JP6327503B2 - テープカートリッジ - Google Patents

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Description

本発明は、印字機構を備えた印刷装置に装着して用いられるテープカートリッジに関する。
テープに印字を行う印字機構を備えた印刷装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。この従来技術では、装置内で搬送されるテープのテープ幅方向の基準位置と、印字機構による印字形成基準位置との位置ズレによって、テープに形成される印字の偏り等が発生した場合、これを印字制御により是正する手法が開示されている。
特開2005−186583号公報
上記従来技術においては、上記位置ズレが生じたときに、ユーザが位置ズレ量を補正値として装置側へ入力する。これにより、以降、印字機構による上記印字形成基準位置が補正されて上記の位置ズレが解消されるよう、印字機構への印字制御が行われる。したがって、位置ズレの発生のたびに上記補正値の入力が必要となってユーザの操作労力が煩雑となると共に、当該補正値に基づく複雑な上記印字制御が必須となっていた。
本発明の目的は、複雑な印字制御等を行わなくても、テープに対し形成される印字の偏りの発生等を防止できる、テープカートリッジを提供することにある。
上記目的を達成するために、本願発明は、第1テープを繰り出し可能に第1軸線まわりに巻回した第1テープロールと、前記第1テープロールから繰り出し搬送される前記第1テープの少なくとも一部を第2軸線まわりに巻き取って巻回する第2テープロールと、を有し、かつ、前記第1テープに印字形成を行う印字機構が、装置筐体の少なくとも一部の上方を開閉可能な開閉カバーに対し前記第1テープのテープ幅方向に移動自在に設けられた印刷装置に装着される、テープカートリッジであって、前記開閉カバーの開き状態においては前記印字機構に設けた被当接部から離間するとともに、前記開閉カバーの閉じ状態においては前記印字機構の前記被当接部に当接して当該印字機構を前記テープ幅方向に位置決めする、位置決め当接部と、前記第1テープを、テープ横断面を前記第1軸線及び前記第2軸線に平行な第1方向としたテープ姿勢で通過させ、かつ当該通過時におけるテープ幅方向両端部に接触し当該テープ幅方向のガイドを行う、第1ガイド部材と、前記第1ガイド部材を着脱可能に構成されたガイド着脱部と、前記第1テープロールから繰り出されて搬送される前記第1テープの少なくとも一部を巻き取って巻回する第2テープロールと、前記第1テープロールと前記第2テープロールとを連結するように設けられた連結アームと、を有し、前記位置決め当接部は、前記連結アームのうち前記テープ幅方向一方側と他方側との両側に設けられており、前記テープ幅方向一方側の位置決め当接部は、下方かつ前記テープ幅方向の他方側に向かって傾斜状に延びる延設部とこの延設部の下側に位置する鉛直面とを備え、前記印字機構の前記テープ幅方向一方側の前記被当接部に当接し、前記テープ幅方向他方側の位置決め当接部は、下方かつ前記テープ幅方向の一方側に向かって傾斜状に延びる延設部とこの延設部の下側に位置する鉛直面とを備え、前記印字機構の前記テープ幅方向他方側の前記被当接部に当接し、前記連結アームは、前記印字機構に備えられた印字ヘッドとの間に前記第1テープを挟持して搬送を行う搬送ローラを収納するローラ収納部を有し、前記テープ幅方向一方側及び他方側の前記位置決め当接部は、それぞれ、前記ローラ収納部の近傍に設けられていることを特徴とする。
本願発明のテープカートリッジは、印字機構を備えた印刷装置に装着されて用いられる。すなわち、テープカートリッジが装着されると、第1テープロールから繰り出された第1テープに対し、印字機構によって所望の印字が形成される。このとき、本願発明では、印刷装置の装置筐体の少なくとも一部が開閉カバーによって開閉可能に構成されており、上記印字機構は当該開閉カバーに設けられて開閉カバーが閉じた状態で印字形成動作が実行される。
ここで、上記のように印字機構が開閉カバーに設けられる構成の場合、装置筐体側で繰り出される上記第1テープのテープ幅方向の基準位置(例えば幅方向中心)と、上記印字機構による印字形成基準位置(例えば印字形成範囲の中心位置)との相対位置が、開閉カバーの開閉動作のための装置各部のガタ等によって、(本来設定されている位置関係から)テープ幅方向にズレる可能性がある。そのような場合には、第1テープに対し形成される印字が例えばテープ幅方向の片側に偏る等、印字品質の低下が生じるおそれがある。
そこで、本願発明においては、開閉カバーに対し印字機構を上記テープ幅方向に移動自在に設けると共に、テープカートリッジ側に、上記移動自在な印字機構に対する位置決めを行う位置決め当接部が設けられる。そして、印字機構には、これに対応した被当接部が設けられる。
