JP6328971B2 - 接着シート - Google Patents

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本発明は、接着シートに関する。
従来、基材に接着剤層が積層された接着シートが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の接着シートは、シート基材(基材)と、シート基材の一方の面の外縁部(接着剤未積層部)よりも内側の領域に設けられた粘着剤層(接着剤層)とを備え、押圧時に押し出された粘着剤層がシート基材の外縁部に留まることができるようになっている。
特開2007−178874号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたような従来の接着シートは、基材の大きさと、押し出される接着剤層の量との関係が考慮されていないため、押圧時に接着剤層が基材からはみ出したり、接着剤層が基材の外縁まで広がらなかったりするという不都合がある。
本発明の目的は、押圧時に接着剤層を基材に対して適切な大きさに広がらせることができる接着シートを提供することにある。
本発明の接着シートは、基材と、前記基材の少なくとも一方の面に設けられた接着剤層とを備え、前記基材は、少なくとも一方の面の外縁部に前記接着剤層が設けられていない接着剤未積層部を有し、前記接着剤層は、所定の厚みを有する基部と、前記基部上で前記基材から遠ざかる方向に突出した突出部とを備え、前記突出部は、前記基材の接着剤未積層部の面積に前記基部の厚みを乗じた外縁空間の体積と同じ体積に設定されていることを特徴とする。
本発明の接着シートは、基材と、前記基材の少なくとも一方の面に設けられた接着剤層とを備え、前記基材は、少なくとも一方の面の外縁部に前記接着剤層が設けられていない接着剤未積層部を有し、前記接着剤層は、前記基材から遠ざかる方向に突出した突出部を備え、前記基材全体に単位面積あたり所定の押圧力を加えたときに、前記突出部が押し潰されて所定の厚みで前記基材全面に広がるように設定されていることを特徴とする。
本発明の接着シートは、基材と、前記基材の少なくとも一方の面全面に設けられた接着剤層とを備え、前記接着剤層は、前記基材から遠ざかる方向に突出した突出部を備え、前記基材全体に単位面積あたり所定の押圧力を加えたときに、前記突出部が押し潰されて所定の厚みで前記基材全面に広がるように設定されていることを特徴とする。
本発明の接着シートにおいて、前記接着剤層は、被着体に点接触可能な1の頂点を有する1の突出部を備え、前記頂点から離間したいずれの位置においても当該頂点側が外縁側に比べて肉厚に設けられていることが好ましい。
本発明の接着シートにおいて、前記接着剤層は、被着体に線接触可能な1の頂線を有する1の突出部を備え、前記頂線から離間したいずれの位置においても当該頂線側が外縁側に比べて肉厚に設けられていることが好ましい。
本発明によれば、接着剤層の突出部が外縁空間の体積と同じ体積に設定されているため、押し出される接着剤層の量を基材の接着剤未積層部の大きさに合わせることができ、押圧時に接着剤層を基材に対して適切な大きさに広がらせることができる。
また、本発明によれば、接着剤層が、基材全体に単位面積あたり所定の押圧力を加えたときに、突出部が押し潰されて所定の厚みで基材全面に広がるように設定されているので、押圧時に接着剤層を基材に対して適切な大きさに広がらせることができる。
さらに、接着剤層に1の頂点または1の頂線を有する1の突出部を設ければ、接着剤層と被着体との貼付領域が頂点または頂線から徐々に外縁側に広がるため、空気を追い出すようにして接着シートを貼付することができる。また、基材が硬くて変形しないものや、基材が変形し難いものや、基材が脆弱で変形させると破損してしまうものや、基材が脆弱で変形させると破損するおそれのあるものなどの場合でも、空気を追い出しながら被着体との間に気泡が形成されないように接着シートを貼付することができる。
(A)は本発明の第1実施形態に係る接着シートの斜視図、(B)は(A)の側面図。 (A)は本発明の第2実施形態に係る接着シートの斜視図、(B)は(A)の側面図。 図2の接着シートの使用例を示す側面図。 本発明の変形例に係る接着シートの側面図。 本発明の変形例に係る接着シートの側面図。
