JP6799481B2 - 中空ゴルフクラブヘッド及び重量バランス調整部材 - Google Patents

中空ゴルフクラブヘッド及び重量バランス調整部材 Download PDF

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Description

本発明は、中空ゴルフクラブヘッド及び中空ゴルフクラブヘッドの重量バランスを調整可能にする重量バランス調整部材に関する。
従来、ゴルフクラブは、中空構造の金属製のゴルフクラブヘッド(中空ゴルフクラブヘッド;以下、「ヘッド」とも称する)に対し、スチールシャフトやFRPシャフトを止着することで構成されている。これらのシャフトは、ヘッド(ヘッド本体)のクラウン部から突出するホーゼル部に差し込まれ、その内面に接着されることで、ヘッドとシャフトは一体化されている。このホーゼル部に関しては、例えば、特許文献1に開示されているように、ヘッド本体とは別体で構成(ホーゼル部材として別体で構成)すると共に、シャフト挿入孔の傾斜角度が異なるホーゼル部材を複数個準備することが知られている。また、特許文献2には、ホーゼル部に挿入されるスリーブに、シャフトが挿入されるシャフト孔を形成したものが開示されている。前記スリーブは、締結部材によってホーゼル部に対して固定されると共に、シャフト孔の軸線とスリーブの軸線の傾斜角度が調整できるように構成されている。
特開平11−226155号 特開2009−291602号
上記した特許文献1及び特許文献2に開示されたヘッドは、ライ角やロフト角、フェース角を調整することを目的とするものであり、ヘッドの重量や重心位置を調整(重量バランスの調整)することを考慮したものではない。このため、ユーザに対してゴルフクラブを販売、或いはメンテナンス等をする場合、ライ角やロフト角、フェース角を調整することはできるが、重量バランスを調整することはできない。
本発明は、上記した問題に着目してなされたものであり、ユーザの好みに応じて、ヘッドの重量や重心位置(重量バランス)を容易に調整することを可能にする中空ゴルフクラブヘッド、及び、中空ゴルフクラブヘッド用の重量バランス調整部材を提供することを目的とする。
上記した目的を達成するために、本発明は、ヘッド本体のクラウン部のフェース・ヒール側から上方に突出するように設けられたホーゼル部の開口穴に、シャフトの先端部が嵌合・止着されるホーゼル部材が交換可能に着脱される中空構造の金属製のゴルフクラブヘッドであって、前記交換されるホーゼル部材は、重量が異なる2つ以上のタイプを備えており、軽い方のホーゼル部材は、前記ヘッド本体の構成材料よりも低比重材料で構成され、重い方のホーゼル部材は、前記ヘッド本体の構成材料よりも高比重材料で構成されていることを特徴とする。
上記した構成の中空ゴルフクラブヘッドは、ホーゼル部材がヘッド本体に対して着脱できる構造となっている。着脱されるホーゼル部材は、重量が異なる2以上のタイプが準備されており、ユーザの好みやスイング特性等に応じて適切なホーゼル部材を選択して装着することが可能となっている。準備されるホーゼル部材は、2つ以上存在しており、少なくともヘッド本体の構成材料よりも低比重材料で構成されたもの、及び、ヘッド本体の構成材料よりも高比重材料で構成されたものが含まれる。
ホーゼル部材を、低比重材料のものから高比重材料のものに付け替えると、ヘッドの重量バランス(ヘッドの重心)がヒール側に偏倚するため、ヘッドの重心距離が短くなるように調整される。ヘッドの重心距離が短くなることで、スイングスピードが速いゴルファーにとっては操作性が向上するようになる。また、ホーゼル部材を、高比重材料のものから低比重材料のものに付け替えると、ヘッドの重量バランス(ヘッドの重心)はトウ側に偏倚して重心距離は多少長くなるものの、ヘッドを軽量化して重心位置を下げることができるため、スイングスピードの遅いゴルファーにとってはスイングし易くなると共に、打球時にスピン量が増大することはなく、フェース下部で打球した際の反発力の低下が抑制されるようになる。
また、本発明は、上記したようなヘッド本体に対して交換可能に着脱される複数のホーゼル部材(重量バランス調整部材)を特徴とするものであり、複数のホーゼル部材は、前記ヘッド本体の構成材料よりも低比重材料で構成されたものと、前記ヘッド本体の構成材料よりも高比重材料で構成されたもの(重量が異なる少なくとも2つ以上のタイプを備えている)を含んでいることを特徴とする。
このようなホーゼル部材は、ヘッド本体の構成材料に対して、高比重なものと低比重なものがあれば良く、そのようなホーゼル部材を3つ以上準備する場合、少なくともその中の2つのホーゼル部材同士が上記した関係を満足していれば良い。
