JP6330195B2 - 塗膜転写具 - Google Patents

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Description

本発明は、基材テープに修正用塗膜、接着用粘着剤、装飾用塗膜等の塗膜を設けた転写テープを被転写体に転写するために用いる塗膜転写具に関する。
このような塗膜転写具では、基材テープ上に塗膜が塗布された転写テープが、繰出しコアから繰り出され、転写ヘッドで転写テープを被転写体に押圧することによって、塗膜が転写テープから被転写体に転写され、残った基材テープが巻取りコアに巻き取られるようになっている。
修正用塗膜、接着用粘着剤、装飾用塗膜等の塗膜を設けた転写テープの基材テープは、基材テープから塗膜を剥離して転写するために、両面に離型処理が施されている。転写テープがコアに巻き回された時に塗膜が貼り付かないように、特に塗膜と反対側の背面は、より強力な離型処理が施されている。このため、転写テープの背面は、他部品と接触した場合の摩擦係数が小さく、滑りやすいものとなっている。
特許第4389012号
図4に示すように、従来の塗膜転写具の転写ヘッドの転写押圧部では、塗膜を転写するために、転写ヘッドで転写テープを被転写体に押圧すると、転写ヘッドが転写テープの背面を押圧し、その押圧力によって転写テープの塗膜が被転写体を押圧する。このように、転写ヘッドは通常、ほぼ転写テープの背面のみを押圧している。
転写テープの背面は上記の離型処理が施されているから、転写ヘッドは転写テープの背面に対して滑りやすい。塗膜転写時に、転写ヘッドは滑りやすい転写テープの背面のみを押圧しているから、転写ヘッドは転写テープ上を滑って、転写テープの走行方向に対して左右に蛇行しやすい。転写ヘッドが蛇行すると、塗膜転写具の転写ヘッド上の転写テープは、図5に示すような状態となる。すなわち、転写テープが転写ヘッドに対して、横方向にずれ、転写テープをガイドする転写ヘッドのテープ規制部材に転写テープが強く接触する。転写テープがテープ規制部材に強く接触すると、転写テープ端部が折れたものや、転写テープ端部の塗膜が傷付いたものが発生する。このような端部が折れた転写テープや端部の塗膜が傷付いた転写テープが使用されると、転写された塗膜は表面にスジが入ったものや、端部が傷付いたものとなるという問題がある。また、転写ヘッドが蛇行しやすいために、使用者が転写ヘッドを真っ直ぐに引くことが難しい。使用者が引こうと意図した方向に対して、転写ヘッドが斜め方向に進み、転写した塗膜が蛇行したものとなるという問題もある。
本発明者らは、このような問題を解決する手段としては、塗膜転写時に、転写ヘッドが直接被転写体を押圧することが有効であることに気が付いた。すなわち、本発明者らは、滑りやすい転写テープの背面だけを押圧した状態から、転写テープの背面と比べると滑り難い紙などの被転写体も押圧した状態とすることによって、転写ヘッドが滑って蛇行しやすい状況が改善できることに思い至った。
ところで、塗膜転写時に、転写ヘッドが転写テープの背面と被転写体の両方を押圧する塗膜転写具Xが、特許文献1で提案されている。
塗膜転写具Xの転写ヘッドを、図6に示す。塗膜転写具Xでは、転写ヘッドの転写押圧部(特許文献1では、押圧転写部と呼んでいる。)の幅方向両側部の延長上に、テープ規制部材が転写ヘッドと一体または別体に突設され、かつテープ規制部材が弾性変形可能となっている。
塗膜転写具Xを使用して塗膜転写をすると、転写押圧部が転写テープの背面を押圧すると同時に、テープ規制部材も被転写体を押圧する。よって、本発明者らは、塗膜転写具Xには特許文献1に記載された効果以外に、塗膜転写時の被転写体に対する転写ヘッドの蛇行を小さくする効果もあることに気が付いた。すなわち、塗膜転写具Xの転写ヘッドは、テープ規制部材を被転写体へ押圧して変形させなければ、転写押圧部を被転写体へ押圧できないようになっているので、転写押圧部が転写テープの背面を押圧すると、必然的にテープ規制部材も被転写体を押圧するようになっている。
