JP6327347B2 - スイッチング電源装置 - Google Patents

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Description

本発明は、コンバータを備えるスイッチング電源装置に関する。
コンバータを備えるスイッチング電源にあって、異常を検出したり動作状態を検出したりするために、コンバータ部の電圧や電流を測定することが行われている。また、配線中の抵抗や基準電圧のばらつきといった要因により生じた出力電圧の誤差(ズレ)を、工場出荷時に記憶装置に保持して補正することが行われている。
例えば、特許文献1には、DC−DCコンバータからなる電源の異常を検出して、異常時には入力電圧がそのまま負荷側に出力されることを防止する電源故障検出回路が開示されている。この特許文献1では、負荷側へ出力する出力線に直列接続したスイッチ素子に流れ込む入力電流、及びスイッチ素子の両端に掛かる電圧に基づいてスイッチ素子の故障の前兆を検出する。また、特許文献2には、工場出荷時に検出された負荷電圧に基づいて算出された閾値をEEPROMに記憶させ、当該閾値と負荷電圧とを比較することで、高い精度で負荷側の異常を検出する電源装置が開示されている。
特開2013−78203号公報 特開2009−100496号公報
しかしながら、一般的に、回路の途中には外部から電圧を測定するための測定用端子を備えていないため、特許文献1のように、スイッチ素子の両端電圧を直接測定して電圧値を補正することができない。また、該スイッチ素子の両端電圧を検出して電圧値を補正しようとする場合、検出用の端子を別途設ける必要がある。このような端子を設けることは、部品点数が増加し、装置が大型化するといった問題がある。
また、工場出荷時に測定される負荷電圧は、精度の高い測定によって得られる値である。したがって、特許文献2のような補正手法を用いる場合においても、回路の途中に外部から電圧を測定するための測定用端子が必要になってしまう。
そこで、本発明の目的は、電圧検出用端子を設けることなく、回路の途中における電圧を検出することができ、当該測定結果を補正することができるスイッチング電源装置を提供することにある。
本発明は、電圧入力部に入力される入力電圧を、スイッチ素子のオンオフにより所定電圧に変換するコンバータと、前記コンバータの入力側又は出力側に直列接続された、スイッチ特性を有する第1半導体素子と、前記コンバータに接続された前記第1半導体素子の第1端の電圧である第1電圧を検出する第1電圧検出回路と、前記第1半導体素子の第2端の電圧である第2電圧を検出する第2電圧検出回路と、前記第1電圧検出回路及び第2電圧検出回路により検出される検出信号を基準電圧と比較してサンプリングするサンプリング手段と、前記サンプリング手段により生成される電圧データを用いて所定の算出式により前記第1電圧及び前記第2電圧の測定値を算出する電圧算出部と、前記算出式の係数を記憶する記憶手段と、前記電圧算出部が算出した前記第1電圧及び前記第2電圧の測定値を外部装置へ送信し前記係数を外部装置から受信する通信手段と、を備え、前記第1電圧検出回路及び前記第2電圧検出回路は、同一仕様の素子で構成された同一回路であり、前記第1電圧検出回路及び第2電圧検出回路により検出される検出信号をサンプリングするサンプリング手段の基準電圧は同一であり、前記第1電圧及び前記第2電圧の測定値を算出する前記所定の算出式及び前記算出式に用いる係数は同一である、ことを特徴とする。
この構成では、コンバータに接続される第1半導体素子の両端子電圧(第1電圧及び第2電圧)を検出した場合、検出用回路の各素子の影響による検出結果に誤差は含むものの、誤差のばらつきが無い(小さい)。このため、両端子電圧それぞれに対して、同様に誤差の影響がなくなるように測定値の算出を行うことができる。第1半導体素子がコンバータの入力側に接続されている場合には、第1半導体素子の第2電圧はスイッチング電源装置の入力端子の電圧を直接測定すればよい。また、第1半導体素子がコンバータの出力側に接続されている場合には、第1半導体素子の第2電圧はスイッチング電源装置の出力端子の電圧を直接測定すればよい。
この直接測定した入力電圧(又は出力電圧)測定値と、検出回路で検出した第2電圧から得られる測定値とが一致するように、検出回路の検出信号から測定値を算出する算出式に用いる係数を算出し記憶させる。そして、第1半導体素子とコンバータとの間の検出回路の検出信号から第1電圧測定値を算出する算出式に同様の係数を用いることで、誤差のない(小さい)第1電圧の測定値も算出できる。したがって、第1電圧を直接測定する測定用端子を設けることなく、第1電圧の測定値を補正でき、小型で高効率なスイッチング電源装置を構成することができる。
前記第1電圧検出回路及び前記第2電圧検出回路は、抵抗分圧回路であることが好ましい。この構成では、簡易な構成で第1電圧及び第2電圧を検出できる。
前記抵抗分圧回路の各抵抗素子は製造ロットが同じであることが好ましい。この構成では、検出回路の各素子の影響による検出結果のばらつきをより小さくできる。