そして、位置決め当接部は、開閉カバーが開き状態にあるときには、印字機構の上記被当接部から離間する一方、開閉カバーが閉じ状態にあるときには、当該被当接部に当接する。これにより、上記テープ幅方向に移動自在な印字機構を、テープ幅方向に位置決めする。この結果、複雑な印字制御等を行わなくても、第1テープに対し形成される印字における前述の偏りの発生等を防止し、印字品質を向上することができる。
本発明によれば、複雑な印字制御等を行わなくても、テープに対し形成される印字の偏りの発生等を防止することができる。
本発明の一実施形態に係わるテープ印刷装置の外観を表す斜視図である。 テープ印刷装置の内部構造を表す側断面図である。 テープ印刷装置の第1開閉カバー、第2開閉カバー、及び前方側開閉カバーが開いた状態の外観を表す斜視図である。 テープ印刷装置の第1開閉カバー、第2開閉カバー、及び前方側開閉カバーを開けてテープカートリッジ及びインクリボンカートリッジを取り外した状態を表す斜視図である。 テープカートリッジの全体構成を表す上方からの斜視図である。 インクリボンカートリッジの全体構成を表す斜視図である。 テープカートリッジの全体構成を表す下方からの斜視図である。 テープ繰り出し時におけるテープカートリッジの全体構成を表す斜視図である。 第1開閉カバーが閉じる直前の状態を表す斜視図である。 テープ印刷装置の制御系の構成を表す機能ブロック図である。
以下、本発明の一実施の形態について図面を参照しつつ説明する。なお、図面中に「前方」「後方」「左方」「右方」「上方」「下方」の注記がある場合は、明細書中の説明における「前方(前)」「後方(後)」「左方(左)」「右方(右)」「上方(上)」「下方(下)」とは、その注記された方向を指す。
<テープ印刷装置の概略構成>
まず、図1〜図4を参照しつつ、本実施形態に係わるテープ印刷装置の概略構成について説明する。
<筐体>
図1〜図4において、本実施形態のテープ印刷装置1(テープ処理装置、印刷装置に相当)は、装置外郭を構成する筐体2(装置筐体に相当)を有している。筐体2は、筐体本体2aと、後方側開閉部8と、前方側開閉カバー9と、を備えている。
筐体本体2a内には、後方側に設けられた第1収納部3と、前方側に設けられた第2収納部5及び第3収納部4と、が備えられている。
後方側開閉部8は、筐体本体2aの後方側の上部に対し開閉可能に接続されている。この後方側開閉部8は、回動することで、第1収納部3の上方を開閉可能である。この後方側開閉部8は、第1開閉カバー8a及び第2開閉カバー8bにより構成されている。なお、これら第1開閉カバー8a及び第2開閉カバー8bが、各請求項記載の開閉カバーに相当している。
第1開閉カバー8aは、筐体本体2aの後方側の上部に設けられた所定の回動軸心K1まわりに回動することで、第1収納部3のうち前方側の上方を開閉可能である。詳細には、第1開閉カバー8aは、第1収納部3のうち前方側の上方を覆う閉じ位置(図1、図2の状態)から、第1収納部3のうち前方側の上方を露出させる開き位置(図3、図4の状態)までの間で回動可能である。
第1開閉カバー8aの内部には、ヘッド保持体10(印字機構に相当)が設けられている(図3も参照)。そして、第1開閉カバー8aは、上記の回動軸心K1まわりに回動することで、ヘッド保持体10に備えられた印字ヘッド11を、筐体本体2aに設けられた搬送ローラ12に対して相対的に離反・近接可能である。詳細には、第1開閉カバー8aは、印字ヘッド11が搬送ローラ12に対して近接した閉じ位置(図1、図2の状態)から、印字ヘッド11が搬送ローラ12から離反した開き位置(図3、図4の状態)までの間で回動可能である。
第2開閉カバー8bは、上記第1開閉カバー8aよりも後方側に設けられており、筐体本体2aの後方側の上端部に設けられた所定の回動軸心K2まわりに回動することで、第1収納部3のうち後方側の上方を、上記第1開閉カバー8aの開閉とは別個に開閉可能である。詳細には、第2開閉カバー8bは、第1収納部3のうち後方側の上方を覆う閉じ位置(図1及び図2の状態)から、第1収納部3のうち後方側の上方を露出させる開き位置(図3及び図4の状態)までの間で回動可能である。
そして、これら第1開閉カバー8a及び第2開閉カバー8bは、それぞれが閉じ状態であるときに、当該第1開閉カバー8aの外周部18と当該第2開閉カバー8bの縁部19とが互いに略接触して、第1収納部3の上方の略全部を覆うように構成されている。
前方側開閉カバー9は、筐体本体2aの前方側の上部に対し開閉可能に接続されている。この前方側開閉カバー9は、筐体本体2aの前方側の上端部に設けられた所定の回動軸心K3まわりに回動することで、第3収納部4の上方を開閉可能である。詳細には、前方側開閉カバー9は、第3収納部4の上方を覆う閉じ位置(図1、図2の状態)から、第3収納部4の上方を露出させる開き位置(図3、図4の状態)までの間で回動可能である。
<被印字テープロール及びその周辺>