以下、本発明の各実施形態を図面に基づいて説明する。
なお、各実施形態での同様の構成については、詳細な説明を省略する。
また、各実施形態および変形例において、X軸、Y軸、Z軸は、それぞれが直交する関係にあり、X軸およびY軸は、所定平面内の軸とし、Z軸は、前記所定平面に直交する軸とする。さらに、各実施形態および変形例では、Y軸と平行な矢印AR方向から観た場合を基準とし、方向を示した場合、「上」がZ軸の矢印方向で「下」がその逆方向、「左」がX軸の矢印方向で「右」がその逆方向、「前」がY軸の矢印方向で「後」がその逆方向とする。
[第1実施形態]
図1において、接着シートASは、基材BSと、基材BSの一方の面に設けられた接着剤AD層とを備えている。
基材BSは、一方の面の外縁部に接着剤AD層が設けられていない接着剤未積層部NAを有し、被着体(例えば半導体ウエハ)WKの形状に合わせた形状(例えば円形)に形成されている。基材BSの材質としては、特に制限はなく、例えば、上質紙、グラシン紙、コート紙などの紙類、これらの紙類にポリエチレンなどの熱可塑性樹脂をラミネートしたラミネート紙、ポリエステル(例えばポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート)、ポリオレフィン(例えばポリプロピレン、ポリエチレン)、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリスチレン、ポリカーボネート、ポリビニルアルコール、ポリウレタン、アクリル系樹脂などのプラスチック、セルローストリアセテート、セルロースジアセテート、セロハンなどのセルロース、天然ゴムやシリコンゴムなどのゴム、木材、金属、陶器、硝子、石材などで構成され、1μm〜100mmの厚みを有するものが例示できる。
接着剤AD層は、所定の厚みTAを有する基部FAと、被着体WKに点接触可能な1の頂点TPを有し、基部FA上で基材BSから遠ざかる方向に突出した1の突出部FBとを備え、頂点TPから離間したいずれの位置においても当該頂点TP側が外縁側に比べて肉厚に設けられている。
基部FAは、基材BSよりも小さい外形形状を有し、外縁が基材BSの外縁よりも内側に位置している。この基部FAとしては、1μm〜5mmの厚みを有するものが例示できる。
突出部FBは、基材BSの接着剤未積層部NAの面積に基部FAの厚みTAを乗じた外縁空間PSの体積と同じ体積に設定されている。具体的に、突出部FBは、頂点TPが基材BSの中央に位置し、当該頂点TPから接着剤AD層の外縁側に向けて側面視で直線状に傾斜する略円錐形状に形成されている。また、突出部FBが円錐形状とされ、基材BSが円形形状とされている場合、当該突出部FBは、下記式(1)で算出される体積VLを有し、突出部FBにおける頂点TPの高さHTは、下記式(2)で算出される。なお、突出部FBにおける頂点TPの高さHTは、当該突出部FBの最下部に比べて1μm〜5mm高くなっているものが例示できる。
VL=π×(RB−RA)×TA・・・(1)
HT=3×(RB−RA)×TA÷RA・・・(2)
TA:基部FAの厚み
RA:接着剤AD層の半径
RB:基材BSの半径
以上の接着剤AD層は、被着体WKに押圧する際に流動性を発揮するもので構成され、突出部FBが押し均されて厚みが略一様(略均等)になるように形成されている。この接着剤AD層は、例えば、アクリル系、ゴム系、シリコン系の粘着剤で構成され、1μm〜5mmの厚みを有するものが例示できる。
以下、接着シートASを被着体WKに貼付する手順は、第2実施形態の貼付手順と同等なのでここでの説明は省略する。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態を図2に基づいて説明する。
本実施形態の接着シートASは、基材BSの一方の面に接着剤層としての第1接着剤AD1層が設けられ、基材BSの他方の面に接着剤層としての第2接着剤AD2層が設けられた両面接着シートである点と、各接着剤AD1、AD2層の構成とが、第1実施形態と相違する。