前記抵抗分圧回路の各抵抗素子は、一つの薄膜ネットワーク抵抗の素子であることが好ましい。この構成では、検出回路の各素子に起因する誤差をより小さくできる。
前記第1電圧検出回路は出力部に第1バッファを有し、前記第2電圧検出回路は出力部に第2バッファを有することが好ましい。この構成では、抵抗分圧回路の参照電圧を安定して生成でき、電圧検出結果の誤差を小さくできる。
前記第1バッファ及び前記第2バッファはそれぞれ、オペアンプを有する同一構成の回路であり、前記オペアンプは一つのチップ内に設けられたオペアンプであることが好ましい。この構成では、バッファの影響による誤差をなくすことができる。
前記第1半導体素子はMOS−FETであることが好ましい。この構成では、コンバータが故障等したときに、MOS−FETをオフにすることで、スイッチング電源装置から過電圧が出力されることを防止できる。
前記第1半導体素子はダイオードであることが好ましい。この構成では、例えば、スイッチング電源装置にバッテリを接続する場合において、極性を逆にしてそのバッテリを接続したとき、バッテリからの逆流を防止することができる。
前記第1半導体素子は前記コンバータの出力側に接続され、前記コンバータの入力側に接続されたスイッチ特性を有する第2半導体素子と、前記コンバータに接続された前記第2半導体素子の第1端の電圧である第3電圧を検出する第3電圧検出回路と、前記第2半導体素子の第2端の電圧である第4電圧を検出する第4電圧検出回路と、前記第3電圧検出回路及び第4電圧検出回路により検出される検出信号を基準電圧と比較してサンプリングするサンプリング手段と、前記サンプリング手段により生成される電圧データを用いて所定の算出式により前記第3電圧及び前記第4電圧の測定値を算出する電圧算出部と、前記算出式の係数を記憶する記憶手段と、前記電圧算出部が算出した前記第3電圧及び前記第4電圧の測定値を外部装置へ送信し前記係数を外部装置から受信する通信手段と、を備え、前記第3電圧検出回路及び前記第4電圧検出回路は、同一仕様の素子で構成された同一回路であり、前記第3電圧検出回路及び第4電圧検出回路により検出される検出信号をサンプリングするサンプリング手段の基準電圧は同一であり、前記第3電圧及び前記第4電圧の測定値を算出する前記所定の算出式及び前記算出式に用いる係数は同一である、ことが好ましい。
この構成では、コンバータの入力電圧及び出力電圧の何れに対しても、その測定値を補正でき、小型で高効率なスイッチング電源装置を構成することができる。
前記第3電圧検出回路及び前記第4電圧検出回路は、抵抗分圧回路であることが好ましい。この構成では、簡易な構成で第3電圧及び第4電圧を検出できる。
前記抵抗分圧回路の各抵抗素子は製造ロットが同じであることが好ましい。この構成では、検出回路の各素子の影響による検出結果のばらつきをより小さくできる。
前記抵抗分圧回路の各抵抗素子は、一つの薄膜ネットワーク抵抗の素子であることが好ましい。この構成では、検出回路の各素子に起因する誤差をより小さくできる。
前記第3電圧検出回路は出力部に第3バッファを有し、前記第4電圧検出回路は出力部に第4バッファを有することが好ましい。この構成では、抵抗分圧回路の参照電圧を安定して生成でき、電圧検出結果の誤差を小さくできる。
前記第3バッファ及び前記第4バッファはそれぞれ、オペアンプを有する同一構成の回路であり、前記オペアンプは一つのチップ内に設けられたオペアンプであることが好ましい。この構成では、バッファの影響による誤差をなくすことができる。
前記第2半導体素子はMOS−FETであることが好ましい。この構成では、コンバータが故障等したときに、MOS−FETをオフにすることで、スイッチング電源装置から過電圧が出力されることを防止できる。
前記第2半導体素子はダイオードであることが好ましい。この構成では、例えば、スイッチング電源装置にバッテリを接続する場合において、極性を逆にしてそのバッテリを接続したとき、バッテリからの逆流を防止することができる。
本発明によれば、回路途中にコンバータと第1半導体素子との間の第1電圧を直接測定する測定用端子を設けることなく、第1電圧の測定値を補正でき、小型で出力電圧精度の高いスイッチング電源装置を構成することができる。
実施形態1に係るスイッチング電源装置の回路図 マイクロコントローラがADコンバータを一つ有している場合を示す図 マイクロコントローラがADコンバータを二つ有している場合を示す図 実施形態2に係るスイッチング電源装置の回路図 実施形態3に係るスイッチング電源装置の回路図 実施形態4に係るスイッチング電源装置の回路図 実施形態5に係るスイッチング電源装置の回路図 実施形態6に係るスイッチング電源装置の回路図
(実施形態1)
図1は実施形態1に係るスイッチング電源装置101の回路図である。
スイッチング電源装置101の電圧入力部P11,P12には直流電源E1が接続されている。また、スイッチング電源装置101の電圧出力部P21,P22にはバッテリE2が接続されている。スイッチング電源装置101は、直流電源E1からの直流電圧を降圧し、バッテリE2に出力する。バッテリE2は、その電圧を充電する。