このとき、図2〜図4に示すように、筐体本体2aにおける、閉じ状態での前方側開閉カバー9の下方にある第1所定位置13には、テープカートリッジTK(図2参照)が着脱可能に装着される。このテープカートリッジTKは、軸心O1(第1軸線に相当)まわりに巻回形成された被印字テープロールR1(第1テープロールに相当)を備えている。
すなわち、テープカートリッジTKは、図5に示すように、被印字テープロールR1と、連結アーム16とを備えている。連結アーム16は、後方側(連結方向一方側に相当)に設けられた左・右一対の第1ブラケット部20,20と、前方側(連結方向他方側に相当)に設けられた左・右一対の第2ブラケット部21,21とを備えている。
第1ブラケット部20,20は、上記被印字テープロールR1を、軸心O1に沿った左・右両側から挟みこむようにし、テープカートリッジTKが筐体本体2aに装着された状態では被印字テープロールR1を当該軸心O1まわりに回転可能に保持する(保持の詳細構造は後述)。これら第1ブラケット部20,20は、上端部において左右方向に略沿って延設された第1接続部22により被印字テープロールR1の外径との干渉を回避しつつ接続されている。
被印字テープロールR1は、テープカートリッジTKが筐体本体2aの内部に装着された際には回転自在となる。被印字テープロールR1は、繰り出しにより消費される被印字テープ150(後述する被印字層154、基材層153、粘着剤層152、剥離材層151を備える。図2中拡大図参照)を、あらかじめ左右方向の軸心O1まわりに巻回している。
第1収納部3には、上記テープカートリッジTKの装着によって、被印字テープロールR1が上方から受け入れられ、被印字テープ150の巻回の軸心O1が左右方向となる状態で収納される。そして、被印字テープロールR1は、第1収納部3に収納された状態(テープカートリッジTKが装着された状態)において当該第1収納部3内で所定の回転方向(図2中のA方向)に回転することで、被印字テープ150を繰り出す。
本実施形態では、粘着性を備えた被印字テープ150が用いられる場合を例示している。すなわち、被印字テープ150は、被印字層154、基材層153、粘着剤層152、剥離材層151が、厚さ方向一方側(図2中の上方側)から他方側(図2中の下方側)へ向かって、この順序で積層されている。被印字層154は、上記印字ヘッド11によるインクの熱転写によって所望の印字部155(図2中の部分拡大図参照)が形成される層である。粘着剤層152は、基材層153を適宜の被着体(図示省略)に貼り付けるための層である。剥離材層151は、粘着剤層152を覆う層である。
<搬送ローラ及び印字ヘッド>
図2〜図4に戻り、筐体本体2aにおける第1収納部3及び第2収納部5の中間上方側には、上記搬送ローラ12(搬送手段に相当)が設けられている。搬送ローラ12は、筐体本体2aの内部に設けられた搬送用モータM1(駆動手段に相当)によりギア機構(図示省略)を介して駆動されることで、第1収納部3に収納された被印字テープロールR1から繰り出される被印字テープ150を、テープ幅方向が左右方向となるテープ姿勢で搬送する。
また、第1開閉カバー8aに設けられた上記ヘッド保持部10には、上記印字ヘッド11が備えられている。印字ヘッド11は、上述したように、第1開閉カバー8aが回動軸心K1まわりに回動することで、搬送ローラ12に対して相対的に離間・近接可能である。すなわち、第1開閉カバー8aが閉じ状態となると、印字ヘッド11が搬送ローラ12に近接し、第1開閉カバー8aが開き状態となると、印字ヘッド11が搬送ローラ12から離間する。この印字ヘッド11は、搬送ローラ12により搬送される被印字テープ150を当該搬送ローラ12と協働して挟持するように、ヘッド保持部10のうち閉じ状態での第1開閉カバー8aにおいて搬送ローラ12の上方に対向する位置に配置されている。したがって、第1開閉カバー8aが閉じ状態である場合には、印字ヘッド11と搬送ローラ12とは、互いに上下方向に対向して配置される。そして、印字ヘッド11は、搬送ローラ12との間に挟まれた状態の被印字テープ150の被印字層154に対し、後述するインクリボンカートリッジRKのインクリボンIBを用いて所望の印字を形成して、印字済みテープ150′とする。
<インクリボンカートリッジ>
図2及び図3に示すように、筐体本体2aにおける閉じ状態での第1開閉カバー8aの下方でかつテープカートリッジTKの上方となる第2所定位置14(所定部位に相当)には、インクリボンカートリッジRKが着脱可能に装着される。インクリボンカートリッジRKの詳細構造を図6に示す。
図6に示すように、インクリボンカートリッジRKは、カートリッジ筐体80と、未使用のインクリボンIBを繰り出し可能に巻回したリボン繰り出しロールR4と、リボン巻き取りロールR5とを備えている。カートリッジ筐体80は、後方側の繰り出しロール収納部81と、前方側の巻き取りロール収納部82と、それら両収納部81,82を連結する連結部83と、を有している。連結部83は、リボン繰り出しロールR4から繰り出された上記インクリボンIBをカートリッジ筐体80外に露出させるようにしつつ、上記巻き取りロール収納部82と上記繰り出しロール収納部81とを連結する。
