JPH04235769A - 接着装置 - Google Patents

接着装置

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Publication number
JPH04235769A
JPH04235769A JP1398891A JP1398891A JPH04235769A JP H04235769 A JPH04235769 A JP H04235769A JP 1398891 A JP1398891 A JP 1398891A JP 1398891 A JP1398891 A JP 1398891A JP H04235769 A JPH04235769 A JP H04235769A
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JP
Japan
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adhesive
adhered
bonded
support part
bonding
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Pending
Application number
JP1398891A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiji Sakai
栄治 坂井
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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  • Coating Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
[発明の目的]
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、接着装置に係り、特
に自動接着により良好な接着が得られる接着装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、接着剤による2部材の接着は、主
として手作業でおこなわれており、その接着方法として
、つぎの2通りの方法がある。
【0003】その第1の方法を図5に、また第2の方法
を図6に示す。
【0004】その第1の方法では、図5(a)に示すよ
うに、まず第1被接着部材W1の接着面に接着剤Aをた
っぷりと塗布したのち、同(b)および(c)に示すよ
うに、この第1被接着部材W1の接着面に第2被接着部
材W2を重ね合わせ、矢印方向に加圧しながらすりあわ
せ、同(d)に示すように、加圧して両部材W1,W2
を重ね合わせたときに混入した気泡を接着剤Aとともに
はみださせて接着する。
【0005】また、第2の方法では、図6(a)に示す
ように、まず第1被接着部材W1の接着面に中央部が盛
り上がるように接着剤Aを塗布したのち、同(b)およ
び(c)に示すように、この第1被接着部材W1の接着
面に第2被接着部材W2をゆっくりと重ね合わせること
により、第2被接着部材W2を接着剤Aに点接触させ、
その後、同(d)に示すように、加圧して接着剤Aを線
接触から点接触に広げて全面接触させるこにより、空気
の混入を防ぎながら接着する。
【0006】しかし、上記方法により接着すると、いず
れも手作業であるため、接着にばらつきを生じ、一定品
質の接着がおこなわれにくい。また、いずれの方法も接
着面間に空気が混入しやすい。特に急激に重ね合わせる
と空気を巻込みやすく、しかも、その空気をはみださせ
ることが難しくなる。また特に第2の方法では、接着剤
Aを接着面の中央部に盛り上がるように塗布しても、両
被接着部材W1,W2を重ね合わせるまでになだらかな
面となり、初めから点接触でなく面接触となって空気を
巻込みやすい。さらに第1の方法のように、気泡ととも
に接着剤Aをはみださせる方法では、接着剤Aの無駄が
多いなどの問題がある。
【0007】また、一般に接着は、両被接着部材W1,
W2を重ね合わせたのち、接着剤Aが硬化するまで加圧
保持することによりおこなわれる。その接着剤Aが硬化
するまでの両被接着部材W1,W2を加圧保持する手段
として、従来図7(a)〜(c)に示す手段がある。
【0008】その図7(a)に示す加圧保持手段は、基
体1上に接着剤Aを介して重ね合わされた被接着部材W
1,W2を載置し、この被接着部材W1,W2上に重し
2を乗せて、その荷重により加圧する方法である。