電圧入力部P11,P12には入力コンデンサC1を介して、同期整流型の降圧コンバータ10が接続されている。降圧コンバータ10は、スイッチ素子Q1,Q2、インダクタL1及びキャパシタC2を備えている。スイッチ素子Q1,Q2はn型MOS−FETであり、後述の制御回路11によりゲート信号が印加されてスイッチング制御される。
スイッチング電源装置101は、降圧コンバータ10のフィードバック制御のために出力電圧を検出する抵抗分圧回路を備えている。この抵抗分圧回路は、抵抗R11,R12から構成されている。抵抗分圧回路により検出された出力電圧は、制御回路11に入力される。
制御回路11は、基準電圧Vref、誤差増幅器111、コンパレータ112及び三角波発振器113を備えている。誤差増幅器111の非反転入力端子(+)には基準電圧Vrefが入力され、反転入力端子(−)には抵抗R11,R12の接続点が接続される。この基準電圧Vrefは、後述のマイクロコントローラ13により値が調整される。誤差増幅器111は、各入力端子に入力された電圧の誤差を増幅して、コンパレータ112の非反転入力端子(+)へ出力する。
コンパレータ112の反転入力端子(−)には、三角波発振器113が接続されている。コンパレータ112は、誤差増幅器111からの出力電圧と、三角波発振器113からの出力電圧とを比較し、比較結果に応じたデューティのPWM変調信号を生成する。スイッチ素子Q1のゲートには、コンパレータ112が生成したPWM変調信号が入力される。また、スイッチ素子Q2のゲートには、コンパレータ112が生成したPWM変調信号が、反転回路114により反転されて入力される。
制御回路11は、抵抗分圧回路による電圧検出結果に基づいて、降圧コンバータ10の出力電圧が規定値となるように、スイッチ素子Q1,Q2をスイッチング制御する。例えば、直流電源E1から直流電圧が入力された場合、降圧コンバータ10の出力電圧が一定電圧となるよう、制御回路11はスイッチ素子Q1,Q2をスイッチング制御し、スイッチング電源装置101から定電圧を出力する。
降圧コンバータ10の出力側にはスイッチ素子Q3が接続されている。スイッチ素子Q3はn型MOS−FETであり、本発明に係る「第1半導体素子」に相当する。スイッチ素子Q3は、そのドレインが降圧コンバータ10に接続され、ソースが電圧出力部P21に接続されている。スイッチ素子Q3は保護スイッチである。
スイッチ素子Q3は、マイクロコントローラ13によりスイッチング制御される。マイクロコントローラ13は、後述の入力側抵抗分圧回路により検出された電圧が閾値を超えた場合、スイッチ素子Q3をオフにする。これにより、降圧コンバータ10のスイッチ素子Q1が故障等によりドレイン・ソース間がショートした場合、バッテリE2へ過電圧が印加されることを防止できる。また、電圧出力部P21,P22に極性を誤って逆にしてバッテリE2が接続としても、スイッチ素子Q3のボディーダイオードに逆バイアスがかかるので、スイッチ素子Q3のオフ時に、バッテリE2から逆流することはない。
スイッチ素子Q3の入出力側それぞれには、入力側抵抗分圧回路と出力側抵抗分圧回路とを備えている。入力側抵抗分圧回路は、本発明に係る「第1電圧検出回路」に相当する。入力側抵抗分圧回路は抵抗R21,R22,R23を備え、スイッチ素子Q3への入力電圧を検出する。出力側抵抗分圧回路は、本発明に係る「第2電圧検出回路」に相当する。出力側抵抗分圧回路は抵抗R31,R32,R33を備え、スイッチ素子Q3からの出力電圧を検出する。スイッチ素子Q3への入力電圧は、降圧コンバータ10の出力電圧でもあり、以下、中間バス電圧という。中間バス電圧は、本発明に係る「第1電圧」に相当し、出力電圧は、本発明に係る「第2電圧」に相当する。
入力側抵抗分圧回路、及び出力側抵抗分圧回路の出力は、バッファBf1,Bf2を介して、マイクロコントローラ13に接続されている。バッファBf1,Bf2は電圧フォロア回路である。このバッファBf1,Bf2を抵抗分圧回路の出力に接続することで、抵抗分圧回路の参照信号を安定的にマイクロコントローラ13へ出力できる。
入力側抵抗分圧回路及び出力側抵抗分圧回路は、同一素子が同様に接続された回路である。具体的には、抵抗R21,R31が同一仕様の素子であり、抵抗R22,R32が同一仕様の素子であり、抵抗R23,R33が同一仕様の素子である。そして、抵抗R21,R22,R23が直列接続され、抵抗R31,R32,R33も直列接続されている。ここで、同一仕様の素子とは、公称抵抗値が同じであることに加え、耐圧仕様や誤差許容範囲やサイズなどの製品仕様が同じ、いわゆる品番が同じであることを意味している。また、製造ロットが同じであることが望ましい。また、抵抗R21,R31、抵抗R22,R32、及び抵抗R23,R33それぞれは、検出回路の各素子に起因する誤差をより小さくするために、一つの薄膜ネットワーク抵抗素子であることが望ましい。