繰り出しロール収納部81は、略半円筒の上部81a(一方側部分)と、下部81bと、が組み合わされることにより構成されている。リボン繰り出しロールR4は、繰り出しロール収納部81内において回転自在に支持されており、インクリボンカートリッジRKが装着された状態において所定の回転方向(図2中のD方向)に回転することで、印字ヘッド11による印字形成を行うためのインクリボンIBを繰り出す。
巻き取りロール収納部82は、略半円筒の上部82aと、下部82bと、が組み合わされることにより構成されている。リボン巻き取りロールR5は、巻き取りロール収納部82内において回転自在に支持されており、インクリボンカートリッジRKが装着された状態において所定の回転方向(図2中のE方向)に回転することで、印字形成後の使用済みのインクリボンIBを巻き取る。
すなわち、図2において、リボン繰り出しロールR4から繰り出されるインクリボンIBは、印字ヘッド11と搬送ローラ12との間に挟まれた状態の被印字テープ150のさらに印字ヘッド11側に配置されて印字ヘッド11の下方に接触する。そして、印字ヘッド11からの加熱によりインクリボンIBのインクが、被印字テープ150の被印字層154に転写されて印字形成が実行された後、使用済みのインクリボンIBが、リボン巻き取りロールR5に巻き取られる。
<剥離材ロール及びその周辺>
図5に示すように、テープカートリッジTKの連結アーム16は、例えば略水平なスリット形状を含む引き剥がし部17を備えている。この引き剥がし部17は、被印字テープロールR1から繰り出されて前方側へと搬送される印字済みテープ150′から、剥離材層151を引き剥がす部位である。上記のようにして印字が形成された印字済みテープ150′は、図2に示すように、上記引き剥がし部17によって上記剥離材層151が引き剥がされることで、剥離材層151と、それ以外の被印字層154、基材層153及び粘着剤層152からなる印字済みテープ150″とに分離される。
テープカートリッジTKは、図2及び図5に示すように、上記引き剥がされた剥離材層151が軸心O3(第2軸線に相当)まわりに巻回されることで形成される、上記剥離材ロールR3(第2テープロールに相当)を有している。すなわち、上述したテープカートリッジTKの装着によって、剥離材ロールR3が上方から上記第2収納部5に受け入れられ、剥離材層巻回用の軸心O3が左右方向となる状態で収納される。そして、剥離材ロールR3は、第2収納部5に収納された状態(テープカートリッジTKが装着された状態)において、筐体本体2aの内装基板2bに設けられた剥離紙巻取用モータM3によりギア機構(図示省略)を介して駆動され、第2収納部5内で所定の回転方向(図2中のC方向)に回転することで、剥離材層151を巻き取る。
このとき、図5に示すように、テープカートリッジTKの上記第2ブラケット部21,21は、上記剥離材ロールR3を、軸心O3に沿った左・右両側から挟みこむようにし、テープカートリッジTKが筐体本体2aに装着された状態では剥離材ロールR3を当該軸心O3まわりに回転可能に保持する。これら第2ブラケット部21,21は、上端部において左右方向に略沿って延設された第2接続部23により接続されている。そして、後方側の第1ブラケット部20,20及び第1接続部22と、前方側の第2ブラケット部21,21及び第2接続部23とは、左・右一対のロール連結ビーム部24,24により連結されている。
なお、図7、及び上記図5、図8に示すように、左・右一対のロール連結ビーム部24,24それぞれの略中間には、テープカートリッジTKが筐体本体2aに装着された状態において上記搬送ローラ12の上半部が収納される、略半円弧凹状のローラ収納部25,25が設けられている。
また、図5中では、軸心O3まわりに剥離材層151が巻回され剥離材ロールR3が形成される前の状態(未使用のテープカートリッジTKである場合)を示している。すなわち、当該剥離材層151の幅方向両側を挟み込むように設けられている略円形の上記ロールフランジ部f3,f4を図示するとともに、便宜的に剥離材ロールR3が形成される箇所に符号「R3」を付している。
<印字済みテープロール及びその周辺>
一方、図2及び図4に示すように、上記第3収納部4には、上記印字済みテープ150″を順次巻回するための、巻き取り機構40が上方から受け入れられる。巻き取り機構40は、印字済みテープ150″の巻回の軸心O2が左右方向となる状態で、軸心O2まわりに回転可能に支持されるように収納される。そして、巻き取り機構40が、第3収納部4に収納された状態において、筐体本体2aの内部に設けられた粘着巻き取り用モータM2により不図示のギア機構を介して駆動され、第3収納部4内で所定の回転方向(図2中のB方向)に回転することで、印字済みテープ150″を巻き取って積層する。これにより、巻き取り機構40の外周側に印字済みテープ150″が順次巻回されて、印字済みテープロールR2が形成される。