【0009】図7(b)に示す加圧保持手段は、基体1
上に接着剤Aを介して重ね合わされた被接着部材W1,
W2を載置し、内側にばね3を配置した枠体4を基体1
に固定することにより圧縮されたばね3の伸長力により
加圧する方法である。
【0010】図7(c)に示す加圧保持手段は、基体1
上に接着剤Aを介して重ね合わされた被接着部材W1,
W2を載置し、基体1に立設された支柱5に押圧板6を
取付け、この押圧板6を支柱5に形成されたねじとナッ
ト6とにより締付けることにより加圧する方法である。
【0011】しかし、上記加圧保持手段により被接着部
材W1,W2を加圧保持すると、図7(a)に示した重
しによる加圧保持手段では、格別の装置を必要とするこ
となく加圧することができるが、この手段により接着面
に所定の接着圧力を加えるためには、その接着面積に応
じて重しの重量を変える必要がある。そのため、重量の
異なる多数の重しが必要となる。また重しの載置、取外
しが煩雑であり、特に大重量の重しが必要な場合は、そ
の取扱いが困難となる。また図7(b)に示したばね力
を利用する加圧保持手段では、接着面に所定の圧力を加
えるためには、接着面積に応じてばね力を変えるか、あ
るいはばねの使用個数やその配置を変える必要がある。 しかもばね力のばらつきのために均一加圧が難しい。さ
らに図7(c)に示したねじにより締付ける手段では、
装置が複雑化し、かつ均一加圧のための調整が難しいと
いう問題がある。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来接
着剤による2部材の接着は、主として手作業によりおこ
なわれるため、そのいずれの方法も、接着にばらつきを
生じ、一定品質の接着がおこなわれにくい。また接着面
間に空気が混入しやすい。特に急激に重ね合わせると空
気を巻込みやすく、しかもその空気をはみださせること
が難しくなる。また特に図6に示した第2の方法では、
接着剤を接着面の中央部に盛り上がるように塗布しても
、両被接着部材を重ね合わせるまでになだらかな面とな
り、初めから面接触となって空気を巻込みやすい。さら
に図5に示した第1の方法のように気泡とともに接着剤
をはみださせる方法では、接着剤の無駄が多いなどの問
題がある。
【0013】さらに、2部材を重ね合せたのち接着剤の
硬化するまでの加圧保持手段として、重しによる手段、
ばね力を利用した手段、ねじにより締付ける手段などが
あるが、重しによる手段では、接着面積に応じて重しの
重量を変える必要があり、重量の異なる多数の重しが必
要となる。また重しの載置、取外しが煩雑であり、特に
重い重しが必要な場合は、その取扱いが困難となるなど
の問題がある。またばね力を利用する手段については、
接着面積に応じてばね力を変えるか、あるいはばねの使
用個数やその配置を変える必要があり、しかもばね力の
ばらつきのために均一加圧が難しいという問題がある。 さらにねじにより締付ける手段については、装置が複雑
化し、かつ均一加圧のための調整が難しいという問題が
ある。
【0014】この発明は、上記問題点に鑑みてなされた
ものであり、接着剤の無駄を少なくかつ空気の混入を防
止でき、しかも均一に加圧して、良好な接着が得られる
接着装置を構成することを目的とする。
【0015】[発明の構成]
【0016】
【課題を解決するための手段】2部材を接着する接着装
置において、その接着装置を、第1被接着部材を接着面
を上向きにして支持する第1支持部と、接着剤を貯蔵し
、この貯蔵された接着剤を吐出する吐出部を有する接着
剤供給部と、第1支持部に支持された第1被接着部材に
対して接着剤供給部を上下方向に動かす上下駆動機構と
、吐出部から吐出する接着剤が一直線状に塗布されるよ
うに接着剤供給部を第1支持部に支持された第1被接着
部材の接着面に沿って水平方向に動かす水平駆動機構と
、第1支持部を反転して、接着剤の塗布された第1被接
着部材の接着面を下向きにする反転機構と、第1被接着
部材に接着する第2被接着部材を接着面を上向きにして
支持する第2支持部と、第2支持部を上下方向に駆動し
てこの第2支持部に支持された第2被接着部材を第1支
持部に接着面を下向きにして支持された第1被接着部材
に向かって動かす上下機構と、第1被接着部材とこの第
1被接着部材を支持する第1支持部との間、または第2
被接着部材とこの第2被接着部材を支持する第2支持部
との間に介挿され、流体の導入・排出により膨張・収縮
する袋状弾性体とから構成した。
【0017】
【作用】上記のように、被接着部材に接着剤を一直線状
に塗布すると、その接着面に接着剤を盛上げて塗布する