このように、入力側抵抗分圧回路、及び出力側抵抗分圧回路を、同一仕様の素子で同一構成の回路とすることで、それぞれの回路が電圧を検出した検出結果に含まれる、素子の影響による誤差は略同じ(小さい)である。したがって、誤差を含む検出結果を補正する場合、入力側抵抗分圧回路及び出力側抵抗分圧回路それぞれに対して、同じ補正値を用いた補正を行える。補正については後述する。
マイクロコントローラ13はコントローラ駆動電源VDDにより動作し、CPU131、ADコンバータ132、メモリ133及びDAコンバータ134を備えている。マイクロコントローラ13は、スイッチ素子Q3をオンオフする。また、マイクロコントローラ13は、外部入出力部P3を通じて、外部装置(不図示)とデータ通信を行う。なお、CPU131は、本発明に係る「電圧算出部」に相当する。
マイクロコントローラ13は、入力側抵抗分圧回路及び出力側抵抗分圧回路からの参照信号をADコンバータ132によりA−D変換し、中間バス電圧及び出力電圧を検出する。ADコンバータ132によりA−D変換された出力電圧は、本発明に係る「電圧データ」に相当する。また、ADコンバータ132は、本発明に係る「サンプリング手段」に相当する。マイクロコントローラ13は、ADコンバータを一つ有していてもよいし、二つ有していてもよい。
図2は、マイクロコントローラ13がADコンバータを一つ有している場合を示す図である。図3は、マイクロコントローラ13がADコンバータを二つ有している場合を示す図である。
図2の場合、マイクロコントローラ13は、ADコンバータ132の前段にマルチプレクサ(MPX)13Aを有し、入力側抵抗分圧回路及び出力側抵抗分圧回路からの参照信号の一方をADコンバータ132へ入力する。図3の場合、マイクロコントローラ13は、同じ基準電圧で駆動する二つのADコンバータ132A,132Bを有し、ADコンバータ132A,132Bそれぞれには、入力側抵抗分圧回路及び出力側抵抗分圧回路のそれぞれが接続される。ADコンバータ132A,132Bそれぞれは、複数のコンパレータで、アナログの入力信号を電源電圧VDDから分圧した複数の基準電圧と比較し、エンコーダで、その比較結果からアナログ値をデジタル値に変換する。なお、本実施例ではADコンバータの基準電圧をコントローラ駆動電源VDDとしているが、これとは別の基準電圧発生回路を備えてADコンバータ132A,132Bの基準電圧としてもよい。
なお、図3の場合、ADコンバータ132A及びADコンバータ132Bは、本発明に係る「サンプリング手段」に相当する。
マイクロコントローラ13は、出力側抵抗分圧回路で検出したスイッチ素子Q3の出力電圧データを、外部入出力部P3を通じて外部装置へ出力する。外部装置は、例えば工場出荷時にスイッチング電源装置101の評価を行う評価装置である。この外部装置は、スイッチング電源装置101のマイクロコントローラ13が検出した電圧測定値を補正する際に用いる算出式の係数を算出する。外部装置は、その係数の算出を、例えばスイッチング電源装置101の工場出荷前に行う。以下に、係数の補正について説明する。
マイクロコントローラ13が検出する中間バス電圧の測定値には、入力側抵抗分圧回路の抵抗R21,R22,R23の各素子の影響による誤差及びADコンバータ132の基準電圧による誤差が含まれている。このため、マイクロコントローラ13は、中間バス電圧の測定値を補正する必要がある。
この係数を算出する場合、降圧コンバータ10の中間バス電圧を直接測定し、その測定値と、入力側抵抗分圧回路で検出した測定値とを比較する必要がある。しかしながら、一般に、回路の途中に測定用の端子はなく、降圧コンバータ10の中間バス電圧を直接測定することができない。そこで、本実施形態では、外部装置は、電圧出力部P21,P22からスイッチング電源装置101の出力電圧を測定し、その測定値と、出力側抵抗分圧回路で測定した、スイッチ素子Q3の出力電圧とを比較する。そして、外部装置は、降圧コンバータ10の出力電圧測定値を算出する式の係数を算出する。
前記の通り、入力側抵抗分圧回路と出力側抵抗分圧回路との各素子、及びその回路構成及びADコンバータ132の基準電圧は同じである。すなわち、入力側抵抗分圧回路からの信号の検出結果と、出力側抵抗分圧回路からの信号の検出結果とには、同じ素子の影響に起因した誤差が含まれる。したがって、出力側抵抗分圧回路について係数を算出すれば、その係数は、入力側抵抗分圧回路に対しても用いることができる。
ここで、出力側抵抗分圧回路により検出された、スイッチ素子Q3の出力電圧の値をx、その出力電圧の補正後の電圧値をyとする。マイクロコントローラ13は、出力側抵抗分圧回路からスイッチ素子Q3の出力電圧を検出すると、y=ax+bの式を用いて、補正後の電圧値を演算する。
抵抗R31,R32,R33による電圧の分圧比、及びADコンバータ132の分解能は既知である。また、外部装置には、高精度な測定装置により電圧出力部P21,P22で測定されたスイッチング電源装置101の出力電圧、すなわち、スイッチ素子Q3の出力電圧が入力される。この測定装置により測定された電圧値は、前記式のyとなる。外部装置は、測定装置により測定されたスイッチ素子Q3の出力電圧と、出力側抵抗分圧回路から検出したスイッチ素子Q3の出力電圧とを比較し、その比較結果と、既知の値とから、上記式の係数a,bを算出する。外部装置は、算出した係数a,bをスイッチング電源装置101のマイクロコントローラ13へ出力する。