しかしながら、塗膜転写具Xでは左右の各テープ規制部材が独立して設けられているために、塗膜転写時にテープ規制部材が変形して、一対のテープ規制部材間の距離が広がり、転写テープの転写ヘッドに対する蛇行を十分に防止できなくなるという問題が生じ得るとともに、テープ規制部材が破損しやすいという問題も生じ得る。テープ規制部材が破損してしまえば、その後は転写テープの転写ヘッドに対する蛇行を防止できなくなる。
本発明は、このような従来例の欠点に着目したものであり、従来の塗膜転写具に比べて塗膜転写時の転写ヘッドの被転写体に対する蛇行が少ない塗膜転写具を提供することを課題とするものである。
A1観点に係る塗膜転写具は、基材テープに塗膜を設けた転写テープの前記塗膜を被転写体に転写するための塗膜転写具であって、前記転写テープを繰出す繰出し部と、前記転写テープを前記被転写体に押圧して前記塗膜を前記被転写体に転写する転写ヘッドと、転写後の前記基材テープを巻き取る巻取り部とを備える。前記転写ヘッドは、前記転写テープを前記被転写体に押圧する転写押圧部と、前記転写テープの幅方向への移動を規制している一対のテープ規制部材とを有する。前記一対のテープ規制部材は、前記一対のテープ規制部材間の距離が広がることを防止する防止機構を有する。前記一対のテープ規制部材は、弾性変形して前記転写押圧部とともに被転写体を押圧する。
A2観点に係る塗膜転写具は、A1観点に係る塗膜転写具であって、前記一対のテープ規制部材は、前記転写押圧部とは独立して弾性変形可能である。
A3観点に係る塗膜転写具は、A1観点又はA2観点に係る塗膜転写具であって、前記基材テープが前記巻取り部方向へ折り返される前記転写押圧部の先端よりも、前記一対のテープ規制部材が前記転写押圧部の先端方向へ延設されている。
A4観点に係る塗膜転写具は、A1観点〜A3観点のいずれかに係る塗膜転写具であって、前記テープ規制部材が各々、前記転写ヘッド上の前記転写テープの幅方向と平行な軸を中心軸として回転可能なロールである。
A5観点に係る塗膜転写具は、A1観点〜A4観点のいずれかに係る塗膜転写具であって、前記一対のテープ規制部材が透明である。
B1観点に係る塗膜転写具は、基材テープに塗膜を設けた転写テープの前記塗膜を被転写体に転写するための塗膜転写具であって、前記転写テープを繰出す繰出し部と、前記転写テープを前記被転写体に押圧して前記塗膜を前記被転写体に転写する転写ヘッドと、転写後の前記基材テープを巻き取る巻取り部を有し、前記転写ヘッドは、前記転写テープを前記被転写体に押圧する転写押圧部と、前記転写テープの幅方向への移動を規制している一対のテープ規制部材を有し、前記一対のテープ規制部材は転写ヘッドとは独立して弾性変形可能であるとともに、前記一対のテープ規制部材間の距離が広がることを防止する手段を有し、前記一対のテープ規制部材が弾性変形して前記転写押圧部とともに被転写体を押圧することを特徴とする塗膜転写具である。
B2観点に係る塗膜転写具は、B1観点に係る塗膜転写具であって、前記基材テープが前記巻取り部方向へ折り返される前記転写押圧部の先端よりも、前記一対のテープ規制部材が前記転写押圧部の先端方向へ延設されていることを特徴とする。
B3観点に係る塗膜転写具は、B1観点又はB2観点に係る塗膜転写具であって、前記一対のテープ規制部材が、転写ヘッド上の転写テープの幅方向と平行な軸を中心軸として回転可能なロールであることを特徴とする。
