JP6329098B2 - 二連袋を用いた袋詰め包装方法及び装置 - Google Patents
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Description
特許文献3には、袋詰め包装機から放出された二連袋製品を前記切り離し部(ミシン目)で切り離し、2つの独立した製品袋とする切り離し装置が記載されている。
本発明は、このような従来技術の問題点に鑑みてなされたもので、被充填物を充填後の二連袋を前記切り離し部で切り離し、2つの独立した袋とする場合に、被充填物を損傷することなく、かつ確実に切り離すことを目的とする。
第1の手段は、前記側部グリッパー及び中央部グリッパーで挟持された前記二連袋の各袋を袋幅方向に引っ張り、前記切り離し部の一部を切り離すというものである。この予備切り離し工程は、前記二連袋の各袋に被充填物が充填される前に実施されることが好ましい。
第2の手段は、前記側部グリッパー及び中央部グリッパーで挟持された前記二連袋の各袋を一対の押圧板で挟み、同時に前記押圧板の一方に形成された凸条を前記切り離し部に沿って押し込み、前記切り離し部の一部を切り離すというものである。この予備切り離し工程は、前記二連袋の各袋に被充填物が充填された後に実施されることが好ましい。
いずれにしても、前記予備切り離し工程が行われる段階では、中央部グリッパーが中央シール部を挟持しているため、前記中央部グリッパーが挟持している上端近傍領域の切り離し部は切り離されない。
前記一対のチャックの間隔は、前記一対のチャックが前記二連袋の各袋を挟持した位置(前記移送経路上の停止位置)で広げられてもよい。しかし、前記一対のチャックが、前記二連袋の各袋を挟持する挟持位置と、開いて前記二連袋の各袋を開放する開放位置の間を移動し、これにより前記二連袋が前記移送経路から外れて前記所定位置に移送されるようになっている場合、前記一対のチャックが前記挟持位置から前記開放位置に移動する過程で、前記一対のチャックの間隔が広げられることが好ましい。
前期袋詰め包装装置において、前記包装処理工程に袋口のシール工程が含まれる場合、前記切り離し装置は前記シール工程が行われる停止位置より下流側の停止位置の近傍に配置される。
前期袋詰め包装装置において、前記包装処理工程に袋口のシール工程が含まれない場合、前記二連袋は前記一対のチャックにより前記所定位置に移送され、前記所定位置で次工程(例えば真空処理工程)のグリッパーに受け渡されることが好ましい。
第1のタイプ(前記第1の手段に対応)の予備切り離し装置は、前記二連袋の各袋をそれぞれ両面から挟持し、かつ互いの間隔を広げ又は狭める第1,第2挟持部材を備え、前記第1,第2挟持部材は前記二連袋の各袋を挟持後互いの間隔を広げ、前記二連袋の切り離し部の一部を切り離す。このタイプの予備切り離し装置は、充填工程が行われる停止位置より上流側の停止位置に設置されることが好ましい。
この予備切り離し装置は、例えば、前記移送経路の両側に配置され、水平面内で対向して前進又は後退する一対の進退ブロックを備え、各進退ブロックに先端が前記移送経路の上流側及び下流側に向けて斜めに延びる各一対の板ばねが設置され、一方の進退ブロックに設置された一対の板ばねと他方の進退ブロックに設置された一対の板ばねは、前記移送経路を挟んで略対称配置されており、前記第1,第2挟持部材の各挟持部が、前記各板ばねの先端に設置されている。
いずれの予備切り離し装置においても、予備切り離しを実施する際は、中央部グリッパーが中央シール部を挟持しているため、前記中央部グリッパーが挟持している上端近傍領域の切り離し部は切り離されない。
また、二連袋の各袋の上端部を挟持し、挟持位置と開放位置の間を往復移動する一対のチャックを用いて、充填後の二連袋を前記移送経路から外して所定位置に移送する場合に、その移送の過程で前記一対のチャックの間隔を広げ、前記二連袋の切り離し部を切り離すようにすることで、前記一対のチャックと袋詰め包装機のグリッパーとの干渉を防止し、かつ余分の時間を費やすことなく、前記二連袋の切り離し部を切り離すことができる。
[第1の実施の形態]
