレットケージ1の自重によって、積込モード側に逆回転移動し始める。
このとき、作業者は、急激な逆回転を防ぐために、ケージ枠部10を支えながら積込モードに移動させる。
パレットケージ1の逆回転によって、切出モード検知用突起部15がストッパ動作用ワイヤ225から外れ、ストッパロック機構部222がロック状態となる。
ストッパ主軸部220の引き戻し動作に伴って、ストッパ補助軸223が、ストッパ固定位置まで回転移動し、ストッパロック機構部222の爪が係合してストッパ補助軸223がストッパ動作用バネ224に引っ張られても動かないように固定される。
ストッパ解除レバー230を離すと、レバー引き戻しバネ232によって、ストッパ解除レバー230が引っ張られ、レバー位置決めリミット233に当接して、原位置に復帰する。
ただし、第2のストッパ22のストッパ保持軸223がストッパロック機構部222によって固定されたときには、ストッパ解除レバー230とストッパ主軸部220とを繋ぐストッパ解除用ワイヤ235には、遊びを設けるため、若干の弛みを生じた状態となる。
この遊びによって、切り出しモードに切り換える際に、第2のストッパ22が作動する際に、ストッパ解除ワイヤ235に引っ張られて第のストッパ22の動作が遅れるのを防止している。
一方、ストッパ解除レバー230が引き戻されても、ストッパロック機構部222によってロック用補助軸223が固定されているので、ストッパ主軸部220は、退避位置を保持した状態となり、第2のストッパ22の解除状態が維持される。
パレットケージ1の逆回転動作を続けると、ケージ枠部10に設けた第1のストッパ14が床面に到達して、パレットケージ1の逆回転が停止されることになる。
ここで、図6A、図6Bを参照して、本発明の適用されるパレット4及び段積みパレット40について説明する。
本発明が適用できるパレット4は、横幅W(例えば、1000mm〜1400mm)、長さL(例えば、1100mm〜1400mm)、高さH(例えば、130mm、140mm、150mm)といった標準サイズのパレットを適宜採用することができる。
本実施形態において、段積み枚数nは、9枚としているがこれに限定するものではなく、パレットサイズ(W×L)及び、段積み高さ(n×H)に合わせて、パレットケージ1及びケージ架台2の大きさを適宜変更することができる。
パレットケージ1を回転させる都合上、段積み高さ(n×H)がパレット長さLに比べ極端に長くならない方が望ましく、段積み枚数は8枚から10枚とするのが適当である。
ここで、図7Aから図11Bを参照して、本発明の段積みパレット切り出し装置100を用いたパレット4の切り出し方法について説明する。
先ず、図7Aに示すように、ローラコンベア50上に複数間のパレット4が平積みされた段積みパレット40を、積込モードに設定したパレット切り出し装置100のパレットケージ1内に収容する。
このとき、ローラコンベア50とパレットケージ1に設けた積込用ローラコンベア12とは同じ高さとなっており、段積みパレット40を平行移動させるだけであるので、片手でも楽々とパレットケージ1内に収容することができる。
段積みパレット40の側面が、パレットケージ1に設けられた切出用ローラコンベア13に突き当たって停止する。
なお、積込用ローラコンベア12の積み込み側の端に積み込み方向の移動を許容し逆戻りを防止する公知のアンチバック機構を設けても良い。
作業者は、切り出し側に移動し、ケージ枠部10を切り出し側に引っ張るこることでパレットケージ1を正回転移動させる。
このとき、段積みパレット40を投入した状態でも、パレットケージ1は、7、8kg程度の力で軽々と回転させることができる。
段積みパレット40の重心は、回転軸11と一致しており、慣性モーメントが小さいのでパレットケージ1の回転移動への影響は少ない。
図8Aに示すように、回転途中で、左右の手を交互に入れ替えるように引っ張ることで、パレットケージ1を正回転移動させることができる。
このとき、パレットケージ1の重心G1は、回転軸11よりも積み込み側となる位置にあり、作業者は常に引きの力のみをパレットケージ1に加えれば良い。
図8Bに示すように、パレットケージ1が切出モードに達すると、切出モード検知用突起部15がストッパ動作用ワイヤ225に引っかかり、作業者に正回転動作の中止を認識させると共に、第2のストッパ22が作動し、パレットケージ1の逆回転動作しないよう固定される。
作業者は、第2のストッパ22によって、パレットケージ1が固定されていることを確認してケージ枠部10から手を離す。
このとき、パレットケージ1は、水平位置に対して切り出し側が低くなる所定の角度θ(例えば、2°が望ましく、5°以下であれば良い。)の傾斜角度をもって固定される。