ことができる。またこの接着剤の塗布された被接着部材
の接着面を下向きにすることにより、塗布後の接着剤の
広がりを抑制することができる。したがって、第1被接
着部材に接着剤を一直線状に塗布したのち、その接着剤
の塗布された被接着部材の接着面を下向きにして第2被
接着部材と接着するように構成することにより、接着剤
の無駄が少なく、かつ空気の混入しない安定した接着が
得られるようになる。また支持部と被接着部材との間に
流体の導入・排出により膨張・収縮する袋状弾性体を配
置したことにより、導入する流体圧力により袋状弾性体
を膨張させて被接着部材の外面に沿って密着させ、被接
着部材に均一な接着圧力を与えることができ、その結果
、良好な接着をおこなうことができる。
【0018】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明を実施例に基
づいて説明する。
【0019】図1にその一実施例である接着装置を示す
。この接着装置は、基台10の上部に接着剤タンク11
およびその下端部にこの接着剤タンク11内の接着剤を
吐出するニードルなどからなる吐出部12が設けられた
ディスペンサ13(接着剤供給部)が設置されている。 このディスペンサ13は、Zテーブル14(上下駆動機
構)に取付けられ、このZテーブル14を駆動するモー
タ15の駆動により、上下方向に移動可能となっている
。またこのZテーブル14は、Xテーブル16(水平駆
動機構)に取付けられ、上記ディスペンサ13は、この
Xテーブル16を動かす図示しないモータの駆動により
、上記Zテーブル14とともに、水平方向に移動可能と
なっている。
【0020】上記ディスペンサ13の下部には、ディス
ペンサ13のニードルと対向する如く接着面を上向きに
して、第1被接着部材W1を支持する第1支持部18が
設けられている。この第1支持部18は、その長手方向
の両端部が一対のコラム19に回転可能に支持され、反
転機構20により、支持された第1被接着部材W1の接
着面が下向きになるように180°回転する構造となっ
ている。その反転機構20は、図示例では、ロータリア
クチュエータ21と、一方のコラム19の側方に延出し
た第1支持部18の回転軸に取付けられたプーリ22と
、それら間に掛渡されたベルト23とからなる構成とな
っている。
【0021】また、上記第1支持部18の下部には、接
着面を上向きにして、上記第1被接着部材W1に接着す
る第2被接着部材W2を支持する第2支持部25が設け
られている。この第2支持部25は、その長手方向の両
端部が基台10の下部支持板26を摺動自在に貫通する
一対のガイドポスト27に支持され、上下方向に移動可
能となっている。 上記下部支持板26には、第2支持部25を上昇させて
、この第2支持部25に支持された第2被接着部材W2
を上記第1支持部18に支持された第1被接着部材W1
に押圧する一対のエアシリンダー28が第2支持部25
の長手方向に離間して取付けられている。30は、その
各エアシリンダー28の作動ロッド、31は、その先端
部に取付けられた加圧ヘッドである。
【0022】さらに、第2支持部25の下部には、上記
エアシリンダー28による第2支持部25の上昇速度を
制御する速度制御ユニット33が設けられている。この
速度制御ユニット33は、上記下部支持板26に設けら
れたねじ受け部に螺合して、先端部が第2支持部25の
下部に係合するボールねじ34と、このボールねじ34
を回転駆動するモータ35とからなる。
【0023】つぎに、この接着装置による接着を図1お
よび図2を参照して説明する。
【0024】まず、図2(a)に示すように、第1およ
び第2支持部18,25にそれぞれ接着面を上向きにし
て第1および第2被接着部材W1,W2を取付ける。つ
いでZテーブル14を駆動して、その第1被接着部材W
1の接着面に対するディスペンサ13のニードルの先端
部高さを調整する。そしてそのニードルから接着剤を吐
出させながら、Xテーブル16の駆動によりディスペン
サ13を第1支持部18の長手方向に動かして、同(b
)に示すように、上記第1被接着部材W1の接着面の幅
方向中央部に一直線状に接着剤Aを塗布する。ついでそ
の一直線状に塗布された接着剤Aが十分に広がらないう
ちに、同(c)に示すように、反転機構20により第1
支持部18を180°回転して、その接着剤Aの塗布さ
れた接着面を下向きにする。 この場合、一直線状に塗布された接着剤Aは、接着面の
幅中央部に集り、一直線状のまま垂れ下がる。
【0025】つぎに同(d)に示すように、一対のエア
