JP3293051B2 - 液晶表示素子の製造装置及び製造方法 - Google Patents

液晶表示素子の製造装置及び製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、効率良く均等な厚さ
を有する液晶表示素子を製造する方法及び製造装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に、液晶表示素子は以下のようにし
て形成される。まず、一方の透明基板上に熱硬化系また
はUV(紫外線)硬化系の樹脂等よりなるシール材を形
成し、他方の基板にスペーサを均一に散布する。次に、
両基板をシール材とスペーサーを挟んで重ね、シール材
を硬化して両基板を貼り合わせて、液晶表示セルを形成
する。その後、真空注入法等を用いてシール材に形成さ
れた液晶注入口より液晶表示セル内に液晶を注入する。
【0003】次に、図7に示すように、液晶が注入され
た液晶表示セル11を基台15上にゴムシート12を介
して複数個重ねて載置し、シリンダ14により加圧プレ
ート13を下降して加圧する。この加圧力により、気泡
や余分な液晶が液晶注入口から排出され、液晶注入口を
UV硬化樹脂で封止し、液晶表示セル11の厚さを所期
の値に調整する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の液晶表示素子の
製造方法では、図7に示すようにして加圧する際に、上
側の液晶表示セルと下側の液晶表示セルでは、ゴムシー
ト等の荷重が異なるため、各液晶表示セルに加わる圧力
は均一にならず、このため、各液晶表示セルの厚さもば
らついてしまうという問題があった。また、液晶表示セ
ル11とゴムシート12とを交互に載置するため、加圧
処理に時間がかかっていた。
【0005】この発明は、上記実状に鑑みてなされたも
ので、均一な厚さの液晶表示素子を簡易に製造できる液
晶表示素子の製造方法及び製造装置を提供することを目
的とする。この発明は、液晶表示セルの加圧処理を簡単
かつ均一の圧力で行うことが可能な液晶表示素子の製造
方法及び製造装置を提供することを他の目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明の第1の観点にかかる液晶表示素子の製造
装置は、水平な基台と、前記基台上に間隔をおいて並設
された複数の弾性加圧手段と、複数の前記弾性加圧手段
にそれぞれ接続され、各弾性加圧手段を並設方向に膨張
または収縮させ、複数の弾性加圧手段間にそれぞれ配置
された液晶表示セルを、それぞれの液晶表示セルの両側
に位置した前記弾性加圧手段により加圧する制御手段と
を備え、複数の前記弾性加圧手段間のそれぞれに、一対
の基板間に液晶が注入されてなる液晶表示セルを、各基
板表面を両側の前記弾性加圧手段に対向させて垂直に立
てた状態でそれぞれ配置し、前記弾性加圧手段を膨張さ
せて前記液晶表示セルをその両側から水平方向に均一な
圧力で加圧し、予め定めた基板間隔の複数の液晶表示セ
を形成することを特徴とする。前記弾性加圧手段は、
例えば、中空構造を有する弾性体から構成され、前記制
御手段は、前記弾性体の中空部分に流体を注入すること
により前記弾性体を膨張させ、前記液晶表示セルを加圧
させる。
【0007】また、この発明にかかる液晶表示素子の製
造方法は、一対の基板を対向配置させて液晶表示セルを
形成する工程と、前記液晶表示セルの一対の基板間に液
晶を注入する工程と、水平な基台上に間隔をおいて並設
された弾性体からなる複数の膨張部材の間に、液晶が
注入された複数個の前記液晶表示セルを1個づつそれぞ
れの基板を前記膨張部材に対向させて垂直に立てた状態
で配置する工程と、前記膨張部材を膨張させてそれぞれ
液晶が注入された前記液晶表示セルを各基板の両側か
ら水平方向に加圧する工程とを備えることを特徴とす
る。
【0008】
【作用】上記構成の製造装置によれば、弾性加圧手段間
に縦方向に液晶表示セルをセットして弾性加圧手段を膨
張させるだけで液晶表示セルを加圧することができ、液
晶表示セルの加圧をきわめて簡単に均一の圧力で行うこ
とができる。また、上記構成の製造方法においても、膨
張部材に液晶表示セルを並設し、膨張部材を膨張させる
ことにより液晶表示セルを加圧するので、液晶表示セル
を加圧して液晶を全体に行きわたらせる処理を簡単に行
うことができる。
【0009】
【実施例】以下、この発明の一実施例にかかる液晶表示
素子の製造装置及び製造方法を図面を参照して説明す
る。図1は、この実施例にかかる液晶表示セルの加圧装
置を示す。図示するように、基台21の上に柔軟性のあ
るゴム等からなる弾性中空構造の加圧体23が一定間隔
をおいて複数個固定されている。圧力コントローラ27
は、配管25を介して加圧体23の中空部に気体(空
気,N2ガス等)又は液体等からなる流体を流入又は中
空部からこの流体を流出することにより、加圧体23は
図2に示すように横方向に膨張又は収縮する。
【0010】使用者は、図3に示すように、加圧体23
間に液晶を注入した液晶表示セル31を立ててセット
し、圧力コントローラ27を起動して、各加圧体23の
中空部に流体を注入し、加圧体23を横方向に膨張さ
せ、液晶表示セル31を両側より加圧(加圧)する。加
圧処理が終了すると、圧力コントローラ27を駆動し
て、加圧体23から流体を抜き取って加圧体23を収縮
する。その後、液晶表示セル31を取り外す。
【0011】次に、上記加圧装置を用いた液晶表示素子
の製造方法について説明する。まず、図4(A),
(B)に示すように、上側透明基板41の液晶側の面上
にに熱硬化系またはUV(紫外線)硬化系エポキシ樹脂
等よりなるシール材43をスクリーン印刷等により形成
する。一方、液晶層の厚さを均一にするため、下側透明