本発明に係る中空ゴルフクラブヘッド及び重量バランス調整部材によれば、ユーザの好みやスイング特性等に応じてヘッドの重量バランスを容易に調整することが可能となる。
本発明に係る中空ゴルフクラブヘッドの一実施形態を示す正面図。 図1に示す中空ゴルフクラブヘッドのホーゼル部分を切欠いた図。 (a)〜(c)は、それぞれ図1及び図2に示す中空ゴルフクラブヘッドに着脱されるホーゼル部材の構成例を示す図。 着脱されるホーゼル部材と重心距離の関係を示す図であり、(a)は中空ゴルフクラブヘッドの平面図、(b)は正面図。 着脱されるホーゼル部材と重心位置(スイートスポット)の関係を示す図であり、(a)は中空ゴルフクラブヘッドの正面図、(b)はトウ側から見た図。 本発明に係る中空ゴルフクラブヘッド、及び、重量バランス調整部材(ソール部材)の構成例を示した図。 図6に示すソール部材の取着面側を示す斜視図。 ヘッド本体に対して着脱可能なソール部材及びホーゼル部材のセット例を示す図。 ホーゼル部材にシャフト角調整機構を設けた一例を示す図であり、(a)はヘッドの一部を切欠いた正面図、(b)はホーゼル部分での断面図、(c)はヘッドをソール側から見た図、(d)は図(b)のA−A線に沿った断面図、そして、(e)はヘッドをヒール側から見た図。 図9(b)を拡大して示す図。
以下、本発明に係る中空ゴルフクラブヘッドの一実施形態について説明する。なお、本発明の中空ゴルフクラブヘッド(以下、ヘッドとも称する)は、重量バランス調整部材であるホーゼル部材が着脱可能となっており、本発明ではヘッドから、そのような重量バランス調整部材(以下、重量調整部材とも称する)が取り外された状態のものを「ヘッド本体」と定義するようにしている。また、以下に説明する実施形態では、ソール部材も重量バランス調整部材としてヘッド本体に対して着脱されるように構成されている。
ヘッド本体は、一般的に知られているように、鋳造や鍛造等によって形成された複数の外殻体を溶接や接着などによって一体化した構造となっており、このように一体化された構造(ヘッド本体)に対して、ユーザの好みに応じて複数種類のホーゼル部材が準備され、各ホーゼル部材がヘッド本体に対して着脱可能に構成されている。ここで交換されるホーゼル部材は、それぞれの外観形状が同一(略同一も含む)で重さが異なるもの、或いは、外観形状が異なるとともに重さも異なるものであっても良く、少なくとも2つ以上のホーゼル部材が準備される。
図1及び図2は、ヘッド本体に対して、ホーゼル部材を装着したヘッドを示している。図に示すヘッドは、ユーティリティタイプ(ロフト角が21度)を例示しているが、本発明は、中空構造の各種のヘッド(ドライバー、フェアウェイウッド、中空アイアンなど)に適用することが可能である。また、図3(a)〜(c)は、それぞれ図1及び図2に示すヘッド本体に着脱されるホーゼル部材の構成例を示す図である。ホーゼル部材は、1つのヘッド(ヘッド本体)に対して複数の異なる重量(少なくともヘッド本体に対して高比重のもの及び低比重のものが含まれる)のものが準備される。
最初に、本実施形態のヘッドの構成について、図1及び図2に加え、図4から図6を参照して説明する。
ヘッド1(ヘッド本体1A)は、打球面(フェース面)を有するフェース部2と、フェース部2の上縁から後方に延出するクラウン部3と、フェース部2の下縁から後方に延出するソール部5と、フェース部2と対向するバック部6と、フェース部2からバック部6を経由するトウ部7及びヒール部8と、を備えている。なお、バック部6、トウ部7、ヒール部8は、前記クラウン部3及びソール部5の縁部を繋ぐことから、これらをサイド部とも称する。また、本実施形態では、ソール部5は、ヘッド本体1Aに対して着脱可能な重量調整部材として構成されるため、着脱される部分をソール部材(重量調整部材)30とし、残った部分をソール側5Aと称する。すなわち、本実施形態のヘッド1は、フェース部2、クラウン部3、ソール側5A、バック部6、トウ部7、ヒール部8を備えたヘッド本体1Aに対して、ホーゼル部材10及びソール部材30が着脱可能に構成される。
ヘッド本体1Aは、様々な位置で分割した複数の外殻部材(外殻体)同士を溶着、接着等によって接合することで構成されている。それぞれの外殻部材は、例えば、チタン合金、鉄系合金、CFRP等を鋳造、プレス成形することで一体形成することができる。この場合、ヘッド本体1Aを構成する外殻部材は、サイド部とソール側を一体化したり、クラウン部とサイド部を一体化する等、複数の部材、或いは各部材の部分的な構成要素を鋳造等で一体形成しておき、それらを溶着、接着等によって固定したものであっても良い。このため、各部の境界は、必ずしも稜線によって明確に区画されていなくても良く、バック部6、トウ部7、ヒール部8については、クラウン部3とソール部5とを境界なく連続的に繋ぐような曲面で構成されていてもよい。
