JP3380588B2 - ロ−ラ−クリ−ニング装置における洗浄布加圧機構 - Google Patents

ロ−ラ−クリ−ニング装置における洗浄布加圧機構

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【従来の技術】本発明は、印刷機等のロ−ラ−の周面を
洗浄するロ−ラ−クリ−ニング装置において、洗浄用の
布をロ−ラ−周面に適圧にて押し付けるための洗浄布加
圧機構に関するものである。 【0002】 【従来の技術】ロ−ラ−クリ−ニング装置においては、
洗浄すべきロ−ラ−に対し、洗浄用の布を加圧してロ−
ラ−周面に接触させなければならないが、そのための加
圧機構としては従来空気の封入体11を用いて空気の圧
縮性を利用する方法(図3(A))、ゴム等の弾性体1
2を使用する方法(図3(B))、あるいは、洗浄用の
布を強く張ってその張力を利用する方法(図3(C))
等が知られている。 【0003】これらの内弾性体を使用する方法では、弾
性体が、加圧機構に要求される性能である洗浄に使用す
る溶剤に対する耐性、洗浄布に対する摩擦係数、加圧力
の調整等の条件を満たさなければならないところから、
材質上大きな制約を伴う。即ち、溶剤に対して充分な耐
性を持たせると摩擦の面で問題となり、摩擦の面におい
て良好な材質は弾力性の面で問題となるといったことが
起こるので、ある程度の所で妥協せざるを得ない。 【0004】また、弾性体を利用したり、空気圧を利用
したりする方法においては、洗浄するロ−ラ−に与える
圧力は、弾性体を支持する部分においてすべて受けなく
てはならない。然るに、ロ−ラ−全面に均等な加圧を行
なうためには、弾性体支持部がロ−ラ−全面の長さに渡
って充分な強度を有していなければならず、この要求を
満足させた場合には重量の増加を招き、洗浄機構のハン
ドリングの操作容易性が損なわれ、コストの上昇にもつ
ながる。更に、洗浄布の張力を利用する方法において
は、布という素材の性質からして、張力を上げて充分な
加圧力を得るということは望めない。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】従来の洗浄布加圧機構
には上述したような様々な問題点があり、その改善が要
望されていた。本発明はそのような要望に応えるために
なされたものであって、素材の性質に依存することな
く、シ−ト状(フィルム状)であればどのような素材で
も採用することができ、溶剤に対する耐性、摩擦面、加
圧力の調整等の加圧機構に要求される条件面において何
等問題のないロ−ラ−クリ−ニング装置における洗浄布
加圧機構を提供することを課題とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明は、一方が固定さ
れ、他方が回転可能に支持された一対のシ−ト取付棒間
にシ−ト材を張設し、前記回転可能な方のシ−ト取付棒
に、常時所定方向の回転力を付与して前記シ−ト材を緊
張状態に保持する手段を取り付け、前記シ−ト材と洗浄
するロ−ラ−間に洗浄布を介在させ、前記ロ−ラ−方向
に移動することにより前記洗浄布をロ−ラ−周面に当接
せしめ、その接触圧を、前記回転可能なシ−ト取付棒が
前記回転力付与手段による回転方向と反対の方向に回転
することにより吸収緩和し、且つ、前記接触圧を前記回
転力付与手段を介して調整可能にしたことを特徴とする
ロ−ラ−クリ−ニング装置における洗浄布加圧機構、を
以て上記課題を解決した。 【0007】 【作 用】本機構がロ−ラ−側に移動し、洗浄布がロ−
ラ−周面に圧接されると、シ−ト材がロ−ラ−に押圧さ
れるに伴い、回転可能なシ−ト取付棒が回転力付与手段
の引張力に抗し、それによる回転方向と反対の方向に回
転し、前記ロ−ラ−による押圧力を緩和吸収する。その
作用により洗浄布は、適圧にてロ−ラ−周面に押し付け
られることになる。即ち、弾性体の加圧方式とは異な
り、加圧したロ−ラ−からの反力は張られている素材
(シ−ト材)を通してシ−ト取付棒に回転力として与え
られるので、これらの加圧機構に特に強度は要求されな
い。そのために、装置の軽量化、低コスト化が可能とな
る。 【0008】 【実施例】本発明の実施例を添付図面に依拠して説明す
る。図1は本発明に係る加圧機構の裏面図、図2
(A)、(B)はその側面を表すと共に使用状態を示す
側面図である。図中1、2は適宜間隔を置いて対置され
た支持板で、その上下にシ−ト取付棒3、4が平行に配
備される。一方のシ−ト取付棒3は支持板1、2間に回
転可能に支持され、他方のシ−ト取付棒4は支持板1、
2間に固定されていて回転しない。 【0009】シ−ト取付棒3、4間には、端縁をビス5