パレットケージ1がおよそ4分の1回転することにより、ケージ枠部10内の段積みパレット40は、縦向きに回転される。
このとき、切出用ローラコンベア13上をパレット4の側面が滑るようにして、切り出し側に僅かに移動するが、先頭に位置するパレット4の上端縁が第3のストッパ18に当接し、停止される。
切り出しモードにおけるパレットケージ1の傾斜角度θを5°以下とするのが望ましいのは、角度θを大きくし過ぎると、段積みパレット40が切出用ローラコンベア13によってパレットケージ1内を移動する際の勢いが強くなり、先頭のパレット4が第3のパレット18に当接したときに止まらず、飛び出してしまう虞があるからである。
なお、切出モード検知用突起部15がストッパ動作用ワイヤ225に引っ掛かる位置と、第2のストッパ22が作動したときに飛び出すストッパ主軸220とストッパ受け部16及びストッパ受け面160の位置とを調整することによって、角度θは任意に設定できる。
また、段積みパレット40を切り出し側に移動させる手段として、切出用ローラコンベア13に傾斜角度θを設けているが、さらに、段積みパレット40を積み込み側から切り出し側に向かって押し出すための補助的な押し出し機構を設けても良い。
次いで、図9Aに示すように、作業者は、縦向きとなったパレット4の切り出し作業を行う。
切出用ローラコンベア13の高さより、搬送用ローラコンベア30の高さが低く設定されているので、作業者は簡単にパレット4を斜め下に引きずり出すようにして、搬送用ローラコンベア30に搭載することができる。
図9Bに示すように、搬送用コンベア30の上を水平移動させることにより、作業者は、楽々と所定位置にパレット4を移動させることができる。
1枚のパレット4が切り出されると、切出用ローラコンベア13を転がって残りの段済みパレットが前進し、最前面のパレット4の上端縁が第3のストッパに当接して停止する。パレット切り出し作業を繰り返すことで、1枚ずつパレット4をパレットケージ1から取り出すことができる。
図10Aに示すように、パレット4を切り出して行くと、段積みパレットの重心位置が徐々に切り出し側に移動することになるため、パレットケージ1全体の重心Gnも、徐々に切り出し側に移動することになる。
しかし、第2のストッパ22及び切出モード検知用突起部15とストッパ動作用ワイヤ225とによって、パレットケージ1が固定されているので、切り出し作業途中で、重心の移動があっても影響はない。
さらに、一定の枚数以上のパレット4を切り出すと、重心位置は逆戻りするように移動し、パレット4が空になると元の重心G1の位置に戻る。
パレット4の取り出しが完了したら、図10Bに示すように、パレットケージ1が急に逆回転しないようケージ枠部10に手を添えて、ストッパ解除レバー230を引き、第2のストッパ22を解除し、パレットケージ1に支えの力を作用させつつ、静かに積み込みモードまで逆回転させる。
このとき、図11Aに示すように、パレットケージ1の重心が回転軸11よりも、積み込み側に位置するため、パレットケージ1は、逆回転方向に回転しようとするため、作業者は常に支えの力のみを作用して静かに、パレットケージ1を引き戻すことができる。
図11Bに示すように、第1のストッパ14が床面に到達するとパレットケージ1の逆回転動作が終了し、積込モードとなる。
図7Aの状態に戻り、段積みパレット40の投入からパレット4の切り出し作業が繰り返される。
ここで、比較例1として、図12A、図12B、図12C、図12D、図12E、図12Fを参照して、従来の人力による段積みパレットの切り出し方法をその問題点について説明する。
回収された空のパレット4は、所定の枚数(例えば、9枚)ずつ積み重ねられた段積みパレット40として、空パレットゾーン5zに設けたローラコンベア50zに保管される。ローラコンベア50zが2列設けられているのは、1人の作業者が効率的に、平積みされた段積みパレット40をローラコンベア50z上で横移動させるためである。
作業者は、段積みパレット40の最上段から順に1枚ずつパレット4を引き出し、集荷ゾーン6のローラコンベア60に移動させる。
このとき、作業者は、最上段のパレット4を引き出し、図12B〜12Dに示すよう他のパレットを支えにしながら床に下ろす。
パレット4を引き出し過ぎて、他のパレットの支えがなくなり、重量の重いパレット4が回転しながら落下して、指を捻ったり、足の上に落としたりすると、思わぬ負荷が掛かり、作業者に怪我を負わせる虞がある。
また、そのような事故を防ぐために、パレット4を落とさないように足なども用いて、パレット4を支えながら作業すると、作業者の腰や腕などへの負担も大きくなる。
また、図12Eに示すように、14〜15kgあるパレット4を完全に床から浮かせて移動させるのは、作業者の負担が大きく、図12Fに示すように、床を引きずりながらパレット4を移動させると、作業負担は減るものの、パレット4の側面が早期に摩耗し、側面に印字された識別情報等が消えてしまう虞もある。