前記フェース部2については、例えば、チタン、チタン合金等を、プレス加工、NC加工(CNC加工を含む)、或いは鍛造等することで一体形成されており、上記した溶接以外にも、例えば、レーザ溶接、ろう付け、接着等によって他の外殻部材に対して接合することが可能である。本実施形態のフェース部2は、板状に形成されており、これをクラウン部3、ソール部5及びサイド部(トウ部7及びヒール部8)の前端開口に接合することで構成されている。勿論、フェース部2に関しては、打球面を板状に構成しておき、これをフェース部に形成された開口に止着したり、或いは、カップ状に形成し、これをクラウン部、ソール部、及びサイド部の前端に形成された開口に接合して構成しても良い。このような構成では、カップ状のフェース部は、クラウン部、サイド部、ソール部の一部を構成している。
本実施形態のヘッド1は、クラウン部及びソール部のフェース側に溝3a,5aが形成されている。溝3aは、図4に示すように、その両端部がトウ側及びヒール側のエッジ付近で終端するように形成され、溝5aは、図5及び図6に示すように、その両端部がサイド部とクラウン部のエッジ付近で終端するように形成されている。このように、ヘッドのフェース側に溝3a,5aを形成しておくことで、打球時にフェース部に作用する衝撃を緩和して、衝撃が直接ソール部材30に伝達しないようにすることが可能となり、かつ、フェース部が撓み易くなって、ボールの飛距離を向上することが可能となる。この場合、溝の形状、深さ、溝幅、及び、その部分におけるヘッドの肉厚については、フェース部の撓み性及び衝撃緩衝効果等を考慮して種々変形することが可能である。なお、本発明のヘッドは、上記のような溝を形成しない構成であっても良い。
前記ヘッド1には、シャフト(図示せず)の先端を止着するホーゼル部(ボス部)9が一体形成されている。前記ホーゼル部9は、断面が円形状で、クラウン部3のフェース・ヒール側から上方に突出するように設けられており、この開口穴9aに、シャフトの先端部が嵌合・止着されるホーゼル部材10を嵌合・止着することでゴルフクラブが構成される。なお、これらの止着には、一般的に接着材が用いられ、工業用ドライヤーで暖めて専用工具で取り外すことが可能である。
ここで、ホーゼル部9に嵌合・止着されるホーゼル部材10について説明する。
ホーゼル部材10は、例えば、図3(a)〜(c)に示すように、ヘッド本体の構成材料よりも低比重材料及び高比重材料で構成された、重量が異なる2つ以上のタイプを備えている。具体的には、ヘッド本体1Aをチタン合金(例えばTi−6Al−4V等)で構成する場合、その比重は4.42であることから、図3(a)に示すホーゼル部材10Aはアルミニウム合金、例えばA5056,A6061,A7075など(比重は2.8で重さは2.9g)で構成することができ、図3(b)に示すホーゼル部材10Bはステンレス、例えばSUS303,SUS304など(比重は7.8で重さは8.0g)で構成することができる。なお、ヘッド本体に鉄系合金を用いる場合は、ホーゼルにチタンとタングステン合金を用いるとよい。
この場合、準備されるホーゼル部材については、図3(a)及び(b)に示すように、同一の形状にしても良い。すなわち、同一形状で構成されたホーゼル部材10A,10Bは、それぞれヘッド本体のクラウン部に一体形成されるホーゼル部9の内面に嵌合する円筒嵌入部10aと、円筒嵌入部10aの上端に形成され、円筒嵌入部よりも大径の露出部10bとを備えており、ホーゼル部材をホーゼル部9の開口穴9aに嵌合させると、開口穴9aの円形端縁に露出部10bの段部10cが当て付き、ホーゼル部9の外表面と露出部10bの外面は略面一状になる。そして、ホーゼル部材10A,10Bとホーゼル部9は、この状態で接着、固定される。このため、ヘッドにシャフト(図示せず)を止着するに際して、ホーゼル部材10Aを利用する場合と、ホーゼル部材10Bを利用する場合では、後述するように、ヘッド1の重量バランスを変えることができる。
準備されるホーゼル部材については、図3(c)に示すように、形状が異なるものであっても良い。図3(c)に例示するホーゼル部材10Cは、ホーゼル部材10A,10Bに対して軸長方向長さLxがグリップ側に長くなる(露出部10bの長さが長い)ように形成されており、これにより、同一の材料でありながら、軽い方のホーゼル部材に対して効果的に重量差をもたらすことが可能となる。例えば、ホーゼル部材10Cを、ホーゼル部材10Bと同様、SUS(比重は7.8)で構成するのであれば、その長さLxをホーゼル部材10Bよりも長くすることで、同一の材料でありながら、例えば、重量を12.5g以上に設定することができる。
なお、上記のように準備される複数のホーゼル部材について、重量差を4g以上にするのが好ましい。以下、交換されるホーゼル部材の重量差が4g以上にすることが好ましい理由について説明する。