<カッター機構30>
また、図2に示すように、テープ搬送方向に沿って印字ヘッド11の下流側でかつ印字済みテープロールR2の上流側に、カッター機構30が設けられている。
カッター機構30は、詳細な図示を省略するが、可動刃と、可動刃を支持しテープ幅方向(言い替えれば左右方向)に走行可能な走行体とを有している。そして、カッターモータ(図示せず)の駆動により走行体が走行し可動刃がテープ幅方向に移動することで、上記印字済みテープ150″を幅方向に切断する。
<テープ印刷装置の動作の概略>
次に、上記構成のテープ印刷装置1の動作の概略について説明する。
すなわち、上記第1所定位置13にテープカートリッジTKが装着されると、筐体本体2aの後方側に位置する第1収納部3に被印字テープロールR1が収納され、筐体本体2aの前方側に位置する第2収納部5に剥離材ロールR3を形成する軸心O3側が収納される。また、筐体本体2aの前方側に位置する第3収納部4には、印字済みテープロールR2を形成するための巻き取り機構40が収納される。
このとき、搬送ローラ12が駆動されると、第1収納部3に収納された被印字テープロールR1の回転により繰り出される被印字テープ150が、前方側へ搬送される。そして、搬送される被印字テープ150の被印字層154に対し、印字ヘッド11により所望の印字が形成されて、印字済みテープ150′となる。印字形成された印字済みテープ150′は、さらに前方側へ搬送されて引き剥がし部17まで搬送されると、当該引き剥がし部17において剥離材層151が引き剥がされて印字済み粘着テープ150″となる。引き剥がされた剥離材層151は、下方側へ搬送されて第2収納部5へ導入され、当該第2収納部5内において巻回されて剥離材ロールR3が形成される。
一方、剥離材層151が引き剥がされた印字済み粘着テープ150″は、さらに前方側へ搬送されて第3収納部4へ導入され、当該第3収納部4内の巻き取り機構40の外周側に巻回されて印字済みテープロールR2が形成される。その際、搬送方向下流側(すなわち前方側)に設けられたカッター機構30が印字済み粘着テープ150″を切断する。これにより、ユーザの所望のタイミングで、印字済みテープロールR2に巻回されていく印字済み粘着テープ150″を切断し、切断後は印字済みテープロールR2を第3収納部4から取り出すことができる。
なおこのとき、図示による説明を省略するが、被印字テープロールR1に、非粘着テープ(上記粘着剤層152及び剥離材層151のないもの)が巻回されていても良い。この場合においても、第1収納部3には、テープカートリッジTKの装着によって、非粘着テープが巻回された被印字テープロールR1が上方から受け入れられ、非粘着テープの巻回の軸心O1が左右方向となる状態で収納される。そして、被印字テープロールR1は、第1収納部3に収納された状態(テープカートリッジTKが装着された状態)において当該第1収納部3内で所定の回転方向(図2中のA方向)に回転することで、非粘着テープを繰り出す。
またこのとき、上記非粘着テープ(又は上記被印字テープ150でもよい)の搬送経路を、印字済みテープロールR2へ向かう側と排出口(図示省略)へ向かう側との相互間で切り替える、シュート15(図2参照)が配されていても良い。すなわち、切替レバー(図示省略)によるシュート15の切替操作でテープ経路を切り替えることで、印字形成後の非粘着テープ(又は印字済みテープ150″)を後述のように第3収納部4内において巻回することなく、筐体2の例えば第2開閉カバー8b側に設けた排出口(図示省略)から、そのまま筐体2外部へ排出するようにしても良い。
<テープ幅方向及びテープ上下方向のガイド機構>
本実施形態の特徴の1つは、上記テープカートリッジTKにおいて、被印字テープ150の搬送円滑化のために設けられるガイド部材にある。以下、その詳細を、順を追って説明する。
<第1ガイド部材>
上述したように、本実施形態では、上述したように被印字テープロールR1と剥離材ロールR3とを連結アーム16で一体化した構成において、上述のようなテープ搬送を円滑に行うために、図5及び図8に示すように、連結アーム16のうち、テープ搬送経路に沿った上記引き剥がし部17の近傍で、かつ上記ロール連結ビーム部24,24の間に、上向き開口の凹部26(ガイド着脱部に相当)が形成されている。
上記凹部26には、第1ガイド部材27が着脱可能に装着される。第1ガイド部材27は、後方側の左・右両側において上方へ突出するガイド突起27a,27bと、前方側の左・右両側において上方へ突出するガイド突起27c,27dと、を備えている。これらのガイド突起27a〜dにより、第1ガイド部材27は、凹部26に装着された状態において、被印字テープロールR1から繰り出された被印字テープ150に対応した印字済みテープ150′(図8参照)を、テープ横断面を左右方向(水平方向。第1方向に相当)としたテープ姿勢で通過させると共に、当該通過時におけるテープ幅方向両端部に略接触し当該テープ幅方向のガイドを行う(図8参照)。これにより、円滑なテープ搬送を確実に行うことができる。