シリンダ28を作動させて、第2支持部25を所定の上
昇速度で上昇させる。このとき、第2支持部25は、一
対のガイドポスト27に案内され、かつ速度制御ユニッ
ト33のボールねじ34のピッチとこれを駆動するモー
タ35の回転速度とにより、その上昇速度が制御される
。そして同(e)に示すように、第2支持部25に支持
されている第2被接着部材W2を上記接着面を下向きに
して第1支持部18に支持されている第1被接着部材W
1の接着面に、エアシリンダ28の加圧力により規制さ
れる所定の圧力で押圧する。この場合、第2被接着部材
W2は、最初にその中央部が第1被接着部材W1の接着
面の中央部に一直線状に集まって垂れ下がっている接着
剤Aの先端部に点接触し、その後、線接触を経て、この
接着剤Aを第1および第2被接着部材W1,W2の接着
面に押し広げながら上昇する。
【0026】その後、同(f)に示すように、第1被接
着部材W1を第1支持部18から解放し、一体に接着さ
れた第1、第2被接着部材W1,W2を支持した状態で
第2支持部25を下降させる。
【0027】図3は、上記接着方法と従来の接着方法と
の相違を明確にするため、対比して示した図であり、図
3(a)〜(d)が図5および図6の(a)〜(d)と
対応し、かつ図3(a)が図2(b)に、図3(b)が
図2(c)に、図3(c)が図2(d)に、図3(d)
が図2(e)および図2(f)に対応している。
【0028】ところで、上記のように接着装置に反転機
構20を設け、接着面を上向きにして第1被接着部材W
1の接着面の中央部に接着剤Aを塗布したのち、その第
1被接着部材W1を反転して、接着面を下向きにすると
、その接着面に塗布された接着剤Aは、接着面の広範囲
に広がることなく、その中央部に集まって一直線状に垂
れ下がる。したがってその後、第2被接着部材W2を上
昇させて、この第1被接着部材W1に接近させると、第
2被接着部材W2は、最初に第1被接着部材W1の中央
部に集まって一直線状に垂れ下がっている接着剤Aの先
端部分に点接触するようになる。したがってこの第2被
接着部材W2の上昇速度を規制して緩やかに上昇させる
ことにより、第1、第2被接着部材W1,W2の接着面
間に空気を巻込まないように点接触から線接触を経て面
接触に広げ、両被接着部材W1,W2を接着することが
できる。
【0029】つまり、この例の接着装置によれば、(イ
)  第1被接着部材W1の接着面の中央部に一直線状
に接着剤Aを塗布することにより、接着剤Aを盛上げる
ことができる (ロ)  接着剤Aを塗布したのち、その接着剤Aの塗
布された接着面を下向きにするので、塗布後の接着剤A
の広がりを抑制して中央部に集め、第2被接着部材W2
と点接触させ、その後、その点接触から線接触を経て面
接触に広げることができ、確実に空気の混入を防止する
ことができる (ハ)  点接触からゆっくりと第1および第2被接着
部材W1,W2を重ね合せて面接触させることにより、
必要最少限の接着剤Aで接着することができ、過剰の接
着剤Aを不要とすることができる (ニ)  接着剤Aの塗布から第1および第2被接着部
材W1,W2を重ね合せるまで自動的におこなうことが
できるので、安定した接着をおこなうことができるなど
の効果が得られる。
【0030】さらに、上記第1被接着部材W1を支持す
る第1支持部18および第2被接着部材W2を支持する
第2支持部25のより好ましい構造を図4に示す。この
支持構造では、第1支持部18には、空気などの気体の
導入・排出により膨張・収縮するゴムなどからなる袋状
弾性体37を取囲んでこれを保持する凹部が形成され、
その凹部内に収容された袋状弾性体37を介して第1被
接着部材W1を支持する構造となっている。その袋状弾
性体37は、凹部側壁を貫通する気体導入管38の先端
に気密に接続され、この気体導入管38の中間部に設け
られた減圧弁39および切換弁40を介して、圧力源4
1から気体を導入し、また導入された気体を排出する構
造となっている。また第2支持部25には、この第2支
持部25に支持される第2被接着部材W2の外周を取囲
むようにスペーサ42が配置されている。
【0031】このように構成された第1および第2支持
部18,25を有する接着装置では、袋状弾性体37を
介して第1支持部18に接着面を上向きして支持した第
1被接着部材W1に接着剤Aを塗布し、その後、第1支
持部18を回転して接着剤Aの塗布された接着面を下向
きにし、第2被接着部材W2とを重ね合せたのち、袋状
弾性体37に圧力源41から減圧弁39により所定圧力
に調整された空気を導入して膨張させる。それにより、