図1に示す2ローター式縦型包装処理機は、袋詰め包装装置1と真空処理装置2、両装置の間に配置され前記袋詰め包装装置1の一部である切り離し装置(図示せず)、真空処理装置2から放出された製品袋を次工程(例えば梱包工程)に向けて搬送するコンベア3、及びこれらの装置全ての作動を制御する制御装置4からなる。
この2ローター式縦型包装処理機は、袋詰め包装装置1で二連袋5(図2参照)の各袋5a,5bに被充填物を充填し、充填済みの二連袋5を前記切り離し装置で所定位置に移送して真空処理装置2に引き渡し、その移送の過程で前記切り離し装置により二連袋5を個々の袋5a,5bに分離し、真空処理装置2において袋5a,5bに対し真空処理及び袋口のシールを行うようにしたものである。
袋詰め包装装置1は、間欠回転(図1において左回転)するテーブル12を有する。テーブル12の周囲に、二連袋5の両側のシール部6,7の上部を挟持する左右一対の側部グリッパー13,13と、中央シール部8の上部を挟持する中央部グリッパー14の組が8組設置されている。一対の側部グリッパー13,13は、互いの間隔を狭め又は広げることが可能とされている。テーブル12の間欠回転に伴い、側部グリッパー13,13及び中央部グリッパー14は円形に移動経路に沿って間欠的に移動し、それに伴い、側部グリッパー13,13及び中央部グリッパー14に挟持された二連袋5は、円形の移送経路に沿って間欠的に移送され、その停止位置(テーブル上の数字1〜8は停止位置を示す)の近傍に各工程(下記(1)〜(8))を実施する装置が設置されている。テーブル12(側部グリッパー13,13及び中央部グリッパー14)が一回転する間に、二連袋5の供給、各袋5a,5bの袋口の開口、及び各袋5a、5bへの被充填物の充填等の各種包装処理工程が順次行われる。
(3)停止位置3の近傍に袋口開口装置18及び予備切り離し装置(図3参照)が設置されている。
図3に示すように、袋口開口装置18は、二連袋5の各袋5a,5bに対し互いに対向して進退する2組の吸盤19,19,20,20を備え、各吸盤19,19,20,20は前進して各袋5a,5bの袋口近傍に吸着し、後退して袋口を開口する。各吸盤19,19,20,20が後退するとき、側部グリッパー13,13が互いに接近する。
(5)停止位置5の近傍に二連袋5の各袋5a,5bに被充填物(液状物29)を充填する充填装置31が設置されている。充填装置31は一対の充填ノズル32,32を備え、二連袋5が停止すると、図4(b)に示すように、充填ノズル32,32が袋5a,5bの袋口から挿入され、液状物29が袋内に充填される。なお、図1において、31aは充填装置31の一部である液体充填用ポンプ及びバルブである。
図5(a)に示すように、二連袋5が側部グリッパー13,13及び中央部グリッパー14に挟持され、移送経路21に沿って停止位置7に向けて移送されるとき、チャック33,33は開いた状態で前記挟持位置に待機している。チャック33,33が開いたとき、各チャック33の挟持片33a,33aは開いて移送経路21の両側に退避し、停止位置7に向けて移送される二連袋5と干渉しない。
チャック33,33が二連袋5の袋5a,5bを挟持した後、図5(c)に示すように、側部グリッパー13,13と中央部グリッパー14が開き、以後、二連袋5はチャック33,33に挟持され、吊り下げられた状態で、移送経路21から外れて所定位置に移送される(チャック33,33に挟持されて移送経路21とは別の移送経路をたどる)。二連袋5の移送に着目すれば、前記切り離し装置は、切り離し機能を有する移送装置ということもできる。
図6(a),7(a)では、チャック33,33は前記挟持位置において二連袋5の袋5a,5bを挟持している。このとき、チャック33,33の間隔はD0である。チャック33,33がこの挟持位置から移動を開始し(移動方向は前記移送経路21の法線方向)、所定距離移動した時点で(図7(b)参照)、チャック33,33の互いの間隔が広がり始める。これ以降、二連袋5の各袋5a,5bはそれぞれ袋幅方向外向きに引っ張られ、中央シール部8のミシン目11が切り離され、二連袋5は独立した個々の袋5a,5bに分離される(図6(b),図7(c)参照)。このとき、チャック33,33の間隔はD1(>D0)となっている。ミシン目11は、停止位置3において予備的に一部(下方部分)が切り離されているため、チャック33,33の互いの間隔を余り大きく広げなくても、ミシン目11の切り離しは確実に行われる。なお、図7に示す2点鎖線34は、ミシン目11の移動軌跡を示す。