等によって止めることによりシ−ト材6が張設される。
回転可能なシ−ト取付棒3には、一端が支持板1、2の
内面側に突設されたバネ取付棒7に固定された圧力調整
バネ8の他端が固定される。この圧力調整バネ8は、通
例、シ−ト取付棒3の両側に配備され、シ−ト取付棒3
に対して常時一方向(図2において時計回り方向)の回
転力を付与し、以て常時シ−ト材6が緊張するよう作用
する。圧力調整バネ8は、同等の作用をする他の部品に
変更し得る。 【0010】シ−ト材6はシ−ト状物、フィルム状物で
あれば特にその素材を問わず、洗浄する目的に合わせて
適宜選定することができる。例えば、金属フィルムを用
いれば、洗浄布との摩擦は非常に良好となり、使用する
洗浄液に対する耐薬品性も充分に得ることができる。ロ
−ラ−10を洗浄する洗浄布9は、緊張状態のシ−ト材
6に添設され、シ−ト材6に沿って移動する。なお、本
機構は、図示せぬ駆動機構によりロ−ラ−10方向(図
2において左右方向)に移動可能とされる。 【0011】次に、上記構成の本機構の動作を説明す
る。図2(A)は洗浄準備状態を示すもので、本機構は
ロ−ラ−10から少し離れた位置にある。そして、ロ−
ラ−洗浄に際しては、図示せぬ駆動機構の作用で本機構
が前進し、洗浄布9がロ−ラ−10周面に圧接状態とな
る(図2(B))。 【0012】その際、圧力調整バネ8に引張られて平面
状態となっているシ−ト材6はロ−ラ−10に押され、
そのロ−ラ−10による押圧力が圧力調整バネ8の引張
力を上回るに至り、圧力調整バネ8が伸ばされてシ−ト
取付棒3がロ−ラ−方向(図2において反時計回り方
向)に回転する(図2(B))。その結果、シ−ト材6
が若干繰り出されることになるので、シ−ト材6がロ−
ラ−10との間に洗浄布9を強圧することはなく、適圧
にて挾持し、ある程度の範囲をロ−ラ−周面に当接させ
る。 【0013】このようにロ−ラ−10が、シ−ト取付棒
3を一定方向に回転させようとする圧力調整バネ8の引
張力に抗してシ−ト材6を押圧することにより、シ−ト
取付棒3を上記とは逆方向に回転させようとするが、こ
の回転力に相当する力がロ−ラ−10に対してかかるこ
とになる。従って、圧力調整バネ8の張力を加減するこ
とにより、ロ−ラ−10に対する加圧力を調整できるこ
とになる。これにより、洗浄すべきロ−ラ−10に、洗
浄布9を所望の圧力にて密着させることができる。 【0014】洗浄に当たり、洗浄布9がロ−ラ−10に
対してどの位の圧力で当接するかということは、洗浄能
力を作用する大きな要素であるが、本発明においてはこ
の当接圧力を、洗浄布の材質に依存することなく調整す
ることが可能となるので、圧力を加える素材を自由に選
定することができる訳である。このことは、洗浄時の洗
浄布の移動、使用する洗浄液に対する耐薬品性等に好適
な素材を自由に選択することができることを意味し、こ
の点が従来の機構に比較して大きな長所となる。 【0015】 【発明の効果】本発明は上述した通りであって、低コス
ト、軽量且つ簡易な機構にして、耐薬品性、摩擦性等の
面からの制約を受けることなく、任意のシ−ト材を利用
でき、洗浄に際し、洗浄布を適圧にてロ−ラ−周面に当
接させ、効率よく良好な洗浄作業を行なうことを可能な
らしめる効果がある。
【図面の簡単な説明】 【図1】 本発明の実施例の構成図である。 【図2】 本発明の実施例の動作を示す図である。 【図3】 従来の洗浄布加圧機構の構成例を示す図であ
る。 【符号の説明】 1 支持板 2 支持板 3 シ−ト取付棒 4 シ−ト取付棒 5 ビス 6 シ−ト材 7 バネ取付棒 8 圧力調整バネ 9 洗浄布 10 ロ−ラ−

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 一方が固定され、他方が回転可能に支持
    された一対のシ−ト取付棒間にシ−ト材を張設し、前記
    回転可能な方のシ−ト取付棒に、常時所定方向の回転力
    を付与して前記シ−ト材を緊張状態に保持する手段を取
    り付け、前記シ−ト材と洗浄するロ−ラ−間に洗浄布を
    介在させ、前記ロ−ラ−方向に移動することにより前記
    洗浄布をロ−ラ−周面に当接せしめ、その接触圧を、前
    記回転可能なシ−ト取付棒が前記回転力付与手段による
    回転方向と反対の方向に回転することにより吸収緩和
    し、且つ、前記接触圧を前記回転力付与手段を介して調
    整可能にしたことを特徴とするロ−ラ−クリ−ニング装
    置における洗浄布加圧機構。
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