第1接着剤AD1層は、基部FAと、被着体としての第1被着体WK1に線接触可能な1の頂線TLを有する1の突出部FCとを備え、頂線TLから離間したいずれの位置においても当該頂線TL側が外縁側に比べて肉厚に設けられている。
突出部FCは、頂線TLが基材BSの中央を通り、当該頂線TLから外縁側に向けて側面視で直線状に傾斜するように2つの面が所定の角度で繋がる面を備え、基材BSの接着剤未積層部NAの面積に基部FAの厚みTAを乗じた外縁空間PSの体積と同じ体積に設定されている。
第2接着剤AD2層は、第1接着剤AD1層と同様な構成であるため、その説明を省略する。ここで、第2接着剤AD2層の突出部FCは、被着体としての第2被着体WK2に線接触可能な1の頂線TLを有している。
なお、基材BSおよび各接着剤AD1、AD2層の材質や厚み、基部FAの厚みTA、突出部FCにおける頂線TLの高さHTは、第1実施形態と同様のものが例示できる。
以下、接着シートASを第1被着体WK1および第2被着体WK2に貼付する手順を説明する。なお、接着シートASは、図3(A)に示すように、第2接着剤AD2層に対応する形状に凹んだ凹部RL1を有する剥離シートRLに、第2接着剤AD2層が仮着されている。
先ず、支持手段20の支持面21で接着シートASを剥離シートRL側から支持する。そして、第1被着体WK1の被着面WA1と支持面21とを略平行に配置し、支持面21に略直交する方向に支持手段20と第1被着体WK1とを相対移動させ、図3(A)に示すように、第1接着剤AD1層の頂線TLを被着面WA1に当接させる。その後も、支持手段20と第1被着体WK1との相対移動により、突出部FBが押し潰されながら、接着剤AD層が徐々に外縁に向かって貼付されてゆく。そして、突出部FBが押し潰されることで、第1接着剤AD1が流動し、図3(B)に示すように、当該第1接着剤AD1が外縁空間PSを埋め尽くした時点で、支持手段20と第1被着体WK1との相対移動を停止する。ここで、突出部FBが外縁空間PSの体積と同じ体積に設定されているので、第1接着剤AD1層は、厚みTAで押し均されることとなる。なお、ここまでは、第2接着剤AD2層と剥離シートRLとがない第1実施形態の接着シートASを貼付する手順と同等である。
次に、人手または吸着パッド等の図示しない剥離手段で、図3(C)に示すように、第2接着剤AD2層から剥離シートRLを剥離する。そして、支持面23で第2被着体WK2を支持した支持手段22を被着面WA2と支持面23とが略平行となるように配置し、支持面23に略直交する方向に支持手段22と第2被着体WK2とを相対移動させ、図3(D)に示すように、被着面WA2に第2接着剤AD2層の頂線TLを当接させる。その後も、支持手段22と第2被着体WK2との相対移動により、突出部FBが押し潰されながら、接着剤AD層が徐々に外縁に向かって貼付されてゆく。そして、突出部FBが押し潰されることで、第1接着剤AD1が流動し、図3(E)に示すように、当該第1接着剤AD1が外縁空間PSを埋め尽くした時点で、支持手段22と第2被着体WK2との相対移動を停止する。
以上のような各実施形態によれば、接着剤AD層の突出部FBが外縁空間PSの体積と同じ体積に設定されているため、押し出される接着剤AD層の量を基材BSの接着剤未積層部NAの大きさに合わせることができ、押圧時に接着剤AD層を基材BSに対して適切な大きさに広がらせることができる。
また、第2実施形態によれば、接着シートASを介して第2被着体WK2を第1被着体WK1に貼付することができる。
以上のように、本発明を実施するための最良の構成、方法等は、前記記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、かつ説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、形状、材質、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。また、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれる。