B4観点に係る塗膜転写具は、B1観点〜B3観点のいずれかに係る塗膜転写具であって、前記一対のテープ規制部材が透明であることを特徴とする。
本発明の塗膜転写具によれば、塗膜転写時に一対のテープ規制部材を被転写体に押圧すると、一対のテープ規制部材が弾性変形して、転写押圧部上の前記転写テープとともに一対のテープ規制部材が被転写体を押圧するので、塗膜転写時に転写ヘッドが転写テープのみを押圧する従来の塗膜転写具に比べて、被転写体に対する転写ヘッドの蛇行を少なくすることができる。また、一対のテープ規制部材間の距離が広がることを防止する手段が設けられているので、テープ規制部材間の距離が広がって転写テープが転写ヘッドに対して蛇行することがなく、一対のテープ規制部材が破損することもない。
本発明の第1実施形態である塗膜転写具Aを示す図。 本発明の第2実施形態である塗膜転写具Bを示す図。 本発明の第3実施形態である塗膜転写具Cを示す図。 従来の塗膜転写具の転写ヘッドの転写押圧部で、転写テープを被転写体に押圧した状態を示す図。 従来の塗膜転写具で転写ヘッドが蛇行し、転写テープが転写ヘッドに対して、横方向にずれた状態を示す図。 従来の塗膜転写具Xの転写ヘッドを示す図。
本発明の第1実施形態である塗膜転写具Aを図1に示す。図1(a)は塗膜転写具Aの底面図であり、図1(b)はカバーを除去した状態の塗膜転写具Aの正面図(転写ヘッドを押圧していない状態)である。図1(c)は、転写ヘッドを押圧していない状態の図1(a)のM−M断面図であり、図1(d)は転写ヘッドを被転写体に押圧した状態の図1(a)のM−M断面図である。図1(e)は、転写ヘッドを押圧していない状態の塗膜転写具Aを図1(a)のN方向から見た図であり、図1(f)は転写ヘッドを被転写体に押圧した状態の塗膜転写具Aを図1(a)のN方向からの見た図である。
塗膜転写具Aは、図1に示すようにケ−ス1、カバー2、基材テープT1に塗膜を塗布した転写テ−プTを巻き回した繰出しコア3、塗膜を紙等の被転写体に転写する転写ヘッド4、塗膜を転写した後の基材テ−プT1を巻取る巻取りコア5、及び繰出しコア3の回転を巻取りコア5に伝えるOリング6から構成されるものである。しかしながら、他の実施形態では、これに限定されるものではなく、塗膜転写具は、転写テープの繰出し部と、塗膜を転写した残りの基材テープを巻取る巻取り部を有し、転写ヘッドにて、転写テープから塗膜を転写する形態のものであれば、どのような形態のものであってもよい。
塗膜転写具Aの転写ヘッド4は、図1の(a),(c),及び(e)に示すように、転写押圧部41の両側に、転写押圧部41に対して対称の形状をしたテープ規制部材42が設けられている。本実施形態に係るテープ規制部材42は、透明に構成されている。
また、最初に一対のテープ規制部材42が被転写体を押圧するように転写ヘッド4を被転写体に押圧すると、図1(d)と(f)に示すように、一対のテープ規制部材42は、転写押圧部41が転写テープTの塗膜を介して被転写体を押圧するまで、弾性変形する。この結果、この状態で塗膜転写すると、転写テープTの塗膜とともに一対のテープ規制部材42が被転写体を押圧した状態で、転写ヘッド4が被転写体上を移動することになる。このように塗膜転写具Aでは、転写テープTに加えて、一対のテープ規制部材42が被転写体を押圧した状態で塗膜転写することができるため、転写ヘッド4の被転写体に対する蛇行を少なくすることができる。