マイクロコントローラ13は、外部装置から入力した補正値a,bをメモリ133に記憶する。補正値a,bをメモリ133に記憶しておくことにより、出荷後も高精度な出力電圧及び中間バス電圧の測定値が得られる。
以上説明したように、本実施形態に係るスイッチング電源装置101は、中間バス電圧を直接測定するための測定端子を設けることなく、中間バス電圧測定値の誤差を補正できる。
なお、本実施形態では、バッファBf1,Bf2を設けているが、必須ではない。ただし、バッファBf1,Bf2を設けることで、入力インピーダンスが高くなるので、ADコンバータ132の前段にある回路が、抵抗分圧回路の分圧比に影響が及ぶことを防止でき、マイクロコントローラ13は、より精度の高い検出結果を得ることができる。なお、バッファBf1,Bf2を設ける場合、バッファBf1,Bf2の影響による誤差のばらつきをなくすために、バッファBf1,Bf2は一つのICチップ内のオペアンプであることが好ましい。
(実施形態2)
図4は実施形態2に係るスイッチング電源装置102の回路図である。
この例では、スイッチング電源装置102は、図1に示すスイッチ素子Q3に代えて、ダイオードD1を備えている。ダイオードD1は、本発明に係る「第1半導体素子」に相当する。ダイオードD1は、そのアノードが降圧コンバータ10に接続され、カソードが電圧出力部P21に接続されている。なお、他の回路構成は実施形態1と同様である。ダイオードD1は、バッテリE2からの逆流を防止する。この場合、ダイオードD1のスイッチング制御は不要である。
(実施形態3)
図5は実施形態3に係るスイッチング電源装置103の回路図である。
スイッチング電源装置103は、実施形態1と同様、降圧コンバータ10と、降圧コンバータ10の出力側に接続されたスイッチ素子Q3とを備えている。この例では、スイッチ素子Q3は、実施形態1と反対方向に接続されている。詳しくは、スイッチ素子Q3は、そのソースが降圧コンバータ10に接続され、ドレインが電圧出力部P21に接続されている。
さらに、スイッチング電源装置103は、スイッチ素子Q3及び電圧出力部P21の間に設けられた電流検出回路14を備えている。電流検出回路14は、バッテリE2からの逆流を検出するための回路である。電流検出回路14は例えば抵抗であって、その抵抗の両端の電位差から流れる電流の方向を検出する。マイクロコントローラ13は、電流検出回路14により逆流を検出すると、スイッチ素子Q3をオフにする。これにより、逆流電流を防止できる。逆流防止にスイッチ素子Q3を用いることで、実施形態3に係るダイオードD1を用いた場合と比べ、導通損失を低減できる。
(実施形態4)
図6は実施形態4に係るスイッチング電源装置104の回路図である。
この例では、スイッチング電源装置104は、絶縁型の降圧コンバータ20を備えている。降圧コンバータ20は、キャパシタC3,C4、スイッチ素子Q5,Q6、降圧トランスT1、ダイオードD2,D3、インダクタL2を備えている。
スイッチ素子Q5,Q6は制御回路11により交互にオンオフされる。スイッチ素子Q6がオン、スイッチ素子Q5がオフのとき、降圧トランスT1の2次側のダイオードD2が導通しインダクタL2が励磁されるとともに、キャパシタC4に充電され、降圧コンバータ20から電圧が出力される。スイッチ素子Q6がオフ、スイッチ素子Q5がオンのとき、ダイオードD3が導通し、インダクタL2の励磁エネルギーが放出されるとともに、キャパシタC4に充電された電圧が降圧コンバータ20から出力される。
この回路構成においても、実施形態1と同様、抵抗R31,R32,R33からなる出力側抵抗分圧回路について係数を算出すれば、その係数は、抵抗R21,R22,R23からなる入力側抵抗分圧回路に対して用いて、中間バス電圧の誤差の補正を行える。このため、中間バス電圧を直接測定するための測定端子を設ける必要がない。
(実施形態5)
図7は、実施形態5に係るスイッチング電源装置105の回路図である。
スイッチング電源装置105は、電圧入力部P11,P12にバッテリE3が接続され、電圧出力部P21,P22に負荷Rが接続されている。そして、バッテリE3の電圧を降圧して負荷Rへ供給する。
スイッチング電源装置105は、実施形態1〜4と同様、降圧コンバータ10を備えているが、実施形態1〜4では、降圧コンバータ10は、電圧入力部P11,P12側に接続されているのに対し、本実施形態では、電圧出力部P21,P22側に接続されている。
降圧コンバータ10の入力側にはダイオードD4が接続されている。ダイオードD4は、本発明に係る「第1半導体素子」に相当する。ダイオードD4は、アノードが電圧入力部P11に接続され、カソードが降圧コンバータ10に接続されている。このダイオードD4は、極性を誤って逆にしてバッテリE3が接続されたとき、バッテリE3からの逆流を防止する。