例えば、第1、第2実施形態において、基材BS全体に単位面積あたり所定の押圧力を加えたときに、突出部FB、FCが押し潰されて各外縁空間PSを埋め尽くし、各接着剤AD、AD1、AD2層が所定の厚みTAで基材BS全面に広がるように設定してもよい。なお、単位面積あたり所定の押圧力とは、例えば、100KPa〜300KPa程度の押圧力が例示できるが、それ以下でもそれ以上でもよい。
また、図4に示すように、基材BSの一方の面に接着剤AD、AD1、AD2層を設け、基材BSは、一方の面の外縁部に接着剤AD、AD1、AD2層が設けられていない接着剤未積層部NAを有し、接着剤AD、AD1、AD2層は、基材BSから遠ざかる方向に突出した突出部FB、FCを備え、基材BS全体に単位面積あたり所定の押圧力を加えたときに、同図中二点鎖線で示すように、突出部FB、FCが押し潰されて所定の厚みTBで基材BS全面に広がるように設定されてもよい。なお、単位面積あたり所定の押圧力とは、例えば、100KPa〜300KPa程度の押圧力が例示できるが、それ以下でもそれ以上でもよい。このような場合でも、上述と同様の効果を得ることができる。この場合、接着剤AD、AD1、AD2層に基部FAがあってもよいし、なくてもよく、例えば、接着剤AD層に基部FAがなく、突出部FBが円錐形状とされている場合、基材BS全面に広がった際の当該接着剤AD層の厚みをTBとした場合、突出部FBにおける頂点TPの高さHTは、下記式(3)で算出される。
HT=3×RB×TB÷RA・・・(3)
また、図5に示すように、基材BSの一方の面全面に接着剤AD、AD1、AD2層を設け、接着剤AD、AD1、AD2層は、基材BSから遠ざかる方向に突出した突出部FB、FCを備え、基材BS全体に単位面積あたり所定の押圧力を加えたときに、同図中二点鎖線で示すように、突出部FB、FCが押し潰されて所定の厚みTBで基材BS全面に広がるように設定されてもよい。なお、単位面積あたり所定の押圧力とは、例えば、100KPa〜300KPa程度の押圧力が例示できるが、それ以下でもそれ以上でもよい。このような場合でも、上述と同様の効果を得ることができる。この場合、接着剤AD、AD1、AD2層に基部FAがあってもよいし、なくてもよく、例えば、接着剤AD層に基部FAがなく、突出部FBが円錐形状とされている場合、基材BS全面に広がった際の当該接着剤AD層の厚みをTBとした場合、突出部FBにおける頂点TPの高さHTは、下記式(4)で算出される。
HT=3×TB・・・(4)
また、突出部FBは、頂点TPが基材BSの中央に位置し、当該頂点TPから前後左右に側面視または正面視で直線状または曲線状に傾斜する略四角錐形状に形成されてもよい。なお、突出部FBは略三角錐状でもよいし、略五角錐、略六角錐・・・といった略五角錐以上でもよく、その形状に何ら限定はない。また、基材BSも三角形や五角形、六角形・・・といった五角形以上でもよいし、楕円形やその他の形状でもよく、その形状に何ら限定はない。
さらに、突出部FBは、傾斜面が側面視で凹状、凸状に湾曲した曲線状の略円錐形状または角錐形状に形成されもよい。
また、突出部FCは、頂線TLが基材BSの中央を通り、当該頂線TLから側面視または正面視で少なくとも左右および前後の何れかの方向に直線状、曲線状または折れ線状に傾斜する複数の傾斜面を備えてもよい。
さらに、頂線TLは、正面視(図2のX軸方向から視て)上方に湾曲または折れ線状に折れ曲がっていてもよいし、平面視(図2の上方から視て)湾曲または折れ線状に折れ曲がっていてもよい。
また、突出部FB、FCは、側面視で円弧状の頂部が頂点TPまたは頂線TLとされてもよい。
さらに、突出部FB、FCは、頂点TPが基材BSの中心からずれた位置にあったり、頂線TLが基材BSの中心を通る位置からずれた位置にあったりしてもよく、頂点TPまたは頂線TLが各接着剤AD、AD1、AD2層の端縁にあってもよい。
また、突出部FB、FCは、傾斜面が側面視で凹状、凸状に折れ曲がった折れ線状に形成されてもよい。
さらに、各接着剤AD、AD1、AD2層は、加熱または冷却等の外力を加えることで流動性を発揮するものや流動性が向上するもので構成されてもよく、この場合、各被着体WK、WK1、WK2に接着シートASを押圧する際に、当該接着シートASを適宜な加熱手段で加熱したり、適宜な冷却手段で冷却したりすればよい。