複数のホーゼル部材の内、軽いホーゼル部材を装着するとヘッドの重量を軽くすることができることから、シャフトの長さを長くしてヘッドスピードを向上することが可能となる(飛距離を伸ばすことが可能となる)。この場合、シャフトは半インチ長くすると、ウッドクラブの場合、ヘッドは4g軽くしないと同一バランスにならないことから、ヘッドを軽量化するのであれば、交換されるホーゼル部材の重量差を4g以上として、ヘッドを4g以上軽量化できるようにすることが好ましい。或いは、シニア用、レディース用であれば、ヘッドを軽い重量にしながらシャフトを長くすることなく、スイングバランスを軽くすることで楽にスイングできるようなクラブ構成にしても良い。その場合は、軽くて柔らかいシャフトを用いることが好ましい。
上記のように、ホーゼル部材の重量を変更することで得られる作用効果について説明する。
図4に示すように、シャフトの軸線Xに対して、ヘッドの重心Gから垂線を下した際の両者の距離Lが重心距離となる。通常、この重心距離Lは長くなる程、ヘッドスピードの速いゴルファーにとっては操作性が悪くなり、方向性が低下する要因となる。すなわち、ヘッドスピードが速いゴルファーにとっては、ヘッド重量は、重いものが安定し、飛距離よりも方向性が重要であり、操作性を考慮すると、重心距離Lは短い方が好ましいといえる。
前記ホーゼル部9は、クラウン部(ヘッドの上側)のヒール側で、かつフェース側に位置している。このため、軽いホーゼル部材10Aを装着した状態において、これを重いホーゼル部材10B(10C)に付け替えると、ヘッドの重心Gは、ホーゼル部における重量が増加した分、ヒール側でかつフェース側にシフトする。また、クラウン側の重量が増加することから、重心Gは、クラウン側にもシフトするので、弾道が高く上がり過ぎることがなくなる。すなわち、ホーゼル部材を軽い物から重いものに付け替えることで、ヘッドの総重量は多少、増加するものの重心Gがヒール側にシフトして重心距離Lを短くすることができるため、ヘッドスピードが速いゴルファーに適した操作性の良いゴルフクラブとすることができる。
逆に、重いホーゼル部材10Bを装着した状態において、これを軽いホーゼル部材10Aに付け替えると、ヘッドの重心Gは、ホーゼル部における重量が低下した分、トウ側でかつバック側にシフトするので、弾道が高く上がるものとなる。また、クラウン側の重量が低下することから、重心Gは、ソール側にシフトしてヘッドとしては低重心化される。すなわち、ホーゼル部材を重いものから軽いものに付け替えることで、重心距離Lは長くなるものの、ヘッドの総重量の軽量化が図れ、かつ、重心Gの位置が下がる(地面からスイートスポットSの高さHが低くなる)ことから、ヘッドの軽量化によるスイングスピードの向上が図れるとともに、フェース部下部で打球した際の反発力の低下が抑制され、通常の打球でもボールが上がり易いゴルフクラブとすることができる。特に、ドライバー以外のゴルフクラブでは、ティーアップしないケースが多く、フェース部の下部での打球性能が重要であり、上記したようにホーゼル部材を軽量なものに付け替えることで打球性能が低下するようなことはない。
以下、図3(a)〜(c)に示したホーゼル部材の比重・重量、及び、各ホーゼル部材を同一のヘッドに装着したときのヘッドの仕様例を下記の表1に示す。なお、下記の表で示すヘッドの仕様は、図3(a)〜(c)に示したような重量差のあるホーゼル部材を付け替えたときに、ヘッドの総重量、スイートスポットSの高さH、重心距離Lがどの程度変化するかを概略的に示したものであり、同一番手のゴルフクラブが全てこの仕様に一致するものではない。
この表に見られるように、ホーゼル部材を重いもの(ホーゼル10B,10C)に付け替えることで、ヘッドの重量及びスイートスポット位置の高さは増加する一方、重心距離は減少する。
一般的に、ヘッドスピードの遅いゴルファーにとっては、スイングし易いようにヘッドが軽いこと、及び、スイートスポットの位置が低いこと(低重心でトップに強く球が上がり易い)が要求される。これに対してヘッドスピードの速いゴルファーにとっては、操作性が良くなるように重心距離が短く、打球については、グリーン上で止まるようにスピン量が多いこと(スイートスポットの位置が高いこと)が要求される。上記の表で見られるように、軽いホーゼル部材(ホーゼル10A)を装着すると、ヘッドスピードの遅いゴルファーの要求特性に適したゴルフクラブにすることができ、重いホーゼルを装着すると、ヘッドスピードの速いゴルファーの要求特性に適したゴルフクラブにすることができる。すなわち、ホーゼル部分は、その配設位置を考慮すると、重心距離Lを調整するに際して、最も効率の良い部分となっていることから、この部分での重量を変更できるように構成することで、ヘッドの重量や重心距離、更には、重心の高さなどの重量バランスを容易に調整することが可能となる。