第1被接着部材W1の外面に密着させ、その導入空気の
圧力により第1被接着部材W1側から重ね合わされた第
1、第2被接着部材W1,W2を加圧することによりお
こなわれる。この場合、第2支持部25に設けられたス
ペーサ42は、袋状弾性体37の無駄な膨張を抑制し、
かつ第1被接着部材W1に加わる不所望な引張り応力を
防止する。
【0032】なお、接着された第1および第2被接着部
材W1,W2は、切換弁40を切換え、袋状弾性体37
内の空気を排出したのちに取出される。
【0033】したがたつて、上記支持構造により第1お
よび第2被接着部材W1,W2を支持して接着すると、
減圧弁39により所定の圧力に調整された導入空気の圧
力により膨張する袋状弾性体37が第1被接着部材W1
の外面に一様に密着して、重ね合わされた第1、第2被
接着部材W1,W2を均一に加圧し、第1、第2被接着
部材W1,W2を一層安定かつ良好に接着することがで
きる。しかも上記袋状弾性体37を用いると、第1、第
2被接着部材W1,W2の接着面積に関係なく、均一に
加圧することができるし、また従来の加圧装置にくらべ
て簡単な操作で加圧できる。さらにスペーサ42の配置
により、前述したように袋状弾性体37の無駄な膨張が
抑制され、この袋状弾性体37と接する第1被接着部材
W1に加わる不所望な引張り応力を防止でき、特にその
引張り応力のために変形しやすい被接着部材を有効に加
圧するなどの効果が得られる。
【0034】なお、図1に示した接着装置については、
各種変形が可能である。たとえば第2被接着部材の上昇
速度をボールねじとこれを駆動するモータとからなる速
度制御ユニットにより規制したが、この速度制御ユニッ
トは、エアシリンダーあるいは油圧シリンダーと流量弁
との組合わせでも構成することができる。
【0035】また、図1に示した接着装置では、第2被
接着部材を支持する第2支持部をエアシリンダーからな
る加圧機構で駆動する構造としたが、この加圧機構は、
油圧シリンダーでもよく、またボールねじとモータとの
組合わせでも構成することができる。
【0036】また、第1被接着部材を180°回転させ
る反転機構は、第1被接着部材を反転させるものであれ
ばよく、図1に示した機構に限定されるものではない。
【0037】また、図4に示した袋状弾性体を用いる支
持構造では、接着面が平面である被接着部材を袋状弾性
体を介して配置し、加圧接着する場合について述べたが
、この袋状弾性体を配置する構造では、接着面が曲面で
ある場合にも有効に適用できる。
【0038】その一例として、図5に第2支持部25に
支持される第2被接着部材W2の接着面の中央部が、袋
状弾性体37を介して第1支持部18に支持される第1
被接着部材W1側に突出している凸曲面である場合を示
す。このように第2被接着部材W2の接着面が凸曲面を
なす場合は、第2支持部25にスペーサを配置すること
なく、第1、第2被接着部材W1,W2の外側部に空間
部をもつ構造にするとよい。
【0039】このようにスペーサを配置しない加圧装置
を用いると、空気の導入により膨張する袋状弾性体37
は、第2被接着部材W2の凸曲面の頂部から第1被接着
部材W1を密着させ、その密着を順次第2被接着部材W
2の周辺部に及ぼしながら第1、第2被接着部材W1,
W2の外側部で大きく膨張すようになる。したがって袋
状弾性体37に接する第1被接着部材W1に張力を付加
しながら加圧することができ、接着面が曲面である第1
、第2被接着部材W1,W2を有効に加圧接着すること
ができる。
【0040】なお、上記袋状弾性体を配置した支持構造
では、その袋状弾性体を第1支持部側に配置したが、こ
の袋状弾性体は、第2支持部側に配置することも可能で
ある。
【0041】また、上記実施例では、袋状弾性体を用い
て加圧接着する場合、袋状弾性体の膨張を気体の導入に
よりおこなったが、この袋状弾性体の膨張は、気体ばか
りでなく液体も利用できる。
【0042】なおまた、上記実施例では、袋状弾性体を
用いて加圧接着する場合、接着面が平面および第2被接
着部材の接着面の中央部が第1被接着部材側に突出して
いる凸曲面である場合について述べたが、この発明は、
第2被接着部材の接着面の中央部が第1被接着部材側か
らみて凹状をなす凹曲面の場合にも適用でき、その他凹
凸面からなる場合にも適用できる。
【0043】
【発明の効果】2部材を接着する接着装置を、接着面を
上向きにして第1被接着部材を支持する第1支持部と、
接着剤を貯蔵し、この貯蔵された接着剤を吐出する吐出
機構を有する接着剤供給部と、第1支持部に支持された
第1被接着部材に対して接着剤供給部を上下方向に動か