具体的には、本実施形態では、テープ規制部材42は、押圧転写部41上に形成される基材テープT1の走行路に対するガイドレールのような態様で配置されている。テープ規制部材42は、基材テープT1の走行方向に沿って延びるレール本体部42Aと、レール本体部42Aから概ね90°に下方に延びる脚部42Bとを有する。転写ヘッド4を被転写体に対して押圧していない状態では、脚部42Bは、転写押圧部41よりも下方まで延びている。その結果、塗膜転写時には、まず脚部42Bの下部が被転写体に接触する。その後、さらに転写ヘッド4を被転写体に対して押圧すると、押圧転写部41に対してレール本体部42Aが相対的に持ち上げられるような態様でテープ規制部材42が弾性変形する。これに伴って脚部42Bの下部も押圧転写部41に対して相対的に持ち上げられ、転写押圧部41が被転写体に接触する。そして、この状態で、被転写体上で転写ヘッド4を移動させることで、塗膜転写が行われる。このとき、テープ規制部材42は弾性変形しているため、テープ規制部材42には元の形状に復帰しようとする復元力が作用する。そして、この復元力により、脚部42Bの下部が被転写体を下方に押圧するため、転写ヘッド4が被転写体に対して滑ることが防止され、転写ヘッド4の蛇行が防止される。
また、塗膜転写具Aの一対のテープ規制部材42は、連結部43で連結されている。本実施形態に係る連結部43は、テープ規制部材42間を転写テープTの幅方向に延びる棒状の部材であり、テープ規制部材42どうしを架橋する態様で連結する。従って、一対のテープ規制部材42が被転写体を押圧して弾性変形しても、これに伴なって、一対のテープ規制部材42間の距離が広がらないようになっている。なお、一対のテープ規制部材は存在するが、これらを連結する連結部が存在していない従来の塗膜転写具では、テープ規制部材の弾性の設定が困難である。すなわち、テープ規制部材を弾性変形し難くすると、転写押圧力が大きくなって使用者が使用し難いという問題や、転写押圧部の幅方向に均等な押圧力で転写テープを押圧することが困難となり、塗膜の転写不良が発生するという問題が生じ得る。一方、テープ規制部材を弾性変形しやすくすると、塗膜転写時にテープ規制部材が変形して、一対のテープ規制部材間の距離が広がり、転写テープの転写ヘッドに対する蛇行を十分に防止できなくなるという問題や、テープ規制部材が破損しやすいという問題が生じ得る。すなわち、従来の塗膜転写具では、転写ヘッドに要求される各種の機能は、その機能が良好となるテープ規制部材の弾性力の設定範囲がそれぞれ異なる為、これらの機能を同時に満足させることが困難であった。しかしながら、本実施形態に係る塗膜転写具Aでは、テープ規制部材の剛性を必要以上に大きくする必要がなく、転写ヘッドに要求される各種機能を同時に満足させることができる。図1では、連結部43は、転写押圧部41で塗膜が転写されたのちの基材テープ側に設けられているが、塗膜転写に支障がなければ、転写押圧部41で塗膜転写される前の転写テープ側に設けることもできる。
本発明の第2実施形態である塗膜転写具Bを図2に示す。図2(a)は塗膜転写具Bの底面図であり、図2(b)はカバーを除去した状態の塗膜転写具Bの正面図(転写ヘッドを押圧していない状態)である。図2(c)は、転写ヘッドを押圧していない状態の図2(a)のP−P断面図であり、図2(d)は転写ヘッドを被転写体に押圧した状態の図2(a)のP−P断面図である。図2(e)は、転写ヘッドを押圧していない状態の塗膜転写具Bを図2(a)のQ方向から見た図であり、図2(f)は転写ヘッドを被転写体に押圧した状態の塗膜転写具Bを図2(a)のQ方向からの見た図である。
塗膜転写具Bは、図2(c)に示すように、基材テープT1が巻取り部方向へ折り返される前記転写押圧部41の先端よりも、一対のテープ規制部材42が転写押圧部41の先端方向へ延設されていること以外は、塗膜転写具Aと同様である。よって、本実施形態に係るテープ規制部材42は、透明に構成されている。