なお、上記したようなホーゼル部材によるヘッドの重量バランスの調整は、専門のゴルフショップ等において、ユーザのスイングの特徴やヘッドスピード等を測定し、その測定結果に基づいて最適なホーゼル部材を装着してユーザに販売しても良いし、実際に使用した後、メンテナンスによって行なうようにしても良い。すなわち、1つのヘッドに対して、異なる重量のホーゼル部材が複数あることから、使用するユーザにとって最適な重量バランスのゴルフクラブを容易にカスタマイズすることが可能となる。
本実施形態では、上記したホーゼル部材による重量バランスの調整に加え、ソール部材についても重さの異なるものを複数準備して付け替え可能としており、これによりヘッドの重量バランスの調整をより多面的に行なえるように構成している。以下、ソール部材(重量調整部材)について具体的に説明する。
図6及び図7に示すように、ヘッド本体1のソール側5Aには、ヘッド本体とは別部材であるソール部材30が締結部材40によって着脱可能に装着される(装着に際しては、防水、制振用のゴム45を介在することが好ましい)。ソール部材30は、重さが異なる少なくとも2以上のタイプが準備され、各ソール部材は、同一の締結部材40及びソール側に対する同一の着脱構造によって、ユーザに適したものが装着される。着脱は、ユーザ自身が行っても良いし、上記したゴルフショップ等で行なっても良い。なお、準備されるソール部材30については、NC(CNC)加工によって形成することが好ましく、ソール部材とヘッド本体の接合面(本実施形態では平坦面とされる)については、NC加工することによって、両者の密着状態(位置決め)を高精度に出すことができる。特に、ソール部材については、そのような平坦面に加え、証となる円形突部、及び、ネジ孔、更には、その輪郭についてもNC加工する(好ましくは治具への一度の固定状態でNC加工する)ことによって、円形突部の平坦面に対する垂直度を精度良く出すことができる等、ソール部材の精度を向上することができ、かつ、複数準備されるソール部材についても、同様な加工を施すことにより、全てのソール部材を同精度で製造することが可能となる。
以下、ソール部材の具体的な構成及びその着脱構造について説明する。
ヘッド本体1Aのソール側5Aの溝5aよりもバック側には、ソール部材30の形状に合せて凹所5bが形成されている。この凹所5bによって形成される内壁5cは、装着されるソール部材30の回転を規制する役目を果たしている。前記凹所5bの底面5dは、装着されるソール部材が面接される平坦面となっており、その中央部分には円形状の開口5eが形成されている。また、底面5dには、前記開口5eの周囲でソール部材30を装着できるように、締結部材40用のネジ孔5fが複数個所(本実施形態では3箇所)形成されており、必要に応じて、ヘッド本体内に指などを挿入できるように、開口5gが形成されている。
前記ソール部材30には、前記凹所5bの底面5dと面接する平坦面30aが形成されるとともに、その平坦面30aの中央領域に、前記開口5eに嵌合する断面円形の突部30bが突出形成されている。このソール部材30の突部30bを、ソール側の開口5eに嵌合すると、ソール部材の外周縁30cは、前記凹所5bの内壁5cに当接(僅かに隙間が生じた状態でも良い)して、ソール部材30の回転が規制されるようになっており、付け替えられるソール部材について、ヘッド本体との間で証を出し易い構造となっている。なお、前記突部30bは、円柱状に構成しても良いが、本実施形態では、肉抜きして円筒形状に構成されており、ソール部材30を低重心化するようにしている。
また、ソール部材30には、締結部材40用のネジ孔30dが複数個所(本実施形態では3箇所)形成されており、ソール部材30を前記凹所5bに装着すると、そのネジ孔30dは、ヘッド本体側のネジ孔5fと一致し、締結部材40を螺入できるようになっている。また、ソール部材30の平坦面30aには、必要に応じて凹所30e(1箇所でも良いし、複数個所でも良い)を形成しておいても良く、このような凹所を形成することによりソール部材30そのものを低重心化することが可能となる。
なお、上記したソール部材30は、重量が異なるものが複数準備されるが、軽量のソール部材の重心高さは、それよりも重いソール部材の重心高さよりも低くなる(ソール部材そのものが低重心化されている)ように構成されていることが好ましい。例えば、図8に示すソール部材30Aは、ステンレス等の鉄系の合金で重さが100gとされており、別のソール部材30Bは、同様な材料で重さが105gとなるように形成されている。このような構成において、ソール部材30Aは、ソール部材30Bと比較して軽量化されるものの、その重心高さについては、ソール部材30Bよりも低くなるように構成することが好ましい。