なお、集荷ゾーン6に配置された空のパレット4には、荷造り梱包された製品61等が所定量搭載され、出荷ゾーン7へ移動され、出荷を待つことになる。
図13を参照して、比較例2として示す、ハンドリフト62を用いた場合の問題点を説明する。
ハンドリフト62を用いることで、比較例1の様な作業者への負担を解消することができるが、反面、空パレットゾーン5yに保管された段積みパレット40から、パレット4を1枚ずつハンドリフトで引き出し集荷ゾーン6yに移動させようとすると、ハンドリフト62に平置きされたパレット4を移動させるためには、必然的に広い移動スペース600yが必要となる。
加えて、パレット4の移動時間以外の時間にハンドリフト62が邪魔にならないよう片付ける必要があり、ハンドリフト62の持ち出し、片付けの時間が必要となるため、作業時間が却って長くなってしまう虞もある。
フォークリフトを使用する場合には、さらに、広い移動スペースが必要となる上に、エネルギの無駄も多くなる。
図14を参照して、本発明の実施例として、空パレットゾーン5に本発明のパレット切り出し装置100をそれぞれのローラコンベア50に配置した例を示す。
ストッパ解除操作部23は、ケージ架台2の左右のいずれの側に設けても良く、2機のパレット切り出し装置100が互いにストッパ解除操作部23を内側にして配設されている。
このため、2機のパレット切り出し装置100を1人の作業者で操作することができる。空パレットゾーン5のローラコンベア50に配置した段積みパレット40を、本発明のパレット切り出し装置100に投入し、パレットケージ1を4分の1回転させることで、簡単に平積みされたパレット4を縦にすることができる。
切出モードにおいて、立てた状態で1枚ずつ切り出されたパレット4は、パレット搬送部3に設けた搬送用ローラコンベア30を滑らせるようにして楽々と集荷ゾーン6に移動させることができる。
搬送用ローラコンベア30によって、移動が容易となるため、パレット4の側面が引きずられることもない。
本発明のパレット切り出し装置100を用いれば、従来の人力のみによる作業スペースとほとんど変わらないスペースで、より安全でしかも、作業負担が少なく、パレット4の摩耗も抑制することができる。
即ち、本発明は、人とパレットに優しい搬送方法を可能とするものである。
100 パレット切り出し装置
1 パレットケージ
10 ケージ枠部
11 回転軸
110、111 軸受け
12 積み込み用ローラコンベア
13 切出用ローラコンベア
14 第1のストッパ(積込モード停止用)
15 切出モード検知用突起部
16 第2のストッパ受け部
17 バランスウェイト
18 第3のストッパ
19 パレット飛び出し防止柵
2 ケージ架台
20 フレーム部
21 回転軸受固定部
22 第2のストッパ(切出モード停止用)
220 ストッパ主軸部
221 ストッパ可動ヒンジ部
222 ストッパロック機構部
223 ロック用補助軸部
224 ストッパ作動用バネ
225 ストッパ動作用ワイヤ
226 固定用ステイ
23 ストッパ解除操作部
230 ストッパ解除レバー
231 レバー回転機構部
232 レバー引き戻しバネ
233、234 レバー位置決めリミッタ
235 解除用ワイヤ
236 ワイヤ方向変換部
3 パレット搬送部
30 搬送用ローラコンベア
31 搬送用フレーム
4 パレット
5 空パレットゾーン
50 空パレット集積用ローラコンベア
6 集荷ゾーン
60 集荷用ローラコンベア
61 梱包済製品
7 出荷ゾーン
70 出荷用ローラコンベア

Claims (5)

  1. 複数枚のパレット(4)を平積みした段積みパレット(40)から1枚ずつパレットを取り出すためのパレット切り出し装置であって、
    前記段積みパレットを収容するパレットケージ(1)と、
    該パレットケージを回転可能に支持するケージ架台(2)と、
    切り出したパレットを移動させるパレット搬送部(3)とからなり、
    前記段積みパレットを前記パレットケージに投入する積込モードと、前記パレットケージを4分の1回転させることにより平積みされたパレットを縦にして切り出しを可能とする切出モードとの切り替えが可能であり、
    前記パレットケージが、
    少なくとも、
    前記段積みパレットを覆う直方体状のケージ枠部(10)と、
    該ケージ枠部の両側側面の中心に設けた回転軸(11)と、
    前記積込モードにおいて、前記段積みパレットの底面と平行となるように配設され、前記段積みパレットの底面を移動可能に支持する積込用ローラコンベア(12)と、