ダイオードD4のアノード側には入力側抵抗分圧回路が接続され、カソード側には出力側抵抗分圧回路が接続されている。入力側抵抗分圧回路は抵抗R41,R42,R43を備え、ダイオードD4への入力電圧を検出する。出力側抵抗分圧回路は抵抗R51,R52,R53を備え、ダイオードD4からの出力電圧(以下、中間バス電圧という)を検出する。中間バス電圧は、本発明に係る「第1電圧」に相当し、ダイオードD4への入力電圧は、本発明に係る「第2電圧」に相当する。
入力側抵抗分圧回路及び出力側抵抗分圧回路の出力は、バッファBf3,Bf4を介して、マイクロコントローラ13に接続されている。バッファBf3,Bf4は電圧フォロア回路である。
入力側抵抗分圧回路及び出力側抵抗分圧回路は、同一素子が同様に接続された回路である。具体的には、抵抗R41,R51が同一仕様の素子であり、抵抗R42,R52が同一仕様の素子であり、抵抗R43,R53が同一仕様の素子である。そして、抵抗R41,R42,R43が直列接続され、抵抗R51,R52,R53も直列接続されている。
ここで、同一仕様の素子とは、公称抵抗値が同じであることに加え、耐圧仕様や誤差許容範囲やサイズなどの製品仕様が同じ、いわゆる品番が同じであることを意味している。また、製造ロットが同じであることが望ましい。また、抵抗R41,R51、抵抗R42,R52、及び抵抗R43,R53それぞれは、検出回路の各素子に起因する誤差をより小さくするために、一つの薄膜ネットワーク抵抗素子であることが望ましい。
本実施形態では、入力側抵抗分圧回路によりダイオードD4への入力電圧と、電圧入力部P11,P12で測定したスイッチング電源装置105の入力電圧とから、降圧コンバータ10の入力電圧を算出する式の係数を算出する。入力側抵抗分圧回路について係数を算出すれば、その係数は、出力側抵抗分圧回路に対しても用いることができる。これにより、実施形態1〜4と同様に、中間バス電圧を直接測定するための測定端子を設けることなく、中間バス電圧の誤差を補正できる。
(実施形態6)
図8は、実施形態6に係るスイッチング電源装置106の回路図である。
スイッチング電源装置106は、電圧入出力部P41,P42にバッテリE4が接続され、電圧入出力部P51,P52にバッテリE5が接続されている。電圧入出力部P41,P42には、バッテリE4を電源として駆動する負荷R1、及び、オルタネータ/モータ(以下,単にモータという)21が接続されている。電圧入出力部P51,P52には、バッテリE5を電源として駆動する負荷R2が接続されている。
スイッチング電源装置106は、電圧入出力部P41,P42から電圧入出力部P51,P52へ、又は、電圧入出力部P51,P52から電圧入出力部P41,P42へ、双方向へ電力を伝送する。電圧入出力部P41,P42から電圧入出力部P51,P52へ電力を伝送する場合、スイッチング電源装置106は、降圧チョッパ回路とみなされる。また、電圧入出力部P51,P52から電圧入出力部P41,P42へ電力を伝送する場合、スイッチング電源装置106は、昇圧チョッパ回路とみなされる。
スイッチング電源装置106は昇降圧回路30を備えている。昇降圧回路30は、キャパシタC3,C4、インダクタL3及びスイッチ素子Q4,Q5を備えている。昇降圧回路30は、スイッチ素子Q4,Q5をオンオフすることで、電圧入出力部P41,P42側から入力された電圧を降圧し、電圧入出力部P51,P52側から入力された電圧を昇圧する。
スイッチング電源装置106は、抵抗R61,R62とからなる第1抵抗分圧回路と、抵抗R63,R64とからなる第2抵抗分圧回路とを備えている。第1抵抗分圧回路は、昇圧動作を行うときのフィードバック制御のために、昇降圧回路30の出力電圧を検出する。第2抵抗分圧回路は、降圧動作を行うときのフィードバック制御のために、昇降圧回路30の出力電圧を検出する。第1抵抗分圧回及び第2抵抗分圧回により検出された出力電圧は、制御回路11に入力される。制御回路11は、抵抗分圧回路による電圧検出結果に基づいて、昇降圧回路30の出力電圧が規定値となるように、スイッチ素子Q4,Q5をスイッチング制御する。
電圧入出力部P41,P42と昇降圧回路30との間にはスイッチ素子Q6が接続されている。スイッチ素子Q6はMOS−FETであり、ソースが電圧入出力部P41に接続され、ドレインが昇降圧回路30に接続されている。スイッチ素子Q6のソース及びドレインそれぞれには、実施形態5と同様、抵抗R41,R42,R43からなる入力側抵抗分圧回路、及び抵抗R51,R52,R53からなる出力側抵抗分圧回路が接続されている。そして、入力側抵抗分圧回路及び出力側抵抗分圧回路の出力は、バッファBf5,Bf6を介して、マイクロコントローラ23に接続されている。
なお、バッファBf5,Bf6の影響による誤差のばらつきをなくすために、バッファBf5,Bf6は一つのICチップ内のオペアンプであることが好ましい。
スイッチ素子Q6は、極性を逆にしてバッテリE4が接続されたとき、バッテリE4からの逆流を防止する。