(8)停止位置8は、空き位置であり、包装処理は行われない。
この真空処理装置2は、基本的に特許第2538473号公報や特開2014−037252号公報に記載されたものと同じである。
上記第1の実施の形態では、袋詰め包装装置1で行われた包装処理工程は充填工程までであり、袋口をシールしていない二連袋5(袋5a,5b)が真空処理装置2に向けて移送され、その移送の過程でミシン目11が切り離された。
一方、この種の袋詰め包装装置において、被充填物の充填後に、袋口のシールが行われる場合がある。この場合、シール後の二連袋5(袋5a,5b)は前記袋詰め包装装置から所定位置(例えば分離した袋5a,5bの放出が行われる位置)に移送され、その移送の過程でミシン目11が切り離される。以下、仮に袋詰め包装装置1の前記停止位置6で袋口のシールが行われる(停止位置6の近傍にシール装置が設置されている)と想定して、その場合の包装処理工程を、図8〜10を参照して説明する。
二連袋5が停止位置7に停止すると、図9(a),(b)に示すように、チャック33,33が閉じて、それぞれ二連袋5の袋5a,5bの上端部を挟持する。チャック33,33が二連袋5の袋5a,5bを挟持した後、図9(c)に示すように、側部グリッパー13,13と中央部グリッパー14が開き、以後、二連袋5はチャック33,33に挟持され、吊り下げられた状態で、移送経路21から外れて前記所定位置に移送される(チャック33,33に挟持されて移送経路21とは別の移送経路をたどる)。
図10(a)(図9(c)と同じタイミング)では、チャック33,33は前記挟持位置において二連袋5の袋5a,5bを挟持している。このとき、チャック33,33の間隔はD0である。チャック33,33がこの挟持位置から移動を開始し(移動方向は前記移送経路21の法線方向)、所定距離移動した時点で(図10(b)参照)、チャック33,33の互いの間隔が広がり始める。これ以降、二連袋5の各袋5a,5bはそれぞれ袋幅方向外向きに引っ張られ、中央シール部8のミシン目11が切り離され、二連袋5は独立した個々の袋5a,5bに分離される(図10(c)参照)。このとき、チャック33,33の間隔はD1(>D0)となっている。ミシン目11は、停止位置3において予備的に一部(下方部分)が切り離されているため、チャック33,33の互いの間隔を余り大きく広げなくても、ミシン目11の切り離しは確実に行われる。なお、図10に示す2点鎖線34は、ミシン目11の移動軌跡を示す。
なお、以上説明した例では、二連袋5のミシン目11を切り離す切り離し装置が、袋詰め包装装置1の停止位置7の近傍に配置されていたが、この切り離し装置を、例えば前記2ローター式縦型包装処理機の真空処理装置2の停止位置10の近傍に配置することもできる。包装処理装置1の停止位置7の近傍には、前記切り離し装置に代えて、二連袋4のミシン目11の切り離しを行わない移送装置を配置すればよい。この場合、真空処理装置2のチャンバー本体42内から二連袋5を取り出すとき、ミシン目11の切り離しが行われる。
次に図11,12を参照して、本発明に係る別の2ローター式縦型充填シール装置について説明する(図1に示す2ローター式縦型充填シール装置と実質的に同じ部位には、同じ番号を付与している)。
図11に示す2ローター式縦型充填シール装置は、図1に示す2ローター式縦型充填シール装置とは、(1)袋詰め包装装置1の停止位置3に予備切り離し装置(挟持部材24,25を有するもの)がなく、停止位置6に予備切り離し装置51が配置されている点、(2)真空処理装置2の停止位置9において真空処理が終了した袋5a,5bが放出され、コンベア3により次工程に向けて搬送され、停止位置10が空き位置である点のみが異なる。
ここでは、図11,12に示す2ローター式縦型充填シール装置について、予備切り離し装置51についての説明のみ行う。