また、各接着剤AD、AD1、AD2層、基部FA、突出部FB、FC、および基材BSの厚みは、技術常識に照らし合わせて前述した例示の厚み以上でもよいし、それ以下でもよい。
また、接着シートASは、基材BSの少なくとも一方の面の外縁部に当該面から遠ざかる方向に突出する突出部を設けたり、当該面の外縁部に各接着剤AD、AD1、AD2層を囲んで接着剤層を設けたりして、各接着剤AD、AD1、AD2層が基材BSからはみ出すことを防止可能な構成としてもよい。
さらに、接着シートASは、中央に円形や多角形等の所定形状の貫通孔を有する環状に形成され、環状の接着剤層の頂上線が円形状または多角形の頂線TLとされ、当該頂線TLから内縁および外縁にそれぞれ側面視で直線状、曲線状または折れ線状に傾斜する傾斜面を備えてもよい。
また、接着シートASは、基材BSの一方の面に上述した何れかの接着剤AD、AD1、AD2層を設け、他方の面に上述した何れかの接着剤AD、AD1、AD2層を設けた両面接着シートであってもよく、上下面が同じ形状の接着剤層であってもよいし、異なる形状の接着剤層であってもよい。なお、両面接着シートは、上下面が同じ組成の接着剤層であってもよいし、異なる組成の接着剤層であってもよい。
さらに、接着シートASは、楕円形、三角形や五角形などの多角形、その他の異形であってもよいし、各被着体WK、WK1、WK2の形状と異なる形状でもよい。
また、本発明における接着シートASおよび各被着体WK、WK1、WK2の材質、種別、形状等は、特に限定されることはない。例えば、接着シートASは、円形、楕円形、三角形や四角形等の多角形、その他の形状であってもよいし、感圧接着性、感熱接着性等の接着形態のものであってもよく、感熱接着性の接着シートASが採用された場合は、当該接着シートASを加熱する適宜なコイルヒータやヒートパイプ等の加熱手段を設けるといった適宜な方法で接着されればよい。また、接着シートASは、例えば、基材BSと各接着剤AD、AD1、AD2層との間に中間層を有するものや、基材BSの上面にカバー層を有する等3層以上のものであってもよい。また、各被着体WK、WK1、WK2としては、例えば、食品、樹脂容器、シリコン半導体ウエハや化合物半導体ウエハ等の半導体ウエハ、回路基板、光ディスク等の情報記録基板、ガラス板、鋼板、陶器、木板または樹脂板等、任意の形態の部材や物品なども対象とすることができる。なお、接着シートASを機能的、用途的な読み方に換え、例えば、情報記載用ラベル、装飾用ラベル、保護シート、ダイシングテープ、ダイアタッチフィルム、ダイボンディングテープ、記録層形成樹脂シート等の任意の形状の任意のシート、フィルム、テープ等を前述のような任意の被着体に貼付することができる。
BS 基材
AD 接着剤
AD1 第1接着剤(接着剤)
AD2 第2接着剤(接着剤)
AS 接着シート
FA 基部
FB、FC 突出部
NA 接着剤未積層部
PS 外縁空間
TL 頂線
TP 頂点
WK 被着体
WK1 第1被着体(被着体)
WK2 第2被着体(被着体)

Claims (2)

  1. 基材と、
    前記基材の少なくとも一方の面に設けられた接着剤層とを備え、
    前記基材は、少なくとも一方の面の外縁部に前記接着剤層が設けられていない接着剤未積層部を有し、
    前記接着剤層は、所定の厚みを有する基部と、前記基部上で前記基材から遠ざかる方向に突出した突出部とを備え、
    前記突出部は、前記基材の接着剤未積層部の面積に前記基部の厚みを乗じた外縁空間の体積と同じ体積に設定されていることを特徴とする接着シート。
  2. 基材と、
    前記基材の少なくとも一方の面に設けられた接着剤層とを備え、
    前記基材は、少なくとも一方の面の外縁部に前記接着剤層が設けられていない接着剤未積層部を有し、
    前記接着剤層は、前記基材から遠ざかる方向に突出した突出部を備え、前記基材全体に単位面積あたり所定の押圧力を加えたときに、前記突出部が押し潰されて所定の厚みで前記基材全面に広がるように設定されていることを特徴とする接着シート。
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