JP6328449B2 - 中空ゴルフクラブヘッド、及び中空ゴルフクラブヘッドに着脱されるソール部材 - Google Patents
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Description
なお、本発明における中空ゴルフクラブヘッドとは、いわゆるフェアウェイウッド、及びユーティリティと称されるゴルフクラブのヘッドとして定義される。
図1から図9は、本発明に係る中空ゴルフクラブヘッド、及びソール部材の第1の一実施形態を示す図である。なお、本発明の中空ゴルフクラブヘッド(以下、ヘッドと称する)は、ソール部分となるソール部材が着脱可能となっており、上述したように、本発明ではヘッドからソール部材が取り外された状態のものを「ヘッド本体」と定義するようにしている。ヘッド本体は、一般的に知られているように、鋳造や鍛造等によって形成された複数の外殻体を、溶接や接着などによって一体化した構造となっており、このように一体化された構造(ヘッド本体)に対して、ユーザの好みに応じて複数種類のソール部材が準備され、各ソール部材がヘッド本体に対して着脱可能に構成されている。
以下、ソール部材の具体的な構成、及び、ヘッド本体との間の着脱構造について説明する。
本発明(本実施形態)では、ソール部材、及び、ヘッド本体に対するソール部材の着脱構造を以下のようにすることで、ソール部材をヘッド本体から外れ難くし、かつ、打球時に異音が発生することを抑制している。
この位置決め手段は、1つのヘッド本体1Aに対して交換するソール部材が多数存在しても、各ソール部材をヘッド本体に装着するに際し、各ソール部材のヘッド本体に対する証を出すことを容易にする(位置決めを容易にする)ものであれば良く、このような位置決め手段を設けることで、ソール部材毎のヘッド本体に対する着脱操作が精度良く容易に行えるようになる。すなわち、位置決め手段は、ヘッド本体とソール部材を固定する締結部材とは別に、ヘッド本体1Aの構成要素とソール部材10の構成要素が互いに嵌合する等、両部材が密着して位置決めが成される機能があれば良い。
本実施形態の位置決め手段50は、ヘッド本体のソール部5とソール部材10の中央領域に設けられており、前記接合ポイントPを、この位置決め手段50の径方向外方に配設している。位置決め手段50は、ソール部材10に形成された突部10Cと、ヘッド本体1Aのソール部5に形成された受け部5Cによって構成されており、両者は、ソール部材10装着時に、ヘッド本体と密着した状態で位置決めできるようになっている。また、突部10Cと受け部5Cは、ソール側平坦面10A、及び、ヘッド側平坦面5Aに対して直角となるように形成しておくことが好ましい。
なお、Oリング35は、ヘッド本体1Aとソール部材10が接触する領域に配設されていればよく、例えば円形突部10Cの外周面に装着することで、ヘッド本体内部に対する防水機能をより高めることが可能となる。
このような凹溝を形成しておくことで、その内部に樹脂や金属などを配設することができ、重量バランスの調整、重心位置の調整が容易に行えるようになる。また、このような凹溝については、ヘッド本体1Aのヘッド側平坦面5Aに形成しても良い。
なお、以下に説明する実施形態では、上記した実施形態と同様な構成については、同一の参照符号を付し、その詳細な説明については省略する。
本実施形態では、ヘッドのクラウン部3及びソール部5に衝撃を緩和する溝3a,5aを形成し、サイド部には溝を形成していない。このようにクラウン部及びソール部に溝部を形成しても十分な緩衝作用を得ることができ、ソール部材110をヘッド本体1Aに対して外れ難くすることができる。また、ソール部材110の裏面110Bには、第1実施形態のようなフェース・バック方向に延びる複数の突起を形成しておらず、トウ側領域とヒール側領域に、それぞれ凹部110a、110bを形成している。すなわち、フェース部材の裏面のトウ側及びヒール側に、それぞれ凹部を形成しておくことにより、接地面積を少なくして芝との間のソール抵抗を小さくするようにしている。
このような構成においても、ソール部材110が回転方向の力を受けた際、その負荷が締結部材30に作用することがないため、接合強度を向上できるとともに、異音の発生を防止することができる。
上述した実施形態における位置決め手段50は、ソール部材10,110の中央領域に断面円形の筒状体(円形突部10C)を形成するとともに、ヘッド本体のソール部に、その筒状体を受ける円形開口5Cを形成したが、位置決め手段50を構成する筒状体の断面形状は円形に限定されることはなく、種々変形することが可能である。