スイッチ素子Q6は、本発明に係る「第2半導体素子」に相当する。抵抗R41,R42,R43からなる入力側抵抗分圧回路は、本発明に係る「第4電圧検出回路」に相当する。また、抵抗R51,R52,R53からなる出力側抵抗分圧回路は、本発明に係る「第3電圧検出回路」に相当する。
電圧入出力部P51,P52と昇降圧回路30との間にはスイッチ素子Q3が接続されている。スイッチ素子Q3は、ソースが電圧入出力部P51に接続され、ドレインが昇降圧回路30に接続されている。スイッチ素子Q3のソース及びドレインそれぞれには、実施形態3と同様、抵抗R21,R22,R23からなる入力側抵抗分圧回路、及び抵抗R31,R32,R33からなる出力側抵抗分圧回路が接続されている。そして、入力側抵抗分圧回路、及び出力側抵抗分圧回路の出力は、不図示のバッファを介して、マイクロコントローラ23に接続されている。
スイッチ素子Q3は、本発明に係る「第1半導体素子」に相当する。抵抗R21,R22,R23からなる入力側抵抗分圧回路は、本発明に係る「第1電圧検出回路」に相当する。また、抵抗R31,R32,R33からなる出力側抵抗分圧回路は、本発明に係る「第2電圧検出回路」に相当する。
マイクロコントローラ23は、実施形態1〜5と同様に、コントローラ駆動電源VDDにより動作し、CPU、ADコンバータ、メモリ及びDAコンバータを備えている。マイクロコントローラ23は、スイッチ素子Q3,Q6をオンオフする。また、マイクロコントローラ23は、外部入出力部P6を通じて、外部装置(不図示)とデータ通信を行う。このADコンバータは、本発明に係る「サンプリング手段」に相当する。
このマイクロコントローラ23は、実施形態1〜5で説明したマイクロコントローラ13と同様の制御を行う。例えば、マイクロコントローラ23は、抵抗R31,R32,R33からなる出力側抵抗分圧回路で検出した電圧を外部装置へ出力する。その外部装置には、高精度な測定装置により電圧入出力部P51,P52で測定された電圧が入力される。外部装置は、測定装置により測定された電圧入出力部P51,P52での電圧と、出力側抵抗分圧回路で検出した電圧とを比較し、その比較結果と、抵抗R31等の既知の値とから、実施形態1で説明したy=ax+bの式の係数a,bを算出する。外部装置は、算出した係数a,bをスイッチング電源装置106のマイクロコントローラ23へ出力する。
マイクロコントローラ23は、外部装置から入力した補正値a,bをメモリに記憶する。マイクロコントローラ23は、スイッチング電源装置106の駆動時において、R21等からなる入力側抵抗分圧回路から電圧(以下、第1中間バス電圧という)を検出すると、メモリに記憶した補正値a,bを用いて、検出した第1中間バス電圧の誤差を補正する演算を行う。
同様に、マイクロコントローラ23は、抵抗R41,R42,R43からなる入力側抵抗分圧回路で検出した電圧を外部装置へ出力する。その外部装置には、高精度な測定装置により電圧入出力部P41,P42で測定された電圧が入力される。外部装置は、測定装置により測定された電圧入出力部P1,P2での電圧と、入力側抵抗分圧回路で検出した電圧とを比較し、その比較結果と、抵抗R41等の既知の値とから、前記式の係数a,bを算出する。外部装置は、算出した係数a,bをスイッチング電源装置106のマイクロコントローラ23へ出力する。
マイクロコントローラ23は、外部装置から入力した補正値a,bをメモリに記憶する。マイクロコントローラ23は、スイッチング電源装置106の駆動時において、R51等からなる出力側抵抗分圧回路から電圧(以下、第2中間バス電圧という)を検出すると、メモリに記憶した補正値a,bを用いて、検出した第2中間バス電圧の誤差を補正する演算を行う。
以上説明したように、本実施形態に係るスイッチング電源装置106は、第1中間バス電圧及び第2中間バス電圧を直接測定するための測定端子を設けることなく、第1中間バス電圧及び第2中間バス電圧測定値の誤差を補正できる。
10…降圧コンバータ
11…制御回路
13…マイクロコントローラ
14…電流検出回路
20…降圧コンバータ
23…マイクロコントローラ
30…昇降圧回路
101,102,103,104,105…スイッチング電源装置
111…誤差増幅器
112…コンパレータ
113…三角波発振器
114…反転回路
131…CPU
132…ADコンバータ
132A,132B…ADコンバータ
133…メモリ
134…DAコンバータ
Bf1…バッファ(第1バッファ)
Bf2…バッファ(第2バッファ)
Bf3…バッファ(第2バッファ)
Bf4…バッファ(第1バッファ)
Bf5…バッファ(第4バッファ)
Bf6…バッファ(第3バッファ)
D1,D2,D3,D4…ダイオード
E1,E2,E3,E4,E5,E6…バッテリ
Ein…直流電源
P11,P12…電圧入力部
P21,P22…電圧出力部
P3…外部入出力部
P41,P42…電圧入出力部
P51,P52…電圧入出力部
P6…外部入出力部
Q1,Q2,Q3,Q4,Q5,Q6…スイッチ素子
VDD…基準信号
Vref…基準電圧

Claims (16)