図5及び図8に示すように、第1ガイド部材27は、上記ロール連結ビーム部24,24の内側に固定される、左・右一対の基板部27e,27eを備えている。基板部27e,27e間の前端部及び後端部には、当該基板部27e,27eから下向きに突出し、上記凹部26に嵌合する凸部27f,27fが設けられている。このとき、基板部27e,27e間の前端部において、上記ガイド突起27c,27dが上向きに突出している。また、基板部27e,27e間の後端部において、上記ガイド突起27a,27bが上向きに突出している。ガイド突起27aとガイド突起27b、ガイド突起27cとガイド突起27dは、搬送されてくる印字済みテープ150′のテープ幅方向寸法(所望の幅方向寸法)と略等しい離間距離で互いに離間して配置されており、印字済みテープ150′のテープ幅方向両端部にそれぞれ略接触する。
すなわち、連結アーム16のロール連結ビーム部24,24間の凹部26に対し、上方から凸部27f,27fを嵌め込むようにして、被印字テープ150の種類(テープ幅方向寸法)に対応した1つの第1ガイド部材27が装着される。これにより、搬送されてくる印字済みテープ150′は、凹部26に保持された状態の第1ガイド部材27のガイド突起27a,27b間及びガイド部27c,27d間を、テープ幅方向を左右方向としたテープ姿勢で通過する。このとき、当該ガイド部突起27a,27bの内側及びガイド部突起27c,27dの内側に、印字済みテープ150′のテープ幅方向両端部が略接触して、当該テープ幅方向のガイドがそれぞれ行われる。これにより、印字済みテープ150′を円滑に通過させることができる。
<第2ガイド部材>
また、本実施形態においては、上記第1ガイド部材27に加え、舌片状の第2ガイド部材28が設けられる。第2ガイド部材28は、上記のようにして第1ガイド部材27によりテープ幅方向をガイドされつつ通過する印字済みテープ150′の上側部分に略接触し、これによって当該上下方向におけるガイドを行う。
第2ガイド部材28は、上記第1接続部22と一体的に構成されている。そして、第2ガイド部材28は、凹部26内において、左・右一対のロール連結ビーム24,24の後方側から前方側(言い換えれば粘着テープロールR1側から剥離材テープロールR3側)へと突出するように設けられている。
<ヘッド保持体の位置決め>
本実施形態の他の特徴は、ヘッド保持体10が左右方向(言いかえれば上記テープ幅方向)に可動に設けられており、当該ヘッド保持体10の上記左右方向における位置決めを、テープカートリッジTK側において行うことにある。以下、その内容を順を追って説明する。
<印字の偏り等の発生>
本実施形態のテープ印刷装置1のように、ヘッド保持体10が第1開閉カバー8aに設けられる構成の場合、装置筐体2a側で繰り出される上記被印字テープ150のテープ幅方向の基準位置(例えば幅方向中心)と、上記ヘッド保持体10による印字形成基準位置(例えば印字形成範囲の中心位置)との相対位置が、第1開閉カバー8aの開閉動作のための装置各部のガタ等によって、本来設定されている位置関係からテープ幅方向にズレる可能性がある。そのような場合には、被印字テープ150に対し形成される印字が例えばテープ幅方向の片側に偏る等、印字品質の低下が生じるおそれがある。
<被当接部と位置決め当接部>
そこで、本実施形態においては、第1開閉カバー8a内部のヘッド保持体10(図3参照)は、図示しない適宜の支持構造により、当該第1開閉カバー8aに対し左右方向に移動自在に支持されている。また、ヘッド保持体10の左右両側に、下方に向けて突起片状となった左・右一対の被当接部10a,10aが設けられている。
一方、上記に対応して、連結アーム16の左右一対のロール連結ビーム24,24の各ローラ収納部25,25の近傍において、左・右位置決め当接部29,29が、互いに逆ハの字状で下方に延設されている。このとき、位置決め当接部29,29は、ロール連結ビーム24の上端縁から下方内側に向けて傾斜状に延びており、それら位置決め当接部29,29の各下端側には鉛直面となっている。そして、第1開閉カバー8aの閉じ状態では、図9に示すように、右側の位置決め当接部29はヘッド保持体10の右側の被当接部10aに当接し、左側の位置決め当接部29はヘッド保持体10の左側の被当接部10aに当接する。これにより、位置決め当接部29,29は、ヘッド保持体10をテープ幅方向に位置決めすることができる。
<制御系>
次に、図10を用いて、テープ印刷装置1の制御系について説明する。図10において、テープ印刷装置1には、所定の演算を行う演算部を構成するCPU212が備えられている。CPU212は、RAM213及びROM214に接続されている。CPU212は、RAM213の一時記憶機能を利用しつつROM214に予め記憶されたプログラムに従って信号処理を行い、それによってテープ印刷装置1全体の制御を行う。