塗膜転写具Bでは、図2(c)に示すように、一対のテープ規制部材42が転写押圧部41の先端方向へ、転写押圧部41の先端よりも延設されており、塗膜転写するために転写ヘッド4を被転写体に押圧しようとすると、テープ規制部材42が転写押圧部41よりも必ず先に被転写体と接触する。よって、塗膜転写具Bでは、使用者が特に意識しなくても、塗膜転写時には、必ず、一対のテープ規制部材42と転写押圧部41上の塗膜の両方で、被転写体を押圧することになり、被転写体に対する転写ヘッド4の蛇行を確実に少なくすることができる。また、塗膜転写具Bでは、図2(d)に示すように塗膜転写時に、転写押圧部41の先端部まで、転写テープTの幅方向への移動を規制するテープ規制部材42がある。よって、転写押圧部41の先端部までテープ規制部材42を設けていない塗膜転写具Aに比べて、転写押圧部41の先端部での転写テープTの転写ヘッド4に対する蛇行を少なくすることもできる。
本発明の第3実施形態である塗膜転写具Cを図3に示す。図3(a)は塗膜転写具Cの底面図であり、図3(b)はカバーを除去した状態の塗膜転写具Cの正面図(転写ヘッドを押圧していない状態)である。図3(c)は、転写ヘッドを押圧していない状態の図3(a)のR−R断面図であり、図3(d)は転写ヘッドを被転写体に押圧した状態の図3(a)のR−R断面図である。図3(e)は、転写ヘッドを押圧していない状態の塗膜転写具Cを図3(a)のS方向から見た図であり、図3(f)は転写ヘッドを被転写体に押圧した状態の塗膜転写具Cを図3(a)のS方向からの見た図である。
塗膜転写具Cは、図3(b)と図3(c)に示すように、テープ規制部材42の両方がロール44となっていること以外は塗膜転写具Aと同様である。よって、本実施形態に係るテープ規制部材42は、透明に構成されている。また、一対のロール44は、一対のロール44間の距離が広がらないように、転写ヘッド4上の転写テープTの幅方向と平行な軸であるロール軸45で連結されているとともに、ロール軸45を中心に回転可能となっている。塗膜転写具Cでは、ロール44が転写テープTの幅方向への移動を規制している。塗膜転写具Cでは、最初に一対のロール44が被転写体を押圧するように転写ヘッド4を被転写体に押圧すると、図3(d)と(f)に示すように、一対のロール44をロール軸45で回転可能に保持したロール保持部材46は、転写押圧部41が転写テープTの塗膜を介して被転写体を押圧するまで、弾性変形する。この結果、この状態で塗膜転写すると、転写テープの塗膜とともに一対のロール44が被転写体を押圧した状態で、転写ヘッド4が被転写体上を移動することになる。このように塗膜転写具Cでは、転写テープTに加えて、一対のロール44が被転写体を押圧した状態で塗膜転写することができるので、転写ヘッド4の被転写体に対する蛇行を少なくすることができる。
また、ロール44は、転写ヘッド4上の転写テープTの幅方向と平行な軸を回転の中心軸としているので、ロール44を被転写体へ押圧した状態では、転写ヘッド4は転写テープTの進行方向へは進みやすくなるが、それ以外の方向、例えば転写テープTの進行方向に対して垂直な方向へは進み難くなる。このため、塗膜転写時の転写ヘッド4の被転写体に対する蛇行を、より少なくすることができる。
ロール44の外周部は、ゴムシート等の摩擦係数の大きい材料を貼り付けたものとしてもよい。摩擦係数の大きい材料を貼りつけると、転写テープTの進行方向以外の方向へ、転写ヘッド4はより進み難くなる。よって、塗膜転写時の転写ヘッド4の被転写体に対する蛇行を、さらに少なくすることができる。