押圧板52,53は、移送経路21の法線方向(二連袋5の袋面に対し垂直)に水平面内で前進又は後退し、前進したとき押圧部52b,53bで袋5aを両面から押圧し、かつ押圧部52c,53cで袋5bを両面から押圧する。
以上説明した切り離し装置(チャック33,33)は、袋詰め包装装置1に供給される袋が二連袋5であったため、前記[第1の実施の形態]で説明した受け渡し工程(袋詰め包装装置1の端部グリッパー13,13及び中央部グリッパー14から二連袋5を受け取り、真空包装機2のグリッパー35へ袋5a,5bを引き渡す工程)、又は前記[第2の実施の形態]で説明した製品袋放出工程(袋詰め包装装置1の端部グリッパー13,13及び中央部グリッパー14から二連袋5を受け取り、所定位置で袋5a,5bを放出する工程)において、チャック33,33の相互の間隔を広げ、二連袋5のミシン目11を切り離していた。
例えば前記[第1の実施の形態]又は[第2の実施の形態]において、二連袋5が前記移送経路上を前記切り離し装置(チャック33,33)が配置された停止位置7に到達する前に、二連袋5の袋5a,5bのいずれか一方又は双方に何らかの不良(開口ミス、充填量不足、シール不良等)が発見されたとき、当該不良袋をチャック33,33から次工程(真空包装装置2)のグリッパー35に引き渡さず、又は袋詰め包装装置外に製品袋として放出しないことが好ましい。
例えば前記[第1の実施の形態]において、仮に一方の袋5aに不良が検知された場合、袋5aを挟持したチャック33を、二連袋5のミシン目11が切り離されてから(図7(c)参照)、チャック33,33が所定位置(真空処理装置2のチャンバー本体42内)に達する(図7(d)参照)直前までの間の適宜のタイミングで開き、袋5bを挟持したチャック33は、チャック33,33が前記所定位置に達して後開く。これにより、不良袋である袋5aは事前に回収され、真空処理装置2のグリッパー35に引き渡されずに済む。
また、例えば前記[第2の実施の形態]においても、仮に一方の袋5aに不良が検知された場合、袋5aを挟持したチャック33を、二連袋5のミシン目11が切り離されてから(図10(c)参照)、チャック33,33が所定位置に達する(図10(d)参照)直前までの間の適宜のタイミングで開き、袋5bを挟持したチャック33は、チャック33,33が前記所定位置に達して後開く。これにより、不良袋である袋5aは事前に回収され、製品袋として後工程(梱包等)に搬送されずに済む。
特許第5399330号公報及び特開2013−142003号公報には、ダブル型の袋詰め包装機のグリッパーに挟持され互いに所定間隔を置いて袋幅方向に配列した2個の製品袋をコンベア上に放出する場合に用いられる、ダブル型製品袋取出装置が記載されている。このダブル型製品袋取出装置は、前記2個の製品袋の上端部を挟持する一対のチャックを備え、前記一対のチャックは、前記2個の製品袋を挟持して所定位置に移送する過程で並進運動を行い、前記製品袋の袋幅方向に配列した状態から、製品袋の厚み方向に配列した状態へ相対位置を変える。これに伴い、前記2個の製品袋は、前記グリッパーが開いた後、前記一対のチャックにより前記所定位置に移送されると共に、袋幅方向に配列した状態から、厚み方向に配列した状態へ相対位置を変える。
2 真空処理装置
5 二連袋
5a,5b 二連袋を構成する個々の袋
11 切り離し部(ミシン目)
13 側部グリッパー
14 中央部グリッパー
21 二連袋の移送経路
22,23 進退ブロック
24,25 挟持部材
33 切り離し装置のチャック
35 真空処理装置のグリッパー
42 真空チャンバー本体
51 予備切り離し装置
52,53 押圧板
54 凸条
Claims (20)
- 2つの袋が横並びに連接し中央シール部に縦に切り離し部が形成された二連袋の両側のシール部を一対の側部グリッパーで挟持し、かつ前記中央シール部を中央部グリッパーで挟持し、水平な移送経路に沿って移送し、その移送の過程で前記二連袋の2つの袋に対し袋口の開口及び被充填物の充填を含む包装処理を順次行い、次いで充填後の前記二連袋を開放して前記移送経路から放出し、又は前記移送経路から外し別の移送経路に沿って所定位置に移送する袋詰め包装方法において、充填後、前記二連袋の各袋を互いに反対方向に引っ張り前記切り離し部を切り離す切り離し工程が行われ、前記切り離し工程において、前記二連袋の各袋を一対のチャックで挟持し、前記側部グリッパー及び中央部グリッパーを開いた後、前記一対のチャックで前記二連袋の各袋を互いに反対方向に引っ張ることを特徴とする袋詰め包装方法。