また、CPU212は、上記搬送ローラ12を駆動する上記搬送用モータM1の駆動制御を行うモータ駆動回路218と、上記印字済みテープロールR2を駆動する上記粘着巻取用モータM2の駆動制御を行うモータ駆動回路219と、上記剥離材ロールR3を駆動する上記剥離紙巻取用モータM3の駆動制御を行うモータ駆動回路220と、上記印字ヘッド11の発熱素子の通電制御を行う印字ヘッド制御回路221と、適宜の表示を行う表示部215と、ユーザが適宜に操作入力可能な操作部216と、に接続されている。
ROM214には、所定の制御処理を実行するための制御プログラムが記憶されている。RAM213には、例えば不図示のPCから受信した画像データ形式の印刷データを、上記被印字層154の所定の印字領域に印字するためのドットパターンデータに展開して記憶する、イメージバッファ213aが備えられている。CPU212は、ROM214に記憶された適宜の制御プログラムによって、搬送ローラ12により被印字テープ150を繰り出しつつ、イメージバッファ213aに記憶された印刷データに従って、印字ヘッド制御回路221を介し印字ヘッド11により当該印刷データに対応した印刷を行う。
<本実施形態による効果>
以上説明したように、本実施形態においては、テープカートリッジTKにおいて、第1ガイド部材27と第2ガイド部材28とが設けられる。これにより、前述したように、第1ガイド部材27によるテープ幅方向のガイドと、第2ガイド部材28によるテープ幅方向に直交する方向のガイドと、により、テープの円滑な搬送を行うことができる。特に、第1ガイド部材27のみを用いてテープ幅方向のガイドのみを行う場合に生じうる、テープの幅方向端部における第1ガイド部材27への乗り上げ等の発生を第2ガイド部材28によって確実に防止できるので、円滑なテープ搬送を確実に行うことができる。
一方、ユーザの好みや用途により、互いに幅方向寸法が異なる種々の被印字テープ150が用いられる場合がある。それら複数種類の被印字テープ150それぞれに対応して、被印字テープロールR1、剥離材ロールR3、連結アーム16、第1ガイド部材27、及び第2ガイド部材28を、幅方向寸法ごとに別々に用意し、各幅方向寸法ごとに別個のテープカートリッジTKを構築すると、製造すべき品数や製造工程が煩雑となり、製造コストの高騰を招く。
そこで本実施形態では、凹部26及び第2ガイド部材28を含む連結アーム16は、互いに幅方向寸法が異なる上記複数種類の被印字テープ150で共通とする。そして、その共通の連結アーム16及び凹部26に対し、各テープ幅方向寸法ごとに別個の被印字テープロールR1、剥離材テープロールR3、及び第1ガイド部材27を用意して組み立てる構成とする。またこのとき、本実施形態では、互いに異なる複数種類の被印字テープ150に対し、それぞれのテープ幅方向寸法に対応した第1ガイド部材27が個別に用意され、使用可能となっている。そして、各被印字テープ150にそれぞれ対応した各第1ガイド部材27を適宜に選択し、連結アーム16に設けた凹部26に装着することで、印字済みテープ150′の幅方向両端部のガイドを行う。これにより、印字済みテープ150′を円滑に通過させることができる。
以上の結果、ユーザのニーズに応じて複数種類の被印字テープ150を使用可能としつつその搬送円滑化を図る構成において、(凹部26及び第2ガイド部材28を含む)連結アーム16を当該複数種類の被印字テープ150で共通化することができる。これにより、被印字テープロールR1、剥離材テープロールR3、連結アーム16、第1ガイド部材27、第2ガイド部材28のすべてを、幅方向寸法ごとに別々に用意する場合に比べて、製造コストの低減を図ることができる。
また、本実施形態においては特に、第2ガイド部材28は、凹部26内において、後方側から前方側へ突出するように設けられる。これにより、左・右ロール連結ビーム24,24間の凹部26に対し、各種類の被印字テープ150に対応した第1ガイド部材27を上方から装着して当該被印字テープ150のテープ幅方向両端部を確実にガイドするとともに、当該被印字テープ150の上側の面を第2ガイド部材28で確実にガイドすることができる(図8参照)。
また、本実施形態においては特に、第2ガイド部材28は、連結アーム16の第1接続部22と一体的に構成されている。これにより、互いに幅方向寸法が異なる複数種類の被印字テープ150に対し、1つの第2ガイド部材28を確実に共通に設けることができる。