す上下駆動機構と、吐出機構から吐出する接着剤が一直
線状に塗布されるように接着剤供給部を第1支持部に支
持された第1被接着部材の接着面に沿って水平方向に動
かす水平駆動機構と、第1支持部を反転して、接着剤の
塗布された第1被接着部材の接着面を下向きにする反転
機構と、第1被接着部材に接着する第2被接着部材を接
着面を上向きにして支持する第2支持部と、第2支持部
を上下方向に駆動してこの第2支持部に支持された第2
被接着部材を第1支持部に接着面を下向きにして支持さ
れた第1被接着部材に向かって動かす上下機構と、第1
被接着部材とこの第1被接着部材を支持する第1支持部
との間または第2被接着部材とこの第2被接着部材を支
持する第2支持部との間に介挿され、流体の導入により
膨張する袋状弾性体とから構成すると、第1被接着部材
に接着剤を一直線状に塗布することにより接着剤を盛上
げて塗布することができ、またこの接着剤の塗布された
第1被接着部材の接着面を下向きにすることにより、塗
布後の接着剤の広がりを抑制して、第1被接着部材と第
2被接着部材とを点接触させ、その点接触からゆっくり
と第1、第2被接着部材を重ね合せて、点接触から線接
触を経て面接触させることにより、確実に空気の混入を
防止できる。また最少必要限度の接着剤で接着でき、接
着剤の無駄を少なくすることができる。さらに支持部と
被接着部材との間に流体の導入により膨張する袋状弾性
体を配置したことにより、被接着部材に均一な接着圧力
を加えることができ、良好かつ安定した接着が得られる
などの効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例である接着装置の構成を示
す斜視図である。
【図2】図2(a)ないし(f)はそれぞれ上記接着装
置による接着方法を説明するための図である。
【図3】図3(a)ないし(d)はそれぞれ上記接着装
置による接着方法を従来の接着方法と対比して示す説明
図である。
【図4】上記接着装置に用いられる袋状弾性体の配置さ
れた支持部の構造を示す図である。
【図5】袋状弾性体の配置された支持部構造により接着
面が曲面をなす被接着部材を接着する場合の説明図であ
る。
【図6】図6(a)ないし(d)はそれぞれ従来の接着
方法の説明図である。
【図7】図7(a)ないし(d)はそれぞれ従来の異な
る接着方法の説明図である。
【図8】図8(a)は従来の重しにより加圧接着する方
法の説明図、図8(b)は同じくばねにより加圧接着す
る方法の説明図、図8(c)は同じくねじにより加圧接
着する方法の説明図である。
【符号の説明】 10…基台 12…吐出部 13…ディスペンサ 14…Zテーブル 16…Xテーブル 18…第1支持部 20…反転機構 25…第2支持部 28…エアシリンダ 33…速度制御ユニット 37…袋状弾性体 W1…第1被接着部材 W2…第2被接着部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  第1被接着部材を接着面を上向きにし
    て支持する第1支持部と、接着剤を貯蔵し、この貯蔵さ
    れた接着剤を吐出する吐出部を有する接着剤供給部と、
    上記第1支持部に支持された第1被接着部材に対して上
    記接着剤供給部を上下方向に動かす上下駆動機構と、上
    記吐出部から吐出する接着剤が一直線状に塗布されるよ
    うに上記接着剤供給部を上記第1支持部に支持された第
    1被接着部材の接着面に沿って水平方向に動かす水平駆
    動機構と、上記第1支持部を反転して、上記接着剤の塗
    布された第1被接着部材の接着面を下向きにする反転機
    構と、上記第1被接着部材に接着する第2被接着部材を
    接着面を上向きにして支持する第2支持部と、この第2
    支持部を上下方向に駆動してこの第2支持部に支持され
    た第2被接着部材を接着面を下向きにして上記第1支持
    部に支持された第1被接着部材に向かって動かす上下機
    構と、上記第1被接着部材とこの第1被接着部材を支持
    する第1支持部との間または上記第2被接着部材とこの
    第2被接着部材を支持する第2支持部との間に介挿され
    、流体の導入・排出により膨張・収縮する袋状弾性体と
    を具備することを特徴とする接着装置。
JP1398891A 1991-01-11 1991-01-11 接着装置 Pending JPH04235769A (ja)

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