図3(c)に示すように、塗膜転写具Cでは、前記転写押圧部41の先端はロール44の外周より突出した位置に設けられているが、前記転写押圧部41の先端をロール44の外周内に設けてもよい。転写押圧部41の先端をロール44の外周内に設けると、塗膜転写具Bのように、使用者が特に意識しなくても、塗膜転写するために転写ヘッド4を被転写体に押圧しようとすると、ロール44が転写押圧部41よりも必ず先に被転写体と接触する。よって、塗膜転写時には、必ず、一対のロール44と転写押圧部41上の塗膜の両方で、被転写体を押圧することになり、被転写体に対する転写ヘッドの蛇行を確実に少なくすることができる。
A,B,C,X :塗膜転写具
T :転写テープ
T1 :基材テープ
1 :ケース
2 :カバー
3 :繰出しコア
4 :転写ヘッド
5 :巻取りコア
6 :Oリング
41 :転写押圧部
42 :テープ規制部材
42A :レール本体部
42B :脚部
43 :連結部
44 :ロール
45 :ロール軸
46 :ロール保持部材

Claims (15)

  1. 基材テープに塗膜を設けた転写テープの前記塗膜を被転写体に転写するための塗膜転写具であって、
    前記転写テープを繰出す繰出し部と、
    前記転写テープを前記被転写体に押圧して前記塗膜を前記被転写体に転写する転写ヘッドと、
    転写後の前記基材テープを巻き取る巻取り部と
    を備え、
    前記転写ヘッドは、
    前記転写テープを前記被転写体に押圧する転写押圧部と、
    前記転写テープの幅方向への移動を規制している一対のテープ規制部材と
    を有し、
    前記一対のテープ規制部材は、前記一対のテープ規制部材間の距離が広がることを防止する防止機構を有し、
    前記一対のテープ規制部材は、弾性変形して前記転写押圧部とともに被転写体を押圧する、
    塗膜転写具。
  2. 前記一対のテープ規制部材は、前記転写押圧部とは独立して弾性変形可能である、
    請求項1に記載の塗膜転写具。
  3. 前記基材テープが前記巻取り部方向へ折り返される前記転写押圧部の先端よりも、前記一対のテープ規制部材が前記転写押圧部の先端方向へ延設されている、
    請求項1に記載の塗膜転写具。
  4. 前記基材テープが前記巻取り部方向へ折り返される前記転写押圧部の先端よりも、前記一対のテープ規制部材が前記転写押圧部の先端方向へ延設されている、
    請求項2に記載の塗膜転写具。
  5. 前記テープ規制部材が各々、前記転写ヘッド上の前記転写テープの幅方向と平行な軸を中心軸として回転可能なロールである、
    請求項1に記載の塗膜転写具。
  6. 前記テープ規制部材が各々、前記転写ヘッド上の前記転写テープの幅方向と平行な軸を中心軸として回転可能なロールである、
    請求項2に記載の塗膜転写具。
  7. 前記テープ規制部材が各々、前記転写ヘッド上の前記転写テープの幅方向と平行な軸を中心軸として回転可能なロールである、
    請求項3に記載の塗膜転写具。
  8. 前記テープ規制部材が各々、前記転写ヘッド上の前記転写テープの幅方向と平行な軸を中心軸として回転可能なロールである、
    請求項4に記載の塗膜転写具。
  9. 前記一対のテープ規制部材が透明である、
    請求項1に記載の塗膜転写具。
  10. 前記一対のテープ規制部材が透明である、
    請求項2に記載の塗膜転写具。
  11. 前記一対のテープ規制部材が透明である、
    請求項3に記載の塗膜転写具。
  12. 前記一対のテープ規制部材が透明である、
    請求項4に記載の塗膜転写具。
  13. 前記一対のテープ規制部材が透明である、
    請求項5に記載の塗膜転写具。
  14. 前記一対のテープ規制部材が透明である、
    請求項6に記載の塗膜転写具。
  15. 前記一対のテープ規制部材が透明である、
    請求項8に記載の塗膜転写具。
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