具体的には、軽量のソール部材30Aを、全体として重量が下方側に偏重するような形状(例えば、ソール面側の接地面積が広くなるような形状)に形成することで、重量を下方側に偏重させることが可能となる。或いは、軽量のソール部材30Aを比重の異なる複数の材料で構成し、比重の重い材料をソール面側に組み込むことでソール部材の低重心化を図ることも可能である。すなわち、ソール部材の低重心化を図る手法としては、同一の材料を用いながら下側に重量偏倚させる手法、及び、複数の材料を用い、ソール面側に高比重材料を配設する手法がある(勿論、両者を組み合わせて実施しても良い)。前者の例では、下方に肉厚部を形成したり、上方側に凹所を形成する等、その形状を適宜変形すれば良い。また、後者の例では、高比重材料の配設位置を適宜変更したり、高比重材料を複数の個所に配設しても良い。或いは、高比重材料を組み込む以外にも、低比重材を組み込むようにしても良い。例えば、ソール部材をステンレス材で構成し、その上方側に低比重のチタン合金を配設する等、適宜変形することが可能である。
上記したように、ソール部材を付け替えることで、ヘッドの総重量や重量バランスを調整することが可能となる。そして、このようなソールの着脱構成において、さらに軽量のソール部材の低重心化を図ることで、ソール部材を付け替えても重心位置(スイートスポット)の上昇を防ぐことができるようになり、ヘッドの軽量化によるスイングスピードの向上、並びに、打球時のスピン量の増大及びフェース部下部で打球した際の反発力の低下が抑制されるようになる。
また、ソール部材を付け替えてヘッドの重量を軽くすると、上記したホーゼル部材と同様、シャフトの長さを長くしてヘッドスピードを向上することができ、飛距離を伸ばすことが可能となる。この場合、シャフトは半インチ長くすると、ウッドクラブの場合、ヘッドは4g軽くしないと同一バランスにならないことから、軽量化したソール部材を付け替えるのであれば、その重量差は4g以上あることが好ましい。なお、シニア用、或いは、レディース用としてヘッドを軽い重量にしてシャフトを長くすることなく、スイングバランスを軽くすることで楽にスイングできるようなクラブ構成にしても良い。その場合は、軽くて柔らかいシャフトを用いることが好ましい。
以上のように、重量調整部材をホーゼル部材、及び、ソール部材にすることで、そのヘッドの仕様をより多面的に調整することが可能となる。例えば、図8に示すように、重量調整部材として、軽量(100gとされる)なソール部材30A、それよりも重い(105gとされる)ソール部材30Bの2つのタイプを準備しておき、更には、軽い(2.8gとされる)ホーゼル部材10A、それよりも重い(7.8gとされる)ホーゼル部材10Bの2つのタイプで、合計4つの重量調整部材を準備しておくことで、下記の表で示すように、4つのパターンのヘッドを構築することが可能である。
なお、下記の表で示すヘッドの仕様については、図8に示したような重量差のあるホーゼル部材及びソール部材を付け替えたときに、ヘッドの総重量、スイートスポットSの高さ、重心距離がどの程度変化するかを概略的に示したものであり、同一番手のゴルフクラブが全てこの仕様に一致するものではない。また、ソール部材については、軽量のソール部材30Aは低重心化されていないものを用いている。
この表に見られるように、ホーゼル部材及びソール部材を軽量化した(イ)のゴルフクラブは、ヘッドの総重量が軽く、(ハ)のゴルフクラブと比較してスイートスポット高さも低いことから、スイングスピードが遅いゴルファー向きであり、また、トップしても飛距離を低下させない(トップに強い)ゴルフクラブとなる。
(イ)のゴルフクラブに対してソール部材を重くした(ロ)のゴルフクラブによれば、スイートスポット高さをより低くすることができるため、更にトップに強く、少ないスピン量で飛距離を出すゴルフクラブにすることができる。
(イ)のゴルフクラブに対してホーゼル部材を重くした(ハ)のゴルフクラブによれば、スイートスポット高さを高くすることができるため、スピン量を増やし、グリーン上で球を止めやすいゴルフクラブにすることができる。また、重心距離が短くなることから、スイングスピードの速いゴルファーにとって操作しやすいゴルフクラブにすることができる。
そして、(イ)のゴルフクラブに対してホーゼル部材及びソール部材を重くした(ニ)のゴルフクラブによれば、重心距離が短くなることから、スイングスピードの速いゴルファーにとって操作しやすいゴルフクラブにすることができ、更には、重量がクラウン・ソール側で重くなるため、重心を中心とした上下方向の回転モーメントを大きくする(打球時にヘッドが上下にぶれ難い)ことができ、飛距離の安定化が図れるゴルフクラブにすることができる。