基板45のシール材43に囲まれた部位に対応する位置
にシリカガラス系または樹脂系で径が2〜11μm程度
の粒子状のスペーサ47を、例えば、図5(A)及び
(B)に示すように均一に散布する。スペーサ47は、
直径が2〜12μm,長さ20〜120μm程度の棒上
のものでもよい。
【0012】次に、上側透明基板41と下側透明基板4
5をシール材43とスペーサ47を介して重ね合わせ、
加熱またはUV照射によりシール材43を硬化させて、
図6に示すように両基板を貼り合わせて液晶表示セル3
1を形成する。その後、液晶表示セル31内に真空注入
法等を用いて液晶注入口43Aから液晶を注入する。こ
のとき注入された液晶の量は駆動時よりも多いので液晶
表示セル31はその厚さ方向に膨らんでいる。
【0013】その後、図3に示すように加圧装置の加圧
体23間に液晶表示セル31を立てた状態で並設する。
この状態では、加圧体23の間隔は液晶表示セル31の
厚さに比較して十分広く、加圧装置への液晶表示セル3
1のセットは比較的簡単である。
【0014】その後、圧力コントローラ27を駆動し
て、加圧体23の中空部に流体を注入し、図2(B)に
示すように、加圧体23を膨張させる。この膨張によ
り、液晶表示セル31の両基板面は両側の加圧体23に
より均一に加圧される。この加圧力は液晶表示セル31
全面に均等に加わるためムラなく液晶層がシール材に囲
まれた領域にいきわたり、注入時に形成された気泡や余
分な液晶は液晶注入口43Aから排出される。
【0015】ここで、あふれた液晶をふき取る等の処理
を行った後、液晶注入口43Aを光硬化性樹脂等で封止
し、液晶表示セル31の厚さを所期の値に調整する。こ
の後、加圧体23に注入された流体が抜き取られ、加圧
体23は通常のサイズに復帰する。この状態では、並設
する加圧体23間は比較的広くなり、液晶表示セル31
を簡単に取り出すことができる。
【0016】以上説明したように、本実施例において
は、液晶表示セル31に液晶を充填した後、液晶表示セ
ル31を加圧体23の間に立ててセットし、加圧体23
を膨張させて加圧するので、加圧処理が非常に簡単であ
り、また、均一な圧力で各液晶表示セル31を加圧でき
る。また、加圧体23が収縮した状態で液晶表示セル3
1のセット及び取り外しを行うので、セット及び取り外
しが簡単である。
【0017】この発明は液晶表示セルを加圧する場合に
限定されず、任意の物体を加圧する場合に適用可能であ
る。また、加圧装置の構成及び液晶表示セルの製造方法
等は上記実施例で例示したものに限定されず、種々の変
形及び応用が可能である。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、液晶表示セルの加圧処理を簡単に、しかも均一な圧
力で行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例にかかる加圧装置の構成を
示す図である。
【図2】図1に示す加圧体の動作を示す図である。
【図3】加圧装置に液晶表示セルをセットした状態を示
す図である。
【図4】(A)、(B)は上基板にシール材を配置した
状態を示す図である。
【図5】(A)、(B)は下基板にスペーサーを散布し
た状態を示す図である。
【図6】液晶表示セルを示す図である。
【図7】従来の加圧処理を説明するための図である。
【符号の説明】
11・・・液晶表示セル、12・・・ゴムシート、13・・・加
圧プレート、14・・・シリンダ、15・・・基台、21・・・
基台、23・・・加圧体、25・・・配管、27・・・圧力コン
トローラ、31・・・液晶表示セル、41・・・上側透明基
板、43・・・シール材、43A・・・液晶注入口、45・・・
下側透明基板、47・・・スペーサ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水平な基台と、前記 基台上に間隔をおいて並設された複数の弾性加圧手
    段と、 複数の前記弾性加圧手段にそれぞれ接続され、各弾性加
    圧手段を並設方向に膨張または収縮させ、複数の弾性加
    圧手段間にそれぞれ配置された液晶表示セルを、それぞ
    れの液晶表示セルの両側に位置した前記弾性加圧手段に
    より加圧する制御手段とを備え、 複数の前記弾性加圧手段間のそれぞれに、一対の基板間
    液晶が注入されてなる液晶表示セルを、各基板表面を
    両側の前記弾性加圧手段に対向させて垂直に立てた状態
    でそれぞれ配置し、前記弾性加圧手段を膨張させて前記
    液晶表示セルをその両側から水平方向に均一な圧力で加
    圧し、予め定めた基板間隔の複数の液晶表示セルを形成
    することを特徴とする液晶表示素子の製造装置。
  2. 【請求項2】前記弾性加圧手段は中空構造を有する弾性
    体から構成され、前記制御手段は、前記弾性体の中空部
    分に流体を注入することにより前記弾性体を膨張させ、
    前記液晶表示セルを加圧させることを特徴とする請求項
    1記載の液晶表示素子の製造装置。
  3. 【請求項3】一対の基板を対向配置させて液晶表示セル
    を形成する工程と、 前記液晶表示セルの一対の基板間に液晶を注入する工程
    と、水平な基台上に間隔をおいて並設された 弾性体からなる
    複数の膨張部材の間に、液晶が注入された複数個の前
    記液晶表示セルを1個づつそれぞれの基板を前記膨張部
    材に対向させて垂直に立てた状態で配置する工程と、 前記膨張部材を膨張させてそれぞれの液晶が注入された
    前記液晶表示セルを各基板の両側から水平方向に加圧す
    る工程とを備えることを特徴とする液晶表示素子の製造
    方法。
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