    前記積込用ローラコンベアに直交するように配設され、前記切出モードにおいて、前記段積みパレットの側面を移動可能に支持する切出用ローラコンベア(13)と、
    前記パレットケージの重心位置を調整するためのバランスウエイト(17)と、を具備し、
    前記積込モードから前記切出モードまで回転する間において、前記パレットケージの重心位置が、前記回転軸よりも、前記段積みパレットを積み込む側に偏在しており、
    前記積込モードから前記切出モードへの回転方向を正回転とし、前記切出モードから前記積込モードへの回転方向を逆回転としたとき、
    前記ケージ架台が、前記切出モードにおいて前記パレットケージの逆回転を停止させる、第2のストッパ(22)と、第2のストッパを解除するストッパ解除機構部(23)とを具備し、
    前記パレットケージが、前記切出モードを検知すると共に前記パレットケージの正回転を停止させるための切出モード検知用突起部(15)と、前記第2のストッパが係止される第2のストッパ受け部(16)とを具備することを特徴とするパレット切り出し装置(100)
  2. 複数枚のパレット(4)を平積みした段積みパレット(40)から1枚ずつパレットを取り出すためのパレット切り出し装置であって、
    前記段積みパレットを収容するパレットケージ(1)と、
    該パレットケージを回転可能に支持するケージ架台(2)と、
    切り出したパレットを移動させるパレット搬送部(3)とからなり、
    前記段積みパレットを前記パレットケージに投入する積込モードと、前記パレットケージを4分の1回転させることにより平積みされたパレットを縦にして切り出しを可能とする切出モードとの切り替えが可能であり、
    前記パレットケージが、
    少なくとも、
    前記段積みパレットを覆う直方体状のケージ枠部(10)と、
    該ケージ枠部の両側側面の中心に設けた回転軸(11)と、
    前記積込モードにおいて、前記段積みパレットの底面と平行となるように配設され、前記段積みパレットの底面を移動可能に支持する積込用ローラコンベア(12)と、
    前記積込用ローラコンベアに直交するように配設され、前記切出モードにおいて、前記段積みパレットの側面を移動可能に支持する切出用ローラコンベア(13)と、
    前記パレットケージの重心位置を調整するためのバランスウエイト(17)と、を具備し、
    前記積込モードから前記切出モードまで回転する間において、前記パレットケージの重心位置が、前記回転軸よりも、前記段積みパレットを積み込む側に偏在しており、
    前記切出モードにおいて切り出し方向に向かって低くなるよう所定の角度θだけ傾けて、前記パレットケージを保持され、
    前記パレットケージが、前記切出モードにおいて、前記段積みパレットの上端縁の一部に当接する第3のストッパ(18)を具備することを特徴とするパレット切り出し装置(100)
  3. 前記積込モードから前記切出モードへの回転方向を正回転とし、前記切出モードから前記積込モードへの回転方向を逆回転としたとき、
    前記ケージ架台が、前記切出モードにおいて前記パレットケージの逆回転を停止させる、第2のストッパ(22)と、第2のストッパを解除するストッパ解除機構部(23)とを具備し、
    前記パレットケージが、前記切出モードを検知すると共に前記パレットケージの正回転を停止させるための切出モード検知用突起部(15)と、前記第2のストッパが係止される第2のストッパ受け部(16)とを具備する請求項1又は2に記載のパレット切り出し装置
  4. 前記積込モードから前記切出モードへの回転方向を正回転とし、前記切出モードから前記積込モードへの回転方向を逆回転としたとき、
    前記パレットケージが、前記ケージ枠部と床面との間に起立し、前記正回転は許容し、前記逆回転を阻止して前記積込モードに保持する第1のストッパ(14)を具備する請求項1ないし3のいずれか一項に記載のパレット切り出し装置
  5. 複数枚のパレット(4)を平積みした段積みパレット(40)から1枚のパレットを取り出す、段積みパレットの取り出し方法であって、
    前記段積みパレットをまとめて収容することができる直方体状のケージ枠部(10)を有し、回転可能に支持されたパレットケージ(1)を具備する請求項1ないし4のいずれ
    かに記載のパレット切り出し装置(100)を用いて、
    前記パレットケージ内に前記段積みパレットを収容した後、
    前記パレットケージを4分の1回転させることにより、前記段積みパレットを縦向きに起立させた状態で、1枚ずつパレットを取り出すことを特徴とする段積みパレットの取り出し方法
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