- 前記一対のチャックで前記二連袋の各袋の上端部を挟持することを特徴とする請求項1に記載された袋詰め包装方法。
- 前記切り離し工程において、前記一対のチャックの間隔を前記二連袋の袋幅方向に広げ、前記二連袋の各袋を袋幅方向に引っ張ることを特徴とする請求項1又は2に記載された袋詰め包装方法。
- 前記一対のチャックにより前記二連袋を前記移送経路から外し前記別の移送経路に沿って前記所定位置に移送し、その移送の過程で前記一対のチャックの間隔を前記二連袋の袋幅方向に広げることを特徴とする請求項3に記載された袋詰め包装方法。
- 前記一対のチャックにより移送した前記二連袋を、前記所定位置において次工程のグリッパーに受け渡すことを特徴とする請求項4に記載された袋詰め包装方法。
- 前記包装処理の一部として袋口のシールが含まれ、袋口のシール後、前記切り離し工程が行われることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載された袋詰め包装方法。
- 2つの袋が横並びに連接し中央シール部に縦に切り離し部が形成された二連袋の両側のシール部を一対の側部グリッパーで挟持し、かつ前記中央シール部を中央部グリッパーで挟持し、水平な移送経路に沿って移送し、その移送の過程で前記二連袋の2つの袋に対し袋口の開口及び被充填物の充填を含む包装処理を順次行い、次いで充填後の前記二連袋を開放して前記移送経路から放出し、又は前記移送経路から外し別の移送経路に沿って所定位置に移送する袋詰め包装方法において、充填後、前記二連袋の各袋を互いに反対方向に引っ張り前記切り離し部を切り離す切り離し工程が行われ、前記切り離し工程の前に、前記側部グリッパー及び中央部グリッパーで挟持された前記二連袋の各袋を袋幅方向に引っ張り、前記切り離し部の一部を切り離す予備切り離し工程が行われることを特徴とする袋詰め包装方法。
- 前記切り離し工程の前に、前記側部グリッパー及び中央部グリッパーで挟持された前記二連袋の各袋を袋幅方向に引っ張り、前記切り離し部の一部を切り離す予備切り離し工程が行われることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載された袋詰め包装方法。
- 2つの袋が横並びに連接し中央シール部に縦に切り離し部が形成された二連袋の両側のシール部を一対の側部グリッパーで挟持し、かつ前記中央シール部を中央部グリッパーで挟持し、水平な移送経路に沿って移送し、その移送の過程で前記二連袋の2つの袋に対し袋口の開口及び被充填物の充填を含む包装処理を順次行い、次いで充填後の前記二連袋を開放して前記移送経路から放出し、又は前記移送経路から外し別の移送経路に沿って所定位置に移送する袋詰め包装方法において、充填後、前記二連袋の各袋を互いに反対方向に引っ張り前記切り離し部を切り離す切り離し工程が行われ、被充填物の充填後、前記切り離し工程の前に、前記側部グリッパー及び中央部グリッパーで挟持された前記二連袋の各袋を一対の押圧板で挟んで押圧し、同時に前記押圧板の一方に形成された凸条を前記切り離し部に沿って押し込み、前記切り離し部の一部を切り離す予備切り離し工程が行われることを特徴とする袋詰め包装方法。
- 被充填物の充填後、前記切り離し工程の前に、前記側部グリッパー及び中央部グリッパーで挟持された前記二連袋の各袋を一対の押圧板で挟んで押圧し、同時に前記押圧板の一方に形成された凸条を前記切り離し部に沿って押し込み、前記切り離し部の一部を切り離す予備切り離し工程が行われることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載された袋詰め包装方法。