上記した例では、重量調整部材であるホーゼル部材及びソール部材は、それぞれ2種類のものを準備したが、重さの異なるものを3つ以上準備することで、よりたくさんの組み合わせパターンにすることができ、ヘッドの重量バランスをより細かく調整することが可能となる。また、ソール部材に関しては、低重心化された軽量のソール部材に付け替えることで、スイートスポットの高さが大きく変化しないようにすることもでき、軽量なヘッドでありながら同様な打球感覚で打球させることが可能となる。具体的には、スイートスポットの高さについては、ソール部材を付け替えても、±0.5mmの範囲内にあれば、同様な打球感覚を得ることが可能である。
また、上記のようにホーゼル部材やソール部材を付け替えることで、ヘッドの総重量を軽くすることも可能であるが、そのようにヘッドを軽量化した場合、質量余力分については、それと同等の重量部材としてヘッド本体の適所に装着してヘッドのバランスを調整するようにしても良い。
図9及び図10は、上記したホーゼル部材の変形例を示す図である。
上記したように、ホーゼル部材は、1つのヘッド本体に対して2種類以上、準備されるが、準備される各ホーゼル部材については、ライ角、ロフト角、フェース角を調整できるように、シャフト角調整機構を設けておくことも可能である。以下、ホーゼル部材に設けられるシャフト角調整機構50の一実施例について説明する。
シャフトの先端が嵌入、止着されるホーゼル部材10Dは、上記した実施形態と同様、ヘッド本体1Aのホーゼル部9に嵌入される。ホーゼル部材10Dの円筒嵌入部10a´は、均一な肉厚ではなく肉厚が変化するように形成されており、ホーゼル部9の開口穴9aに嵌入した際、円筒嵌入部10a´の軸線(ホーゼル部材10Dの内周面の中心軸線)X´は、開口穴9aの面内における交点Pxを基点としてホーゼル部9の中心軸線Xに対して交差する。このため、ホーゼル部材10Dをホーゼル部9に嵌入する際、ホーゼル部材を回動調整すると、ホーゼル部9の中心軸線Xに対する円筒嵌入部10a´の軸線X´は交点Pxを基点としてその傾斜状態を種々変更することが可能となる。すなわち、この傾斜状態が変わることで、ヘッド本体に対するシャフトの装着状態が変更できるため、ライ角、ロフト角、フェース角を調整することが可能となる。
また、軸線Xと軸線X´の交点Pxをヘッドの重心Gよりも高い位置にすることで重心距離の調整も可能となる。例えば、図10に示すように、K方向にホーゼル部材10Dを向けることで、それまでの重心距離Lは、重心距離L´となって短くすることができ、更に、重い方のホーゼル部材を用いることで、重心位置はヒール側に変位することから、その重心距離L´をより短く調整することが可能となる。
ヘッド本体1Aのホーゼル部9の開口穴9aの奥側の内周壁には、周方向に沿って連続的に凹凸9bが形成されており、その底部9cの中央には開口9dが形成されている。この底部9cは、ソール側5Aに形成されている円形開口5hを介して露出しており、この円形開口5hから止めネジ52を挿入できるようになっている。
一方、ホーゼル部材10Dには、嵌入されるシャフトが突き当てられる底壁の下方側に円筒突部10dが形成されており、その内面には雌ネジ部が形成されると共に、その外面には、周方向に沿って連続的に凹凸10fが形成されている。この凹凸10fは、ホーゼル部材10Dをホーゼル部9に嵌入すると、前記凹凸9bと係合してヘッド本体(ホーゼル部材10D)の回転止め機能を果たす。また、ホーゼル部材が回転止めされた状態で前記止めネジ52を円筒突部10dの雌ネジ部に螺入することで、ホーゼル部材10Dはヘッド本体に対して抜け止めされる。すなわち、止めネジ52を緩めてホーゼル部材10Dをホーゼル部9から軸方向に引き抜き、周方向に回転させて再びホーゼル部材10Dをホーゼル部9に嵌入し、この状態(凹凸9b,凹凸10f同士が嵌合した状態)で止めネジ52を螺入することでヘッド本体に対するシャフトの角度が変更され、ライ角、ロフト角、フェース角を調整することが可能となる。このようなシャフト角の調整については、ユーザ自ら行なっても良いし、スイングの特徴を計測しながらゴルフショップ等で行なうようにしても良い。
上記したように、本実施形態では、ヘッド本体1Aに対して、ホーゼル部材及びソール部材を付け替えることで、重心距離L及び重心Gの高さ等、ヘッドの重量バランスを細かく調整することが可能であり、さらに交換される各ホーゼル部材に、上記のようなシャフト角調整機構を設けておくことで、ライ角等を調整することが可能となる。