また、本実施形態においては、第1開閉カバー8aに対しヘッド保持体10を上記テープ幅方向に移動自在に設けると共に、テープカートリッジTK側に、上記移動自在なヘッド保持体10に対する位置決めを行う位置決め当接部29が設けられる。そして、ヘッド保持体10には、これに対応した被当接部10aが設けられる。そして、位置決め当接部29は、第1開閉カバー8aが開き状態にあるときには、ヘッド保持体10の上記被当接部20bから離間する一方、第1開閉カバー8aが閉じ状態にあるときには、当該被当接部10aに当接する。これにより、上記テープ幅方向に移動自在なヘッド保持体10を、テープ幅方向に位置決めする。この結果、複雑な印字制御等を行わなくても、印字済みテープ150′,150″に形成される印字における前述の偏りの発生等を防止し、印字品質を向上することができる。
また、本実施形態においては、特に、テープ幅方向の両側それぞれに設けた2つの位置決め当接部29,29により、左側からのヘッド保持体10の位置決めと右側からのヘッド保持体10の位置決めとの両方を行うことができる。これにより、上記印字の偏りの発生を確実に防止し、印字品質を確実に向上することができる。
また、本実施形態においては、特に、2つの位置決め当接部29,29が、搬送ローラ12を収納するローラ収納部25の近傍に設けられる。印字ヘッド11は、搬送ローラ12との間で被印字テープ150を挟持した状態で印字形成を行うことから、上記2つの位置決め当接部29,29は、印字が形成される位置の近傍で前述の位置決めを行うこととなる。この結果、印字品質をさらに確実に向上することができる。
以上においては、本発明を、被印字テープ150に対し印字を行うテープ印刷装置1に適用した場合を例にとって説明したが、これに限られず、テープに対し印字以外の処理を行うテープ印刷装置に適用することも可能である。
なお、以上において、図10に示す矢印は信号の流れの一例を示すものであり、信号の流れ方向を限定するものではない。
また、以上既に述べた以外にも、上記実施形態や各変形例による手法を適宜組み合わせて利用してもよい。
その他、一々例示はしないが、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更が加えられて実施されるものである。
1 テープ印刷装置
3 第1収納部
5 第2収納部
10 ヘッド保持体(印字機構)
10a 被当接部
11 印字ヘッド
12 搬送ローラ
16 連結アーム
20 第1ブラケット部
21 第2ブラケット部
22 第1接続部
23 第2接続部
24 ロール連結ビーム部
25 ローラ収納部
26 凹部(ガイド着脱部)
29 位置決め当接部
O1 第1軸心(第1軸線)
03 第2軸心(第2軸線)
R1 被印字テープロール(第1テープロール)
R3 剥離材ロール(第2テープロール)
TK テープカートリッジ

Claims (1)

  1. 第1テープを繰り出し可能に第1軸線まわりに巻回した第1テープロールと、前記第1テープロールから繰り出し搬送される前記第1テープの少なくとも一部を第2軸線まわりに巻き取って巻回する第2テープロールと、を有し、かつ、前記第1テープに印字形成を行う印字機構が、装置筐体の少なくとも一部の上方を開閉可能な開閉カバーに対し前記第1テープのテープ幅方向に移動自在に設けられた印刷装置に装着される、テープカートリッジであって、
    前記開閉カバーの開き状態においては前記印字機構に設けた被当接部から離間するとともに、前記開閉カバーの閉じ状態においては前記印字機構の前記被当接部に当接して当該印字機構を前記テープ幅方向に位置決めする、位置決め当接部と、
    前記第1テープを、テープ横断面を前記第1軸線及び前記第2軸線に平行な第1方向としたテープ姿勢で通過させ、かつ当該通過時におけるテープ幅方向両端部に接触し当該テープ幅方向のガイドを行う、第1ガイド部材と、
    前記第1ガイド部材を着脱可能に構成されたガイド着脱部と、
    前記第1テープロールから繰り出されて搬送される前記第1テープの少なくとも一部を巻き取って巻回する第2テープロールと、
    前記第1テープロールと前記第2テープロールとを連結するように設けられた連結アームと、
    を有し、
    前記位置決め当接部は、
    前記連結アームのうち前記テープ幅方向一方側と他方側との両側に設けられており、
    前記テープ幅方向一方側の位置決め当接部は、下方かつ前記テープ幅方向の他方側に向かって傾斜状に延びる延設部とこの延設部の下側に位置する鉛直面とを備え、前記印字機構の前記テープ幅方向一方側の前記被当接部に当接し、
    前記テープ幅方向他方側の位置決め当接部は、下方かつ前記テープ幅方向の一方側に向かって傾斜状に延びる延設部とこの延設部の下側に位置する鉛直面とを備え、前記印字機構の前記テープ幅方向他方側の前記被当接部に当接し、
    前記連結アームは、
    前記印字機構に備えられた印字ヘッドとの間に前記第1テープを挟持して搬送を行う搬送ローラを収納するローラ収納部を有し、
    前記テープ幅方向一方側及び他方側の前記位置決め当接部は、それぞれ、前記ローラ収納部の近傍に設けられている
    ことを特徴とするテープカートリッジ。
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