- 2つの袋が横並びに連接し中央シール部に縦に切り離し部が形成された二連袋の両側のシール部を挟持する一対の側部グリッパーと、前記中央シール部を挟持する中央部グリッパーの組を複数組備え、前記側部グリッパー及び中央部グリッパーが水平な移動経路に沿って間欠移動し、前記二連袋を挟持し、水平な移送経路に沿って間欠移送し、前記移送経路上の各停止位置で前記二連袋の2つの袋に対し袋口の開口及び被充填物の充填を含む包装処理工程が順次行われ、次いで充填後の前記二連袋が開放されて前記移送経路から放出され、又は前記移送経路から外れ別の移送経路に沿って所定位置に移送される袋詰め包装装置において、充填工程が行われる停止位置より下流側の停止位置の近傍に、前記二連袋の切り離し部を切り離す切り離し装置が配置され、前記切り離し装置は一対のチャックを備え、前記二連袋が前記切り離し装置が配置された停止位置に停止したとき前記一対のチャックが前記二連袋の各袋を挟持し、前記側部グリッパー及び中央部グリッパーが開いた後、前記一対のチャックの動きにより前記二連袋の各袋が互いに反対方向に引っ張られ、前記切り離し部が切り離されることを特徴とする袋詰め包装装置。
- 前記一対のチャックが前記二連袋の各袋の上端部を挟持することを特徴とする請求項11に記載された袋詰め包装装置。
- 前記切り離し装置が、互いの間隔を広げ又は狭める前記一対のチャックを備え、前記側部グリッパー及び中央部グリッパーが開いた後、前記一対のチャックの間隔が広げられ、前記二連袋の各袋が袋幅方向に引っ張られることを特徴とする請求項11又は12に記載された袋詰め包装装置。
- 前記一対のチャックが、前記二連袋の各袋を挟持する挟持位置と、開いて前記二連袋の各袋を開放する開放位置の間を移動し、これにより前記二連袋が前記移送経路から外れ前記別の移送経路に沿って前記所定位置に移送され、前記一対のチャックが前記挟持位置から前記開放位置に移動する過程で、前記一対のチャックの間隔が広げられることを特徴とする請求項13に記載された袋詰め包装装置。
- 前記一対のチャックにより移送された前記二連袋が、前記所定位置において次工程のグリッパーに受け渡されることを特徴とする請求項14に記載された袋詰め包装装置。
- 前記包装処理工程の一部として袋口のシール工程が含まれ、前記切り離し装置が前記シール工程が行われる停止位置より下流側の停止位置の近傍に配置されていることを特徴とする請求項11〜14のいずれかに記載された袋詰め包装装置。
- 前記切り離し装置が配置された停止位置より上流側の停止位置の近傍に、前記二連袋の切り離し部の一部を切り離す予備切り離し装置が配置されていることを特徴とする請求項11〜16のいずれかに記載された袋詰め包装装置。
- 前記予備切り離し装置が、前記二連袋の各袋をそれぞれ両面から挟持し、かつ互いの間隔を広げ又は狭める第1,第2挟持部材を備え、前記第1,第2挟持部材は前記二連袋の各袋を挟持後互いの間隔を広げ、これにより前記二連袋の切り離し部が切り離されることを特徴とする請求項17に記載された袋詰め包装装置。
- 前記予備切り離し装置が、前記移送経路の両側に配置され、水平面内で対向して前進又は後退する一対の進退ブロックを備え、各進退ブロックに先端が前記移送経路の上流側及び下流側に向けて斜めに延びる各一対の板ばねが設置され、一方の進退ブロックに設置された一対の板ばねと他方の進退ブロックに設置された一対の板ばねは、前記移送経路を挟んで略対称に配置されており、前記第1,第2挟持部材の各挟持部が、前記各板ばねの先端に設置されていることを特徴とする請求項18に記載された袋詰め包装装置。
- 前記予備切り離し装置が、前記移送経路の両側に配置され、水平面内で対向して前進又は後退し、前進したとき二連袋の各袋を両面から挟んで押圧する一対の押圧板を備え、各押圧板は前記二連袋の各袋を押圧する一対の押圧部を有し、一方の押圧板の一対の押圧部の間に縦に凸条が形成され、前記一対の押圧板が前進して前記二連袋の各袋を両面から押圧したとき、同時に前記凸条が前記切り離し部に沿って押し込まれ、これにより前記切り離し部の一部が切り離されることを特徴とする請求項17に記載された袋詰め包装装置。
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