  1. 電圧入力部に入力される入力電圧を、スイッチ素子のオンオフにより所定電圧に変換するコンバータと、
    前記コンバータの入力側又は出力側に直列接続された、スイッチ特性を有する第1半導体素子と、
    前記コンバータに接続された前記第1半導体素子の第1端の電圧である第1電圧を検出する第1電圧検出回路と、
    前記第1半導体素子の第2端の電圧である第2電圧を検出する第2電圧検出回路と、
    前記第1電圧検出回路及び第2電圧検出回路により検出される検出信号を基準電圧と比較してサンプリングするサンプリング手段と、
    前記サンプリング手段により生成される電圧データを用いて所定の算出式により前記第1電圧及び前記第2電圧の測定値を算出する電圧算出部と、
    前記算出式の係数を記憶する記憶手段と、
    前記電圧算出部が算出した前記第1電圧及び前記第2電圧の測定値を外部装置へ送信し前記係数を外部装置から受信する通信手段と、
    を備え、
    前記第1電圧検出回路及び前記第2電圧検出回路は、同一仕様の素子で構成された同一回路であり、
    前記第1電圧検出回路及び第2電圧検出回路により検出される検出信号をサンプリングするサンプリング手段の基準電圧は同一であり、
    前記第1電圧及び前記第2電圧の測定値を算出する前記所定の算出式及び前記算出式に用いる係数は同一である、
    スイッチング電源装置。
  2. 前記第1電圧検出回路及び前記第2電圧検出回路は、抵抗分圧回路である、
    請求項1に記載のスイッチング電源装置。
  3. 前記抵抗分圧回路の各抵抗素子は製造ロットが同じである、請求項2に記載のスイッチング電源装置。
  4. 前記抵抗分圧回路の各抵抗素子は、一つの薄膜ネットワーク抵抗の素子である、請求項2又は3に記載のスイッチング電源装置。
  5. 前記第1電圧検出回路は出力部に第1バッファを有し、
    前記第2電圧検出回路は出力部に第2バッファを有する
    請求項1から4の何れかに記載のスイッチング電源装置。
  6. 前記第1バッファ及び前記第2バッファはそれぞれ、オペアンプを有する同一構成の回路であり、前記オペアンプは一つのチップ内に設けられたオペアンプである、請求項5に記載のスイッチング電源装置。
  7. 前記第1半導体素子はMOS−FETである、請求項1から6の何れかに記載のスイッチング電源装置。
  8. 前記第1半導体素子はダイオードである、請求項1から6の何れかに記載のスイッチング電源装置。
  9. 前記第1半導体素子は前記コンバータの出力側に接続され、
    前記コンバータの入力側に接続されたスイッチ特性を有する第2半導体素子と、
    前記コンバータに接続された前記第2半導体素子の第1端の電圧である第3電圧を検出する第3電圧検出回路と、
    前記第2半導体素子の第2端の電圧である第4電圧を検出する第4電圧検出回路と、
    前記第3電圧検出回路及び第4電圧検出回路により検出される検出信号を基準電圧と比較してサンプリングするサンプリング手段と、
    前記サンプリング手段により生成される電圧データを用いて所定の算出式により前記第3電圧及び前記第4電圧の測定値を算出する電圧算出部と、
    前記算出式の係数を記憶する記憶手段と、
    前記電圧算出部が算出した前記第3電圧及び前記第4電圧の測定値を外部装置へ送信し前記係数を外部装置から受信する通信手段と、
    を備え、
    前記第3電圧検出回路及び前記第4電圧検出回路は、同一仕様の素子で構成された同一回路であり、
    前記第3電圧検出回路及び第4電圧検出回路により検出される検出信号をサンプリングするサンプリング手段の基準電圧は同一であり、
    前記第3電圧及び前記第4電圧の測定値を算出する前記所定の算出式及び前記算出式に用いる係数は同一である、
    請求項1に記載のスイッチング電源装置。
  10. 前記第3電圧検出回路及び前記第4電圧検出回路は、抵抗分圧回路である、
    請求項9に記載のスイッチング電源装置。
  11. 前記抵抗分圧回路の各抵抗素子は製造ロットが同じである、請求項10に記載のスイッチング電源装置。
  12. 前記抵抗分圧回路の各抵抗素子は、一つの薄膜ネットワーク抵抗の素子である、請求項10又は11に記載のスイッチング電源装置。
  13. 前記第3電圧検出回路は出力部に第3バッファを有し、
    前記第4電圧検出回路は出力部に第4バッファを有する、
    請求項9から12の何れかに記載のスイッチング電源装置。
  14. 前記第3バッファ及び前記第4バッファはそれぞれ、オペアンプを有する同一構成の回路であり、前記オペアンプは一つのチップ内に設けられたオペアンプである、請求項13に記載のスイッチング電源装置。
  15. 前記第2半導体素子はMOS−FETである、請求項9から14の何れかに記載のスイッチング電源装置。
  16. 前記第2半導体素子はダイオードである、請求項9から14の何れかに記載のスイッチング電源装置。
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