したがって、例えば、狙った飛距離を正確に打つことを重視するヘッドスピードの速いゴルファーでは、ホーゼル部材を重いものに付け替えて重心距離を短くし、更に、ソール部材を重いものに付け替えることで、上下方向の慣性モーメントを効果的に高め上下の打点ブレに強くなる。この場合、ホーゼル部材を交換するに際して、上記したシャフト角調整機構によって、前記軸線X´方向となるように調整することで、より効果的に重心距離を短くでき、方向性、飛距離の安定に適したゴルフクラブにカスタマイズすることができる。すなわち、本実施形態では、ホーゼル部材及びソール部材による重量バランス調整に加え、シャフト角調整機構によるシャフト調整によって、より広範囲で細かいヘッドの微調整を行なうことが可能となる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記した実施形態に示す構造に限定されることは無く、種々変形して実施することが可能である。
本発明は、ヘッド本体に対して着脱されるホーゼル部材が2つ以上あれば良く、更に、ソール部材を交換するのであれば、着脱されるソール部材が2つ以上あれば良い。この場合、複数準備される各ホーゼル部材、及び、各ソール部材の形状、材質、ヘッド本体に対する装着の仕方(接合面や締結方法等)については上記した実施形態に限定されることはなく、種々変形することが可能である。また、ヘッド本体の形状についても、適宜、変形することが可能であり、各ホーゼル部材に設けられるシャフト角調整機構についても、適宜変形することが可能である。
また、本発明において、上記したヘッド本体及びホーゼル部材については、複合材で構成(ヘッド本体を、例えばチタン、カーボン、ステンレス等の異種材料を組み合わせて構成する、ホーゼル部材を、例えばステンレスとタングステンを組み合わせたもの、或いは、アルミ合金やステンレスを組み合わせて構成する等)してもよく、その場合の比重については、比重=総重量/総体積(中空部を除く)によって定義される。
1 ヘッド(中空ゴルフクラブヘッド)
1A ヘッド本体
2 フェース部
3 クラウン部
5 ソール部
5A ソール側
10,10A,10B,10C ホーゼル部材
30,30A,30B ソール部材
40 締結部材

Claims (8)

  1. ヘッド本体のクラウン部のフェース・ヒール側から上方に突出するように設けられたホーゼル部の開口穴に、シャフトの先端部が嵌合・止着されるホーゼル部材が交換可能に着脱される中空構造の金属製のゴルフクラブヘッドであって、
    前記交換されるホーゼル部材は、重量が異なる2つ以上のタイプを備えており、
    軽い方のホーゼル部材は、前記ヘッド本体の構成材料よりも低比重材料で構成され、重い方のホーゼル部材は、前記ヘッド本体の構成材料よりも高比重材料で構成されていることを特徴とするゴルフクラブヘッド。
  2. 前記交換可能な2つ以上のホーゼル部材は、同一形状であることを特徴とする請求項1に記載のゴルフクラブヘッド。
  3. 前記重い方のホーゼル部材は、軽い方のホーゼル部材に対して、軸長方向長さがグリップ側に長く形成されていることを特徴とする請求項1に記載のゴルフクラブヘッド。
  4. 前記ヘッド本体に対して、ソール部材が交換可能に着脱され、
    前記交換されるソール部材は、重量が異なる2つ以上のタイプを備えていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のゴルフクラブヘッド。
  5. 前記重量が異なる2つ以上のタイプのソール部材の内、軽量のソール部材の重心高さは、それよりも重いソール部材の重心高さに対して、低くなるように構成されていることを特徴とする請求項4に記載のゴルフクラブヘッド。
  6. 中空構造の金属製のゴルフクラブヘッドのヘッド本体に対して交換可能に着脱され、ヘッドの重量バランスを調整可能にする重量バランス調整部材であって、
    前記重量バランス調整部材は、同一のヘッド本体のクラウン部のフェース・ヒール側から上方に突出するように設けられたホーゼル部の開口穴に対して着脱される重量が異なる2つ以上のホーゼル部材を備えており、
    軽い方のホーゼル部材は、前記ヘッド本体の構成材料よりも低比重材料で構成され、重い方のホーゼル部材は、前記ヘッド本体の構成材料よりも高比重材料で構成されていることを特徴とする重量バランス調整部材。
  7. 前記重量が異なるそれぞれのホーゼル部材は、前記ヘッド本体のホーゼル部の内面に嵌合する円筒嵌入部と、円筒嵌入部の上端に形成され、円筒嵌入部よりも大径の露出部と、を備えていることを特徴とする請求項6に記載の重量バランス調整部材。
  8. 前記重量バランス調整部材は、同一のヘッド本体に対して着脱される重量が異なる2つ以上のソール部材を備えており、
    軽量のソール部材の重心高さは、それよりも重いソール部材の重心高さに対して、低くなるように構成されていることを特徴とする請求項6に記載の重量バランス調整部材。
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