なお、このような突部(筒状体)に関しては、断面正多角形に構成することが好ましいが、必ずしも正多角形にする必要はなく、長短辺の差が大きくなければ任意の多角形状であってもよい。或いは、断面楕円形状に構成してもよい。また、その裏面構造(設地面構造)については、図22(c)で示すように構成されている。
上述した実施形態では、位置決め手段50は、ソール部材側に突部(円形突部5C、断面矩形の突部210C)を形成し、ヘッド本体側に受け部(円形開口10C、矩形開口205C)を形成したが、このような突部と受け部については逆にしても良い。すなわち、ヘッド本体1Aのソール部側に、突部(断面円形の筒状体5F)を形成し、ソール部材310側に受け部(円形開口310F)を形成しても良い。
このような構成であっても、上記した実施形態と同様な作用効果を得ることができる。
上述した実施形態における位置決め手段50は、突部と受け部を、それぞれヘッド本体やソール部材に一体形成したが、両者の嵌合を果たす部材は、ヘッド本体及びソール部材と別部材で構成されていても良い。
この実施形態では、ヘッド本体1Aとソール部材410を密着係合させる位置決め手段を複数個(3箇所)形成している。すなわち、位置決め手段50は、ヘッド本体1Aのソール部側に複数の突起(断面円形で中実状の突起)5Hを形成しておき、ソール部材410側に、そのような突起5Hが密着係合する複数の嵌合穴410Cを形成して構成している。また、ヘッド本体とソール部材を接合する締結部材が配設される接合ポイントPは、3箇所の位置決め手段50の間(周方向に沿うように略等間隔)に配設しており、ソール部材410に対して負荷が作用しても、1つの接合ポイントに負荷が集中しないようにしている。
本発明は、上述したように、1つのヘッド本体1Aに対して、状況に応じて異なる構造のソール部材を着脱できるようにすることを特徴としている。例えば、第1実施形態で示したソール部材10(図22(b))、第2実施形態で示したソール部材110(図22(a))、更には、複数の湾曲面(トウ側に形成される湾曲面210a,ヒール側に形成される湾曲面210b)や傾斜面(バック側に向けて次第に上昇する傾斜面210c)を形成して接地面積を小さくしたソール部材210(図22(c))等、ヘッド本体に対して多数のソール部材を準備しておき、季節、場所、芝の状況等に応じて、ユーザが最適なソール部材を選択して装着できるようにしている。
1A ヘッド本体
2 フェース部
3 クラウン部
5 ソール部
5A ヘッド側平坦面
10,110,210,310,410 ソール部材
10A ソール側平坦面
30 締結部材
50 位置決め手段
P 接合ポイント
Claims (6)
- フェース部を有するヘッド本体に対してソール部材を着脱可能とした中空構造の金属製のゴルフクラブヘッドであって、
前記ヘッド本体とソール部材は、
前記ヘッド本体とソール部材の対向領域で互いを密着係合させて両者を位置決めする位置決め手段と、前記位置決め手段と離間して配設され、両者を一体化する締結部材が配設される接合ポイントと、を備え、
前記ヘッド本体は、ソール側にヘッド側平坦面を備え、
前記ソール部材は、前記ヘッド側平坦面と面接するソール側平坦面を備え、前記ヘッド本体に装着された際、フェース側の端縁がヘッド本体と離間した状態になり、
前記接合ポイントは、前記ヘッド側平坦面及びソール側平坦面に設けられていることを特徴とするゴルフクラブヘッド。 - 前記位置決め手段は、前記ヘッド本体とソール部材の中央領域に設けられており、
前記接合ポイントは、前記位置決め手段の径方向外方に設けられると共に、前記位置決め手段の中心から等距離で複数個所設けられていることを特徴とする請求項1に記載のゴルフクラブヘッド。 - 前記位置決め手段は、前記ヘッド本体とソール部材の一方に設けられる突部と、
前記ヘッド本体とソール部材の他方に設けられ、前記突部を受ける受け部と、
を有することを特徴とする請求項1又は2に記載のゴルフクラブヘッド。 - 前記突部は筒状体であり、
前記受け部は、前記筒状体の外表面を嵌合させる開口であることを特徴とする請求項3に記載のゴルフクラブヘッド。 - 前記ソール側平坦面、及び、前記ヘッド側平坦面の少なくとも一方に凹溝を形成したことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のゴルフクラブヘッド。
- 前記ヘッド側平坦面には、前記ソール部材の外縁が当て付く回転規制壁が形成されていることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のゴルフクラブヘッド。
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